Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話

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ハヌルとジョンウは酔って号泣して抱き合った翌朝、小っ恥ずかしくなり、ひどく後悔した。
顔を合わせて気まずい2人は、今後は酒に注意して近づかないようにしようと約束した。

母はハヌルとどう接していいのか手探りの感じ、能天気無職の弟バダは「姉さん、うつ病なんだって〜?無職なんだからゆっくり休んで〜」とあっけらかん。
バダのおかげで深刻な雰囲気を脱することができた。
「家族でオープンに話し合って助けよう!それが完治への近道!」と。
母は昨日の暴言を謝り、胸の内を話し泣き出した。
「これからはうつ病を克服できるよう何でもしてあげるから!」と。
そして、母とバダと叔父テソンでパーティーを開き、ハヌルを元気づける。
にぎやか家族の優しいおせっかいに、頭を抱えるハヌル。

ジョンウとギョンミンは弁護士の元で裁判の準備。
弁護士から、カン・ジンソク(事故当時、手術室にいた者の中で、1人だけ警察の取り調べを拒否した麻酔科医)が裁判で証言すると聞き驚く。

その夜、何者かが窓ガラスを割ってジョンウの部屋に侵入。
警察に通報したが、何も取られてはいなかった。
医療事故で死なせてしまったマカオ人女性の復讐をされるのではないかと、黒服の男に恐怖心を抱くようになっているジョンウ。
ハヌルは「大丈夫、無実なんだから。」と励まし、一晩ジョンウを家に泊めることにした。

ホンランは1人で退屈なハヌルのために、何か楽しめるものはないかと、動画を探す。
その中で、デヨンのチャンネルを見つけ「こんなバカな動画誰が見るのw」とけなしながら間違ってチャンネル登録をタップしてしまった。
デヨンは登録者が1人増えたと大喜び、“イ・ホンラン”という登録者名を胸に刻んだ。

ハヌルとジョンウは店先でアイスを食べる。
ハヌルは走り去る救急車を見て、人命を救ってる同期たちの傍ら、のんきにアイスを食べている自分に気を咎めた。
休みにやりたいことは「一晩中イカれたように論文を読みたい」と言うハヌルに、ジョンウは“遊び”を教えてやる必要があると考える。
そして、屋台でトッポギをたらふく食べ、ゲーセンでめいいっぱい遊んだ。
カラオケでは流行りの曲を全く知らず、勉強しかしてこなかったハヌルは未経験なことが多すぎると感じる。
「バカみたいな人生ね…頑張った結果、倒れてしまった。」とこぼすハヌル。
ジョンウは「せっかくだから、頑張らずに倒れてろ。この機会にちょっと休んでみよう、俺たち。」と励ました。
笑顔になるハヌル。
敵対していた2人だが、徐々に互いの印象が良くなりつつある。

翌朝、ハヌルは振り込まれた退職金の少なさに驚き、怒り心頭。
パワハラのキム教授が退職金を減らすため、勝手に契約社員扱いにしていたのだ。
ジョンウは、病院に押しかけてやる気満々のハヌルに、狭い世界でこれ以上問題を起こすと復帰しづらくなるから今は耐えるべきだとアドバイス

しかし、ハヌルはテハン大学病院に行き、同僚たちを呼び出す。
同僚たちも同様に契約社員にされており、抗議しに行こうと誘うが、事を荒立てたくない同僚たちはそれを拒否した。
「抗議なんかしたら教授に何をされるか分からない。辞めたハヌルとは立場が違う。もう訪ねてこないで。」と。

ジョンウは窓ガラス修理のお礼に、果物を持ってハヌルの家に。
本当は、退職金のことでハヌルが心配で様子を見に。
玄関に立った時、中から声が聞こえた。
バダが、ジョンウが医療訴訟中だと知ってしまい、母に報告していた。
「被疑者を匿ったと俺達が警察に疑われたら?先に調べるべきだった…」と。
果物を持ってトボトボと屋上に引き返すジョンウ。
その後ろ姿を見かけたハヌルは、そのまま屋上へ。
明らかに元気のないジョンウは、ハヌルを追い払って部屋に入ってしまう。
帰宅したハヌルは、母からジョンウが訴訟中であるのか聞かれる。
母は「関わっちゃダメよ」と釘を刺す。
ジョンウが元気のない理由を把握したハヌル。
なんとか励ましのメッセージを送ろうとするも、ジョンウの連絡先を知らないことに気付く。

ジョンウの元に弁護士から電話があり、カン・ジンソクが突然、裁判での証言を拒否したとのことだ。
ジョンウは急いでカン・ジンソクの今の職場へ会いに行くが、勤めて1ヶ月もたたないのに今日付けですでに退職したというのだ。
途方に暮れたジョンウは屋台でひとり酒して涙を流す。
ハヌルは部屋で何やら調べ物を始めた。

ハヌルは、退職金のことなど、もう頭から消えていた。

裁判の日
ハヌルは、マイナーな論文から、ワーファリン(抗凝固薬)常用した患者が手術中に死んだ症例がインドにあったことを突き止めた。
ジョンウの一件と同じ症例だ。

裁判ではカン・ジンソクの証言拒否のため、ジョンウは不利な状況にあった。
その時、法廷にハヌルが現れた。
証拠として調べ上げた同症例の資料を渡すも、裁判長は受理を保留し、次回の証拠として提出するように言われてしまった。
決定的証拠で状況を覆すことはできなかった。

裁判所の前で記者に囲まれるジョンウ。
少し離れた所にいるハヌルが、記者にぶつかられて転んだのを見て、すぐに駆けつけ、手を繋いで記者たちから逃げた。
そして、ジョンウの休院したクリニックに来て、ハヌルのケガの手当をする。
ジョンウは裁判のことよりも、ハヌルの退職金を心配した。
ハヌルもジョンウも、自分のことより互いのことを心配するようになっていた。
ジョンウは症例を調べ上げてくれたことに感謝を伝え、ハヌルは退職金で奢ると言う。
「今日は朝までとことん遊ぼう!」と言って、束草の海まで日の出を見に行くことに。
そして2人は車で出発。
到着するが、曇ってて日の出が全く見えない。
2人は「これもまた思い出」「日が昇らない私たちの人生みたい」と笑った。
2人は連絡先を交換し、たまに遊ぶ“友達”になろうと言って、握手を交わし、昇らない日を待ち続けた…

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Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

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第2話

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ハヌル『スランプは、いつ誰にでも起こり得る。いろいろな理由で訪れるものだ。』
ハヌルはゴミ箱から薬を拾い戻した。
すべてを失って屋根部屋に引っ越したジョンウに、母は、ジョンウの心配をするでもなく、アメリカ心臓協会の会長候補である父の功績に傷をつけるなと言い放った。

再会を果たしたハヌルとジョンウ。
ジョンウは、ここがハヌルの家だと分かると、すぐに紹介してくれたギョンミンに連絡して「気まずいどころじゃない!不幸のどん底に落ちた気分だ!人生最大の敵だ!」とクレームを入れた。
ギョンミンとハヌルの親友ホンランは先輩後輩関係で、部屋を探していたギョンミンにハヌルの家の屋根部屋が空室だと紹介したのだった。

ハヌルは、うつ状態であることをホンランに相談しようとしたが、うまく話せず。

すぐに出て行こうと考えたジョンウだったが、契約書に「賃貸人が本契約を一方的に終了した場合保証金は返還しない」と記されており、諦めざるを得ない。
夜、帰宅するハヌルを待ち構え、訴訟を抱えていて37億ウォンもの借金があり、生活が苦しいため、すぐに出ていくことができない旨を伝えた。
ハヌルは借金の額に驚くが、「どうでもいい、早く引っ越して」とそっけない態度で行ってしまった。
ジョンウは、ムシャクシャしながらベッドで横になっていると、玄関に人影があるのに気付き、外に出てみるが、誰もいなかった。

ジョンウの先輩デヨンのクリニックは閑古鳥が鳴いていた。
看護師たちは、もっと宣伝を工夫するべきだと主張し、うまくいけばジョンウのようなスターになれるかもと主張するが、デヨンは「ジョンウの座を奪うことはしない!」と突っぱねた。

ジョンウは他の部屋を探してみるも、“医療ミス裁判のヨ・ジョンウ”だと分かると断られてしまう。

ジョンウはギョンミンに会いにテサン大学病院へ。
ジョンウはある男について調べてもらっていた。
医療事故当時、手術室にいた者の中で、1人だけ取り調べを拒否した麻酔科医の男だ。
2ヶ月前、突然履歴書をもってジョンウのクリニックを訪ねてきた。
事情があるのだろうと察し、ジョンウは問い詰めずに採用した。
病院内でハヌルの姿を見かけたジョンウは、声をかけ「ドラマのような理想的な医師の姿だな〜」とからかう。
ハヌルはジョンウとギョンミンの関係性が気になり聞いてみる。
ギョンミンは、ジョンウの高3の時の家庭教師で、それからずっと兄のような存在だと言う。
2人はすぐに“高校時代どっちが頭良かったかケンカ”を始めワチャワチャ。

VIPである理事長の娘の帝王切開手術。
ハヌルにパワハラを続けるキム教授は無能で、手術における基本的なことさえままならず、ハヌルが代わり手早く済ませ、手術は無事に成功した。

ハヌルはサンシャイン心療内科を受診。
ハヌルが「動悸が激しく息が詰まる感じがする」と言うと、それはうつ病による身体的な症状だということだ。
医師は「今は何よりも休むことが必要。これは絶対です。自分をいたわることが最善です。」と言った。

キム教授が無能ゆえ、何度も針を刺して失敗したことにより、理事長の娘の手首にアザができていた。
母親は怒り、キム教授を責め立てると、キム教授はハヌルのせいにした。
さらに、キム教授は「私は麻酔科長になる予定だから、お前が責任を取れ。必要なら土下座しろ。」とほざく。
怒りに震えるハヌル。
「私は患者の腕を傷つけたりしません!ご自分で責任を!いつも責任を押し付けて、今度は土下座しろと!?正気ですか!?」とブチギレ、殴ろうとしたキム教授の腕を掴み、スネを蹴って、白衣を脱ぎ、ハヌルは病院を辞めた。
病院内では、ハヌルがキム教授をボコボコにして全治4週間のケガを負わせと、尾ひれ背びれがついて大きな話題となった。

ハヌルの親友でヒマン産婦人科の麻酔科医ホンランは、掲示板でハヌルの件を知り、慌ててクリニックを出てエレベーターに乗ろうとすると、デヨンとぶつかった。
ホンランはハヌルの家に駆けつける。
ハヌルは手術着のまま、トボトボ帰宅。
ホンランが「教授を殴って病院を辞めたの!?」と問い詰めると、ハヌルの母が聞いてしまった。
ハヌルのことを“最高の麻酔科医”だと自慢に思っていた母は怒りをぶつける。
辞めた理由を厳しく問い詰める母に、ハヌルはうつ病であることを打ち明けた。
母は、何もかもを犠牲にして一生懸命育てた娘がうつ病であるという現実を受けとめられず「誰が何と言おうと、あんたがうつ病のわけがない!!」と認めようとしない。
ハヌルは「病気も許されないの!?母さんの望む娘は病気にもなれないの!?」と泣きながら家を飛び出した。
ジョンウは、外からその会話を聞いてしまった。

夜になっても帰らないハヌル。
弟バダがハヌルの部屋からうつ病の薬を見つけ、母と叔父テソンに見せる。

うろうろして戻ってきたハヌルはジョンウとばったり会う。
ジョンウは、帰りづらいハヌルの心情を察し、「落ち込んでて誰かと話したいんだ、1杯やろう。」と誘った。
ハウルは「1杯は無理。最低3本よ。行くよ。」と誘いに乗った。
ジョンウは手術着のハヌルに自分の上着を着せてあげる。
ドキマギするハヌル。
偶然入った店が、高校の同窓会の場所だった。
ジョンウの動画チャンネルを運営していたムグンとチャンヨンもいた。
気まずい…
同級生たちに強引に誘われ、仕方なく2人も参加することに。
ムグンとチャンヨンは、みんなに、「ジョンウを信じて仕事を辞めてジョンウの動画配信を始めたのに、今や誰も見ていないし、職を失って困っている。」と言いふらしているようで、それを信じた1人の同級生が酔ってジョンウを責め立てた。
本当は、勤め先が倒産寸前だったりして行き場のなかった2人を救い、2人が広告費を着服していたのも目をつむり、まっさきに違約金を払って迷惑をかけないように気遣っていたのに。
友達だと思っていたのに自分を信じてくれない2人の態度にジョンウは居た堪れなくなり、店を出た。
ハヌルもジョンウの後を追った。
店を変えて、改めて焼酎を飲むハヌルとジョンウ。
2人は“どっちが酒が強いか競争”を始めワチャワチャ。
ハヌルは、医療事故について、濡れ衣だとジョンウの無罪を信じてくれた。
泣きそうなジョンウ、「最近涙もろい、うつ病かな…」と口走ってハヌルを落ち込ませる。
ジョンウは慌てて謝って、ハヌルと母との会話を聞いてしまったことを打ち明ける。
ハヌルは「幸せを後回しにして必死に仕事をしてきた結果、うつ病になった」とプライドが傷ついたとこぼす。
しかし、2人は「まだイケてるよな!」「まだこれからよ!」「よし!いこうぜ!」明るく酒を飲んだ。

家では、母が、ハヌルのうつ病に気づいてやれなかったことに涙を流す。

酔っ払ったハヌルとジョンウは道を歩きながらで、“デコピン”をやり合おうと言い出す。
ハヌルが思いっきりやって、悶えるジョンウ。
そこに、ハヌルの携帯に母からメッセージが。
「お母さんは、立派な娘より健康な娘の方がいい。何があろうとも、私はあんたを愛してるからね。」
号泣するハヌル。
ジョンウはデコピンを中止、2人は桜舞い散る木の下で、抱き合って号泣した…

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Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話

<2009年>
釜山
全国1位の秀才女子高生ナム・ハヌルは、1分1秒を惜しんで、毎日17時間の勉強をしていた。
韓国大学医学部を目指し、母も誇らしく、自慢の娘だ。

ソウル
同率1位の秀才男子高生ヨ・ジョンウは、好成績に鼻高々で得意げに振る舞っていた。

ハヌルの家
父の命日、集まった親戚のおばさん達と母は、潰れかけている“おでん工場”を今後どうするのかで揉めていた。
取っ組み合いのケンカになる大騒ぎの中、黙々と勉強をしていたハヌルが突然、「お母さん、工場を売ってソウルに引っ越そう。韓国大学がある、行こう!」と提案した。

そしてハヌルはソウルの高校に転校、ジョンウのクラスだった。
秀才の2人は、学年トップの座をかけて、バチバチのライバル関係となった。
これまでは余裕綽々だったジョンウ、とにかく時間を惜しんで常に勉強するハヌルに、なにかにつけては競争心を燃やした。

ハヌル『当時の私は頑張ればいいと思っていた。でも、この世は思い通りにならない。目指していた韓国大学医学部に入れたのも1人だけだった。』

<2023年>
韓国大学病院形成外科同門会のパーティー
ジョンウは、参加した海外医療ボランティアのドキュメンタリーで注目を集め、動画配信やテレビやCMに出演するなど、スター美容外科医となっていた。
さらに、動画配信の収益を全額寄付したり、学生時代から10年間のボランティア活動などを評価され保健福祉部長官賞を受賞。
先輩デヨンは、拍手喝采を浴びる完璧なジョンウをひがんだ。

パーティーの後、友人たちとバーで飲むジョンウ。
そこで、高校の同窓会の話になり、ハヌルの現状を聞かれる。
「韓国大学に落ちて他の医学部に行ったそうだが、その後は知らない。根性のあるヤツだからうまくやってるはず」とジョンウ。

ハヌルは、テハン大学病院の麻酔科医となっていた。
上司のキム・サングン教授からのパワハラや、過酷な労働時間に苦しんでした。
フラフラになり、ようやく帰宅できたのも束の間、すぐに病院に呼び出されてしまう。
ハヌルは腹痛を感じていた。
母は、いい年して無職のハヌルの弟バダには目もくれず、あれやこれやとハヌルの世話を焼く。
自宅の1階でミルミョン屋をやっている叔父テソンもハヌルの体を心配する。

ジョンウの人気はうなぎ登り。
提携クリニックが10ヶ所を突破し、なんの苦労もなく優雅に暮らしていた。
ある日、マカオから、通訳や取り巻きを従えた派手な女性がやって来る。
輪郭の施術を依頼してきた。
女性患者の妙な雰囲気が気になるジョンウ。

ハヌルは腹痛を感じながらも、親友で産婦人科麻酔科医のホンランとのランチのため、病院の外に出る。
しかし、あまりにひどい腹痛によって横断歩道の真ん中で座り込んでしまう。
そこへトラックが突進。
寸での所で急ブレーキし、ハヌルは轢かれずに済んだが、腹痛とショックと気を失うハヌル。
近くに来ていたホンランの対応により、ハヌルはテハン大学病院に搬送された。

ジョンウはマカオから来た女性患者の手術。
手術中に突然の大量出血を起こし、ジョンウは懸命の処置を施すが、甲斐なく死んでしまった。
その後、警察の事情聴取で「血管に触れていないし、患者に常用薬もなく、麻酔医もいた。手術に問題はなかった。」と証言するジョンウ。
スター美容外科医の医療事故、テレビのニュースで大々的に報じられ、世間の注目を集めることに。
亡くなった患者がマカオのカジノ事業者の相続人で、裁判には、マフィアのような男がやって来た。
なぜか事故当時のみ監視カメラが作動していなかったことや、遺体から抗凝固薬や検出されたことからジョンウは非常に不利な状況に陥る。
先輩デヨンはニュースを見て、「わざと怪しまれる行動を取るはずがない!美容外科に抗凝固薬があるわけない!」と怒って頭を抱えていた。
なんだかんだとジョンウに対して怒るデヨンだったが、実はツンデレで、本当はジョンウを心配しているのだ。
裁判でジョンウ側は、抗凝固薬の発注履歴がないこと、被害者は抗凝固薬を長期間服用していたことを主張。
しかし、被害者側は、ジョンウの病院のゴミ箱からヘパリン(抗凝固薬)の瓶が見つかり、さらにジョンウの指紋も検出されたとし、証拠品として提出。
ジョンウは惨敗した。
それでも、信じてくれる友人がいるから真実を求めて闘おうと前向きだったジョンウ。
ところが、その友人のムグンとチャンヨンは、大人気だったジョンウの動画チャンネルを運営していたため、10億の損害だと怒り、ジョンウを殴った。
唯一の味方は先輩の医師ミン・ギョンミン(ハヌルと同じテハン大学病院の麻酔科医)だけ。
ギョンミンは、医療専門弁護士の紹介や、抱えてしまった巨額の借金の整理を手伝い助言してくれた。

ハヌルは急性胆嚢炎だった。
胆嚢を摘出し、無事に回復。
叔父テソンは元気になったハヌルにホッとして食事を作ってやる。

病院では相変わらずキム教授からのパワハラは続き、一日中叱られて謝罪する日々。
先輩医師ギョンミンが助教授になったお祝い、白けた目で見るハヌル。
横断歩道を渡る時、トラックに轢かれそうになった恐怖が蘇る。
精神的に落ち込んでしまったハヌルは、迷いながらもサンシャイン心療内科を訪れた。
ハヌルは医師に「車に轢かれそうになった時、“よし、死のう。その方がマシだ”と考えてしまった。なぜそう思ったのか、自分で理解できない。」と打ち明けた。
診察の結果、燃え尽き症候群によるうつ状態にあると診断され薬を処方された。
ハヌルはなかなか受け止められず、「私のどこが病気なの!?私は平気!!」と薬をゴミ箱に捨ててしまう。
帰宅したハヌルは、ビールでも飲んで憂さ晴らししようと屋上に上がる。
すると、屋根部屋に1人の男が引っ越してきていた。
その男の顔を見てびっくり!
ジョンウだった!
ジョンウもハヌルの顔を見てびっくり!

高校時代の2人には、学年トップの座をかけたライバル心だけでなく、甘酸っぱい思い出もあるようだ。
人生最大のスランプに、
崖っぷちに立たされてしまった時に、
2人は再会した…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第8話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

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第8話(最終回)

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タンは、密航船を待つ間、リュックの中にビンからの手紙があるのを見つける。
読むと、「俺は一緒に行けない」旨が書かれていた。
タンは船に乗るのを止め、ビンの元へ急いで向かった。

ナンガムが病院に駆けつけると、父ガプスはソン・チョンによって殺されていた。
同僚はナンガムを心配し、家に帰って休むように言った。
しかし、ナンガムは銃を持っており、復讐心からソン・チョンを殺す懸念があると他の同僚が言った。
懸念は的中、ナンガムはビンを乗せ、ソン・チョンの元へ車を走らせた。
道中、怒りで満ち満ちているナンガムは、ビンの話を聞こうともしない。
しかし、ビンはいくつも立ててある計画を聞いてほしいと頼み込んだ。

ソン・チョンに呼び出された廃墟となっているオサン工場にやってきたビンとナンガム。
ソン・チョンが待ち構えていおり、ナンガムは「お前を殺しに来たんだ」と告げ銃を向ける。
そこへタンも到着。
面白いことになりそうだと喜ぶソン・チョン、「華やかな最期にしよう」と言って、タンに向けて銃を撃ったのを皮切りに銃撃戦が始まる。
タンは避けて無事だった。
廃墟の電気状況が悪くチカチカして視界が悪い中、タンとビンは隙を見てソン・チョンを取り押さえる。
もみ合っている中、ナンガムがソン・チョンの腹を撃ち抜く。
同時にソン・チョンの銃が暴発し、ビンを撃ち抜いてしまう。
ビンは胸から血を流し倒れ、「じゃあな、達者で」とタンに言い残し死んでしまった。
必死にビンの名前を呼び、涙を流すタン。
腹を押さえて座り込むソン・チョン。
ソン・チョンは苦しみながらも語りだす。
・ナンガムの母が不倫していたのはソン・チョンではなく、ずっとナンガムを気にかけていた課長。
・父ガプスは汚職警官で、親しくしていた食堂の女性(朝鮮族)を運び屋として利用し、5年以上もの間、押収した麻薬を横流ししたいた。
・ソン・チョンは何かの間違いかと先輩ガプスを問いただすが、ガプスは逆ギレして暴行し、殺人犯の息子であったソン・チョンを侮辱し警棒で殴る。
・ソン・チョンはガプスを止めようとしていたが、悪質なガプスの侮辱の言葉に我慢ならず、警棒を取り上げ、ガプスを殴りまくった。

その話を聞いていたタンは悪人センサーが発動、首に鳥肌が立つ。
ソン・チョンは「父親は汚職警官、母親は浮気女。ハハハハ!」とナンガムを挑発。
タンは、怒りに震えるナンガムの前に立ち、「俺に任せて。殺人は経験ないでしょ。」と言う。
しかし、隙を見て、タンの背後からナイフで襲いかかるソン・チョン。
ナンガムはソン・チョンに銃を打ち込んで殺し、ため息をついた。
タン「殺人てつらいでしょ、慣れるまでは。」
ナンガム「すべて終わった…」
タン「もう逃げません」

盲導犬レックスは人に飛びついてしまったため安楽死させることに。
しかし、注射が打たれる直前、ナンガムは止め、レックスを引き取ることにした。

ガプスの葬儀。
「あなたは立派な警察官でした。」と褒め称えるメッセージが読まれる。
ガプスはシラっとした顔で参列し、母と不倫をしていた課長の顔を見る。

ヨンジェは意識を取り戻し、見舞いに来たナンガムに、美人の看護師に告白するんだと話し笑いあった。

警察は、「逃走していた凶悪犯ソン・チョンを長い追跡の果てに射殺し、共犯のノ・ビンも検挙した。何もかもビンの計画殺人だった。」と発表し、事件は終結
なぜ、捜査でタンの存在が出てこないのか…
実は、ビンは事前にタンの痕跡をすべて消しており、捜査の目がすべて自分に向くように準備していたのだ。
ビンのその計画を事前に知っていたナンガムは、「逃げてもいいし、出頭してもいいし、好きにしろ。だけどお前は必ず捕まる。」と言って、タンを捕まえなかった。
オサン工場は、偶然にも電気がショートして火事になり、2人の遺体もろとも、すべてを焼き尽くした。
タンは泣きながらその場を去った。

<しばらく後>
家族でフィリピンに移住した先輩刑事のチュンジンは、道でタンの姿を見かけるが、見なかったことにした。
タンは中国人として漁港で働きながら、影を潜めて暮らしていたが、ある日、不法滞在でフィリピン警察に捕まってしまう。
いよいよ殺人犯であることがバレるとビクビしていたが、罪は不法滞在とパスポート偽造のみ、“犯罪とも無関係で前科なし”となっていた。
驚くタン。
タンは韓国へ帰国した。

その後の聞き取りで、ナンガムはタンの事件への関与を話さず刑事を辞めた。
そしてレックスと穏やかに暮らす。
散歩中に寄った売店のテレビで、「先月、遺体で見つかった被害者が、3年前に発生した誘拐殺人事件の犯人だった」と報じているのを見て驚くナンガム。
ダークヒーロー・タンが戻ってきたのかもしれない…

<終>

Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話

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ソン・チョンは襲いかかるプヨン建設の部下たち(ヤクザ風)と次々に倒していく。
そしてリーダー格の男を捕まえて喉にナイフをあて、ボスに「逃げれられました」と嘘の報告をさせた。

ナンガムはヨンジェに刑事になった理由を聞かれ、「警察官だった父。無愛想で叱ってばかりで厳しかった父にバカにされたくなくて。」と答えた。

ナンガムは盲導犬レックスを施設に連れてきた。
色々なテストにクリアして安楽死を回避できたら、里親を募集するということに。
レックスはナンガムにとても懐いていた。

課長から連絡があり、ナンガムの停職は正式に解除され、ソン・チョンの捜索に当たることになった。

大量の死体(ソン・チョンに殺されたプヨン建設の部下たち)が発見された現場近辺の防犯カメラを見るナンガム達。
建物から出てきたタンを発見。
プヨン建設との揉め事だと分かり、さらに別の場所の防犯カメラからソン・チョンも発見。

ソン・チョンは警察とプヨン建設の両方から追われる身となった。
警察がソン・チョンの泊まっている部屋を見つけ侵入すると、殺した者たちの反省文の束が見つかった。

タンの母は必死にタンを探し続け、教会で泣きながら祈っていた。

ソン・チョンはプヨン建設会長の元へ。
ナンガム達もそこへ向かった。

プヨン建設会長は悪人だった。
数々の悪行をもみ消しており、プヨン建設の請け負った撤去工事ではたくさんの死者をだしていた。
ソン・チョンはそれらを問い詰め、反省文を自筆させようとする。
そこへナンガム達が到着。
ナンガムが銃を向けると、ソン・チョンは会長の首に栓抜きを刺す。
ソン・チョン「頸動脈に刺した。抜いたら噴水ショーだぞ!」
ナンガム「やればいいさ。お前も死ぬぞ。」
ソン・チョン「落ち着いて俺の話を聞け。自首しようとしたんだ!部屋にあった反省文の束を見ただろ?証拠は全部提出する!でもこの会長で終えるのは何だか嫌なんだよ!」
ナンガム「交渉をする気はない!」
ソン・チョン「俺に従えば会長も死なずに済むし刑事さんも昇進できるぞ!」
ナンガムが空砲を撃つ。
ソン・チョン「融通が利かないな。人を撃ったことがあるのか?」
ナンガム「俺は本気だぞ」
ソン・チョン「…おい、待てよ。お前、チャン・ナンガムか!」
かつてナンガムが幼い頃、ソン・チョンは先輩ガプスの息子ナンガムを可愛がっていた。
ナンガムはそんなソン・チョンと母の不倫を疑っていた。
ソン・チョン「こいつ刑事になったのか!ハハハ!面白いな!父親の敵討ちがしたいか?撃てよ!撃ってみろよ!」
ナンガムは殺意をグッと堪える。
ソン・チョンはナンガムを挑発し、会長の首から栓抜きを抜いた。
会長の首から血が吹き出し、ソン・チョンは警察によって捕らえられた。
パトカーに乗せられたソン・チョンは、課長とナンガムの会話を聞いていており、
ナンガムの父ガプスが、今はクァンジン病院に入院しており、警察病院に移ることを知る。

タンとビンはビンの計画通り車で南へ逃走中。
車中、ビンは語りだす。
子供の頃、家に強盗が入り両親が殺されたが、犯人は分からず捕まらなかった。
ビンは、世を正すために力が必要だと考え、勉強したり体を鍛えたりしてみたが、自分には力がないことを知る。
だから行動する力を持つ、ソン・チョンやタンの力を借りることにしたと。

護送中、ソン・チョンは警察官を殺し逃走。
タンとビンも食堂のテレビでこの事実を知る。
さらに、タンとビンがソン・チョンの共犯だとされ、指名手配犯となってしまった。
ビンは南の地ではなく、船で外国へ密航するという新たな計画を話す。
ビンは悪事を働いてきたある歯科医を利用し、そこでフィリピンへの密航業者と計画を立てる。

ナンガムは、父ガプスの延命治療をしないことにサインしたが、思い直して治療を継続することにした。

ビンは、歯科医から電話がきたので出ると、相手はソン・チョンだった。
ソン・チョンは「お前の行き先を俺が知らないとでも?オサン工場へ来い。」と告げる。
ビンは、そのことをタンに話さず、タンを1人でフィリピンに逃がそうと考えた。
「遠回りして行くから心配するな」と。
不審に思ったタンは、ビンのいない隙に、ビンの携帯にGPSアプリを入れ、タンの携帯からビンの居場所を把握できるようにした。
そして2人は別行動をとる。
タンは密航業者との待ち合わせ場所に行き、時間まで待機。
業者は偽造パスポートを1人分しか用意していなかった。

ビンはナンガムの元へ。
ソン・チョンを捕まえるのを手伝うと申し出た。
しかし、ナンガムは「もう振り回されたくない」とビンを拒んだ。

入院するナンガムの父ガプスの元にソン・チョンがやって来る。
ソン・チョンは付き添う母を睡眠薬で眠らせ、ガプスを殺害。
連絡をうけたナンガムは血相を変えて病院へ向かう。

その頃、盲導犬レックスは、ヨオクと同じ黄色い服を着た里親候補の女性に、勢いよく飛びついてしまう…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話

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タンがエレベーターに乗る時、先に乗っていたガラの悪そうな男。
タンは鳥肌が立ったので、エレベーターに乗らず階段を使った。
タンのその態度に腹を立てた男は、管理室から鍵を盗み、タンの部屋へ行き、室内に消化器をぶち撒いた。
ナンガムは、白い粉まみれになったタンの部屋から証拠を見つけることはできなかった。

革手袋の男ソン・チョンは、重度の糖尿病で、すでに指先が真っ黒に壊疽していた。

爆発に巻き込まれたヨンジェは、幸い大事に至らず入院していた。
捜査が進まず、タンも姿を消し、爆発もサンミン殺害もタンの犯行だと考えるヨンジェは、ベッドの上から、やるせなさをナンガムに愚痴る。
しかし、なんの証拠もない以上、タンを捕まえることはできないと諫めるナンガム。
そしてヨンジェは、サンミンの部屋の前でソン・チョンを見かけたと報告した。

ナンガムと母親は、病院から、父ガプスの延命処置に関して決断を迫られる。

ビンが帰宅すると、ソン・チョンが待ち構えていた。
かつては良きパートナーで、ビンはソン・チョンをヒーローだと思っていたが、今はそれを全否定。
ソン・チョンは、タンと会う手はずを整えろと告げ、去って行った。

タンはゲーセンで時間を潰していると、隣に座った男に鳥肌がたった。
いかんいかんと首を振り、タンはその場を去る。

捜査が進まず苛立つヨンジェは、勝手に病院を抜け出し、ビンの部屋へやって来た。
すると出てきたソン・チョンとばったり。
2人は格闘になるが、ヨンジェは3階から下へ突き落とされてしまった。

ヨンジェは意識不明の重体。
ビンは警察に行き、停職中のナンガムを呼び出させ、ヨンジェに危害を加えたのも、サンミンの部屋のガス爆発も、ソン・チョンの仕業だと説明。
そして、ビンが独自で調べ上げた資料の数々をナンガムに渡し、ソン・チョンの捜索に協力する姿勢を見せた。
しかし、ナンガムは、ビンが、かつてはソン・チョンをパートナーにしつつも、ダメだと思うと切り捨て、彼を捕まえてくれと書類を渡してきた過去に触れ、「なぜ最初からこれをくれなかった?イ・タンは違うのか?」と聞く。
ビンは「タンは今回の事件とは無関係、全てはソン・チョンを捕まえたら話す。」と取引きを申し出るも、ナンガムは資料を突っ返し「自重しろ」と言い放った。

タンがテレビを見ていると、以前ゲーセンで隣りに座った男は殺人未遂で指名手配中で、現在、人を刺して逃走中だと報じていた。
タンの鳥肌は悪人センサーとして正確に働いていることが分かる。

ソン・チョンは、道で騒ぎ、迷惑行為をしているプヨン建設会長の孫娘とその彼氏を暴行、反省文を自筆させ、殺した。

ナンガムは、悩んだ末、父ガプスの延命治療をしないことに承諾。

新しく着任した課長が、ナンガムの家に来て、プヨン建設会長の孫娘殺害事件の資料を見せる。
ナンガムはソン・チョンの犯行だと推測。
課長は、ナンガムに現場復帰するように言った。

タンはビンに電話して、ソン・チョンとは何者なのか聞いた。
かつて、この世を変えたいと考えていたソン・チョンと手を組んで“世直し”をしていたビン。
しかし、ソン・チョンの、ヒーローとは言えないあまりの凶悪さに、見当違いだったことに気がついた。
「巻き込んだ事に責任を取り、ケリをつけなければいけない」と言うビン。
タンはそんなソン・チョンと会いたいと言った。

ビンは、孫娘を殺され、犯人に対して怒りまくっているプヨン建設会長(ヤクザ風の部下)に接触し、犯人であるソン・チョンが姿を現す場所(ソン・チョンとタンが会う場所)を教える。

ソン・チョンは、殺してきた者たち全てに、自身の悪行に対する反省文を書かせストックしていた。

タンとソン・チョンが対峙する。
ソン・チョンはタンの持つ“悪人センサー”に興味を持ち、自分と組もうと申し出る。
「俺は殺すやつの選別が苦手。誰を殺すべきかよくわからん。殺す相手は山ほどいるのに体が弱り、時間がない。」と。
タンは悪人センサーが働き、テーブルの下でナイフを構える。
「よく考えて連絡をくれ。」と一方的に話し、立ち去ろうとした瞬間、タンが襲いかかった。しかし失敗、返り討ちに合う。
そこへプヨン建設の部下たち(ヤクザ風)が一気に襲い込んでくる。
その隙に逃げるタン。
外に出るとグルグルに縛られたビンがいた。
タンはビンを開放し、泣き出した。
「ビンさん、すごく怖いんです…」

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話

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タンはビンと組み、次々と悪人を殺害していた。
ビンによって偽造された住民登録証を持ち、表では“イ・ギョンス”として、釜山のスーパーの鮮魚コーナーで働く。
タンは、同じスーパーで働くチェ・ギョンアと知り合いになった。
ギョンアは、教育大時代、元カレにSEX動画をネットに投稿され、素性が知れ渡ってしまった過去があり、整形して、本名のチェ・インソンから改名し、ソウルから釜山に引っ越していた。
未だに世間の目が気になるため、表に出ることを避け、身の上話や人付き合いを拒むため、同僚からは評判が悪かった。

停職をくらっているナンガムは、盲導犬レックスを一時的に引き取り、一緒に暮らしている。
刑事を辞めた先輩のチュンジンが遊びに来た。
そこへ後輩のヨンジェもやって来て、「情報を共有してくれていたらヤツらを逮捕できたんです!悔しくて夜も眠れません!必ず捕まえてやる…」と捲し立てた。
そして3人は一緒に、連続殺人事件の捜査を継続することになった。
最近起こった
・ノ教授殺人事件
・薬物の売人殺人事件
・高利貸し殺人事件
すべての犯行が大田から釜山に変わったこと、ノ教授殺人事件のあった日、タンが釜山に行っていることが判明。
捜査のために釜山に行きたいのだが、大田の事件は終結、タンは指名手配犯でも何でもなく疑惑の段階。
正式に釜山まで捜査に行く理由がない。
ナンガムとヨンジェは、正式に釜山に行く理由を作るため、タンの実家を訪れ、家族に捜索願を出すようにアドバイスした。

ギョンアはレストランで母と食事中、ジロジロ見てくる男性にブチギレて、詰め寄る。
男は小学校の同級生ハ・サンミンだった。
2人は意気投合するが、ギョンアは連絡先を教えようとはしなかった。

家族から正式に捜索願が出されたことで、タンの捜索として堂々と釜山へと向かうナンガムとヨンジェ。
釜山警察に協力を仰ぐが、すでに連続殺人事件の捜査を進めていた釜山警察は、特に怪しいくもないただの行方不明者を容疑者だと言い張るナンガムの口出しに苛立った。

タンは出勤するため部屋を出てエレベーターに乗ろうとすると、ガラの悪そうな1人の男が乗っていた。
タンはその男を見て鳥肌が立った。
慌てて引き戻るタン。

ある日、ギョンアの携帯にサンミンから電話が。
番号を教えていないため不審に思い、拒絶するが、サンミンは「セクストーションの被害に遭って途方に暮れている。」と助けを求めた。
ギョンアは、自分と同じような被害に同情し、会うことにした。
「彼女とも別れ、親に言えない…」と肩を落とすサンミン。
話を聞くうちに、2人はどんどん親密になり、体の関係を持ってしまう。
しかし、実はサンミンには婚約者がおり、ギョンアに持ちかけた相談はすべて嘘、ギョンアを騙し、二股をかけているのだ。

タンは、スーパーの駐車場でサンミンとすれ違い、何か感じるものがあった。

ある日、ギョンアはサンミンの行動を不審に思い、彼の携帯を見る。
すると、そこには、結婚式について婚約者とのやりとりが。
騙されたことに気づき激怒するギョンア。
2人は揉み合いになり、逆ギレしたサンミンは、ギョンアの首を絞めて殺してしまった。
そして、後処理に困ったサンミンは、アパートに火をつけた。
翌日、ギョンアが変死体で見つかったというニュースがスーパーでも話題になり、タンも知るところとなる。

ナンガムとヨンジェは、ギョンアの事件も一連の連続殺人事件と関係があるのか捜査を始める。

革手袋の男がタンを捜しにスーパーへやって来た。
タンは、その男が自分を捜しているのだと気づき、スーパーのを逃げ回る。
ナンガムとヨンジェもスーパーへやって来た。
タンは、ナンガムの姿を見かけ、さらに逃げ回る。
しかし、倉庫で革手袋の男に捕まってしまう。
タンはその男を見て鳥肌が立つ。
男はギョンアの事件をタンの仕業だと思っており、「下手くそな仕事をしやがって。2人だけで話したいことがあるから、一緒に来い。」と言う。
しかし一瞬の隙を見てタンは逃げ切り、男も姿を消した。
スーパーの監視カメラは男に盗まれており、なくなっていた。
男はカメラの映像を見て、サンミンが犯人だと見抜く。

サンミンは性病になり、婚約者に報告すると、婚約者も性病になっていた。
婚約者が1度だけ浮気をしたと泣きながら白状し、サンミンは電話越しにキレて婚約者を捨てた。
サンミンが帰宅すると、革手袋の男が待ち構えていた。
警察手帳を見せ、サンミンの家に入ってギョンアとの関係を聞く。
関係は認めるが、殺してはいないと言うサンミン。
男は「堂々と嘘をつくんだな」と言って、サンミンを暴行、殺したことを紙に自筆させ、殺した。

タンは逃走を図り、ビンに電話をかけ指示を仰ぐ。
ビンは「携帯を切り、身を隠せ。俺がなんとかする。」と言って部屋を出た。

ナンガムはタンの部屋へ、ヨンジェはサンミンの部屋へ、それぞれ向かった。
ヨンジェはサンミンの部屋の前で皮手袋の男とすれ違う。
サンミンの部屋から物音がするので、ヨンジェがドアに耳をつけて様子をうかがっていると、突然爆破が起きた。
爆風にふっ飛ばされるヨンジェ…
ナンガムが管理人と一緒にタンの部屋に入ると、部屋中に消化器が撒かれており、何もかもが真っ白の粉まみれになっていた…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第4話

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Only For HEROESと書かれた上着を来た男が、運転代行のフリをして、チ検事を殺した。
川に浮かぶチ検事の遺体。

タンの家族によって給料の前借り分は返済され、コンビニ店長は告訴を取り下げた。

不良に腹を刺されたチュンジンは警察を辞めた。

警察では、最近起こっている連続殺人事件(タンの犯行)解決のため、特別捜査チームが設置され、テレビによく出る美人プロファイラー、イ・ユジョンが召集された。
しかし、4ヶ月が経っても何も解決せず、特別捜査チームは解散。
サンムクを犯人とするユジョンのプロファイリングに対して、ナンガムは相容れず。
チームに入れず捜査権もないナンガムとヨンジェは無駄な時間だと愚痴った。

ナンガムは、ネットで殺人事件のプロファイリングを動画配信しているノ・ビンという男を訪ねる。
太っちょでメガネをかけていて、部屋にはバットマンやヒーローのフィギュアがたくさん飾られ、PC環境も充実。
ナンガムが連続殺人の資料を見せ意見を聞くと、「最初の方と後の方では殺人の質が違うから連続殺人ではない」と答える。
ビンの答えに何やら納得したナンガムは、「警視庁のサーバーへのハッキング容疑」とこじつけて警察に連行し、取り調べるが特に収穫なし。
家まで送る車内でナンガムはビンに「何の手がかりも関連性もないこの一連の事件解決のために、俺に協力しろ。」と言うが、ビンははっきり返事をせず有耶無耶にした。

その頃、殺されたチ検事が、多くの犯罪に関わっていたことが明らかになりつつあった。

ある日、ナンガムがコンビニでラーメンを食べていると、外に盲導犬レックスが走るのを見た。
追いかけると、レックスはヨオクの家に帰っていった。

ナンガムたちがビンを張り込んでいると中華楼の配達員がやって来る。
ヘルメットで顔は見えないが、タンだった。
タンはビンの部屋のインターホンを鳴らす。
2人は知り合いの様子で、ビンは「勘のいい刑事がいる。怪しまれたら逃げられない。」とタンに警告。

<ナンガムとビンの関係>
ナンガムが追っている、父を寝たきりに追いやった元警察官。
この元警察官に裏で協力していたのがビンだった。
ビンはナンガムによって捕まった前科があるのだ。
今回の連続殺人にもビンが関わっているのではないかと考えるナンガム。

ナンガムはこの配達員が怪しいと睨み、ヨンジェたちに配達員のバイクを追わせ、自分はすごい剣幕でビンの部屋に強引に押し入った。
そして「またお前の仕業か!?」とビンを殴り蹴り、問い詰める。
しかし、ビンが部屋に設置していたカメラによって、その暴行の様子が生配信されてしまった。
ヨンジェが捕まえてきた配達員も完全に人違い。
ナンガムは、令状もなく暴行し脅迫したことで停職をくらってしまった。

<4ヶ月前>
タンは家族に手紙を残し、家を出た。
「俺はカナダに行って新しい人生を見つけ、まともな人間になって帰って来ようと思う。そっとしておいてほしい。心配しないで。」と。
しかし、実際は国内におり、駅でホームレス生活したり、ネットカフェにいた。
一日中電車に乗って過ごしていると、ビンが接触してきた。
タンとビンの初対面。
ビンは「Only For HEROESです。」と名のり、タンに協力すると申し出た。
タンはビンの大田にある部屋までついて行く。
ビンは、タンのこれまでの犯行を全て把握しており、タンのことをずっと捜していたと言う。
「全部運命だと思う。「バットマンとロビン」のように「タンとビン」、手を組めばこの世を変えられる。」と言った。
不良のジェジュンとジンソンを殺した後、タンを自宅まで連れ帰ってくれたのは、サンムクともう一人、ビンだった。
驚くタン。
ビン「ご自分の才能に気づいてないようですね。事件の共通点は、被害者が全員クズ、証拠が勝手に消えてしまう。これは続けろという天の思し召しだ。一緒に世直ししましょう!あなたは人間のクズを片付けただけ、逃げなくても済むよう僕が協力します。」とタンを口説いた。
急なことに戸惑うビン。
タンは行くところがないので、ひとまずビンの家で暮らすことに。
その間、ビンは口説き続けた。
タンは、改めて自分の犯行資料を見返し心を決め、ビンの隠し部屋から武器を持ち出し、「Only For HEROES」と書かれたジャケットを着て街に出た。
人混みの中、ある男とすれ違った瞬間、タンはハッとして振り返った。
チ検事だった。
そして運転代行のフリをしてチ検事の車に乗り込み、人気のない川辺まで連れて行き、チ検事をグルグルに縛った。
タンは、なぜチ検事に反応したのか、自分でも分からなかった。
そこへやって来たビン。
チ検事の携帯をハッキングすると、女性の首を絞めて殺す動画がたくさん見つかる。
怒ったタンは、そのままチ検事を殺害、川に浮かぶチ検事の遺体。
その日から、タンは体を鍛え、髪をオールバックにし、“人間のクズ”を次々に殺害し始める。

停職をくらったナンガム、盲導犬レックスを引き取り、一緒に暮らし始める。

中華料理屋で食事をする、革手袋をはめた男。
警察手帳を見せ、出前から戻った男性に声をかける。
タンの写真を見せ、「今どこに?」と尋ねる…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話

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ヨオクは高校生の時、不良仲間とガスを吸ってラリって爆発事故を起こし、顔に火傷と視覚障害を負った。
育ててくれた叔父と叔母に8つの生命保険金をかけて殺害し、遺体を庭に埋めた。
それらの過去が、ヨオクの従姉妹ジェスンによってネットに書き込まれる。

ナンガムとヨンジェは書き込みをしたジェスンに会いに行き話を聞く。
ヨオクは小学生の頃、ジェスンに熱湯をかけ殺そうとしたことがあると言う。
ジェスンはヨオクに対して怒りと憎しみで満ち満ちていた。

不良のジェジュンとジンソンに刺されたチュンジンが退院した。
同僚たちは復帰を祝い一安心したが、チュンジンは刑事を辞め、家族と海外に住もうと考える。

不良のジェジュンは、過去にカン・ヨンソという女子中学生をレイプし自殺に追いやっていた。
ジェジュンの母は息子の減刑のためヨンソの葬儀で遺族に「合意に上での行為だったかもしれないのに!」とギャーギャーと文句を言って大騒ぎ。
ジェジュンは軽い処罰で済まされた。
その後、ジェジュンは反省せず、暴行や窃盗を繰り返した。
ヨンソの父親の気持ちになったら、遺体で見つかったジェジュンとジンソンを、とうてい被害者とは思えないと言うナンガム。

ナンガムは捜査のため、再びコンビニを訪れる。
店長にタンのことを聞くが、給料の前借りしてバックレたと聞く。
店長は苛立っていた。

タンは、「助けが必要ならご連絡を」という手紙に書かれていたメアドをスマホに入力すると、Only For HEROESというシークレットチャットが起動する。
すると「こんにちは、ようこそ、イ・タンさん」とメッセージが来る。
名前を知られていることに焦るタン、慌ててブロックした。

タンは前借り&無断欠勤を理由に、コンビニの店長から詐欺罪で告訴され警察への出席願が届く。

後輩刑事のヨンジェはナンガムの許可なく独断で、ヨンソの父カン・サンムクを訪ねる。
すると、今もなお娘のことを無念に思うサンムク、復讐のためジェジュンとジンソンを殺したと自白した。

タンは殺人について自首しようと心に決め、警察に電話した。
しかし警察側は詐欺罪に関しての連絡だと思い、今日の夜9時に警察へ来るように言った。
タンは、凶器のハンマーやブロックなどをバックに入れて警察に向かう。

サンムクは取り調べを受け、次々に自白をしていくが、ナンガムはそれを嘘だと見抜き、上司に「彼が嘘をつく理由を探るべきだ」と主張。
サンムクは帰されることになった。

ジェジュンが殺された日、サンムクの元に出刃包丁が届いた。
サンムクは、それを持って、夜道、ジェジュンとジンソンの後をつけ狙っていた。
しかし、なかなか踏ん切りがつかないサンムク。
携帯が鳴り、見ると、Only For HEROESに「練習通りにやるのです」というメッセージが。

サンムクが警察を出て歩いていると、ジェジュンの母親が運転する車が後ろから突進し、サンムクを跳ね飛ばした。
サンムクは病院へ運ばれる。

タンは警察へ自首する前に、銀行に寄って、勝手に使った母の貯金(タンのための貯めていてくれた)を振り込んで元に戻した。
バックには店長へ返すための給料前借り分が入ってた。
銀行を出た所で、バイクに乗った2人組の男にバックを引ったくられ、地面に倒れるタン。
バックの中には凶器の数々が入っていたが、バイクの男たちは現金(店長に返すための前借り分)だけを抜き、あとは川に投げ捨て、タンの凶器は川底に沈んでいった。

タンは腕をケガしてししまい、救急車で病院へ。
その病院には、サンムクも入院していた。
幸い大事には至らなかったようだ。
病室でサンムクに犯人を庇う理由を聞くナンガムだったが、サンムクは「自分が殺した」の一点張りで何も語らず。

Only For HEROESに「お父さんの考えを尊重します」のメッセージが届く。

その後、サンムクは病院内で、治療を終えたタンの姿を見つけ、慌てて追いかける。
サンムクはタンに「警察がいるから早く逃げて!チャットで聞けば説明してくれるから。」と言い、タンの手を握って感謝を伝えた。
見ず知らずのサンムクにそんな事を言われ驚くタンだが、急いで病院から立ち去る。

サンムクは睡眠薬を大量に飲み自殺を図る。

あの日、サンムクはジェジュンを殺そうと出刃包丁を持って後をつけており、ジェジュンとジンソンがタンに絡み、揉み合いになり、タンに殺されるまでの一部始終を影から見ていたのだ。
そして、事後、倒れ込んだタンを担ぎ、部屋まで連れて帰った。
何者かと一緒に。

ナンガムは病院を立ち去るタンを見かけ追いかけるが、サンムクの自殺の知らせを受け、戻らざるを得なくなり、タンはそのまま逃げ去った。

しばらく後、母と姉がタンの部屋を訪れると、すでにタンはいなくなっていた。
冷蔵庫には手紙が。

<少し前>
サンムクは自宅で酒を飲みながら、何者かに、「娘を自殺に追いやったヤツらを殺してやりたいが方法がない」と悩みを打ち明ける。
何者かは「方法はあります」と進言。
その背中にはバットマンのロゴが…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話

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ナンガムは父ガプスが入院する病院へ。
父は何年も意識もなく寝たきりだった。
母に「手ぶらで見舞いに来るなんて何しに来たんだか」と嫌味を言われる。
ナンガムは長年にわたり、父ガプスを寝たきりに追いやった事件とその犯人の元警察官の行方を捜していた。

タンがコンビニバイト中、ミョンジンを殺した時に通りかかった、盲導犬レックスを連れた女性ソン・ヨオクがやって来た。
ヨオクがサングラスを外した顔は火傷でただれていたが、全盲ではなく少し見えると打ち明けた。
そして「人を殺すのってどんな気分?」とケラケラ笑う。
動揺するタンに、口止め料200万ウォンをよこせと脅し、ハンマーの存在を匂わせ、去っていった。

タンは、店長に給料の前借りを頼んだり、母が貯めてくれた積立預金を解約したりして、必死にお金を工面した。
翌日、コンビニのベンチにタバコが置いてあり、箱に「ヨンウン交差点 紺色の瓦の家」と書いてあり、さらにハンマーの絵も描いてあった。

「2004年 警察官 鈍器殴打事件」の調書を読み返すナンガム。
父ガプスの事件だ。
ガプスと親しかった課長は、そんなナンガムを心配した。

指定されたヨオクの家にやって来たタン。
200万ウォンを渡し、これでハンマーと交換できるとホッとするが、これから毎月200万払えと言われる。
「バカなの?たった200万で内緒にすると思う?」とヨオクの脅迫は続く。
ヨオクはタンの身上情報を調査済みで、家族にバラすとさらに脅す。
タンはヨオクからハンマーを取り上げ、ヨオクを殴りつけた。
ヨオクは倒れ、死んだ。
タンはハンマーとお金をもって、あわててその場から立ち去る。
ヨオクの家にはタンの痕跡がベタベタと残っていた。

数日後、牛乳配達員によって腐敗したヨオクの遺体が見つかり、ナンガムたち刑事による捜査が始まった。
やんちゃなレックスを捕まえるのに苦労する警察。
レックスは庭のある部分を掘っており、なんとそこから2体の白骨死体が見つかった。
警察の捜査では、ヨオクの家からは、なぜかタンの指紋もDNAも出てこなかった。
指紋が付きそうな部分は、すべてレックスがきれいに舐めてしまったというのだ。

タンは数日間何も食べずに、バイトにも大学にも行かず、家で呆然としていた。
首を吊って死のうとするも失敗。
連絡がつかないタンを心配してギョンファンが家に来てくれた。
しかし、お金を投げつけて偉そうに追い払うタン。
怒って帰ろうとするギョンファンに、「高校時代タブレットを盗んだのは俺だ」と打ち明ける。
ギョンファンは実は知っていたが、お互い友達がいないから丸く収めようと黙っていたのだ。
「友達でいてもいいものか分からなくて混乱した。めでたいヤツめ。一生そうやってろ!クズ野郎!」と呆れて行ってしまった。
タンは、給料の前借りをしたにも関わらずバイトの無断欠勤を続けていたため告訴された。

先輩刑事チュンジンは、夜、引き取り手のないレックスを安楽死させるために動物病院へ連れて行く。
その途中で、以前補導し説教をした不良のジェジュンとジンソンによって腹を刺されてしまう。
倒れるチュンジン。
その隙にレックスは逃げてしまった。

警察では新事実が発覚する。
ヨオクもまた2人を殺した殺人犯だったのだ。

チュンジンを刺した後、ジェジュンとジンソンは路地裏を歩いていたタンをカツアゲする。
2人に絡まれたタンは首筋に鳥肌がたつ。
これはミョンジンとヨオクと同じ感覚だった。

翌日、工事現場でジェジュンとジンソンの遺体が見つかった。
家で目を覚ましたタンは、顔や服が血だらけ。
部屋に血の付いた石とタバコの吸殻、そして手紙があることに気がつく。
手紙には「助けが必要ならご連絡を」と書いてある。
何者かが、意識のないタンを家まで連れて帰ってくれたようだ…

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Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話

一般家庭に育つ大学生のイ・タンは、除隊後、大学も適当に、コンビニバイトをするだけの冴えない暮らしをしていた。
実家では、ゴロゴロするタンをダメ長男扱い。
結婚を控えた姉に、招待状の封入をやらされる。
タンはワーキングホリデーでカナダに行きたいと家族に話すが、まともに聞いてもくれない。
「なんだか淡々と人生を送ってる気がしてさ。もっと面白い人生がいいのに…スペクタクルな要素が足りない気がする。」と友人ギョンファンにぼやく。

カナダに憧れ、ずっと動画を見ているタン。
広大な雪山の絵画を購入し部屋に飾ろうとするが、釘を打つためのハンマーがなくて飾れず。

ある日のバイト中、タンは、酔って態度の悪い中年男性イ・グァンフンと揉める。
一緒ににいたもう一人の中年男性キム・ミョンジンがグァンフンを諌め、タンに謝罪してくれて事なきを得た。

バイト終わり、タンは店長に「ハンマーを貸してください」と言うが、店長はイヤホンをしていて聞いていなかったが、そのまま借りて家路につく。

夜道を歩いていると、先程の迷惑客グァンフンが路地裏で倒れていた。
タンは親切心で声をかけたが、めんどくさくなってやめた。
また少し歩くと、揉め事を諌めてくれたミョンジンが歩いていたので、「お友達がそこで寝ちゃってますよ」と教えた。
するとミョンジンは「大丈夫だよ。帰れ。うせろ。」とタンを追い払い、人が変わったかのように、タンを殴りまくり暴行を加える
殴られる中、タンは、ギョンファンと共に虐められていた高校時代を思い出す。
タンはこれまで、一方的にやられるばかりで「反撃」という選択肢はなかったが、なぜが妙な勇気が湧いて、借りたハンマーを手に取り、ミョンジンを殴りつけた。
ミョンジンは倒れ、死んだ。
そこへ盲導犬を連れた女性が通りかかる。
タンは見られたのかと焦るが、どうやら完全に目が見えていないようで、ホッとする。
タンは、急いでその場から立ち去り帰宅。
パニックや罪悪感からミョンジンの幻覚が見え、困惑して泣くタン。
酔って「泊めてくれ」とやって来たギョンファンを見て、高校時代、彼のタブレットを盗んだが、未だにバレていないことを思い出す。
大学時代、恋人がいながらも先輩と浮気したこともバレなかった。
考えてみると、これまでの人生、常に状況に救われ、問題事から助けられてきた。
一服していると、ハンマーを置いてきてしまったこと気付き焦りだすタン。

翌朝、グァンフンとミョンジンの遺体が発見された。
刑事チャン・ナンガムが、先輩刑事チュンジンと後輩刑事ヨンジェと共に捜査を始める。
ミョンジンの遺体の側には彼のリュックと共に、タンが働く“OSコンビニ”の袋があった。
ナンガムはコンビニに話を聞きに行く。

動揺して眠れなかったタンは、店長から朝のシフトに入るように連絡を受け、出勤する。

ナンガムはコンビニの監視カメラ映像から、グァンフンとミョンジンのレジ対応をしたタンに話を聞くことにする。
対峙するタンとナンガム。
ナンガムはグァンフンとミョンジンが何を話していたか聞く。
「生活が苦しい」「老いた認知症の母親がいる」「子供が3人いる」と話していたと答えるタン。
「それから…」と言いかけると後輩刑事ヨンジェがやって来て、「2人がお互いに殺し合ったという証拠が出ました!」と告げた。
ナンガムは、「参考人の前で報告するな」と注意した。

その後、グァンフンの妻がミョンジンと不倫していたことが分かり、それが動機だと考える警察。
ナンガムは再びコンビニのタンの元へ。
「怖がらせて申し訳なかった。もう来ないから安心して。」と言われホッとするタン。
ところが、ギョンファンから「大学に刑事が来てタンのアリバイをしつこく聞かれた」と聞き、再び動揺する。

そして警察では新事実が発覚。
ミョンジンが、2009年に連続殺人事件の容疑者ヨ・ブイルだということが判明した。
今回も、保険金目当てにグァンフンの家庭に入り込んだと。
罪悪感に苛まれていたタンだったが、このことで、悪者退治をしたように強気になり、ミョンジンの幻覚を消すことができた。

タンが置いてきてしまったハンマーは、あの時通りかかった盲導犬を連れた女性の家にあった…

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Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第10話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

京城クリーチャー」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第10話(最終回):その終わりと始まりの境界 Tear

前話はこちら↓

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前田由紀子に捕らえられたチェオク。
前田はチェオクの母を知っており、「目つきが惺沁に似ている」と感慨深そうにチェオクを見つめる。
「人の縁というものは思いのほか強力で奇妙に繋がってると感じる」と。

金鈺堂では、助手のパク君がチェオクの居場所が分かると申し出た。
ナウォル夫人は、一度裏切ったパク君の言うことなど信用できないと突っぱねるが、テサンはパク君を信用した。

甕城病院では、化け物をおびき寄せるための餌としてチェオクが連れてこられた。

テサンは決死の覚悟を決め、甕城病院をぶっ潰すため、チェオクを救出するため、ダイナマイトを持って向かう。

甕城病院の前に一台の人力車が止まる。
車夫が立ち去り、門番の兵士たちが人力車を覗くと、そこには火のついたダイナマイトが。
そして次の瞬間、爆発した。
爆発の衝撃によって倒れた門番たちの隙を見て、テサンは甕城病院に忍び込んだ。

チェオクの存在を感じた化け物は、鉄柵を壊し、チェオクや加藤中佐の前に姿を現し、吠え、暴れだす。
制御できない化け物を前に、加藤中佐はチェオクを人質に取り銃を向け、化け物を牽制。
「動くな!さもなくばお前の娘が痛い目に遭うんだ!惺沁!」と。
たじろぐ化け物は、兵士たちから銃撃を受ける。
「やめて!」と泣き叫ぶチェオク。

牢屋に閉じ込められていたジュンウォンだったが隙を見て逃走。
換気口に逃げ込み、様子を伺っていた。
テサンは病院内に忍び込み、換気口を通り、ダイナマイトを設置。
そこでテサンはジュンウォンと再会した。

化け物の暴動とダイナマイトによる爆発で、病院内は危険な状態に。
チェオクを人質に取りながら病院を逃げようとする加藤中佐。
それを追いかける化け物。

もともとテサンは自身を犠牲にする覚悟で爆破計画を実行していたが、ジュンウォンはそれを察し、覚悟を決め、自分が残ってダイナマイトを設置するから、チェオクと一緒に船で逃げるようにテサンに言った。
「愛する妻の最期を人に任せるわけにはいかない。チェオクをどうか頼みます。」と。
テサンはダイナマイトをジュンウォンに託し、チェオク救出へ向かう。

加藤中佐は大切なナジンと血清を取りに戻り、必死に逃げる途中、牢屋に入れられていた明子が産気づいているのを見つける。

テサンはチェオクを救出、抱き合って再会を喜ぶ。

ダイナマイトの設置が終わったジュンウォンは、家族の思い出の歌を歌って化け物を呼び寄せる。
歌声を聞いた化け物は、ジュンウォンに近づいてくる。
ジュンウォンは化け物と対峙し「妻よ!私と一緒に逝こう!」と言って爆発の炎に包まれた。
そして甕城病院は至るところに設置されたダイナマイトが大爆発。

テサンとチェオクは抱き合って何とか爆発を回避。
チェオクは父と母を助けると言って火の海の中に行こうとするが、テサンはジュンウォンの「妻と一緒にいたい」という強い意思と「チェオクを無事に連れ出す」という願いを伝え、泣き崩れるチェオクを抱え、爆発によって部屋から逃げ出してきた幸本の案内で病院を脱出する。
幸本は、チェオクとチェオクの母に起きたことについて謝罪したい言い、「時代のせいだ、仕方ないことだ、と自分に言い訳してきたが、本当は、私は、傍観者だったんです…」と涙を流した。
テサンは「どうかご無事で」と声をかけ、幸本を別れた。

甕城病院爆発の知らせは、前田の耳にも入り、すぐに町中にも広まった。

化け物は壁に大きな穴を開けて病院から逃走したようだ。

金鈺堂のナウォル夫人たちに、テサンの無事と伝言が伝えられた。
京城を離れるために必要な金品を持ってくるように伝えられたナウォル夫人たちは、パク君を信じて託し、自転車でテサンの元に向かわせた。

一路院長を殺害したことで指名手配犯となっていたチェオク。
京城を離れるにしても危険が伴うため、チェオクは「1人で行く」とテサンを突き放した。
「一生逃亡生活かもしれないし、こんなに不安な私の人生に引き釣り込みたくない」と。
しかしテサンはきっぱり断った。
「今ある私の命はジュンウォンがくれたもの。あなたを守るために。あなた無しではダメだから。」と。

待ち合わせ場所に来たテサンとチェオクは、金品が届くのを待つ。
船の出港まで時間がない。
パク君が必死に自転車を走らせる。
途中、尾行されていることに気づき、なんとか巻いて、テサンとチェオクの元にたどり着いた。
しかし、尾行を巻くことはできておらず、前田とたくさんの部下たちに包囲されてしまったテサンとチェオク。
前田は「甕城病院の爆発はやりすぎ。いっときはあなたのことを友達だと思ってたんだけど、また友達を失うのね。そういえば前にもこんあふうに友達を失ったことがある。その時は、あの女の母親のせいでした。」と惺沁との関係を匂わす。
そして「どうぞ、お二人はここで死んでください。」と言って立ち去った。
武装した部下たちは一斉にテサンとチェオクに襲いかかり、激しい戦闘となり、テサンとチェオクは必死に戦う。
チェオクがピンチになった次の瞬間、そこに化け物が現れ、前田の部下たちを次々に襲い、チェオクを助けてくれた。
その間に、テサンはチェオクを抱えて逃げようとするが、化け物はテサンを敵とみなし、触手を伸ばす。
しかしチェオクは、テサンを庇い、触手に刺されてしまった。
チェオクは血を吐きながら「母さん…もうやめて…母さんも辛いでしょ…この人は私が想いを寄せてる人なの…だから…もう終わりにしよう…」と化け物に向かって涙を流して訴えた。
すると、チェオクの腹に貫かれた触手がスルスルと抜かれ、チェオクは倒れた。
慌ててチェオクの傷口を押さえて「一緒に生きよう!」と叫び続けるテサンに、最後の力を振り絞り「桜は散ってしまいましたね…」と言って、チェオクは死んでしまった。
泣き崩れるテサン。
泣いているような化け物。

焼け野原となった甕城病院。
地下の牢屋の中で生きていた加藤中佐。
明子の産んだ赤ちゃんを抱き、微笑んでいる。
赤ちゃんの顔の皮膚の中をナジンがうごめき、脳へ入っていく。
「素晴らしい」とつぶやく加藤中佐。

しばらく後。
石川警務官の葬儀。
参列したジュンテクは、前田にテサンからの手紙を渡して立ち去る。
手紙には日本語で「さようなら」と書いてあった。
前田が焦って会場を見渡すと、飾られている供花の名前が「チャン・テサン」「明子」「ヨングァン」「ジュンウォン」「チェオク」「ソンシム」と書かれていた。
危機を察知した前田は慌てて会場から逃げようとするが、時すでに遅し。
会場は大爆発し、前田は吹き飛ばされた。

またしばらく後。
月光バーで飲むテサンとジュンテク。
ジュンテクはテサンのおかげで反乱を実行できたことに感謝を伝える。
「結果的にお前が愛国者だ」と。
愛国団員たちもテサンを「真の英雄」と称えるが、テサンは「同士ではなく金鈺堂の社長です」とそっけない態度で立ち去って行く。
町も金鈺堂も元通りに戻ったが、テサンの心にはすっぽり穴が空いていた。
テサンはチェオクを待ち続けた。

8月 第二次世界大戦が終了し大韓民国は独立。
テサンたちは、ついに、奪われたものを取り戻した。

前田は生きていたが、車椅子に乗り、顔半分、火傷でただれたいた。
加藤中佐はそんな前田を訪ね、甕城病院の閉鎖を報告。
そして「京都に戻るのか、このまま新しい可能性を切り開くのか選択する時です。」と言って水を渡した。

チェオク死亡時
化け物はチェオクを連れて水の中に入り、自分の体から出したナジンを、チェオクの口の中に入れた。
すると化け物は命朽ち果て、水の底へと沈んでいった。
そしてチェオクは目を覚ましたのだった。

時は経ち、数十年が経過。
テサンとそっくりの男性ホジェが、窓からソウルの街を見る。
首の後ろには大きな傷があった…
<終>

Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第9話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

京城クリーチャー」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第9話:捕食者と被食者の境界 野蛮

前話はこちら↓

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加藤中佐は、前田由紀子に、とある生体実験の最中に偶然ナジンを発見したと説明する。
「ナジンの発見は人類を更に一段階進化させるでしょう」と。
説明を聞いた前田は、加藤中佐に甕城病院の責任者を任せ、どんなに時間と費用がかかろうが、今の実験を支援すると約束した。
前田は「私の望みは惺沁を完全に服従させること」と言った。

明子は逃げ回っていたが、いよいよ日本軍に包囲されてしまった。
石川もかけつける。
明子はお腹の子を気にしていて、石川に助けを求めるが、石川は「甕城病院に戻れ。人殺しの子を認知するとでも?」と明子を見捨てた。
そして檻が用意され「自分で入れ」と侮辱された明子は怒り、石川に襲いかかり何度も何度も顔を切り裂く。
テサンとチェオクもかけつける。
明子は日本軍によって銃撃され倒れ、目から涙がこぼれた。

宿に戻ったチェオク、父ジュンウォンが部屋からいなくなっていることに気がつく。
置き手紙あり、「私は母さんの所へ行く。夫として最後の責任を果たそうと思う。だからお前は自分の人生を歩め。どうか自分の人生を大切にしてほしい。」と書かれていた。
ジュンウォンは甕城病院にやって来て、加藤中佐に「惺沁の夫だ」と言い、化け物の前に通される。
ジュンウォンは、化け物と化した最愛の妻を目の前にして、怒りに震え、「なんてヤツらだ…よくも…こんな…ひとでなしめ!!!なんてむごいことを!!!」と絶叫。
化け物は興奮状態で、何度も檻に体当たりしていた。

テサンはチェオクと金鈺堂に戻り、ジュンウォンが一人で甕城病院に行ってしまったことに対して、どうするべきかナウォル夫人と話していた。
明子に襲われケガをした森も連れてきており、ナウォル夫人は、「人を治すはずの病院でなぜそんな実験をしたんだ!警察ともあろうものが、違法行為を放置するのか!いくら自分たちの天下でも人間のやることではない!」と、同じ日本人である森に怒り出す。
森は「私はよく分からなくて…下っ端なので何の力もなくて…」とおどおど。
テサンは「病院では決して人間にやってはいけないことが行われていた。見て見ぬふりをせず、誤りは正すべきだ。」と言った。

前田の元に“シロウ”という者からの言付けが届く。

ベランダで父の手紙を読み物思いに耽るチェオクに、テサンはオパールのブレスレットをプレゼント。
オパールは欧州では“幸運の石”だという。
チェオクは「1つだけ約束しましょう。もしもどちらかが先に死んだら、残された者が相手のことを記憶に刻むんです。死ぬのは悲しくないが、誰も私を覚えていてくれなかったら悲しいから…」と言った。
「悪いけどできません。私達はいい時代が来るまで共に生きるから。私と一緒にいよう、ずっと…」と言うテサン。
2人は強く抱きしめあってキスをした。

チェオクは金鈺堂の倉庫から銃を盗んでいた。

雨の降りしきる日、明子に襲われて亡くなった石川警務官の葬儀が行われた。
実は、石川は、前田由紀子の指示で、一路院長が殺したのだった。
たかが朝鮮の妓生のせいで警務官が死んだとなれば警務局としても恥。
新聞では、朝鮮人を加害者にし、“殺人犯の逮捕中に死亡”と、事実が歪めらて報じられた。
呆れ果てるテサンとジュンテクと月光バーのヨンチュン。
全てを知りすぎた自分たちが次に狙われると考えるテサン。
「守りたい人ができたから、俺も命を懸けてみようと思う。」と。

チェオクは石川の葬儀にやって来て、一路院長を銃殺した。
チェオクはその場で撃たれ、取り抑えられてしまった。
何かを感じる化け物、怒り、力いっぱい檻に体当たりをする。
そしてついに檻を壊し、逃走。

テサンは、ジュンテクと愛国団に協力してもらい、ダイナマイトで甕城病院を爆破する計画を立てる。
その途中、チェオクの件の連絡が入り、急いで現場に駆けつけるテサン。
石川の部下の森が、テサンに事情を教えてくれる。
一路院長を殺したチェオクは、何者かによって連れ去られており、警務局まで出動し捜索しているが見つからず、金鈺堂にも捜査が入るという。
森は「情報提供できるのはこれが最後、誰かがこの全てを動かしている、気をつけて!」と警告する。

前田由紀子の元に“シロウ”から電話が来る。
情報を流していた“シロウ”とは金鈺堂の助手パク君だった。
「金鈺堂には手を出さないと言ったのに!トドゥクンの女の居場所を教えるだけでいいと、金をくれると言ったじゃないですか!僕もう止めます!金をください!東京行きの船に乗せてくれると言ったじゃないですか!」と話すパク君。
ガッピョン所長がそれを聞いてしまった。

化け物は行方不明になっていた。
加藤中佐は牢屋に閉じ込めているジュンウォンを餌に、化け物をおびき寄せることにする。

チェオクは生きており、前田によって捕まえられていた。

町中の情報網を使っても、チェオクの行方が分からず困り果てていたテサン。
金鈺堂に前田がやって来る。
前田「チェオクさんは戻りません。死にました。石川も明子も甕城病院も彼女のことも全て忘れて、昔のチャン・テサンに戻ってください。そうすればチャンさんと金鈺堂は無事です。」
全てを動かしているのが前田由紀子だと察したテサン。
テサン「チェオクの亡骸を見せろ!」
前田「もう二度と会えません。」
テサン「たとえ遺体でも、彼女は私が必ず見つけます!全てを捨ててでも守りたい人だ!」
前田「どうやって私に立ち向かう気ですか?まさかそこにいるゴミたちと一緒に?」
テサン「仲間を侮辱しないでください!」
前田「彼らがどんな裏切りをしたか知ってます?ナウォル夫人は、昔、あなたの母親を密告した。ガッピョン所長は拷問によってあなたを裏切った。パク君は日本に逃げた母親を捜すため、わずかな船代のためにあなたを裏切った。そしてあなたの友達ジュンテクも捕まってほんの数時間で仲間を裏切った。人間ていうのは、自分の命が惜しくて恩も道義も忘れてしまう弱いもの。それなのに、そんなゴミたちと共に私と対抗する気?あなたを一番守ろうとしてるのは私なのに!私を裏切ると!?」
テサン「分かってますか?その苦労は全て、こんな世の中でなければ経験せずに済んだ。平和な世の中なら牢獄に入れられ仲間を裏切るまでつらい拷問を受けることもなかった。裏切った罪悪感に苦しむこともなかった。こんなに苦しくても皆が耐え抜いている理由はどんなに屈辱的でも生き残るべきだからです。生き残らないと、その事実が忘れ去られてしまうからだ!だから侮辱しないでください。あなたがゴミ呼ばわりできる者など、誰もいない。ご縁はここまでかと、前田さん。」
テサンはそう言って、涙を流して下を向く仲間たちを連れてその場を去った。

反論したはいいが、ことの重大さに気づいたテサン、しゃがみこんでしまう。
しかし、ナウォル夫人もガッピョン所長も、テサンの反論によって忠誠を誓い絆を深めた。

前田によって、化け物をおびき寄せる餌としてチェオクが連れてこられた。
加藤中佐はほくそ笑み、成り行きを見守る。
化け物が姿を現した…

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Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

京城クリーチャー」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話:名分と弁明の境界 自覚

前話はこちら↓

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明子は、石川警務官との寝床を抜け、町を彷徨い、驚異的な力で人を襲っていた。

化け物は覚醒状態であるにもかかわらず、動きがなかった。
「何を考えているのか惺沁…」とつぶやく加藤中佐。
前田由紀子が化け物に会いに来た。
前田は化け物に近づき「惺沁先生、まだ生きてはったんやな」とつぶやいた。
すると、おとなしかった化け物が突然暴れ出し、前田に向かって触手を伸ばした。
化け物は怒りをあらわにした。

ジュンテクは帰宅したが、拷問のトラウマに苦しんでいた。

お祭り騒ぎをしていた人々は皆捕まり、牢屋に入れられており、ガッピョン所長もヨンチュンもその中にいた。
人々は皆、テサンの助けを待っていた。
ナウォル夫人もチェオクも、テサンの帰りを祈るように待ち望んでいた。

テサンは来院していた前田由紀子を利用し、病院から脱出。
満身創痍のテサンは、前田によって介抱されることになった。

テサンが戻らず4日が経った。
チェオクは来る日も来る日も金鈺堂に通い、テサンの帰りを待ちわびていた。
チェオクは「自分たちの役目は果たしたし、もう諦めて帰ろう」と言う父ジュンウォンに、母のことを打ち明けた。
「母はまだ甕城病院にいる」と。
ジュンウォンは、あの対峙した化け物が、最愛の妻だったのかと、涙を流した。
そしてそれに気づかずに銃を撃ち込んだことに、自分を責めた。

化け物は、前田を見てからずっと檻に体をぶつけ、興奮状態だった。
加藤中佐は「子供を捜して焦っているのだ」とつぶやいた。

ガッピョン所長は酷い拷問を受けていた。
「逃した朝鮮人たちはどこだ!チャン・テサンはどこにいる!!」と。
それは以前、ナウォル夫人が語った通りのむごいものだった。

テサンは前田の家で目を覚ました。
4日間眠り、傷も具合も良くなった。

この4日間、清渓川一帯で11件の連続殺人事件が起きていた。
そのすべての死体が、脳がなくなっているという。

すっかり回復したテサンが金鈺堂に帰ってきた!
泣いて喜ぶナウォル夫人。
そして、テサンは警察に行き、石川警務官に会い、金を払うから皆を釈放しろと言う。
さもなければ、本町の通りの店はすべて今日から休業にし、2日後に開かれる戦争支援金のパーティーでは、酒も食材も一切納品しないと脅迫。
パーティーに不手際があったとなると、責任を負わされるのは石川なので、受け入れざるを得ない。
少し前、石川は、加藤中佐から、最近の連続殺人事件の有力な容疑者が、テサン、チェオク、明子だと報告を受けていた。
皆、甕城病院に侵入し脱出した者であるということ以外は、軍の機密事項だと教えてもらえなかった石川だが、明らかに明子の様子がおかしいことに気づいていた。
石川はテサンに甕城病院で何が起こっているのかと尋ねた。
教えてほしければ皆を釈放しろと言うテサン。
石川は仕方なく皆を釈放。
ぼろぼろになったガッピョン所長や、捕らえられた町のすべての人々を救い出したテサン。
テサンの見張りと、テサンの便利使いをさせられていた石川の部下の森は、すでにテサンの人の良さに魅せられており、「よかった」という感じで笑顔だった。
そして、石川に呼ばれ、慌てて真顔に戻り、再びテサンの監視を任された。
石川は“地下実験室 生体実験 前田さん”というメモを受け取っていた。

来る日も来る日もテサンの帰りを待ち焦がれていたチェオク。
とうとう目の前にテサンが現れた。
チェオクは涙を流し再会を喜び、2人は抱き合った。

石川は、妻である前田由紀子に甕城病院で起きていることを聞いてみる。
しかし、石川と前田は、それぞれの利益のために結婚しただけの関係で、お互いの私生活には口を出さない約束をしていたため、「あなたにそんなこと聞く権利も、答える義務もない」と一蹴されてしまった。
石川が、明子に手を出したことを詰めると、「趣味はお好きにどうぞ。しかし、子供を作るのは別問題だ。」と反論され、悔しくて、テサンとチェオクがいい仲であることを伝えた。
前田はテサンに好意を抱いていたのだ。
チェオクが若くて美しいと聞き、反論の言葉が出ない前田だった。

テサンとチェオクは再会を喜び、ほのぼのと、一緒に屋台で餃子を買っていた。
すると、突然発砲音が聞こえた。
テサンの見張りをしていた石川の部下の森が、明子に襲われ、銃を撃っていたのだ。
明子は口の周りを血だらけにし、脅威の運動能力で森に襲いかかり、森の眼球に指を突っ込む。
そこへテサンとチェオクが駆けつけ、物を投げて明子の気を逸らし、森を助け出した。
明子は、今度はテサンとチェオクに襲いかかる。
テサンはその時、明子だと気がつく。

前田由紀子は加藤中佐の部屋を訪ね、ナジンの説明を受ける。
ナジン:ナ族が住む霧龍雪山の氷河の中から初めて発見された微生物。ナジンが体内や脳内に入るだけでは惺沁のようにはならず、人の姿を維持しながら、生存と狩りにのみ特化した状態で、主に人間の脳を餌とする捕食者となる。 攻撃性が強く獰猛で素早く、傷を負ってもすぐに回復する。捕食者の状態からさらに炭疽菌が注入された血清を打つと、惺沁のような化け物になる。日光と火を嫌い、窒素に弱い。

明子の脅威の運動能力によって劣勢になるテサンだったが、チェオクの協力で免れた。
そしてテサンは、火を使って明子を遠のけ、「しっかりしなさい!明子!!」と叫んだ。
すると明子は自我を取り戻し、今の状況に急に戸惑い始め、その場から走り去った。
テサンとチェオクは明子を追いかけ、森は信号弾を打ち上げた。
石川は部下たちを現場に向かわせ、逃げる明子を捕らえるように命じる。

加藤中佐は、化け物は、元々、人間の時の記憶はなかったが、娘に会ったことで記憶を取り戻したと言う。
説明を受けている前田は、惺沁には娘がいて、それがサテンの恋人チェオクであると知る。

人間の意識を取り戻した明子は、大きなお腹を抱えて逃げ続けた。
チェオクは「捕まったら明子も母のように恐ろしい目に遭うかも知れない」と考え、テサンと一緒に追いかけ続けた。
明子は「死にたくない!殺さないで!助けて!」と叫びながら森まで逃げてきた…

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Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

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各話のあらすじ ネタバレあり

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第7話:利己と利他の境界 鬼

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脱出作戦開始は6時ちょうど。
かけられる時間は10分。
皆で病室のシーツを結びつなぎ合わせ、長いロープ状にする。
2階の病室の窓からシーツを垂らし、それをつたって脱出する。
下りた場所にはガッピョン所長のトラックが。
皆、次々に下りて行き、お腹の大きい明子も慎重に下りていく。
病室に見回りの兵士が入ってきて、ピンチになりかけるが、ヨングァンがその兵士を撃ち抜いた。
鳴り響いた銃声を聞き、羽田上士と兵士たちが病室に向かってくる。
テサンとチェオクとヨングァンは病室の外にバリケードを作り兵士たちを迎え撃ち、時間をかせぐ。

石川警務官は院長室で一路院長と二人で話していた。
鳴り響く銃声。
石川「今、この病院内で何が起こっているのですか?女性失踪事件と関係ないのは確かですか?」
一路「本当にこの病院について知りたいのなら、総督の許可を貰って来てください。もしくは、ご自宅に戻り、前田さんに直接お伺いになるか。この中で起きることは関係者以外誰一人知ってはならないということです。そして朝鮮人は誰一人として絶対に生きてここを出ることはできないのです。お答えできるのはここまでです。例外はありません。」

兵士たちを迎え撃つテサンたちは、激しい銃撃戦となり、ヨングァンが腹を撃たれてしまった。
ヨングァンは最後の力を振り絞り、自分の名札をチェオクに渡し、「僕を忘れないで…僕の名前はチェ・ヨングァンです…会いたいと…母に…どうか…」と言い残して息絶えてしまった。
チェオク「ここから出られれば希望はあるんですか…?」
テサン「どうかな。でも素直に死んでやるのは嫌でしょう?私は長く行き続けたいんです。生きてヤツらにずっと思い出させてやり困らせてやりたい。私たちへの悪行を記憶に刻ませます。絶対におとなしく死にはしない。」
涙を流すチェオク。

テサンたちを追う羽田上士の前に他の兵士がやって来て、「朝鮮人らを生け捕りにしろとの一路院長の命令だ!!」と伝えるが、羽田は「一人残らず射殺しろ!!」と言うことを聞かず独断で行ってしまう。

チェオクも無事に脱出。
残るはテサンだけとなったが、テサンは下りてこなかった。
テサンは、皆を乗せたトラックが無事に出るまで、敵の注意を引き、時間を稼ぐため、病院に残ったのだ。
「たとえ全員乗れなくても、時間通りにトラックは出発する」
事前に約束していたことだった。
ガッピョン所長は苦渋の判断に涙しながらもトラックを出発させた。
石川警務官を乗せた車の行列と一緒に、ガッピョン所長の運転するトラックも病院を出た。

テサンは自身を犠牲にし、満身創痍で兵士たちを迎え撃ち、時間を稼いでいた。
銃弾もなくなり万策尽き果て、テサンは換気口に入り、病院内を逃げ回った。
しかし、四方八方から兵士たちに追われ、テサンは蓋のない換気口に落ち、どんどん下に転げ落ちていく。
落ちた場所は、人骨が山のように廃棄された場所。
人骨の山の上で、テサンは意識を失った。

ナウォル夫人は、高価な白磁器と引き換えにジュンテクの解放を依頼。
ジュンテクは、父の待つ車の前に捨てられた。
拷問によるショック状態でパニックのジュンテクを、父は連れて帰った。

石川警務官の乗せた車とトラック2台は山奥に行き、止まる。
荷台から明子が下りてきて、石川の元に駆け寄り、明子の救出成功。
ガッピョン所長の運転するトラックは、明子だけを下ろしたことを確認すると、さらに移動を始め、次いでもう1台のトラックも後を追った。

一路院長は、地下牢に閉じ込めていた朝鮮人のすべてと、前田由紀子から頼まれていた明子までがいなくなり、いらだちを隠せない。
加藤中佐の部屋にあったナジン入りの水が、何者かによって飲み干されていた。
加藤中佐は、その部屋に入った、本間、明子、テサン、チェオクのいずれかがナジンを飲んだと確信する。

人骨の山の上で目を覚ましたテサンは、羽田上士に銃を向けられる。
そして銃声が鳴り響いた。

ガッピョン所長は、追いかけてくるトラックをまきながらも移動を続ける。
追うトラックは、石川の指示で、皆を捕まえるつもりだったのだ。
ガッピョン所長は、そのままトラックを町に走らせ、商店街に突入。
商店街は、ナウォル夫人の作戦指示により、お祭りが行われており、道には露店が出たり、たくさんの人々が踊っていて大騒ぎ。
月光バーのヨンチュンは「さあ!皆さん!テサン社長がご馳走してくれました!」と言って、人々にお酒を振る舞い、祭りを盛り上げる。
ヨンチュンと洋服店の店主は目配せをする。

追いかけてきた石川の部下のトラックは、人が多くてなかなか進めずに苛立ち、脇道に行こうとするが、今度はたくさんの人力車に邪魔をされる。

ガッピョン所長のトラックは商店街を逃げ回るが、いよいよ捕まってしまった。
そして荷台を見られるが、そこには誰もいなかった。
石川の部下「病院から連れ出した朝鮮人はどこだ!!」
ガッピョン所長「乗せたのは明子だけです。石川さんの望みは明子だけでした。私たちは約束を守りました。それだけです。」

実は、石川の部下が立ち往生している間に、ヨンチャンや洋服店の店主や人力車の車夫たちの協力により、救出された人々は皆、着替え、トラックを下り、ナウォル夫人によって人力車に乗せられ逃げ切っていた。
全てはテサンがナウォル夫人に託した計画であり、テサンのことを「朝鮮人が苦しんでいても見て見ぬふりをするロクデナシ」と言い放ったイニョクは自分を恥ずかしく思った。
ナウォル夫人は「本町では何でもチャン・テサン社長を介すんです。お金も物も人命も。それが社長の本当の仕事です。」と答えた。

石川の部下たちは、ガッピョン所長を逮捕し、「少しでも怪しいやつは全て捕らえろ!」と、お祭り騒ぎの人々を片っ端から警棒で殴りつけ捕らえていった。
ヨンチュンも髪を引っ張られ捕まってしまった。

その間も救出された人々を乗せた人力車は走り続け、散り散りに逃げていった。
チェオクはジュンウォンと一緒に人力車に乗り逃げていたが、病院に残ったテサンに思いを馳せていた。
上を見ると桜の花は舞い散っていた。

別宅に明子を連れ帰った石川警務官は、風呂に入って綺麗になった明子としっぽりやっていた。
前田由紀子は一路院長に会いに行き、明子を逃してしまったことに頭を下げる一路院長に向かって、「手を引け」と言い放った。
しかし一路院長は食い下がり、「最近、非常に重要な実験に成功しまして、人類の歴史を大きく変えるほどの、全く次元の違う生命の誕生です。私にもう一度だけ機会を!」と説得。
前田は資料を見て、化け物の正体がソンシムであると知り、驚き、涙目になった。

テサンは羽田上士を倒し、満身創痍で逃げ出していた。

翌朝、ヨングァンはの母は外に荷物があることに気づく。
それは「息子を捜してほしい」と金鈺堂に持ってきたミシンと、ヨングァンはの名札だった。
息子の死を悟り、帰ることが叶わなかったヨングァンを思い、泣き崩れる母。

石川警務官の横で眠る明子。
顔の皮膚の中をうごめく物体が、そのまま頭に入っていく…

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