Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第10話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第10話

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ヘインの弟スチョルは、ヒョヌの兄ヒョンテのボクシングジムにやって来る。
そこには、たくさんのヒョヌが獲得したトロフィーや表彰状が並んでいた。
実は、ヒョヌは、ボクシングがめちゃくちゃ強い。
相手の攻撃を先読みする“頭脳派ボクサー”だったのだ。
攻撃を誘ってかわし、相手が疲れたところで素早くカウンターパンチ。
兄ヒョンテですらノックアウトされたことがあるほどだ。

ウンソンの不動産詐欺の仲介業者ピョン・ソンウクとその子分たちに襲われるヒョヌ。
多勢に無勢でピンチかと思いきや、ヒョヌは1人で次々に倒していく。
そして事前に通報しておいた警察も到着し、ピョンは現行犯逮捕された。
警察の取り調べを受ける、ピョンはウンソンに電話をかけるも出なかった。

ヨンドゥリにいるヘインの前に現れたウンソン。
「病気だと知ってる。君には時間がないから俺は手段を選ばない。病気のことを両親は知らないんだろう?守りたい人たちが傷つく姿を見たくなければ、早く戻って来い。期限は2日後の記者会見。」と脅迫。
そこへスチョルが現れ、怒ってウンソンに襲いかかるが難なくかわされてしまった。
「俺がウンソンに騙されたせいで家族がこのザマだ。ダヘやゴヌは元気でいるのか!?」と泣きつくが無視して立ち去る。
「バカね!騙す方が一枚うわてなの!だから泣き止んで!」とヘイン。
ヘインはスチョルに、ウンソンが来たことを内緒にさせた。

アメリカのマンションでスマホゲームばかりしてるダヘも、実はスチョルのことを心配していた。
ウンソンから電話が来て、「スチョルは、お前をただじゃおかないと激怒してる」ウソをつかれた。
肩を落とすダヘ。
その頃、ダヘとゴヌが心配で、会いたくて会いたくて枕を濡らすスチョルだった。

帰りが遅いヒョヌを心配するヘイン。
深夜にようやく帰ってきたヒョヌはケガをしていた。
「どうしんたんだ、誰にやられたんだ」と問い詰めるヘイン。
「大したことない」というヒョヌだが、ヘインは心底心配して、薬を塗って手当てをした。
ヒョヌは「相手は出国禁止にした例の仲介業者。不利な戦いだったが、僕はボクシング経験者で打たれ強いから、これくらい痛くない。僕が勝った。」と説明。
ヘインは「また同じ状況になったら逃げるのよ。約束して。」と警告。

翌朝、全員集合の朝食の食卓で、顔にケガをしているヒョヌとスチョルを見て、家族は2人がケンカしたのかと問い詰めるが、「義兄さんは強すぎて相手にならない」とスチョル。
ヒョヌ父は、ヒョヌが昔からスポーツも勉強もよくでき、文武両道であることを自慢した。
車で出勤するヒョヌを見送るヘインは、顔に近づき、傷に薬を塗り、絆創膏を貼り、なんだか新婚のようないい雰囲気に。
ヒョヌは出発を遅らせ、ヘインとの時間を過ごした。
「あの頃に別れていたら、傷を負うこともなく、結婚をせずにいい思い出だけを胸に暮らしていたはず。」とヘイン。
「違う。こうなると分かっていても同じ選択をした。そばにいる時、なぜもっと気遣えなかったのだろう。。」とヒョヌ。
2人は見つめ合った。

ウンソンは母スリに「ヘインと結婚する」と宣言した。

ヒョヌが出勤すると、“不正行為により待機命令”と人事告示されていた。
使われていない、散らかった狭い部屋に左遷させられるヒョヌ。
ウンソンが現れて「不正行為の証拠は人事委員会で明らかになる。ヨンドゥリに行ってヘインに会った。あれ?初耳?」とドヤった。
ヒョヌは、昨夜、ピョンを警察に引き渡したことを告げると顔色が変わるウンソン。
すっとぼけるウンソンに「ご心配なく。真相究明は僕の特技なので。」とヒョヌ。

意識不明の会長は、ウンソンの独断で転院させられたため、その行方が分からないまま。
モ・スリはグレイスを呼び出し、「百貨店の社長にするから、そのかわりに働いて。会長を捜して。」と告げた。

ボムジャは、ヨンソンにハンカチを返した。
(先日、ボムジャが泣いていた時にヨンソンの母が差し出してくれた)
ヨンソンは「つらい時泣くのは三流、我慢するのは二流、肉を食べるのが一流。次はたくましく肉を食べなさい。」と励ました。

ヒョヌ父は選挙に負け、里町の座を奪われてしまった。
新里町となったパクは、ヒョヌ父の積み上げてきた功績をことごとく消しにかかり、ヒョヌ父は傷つく。

ダヘと連絡がつかず落ち込むスチョル。
ふと見ると、スマホゲームをしているヒョンテの息子ホヨル。
スチョルは思い出す。
かつて、ダヘと一緒に夜な夜なゲームを楽しんでいたことを。
さっそくログインしてみると、“ゴヌのママ”が2時間前に接続していたことが分かった。
ホヨルを抱きしめるスチョル。

グレイスの前にヒョヌとヤンギが現れた。
グレイスは良家の子女の縁談を取りまとめていたが、謝礼に不満があると手段を選ばず離婚させていた。
さらに美容事業において脱税も発覚。
ヒョヌは、それらをネタに、こちらの味方になるように打診した。
この期に及んでもなお、報酬を求め、損得勘定であふれるグレイス。
すると背後にボムジャが現れ、グレイスの頭をバックでぶん殴る!
ボムジャは「刑務所に行きたい?私の経験から、あんあたは刑務所で嫌われる。」と告げると、グレイスは仕方なくこちらの仲間になった。

ヒョヌ、ヤンギ、ボムジャ、グレイスは、コナンの事務所で密談。
グレイスの調査報告を踏まえ、ソウルから車で1時間以内の位置する病院に絞って探すことに。
「あっちは殺伐としていたが、こっちは家族的で協力的でいいわ。みなさんお元気で?」とグレイス。

ヘイン母は、ヒョヌ姉ミソンのすすめで、噂好きの村人たちの謝罪を受け入れることになったが、プライドの高いヘイン母と、歯に衣着せぬ村人たち。。なかなかうまくいかない。
苛立つヘイン母はカフェインを求めてコーヒーショップへ。
ところが、カードが止められていてコーヒーを買うことができない。
そこへやってきたヒョヌ母が、まとめて買ってくれた。
ヒョヌ母は、「お礼は不要、働いて代金を払って」と農作業を手伝わせた。
ヘイン母は高級服を脱ぎ、作業着を来て、木に実っている梨に保護カバーを被せる作業。
上手にできず、年下の外国人労働者に教わりながらこなし、ヘトヘトになった。

ナ秘書はヘインに呼ばれ、車でヨンドゥリへ。
ダンボールを1箱、持ってきた。
ナ秘書は「元夫の実家にいるなんて。偽装結婚でしょ。愛を感じる。」と言い、ヘインは全否定。
しかし、「ヒョヌが会社でどんな扱いを受けているか、誰のために我慢してるのか」という話を聞き、怒ったヘインはウンソンに電話。
ヒョヌが告示された“不正行為”が何なのか問い詰める。
裏金?横領?顧客リストの流出?。。
ウンソンはヒョヌを貶めるため、何でもいいからでっちあげを仕組んでいるのだ。

ヘトヘトクタクタのヘイン母。
農作業の報酬は4900ウォン。
そこからコーヒー代を引いて1700ウォンを貰った。
ヘイン母は、体を動かしてたくさん働いたので、お腹が減り、夕飯をたくさん食べ、睡眠薬なしでグッスリ眠った。

里町の座を失って元気のないヒョヌ父は、ヘイン父と2人で酒を飲み、“財閥モノ”のドラマを一緒に見た。
ヘイン父は本物の財閥の実情を教えてくれたw

ヒョヌはヘインを外に呼び出し、ウンソンが何しに来たのか問い詰める。
ヘイン「百貨店に戻れ、家に戻れと言われた。」
ヒョヌ「家に!?一緒に暮らすと!?赤の他人なのに!?」
ヘイン「私達も同じでしょ?」
ヒョヌ「ぜんぜん違う!夫婦だった!」
ヘイン「今は違う。あなたは十分にやってくれた。待機命令の件、なぜ黙ってたの?不正行為が理由よ!横領や収賄なんて簡単にでっちあげられる!私もあなたまで心配する余裕はないの!自分で解決するわ!無関係のあなたに被害が及ぶのは負担なの!」
ヒョヌ「なぜ線引きするんだ!僕は君のために…」
ヘイン「何もしないで!私なりに方法を探す。」
ヘインは部屋に戻ってしまい、1人取り残されたヒョヌ。

翌朝、ヒョヌ母は農作業から戻ると、外からヘインの部屋まで道標のようの葉っぱが落ちていた。(☆)
笑う母。
ふと、ヘインの部屋から声が聞こえる。
ヘインは医師と電話していた。
「薬は飲んでるが最近頭痛がひどい。自己注射は毎日。腫瘍は広がってないので他の問題ですか?」と。
聞いてしまったヒョヌ母、まだ寝ているヒョヌの部屋へ行き、問い詰める。
ヒョヌは病気と余命のことを打ち明ける。
ヒョヌと母は泣いた。
そして、離婚を考えていたヒョヌが、ヘインの余命を知って「もう少し辛抱すれば死別できる」と離婚をやめた事実に、ヒョヌ母は「あんたは最低だよ!」と泣きながら叱った。
ヒョヌは「ヘインはすべてを知りながらもここに付いてきた。だから、僕が留守の時、ヘインを面倒見てやって。。」と涙ながらに頼んだ。
ヒョヌ母は、朝からたくさんの料理を用意し、ヘインに精をつけさせるべく肉を勧めた。

スチョルはスマホゲームで“ゴヌのママ”(ダヘ)が接続するのを待っていた。
そしてついに来た!
スチョルはさっそくメッセージを送る。
驚くダヘ。
どうせ悪口だろうと無視しようとするが、“ゴヌの予防接種記録”が送られ、「どこにいても忘れるな。注射の時は“サメの家族”を歌って。」と。
ダヘはスチョルの思いに胸を打たれた。
ダヘは目に涙を浮かべながらも、黙ってログアウトした。
うなだれるスチョル。

ヘインが出かけようとすると、ヘイン母と鉢合わせ。
母は「こんな時にソウルへ?ウンソンと会ったそうだけど、自分だけ助かるつもり?まさか、すべてあなたが仕組んだの!?」といちゃもん。
呆れ果てたヘイン、「好きに考えて」と吐き捨てる。
そこへ、トラクターに乗ったヒョヌ母が現れて、タクシーが来る場所までヘインを乗せていく。
道中、ヘインは「お義母様、お世話になりました」と言った。
母は「遠くに行く人みたいに言うんだね〜」と言って隠れて泣いた。

ヘインはクイーンズ社にやって来た。
社内はざわつき、ヒョヌの耳にも入る。
ヘインはウンソンと一緒に「ウンソン会長就任会見」へ。
会場にはたくさんの記者が集まる。
ヒョヌも急いで会場に駆けつけ、ヘインに「どうしてここに?これが君のやり方か?」と聞くと「これが確実で近道よ」と言い残し、会見へ向かった。
ヘインがウンソンの方に付いたのかと、呆然とするヒョヌ。

その頃、ボムジャとグレイスは会長の転院先を見つけ、急いで向かった。

ウンソンは、会長就任と共に、ヘインとの結婚発表もするつもりだ。
会見が始まる。
ウンソンは新会長就任の挨拶。
そして、世に出回った無責任な憶測やデマに苦しめられたが、 真実は1つ、全ては前会長の意志であり、これを証明し払拭するため、友人で有能なヘインを百貨店の社長に復帰させると発表した。
ヘインの挨拶。
会場の片隅でヒョヌが見守る。
ヘイン「皆さん、ホン・ヘインです。ユン新会長大学時代から長年の友人です。そんなユン会長に…脅迫を受けました。」
ざわつく会場。
ヘイン「元夫のペク・ヒョヌさんに濡れ衣を着せ刑務所に送ると。証明できる音声もあります。私は社長に復帰できません。余命宣告を受けたからです。」
さらにざわつく会場。
驚き言葉を失うウンソン。
涙目でヘインを見つめるヒョヌ。
ヘインはヒョヌを見つけ、見つめる…

<エピローグ>
4年前
クイーンズ百貨店の社員の飲み会。
上司から無理やり飲まされそうになるインターンのヘイン。
ヒョヌはヘインを庇い、自分が酒を飲んだ。
飲み会終わり、ヘインは怒っていた。
ヘインを追いかけるヒョヌ。
ヘイン「かわいすぎる!酔うとかわいいの!他の女の前で酔ってかわいくなるのは許さない!」
ヒョヌ「二度としません。。」
ヘイン「肝に銘じて!ヒョヌさんが酔うと胸がときめく!あなたの必殺技よ!よそで使っちゃダメ!」
ヒョヌは「うん、使わない」と言って、ヘインの頬に触れた。
ヘインもニッコリ。

現在
兄ヒョンテと飲むヒョヌ。
ヒョンテ「飲み過ぎだ。帰ろう。」
ヒョヌ「今も同じかな?僕が酔ってかわいかったら、ときめくかな?」
ヒョンテ「だったら離婚してない。」
ヒョヌ「でも、僕はヘインを見ると胸がときめく〜ヘインを見ると嬉しくて胸がときめく。会えないと会いたいし、会っていても会えなくなりそうでたまらなく怖い。。それなのに僕に“何もしないで”って言うんだ。負担だって。。」
ヒョンテ「嫌いなんだよ。」
ヒョヌ「傷に絆創膏を貼って薬も塗ってくれた。」
ヒョンテ「愛情が残ってるって?本人に聞けよ〜。」

帰り道
「好き、嫌い、好き、嫌い。。。」
と葉っぱをむしりながら歩くヒョヌ。
それはヘインのいる部屋の前まで続く。
「好き、嫌い、好き、嫌い。。お!好き?ほんと?ははは!僕は違うのに〜。僕は愛してる。愛してるヘイン。」
部屋の中から、ヘインが聞いていた。

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