Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第9話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第9話

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ホン一家の自宅前には“土地保証金を払え!”と抗議デモをする人々やマスコミが集まり、ヘインたち家族は家に帰れずに困り果てていた。
母の元にグレイスから電話があり、裏口には誰もいないと聞き行ってみる。
ところが、グレイスは見えない所に密かに記者を待機させていた。
グレイスは到着した一家を車から降ろさせる。
そして、会長がモ・スリに宛てた委任状に「本人不在の際、クイーンズタウンの管理をすべて委任する」と書いてあることを告げ、スリの命令により、社用車、運転手、携帯電話、法人カード、家と会社の鍵をすべて取り上げた。
怒るヘイン母に、隠れていた記者がカメラを構える。
ホン一家にあるのは、グレイスがまとめた簡単な荷物だけ。
そこへ1台の車が現れた。
ヒョヌだ!
一家を車に乗せ、記者のカメラから一家を守り、その場を脱出。
ヒョヌは「実は会長が転換社債の特約で家族を連帯保証人に。そのため不動産、株式、銀行口座が凍結。」と説明。
途方に暮れ、絶望する一家。
記者に追い回されないように安全な場所へ避難すると言って、ヒョヌはヨンドゥリに車を走らせた。

ヨンドゥリに到着し、ヒョヌが車から降りると「心配してたぞ!」と出迎えるヒョヌの家族と村人たち。
姉ミソン「クソ財閥家から逃げて正解よ!落ちぶれていい気味!因果応報ね!」
兄ヒョンテ「偉そうにしやがって!ザマァ見ろってんだ!」
姉ミソン「あのメギツネを忘れて気楽に生きればいい!」
そして、ホン一家が車から降りてくる。
ヘイン「メギツネも一緒にきました…」
気まずいヒョヌ一家w
ヒョヌはホン一家を実家にお連れしようとするが、ヘイン母は「1人で帰る!」と言い張って歩いて行ってしまう。
ところが、道端に落ちていた牛糞を踏んでしまいパニックw
転びそうになった所をヒョヌ母に助けられ、意気消沈w

ヒョヌ一家は戸惑いながらもヘイン一家を温かく迎え入れ、肉を焼き、短時間にたくさんの料理を用意してくれた。
ヘインはヒョヌにお礼を伝え、迷惑なので明日には出て行くと言った。
しかし、ヒョヌは「僕が一番安全で安心できる所はここだ。君が元気になったら口出ししない。でも今は君が折れて。ただそばにいてくれ。」と言った。
ヘインは「こんな時に一緒にいて幸せになれる?」と言うが、「不幸が薄まる。今日は他のことは考えず、少しだけ不幸を薄めよう。」と励ますヒョヌ。

庭のテーブルにたくさんの料理が並び、みんなで夕飯。
ため息が止まらず暗いヘイン一家。
特に落ち込んでいるのはスチョルだった。
財閥のお坊っちゃまスチョル、料理も食べず、ヤカンの水も飲まず、天然に失礼な態度を取るスチョルに、ヘインがキレてぶん殴ったw
「ヤカンの水を飲みな!!!」
ドン引きするヒョヌ一家w

姉ミソンと兄ヒョンテは食後の皿洗いをしながら、ヘインにヒョヌとの復縁を聞いてみた。
「今は赤の他人以下。ですので誤解や期待、こじつけはおやめに。」ときっぱり
腹を立てたミソンは「復縁なんてこっちから願い下げ!メギツネめ!」と怒った。

ヘイン父母とスチョルは、離れの部屋を用意してもらった。
床も温めてくれた。
「ご迷惑おかけして…」と恐縮するヘイン父。
「短い間だったが親戚同士だった。困った時はお互い様。」とヒョヌ父。
財閥のお坊っちゃまスチョル、狭い浴室や使い古されたタオルに愕然とする。
しかし、何より辛いのは、ダヘとゴヌがいないこと。
「ウンソンにまんまと騙された!」と怒りをあらわにした。

クイーンズタウンを手に入れたウンソンとモ・スリ。
ウンソンは怒っていた。
スリに「ヘインの家族はどこに!?」と問い詰めるも、「知らない。ヘインは忘れなさい。これからは楽しく暮らしましょう。」とのんきに答える。
ウンソンは語る。
「俺が施設に入った日、母さんは“あなたに会いたくても愛ゆえに我慢する”と言った。だけど、あの言葉はウソだと分かったんだ。愛してるなら我慢できない。ヘインをこの家に呼び戻す。母さんと違って、彼女のことを考えるだけで胸が苦しい。俺は我慢できない。母さんと俺のゴールは違う。あなたが俺を捨てたように俺もあなたを捨てて別のものを選べる。」と。
ウンソンは部下にヘインを捜させた。

ヒョヌ家の離れ。
ヘイン母「ここは地獄ね…」
ヘイン父「地獄に絹の布団はない、床もこんなに温かくない。」
薄い布団にくるまって泣きじゃくるスチョル。

ボムジャは外に出て長男ボムソクに電話をかけ、「お兄様!お父様が大変なの!お父様がああなったのは私のせいだ…」と号泣した。
そこへ、ヒョヌ父の友人ヨンソクの母(認知症)が来て、ボムジャの隣に座った。
そして、泣いているボムジャにハンカチを差し出した。
ボムジャは「父が病気なんですーーー!」と大号泣。
ヨンソク母はボムジャの背中をトントンしながら、「泣きなさい。思いっきり泣くのが一番よ。きっと大丈夫。」と優しく慰めた。
そして母を捜しに来たヨンソクに連れられて帰って行った。

ヘインはヒョヌのピンクの音楽プレイヤーで音楽を聴いていた。
収められている曲がどれもこれもヘイン好みで不思議な感覚になる。
ヒョヌにメールで聞くと、その音楽プレイヤーはヒョヌの物ではなく、ハニル外国語学校へ転校した1日目に校庭で拾ったのだという。
思い当たる節があるヘイン、音楽プレイヤーをよく見ると、“H”の文字が。
ヘインは自分が落とした物だとようやく気付いた。
そして、同時に、あの時、校庭で転んで擦りむいたヘインの膝に絆創膏を貼ってくれた男子学生がヒョヌだったと分かった。
ヘインは「私を愛するために生まれてきた男なの?一瞬で恋に落ちてずっとこれを持っていた。一目惚れをしたのが私だと知ったら気絶するわね。。」と独り言を言って嬉しそう。
「その子が美少女だったから忘れられずに今もこれを持ってるのね」とメールすると、別の部屋にいたヒョヌが慌ててやって来た。
あの時の子が美少女だったと言わせたいヘインVSヘイン以外の女の影を知ったことで怒らせたくないヒョヌ。
「美少女でインパクトがあったから今も引き出しに大事にしまってるのね」とヘイン。
「全然おぼえてない!ただ拾ったから何となく引き出しにしまってるだけ!」とヒョヌ。
ヒョヌが美少女に一目惚れしたと認めないため不機嫌になりヒョヌを追い出すヘイン。

翌朝、早くに出勤するヒョヌは、そっとヘインの部屋に来て、太陽の光でヘインが目を覚ましてしまわぬようにカーテンを閉めてあげた。
朝食の準備をするヒョヌ母。
目覚めたヘインは手伝い申し出るが何もできず、ヒョヌ母の人参を切る手さばきや手際の良さに感動と同時に興味津々。

一日も早くヨンドゥリを出たいヘイン母だったが、実の姉から関わりたくないと言われ、別荘に行くことを断られてしまった。
ヒョヌ姉のミソンは、きれいになった高級パンプスをヘイン母に渡すが「あげるわ」と言われ大喜び。
お礼に美容室で髪をセットしてあげることに。
すると、噂話好きの村人たちが現れて、ヘイン一家が一文無しになり夜逃げして来たとギャーギャーと話し始め、ヘイン母が、牛糞を踏み、泣くわ喚くわ大騒ぎだったとバカにして笑う。
村人たちはヘイン母の存在には気がついていない。。
きまずいミソン。。
ヘイン母は立ち上がって「夜逃げしたわけじゃない!少しの間いるだけ!ペク家の世話にはなりません!人を何だと思ってるの!」と怒って立ち去ってしまった。
プライドを傷つけられ、身も心もズタズタのヘイン母、ヒョヌ母が用意した朝食をすすめるが、「朝は炭水化物を控えてます!」と空腹なのに意地を張って断る。

クイーンズ社。
最年少で会長となったウンソンが出社し、会社の前に多くのマスコミが待ち構え、注目度の高さがうかがえる。

ウンソンは、さっそく会議を開き、海外市場開拓の拠点として2025年を目標に海外法人を設立すると理事たちに宣言。
流通事業の基盤となる法人設立の費用は約1400億ウォンの予定だと言う。

前会長の裏金の在り処を探るウンソンだが、横領したソンチーム長ですら、その行方を知らないと弁護士から報告を受ける。
そこへヒョヌが現れる。
会社を乗っ取られてもいまだ法務理事んのヒョヌ、「状況が変わっただけで仕事は仕事」だと平静を装っていたが演技だと見破るウンソン。
ヒョヌは「転職準備中。弁護士の就活は現職中の方が有利なため、1ヶ月は働くことを了承してくれ。」と頼み了承を得た。
これもヒョヌの演技で嘘だ。
ウンソンはヘインの居場所を尋ねるが、「車を取られれ電話も繋がらないので分からない。居場所が分かったら教えてほしい。」とヒョヌはすっとぼけた。

クイーンズ乗っ取り計画の一員だったグレイスは、てっきり社長や理事にでもなれると思っていたのに、モ・スリにエステ店を続けたらいいと言われ、ウンソンからは渡米してチョ理事の所へ行けと笑われた。

ヒョヌは、ウンソンに復元したドラレコ映像のデータを渡した“チュソンテック24”の男を見つけ出し接触し、データを取り返した。
ヒョヌとヤンギはドラレコ映像を見て、そこにイノシシの餌を撒くダヘが映っていることを確認。

スチョルはダヘが残した置き手紙を泣きながら読んでいた。
「私はあなたより5つ年上。すべての経歴はウソ。ゴヌはあなたの子じゃない。お金持ちで頭の悪いお人好し。施設で何度も会ったのに、大人になって再会した時覚えてなかったよね。昔のように今回も私とゴヌを忘れて。簡単よ、あなたは頭が悪いもの。」
スチョル号泣。

ダヘはその頃、アメリカのマンションでスマホゲームに夢中。
するとゴヌが泣き出してしまった。
泣き止ませるために何かないかとおもちゃ箱を探し、施設時代にスチョルからもらったウサギのぬいぐるみをゴヌに持たせる。
すると、すっかり泣き止むゴヌ。

ヒョヌとヤンギは車内で密談。
「ウンソンは株を奪うために新規事業を餌に2兆ウォンの投資詐欺を働いた。それを立証し、仮差押えを解けば、ウンソンから経営権を奪える。奪われた株はウンソンのやり方で奪い返す。」とヒョヌ。
2人は土地補償金を求めて、クイーンズへ抗議デモを行っている人々を尋ねる。
ヘイン社長の夫である法務理事ヒョヌは、デモ隊によって生卵を投げつけられる。
それでもヒョヌが話を聞くと、「相場の5倍で契約したのに、リゾート施設の件が白紙に戻ったから2倍にしろと言われた」と怒っている人々。
二重契約による詐欺だった。

ヨンドゥリにいるヘイン父は、これまで仲間だと思っていた友人達に電話をかけるも、みんな電話に出ず繋がらない。
途方に暮れるヘイン父。
ヒョヌ父は、景色のいい場所にヘイン父を誘い、マッコリを飲む。
グビグビの飲み干し、酔い潰れてしまったヘイン父。
「家長だから家族に“全部問題ない。解決する。明日ソウルに帰るぞ。”と言ってやりたいが、そんな状況じゃない。だから家族の顔を見たくない。親友に電話して2000万貸してくれと生まれて初めて言った。検察の捜査もあるし記者に追われてる人に金を貸すと誤解されると断られた。」とこぼす。

家の外でナ秘書と電話していたヘイン。
そこへ自転車で現れた甥ホヨル。
「里のネットカフェは僕の縄張りなので、ここにいる情報が漏れないようにしてある。まかせて!」とホヨル。
ヘインは「よろしくねー!」と言ってホヨルと別れた後、また記憶が飛んだ。
しばらくして、ヒョヌの家の布団で目が覚めた。
ヘイン家族もヒョヌ家族も心配で、ヘインを囲んで見守っていた。
「大丈夫、寝不足で貧血なだけ。」と答えるヘイン。
みんなの心配する様子に「貧血なんかで大げさな〜」というヘイン母。
ヒョヌ母は、それでも倒れたことは心配なので、明日ヒョヌとソウルの病院へ行くように言った。
ボムジャはヘイン母を外に呼び出し、「娘が体調不良で倒れたというのにひどい言い草だ。ヘインがかわいそう!」とたしなめた。
病気のことを言いたくても言えないボムジャは、もどかしくて苛立つ。
「後悔のないようにヘインに優しくして!」とボムジャ。

ヘインが倒れたと聞き、急いで帰宅したヒョヌ。
しかし、逆にヘインに問い詰められることに。
それは最近のヒョヌの会社での行動について。
・シャツに卵の汚れが付いていた
・パソコンで土地売買契約書の書類を見ていた
・抗議デモ中の地主に会っている
ヘインはナ秘書から、会社でのヒョヌの行動を秘密裏に聞いていた。
「最近何をしてるの?私に秘密でどこまで調べたのよ?」とヒョヌを問い詰める。
ヒョヌはウンソンが行っている二重契約による不動産詐欺について説明する。
そして、仲介業者はもぬけの殻だったが、今週末に挙式を上げ、その後、海外へ高跳びする計画だとわかった。
しかし、ヒョヌが告訴したため出国禁止に。
まずは仲介業者を捕まえる算段だと話すヒョヌ。
ヘインには、この件に関わらず安全にしていてほしいヒョヌだったが、「黙っていられない。この最悪な状況を脱して、離婚した夫婦らしく別々に暮らして、あなたときちんと別れるのが目標なの。」と言うヘイン。
ヒョヌは、「ヘインの体調が許す限り一緒に行動し、1日も早く目標を達成できるよう、これからは情報を共有する。」と約束した。

広い邸宅で孤独なウンソン。
ヘインの部屋に残されたカードケースを探り、病院の診察券を抜き取った。

翌日、ウンソンは病院に行き、抜き取った診察券を使い、ヘインの診断書を再発行。
ヘインの病気と余命について知ってしまった。
ヘインの主治医を押しかけ、どうすれば助けられるのか問い詰める。
しかし、患者の家族ではないため、詳細を知ることはできなかった。

ヘインは検査のため、ヒョヌと一緒に病院へ。
主治医から、さきほどウンソンが来ていたと知らされ驚くヘイン。

意識不明の会長を世話をするモ・スリ。
ウンソンがやって来て、ヘインを百貨店の社長にすると言う。
自分が社長になるつもりだったスリは「会長が死なずに意識が戻らない今の状態を維持できれば、21%の持ち株を動かす力は私にある。」と告げた。

しばらくして、スリが用を済ませて会長の病室に戻ると、会長はいなくなっていた。
ウンソンがスリに内緒で転院させたのだ。
計画が崩れることを恐れ、「死んだらどうするのよ!」と怒るスリ。

ヒョヌはヘインに帰るコールをして車に乗った。
途中、ヒョヌの車を尾行している車に気づく。
ヒョヌは見事な運転さばきで撒いたかのように思ったが、その車が目の前に現れた。

ヘインは、家の外に出てヒョヌの帰りを待っていた。
1人の男が現れ、ヒョヌかと思って近づくが、それはウンソンだった…

ヒョヌの前に現れた男は、捜していたウンソンの不動産詐欺の仲介業者ピョン・ソンウクだった。
訴訟の取り下げをヒョヌが断ったことから、怒って、チンピラを引き連れて襲いにきたのだ。
殴り合いになるヒョヌ…

<エピローグ>
高校生のヒョヌは、ピンクの音楽プレイヤーを落とした子が、あまりにきれいだったので、忘れられず、学校内を捜し回った。
そして、大人になった今でも、その子のことを鮮明に覚えているとヤンギに話す。
「どこで何をしてるのかな」
その子がヘインだとも知らずに。。。

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