Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第12話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第12話

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ヒョヌとヘインは、“トラストストレージ”の事務所に潜入し、パソコンを解析し、保存されている監視カメラ映像を見てみると、そこに“ユニット101”と書かれたトラックが映っていた。
そのトラックに見覚えがあるヘイン。
以前、会長が、家の換気システムを替える工事をするからと、家族全員が追い出されたことがあった。
その時、来ていたのが“ユニット101”だ。
2人は、その時に裏金が家に運ばれたのではないかと考える。
調査が終わり、外を歩いていると雨が降ってきた。
ヒョヌは、ヘインが寒くないように自分のコートを着せてあげて、「濡れるといけないから待ってて」と言って、車を取りに走った。
ヘインはめまいがしてしゃがみこんでヒョヌを待つ。

“トラストストレージ”にやって来たウンソン。
一人でしゃがみ込むヘインの姿を見つけ、車から降り、傘を差して駆け寄る。
声をかけられたヘインは、ウンソンを見て「ヒョヌさん、早かったわね」と笑顔を見せた。
戸惑うウンソンだったが、そのままヘインを車に乗せた。
車に乗って戻って来たヒョヌ、ヘインがウンソンの車に乗り込むのを見て、慌てて追いかける。
追いつ追われつの激しいカーチェイスの末、ヒョヌはウンソンの車の前にすごい勢いで飛び出した。
降りてきたヒョヌを見て、驚き戸惑うヘイン。
隣にいたはずのヒョヌはウンソンだったのだ。
大切なヒョヌとウンソンが認識できなかったヘイン。
急いで車を降りようとするが、ロックがかけられていて出られない。
ウンソンは、「俺とヒョヌを間違えたと知ったら、ヒョヌは驚くだろうな。」と言った。
ヘインはロックを開けさせ、外に出る。
症状が悪化したことでヒョヌをがっかりさせたくないヘインは、「ウンソンと偶然会って、家に招待された。お祖父様に会いたいわ。行ってくる。心配ないわ。あとで迎えに来て。」ウソをついた。
そしてヘインはウンソンの車に乗って行ってしまった。
次の瞬間、ヒョヌは何者かに殴られて倒れた。

アメリカにいるダヘの家にルームサービスと偽って男が入ってきた。
怯えるダヘ。
強引に部屋に入り込んだ男は、ダヘの元カレでゴヌの父親ジュノだった。
クイーンズ乗っ取り計画のため、ダヘのいとこと偽り、クイーンズマートの財務理事の座に就いた。
すべてのミスをスチョルのせいにして、出国の際に検察に密告したというジュノ。
スチョルが過誤納税をやらかして会長に怒鳴られ、パニック発作を起こしたあの件も、ジュノの仕業だったのだ。
スチョルは間もなく捕まると聞き、気が気じゃないダヘ。
ジュノは、ぐずるゴヌに怒鳴り散らす。

ヒョヌは車の中で目を覚ます。
手足を縛られ、額から血が出ている。
車内には練炭が置かれ、近くに、注射器を構える男が。
不動産詐欺の仲介業者ピョンだった。

ヘインを家(元ホン一家の邸宅)に連れ帰ったウンソンは、「着替えて、一緒に食事をしよう」と誘った。
ウンソンはヘインとの食事が嬉しくて、ルンルン気分でワインや食器を選び、花を飾る。
そこにピョンから電話で「処理した」と報告があった。
ウンソンは「逃亡資金は後で。今会ったら疑われてしまうから当分隠れていろ。」と指示した。

ウンソンとヘインはダイニングテーブルで食事を始めるが、ヘインは素っ気なく、ワインも飲まずステーキも食べない。
ウンソンは「誤解を解く時間をくれ」と言ってネックレスを見せた。
児童擁護施設時代、犬に襲われたヘインを助け、その時にヘインが落としたネックレスを拾ったと打ち明けた。
あの時の少年がウンソンだったのかと思い出すヘイン。
しかし、初めて会ったのはもっと前で、ヘインの兄が水難事故で亡くなった時だ。
ボートから落ちたヘインを救出したのは自分だと。
ウンソンは母であるモ・スリに会いに行って、事故を目撃したのだと言う。
なぜ黙ってたのかと問うヘインに「母は秘密を守るために俺を施設に捨てた。だから言えなかったんだ。」と言った。
「気の毒ね」と言うヘイン。
ウンソンは「だから一緒に食べよう。この食卓で君と食事がしたかった。ヒョヌにとって苦痛だったことを俺は心から望んでいた。そんな顔しないで一緒に食おう。」と言い、ヘインはステーキに手を付け始めた。

ヨンドゥリのヒョヌ母は、ヒョヌが幼い頃のアルバムを見ていた。
ヘイン母もやって来て一緒に見ることに。
ヘイン母は1枚の写真に目が留まる。
それは、ヒョヌが子供海兵隊に参加した時の海での写真だ。
当時ヒョヌは溺れていた女の子を助けたことがあると、自慢げに話すヒョヌ母。

食事を済ませたヘインは会長の部屋へ。
部屋の外で待つウンソンの元にモ・スリがやって来て、ヘインを部屋に入れたことを怒る。
部屋から出てきたヘインに「死ぬ前に何を探りに来たの!?信じられるものは家族より私だった!」と食って掛かる。
ヘインは「好きに言えばいい。ウソだと分かってます。お祖父様が死んだら委任契約も消えるし、手厚く看護してくれると信じています。あなたに苦労させられて家族が仲良くなりました。でも礼は言いません。また来ます。」と言って颯爽と立ち去る。
スリは、ヘインを追いかけようとするウンソンの腕を掴んで止めるが、ウンソンは振り払ってヘインを追った。

ヘインは正門が分からなくなり、庭を彷徨っていた。
そこへ、迎えに来たヒョヌが見えた。
安心して近付こうとするヘインだが、それがヒョヌなのかウンソン分からなくなってしまった。
ヘインは、本当にヒョヌなのか分からず戸惑いながら聞く。
「ヒョヌ?本物?誰かに殴られたの?」と。
ヒョヌはヘインの頬に優しく触れ「殴られたりしないと言っただろ?3対1でも勝てる。」と言った。
「偉そうに言うのはあなたね」と確信が持てたヘイン。
2人は車に乗った。

ウンソンは防犯カメラでその様子を見ていた。
ピョンに電話して、「ヒョヌを処理したはずでは!?」と問い詰めた。

先ほどピョンに襲われたヒョヌは「5分後に殺しても同じだろ。確認しろ。殺せと指示した人に電話して約束を守るか確かめてみろ。」と言った。
ピョンは言われた通りにウンソンに電話するが、約束の逃亡資金をくれなかった。
そこでヒョヌは、「もし殺して計画的殺人犯になったら最低20年の懲役になるが、今、思いとどまれば懲役3年の詐欺罪で済む。僕が示談を手伝えば執行猶予も付く。今やめればこのことは忘れよう。」とピョンと交渉。

ピョンは「俺がバカだった。カネを送れ!でないと警察にバラすぞ!」とウンソンに言った。

ヒョヌはヘインをつれて自宅に戻った。
離婚後、ヒョヌが一人暮らししてる部屋だ。
新築だし、家具も付いてるし、いい部屋だというヒョヌ。
ヘインなしでも快適に暮らしているヒョヌに、「離婚という夢が叶ってよく眠れてるのね。あなただけでも楽になればそれでいいわ!」と嫌味炸裂のヘインw
ヘインの地雷を踏んでしまったヒョヌは、「シックハウス症候群のせいで頭は痛いし、見ろよ、居間と台所が一緒だかた料理すると臭うんだ!何よりも君がいない。。」と必死にご機嫌を取る。
悪い気はしないヘイン。
ヒョヌはさらに続ける。
「ここで一緒に暮らしてたらどうだったかな。ケンカしても逃げ場のないここで、新婚生活を送りたかったな。そんなことを考えてると君に会いたくなって恋しかった。」と。
そして、空腹のヘインのために料理を作る。
台所に立つヒョヌの背中を見つめて、ご機嫌が直ったヘインだった。

その頃、ウンソンは、ヘインがほとんど食べなかった豪華な料理を皿ごと投げつけた。
孤独と怒りと悔しさで涙目になるウンソン。

ヒョヌはヘインのために、温かくて美味しそうな家庭料理を作った。
「料理が上手なのに隠してたのね」とご満悦のヘイン。
ヘイン「私が死んだら、他の女と付き合うの?ケンカしても逃げ場のないこの部屋でチゲを作ってあげて仲良く暮らすの?」
ヒョヌ「僕と付き合う女などいない。君は前夫を失った純情な女、僕はそんな君と離婚したバカな男だとみんな知ってる。」
ヘイン「みんな付き合いたがるわ。イケメンで優しくて、賢いのに威張らない。その上、美味しいチゲも作れる。最高の男性よ。何度生まれ変わってもあなたといたい。」
照れるヒョヌ「そういう言葉をまじろぎもせず。。そんなこと言われたらドキドキする。。」

めちゃくちゃになったダイニングで一人たたずむウンソン。
割れた皿でケガをして手から血がたれている。
モ・スリが現れ、「あなたはヘインに利用されてるだけよ。」と言い放った。
ウンソンは「知ってたさ。母さんに利用されてきたから慣れてしまった。」と答える。
スリは、大金を受け取りながらウンソンを虐待していた養父母を、飲酒運転に見せかけて殺し、ウンソンをいじめてた児童養護施設を焼き、院長もまた殺していた。
「放置してない!あなたをいじめて苦しめた人たちを野放しにしなかった!今もそうよ!会長の座だけでなくすべてを手に入れさせるわ。邪魔するものは容赦しない。たとえヘインでもね。これが私の愛し方よ!愛するヘインを痛い目に遭わせたくなければ利用されないで!そんな姿は見てられない!」と言うスリ。

ヘインはヒョヌの額のケガの手当をしながら、会長と会った話をする。
会長はヘインのことも覚えていなかった。
ヘインはショックを受けるが、録音機能付きのペンを棚に置き、「伝えたいことを録音して。すぐに来るわ。」と伝えていた。
そのペンはホン一家しか知らない特別製作のもの。
会長が正気に戻ったら必ず分かるというヘイン。

会長の部屋にモ・スリがやって来て「なんで裏金を隠したのよ!私の口座に入れておくべきでしょ!死なせない!あのお金のせいで生地獄は続くのよ!」と怒鳴った。
そして、ヘインの病気のこと、余命のことを会長に話し、「天下のホン・マンデが孫娘が死ぬと聞いても分からないなんて」と言い捨てた。

ヨンドゥリのスチョルは、ロッキーのごとくトレーニングを積んでいた。

ヒョヌの兄ヒョンテには、ここまで姿を現さないが、妻がいる。
結婚する時、ヒョヌ母は「あなたは娘じゃない、あくまでも嫁。娘なら言いたいことも言えるし叩けるが、嫁は人様の娘だからそうはいかない。言いたいことも言えないのが嫁と姑よ。だから、なるべく会わずに暮らそう。盆暮れ正月も誕生日も来なくていい。その代わり、ヒョンテの返品は受け付けない。」と嫁に言い放った。
嫁は最高の結婚をしたと喜んだという。
「母さんのおかげで、バカなことをしても妻は許してくれる」とウハウハのヒョンテ。
その話を聞いたスチョルは、家族を思い出しスネてしまった。

ダヘの部屋に来たジュノは、スーツケースにいっぱいの札束を数え、「本当はもっとあるはずだ、隠してるだろ!」とダヘを殴ろうとしたりクッションを投げたりして暴れる。
クッションがぶつかった照明スタンドが、ゴヌに倒れそうになり、ダヘが体を張って守る。
ダヘは「ゴヌにケガをさせたらぶっ殺す!金庫にあるから明日取りにいこう。」と言った。
ダヘはジュノのワインに睡眠薬を入れて眠らせ、荷物をまとめ、ジュノのバックからUSBを抜き取り、ゴヌを連れて部屋を出た。

ヒョヌの部屋で朝を迎えたヘイン。
ソファで眠るヒョヌに近寄り、愛おしそうに顔に触れる。
目を覚ましたヒョヌは、ヘインを抱きしめてもう一眠り。
幸せのひととき。。

昨夜、ヒョヌは元ホン一家の邸宅の前でグレイスと会い、クイーンズ通行パスを受け取り、それを使って邸宅に侵入し、ヘインを連れ帰っていた。
グレイスには「裏金が見つかりそう。5%渡す。」と微笑んだ。
その様子が監視カメラに映っており、スリとウンソンはグレイスを呼び出し、問い詰める。
グレイスは「情報を探っていただけ。裏金はこの家にある。」と教えた。

ヨンドゥリで盗撮する男たち。
黒い車で、あちこちを撮りまくってるという。
ヒョヌ姉ミソンは、ヘイン母からもらった高級パンプスを履いて、その男たちを追いかけ、強烈な飛び蹴りを食らわすも、逃げられてしまった。
村人たちは“守護隊”を結成し、スチョルも加わった。

ヒョヌはヨンドゥリへの帰り道、夕焼けのきれいな“告白スポット”にヘインを連れてきた。
夕焼けで肌がほんのり赤く染まって、いつもよりきれいに見えるため、告白が百発百中だという。
ヒョヌはそこで指輪を差し出し、「復縁は負担だろうから、離婚を取り消してほしい。」と頼んだ。
しかしヘインは指輪を受け取らず、ヒョヌの申し出を断った。
ヘインは、ヒョヌとウンソンが分からなくなったこと、記憶がごちゃごちゃになること、居場所が分からなくなること、症状が“次の段階”に来てしまったことを打ち明けた。
「現実なのか、漠然としてるから何も約束できない。ごめんなさい。」といって車に戻ってしまったヘイン。
車内にいるヘイン、外にいるヒョヌ、2人とも涙が止まらなかった。

ヨンドゥリのボムジャは、コナンのドローンで撮影した邸宅の様子を見ていた。
そこへ、慌てた様子のヨンソンがやって来た。
母がいなくなってしまったという。
ボムジャとコナンはドローンを使ってヨンソン母を捜し、山の峰に座る母を見つけることができた。
大喜びのヨンソンはボムジャを抱きしめる。
ときめくボムジャ。

無事に母を連れ帰ったヨンソンは、ボムジャにお礼を伝え、2人は庭先で話をする。
ボムジャは「近くで親の世話ができることが羨ましい。いくら楯突いても倒れそうになかった強い父だったが、自分の発言や行動を後悔している。」と涙を流す。
それを受けて、ヨンソンは自分の話をしだす。
ヨンソンの母は夫のDVに耐えかねて、ヨンソンが幼い頃に家を出た。
ヨンソンはそのまま母なしで育ったが、ずいぶん経って認知症になった母を施設から引き取った。
「正気の母とケンカしてみたい。」と言うヨンソン。
ヨンソンは「人生にはそれぞれ抱えている石ころがある。幸せそうな人のポケットにも重い石が入ってるんです。だから羨んだり自分を責めたりしないで。お父さんも分かってるはずです。」とボムジャを励ました。

会長は与えられた薬を密かに吐き出し、洗面所の棚にある入れ物に隠した。

ヒョヌとヘインと家族とコナンは、裏金の在り処について話し合う。
どうやら、裏金が邸宅にあることは間違いなさそうだが、設計図を見ても、大量のお金を隠せる空間などない。
いったいどこに。。
するとヘインが思い出す。
ヘインが会長に会いに行った時、会長はヘインのことを覚えておらず、“お嬢さん”と呼んだ。
そして「戦争が始まったらうちに来て。防空壕があるからそこに隠れるといい。」と。
するとヘイン父が、パニックルームの存在を思い出す。
設計図にはない、秘密の部屋があるようだ。

ウンソンとモ・スリも、裏金が邸宅内にあると確信してたが、在り処は分からないまま。
以前スチョルが自慢したパニックルームのことを思い出すウンソン。

ヨンドゥリではスチョルを含む守護隊が夜回り。
すると1台のタクシーが現れ、中からダヘが降りてきた。
ダヘはゴヌをおんぶし、スーツケースを引き、手には金の仏像を持っていた。
スチョルは駆け寄り、ダヘを抱きしめ、涙を流して再会を喜んだ。

ダヘは、スチョルの両親に頭を下げて謝罪した。
しかし、「その子(ゴヌ)も見たくない!出て行って!」と怒って謝罪を受けいれない母。
スチョルは、「ゴヌは俺の子!自分の家でもないんだから勝手に追い出さないで。」とダヘとゴヌを庇い、部屋に連れて行った。

部屋でゴヌを寝かせた後、話をするスチョルとダヘ。
ダヘ「戻ってきたわけじゃない。ジュノはあなたに罪を被せる気だと知らせに来た。私は財閥の息子と結婚して大金が欲しかっただけなのに、こんなに大事にされてるなんて予想もしてなかった。優しくされたことなんて一度もなかった。あなたの優しさを思い出して、何も喉を通らなかった。。」
スチョル「全部話したらまた消えるつもり!?」
ダヘ「厚かましくて一緒に暮らせないわ。。」
スチョル「いや!俺は君と暮らす!どこにも行かせない!逃げても、とことん追いかけるかならな!」
ダヘ「私は年上よ。。」
スチョル「うるさい。。」
2人は涙を流して抱き合った。

翌朝、電撃登場したダヘに、噂話が耐えない村人たち。
ダヘに対してウェルカムな態度で接するか、無視を決め込むかは、ミソンに従うと言う。
ミソンは「気の毒に思うが、まだ怪しい。様子を見ないと。」と睨みを利かせる。

ヘインはヒョヌの部屋にある指輪を手に取る。
先日、夕日の“告白スポット”で断った物だ。
サイズもピッタリ、形もトレンドをおさえたラウンドブリリアントカット
ヘインは部屋に誰もいないので、自分の指にはめて、ウットリ眺める。
すると急にヒョヌが戻ってきた。
ヘインは慌てて指を隠す。
ヒョヌは、ヘインに断られたため指輪を返品すると言って、指輪の箱を手に取る。
肝心のな中身の指輪は隠したヘインの指にあるため、それは空き箱だ。
ヘインは、ササっと指輪を外し箱に戻す。
驚くヒョヌ。
ヘインは「何よ?見てただけよ。流行に追いつけなくなるからトレンドを分析してたの。気に入ったわ。私は指輪が似合うでしょ?見る目があるのは認める。でも、ただ見ていただけよ。変な誤解はしないで。」と言い訳をして立ち去った。
微笑ましくて笑うヒョヌ、指輪は返品しないで、しばらくそこに置いておくことにした。
部屋に戻ったヘインは、恥ずかしくて枕に八つ当たりしたw

邸宅の建築士は亡くなっているが、息子が事務所を引き継いでいた。
ヒョヌは、“パニックルーム”のことを聞くために何度も電話したが、出なくなってしまっていた。
実はその息子と、親友ヤンギには繋がりがあった。
息子は、裁判でヤンギによって救われていた過去があるのだ。
ヒョヌは、ヤンギとそのツテを使って息子に接触することに成功、施工図を手に入れた。

ヒョヌは施工図を持ち帰り、ヘイン達と情報を共有。
会長宅のエレベーターは、後ろの壁も開く特別仕様になっており、壁の後ろに空間があるのではないかと考えるが、実際に見てみないと断定できないというヒョヌ。
どうにかして家に入る方法はないかと頭を抱える家族。
ヒョヌは、会長の主治医から話を聞いており、どうやら記憶障害のリハビリなどの治療を受けておらず、診療にも来ないということだ。
ヒョヌは「会長が監禁されていると通報すれば警察と中に入れるので、明日朝、みんなで一緒に行きましょう。」と提案した。

会長は、また薬を吐き出し、洗面所の棚にある入れ物に隠した。
しかし、それをモ・スリに見つかってしまった。
会長は、短時間ではあるが正気に戻る時があったが、まともに動けず、携帯もないために助けを呼べないでいたのだ。
会長「ここは生地獄だ。私は天罰を受けている。君はそれが目的でうちに入り込んだのか!?」
スリ「会長のことが好きだから長い間いたとでも?ハハハ!子供達のところに行きたいなら、裏金の在り処を教えて。話してくれれば楽になるわよ。言いなさい!」

その夜、会長は、ヘインの置いていった録音機能付きのペンに何かを話し、覚悟を決めたような笑みを浮かべ、車椅子に乗って、自ら階段から落下した。。

翌朝、ヒョヌたちが邸宅に行くと、救急車と警察が来ており、現場はパニック状態だった。
ヒョヌ達が何事かと駆けつけると、室内から担架に乗せられた会長が運び出される。
会長には白い布が掛けられていた。。
泣き叫ぶボムジャ、ショックで言葉にならないヘイン一家。

流通業界の大物である会長が亡くなったことは、世間でも大きな注目を集め、葬儀にはたくさんの参列者が集まった。
会長が亡くなったことにより、モ・スリに委任していたすべての権限が消失した。
ヘイン一家は会長の遺影を持って邸宅へ。
最後に、会長が大好きだった家を一回りする。
そして一家はエレベーターに乗った。
ヒョヌは、手すりの端のキャップを外し、隠しボタンを押す。
するとエレベーターは少し揺れ、しばらくして後ろの壁が開いた。
ヘイン一家がそこに見たものは…

<エピローグ>
幼い頃のヒョヌの写真を見ていた、ヒョヌ母とヘイン母。
子供海兵隊に参加していて、溺れてた子を助けたことがあると自慢するヒョヌ母。
その写真に写る海に、見覚えのあるヘイン母。

水難事故が起こり、海に飛び込んだヒョヌ少年。
沈みゆくヘイン少女の手を掴み、ヘインを救出した。
ヘイン兄のスワンが意識不明で見つかったことにより、母はヘインをそっちのけで泣き叫ぶ。
ヒョヌは、一人静かに泣くヘインを見つめていた。

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