Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話

前話はこちら↓

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ヘインの携帯に送られてきた離婚届の画像。
見せられたヒョヌは否定ぜず、自分が書いたものだと認めた。
さらに、ヘインが余命3ヶ月だと話した日に書いたと知り、ショックと同時に怒りがこみ上げ涙ぐむ。
ヒョヌは「さっき僕たちの錠前を見つけたんだ。」と言って涙ぐむが、ヘインには響かなかった。
ホテルに戻り、起こる元気もないヘインは呆然と荷造りをする。
ヒョヌの話を聞く気にもなれず、スリッパのままホテルを出て行ってしまった。
「愛してる」と言ってくれたこと
イノシシから守ってくれたこと
ヨンドゥリで見つけ出して抱きしめてくれたこと
サンスーシ宮殿で思いを確かめ合ったこと
いろいろ思い出して涙がこぼれ落ちるヘイン。
気づくと道路の真ん中に立っていた。
トラックに轢かれそうになるも、危機一髪でヒョヌが助ける。
呆然とするヘイン「また同じことがあったら助けないで…」とつぶやいた。
ヘインは、唯一の救いだったヒョヌに、悲しみのどん底に突き落とされてしまったのだ。

ホン家
スチョルはダヘに打ち明ける。
ボムジャ(ヘインの叔母)がヒョヌと内緒話をしているのを見たと。
1人ドイツに行ったヘインを心配したボムジャが、ヒョヌに付き添うべきだと言った時だ。
何を内緒にしてたのか。。気になるダヘ。

検査の結果、ヘインは白血球やリンパ球の数値に改善はなく治療薬も効かなかった。
医師はヒョヌに「生きる意欲を失わないように手助けを。愛・欲望・憎悪などの執着が生の原動力になる。」と言われる。

ヘインは治療を諦めて勝手に退院。
ヒョヌが止めるも「私が死ぬから内心喜んでるくせに」と言われてしまう。
ヒョヌは覚悟を決めた。。
医師の「憎悪が生の原動力になる」という言葉。。
ヒョヌは態度を一変し、「君との生活にウンザリした。正直、君が余命3ヶ月と聞き、“助かった”と思った。訴訟なしで離婚できるならありがたい。帰国したらあの家を出ていこうか?それとも、遺言書のために君のご機嫌を取ってあげようか?」と口早に言ってヘインを怒らせた。
そして、怒りで拳を握るヘインに向かって「とことんやれよ!好きにすればいい!!」と怒鳴った。

クイーンズ社では、金庫番ソンチーム長の横領事件で、会長にも捜査が及ぶことを懸念していた。
「代わりにボムジュンが捕まればいい」という会長。
「代わりにスチョルが捕まればいい」というボムジュン。
「嫌だ嫌だ」のスチョル。
醜い内輪揉めが始まる。
この悪い状況により、スチョルが進める複合リゾート事業への投資の件が反故にされる可能性や、ヨム会長(会長のライバル)に横取りさせることを危惧し、契約を急ぐことに。
そしてついに、リゾート契約締結式が開かれ、ウンソンとスチョルによって契約が成立してしまった。
ヒョヌとヘインは一緒に帰国するも、怒っているヘインはヒョヌを無視して1人でサッサカ歩いて行ってしまう。
契約締結はテレビのニュースでも大きく報じられ、帰国したヒョヌも空港で目にすることに。

契約締結にこぎ着けたウンソンたち、クイーンズ乗っ取り作戦会議。
工事開始後に、許認可の問題があると投資者に情報を流せば、投資会社と証券会社は早期償還条項を発動させる。
この時、ウンソンが投資撤回分の支援と転換社債の投資を持ちかける。
同時に検察の調査も本格化。
横領でホン一家が逮捕されたら、そのタイミングで社債を株に転換、既に株は4.9%確保済みだから、筆頭株主となる。
そして、このタイミングで離婚問題も出るため、目障りなヒョヌも片づくと。
「完璧なシナリオ!」と喜ぶグレイス。
しかし、1人浮かない表情のダヘ。

ヘインは、ヒョヌの離婚に関する調査を自らがやると申し出た。
「徹底的に調べさせる!少しでも不正が見つかったら民事と刑事の両方で訴えてやる!」と怒りがみなぎっていた。
それはもう、家族が引くぐらい。。

ヒョヌは友人ヤンギと会い、「泣いてるヘインを見て胸が苦しくなった。僕は何をやってるんだ。。」と弱音を漏らした。
「あんなに別れたがっていたのに。愛情が残ってるのか?」と不思議に思うヤンギ。
ヒョヌは、自分への怒りでも復讐心でもなんでもいいから、ヘインに何かに集中してほしかった。
「助けないと。。」とつぶやくヒョヌ。

帰宅したヒョヌ。
スチョルに、「工事は直ちに中止に。年間の売上予想は5000億ウォンだが、別の会社の試算は890億。変だろ?立地調査の前に契約したのは…」とアドバイスするが、聞く耳持たず。
ヒョヌは諦めて会長室に。
室内への携帯の持ち込みを禁じられた。
会長はボールペンをカチカチやりながら「君が離婚しようがしまいが興味ない。だが、盗聴し、ヨム会長(会長のライバル)と組み、検察に売ったのは許さん。横領の件も君の仕業か!?」と聞く。
ヒョヌは2枚の写真を出した。
横領したソンチーム長と、それを決済をしたチョ理事の、ゴルフ場でのツーショット写真。
もう1枚は、チョ理事と監査法人代表ファン・ビョンウのツーショット写真。
チョ理事とは、ウンソンと乗っ取り計画を企む仲間だ。
「チョ理事はソンチーム長の横領を見逃した上に、監査法人とグルになって会長を検察に売った。それには黒幕がいて、その人物が盗聴器を仕掛け、僕の部屋に受信機を置いたのでしょう。黒幕が誰かは分かりません。」とヒョヌ。
黒幕が分からないため、会長は「信じられない!」と怒った。
その様子を、ナポレオンの絵画に仕掛けたカメラから、ウンソンが見ていた。
ウンソンはチョ理事に電話をかけ、「ヒョヌが理事を調べています。急がないとマズい。」と言った。

ヒョヌの兄ヒョンテは、家族に内緒でクイーンズ百貨店の株を買っていた。
コソコソ携帯でチェックし、値上がりしてるとニマニマしているところを姉ミソンに見つかった。
ヒョンテは株を売った。

変な夢を見たというヒョヌの母は、ヒョヌに電話をかける。
ヒョヌは会長室に持ち込みを禁じられたため、部屋の外に携帯を置いていた。
部屋の外にいたヘインの母がヒョヌの電話に出た。
ヒョヌの母はヘインの母が電話に出たので驚いた。
ヘイン母「ヒョヌのせいで我が家は大変なことになっている。離婚の準備もしていた。」
ヒョヌ母「この前、離婚の話は聞きました。結婚生活にはいろいろとあるし、解決したものかと。当人たちの話を聞いてみては?」
ヘイン母「私は絶対に2人を離婚させます!邪魔はおやめに!」
電話が切られてしまった。

ヒョヌの父は、里町選のために、ヘインに梨を食べてもらおうと、仲間と話し合っていた。
その矢先、ヒョヌが本当に離婚すると聞き崩れ落ちる父。
「選挙活動してる場合じゃない…」とつぶやく。

ヘインの母は、ヒョヌの母が事前に離婚話を知っていたことに怒っていた。
「何も知らないヘインを利用したのよ!」とモ・スリに愚痴る。
スリは「母親が興奮しちゃダメ。当人の気持ちは?」と宥める。
そこへ、離婚話を聞きつけたボムジャ(ヘインの叔母)がやって来た。
ヘインの母はボムジャに「ヒョヌの味方をするなんて。人を見る目がなさすぎる。だからいつも裏切られるのよ。」と呆れた。
スリはヘインの母に「離婚は慎重にね。時代は変わっても離婚すれば女は傷物に。身近にもいるけど。」と言って、チラッとボムジャを見た。
スリの正体を知るボムジャ、問い詰めてやりたいところだが、探偵コナン・パクに止められてた。
「最高クラスの魔物。今、責め立てたら証拠を隠されてバカを見る。彼女の息子を捜し出すことが先決だ。それまでは感情を抑えて!」と。
ボムジャはグッと堪えた。

ヘインは離婚届にサインして、ヒョヌに見せた。
ヘインは「いつ、どんなふうに出すのか決めるのは私よ。有能な弁護士を使って追い出すときは悲惨な目に遭わせてやる。」とヒョヌを睨みつけた。
ヒョヌは「わかった。わかったけど、ウンソンと親しくするな。ずっと音沙汰なかったのに、巨額の投資話と提携話を手に現れるなんて下心があるはず。猟場の事故現場をとらえた動画の復元を業者に依頼したら、そこにウンソンが現れたんだ。」と言った。
ヘインは「彼が詐欺師でも、私は騙されない」と言い切ったが、ヒョヌは「僕には騙されただろ?2度は騙されるな。」と忠告した。

翌朝からヘインは、朝からステーキを食べ、ど派手な真っ赤なスーツに身を包み、完全な戦闘モードになった。
社員達は“クジャク注意報”だとため息を付いた。
クジャク注意報とは、ヘインは不機嫌なほどに服装が派手になるため、雄のクジャクのように派手な時は最悪なので要注意であるとのこと。

そしてヒョヌへの攻撃が始まる。
ヒョヌの法務部には監査が入り、書類もファイルも何もかも押収され仕事にならない。
すでに決済した大量の案件が、再度法務部に戻され、仕事が山積みに。

ヒョヌの部下たちはため息をつくが、ヒョヌは闘志満々のヘインにホッとした。

間に挟まれるヒョヌの秘書、ヘインの秘書は「最大の危機だ」と頭を抱え、2人の鉢合わせを避けるべく、スケジュールをシェア。
ところがヘインの気まぐれで予定が崩れ、2人はエレベーター前で鉢合わせ。
ヒョヌの部下たちもヘインの部下たちも、バチバチ険悪な雰囲気に下を向くしかない。。

ウンソンたちの口車に乗せられたクイーンズの理事たちは、投資先に不正が見つかり大ピンチ。
急いでチョ理事に電話するも、チョ理事は、その頃、すでに韓国を離れていた。

ウンソンはホン家の家政婦を手中に収めており、ヘインのゴミ箱から大学病院の明細を手に入れる。

横領したソンチーム長と、それを決済をしたチョ理事のツーショット写真に、もう一人、第三者の腕が写り込んでいた。
その腕にある腕時計。
ヒョヌは百貨店の顔なじみの女性店員に写真を見せて、腕時計のことを尋ねた。
それは10点のみの限定品で特別仕様だと分かる。
ヒョヌは購入者の名簿を見せてくれと頼んだ。
母親の医療過誤訴訟でヒョヌに恩がある女性店員は、特別に見せてくれた。

スチョルは、ダヘが見守る中、補助輪を付けて自転車の練習。
母は「危ないからやめて!」と過保護に騒ぐ。
スチョルはこれまで、自転車やスキーなど、滑り台でさえも、「転んだら危ないから」と母から止められてきたため経験がない。
「僕は転んだことがない!ゴヌには父親として自転車くらい教えたいんだ!」と母に口答えするスチョル。
ダヘはそれを見て胸が傷んだ。
その時、ダヘのか携帯が鳴る。
慌ててその場を離れて話す。
「アッパーウエストの部屋を大家が売るので話を進める。契約は今月末。」と言われ、「2週間以内に渡米します。」と答えるダヘ。

ヘインは秘書からヒョヌに関する報告を受ける。
ヒョヌは、よく屋上庭園で女性の名前を口にするという。
ヒョヌは庭園で何かを探すように「ヨンスク〜ヨンスク〜」と呼んでいる。
ヘインには思い当たる節があった。

ボムジュン(ヘインの父)は、ヒョヌの見張り2人から報告を受ける。
・退勤後1人でバッティングセンター
・1人で定食屋で夕飯
・自宅前の小学校で1人で歌を歌いながら持久走
・帰り道に野良猫に餌やり
愛人や権力者との接触の気配が皆無。
携帯には、離婚したいはずの妻ヘインの写真。
それも、とても美しく撮れており、100%愛を感じる。
ヒョヌのことが不可解でしかたないボムジュンでしたw

ヒョヌは、身辺調査も監査結果も完全にシロだった。
唯一あるとすれば、時々、数百万単位で下ろす時がある。
現金を下ろしたあとは必ず花を買っている。
秘書が調べると、今日もキム・ミンジ宛に花を買っていた。
「花束と現金を手に女に会いに行ってるのね!」と確信を持つヘイン。
花の届け先へ行ってみると葬儀場だった。

キム・ミンジとは。
余命宣告を受けてから他人に対して同情や共感を覚えたヘイン。
病気の母親が手術を拒んでいると悩み、トイレで泣いていた女性社員に同情し涙を流したことがあった。
その女性社員がクレーム客に絡まれると、ヘインは自ら助けたこともあった。
その女性社員がキム・ミンジ。
病気だった彼女の母親が亡くなったのだ。
葬儀場にはヘインの名前で花と香典が送られていた。
わけも分からず驚くヘイン。
ミンジは社長が直々に葬儀に来てくれたことに感激して涙を流した。
どうしていいか分からないヘインだったが、ミンジを抱きしめ、背中をトントンした。
ヒョヌは、社員やその家族の不幸の際、ヘインの知らぬところで、ヘインの名前で花や香典を送りフォローをしていたのだ。

ヘインと秘書は、葬儀場で食事をいただく。
ヘインはその葬儀場が気に入ったと話す。
秘書に「葬儀場を探しているのですか?」と聞かれてしまい、なんとかごまかした。
ミンジの母の葬儀では、故人の死を心から悲しみ、みんな泣いていた。
ヘインたちが参列するのは、弁護士や会計士はいるけれど、本心で泣いている遺族がいない葬儀ばかり。
「こんなお葬式は久しぶり」と言う秘書。

ヘインが葬儀場から出ると、弔問に来たヒョヌと鉢合わせ。
「なぜ花やお香典を?ムカつくから小細工はやめて。たとえ記憶をなくしても、されたことは忘れない。私が苦しんでる時に、あなたは私の手を離した。私に許しを請う時間はないの。今後あなたが何をしようとも、死ぬまで憎しみは消えない。だからあなたはじっとしてればいいの、私が失せろと言うまでは。」と吐き捨てるように言った。
ヘインは秘書から「社員を思うならケンカはおやめに」と諌められてしまった。

その夜、ヘインはウンソンと打ち合わせを兼ねた夕食を共にする。
ルキナ本社の提示する条件に腹を立てるヘイン。
ウンソン「契約をやめる?俺たちの条件を飲んだじゃないか。」
ヘイン「“俺たち”?」
ウンソン「…“君の”」
ヘイン「望みは何?」
ウンソン「離婚しろ。それが望みだ。」
ヘイン「ほっといて。あなたはいつも度が過ぎる。」
ウンソン「それぐらいで?君の隣が空いたら俺はどう?」
ヘイン「…」
ウンソン「度が過ぎるとはこういうことだ。」
ヘインは食事をせずに席を立った。
その時、目眩がして一瞬フラつくが、気力でふんばり、レストランの個室を出た。
急いで薬を飲もうとしたが、バックに入っていなかった。
薬はウンソンが持っていた。

ヤンギの調べによると、ウンソンは12歳の時に在米韓国人の養子になった。
ウンソンが養子に来た後、その家は豪邸に引っ越し、ウンソンは学費の高い私立に入学した。
養父母は酒が飲めないはずなのに、飲酒運転で事故死しているという。

ウンソンの部屋にモ・スリがやって来る。
親しげに接しようとするスリを、ウンソンは冷たくあしらう。
スリ「同じ敷地内に息子がいるなんて頼もしい。私達は壮絶な人生を歩んだ。でも後悔してないわ。私も息子と仲良く暮らしたかったけど、そしたら誕生日に肉も食べられず、制服を買うにも苦労したはず。いつか幸せが訪れると願っても、そんな日は来なかったでしょう。いい家でしょう?会長が細部にまでこだわり抜いたから。ついに私達がみんなを追い出して、この家の主なる。無念に思わないで。人生の順序を少し変えるだけ。これからは私達が裕福になって幸せになるの。」
ウンソンは「そんなに簡単か?会長には幸せだった頃の記憶がある。まだ奪えてない。のんきに過ごしてる場合かよ。」と警告した。

スリはウンソンからの警告を受け、さっそく行動に出る。
自身の印鑑やパスポートなどを会長に差し出して、「私が裏金を流用したことにして私が代わりに刑務所に行きます。」と申し出た。
「私には守るべき名誉ももないので気楽なもの。私一人が悪者になればいいのです。」と。
会長はスリの忠誠に感動し、信頼を深めた。

ヒョヌが車で帰宅すると、雨の中、ヘインが傘を差してしゃがみこんで猫に餌をあげていた。
ヒョヌは車を降りて駆け寄り、自分の上着を着せた。
ヒョヌ「何してるの?車は?運転手は?」
ヘイン「なぜ私はここに?最近よくあるの、時間が飛ぶし記憶も途切れる。」
最近は戦闘モードだったはずのヘインが、ヒョヌに優しい笑顔を見せて、楽しげに会話を始めた。
様子がおかしいと訝しむヒョヌ。。
「そんな目で見ないで。51%だって。ドイツで治療すればいいの。」と言うヘイン。
ヘインはドイツに行く前の記憶に戻ってしまった。
ショックで言葉にならないヒョヌは涙が溢れ、謝ることしかできない。。
ヘインは、泣いているヒョヌを抱きしめて、「心配しないで」と言って背中をトントンし、「愛してる」と笑顔で言った。
つらすぎて涙が止まらないヒョヌ。

<エピローグ>
4年前のある日、ヒョヌとヘインは、コーヒーを片手に屋上庭園を散歩していた。
ヘインは「この屋上庭園でタヌキを何度も見た。人がいない時に呼ぶと出てくるの。本当よ!名前はヨンスク!目がまん丸で可愛いの。きっと好きよ。」とウソを話す。
「こんな都会の真ん中にタヌキなんかいるわけない」と信じないヒョヌだった。
ところが、ヒョヌは今でも尚、ヘインの話を信じていた。
ヘインは「バカね。今も騙されてるなんて。私の言うことは信じるの。それで騙されて結婚したのね…」とつぶやく。
屋上庭園。
人目を忍んで「ヨンスク〜ヨンスク〜会いたい」と叫ぶヒョヌ。

Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話

前話はこちら↓

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ドラレコのデータは復元に成功していた。
業者の男が再生してみると、そこにはスチョル(ヘインの弟)の妻ダヘの姿が映っていた。
ダヘは穴の空いたフェンスの外側に、イノシシの餌を撒いていた。

ダヘは家族だけが持つキーカードを使ってエレベーターに乗り、ヒョヌとヘインの住居階へ。
一緒にいるのはウンソン。
ヒョヌとヘインの留守を狙い、2人はヒョヌの部屋に忍び込み、携帯の懐中電灯を使って、様々なものを物色する。
ダヘもまた、ウンソンのクイーンズ乗っ取り作戦の仲間なのだ。
身分を偽り、年齢を詐称し、スチョルを利用するために結婚。
家族の前で見せるおしとやかな嫁の姿は偽物だった。

ウンソンは引き出しからアルバムを見つけ、見てみると、ヒョヌとヘインの仲良し写真が。
そして最後のページには胎児のエコー写真が収められていた。
ダヘは「仲悪そうに見えるけど、実は好き合ってるのに、互いに気付いてないだけ。だからすれ違うのよ。」と言った。
ウンソンはさらに引き出しを物色し、金庫を見つけた。

ヒョヌとヘインは、ドイツのサンスーシ(“心配がない”の意)宮殿の前で、お互いの思いを再確認し、抱き合ってキスをした。
宮殿の管理人に「愛し合ってるんですね〜。でも別の場所でやってもらえませんか?私も愛する妻の待つ家に帰らないといけないんです。」と、そこをどくように優しく促された。
2人は歩いて移動。
途中、ヘインは落としたスカーフを拾う時、走る少年の姿を見る。

ホテルに戻ったヒョヌとヘインは屋上でカップ麺を食べる。
ヘインが、一度は食べてみたいと言うからだ。
3分待つ間、ヘインが話し出す。
「私が死んでも祭祀はしないで。景色とワインを楽しみながら私を思い出して。」
「訃報記事にも気をつけて。美談を入れて。」
「お葬式では敵対してた人々が来るから気を引き締めて。悪口が出たら訴えて。」
「たぶん誰も泣かないから、あなたが適度に泣いて。私の死を惜しんでほしい。私のいない世の中を嘆いてほしい。」
「結婚前に書かされた遺言書(ヒョヌが譲り受ける財産はない)の内容を書き直す。」
ヒョヌは、死を覚悟したようなヘインの言葉に胸がつまる。
当初は、余命宣告されたヘインに優しくすることで、財産を受け取れるよう遺言書を書き直させるのが目的だったのに。。
「ありがとう。でも、君が完治を宣言された時に書き直して。」と答えるヒョヌ。
2人はラーメンを食べた。

ヒョヌの部屋を物色するウンソン。
今度は“チュソンテック24”という、ヒョヌがデータ復元を依頼した業者の名刺を見つけて写真を撮った。
ダヘはヘインの部屋から素敵なコートを持ち出し、勝手に着る。
ダヘ「金持ちの家に生まれてたらどうだったかな。人生は違ってたかな。」
ウンソン「羨ましい?」
ダヘ「スチョルよりは賢く生きてたと思う。バカなやつ。あんなに騙しやすいヤツはいない。お見合いの時、“姉にいじめられるから年上女性は嫌いだ”と言っていた。本当は私が5歳上だとも知ったらどうなるかなw」

ヘインの母は、パニック障害で虚弱体質なスチョルのために“死者すら生き返らせる”という貴重で高価な山参を用意していた。
そこへボムジャ(ヘインの叔母)がやって来て、「高く買うから私に売って!ヘインに食べさせるの!」と言う。
ヘインの病気のことを知らない母とスチョルは、「なぜヘインに!?」と驚き断るが、その理由を話せないボムジャはもどかしく苛立つ。
ボムジャはお酒をもって兄ボムジュン(ヘインの父)の部屋に行く。
間もなく娘を亡くすであろう兄を思うと、ボムジャは気の毒で居た堪れず、「気の毒なお兄様…」と涙を流す。
なんのこっちゃと意にも介さないボムジュン。

ヒョヌとヘインはドイツのホテルで2人きり。
ちょっと気まずい。。
別々の部屋で寝ようとするが、ヒョヌが「今日から一緒に寝てもいいか?」と聞くとヘインは「OK」と受け入れた。
2人はベッドに座り手を握りヒョヌが体を近づけると、ヘインが話しだしたため、ヒョヌはおあずけ状態。
「大学同期のイェナが、最近交通事故に遭い病院に搬送されると、夫が弁護士を伴って現れ、死ぬ前に遺言書の訂正をさせるべく、「今死なれては困る!」と騒いだと。妻よりもお金を心配をするなんて最低!クソッタレ!でもあなたは、病気のことを話した時「愛してる」と言ってくれた。その一言でどれだけ安心したことか。遺言書や名義や財産に興味のない夫。私が心配で遠くまで飛んできた。こんな男はいない。夫運だけは最高だわ。」と話すヘイン。
病気を知ってから遺言書を訂正させようと友人ヤンギと企み、ヘインに優しくしてきたヒョヌは動揺する。
その後、2人は一緒のベッドで眠り、ヒョヌはヘインの寝顔を愛おしそうに見つめて手に触れると、ヘインは握り返した。
そして、ヒョヌは教会へ行き祈りを捧げた。

翌朝、ヘインの元に研究所からメールが届く。
「フィルグラスチムという注射療法によって白血球を増やせる可能性があるため、可能性に懸けよう」という内容だ。

実は昨日、治療を断った研究所の医師に、ヒョヌは抗議をしていた。
「この研究所は世界中から支援を受けている。でも、予後が良好な患者を選び治療していたならデータは正確とは言えない。この100万ドルの支援は治療に対する感謝の対価。金銭的な利益を得ながらも何の治療もしないのなら、それは詐欺であるため、韓国で裁判をする。」と。
医師は、さらなる治療を約束した。

喜ぶヘイン。
ヒョヌは知っていたため「免疫ケアが大事だ。体温調節やタンパク質の摂取、ナマモノは敗血症の危険があるのでダメ」とサラサラと語る。
「詳しいのね」と驚くヘイン。

ウンソンはヒョヌの部屋で見つけた“チュソンテック24”に行き、ヒョヌが依頼したドラレコデータを回収。
グレイスは自身が運営する美容エステの施術室にダヘを呼び、ドラレコに映り込んでしまったことを怒った。
グレイスは「ウンソンに謝りなさい!あと少しだから気を引き締めて!あんたがタバコを吸う姿が防犯カメラに映る度に私が編集してるのよ!」と怒鳴りつけた。
ダヘがぷいっと施術室を出るとそこにはヘインの母がいた。
怒鳴り声に何事かと驚く母。
すっとぼけて誤魔化すグレイスとダヘ。
グレイスは母のマッサージをしながら、スチョルの進める“複合リゾート事業”がヒョヌのせいで白紙になりそうだと、またも焚き付ける。

早く“複合リゾート事業”を進めたいスチョルだが、「ヒョヌの言う通り慎重にやれ」と言う会長。
スチョルはヒョヌのせいで事業計画がうまく進まないと苛立つ。
そんなスチョルを笑顔で元気づけるダヘ。

<過去>
会長がモ・スリとヘインやスチョルを連れて訪問した児童養護施設
そこには、ウンソンだけでなく、ダヘもいた。
ウンソンは、ブランコに座るお坊っちゃまのスチョルにボールをぶつけた。
泣き出すスチョル。
そばにいたヘインは、ボールを投げたウンソンに食って掛かる。
ダヘは泣いてるスチョルに近付き、ハンカチで鼻をかませてやり、「将来結婚しよう」と頭を撫でた。
ヘインとウンソン、スチョルとダヘは、幼い頃すでに出会っていたのだ。

<現在>
幼い頃と同様に根性なしのスチョルを見て、「バカなやつ…」とつぶやくダヘ。

ホン一族の昼食会。
ダヘが抱く息子ゴヌを見て、ボムジャが「ゴヌはイケメンでスチョルに似ていない」と言う。
すかさずDNA鑑定は済んでいるというグレイス。
スチョルは「ダヘに失礼だ!親の悪口より許せないのは妻や子供の悪口だ!」と怒り、席を立った。
スチョルは妻ダヘも息子ゴヌも、とても大切に思い、愛していた。
「俺がダメなせいで、君まで軽く見られる…ごめん。尊敬してもらえるように頑張るよ!君のためにも事業を成功させるよ!」とスチョル。

ヨンドゥリでは、ヘインの動画によってバズり、観光客が増えていた。
“梨の産地ヨンドゥリ”を広めるために頑張ってきたヒョヌの父は「里町選挙はこれで優勢だ」と大喜び。
ところが、ヘインの動画をよく見ると、対立候補のパクがヘインにりんごを差し出し、ヘインもパクリと食べている。
梨ではなくりんごを食べている!
おかげで“りんごの産地ヨンドゥリ”となってしまったw
がっかりするヒョヌの父。

ホン家の邸宅に、防犯カメラの修理業者が訪れる。
業者は偽物で、グレイス立ち会いのもと、ヒョヌの金庫が開けられた。
ヒョヌが用意した離婚届が発見され、ニンマリのグレイス。

ヒョヌとヘインはドイツの街をデートを楽しむ。
新婚旅行時に訪れた“恋人たちが愛を誓う”橋へ。
そこには、愛を誓って、たくさんの南京錠が。
2人は自分たちの物を探すが、あまりにも量が多いので見つからなかった。
広場や噴水でゆっくりと休んでいる人々を見て、「時間のムダ。時間が有り余ってるから?贅沢ね。」と言うヘイン。
何も言えないヒョヌ。
ヘインは露店で“1年間幸せになれる”という、四つ葉のクローバーのキーホルダーを買った。

翌日、ヘインの検査にヒョヌも同行。
病気なのに体重が3キロも増えたと嘆くヘイン。
「残された時間もきれいでいたいの!死ぬまで美しいままでいる!」と、その場で変な運動を始めるヘインw
ヘインは看護師に呼ばれ、1人注射に向かった。
途中、走る少年を見るヘイン。
サンスーシ宮殿で見かけた少年だ。
ヘインは、なんだか気になって、そのまま病院を出て少年を追いかける。
ヘインが消えたと聞かされたヒョヌ、慌てて捜し回る。
街で人が倒れており、人だかりができていた。
ヘインかと思い駆け寄るが違った、よかった。。
すると、ヒョヌは服を引っ張られ、振り返るとヘインがいた。
「空腹なの」とヘイン。
ヒョヌはヘインを抱きしめた。
レストランに入りテラスで食事をしながら話を聞く。
ヘインが見かけた少年は、亡くなった兄だったという。

ヘイン9歳の夏休み。
家族で海に来たホン一家。
ボートに乗っていたら原因不明の事故が起こり、ヘインは海に落ちてしまった。
兄スワンは海に飛び込みヘインを救出。
しかし、スワンは助からなかった。
スワンを亡くした母は、ショックのあまりヘインを許すことができなかった。
それは今も尚。
ヘインは罪悪感が拭えず、スワンの代わりに生きていると感じている。
「人は死期が近くなると、その人を愛してた人が天使になって迎えに来る。だから私を助けて死んだお兄様が…時が来たから迎えに来たのかも。」とヘイン。
ヒョヌは「注射の副作用によるせん妄だ。天使じゃなくて幻覚だ。治療の過程にすぎない。病気に打ち勝つのは楽じゃないけど、乗り切るんだ。」とヘインを元気づける。
ヘインは「そうね。生き抜くわ。でも、あなたが死ぬ時は私が天使になって行く。」と言った。
ヒョヌは胸が詰まる。

ヒョヌはデータ復元を依頼している“チュソンテック24”に電話をかけるも繋がらない。
“チュソンテック24”は閉店していた。

会長の部屋には、ウンソンから贈られた大きなナポレオンの絵画が飾られる。
グレイスとウンソンを前に、大喜びの会長。
ウンソンは、スチョルの“複合リゾート事業”の話を振る。
会長は、ヒョヌの助言で外部のコンサルによって調査中であることを伝えると、ウンソンは「他社とも話を進めてるのでお気になさらず」と言う。
するとグレイスがすかさず「え!他社とも!?ヨム会長(会長のライバル)側も必死らしいですが、あちらとも?」と口をはさむ。
うなずくウンソン。
グレイスは「ヨム会長に奪われないか心配です〜」と芝居をして会長を焚き付けた。

クイーンズ社内では、金庫番であるソンチーム長の横領が発覚。
その額なんと130億ウォン。
ボムジュンは「額が大きいから捜査は広がりそう。父さんも召喚に備えておいて。もちろん検察に圧は掛けてみるよ。」と言うが、会長は「狙いは私だ!誰がやった!?」と怒りが収まらない。
会長は自室に戻り、モ・スリと将棋。
スリは落とした駒を拾う時、机に仕掛けられた盗聴器を見つけ、会長に報告。
一家が揃い、警備業者による説明を受けると、半径2キロ以内に受信機があるということだ。
業者により家中が調べられ、なんとヒョヌの部屋の引き出しから受信機が見つかった。
それと同時に金庫も見つかった。
一家が慌てふためく様子を、ウンソンが見てほくそ笑んでいた。
会長に贈ったナポレオンの絵画に仕掛けた監視カメラから。。

ヒョヌとヘインはドイツにいるため、一家に起こった昨晩の騒動を知らない。
母はヘインに電話をかけ、怒りながら一部始終を話す。
盗聴してた犯人はヒョヌだと。
ヘインはヒョヌの無実を信じ、母の話を鼻で笑った。

ヒョヌは友人ヤンギに電話をかけ、“チュソンテック24”に行ってもらった。
店は閉店、もぬけの殻。
ヒョヌは、念のため、事前に店の向かいの駐車場に車を止めていた。
その車のドラレコデータを送ってくれと頼み、いつ閉店したのか調べてほしいと頼んだ。
今は離婚専門弁護士だが、実は刑事事件も扱ってみたかったヤンギは、張り切って犯人探しに臨む。

ヘインはヒョヌに、家からの電話に出ないように言った。

ボムジャ(ヘインの叔母)は探偵コナン・パクから、モ・スリの調査結果を受け取る。
その内容は驚くものだった。
モ・スリは本名オ・スニョン。
しかし、オ・スニョンは30年前に死んでいる。
死亡の3年前には姦通罪で刑務所に入り、1990年8月、刑務所で男児を出産していた事がわかった。

ホン一家は、ヒョヌの部屋から見つかった金庫を業者に開けさせる。
中には離婚届が。

ヒョヌとヘインはドイツの夜の街を散歩。
明日検査結果が出るため、ヘインは「祈るべき?たくさんの幸運が必要だわ。」とつぶやいた。
ヘインは、一般人のように屋台の行列に並びたいと言い出した。
「普通がいい」と。
ヒョヌはヘインを行列に並ばせている間に、1人走り、昨日ヘインが買った四つ葉のクローバーのキーホルダーを、あるだけ全部買った。
幸運がたくさん必要だからだ。
そして、“恋人たちが愛を誓う”橋へ行き、新婚旅行時にかけた南京錠を探し出し、写真を撮った。

ホン家ではヒョヌのことを話し合っていた。
グレイスが「最近ヒョヌはキム・ヤンギという離婚弁護士とよく会っていて、そのヤンギは、ヨム会長(会長のライバル)の顧問法律事務所アポロンの所属。一家の盗聴ファイルが渡ってないか疑わしい状況です。」と焚き付けた。
すると会長は、「検察に告発したのもあいつなんだな!今すぐ呼び戻せ!!」と怒鳴る。

ヘインは無事に屋台でサンドイッチを2個ゲット。
横断歩道の向こうにヒョヌの姿。
お互いにニコニコで手をふる。
ヘインはヒョヌを待つ間、携帯の電源を入れる。
すると父からメールが。
添付画像を開くとヒョヌの書いた離婚届の写真。
驚きとともにショックを受けるヘイン。
ニコニコで駆け寄ってきたヒョヌ。
ヘインは、サンドイッチもヒョヌの買ってきた四つ葉のクローバーも、すべて叩き落し、画像を見せる。
ヘイン「否定して!違うと言いなさいよ!」
ヒョヌ「…僕が書いた物だ。黙っててごめん。」
地面に虚しく散らばる四葉のクローバー…

<エピローグ>
ヒョヌがヘインに告白した雨の日。
ヘインは車の中から、バス停でバスを待つヒョヌを見た。
自然と笑顔が溢れるヘイン、初恋だった。
運転手にバスを追うように指示し、ずっとずっとヒョヌを見続けた。

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Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話

前話はこちら↓

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ヘインは、病気のせいで記憶が飛ぶことをヒョヌに打ち明けた。
ヒョヌはヘインを抱きしめて、2人とも涙を流した。
2人は自転車に2人乗りして家に帰るが、雨が降ってきたので、しばし雨宿り。
今日の1日のことを話して笑いあっていた。
すると、ヘインを呼ぶ声がしてきた。
ヒョヌの家族が、いなくなったヘインを必死に捜していたのだ。
雨でびしょ濡れになってまで自分を捜し、無事に見つかってよかったと泣いてくれる家族を見て、ヘインは感動して胸がいっぱいになった。

ヒョヌの実家に戻り、シャワーをして着替えたヘイン。
今夜はヒョヌの実家にお泊り。
ヒョヌは、壊れかけの古いドライヤーでヘインの髪を乾かしてあげる。
顔が近付き、なんだか恥ずかしくて気まずい。

ヘインの弟スチョルは、ヨンドゥリでのヘインの動画を見つける。
ヒョヌの父を応援しているところや、村人から振る舞われた料理をたらふく食べている様子。母は「母親の誕生日も祝わない子が!ほんと笑わせるわね!」苛立ち不機嫌になった。

ヒョヌの父は、ヒョヌとヘインの離婚話を友人ヨンソンに話してしまったため、家族から総攻撃にあう。
ヨンソンはすでに母親(認知症)に話してしまっていた。。
認知症だから覚えてない」というヨンソンだが。。

ヒョヌはヘインのケガの手当て。
かわいい絆創膏を貼ってあげた。
ヘインは「重病だから生命線が短い」とヒョヌに話す。
ヒョヌは「病人扱いするなと怒ってたくせに重病だと?天も全部君の味方なんだろ?有名な研究所だから全快するんだろ?」と大声を出して怒った。
ヘインは「ヨーロッパでの治療に一緒に行く?」と聞くと、ヒョヌは「当たり前だろ」と答えた。
2人は顔が近付き、キスしそうになるが、ダメだダメだとムチを打ち、無言で部屋を出て行くヒョヌ。
ヒョヌは戻るに戻れず、そのままスーパーの軒先で兄ヒョンテと酒を飲んだ。
ヘインはヒョヌを捜しにスーパーまで来ており、ヒョヌが「ヘインが寝入った頃に戻る」と言っているのを聞いて怒って戻ってしまった。
ヘインが嫌で避けているのではなく、一緒にいるとどんどん好きになってしまうからだ。
「ヘインがどうなろうと平気だと思っていたが、それはヘインが好きじゃなかったからだ。今まで通り、ヘインが大嫌いで、憎んで、うんざりしながら別れの日を待てばいい。好きになるな。でも、おかしなことに、それができないんだ。。」とつぶやいて涙を流した。

<2年前>
生まれてくる子供ために、ヒョヌが思いを込めて作った子供部屋。
ある日、その部屋が、ヘインによって、きれいさっぱり片付けられていた。
怒ったヒョヌはヘインを問い詰める。
ヘインは「目に入るとイラつくのよ。もう必要ないし。」と冷たく答える。
ヒョヌとヘインは、なんらかの理由で、子供を亡くしたのだ。
当然ながらヘインは憔悴しきっていたが、それを隠すため、必要以上に気丈に振る舞った。
その態度を理解できないヒョヌは、その日から、ヘインとは寝室を別にし、その子供部屋を自室にした。
愛し合って結婚した2人は、子供を亡くしたことで、どんどんすれ違うようになっていってしまったのだ。

<現在>
翌朝、ヒョヌが部屋に戻るとヘインは起きて身支度も済んでいた。
昨晩聞いてしまったヒョヌの言葉に腹を経てているヘイン、昨晩とは打って変わって険悪な雰囲気。
ヒョヌとヘインを見送る村人たち。
ヒョヌ父の友人ヨンソンも母と一緒に見送りに来ていた。
ヨンソンの母は認知症であるが、ヨンソンから聞いたヒョヌの離婚話を覚えていた。
村人たちのいる前で「離婚なんかよくあることよ。私も離婚したかったわ〜」とヒョヌの手を握るヨンソン母。
ヒョヌの離婚話は、ヘインには内緒なのに。。凍りつく一同。
姉ミソンが「あの方は認知症だから〜」と言って誤魔化し、なんとか事なきを得た。
ヒョヌの母から「仕事もいいけど健康第一でね!」と無農薬の野菜を手土産に渡され、部下ではなく、ヘインがその手で受け取った。
2人は車に乗って帰路についた。

<4年前>
ヒョヌ姉ミソンは、弟の交際相手であるヘインが貧乏だと勘違いしていた。
そして、田舎の名家である我が家にはふさわしくないと、手切れ金を渡し、ヒョヌと別れるように告げた。
ところがヘインは「彼とは絶対に別れません。」と言い切った。
ヒョヌも「愛してるのはヘインだけ。姉の言う事は無視して。」と言い切った。
2人はラブラブだった。
<現在>
それがなぜ、離婚を考えるほど険悪な雰囲気になってしまったのか。。と考え込むヒョヌ父・姉・兄。

ヒョヌとヘインが帰宅する頃、ソウルは雨が降っていた。
自宅に着き、車を降りたヒョヌは、ヘインに傘を差してあげながら玄関まで歩いた。
しかしヘインはとても不機嫌。
聞いてもいないのに「昨晩は、環境が変わって眠れなかっただけで、あなたを待ってたわけじゃない!」と言い張る。
「わかったわかった」となだめるヒョヌ。
ヘインがふと目をやると、ヒョヌの肩がびしょ濡れ。
ヘインの方に傘を傾けていたからだ。
ヒョヌの、自分を避けるような行動と、同時に見せる近頃の優しさ。
ヘインはそのギャップに困惑し、ヒョヌにほだされまいとクールに振る舞い、ヒョヌを避けるように、雨の中、1人でサッサカ歩いて行ってしまった。
そこへ、家に来ていたウンソンが傘を差してヘインを出迎え、肩を抱いて家まで連れて行ってしまった。
チラっとヒョヌを見てドヤるウンソン。
いつでも打ち合わせができるようにと、ヘインの母がウンソンを自宅に呼び寄せ、ゲストルームを使わせてるようだ。
それを知ったヒョヌは不愉快極まりない。

ヘインが着替えて手を洗っていると、手のひらに身に覚えのない汚れがついていた。
それはなかなか落ちなかった。(☆)

ウンソンは、グレイスから得たホン家の情報を元に、自分の計画を実行するためには、ホン家の“ご意見番”であるヒョヌの存在が邪魔だった。
そのため早く追い出したいと考えていた。
そこでウンソンは、ヒョヌがヘインを愛していないという印象操作を始める。
「ヒョヌさんに俺が家に泊まるのは嫌かと聞いたら「構わない」と答えたよ」と。
昨晩部屋に戻らなかったヒョヌの行動と合わせ、その話を聞いたヘインは、ヒョヌが自分を愛していないと感じてしまう。
その頃、ヒョヌは、リビングで話すヘインとウンソンを自室から覗き、ウンソンが家に泊まることへのヤキモチと苛立ちで居ても立ってもいられず、ブツブツ言いながら部屋の中をウロウロしていた。

ヘインとウンソンは、母とスチョルと一緒に地下の家族部屋(広いダイニングルーム)へ。
クイーンズタウンにある各々の邸宅は、この家族部屋で繋がっていて、会長が設計したとスチョルがウンソンに説明する。
ウンソンは興味深げにまわりを見回す。
みんなで食事をするはずだったが、ヘインは母と相変わらずの口喧嘩になり、ヘインは1人立ち去ってしまう。

スチョルはウンソンにお酌し、家族のお見苦しいものを見せてしまったと詫びる。
スチョルは「姉は俺への劣等感から偏屈に。俺は後継者として気を遣い、いつも姉に花を持たせている。プレッシャーと責任でいつも方が重い。」と大きなウソをつく。
さらに「最近、姉にみぞおちを殴られて1分息が止まった。驚いた母は、次期大統領や疫病を当て、会長に狩りに行くなと言った祈祷師にお金を詰み、呪符を手に入れた。これを身に着けたら姉の気をそぎ、俺が大躍進できるって!」と話し、ウンソンは呆れながら聞いていた。

ヘインはドイツの研究所で行う治療(※CAR-T細胞による免疫細胞療法)のための検査をしていた。
※血液から採取した免疫細胞を、がんと闘うCAR-T細胞に改変し、再び患者の体に戻す。
この治療法に希望を持っていたヘインだが、脳腫瘍の完治に成功した前例はないという医師。
ヘインの元に届いていた“成功確率50%以上”という報告は、脳腫瘍患者数人にこの治療を試みた結果、予後が良好というだけで、完治したわけではなかったのだ。
しかしヘインは、絶対に完治して見せると強い意思を見せ、医師に「私に対して後ろ向きの言葉は禁句だ」と怒って部屋を立ち去る。

ヘインは病院内である男を見かける。
クイーンズグループで飲み物などの社内販売をしている男だった。
ヘインはかつて、この社内販売を追い払おうとしていたが、男には生まれたばかりの赤ちゃんがおり、病弱なためにいまだ保育器にいて、男が精神的にも経済的にも苦しんでいると知り、ヘインは同情し社内販売を続けさせていた。
その男は病院でため息をつく。
ヘインは男に声をかけ、赤ちゃんの状態を聞いた。
赤ちゃんは今、NICU(新生児集中治療室)にいるという。
赤ちゃんはチョロンという胎名しかなく、まだ正式な名前もついていない。
ヘインはクールに装いつつも胸を痛め、全社員分250個という大量の青汁を定期注文。
男は驚き、「このご恩は忘れません!」と感謝を伝えた。

スチョルは、会長(祖父)、副会長(父ボムジュン)、ヒョヌに“複合リゾート事業”のプレゼン。
スチョルは、会社のお金は使わず、ウンソンからの投資によって事業を進めると言う。
懐疑的なヒョヌだが、スチョルは「ウンソン兄貴は俺に夢中。投資はほとんど決まったようなもの。許認可については国交省のツテがある。」と自信満々。
副会長(父ボムジュン)も、ウンソンのオイルマネーという手堅い原資を信じ、スチョルを後押しする。
しかしヒョヌは、スチョルが主張する“国交省のツテ”を不安視、「公務員は移動があるのでツテだけを頼るのは無謀だ。」と反対。
会長も副会長(父ボムジュン)もヒョヌに賛同し、リスクの再検討のためいったん保留となった。
ヒョヌに腹を立てるスチョル。

ヒョヌの元に、猟場の管理人男性から電話が。
「ヘインがイノシシに狙われた日、ガスの運搬車が来ていたため、そのドラレコのデータを配送員から預かったのだが、容量が足りず残っていない。」ということだった。
ヒョヌはバイク便を向かわせ、そのデータを受け取り、業者に依頼してデータの復元を試みた。

モ・スリ(会長の愛人)は、厨房に秘書とシェフと家庭医学の医師を集め、会長の食事の指示を出す。
話を聞いていたボムジャ(ヘインの叔母)が割り込んできて、「このおばさんにお父様の食事を作らせたくない!何か入ってたら大変。お父様の食事は私の前であなたが毒味するの!」と言った。
スリは打ち合わせを終わらせ、秘書たちが立ち去った厨房に鍵をかけ、ボムジャと2人きりの状態にし、肉たたきハンマーをぶん投げて、監視カメラをぶっ壊す!
そしてボムジャに迫り、首を抑えて調理台に押し付け、すごい力で腕を掴み、腹を殴った。
よろめくボムジャ。。

ボムジャは会長に「この女に殴られた!」と言いつけ、スリも「腹が立ったので私が殴った」と白状するが、会長はスリを信頼してるので、ボムジャを信じなかった。

ボムジャが夫の調査に利用してきた取り立て屋のチンピラは、ボムジャの度重なる離婚のおかげで“痴情専門探偵事務所”として国家公認資格を取得し、民間調査会社として事務所を拡大。
ボムジャは、そこの探偵コナン・パクに、スリ身元調査を依頼した。

クイーンズ百貨店ではヘルキナの視察団が来店。
ウンソンから連絡を受け、ヘインも現場に向かう。
ところが、その途中でヘインは、また意識が飛んでしまう。
誰もいない雪山を歩く感覚。
寒くて呼吸が荒くなる。
倒れそうになり、ハッと気づくと、迎えに来たウンソンに抱きとめられる。
顔色が悪いと心配するウンソンだが、ヘインは「大丈夫だ」と言って、ウンソンに肩を抱きかかえながら仕事に向かう。
エレベーターでヒョヌと鉢合わせ。
ヒョヌは心配するが、ヘインは「別に」と冷たく答えて行ってしまった。
エレベーターの中でウンソンは「もしかしたら病気では?」と聞くが、ヘインは「違うわ、むしろ病気になって休みたい」と笑い、いつものように気丈に振る舞った。

ウンソンとグレイスの密談。
不審に思ったウンソンは、ヘインの健康診断の状況を聞いた。
「ここ数年は家族の健康診断を受けず、個人で受けているのではないか」とグレイス。
ウンソンはその病院を特定し調査するよう指示した。

病院。
医師は、ヘインの白血球の数値が低く細胞の採取が不可能であるため、ドイツ行きを延期すべきだと言った。
ドイツの研究所に行ったところで、治療を拒否される。
「時間を置き、数値が改善したら行けばいい」と。
しかし、ヘインは「そんな時間はない!」と涙目で怒って部屋を出た。
そこで、腕の治療に来ていた叔母のボムジャと遭遇してしまった。
脳腫瘍外科の部屋から出てきたヘインに驚くボムジャ。
ヘインは仕方なく事情を話した。
動揺しつつも「お金があるから治せない病気はない!心配はいらないからね!」と励ますボムジャ。
ヘインは、「病気のことはヒョヌだけが知っている。ドイツの研究所で治せるかもしれないの。だから大したことじゃない。家族には内緒にして。」と言った。
ボムジャは「すごくショックだったよね。。」とヘインを抱きしめた。

ホン家・アート作品コレクション部屋。
会長とグレイスはウンソンを案内し、会長が一番好きだと言うナポレオンの話をする。

<ウンソンの記憶>
2007年
会長は、モ・スリとヘインやスチョルを連れて、ある児童養護施設を訪問。
児童たちの前で「いつも腹をすかせていた10代の頃、偶然ナポレオンの偉人伝に出会い、夢を見たんです。ナポレオンも苦労の末に夢を叶えました。皆さんもぜひ大きな夢を叶えてください!」とスピーチした。
それを無表情で見つめる幼きウンソンと、会長に花輪をかけるとある少女。

ウンソンは、「奇跡の英雄という点で会長と似ている。会長がお持ちになるべきです。」と言って、NYの自宅にある1813年当時のナポレオンの肖像画を会長にプレゼントすると申し出た。
会長は大喜び。

ヘインは誰にも告げず、1人でドイツに旅立った。
知っていたボムジャは、ヒョヌにその旨を伝え、付き添うべきだと涙ながらに訴えた。

ヒョヌは、友人ヤンギと夜のキャンプをしているが心ここにあらず。
「ヘインを愛する演技をしてるうちに本気になったのか?」とからかわれるも空返事。

ヘインはドイツの研究所に到着。
1人ぼっちで、恐怖と不安を抱えながらも検査を受けていた。

ヒョヌは広報から送られてきたヘインのインタビュー動画を見る。
「すべての目標が達成したら、夫と旅行がしたい。新婚旅行の時のように、散歩をしたり、お茶を飲んだり、ご飯を食べたり、積もる話もして…楽しそう。そんな毎日を過ごせたらすごく嬉しい。」と語り笑った。
それを見たヒョヌは目に涙をためた。
翌朝、ヒョヌは小さな荷物を一つ持ち、空港へと急いだ。

ドイツの研究所の医師は、ヘインから研究所への資金協力を感謝しつつも、治療を拒否した。
「検査の結果、今の状態では免疫細胞の採取が困難なため時間が必要だ」と、韓国の医師と同じ診断結果を下したのだ。
「なんてのんきなことを…時間なんてないのに…」ヘインは脱力してしまう。
ヘインは帰りの飛行機には乗らず、新婚旅行で行った、「心配がない」という意味を持つサンスーシ宮殿へ。
ピンヒールで庭園を歩き、足が痛くなってしまい、大きな階段に座り込むヘイン。
ため息をついて少し休んでいると、「ホン・ヘイン!!」と呼ぶ声がした。
階下を見ると、そこにヒョヌが現れた!
驚くヘイン。
ヒョヌはヘインに歩み寄り、「だから楽な靴を履けと言っただろ」と言って、バックからスニーカーを出しヘインに履かせてあげる。
ヒョヌは、研究所で治療を断られたと聞き、しかし飛行機に乗っていないとなれば、行き先はここしかないと考えやって来た。
ヒョヌ「新婚旅行の時、ここの名前がいいって言ってたから。」
ヘイン「いいえ、“心配がない”とかいう名前は客寄せのための詐欺だと言ったの。」
ヒョヌ「詐欺は君だ。求婚した時、僕を泣かせないと言ったのに、僕は結婚してからよく泣いた。寝室が別でよかったよ、ベッドで泣けたから。」
ヘイン「結婚したくてそういっただけ。」
ヒョヌ「そこまでしたなら、こんな時は君のそばにいさせてくれ!」
ヘイン「…私はいつも、あなたにそばにいてほしいと思っていた。1人は嫌だったの。いつもそうだった。」
ヒョヌ「ごめん…本当にごめん…」
ヘイン「帰ろう。遠くに行ったら奇跡が起こると思ったし、悲しみも感じないかと。でも違った。ずっと、あなたと家に帰りたかった…」
ヒョヌはヘインを抱きしめた。
2人は涙を流して強く抱き合い、キスをした。

<エピローグ>
ヨンドゥリからソウルに帰る車の中。
ぐっすりと眠るヘイン。
(☆)生命線が短いと気にしていたヘインを思い出し、隣に座るヒョヌは、眠るヘインの手を取り、ペンで生命線を書き足した。

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Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第4話

前話はこちら↓

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ヒョヌは、姉ミソンが送ったメールをヘインに見られてはならぬ!と慌ててヘインの手を掴む。
ヘインはその手を払うことなく、握り返し、キスをした。
ヒョヌはその隙に、地面に落ちた携帯の充電が0%になったこと確認した。
ヘインはキスをした気恥ずかしい雰囲気のまま自室へ。
ヒョヌは何とかしてヘインの手から携帯を奪おうと試みる。
ヒョヌのその態度を見て、ヘインはヒョヌが“キス以上のこと”したがっていると感じ、ニヤけながらシャワー。
ヒョヌはその隙に部屋に入り、姉ミソンからのメールを削除しようとヘインの携帯を手にするが、パスコードが分からず四苦八苦。
いろいろ試した結果“1031”で携帯が開いた。
そして大急ぎでメール削除に成功!
大急ぎで部屋から出ようとするが、シャワーから出てきたヘインに見つかってしまう。
ヒョヌは「眠れなくて…」と苦し紛れの言い訳。
ヘインは「私のせいで眠れないの?」と満更でもなさそう。
ヒョヌは「疲れてるよね!僕が軽率だった!明日も早いしぐっすり寝て!」としどろもどろになりながらも部屋を出て“キス以上のこと”から逃れたw
部屋に残されたヘインは怒ることなく、むしろ「あんなにも私を思ってる」とニッコリ。

自室に戻ったヒョヌ、ヘインの携帯のパスコード“1031”だったことを思い出す。
それは、ヘインはかつて妊娠し、その出産予定日が10月31日だったのだ。
産婦人科で妊娠を知り、2人が幸せに満ち溢れた時だった。
胸を踊らせて、キラキラお星さまのシールを張り巡らした子供部屋を準備したヒョヌ。
今、その星のシールが1つだけ残るその部屋はヒョヌの自室になっている。

ヨンドゥリのヒョヌの実家。
母は勝手なことをした姉ミソンと兄ヒョンテを叱り付け、ヒョヌが離婚を考えたのにヘインはそれを知らなかったということは、心がすれ違ってる証拠だと心配そうな母。
「別れるのも心配、一緒にいるのも心配。。頼むから幸せになって。。」とつぶやく。

<ヒョヌとヘインの結婚式の時>
ヒョヌの母「格差がありすぎてヒョヌが気に入らず腹立たしいですよね。理解できます。ふつつかな息子ですが、大目に見てください。」
ヘインの母「どこがふつつかだと?むしろしたたかだから結婚したんです。弁護士は現実的で自らの利益を優先しますから。賢いから“こんな”結婚を選んだ。」
ヒョヌの母「“こんな”結婚とは!?幸せな結婚になるよう、親として手助けしてやりましょう。」
ヘインの母「好きで結婚したなら勝手に幸せになりますわ。手助けは不要です。何様のつもり!?」

翌朝
ヒョヌがコーヒーを片手にダイニングへ行くと、ヘインがおもむろに近づいてきた。
ヒョヌはキスだと思い目を閉じるが、肩についたホコリを取るだけだった。
ヒョヌはトイレへ行き、鏡の前で、ドキドキする自分にダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌは、ヘルマンの服に着替えて階段を降りてきたヘインの、その美しさに見惚れて言葉を失う。
さらにヘインに「スーツが似合ってる。かっこいい。」と褒められスキップ発動w
仕事中に鼻歌まで出てしまうw
部下に「ご機嫌ですね」と指摘され、ダメだダメだとムチを打つ。

会議室を覗き、怒ったり笑ったりするヘインを見て、思わず笑みが溢れる。
ガラスに映った笑顔の自分を見て、ダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌは、エスカレーターで躓き転んでしまうヘインを見て、「気をつけろー!」と遠くから叫んですぐに隠れる。
隠れた先がたまたま靴屋だったので、その場しのぎで、目の前にあった女性用のスニーカーを買った。
「君は高価な靴をたくさん持ってるけど、窮屈だろ?ヒールが細くてものすごく高いから転ぶか心配だ。たまには楽な靴を履くといい。」と言って、そのスニーカーをヘインに贈った。
ヘインは「置いといて」と冷たい対応だったが、すぐに履いて百貨店内を歩く。
ヘインは嬉しかったようだ。
ヒョヌも嬉しくてご機嫌に。
しかし、ウンソンが百貨店に日参して食事やお茶や散歩など、しょっちゅうヘインと一緒にいて、さらに、ウンソンがヘインの髪に触れ、ヘインが笑っているのを見て、不機嫌になるヒョヌ。
ヒョヌは、これらすべてを友人ヤンギに話す。
ヤンギは「つまりお前は嫉妬したんだ」と結論を出した。
ヒョヌは全否定するが、思いっきり動揺して、肉ではなくサンチュを焼いていたw

ヘインはウンソンの車に乗ってヘルマン会長に会いに行く。
ヘルマン会長に会うなら、スニーカーではなくヘルキナの靴を履くべきだと言うウンソン。
しかし、ヘインは「夫が履けとうるさいの。転びそうで心配だと。疲れるわ〜」と言いながらも、嬉しそうに笑う。

ヘルマン会長の待つホテルの部屋に入る直前、ウンソンはヘインに打ち明ける。
「有名デザイナーのサラ・ロペスは会長の愛人。性悪の敏腕弁護士の妻には絶対に内緒。もし知られたら末っ子に会えなくなってしまうから。」と。

ヘルマン会長は出店の第一条件として“メゾネット”を提示。
メゾネットにするとなると、改装工事や許可が必要になるため、費用もかかるし、とにかく大変。
ヘインは、ヘルキナ出店予定場所の真上にサラ・ロペスも出店予定である旨を伝え、「メゾネットに改装するなら、サラ・ロペスの出店を諦めるしかない。サラと相談してほしい。」と、“秘密”を武器に利用した。

帰りのエレーベーター内でヘインは「この借りはいつか必ず返す」と約束した。

ヒョヌはヤンギとの食事の帰り道、ヘインのために屋台でお菓子を買う。
ヤンギは「それは愛だと思う!!」と大騒ぎw
その時、ヘインからメールが。
「早く帰ってきて。あなたが喜ぶ知らせがある。」と。
覗き見たヤンギは「遺言書の修正だ!!」と大騒ぎw
ヒョヌは、さっそく帰宅してホクホク気分でお菓子を渡し、知らせを聞く。
ヘインから渡された封筒を開けると中には、書類が。
ヘインの病気について、ヨーロッパの有名ながんセンターからの返信だった。
治せる確率50%以上の治療法が見つかったのだ。
「天もあなたも私の味方。は〜まったく味方が多いわ〜。」と笑いが込み上げ上機嫌のヘイン。
遺言書の修正ではなかった。。
ヒョヌは悔しさから、ウォーーーと叫びながら公園を走りまくったw
万が一ヘインが完治したら、いびられ、こきつかわれ、監視される生活が、あと50年も続く。。
予定取り離婚を切り出したとしても、殺されるかもしれない。。
ヒョヌは絶望の淵に立たされた。

休日
邸宅内にあるコートでテニスを楽しむ会長(ヘインの祖父)と愛人モ・スリ。
そこへボムジャ(ヘインの叔母)がやって来て、2人の仲を邪魔し、会長に明後日の誕生日に1日デートをおねだりした。
嫌がる会長。
追い払われたスリは、部屋に戻る時、やって来たウンソンとすれ違って会釈をした。
(なんだか意味深。。)

ヘインはウンソンとダイニングでヘルキナの打ち合わせも兼ねて食事を楽しんでいた。
その様子を見てムッとするヒョヌは、強引にその席に加わろうとするが、ウンソンに「トップ同士の議論なので」と追い払われてしまう。
何とかして居座ろうとするヒョヌは、ウンソンに“仲睦まじい夫婦”をアピールするが、ウンソンは負けじと“昔からヘインに頼られてる男”アピール。
ヘインを巡るバチバチの争い。。
ヒョヌは、髪を触られるのが嫌いなはずなのにウンソンの場合は怒らなかったヘインに、「美容師以外の髪に触れる男は、全員平等怒ってくれ」と意味不明なヤキモチを伝えた。
困惑するヘインだったが、意味がわかってニンマリした。

追い払われたヒョヌは、今度は外から窓越しに2人を監視。
気付いたウンソンによってブラインドを下ろされてしまう。
気になって仕方がないヒョヌだが、ガラスに映る自分の姿に、ダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌがヘインとウンソンが打ち合わせしてる部屋の前で聞き耳を立てていると、スチョル(ヘインの弟)がその部屋に入って行った。
何とかしてウンソンとのツテを作りたいスチョルは、ウンソンにおべっかを使い「義兄(ヒョヌ)より親しみを感じます〜」とベタベタする。

完全に追い払われてしまったヒョヌは、公園のブランコで友人ヤンギと話す。
ヤンギが「ヘインは51%の確率で助かる。死別して遺産をもらうお前の希望は消えたな。もしヘインとウンソンが結ばれたら慰謝料が…」と言うと、食い気味で「ヤツはダメだ!虫が好かない!」と全否定するヒョヌ。
「ヤツはお前の救世主だ、感謝しろ。目の前の命綱を掴め!」とヤンギ。

スチョル(ヘインの弟)はウンソンを広大な土地が広がる場所に連れてくる。
「土地は確保済み、許認可は国交省にツテがある。韓流ブームに乗ってリゾートで一発当てましょう!」と誘った。
しかしウンソンは「検討します」と冷たい対応。

執事のグレイスは、ヘインの母に依頼されていたウンソンの身辺調査の結果を渡す。
名だたる大物たちとの2ショット写真。
ウンソンは、有名投資家のロバート・ベイリーの愛弟子で、引退後の財産管理を一任されるほど信頼されていると。
グレイスは、ウンソンをスチョルのパートナーにすべきだと母に提案。
だが、今はヘインのパートナーだ。
もし、このままヘルキナ出店が叶えば、売上1兆ウォンを達成し、会長の約束通りヘインが後継者になる。
もし、スチョルのリゾート事業が成功したら、その形成が逆転してしまうため、ヘインはスチョルの失敗を望むだろうと言うグレイス。
「ヘインが何を吹き込んだのか、ウンソンはスチョルを切って、今夜、ヨム会長の孫と食事。ヘインは兄弟を食い殺す運命なんです。」と焚き付けた。
グレイスはウンソンと裏で繋がっており、クイーンズを乗っ取ろうと悪巧みをしていたのだ。

母はさっそくヘインの元に押しかけ、捲し立てる。
「ウンソンに弟の悪口を言ったわね!仲違いさせたから投資を渋ってる!スチョルが成功したら困ると言ってヨム会長への投資を勧めた!会長の怒りを買うようにね!骨の髄まで身勝手なあなたならやりかねない!隣で人が死のうが自分だけ助かろうとする!だから自分の兄も…」
その時、具合が悪そうなヘイン、一瞬意識が遠のき、倒れそうに。
そこへヒョヌが通りかかり、ヘインを抱きとめる。
ヒョヌはヒステリックに怒る母を帰らせ、ヘインをベッドに連れて行き薬を飲ませる。
ヒョヌは病気のことを家族に話すべきだと言うが、ヘインは拒絶。
それは両親を心配してのことだった。
子供(ヘインの兄)に先立たれショックを受けた両親を見たから言えないと。
ヘインは「私は親孝行娘ではないから、これ以上嫌な存在になりたくない。必ず治るから病人扱いしないで。」と言い放った。

ウンソン達のクイーンズ乗っ取り計画は進む。
すでにクイーンズの理事達や金庫番である会計部のソン・ジョンボムを掌握済み。
会長の裏金や私的流用の証拠を掴み、それを検察に渡せば、会長は検察の捜査を受けることになる。
ウンソンはクイーンズタワーを見つめ、「いい眺めだ。あとは手に入れるだけ」とほくそ笑む。

会長はボムジャと食事をするため、レストランへ。
そこには、ボムジャだけでなく長男ボムソクもいた。
ボムソクは土下座して、会長に許しを請うた。
会長は、ボムソクが、かつて、自分だけ助かろうとして会長を検察に売り、会長が拘置所にいる間に、その座を奪おうとしたことを、今でも怒っていた。
ボムソクは「父さんが私に罪を被せると聞かされ、カッとなって…血迷ってました!許して下さい!」と土下座。
仲介役のボムジャは「20年も経てば赤の他人でも許すわ!息子なのに非常ね!」と会長を宥めるが、会長は決して許すことなく「私は二度と会いたくない。私が死んでも葬儀に出るな。」と言い残して立ち去った。
ボムジャの仲直り計画は失敗に終わった。

帰宅した会長は、モ・スリの作ったスープ(会長の母の思い出の味)を食べながら、「新聞売りと靴磨きで貧しい暮らしをしていたヤツが、国内屈指の百貨店とマート全国展開するまで60年かかった。でもなぜか荒野に1人で立ってる気分がする。」と孤独を嘆く。
スリは、会長の繊細な心と孤独に理解を示した。
会長は、「スープの味で母を思い出す」と微笑んだ。

クイーンズ百貨店の化粧品売場にはクレーム客が来ており、店員に返金を求めて大騒ぎ。
そこへ、ヘインが通りかかり、殴られそうになった店員を助けた。
その店員には病気の母親がおり、母親が手術を拒んでいること悩んで、以前トイレで泣いていた。
余命宣告を受けて、他人に対して同情や共感を覚えたヘインは、その様子を見かけた時に涙を流していた。
ヘイン「社員教育が不十分でした。キム・ミンジさん(店員)、接客はお客様に、暴力を振るう犯罪者は通報を。」
客「告訴して晒し者にするぞ!」
ヘイン「必ず告訴して。私も告訴します。夫が敏腕弁護士だから詳しいの。この場合は業務妨害罪と暴行罪と器物損壊罪。もちろん損害賠償請求は別に進めます。」
騒動に集まった他の客たちが携帯で撮影してたことを確認し、クレーム客は警備員に連れて行かれた。
一同拍手喝采

ヒョヌの故郷ヨンドゥリ。
次期里町が決まる選挙を前に、対立候補である青年会長のパク・ソックンに対し、ヒョヌの父は劣勢にあった。
公民館で行われる討論会では、パクの演説には拍手喝采が起こるが、ヒョヌの父には批判や野次が飛び、窮地に立たされる父。。
するとその時、公民館の前にたくさんの車やトラックが列をなしてやって来た。
トラックには“クイーンズ”の文字。
1台の車から颯爽と降りてきたのはヘイン。
実はミソンから連絡(「父の里町防衛戦に赤信号が点灯してるので応援演説が必要なの!」)を受け、応援に駆けつけてくれたのだ。
驚く村人たち!
状況を理解できないヒョヌの父を前に「お義父様、還暦祝いに伺えず、お詫びの印におもてなしに参りました。みなさんこんにちは、私はペク里町の嫁でホン・ヘインと申します。」と堂々と挨拶。
そして、村人たちへ、高価な栄養剤や健康食品、化粧品やカシミヤのマフラーや革手袋などなど、たくさんのプレゼントが提供され、豪華で美味しい料理が振る舞われた。
村人たちからは歓声が沸き起こる。
次期里町選、一気に形勢逆転!

ヒョヌは母から連絡を貰い、ヘインがヨンドゥリに来てると聞き、驚く。

ヘインは、ヒョヌの実家の部屋で、本棚や写真などあれこれ見て微笑んでいた。
引き出しにピンク色の音楽プレイヤーを見つけ、縁側に座って聴く。
そこに少年が近づいてきて、ヘインの隣に座り、「誰ですか?この家で見たことない。」と言う。
ヒョヌの嫁だと分かると態度を一変。
「ああ!ビルの大家さんか!初めまして、ペク・ホヨルです。」とペコリと頭を下げた。
ヒョヌの兄ヒョンテの息子だった。
車が大好きなホヨルは、ずらっと並ぶヘインの連れてきた車の列に大興奮。
ホヨルが「乗せてください」とお願いすると、ヘインは運転手に頼んで、村を2〜3周させてあげた。
ヘインは、改めて音楽を聴こうとしたが、音楽プレイヤーを落っことしてしまった。
拾おうとした次の瞬間、記憶が飛び、ヘインはひとけのない畦道に立っていた。
足元はサンダルでドロドロに汚れている。
ここはどこで、なぜここにいるのか。。不安と恐怖でしゃがみ込んでしまう。

ヒョヌは母からの連絡を受け、急いでヨンドゥリに駆けつけた。
大宴会中の村人たちに拍手で迎えられる。
ヒョヌは自転車に乗って、実家にも公民館にもいないヘインを捜し回る。

ヘインは、日も暮れて真っ暗な見知らぬ場所を彷徨っていた。
そして、自転車に乗ったヒョヌがヘインを見つけた。
ヒョヌは「どうしてこんな所に!」と怒った。
ヘインは病人扱いされるのが嫌で「1人で散歩」とウソをついた。
ヒョヌは「そうか、怒鳴って悪かった」とヘインに背を向けてスタスタ歩いて行ってしまう。
その時、街灯がついて辺りが明るくなった。
ヒョヌの汗だくのヒョヌの後ろ姿が見えた。
ヘインは「実は…なぜあそこにいたのか覚えてない…」と正直に打ち明けた。
ヒョヌは振り返り、改めてヘインを見ると、足元はドロドロに汚れ、ケガもしている。
「すごく怖かった」と涙するヘインを、ヒョヌは力強く抱きしめた。
ヒョヌも涙をこぼした…

<エピローグ>
2006年 ハニル外国語学校
アメリカ留学が決まったヘインに、クラスメイト達はヘインを「最後まで生意気」「精神病院に入る」「兄が死んでイカれた」などと陰口を言う。
ヘインは、そんな悪口を物ともぜず、毅然とした態度で教室を出た。
手にはピンクの音楽プレイヤー。
校庭をサッサカ歩くが、転んで膝を擦りむいてしまう。
そこへ1人の男子学生が現れ、絆創膏を貼ってくれた。
高校生のヒョヌだ。
ヘインは人の優しさに触れて涙が溢れ出す。
「泣いてるの?」と言われ、恥ずかしくて慌てて立ち去るヘイン。
あとにはピンクの音楽プレイヤーが落ちていた。

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Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話

前話はこちら↓

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<4年前>
結婚前、故郷ヨンドゥリにヘインを連れて行く。
当時、ヘインをご令嬢だと知らなかったヒョヌは、「アイスを食べたことがない」とか「シャツに穴が開いている」など、ヘインのことを貧乏な育ちであると勘違いしていた。
ヘインがいくら「私、貧乏じゃない」と言っても聞き入れず、「君が今まで感じたことのない豊かさを味わわせたい。君の家に問題があっても大丈夫。僕が一緒だから。」とアピールした。
ヘインは呆れていたが、その言葉が胸に響いていた。

<現在>
イノシシの突進の直前、死を確信したヘインは、ヒョヌのことを思い出していた。
そして目の前に現れたヒョヌ。
イノシシを撃ち、ヘインを守ってくれた。
霧がかっていたヘインの視界が晴れ渡った。
「大丈夫?」とヘインを心配するヒョヌ。
少し遅れてウンソンがやって来てヘインを心配するが、ヒョヌはイノシシの後処理を頼んで、ヘインを連れて立ち去った。

歩いて戻る途中、ヘインが足をくじいてしまう。
ヒョヌはヘインを軽々とお姫様抱っこ。
若干照れつつも、まんざらでもないヘイン。

先に別荘へ戻っていた家族はBBQの準備をしていた。
そこへ、ヘインをお姫様抱っこしたヒョヌが戻ってくる。
驚く家族たち。

会長(ヘインの祖父)は予定より早く狩猟を切り上げ別荘に戻って休んでいた。
それは「祈祷師から、狩りに行ったら大変な目に遭うと言われたから」という愛人モ・スリ。
会長が行くはずだったコースを、ヘインが行ったわけだ。
ヘインが怪我をして戻ってきたと聞き、スリは祈祷師に電話。
祈祷師は、「亡くなった会長の妻が包丁を手に「夫を殺して連れて行く」と言っている夢をみた。狩りを続けていたら危なかった。」と言う。
スリ「私の言った通りでしょう?」
会長はすっかりその気になり、スリの言葉を信じた。

ヘインは軽い捻挫で済んだ。
父とボムジャ(ヘインの叔母)とスチョル(ヘインの弟)はヘインを心配しながらも、イノシシを仕留めたヒョヌを見直した。
しかし母は「運が良かっただけ。銃も使えないのに軽率だ。」とヒョヌの腕前を認めず。
軟弱で狩猟が下手だと思われていたヒョヌは、実は兵役では海兵隊 特殊捜索隊の出身、射撃では受賞歴もある。
その事実を知った家族は驚く。
ヘインは「ヒョヌに射撃を教えようだなんて愚か」とスチョルに、「ヒョヌが少しでもためらってたら死んでいた」と母に反論。
ボムジャは「腕にときめいちゃった」とヒョヌを見初めており、家族全員から総ツッコミを食らう。

ヒョヌは友人ヤンギに電話でイノシシの件を報告。
「ヘインを守るため体が本能的に動くなんて、本能は知ってるんだ、遺言状を書き直してもらわないとって。」というヤンギ。

ヒョヌは、懐中電灯で照らしながらイノシシが出没した山道を点検し、立ち入り禁止エリアのフェンスが切られ、餌が撒かれているのを見つける。

足を怪我したヘイン以外の家族とウンソンは、みんなで庭園で夕食。
食事の前に、ヒョヌは、猟場のフェンスに人為的な穴が開いており、銃創を負ったイノシシが侵入した形跡があることを報告。
スリを中心に「あそこは元々会長が行くはずだったコース、誰の仕業かは分からないが会長の命が狙われた」という話になり、会長自ら、防犯カメラやドラレコを調べることになった。

食事が始まる。
ヘインの父がヒョヌのお皿に料理を盛ってくれて、背中をトントンした。
ヒョヌが好物である桔梗に箸を伸ばすと、父はシェフに「ヒョヌが好きなのは和え物ではなく炭火焼きだ!」とダメ出し。
どうやら、イノシシを仕留めたヒョヌを認め、好意的に思い始めたようだ。
戸惑うヒョヌ。
母やスチョルはユンソンに取り入ろうと必死におべっか。
ウンソンは13歳まで韓国で育ち、その後、アメリカの夫婦の国際養子となった。
大学卒業時に養父母を亡くし、今は天涯孤独の身だと打ち明ける。
それを受け、会長は「私も15歳で親を亡くし、1人でここまでやってきた。人は見かけによらない。最近の若者らしくない感じだ。」とウンソンに好感を持つ。
母は「うちを家族だと思って」と優しい言葉をかける。

猟場の管理人男性が豊山犬を連れてやって来た。
火事の時に子供助けたり、とても賢く忠実な犬だとか。
会長はその犬を売ってくれと言うが、スタッフは「家族だから」と断った。
不満そうな会長。

食後、ウンソンは猟場の管理人夫婦の元へ行き、「1億ウォンで犬を売ってくれ」と申し出た。
戸惑うスタッフに「今から値を下げます」と言って、腕時計を見ながら「9000万ウォン、8000万ウォン…」とカウントダウンを始める。
管理人男性は、1億ウォンで犬を売ることを決めた。
ほくそ笑むウンソン。

ダヘは夫スチョルに甲斐甲斐しくお酒を作り、つまみを“アーン”して食べさせる。
スチョルに「一杯飲む?」と言われても首を横に振り「お酒が弱く一緒に飲めなくてごめんなさい」と言う。
しかし、スチョルがトイレに行ってる隙に、ダヘは態度を一変。
グビグビとウイスキーを飲み干し、「は〜、よく喋る…」とふんぞり返る。

ヒョヌとヘインは、久々に2人きりの寝室が、とても気まずい。
ヒョヌは、手が痛くてボタンが外せないヘインのシャツを脱がすのにドキドキ。
ヘインは、イノシシを前に頼もしかったヒョヌやお姫様抱っこを思い出して火照る。
そして、上半身裸でシャワーから出てきたヒョヌに目が釘付けに。
ヘインは火照りが収まらないw
「雨に濡れたティモシー・シャラメやディカプリオ全盛期に寄せるために濡れ髪のままなの?早く髪を乾かしたら!?」と精一杯ぶっきらぼうを装う。
一つのベッドで寝るも、2人とも眠れない。
ヘインは、初めてヨンドゥリに行った時、ヒョヌの実家のヒョヌの部屋、小さなベッドで抱き合って寝たことを話す。
今は、お互い大きなベッドの両端に寄り、背中を向けている。
「抱き合おうか」とヒョヌの方に体を向けるが、「冗談よ」と言って再び背を向けあった。

翌朝、猟場の管理人夫婦は、「昨夜はどうかしてた。この子は家族なので。」と思い直して犬を売ることを止めた。
小切手を返し、ウンソンに頭を下げる。
ウンソンは「売るのが嫌なら捨てたことに。まだマシでは?」と言って銃口を犬に向けた。
「やめてください!」と怯えるスタッフ。
その時、「何をするんですか!」とヒョヌが現れる。
ヒョヌは、管理人男性に返金したことを確認し、「僕が証人です。契約終了です。」と言って犬を連れて帰した。
ウンソン「殺すのはなぜダメ?」
ヒョヌ「大切な家族の一員だと聞いたでしょう!」
ウンソン「じゃあ、捨て犬なら大丈夫ですかね?笑」
訝しむ表情で睨みつけるヒョヌ。

会長たちは、森の入り口にある防犯カメラを確認すると、1台の車から男が降りてくる。
顔は鮮明に見えないものの、会長は長男のボムソクであると断定する。

犬の飼い主である猟場の管理人夫婦は、20年ぐらい前に、近所にある施設の子供がシェパードを殺した事件について話していた。
その子供は優秀でクイーンズの奨学生だったが、警察に捕まった時、「高価な犬だから殺しちゃダメなの?安い犬なら殺していいの?」と発言し、夫婦はその衝撃を覚えていた。
管理人男性はその子供とウンソンが似ていると考える。

ウンソンは、ヘルマン会長とヘインの会談を取り持った。
喜び、張り切るヘイン。
しかし、病気についていまだ良い治療法が見つからず。
死を突きつけられ、ヘルキナの件を始め、仕事や旅行など、まだまだやりたいことがたくさんあるのにと苛立ち、集めた高価なドレスや、投資した芸術作品の数々を残して死ぬのはもったいないと惜しむ。
そして何より惜しいのはヒョヌだった。
それまでは感じなかったのに、ヒョヌの全てが愛おしく感じ始めた。
改めて、ヘインはヒョヌにゾッコンラブだったw
ヘインは「これまでは冷血な女だったのに、同情したり、共感したり、夫にときめいたりする。脳機能が正常じゃないのかも。」と医師に相談。
医師は「死を目前にした人に見られる心境の一つ。命の尊さを知り、多くを悟ったのでしょう。」と答える。
ヘインは「今まで何度も死の淵に立ったが、その度に助かる強運を持ってる。私を助ける腕がないなら、どんな奇跡が起こるのか黙って見ていて。」と言い捨てて病院を立ち去る。

ヒョヌはボムジュン(ヘインの父・会長の次男)に連れられて、ボムソク(会長の長男)に会いにホテルの一室へ。
ボムジュンはボムソクに猟場に行ったことを問い詰める。
ボムソクは会長(父)と会って和解するために猟場に行ったが、別荘でモ・スリにむげに断られてしまったのだ。
ボムジュンに会長(父)との和解の場を取り持ってほしいと頼むが断られてしまう。
ヒョヌはボムソクの悲痛な表情を見つめる。

帰り道、ボムジュンは「妙な家族だろ?身内同士の訴訟が7件も。こんな我が家で尻拭いさせられて神経をすり減らす…ご苦労だな」とヒョヌを労う。

ボムジュンはモ・スリに、狩りの日にボムソクが訪ねてきたことを聞いた。
スリは「いいえ、来なかった。彼は座を追われて逆恨みしてるでしょ。失う物のない人は一番怖い。気をつけて。」と言った。

グレイスはヘインの母の司令でウンソンの調査。
しかし、ウンソンにバレてしまい、身元調査をしてることを打ち明ける。
グレイス「一族は、人付き合いには慎重だが、扉が開いた後は簡単。ヘインとはうまくいきそう?ヘイン夫婦の離婚は見ものね。私は富裕層専用仲人の先駆け。ヘインの仲人をできなかったことだけが唯一の汚点。私の名誉にかけて2人の仲を裂いてやる。」
ウンソン「先日のような失態は繰り返さぬように。支障が出る。」
グレイス「あれはあの方の指示でした!まさかヒョヌがやって来てヘインを助けるとは予想外でした!」

ヒョヌは友人ヤンギとランチ。
ヤンギは、ヒョヌが“財閥家のシンデレラ君”から“令嬢の命の恩人”に変わったと喜ぶ。
ヒョヌ自身も、ヘインの父も親切になり、なんとなく空気も変わったと感じていた。
ヤンギは、「この上昇気流に乗り、精一杯恩を売れ。魂胆がバレることなくやり遂げろ!」とアドバイスした。

ヒョヌの兄ヒョンテは、ヨンドゥリでボクシングジムを運営している。
しかし、閑古鳥が鳴いていた。
もしヒョヌが離婚して、経済的な支援を受けられなくなると、いよいよジムを畳まなくてはならない。
そこで、離婚しないようヘインを説得するため、姉ミソンと一緒にソウルへ向かった。
しかしクイーンズ百貨店の受付で、アポがないと取り次げないと断られてしまう。
どうしたものかと頭を抱えていると、偶然ヘインと部下たちが通りかかった。
2人はヘインに駆け寄り、内緒で話したいことがあると言うと、ヘインは少しだけ時間を取ってくれた。
ところが、いざとなると、ミソンとヒョンテは離婚の話を切り出すことができずにタイムオーバー。
ヘインはヘルマン会長とのアポがあるため行ってしまった。

ヘルマン会長との会談。
レストランに到着すると、いるのはウンソンだけでヘルマン会長はいない。
なんと「末っ子の寝返りを見るため」に帰ったとw
ガッカリするヘイン。
ウンソンによると、ヘルマン会長には既に構想があり、その通りにできる所に出店するということだ。
ヘインはウンソンから、その構想を聞く。

ヒョヌは会社に戻ると、部下から「さっきご兄妹が会社に来た」と聞く。

ミソンとヒョンテはうどんを食べながら、ヘインに「弟を許して離婚をとりやめて」とメールを送信。。と同時にヒョヌから電話が。
ヒョヌから「離婚はしない」と聞いて安堵する2人だが、離婚のことをヘインは知らないと聞き、焦りまくる。。メールを送ってしまった。。

ヒョヌが慌ててヘインに電話するが、ヘインが席を外している間にウンソンが勝手に携帯をオフに。
ヒョヌに敵意を持つウンソンは、ヘインに「ヒョヌさんてどんな人?」と聞く。
ヘインは「いい人よ。危険を顧みず私を助けてくれたし。」と答える。
ウンソンは「そうかな?一瞬ためらってた。君を助けるかどうか迷ってたな。」と鼻で笑った。
ヘインは「あなたとの彼の違いよ。あの瞬間、あなたは彼を見て、彼は私を見てた。夫の愛を信じてる。私が考える愛の形はこうよ。甘い言葉を掛け合うことじゃなく死ぬほど嫌なことを一緒に耐えること。逃げずに一緒にいること。彼はそうしてる。」とキッパリ。
ウンソンは「長い説明だ。自信がない証拠だな。君は自信がなさそうに見える。」とまた鼻で笑う。
ヘインは図星をさされお酒をグビグビ飲む。

ヒョヌは何度もヘインに電話をかけるが繋がらず気が気じゃない。
門の前でヘインの帰宅を待つ。
ウンソンに連れて帰って来られたヘインは後部座席で酔って眠っていた。
ヒョヌは酔い潰れるまでお酒を飲ませたウンソンに怒りをあらわにする。
ウンソンは、いちいちヘインとの親密さをアピールし、ヒョヌを苛立たせる。
目を覚まし、車を降りて部屋に帰って行くヘインを追いかけるヒョヌ。
酔ってフラフラのヘインは「今までしなかったことをやる。健康のために色々制御してきたのに全然意味がなかった。言いたいことを言ってやりたいことを全部やる!殺したいヤツは殺し、私を裏切ったり陰口とたたくヤツは全員殺す!ビビらないで。あなたは裏切らないでしょ?」と言い放ち、ヒョヌが凍りつく。
そしてポケットから携帯を取り出し、電源を入れるヘイン。
ヒョヌは、姉ミソンの送ったメールを絶対に見られてはならぬ!と、慌ててヘインに駆け寄り、ヘインの手を掴んだ。
その拍子に携帯は地面に落ちたが、ヘインはその手を払うことなく、逆に握り返し、自らヒョヌにキスをした。
ヘイン「言ったでしょ。今から私、やらなかったことをやると」…

<エピローグ>
新婚時代
『幸福な王子』の王子が住んでいたといわれている、ドイツのサンスーシ(「心配のない」という意)宮殿を訪れたヒョヌとヘイン。
『幸福な王子』について「家を出たら苦労する。死ぬからって普段しないことをしてはダメ。」とヘインならではの感想を述べると、ヒョヌは笑って、2人は仲良く手を握って歩き出す。
現在のヘイン
社員の家族のためのがん治療基金の創設する。
「家族ががんになって、その社員が仕事ができなくなり、売上が下がったら損をするのは私。別に人助けをしたいわけじゃない。効率と経済性を追い求めた結果よ!」と。

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Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話

前話はこちら↓

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ヘインは時々、頭痛や物忘れや記憶が途切れることがあった。
それは仕事に支障をきたすほどに。
病名はクラウド細胞腫。
韓国では初めてかも知れない、珍しい病気だった。
腫瘍は、脳内の広範囲に霧のように散らばり、手術は不可能、薬物療法もあまり効果はない。
ひどくなると、幻覚や人格障害も現れるという。
今は症状を緩和させる薬を使うしか治療法はないということだ。
余命は3ヶ月。
愕然とするヘイン。

人一倍、食事や健康に気をつけてきたと自負があるヘインは、「なぜ私が病気に!?しかもこんな時代に治療方法もないなんて!」と苛立った。
ヒョヌは、明日もう一度一緒に医者に行くことを約束してヘインを落ち着かせ、とりあえず自室に戻って眠りについた。

翌朝。
久々の熟睡、爽快な目覚め。
昨日とは別世界だと、気分良く鼻歌が出るヒョヌ。
「いかんいかん、悲しい表情をしなくては」と自分に言い聞かせるも、「離婚しなくても、3ヶ月待てば死別になる…」とニヤけてしまい、喜びが隠しきれない。

クイーンズグループは、もう少しで“1兆クラブ”に入れるところにいて、さらに会長(ヘインの祖父)は、総売上が1兆を超えたらヘインに相続させるつもりでいる。
今、病気がバレたら全てが水の泡。
家族がヘインの地位や財産を狙って大騒ぎになる。
病気のことは2人だけの秘密にし、ヒョヌとヘインは病院へ。

クイーンズマート代表のスチョル(ヘインの弟)は法人税80億ウォンを過誤納税してしまったことで、会長(祖父)から大目玉を食らっていた。
なんとかヒョヌが見つけて修正できたが、会長は怒りが収まらず、財務理事を担当しているスチョルの妻ダヘのいとこをクビにしろと怒鳴る。
姉ヘインに比べて、全てにおいて出来の悪いスチョルは、とにかく会長からの怒号が耐えない。
いよいよ限界に来たスチョルは、パニック発作を起こして倒れてしまった。
パニック障害と診断され、それを聞きつけた母は大騒ぎ。
スチョルも母も、「仕事を丁寧にやりすぎるから!80億ごときで言いつけるなんて!」とヒョヌのせいにした。

再検査するも結果は変わらずのヘイン。
ヒョヌは居残り、「余命3ヶ月とはどのくらいの確率なのか。僕の人生に関わる。」と医師に詳細を尋ねた。

先に会社に戻ったヘイン。
スチョルが過誤納税で会長に叱られた件で、ヒョヌを問い詰めるため母が乗り込んできた。
ヒョヌが不在のため、母はヘインにその怒りをぶつける。
母は、スチョルを貶めるためにヘインが仕組んだと言いがかりを付けてくる。
「そんな暇はない。最近…大問題が起きたから。」と呆れるヘイン。
しかし、母はヘインの“大問題”について関心もなく、心配もしない。
そして、ヒョヌに会って問い詰めると言って聞かない母に、「関わらないで。でないと、自分がどうであれ、スチョルをいじめてやるわ。死ぬまでね…」と言い放つヘイン。
「そんなことをして私が黙ってない!受けて立つわ!」と捨て台詞を残し立ち去る母。

ヒョヌは友人のヤンギと昼食。
ヒョヌは離婚を止めたことと、その理由として、ヘインの病気のことを打ち明けた。
クイーンズが手に入ると興奮するヤンギに、ヒョヌへの財産分与はないことが記された遺言書が、すでに用意されていると伝える。
「3か月後に報復の心配なく安全に脱出できるのなら何も要らない。」とヒョヌ。
ところがヤンギは「遺言書は何度でも直せる。3ヶ月で奥さんの気持ちを変えろ!“こんなに私を愛してくれるならクイーンズ百貨店を譲りたい”と思わせるんだ!」とアドバイスした。
「俺はそんな俗物じゃない!」と反抗するヒョヌだったが。。
さっそく、結婚記念日の花束を贈る。
ヒョヌの急なキャラ変に戸惑うヘインだったが、もらった花束を捨てることなく、秘書に花瓶を用意させた。
いつも離れて座っていた食卓でも、ヒョヌはヘインの隣に座り、エビの殻を剥いてあげる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインだけでなく、家政婦達も戸惑いを見せる。
仕事の会議中、水を飲んでむせたヘインにすぐに駆け寄り救急車を呼ばせる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインだけでなく、役員や社員達も戸惑いを見せる。
外で迎えの車を待つヘインに、ヒョヌは後ろからそっと自分のジャケットを掛け、冷えたヘインの手を自分のポケットに入れる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインの秘書は薄気味悪く感じ顔をしかめる。

ヒョヌに遺言書の事をほのめかし、ヒョヌとヘインを離婚させ、自分の仲介でヘインを再婚させ、自分の影響力を拡大させようと企んでいたグレイスは、2人がむしろ仲良くなっていることに驚いた。

ヒョヌの故郷ヨンドゥリは、田舎の小さな村なので、誰かが離婚するとなると、人々は大騒ぎ。
さらに、ヒョヌの父の還暦祝いに来なかったことで、ヒョヌとヘインの不仲説まで出回る。
ヒョヌの家族は、なんとか離婚回避させようと頭を悩ます。
しかし母だけは、「離婚したければすればいい。死ぬほど苦しいんでしょ。死ぬよりマシ。」とヒョヌへ理解を示す。

ヒョヌとヘインは一族と食事。
ヘインの母は「クァンギョ店が私の土地に食い込んでるから明渡訴訟を起こす」とヘインに突っかかる。
すでに解決済みの案件を、完工後の今になって難癖を付け出す母。
弟スチョルの件を根に持っており、仕返しをしてるのだ。
ヘインは「私に引き下がれと!?訴訟で報復するなんて!」と激怒。
するとヒョヌが立ち上がり、ヘインと母の話を遮って法律的な提案をした。
そしてヘインの手を取りその場を去った。
母の話を遮ってまで自分の味方をしたヒョヌに、「今までと態度を変えないで。優しくしないで。」とヒョヌの手を振り解くヘイン。

ヒョヌは、友人ヤンギに「やっぱりダメだ〜」愚痴り飲んだくれる。
相変わらず監視役の男性2人がついている。
(1人は酔ってウトウト、1人はスマホを見てニヤニヤw)
ヤンギは、「3年前にはあったヘインへの愛を思い出せ!」とアドバイス

ヘインの叔母ボムジャは、教会に押しかけ、元夫の再婚を邪魔する。
「命が惜しければ韓国を離れて死んだように生きろと忠告したはずなのに、親族を集めて結婚式とは!」
ボムジャは大暴れして結婚式をめちゃくちゃに。
すぐに法務担当のヒョヌが駆けつけ、巨額の示談金を払って丸く収める。
帰宅後、ボムジャは不貞腐れ、何も食べずに不貞寝。
そんな破天荒なボムジャには、父である会長でさえ、手を焼いている。
会長と顔を合わせる度に、ヒステリックに愛人モ・スリへの悪口が止まらないボムジャ。
会長は「お前は誤解してる。彼女は何も望んでいない。入籍も財産も拒んてでる。」と言って宥めるが、「だからこそ怖い!お金以外に何もない老いぼれと一緒にいるなんて、野望があるに違いない!」とボムジャ。
散々な言い草に怒る会長。

会長とスリは将棋を楽しむ。
会長は将棋が弱いスリに講釈を垂れるが、油断してる隙に、王手を取られる。
スリは「逃げられませんよ。詰みました。」と笑う。
会長は「勝利は織り込み済みか?偶然か?」と尋ねる。
スリは「さあ…では、願い事を聞いてください。いつか必要な時に言いますね。」と意味深に微笑む。

ヘインの父は夫婦で庭を散歩中に「ヘインに辛く当たるな。昔のことは水に流して仲良くしろ。」と母を窘める。
母は「お義父様に言われて私も目をつぶったけど、スワンの死がまだ納得できない!事故で誰も悪くないけど、スワンはいないのよ!今でも毎日苦しくてたまらない!まともな精神状態ではいられないわ!」と言い放った。
その会話を、ヘインが木陰から聞いていた。

ヒョヌは、医師の「生存率は低いが奇跡を信じましょう」という言葉を思い出し、ネットで色々と検索。
すると、余命宣告からの回復、奇跡の体験談の事例がたくさん見つかった。
もしかしたらヘインにも奇跡が起きるかもしれない。
ヘインの死を望むヒョヌは、ガックリしながら、疲れて眠ってしまった。

帰宅したヘインは、ヒョヌの部屋を覗き、パソコンの前で眠るヒョヌに近づく。
パソコン画面には、数々の奇跡の体験談の記事が。
目覚めたヒョヌ。
ヘイン「私、あなたを疑ってた。『私が死ぬのを実は喜んでるかも。嬉しいから優しくしてるのかも』と。何か魂胆があるのかと怪しんでたわ。」
動悸が高まるヒョヌ。
ヘイン
「心配しないで!私は絶対に死なない!強がってたけど内心ショックだった。治療など無意味。私が死んでも家族すら泣かない。自暴自棄になってあれこれ考えた。でも、この世でただ1人、あなただけは奇跡を願ってる。」
「おかげで元気が出た。調べたら海外には同じ症例があって多くの研究所で新薬を開発してるの。サポートすれば研究開発も加速する。きちんと調べて積極的に進めるわ。」
「あなたのためにも簡単には死なないわ!」
ヘインは前向きになり、笑顔で自室に戻った。
崩れ落ち、茫然自失のヒョヌw

スチョルは妻ダヘと幼き息子ゴヌを寝かしつけていた。
過誤納税をやらかした財務理事であるダヘのいとこが、人を紹介して挽回したがっていると言うダヘ。
「私募ファンドの投資家、在米韓国人のデイビッド・ユンを紹介したい」と。

ヘインは、世界的人気ブランドであるヘルキナを、クイーンズ百貨店に出店させたいため、アジア初・ヘルキナ旗艦店のパーティーへ出向き、ヘルマン会長への接触を試みる。
そこへ、大学の同期であるイェナの邪魔が入る。
2人はライバル関係でバチバチの仲、嫌味連発である。
イェナも百貨店のオーナーで、間もなくヘルキナが入る予定だと自慢してくる。
苛立つヘイン。
ヘルマン会長は、企業価値や精神を重視する人で、“近くにいる人とうまくやれる人はビジネスでもいい関係を築ける”という信念を持つ。
だから、このパーティーには夫婦や家族で来てる人がほとんどなのに、ヘインだけが1人だった。
それに対して「大したものね。」と嘲笑するイェナ。
ヘインは慌ててヒョヌに電話して、パーティーに来てもらおうとするが、裁判中だと切られてしまった。
そんなヘインに、イェナは追い打ちをかける。
数々の不仲説が浮上しているヘインとヒョヌに対して「夫婦のレベルさえ合ってれば陰口を言われずに済んだのに。結婚とは同じ方向を見て歩む人生のパートナー出会うことだと思うの。私達夫婦はケンカしないから不仲説のある夫婦には興味があるの〜。ヒョヌではなく、大学同期のユン・ウンソンを夫に選べばよかったのに〜。」と嫌味炸裂。

ヘインとイェナと大学で同期だったユン・ウンソン。
彼は、今や超大物人物。
ヘルマン会長の右腕で最も近い存在であり、ヘルキナをソウルに持ってきた立役者。
ウォール街の人々もウンソンを通じて資金を集め、中東のお金も動かせる大投資家なのだ。
大学時代、ヘインのことが好きなウンソンを邪険に扱い、「連絡しないで」と冷たく接してきたヘインだが、現在はウンソンの協力が必要な状況。。
パーティーに来ているウンソンに「イェナの百貨店とヘルキナを取り合ってる。ヘルマン会長と仲いいんでしょ?私を助けてくれない?昔のことはあまり覚えてないの。だから私達が仲良かった頃に戻らない?」と持ちかける。
ウンソンは軽笑した。

いよいよヘインにヘルマン会長と話ができる順番が回ってきた。
いまだヒョヌとは連絡つかず。
順番に横入りされ、1人ぼっちで焦るヘイン。
その時、隣にヒョヌが現れた。
勝って裁判を終え、急いで駆けつけてくれたのだ。
ヘルマン会長は俳優やモデルのようにハンサムだとヒョヌを褒め、和やかな会話ができた。
ヘインの失態を望むイェナは苦々しくその様子を見る。
ヘルマン会長の隣に立つウンソンがヒョヌを見つめる。

その後、ヘインはイェナに「“結婚とは同じ方向を見て歩むもの”と言ったわね?あなたの夫を見たら理解できたわ。私は夫と見つめ合いたい。顔を見るだけで幸せ。」と嫌味返しw
(イェナの夫は食いしん坊ぽっちゃりで非ハンサム)

ウンソンは、1人で立っているヒョヌにシャンパンを渡し、昔ヘインのことが好きだったと話す。
それを聞いて意にも介さないヒョヌ。
ウンソンは「信じてるのか、どうでもいいのか。。後者か?冗談です。」と笑う。
ウンソンが立ち去った後、「あいつ…よく分かったな…ムカつく」とつぶやくヒョヌ。
パーティーでウンソンと親しげに話すヘインを見て、なんだか複雑な気持ちなる。

ヘインの母、ダヘ、グレイスは庭でお茶をしながらウンソンのことを話す。
グレイスは、ああいう大物をヘインの夫に結びつけるべきだったと嘆く。
ダヘは、夫スチョルはウンソンとアポを取るために苦労していると言う。
母はヘインに“狩り”にウンソンを招待するように言った。
拒否するヘインだったが、交換条件として例の明渡訴訟は取り下げると言われ、渋々従うことに。

毎年恒例、一族全員が参加する“狩猟”。
今年はウンソンも参加。
自分よりもヘインと親しく、自分よりも一族と溶け合うウンソンに、なんだか嫌な気分になるヒョヌ。
猟場の管理人男性により捕獲制限やコースや諸々注意事項を確認され、「イノシシ狩りは危険なので1人の時は銃を向けず背中も見せないように」と警告をうける。
そして全員に銃が渡される。
もちろん破天荒の叔母ボムジャにも。。
父の愛人スリに銃口を向ける。。

狩猟スタート。
会長が銃を撃ち、大きな鳥を撃ち落としたと、みな、おべっか&ゴマすり。
実際は何も撃ち落としておらず、「何も落ちてませんけど?」と空気を読めないヒョヌw
ヒョヌは毎年何も捕獲できておらず、スチョルにバカにされ、みんなにも笑われる。
会長が毎年みなに狩猟をさせるのは、体力・判断力・決断力など、狩猟と同時に経営者にも必要な能力を証明するのが目的だという。
「今年も私がトップよ!」と意気込むヘイン。
やる気のないヒョヌ。

グレイスは地図を見ながら何者かに電話。
「はい、仕掛けてあります。そのコースの中間ぐらいです。」
立ち入り禁止エリアのフェンスが切られている。。

ヘインは張り切って、グングン森深くまで進む。
ヒョヌはヘインとはぐれてしまった。
ヘインを捜すうちに物音がしたので銃を構える。
そこにいたのはウンソンだった。
ヒョヌが「そこはコースが違う。エリア侵入は死につながる行為です!」と注意するも「初めてだから知らなくて。今後、いろいろ教えてください。」と飄々と言い訳。
その時、鹿の親子が水を飲んでいるのを見つけ、銃を構えるウンソン。
ヒョヌは空に向かって銃を撃ち、鹿を逃した。
「エリア外での狩猟は禁止です。教えてと頼まれたので。」とヒョヌ。
ヒョヌを睨みつけるウンソン。

ヘインは1人山奥へ進み、キジを見つけて銃を構えていた。
しかし、なかなか撃てずに逃がしてしまう。
呼吸が荒くなってしゃがみ込み、髪を結ってふと気づくと、あたり一面が霧がかって見える。
意識が飛んでいるのだ。
不安を感じ、焦り、汗が吹き出し、足元がふらつく。
そこへ大きなイノシシが現れ、ヘインに向かって突進してくる。
ヘインの脳裏に人生の走馬灯のようなイメージが浮かぶ。

海に落ちる少女
その手を掴む誰か
校庭でしゃがみ込む少女
ヒョヌから告白された日
ヒョヌとの結婚式
余命宣告を打ち明けヒョヌに抱きしめられた時
ヒョヌの「愛してるよ」という声

イノシシが襲いかかる寸前、ヘインの前にヒョヌが現れ、イノシシを撃った!
ヒョヌの顔を見た瞬間、ヘインの視界から霧が晴れていった…

<エピローグ>
ヘインとの結婚を家族に報告するヒョヌ。
反対する家族に、ヒョヌは、「初めての感情だ。彼女が気になる。心配になる。うまい物を食うと彼女が思い浮かぶ。僕は彼女に心を奪われた。死にそう…」と。
母は「結婚しなさい。死にそうなんでしょ?死ぬよりはマシよ!」
ヒョヌ「生涯をかけて彼女を守る」と笑顔を見せる。

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ドラマ「Eye Love You」第10話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「Eye Love You」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:TBS

第10話(最終回):完結〜ありのままの心で見つめ合う愛の奇跡

前話はこちら↓

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テオに別れを告げ、ぼんやりと道を歩いていた侑里に、猛スピードのバイクが向かってくる。
侑里を追いかけて来たテオが、侑里を抱きしめて庇い、2人共、道路に倒れてしまった。
幸い2人に怪我はなかった。
侑里は「私のせいだ…」と自分を責めるが、テオは「全然大丈夫です。侑里さんのせいじゃないです。」と侑里を慰め、家まで送り届ける。
そして、テオは、侑里の短所も含めて全てが好きだったと、最後に気持ちを伝えた。

翌朝、侑里が出社すると、テオの姿がない。
そこへ、テオからの退職願が郵便で届く。
驚く同僚たち。

テオは、会社を辞め、飯山教授からの研究室への誘いも断り、ソウルへ帰国。
もしまたテオの身に何かあった時に、絵本の結末を知ってしまった侑里が自分を責めてしまうから、身を引いたのだ。

寂しさを紛らわせるように仕事に打ち込む侑里を見て、真尋と花岡は胸を痛める。
「人の心の声が聞こえる力がある限り、侑里は誰のことも好きになっちゃいけないのではないか…」と。

ドルチェ&ショコラの創業9周年記念日。
創業者である侑里と花岡と真尋は3人でお祝いをする。
「侑里の幸せは私達が守る」と精一杯励ます真尋と花岡。

花岡はミン・ハナに電話をして、絵本にあった力を無くす方法(33秒間目を合わせる)について尋ねる。
それは、ハナの希望であった。
ハナは、以前、偶然読んだアイヌの古い言い伝えの本に、力を消す方法が書いてあったと言う。
実際に試したことはないが、希望を絵本に託したと。

真尋は研究室を訪れ、北海道の動物の研究をしていた飯山教授と小野田に、アイヌの言い伝えについて尋ねてみる。
飯山教授と小野田は強引な真尋に動かされ、古い文献やアイヌ語で書かれた資料を読み解き、「星空の下で愛する人と33秒間目を合わせると力を無くせる」と分かった。
真尋はその事をすぐに侑里に電話で伝えた。


読解をやり遂げた小野田は、真尋に「あなたは人間という種の中で、俺が最も引かれる遺伝子を持ってる。つまり、俺が引かれるのはこの地球上であなただけ…ということです。」と研究バカの小野田らしい遠回しな告白をする。
少し気を良くした真尋は、目を閉じてキスをせがむも、場を察することのできない小野田。
ガックリ肩を落とす真尋に、小野田はバックハグ。
そして「真尋さんが好きです」とようやくストレートな告白。
いい雰囲気になるも、飯山教授の邪魔が入るw

侑里は父・誠に会いに行き、力を無くす決断を伝える。
父は「自分にだけは自分の本音を隠さなくていいんだ。」と侑里の決断を応援してくれた。

花岡はソウルのテオに会いに行く。
「サインがないから受理できない」と言ってテオの退職願を突っ返す。
そして日本行きのチケットを渡し、「たまには職権乱用もいいだろ?」と言って立ち去った。

荷造りして部屋から飛び出した侑里、ブランコの公園の所で、日本に帰国したテオと再会。
侑里はテオに駆け寄って抱きつく。
そして、ようやく、自分の口から力のことを打ち明け、「テオ君が大好き!ずっと一緒にいたい!」と涙を流す。
テオも同じ気持ちだが、同時に侑里を苦しめたくないという気持ちもあり、複雑だった。
2人はテオのアパートの屋上に行き、力を無くす方法を試してみる。
星空の下、33秒間、2人は目を合わせる…
ところが、テオは途中で目を離し侑里を抱きしめた。
「無くさないでください。僕が好きになったのは、そのままの侑里さんです。そのままの侑里さんと、ずっと一緒にいたいんです。僕は聞こえないけど、侑里さんの気持ち分かります。全部は分からないかもしれないけど、侑里さんの気持ち、いっぱい分かりたいです。僕たちなら大丈夫です。」
2人はキスをして抱き合った。

1年後
花岡は、ハナの恋人の死因が虚血性心疾患であったと突き止める。
彼はハナと出会う前から心臓病を患っており、亡くなったのは、ハナの力のせいではなかったと伝える。
花岡とハナは公私共に良い関係を築けているようだ。

侑里とテオは韓国旅行。
侑里はだいぶ韓国語が上達した。
2人はラブラブデートを堪能。
テオはラッコ色をしたガラスの指輪を侑里にプレゼント。

さらに侑里とテオは、車椅子の父と一緒に温泉旅行を楽しんだ。

飯山教授も頻繁に侑里の父・誠の見舞いに来るようになった。
父のウインクで会話を楽しめるようになった。

小野田は、水槽の中からチタンのケース入りの指輪を真尋に見つけさせてプレゼント。
まったく噛み合わないようで、ばっちり惹かれ合っている2人もまたラブラブ。

侑里『人は人を好きになると相手の心を知りたいと願ってしまうものだ。でも、人の心の中は誰も覗くことはできないし、すべてを分かり合うことなんて不可能だ。だけど、それでいい。たとえほんの少しでも本当の心を分かりあえたなら、それは奇跡なんだと思うから。』

侑里とテオは、テオの生まれた街へ。
高台に立って、幸せいっぱいにお互いへの愛を叫びあった。
「愛してるー!」
「マニ サランヘー!」

<終>

Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話

実家は代々地元の名士の家、広大な土地、たくさんの牛。
地方出身者のペク・ヒョヌは、ソウル大学法学部を卒業し、現在クイーンズ百貨店法務部に勤めている。

留学から戻り、父親が代表を勤めるクイーンズ百貨店のインターンとなった財閥令嬢ホン・ヘインは、自身の立場を隠し、ある意味スパイとして社員達の中に潜り込む。

ヘインは書類のコピーすらまともにできず、コピー機を蹴る始末。
呆れたヒョヌが手助けに入る。
ヒョヌは、勤務態度が悪く、このままではクビになりそうなヘインを心配した。
そして、ヒョヌは次第にヘインのことが気になるようになっていく。

ある雨の日。
退勤するヘインは電話をして迎えを待つ。
そこへ同じく退勤するヒョヌが現れて、ヘインに傘を渡す。
ヘインが財閥令嬢だと知らないヒョヌは、自身の出自を語り、お金を持っていることをアピールし、「もし、あなたがクビになっても僕が責任を持つ。好きだ。僕はどう?」と告白した。
呆気にとられるヘインだったが、ヒョヌの素朴な優しさにひかれ、2人は交際を始めた。

ところが、ヒョヌは、ヘインの正体を知った途端、退職届を出し、姿をくらました。
実家でぼんやりしていたヒョヌの携帯にヘインから“ヒョヌ、外へ”とメールが来る。
外に出ると、田舎の広大な畑の真ん中に、1機のヘリコプターが降り立つ。
降りてきたヘインは「私を放っておく気!?」と叫ぶ。
ヒョヌは駆け寄り、ヘインを抱きしめた。
そして2人は愛し合い結婚した。
韓国一の財閥令嬢と、ただの新入社員の結婚ということで、“世紀の結婚”と注目を集めた。

ヘインはクイーンズ百貨店社長となり、ヒョヌは法務部理事。
誰もが羨む逆玉の輿でリッチで幸せな結婚生活をおくるはずだったのだが。。
3年後、2人の結婚生活は既に冷え切っていた。
表向きは幸せな夫婦で通していたが、高慢で横暴なヘインとは、会社でも家庭でも争いが絶えず、ヒョヌは離婚を考える。
身勝手なヘインの家族にもうんざりして息が詰まる思いだ。

同期の誰かに離婚弁護を頼みたいヒョヌだったが、みんな、クイーンズグループに目をつけられたくないがために担当を拒否。
入学も卒業も首席の優等生のヒョヌが自分で弁護すればいいと、同期たちは言う。

ヒョヌに対して高慢で横暴なヘインだが、弟スチョルが、ヒョヌに生意気な態度を取るとブチギレる。

ヒョヌはバッティングセンターでストレス発散。
友人で弁護士のヤンギとビールを飲み、酔っ払って号泣して愚痴る。
「帰りたくない〜〜〜!」とダダをこね、呆れるヤンギ。
こんな他愛ない友人と時間を過ごすにも、ヒョヌには男が2人、監視が付いていた。
驚くヤンギ。
苦しくて限界のヒョヌだが、家に帰るしかない。
しかし、夫婦の寝室には入らなかった。

弁護士界で、ヒョヌは
“ホン一族の尻拭い”
“カネ目当て”
“魂を売った”
“弁護士の恥”
などと、陰口を叩かれていた。

ヘインの叔母のボムジャは刑務所に収監されていた。
会長(ヘインの祖父)の愛人モ・スリの髪を掴んで飛び蹴りし、全治4週間のケガを負わせたからだ。
かつては3度離婚し、元夫達を全員国外追放&夫の親族全員をとっちめ、特技は復讐だと言う破天荒なボムジャ。
ヒョヌはそんなボムジャの弁護をしなくてはいけない。
たかが離婚でそこまでする必要があるのかと聞くヒョヌに「離婚て最悪なの。どちらかが死ぬしかない。」と答える。

会長(ヘインの祖父)の亡くなった妻ヤン・ミスク(ヘインの祖母)の祭祀が行われる。
ホン一族は、王族階級や上流階級は男たちが祭祀の準備をするとかで、ヒョヌを始め、婿たちが厨房で料理をする。
しかし、スチョル(ヘインの弟)は何だかんだと言い訳して参加ぜず。
婿達はみな、ヒョヌ同様、ホン一族に身を置く事に苦しみを感じていた。

会長の愛人モ・スリは、会長と他の家族では態度や言動を変えるやり手。
そうやって気に入られ、20年間愛人として君臨し、ちゃっかり祭祀にも出席。

祭祀の真っ最中、ヒョウ柄の服を着て嵐のごとく現れたボムジャ。
会長の指示でヒョヌが釈放させたのだ。
ボムジャは土足で祭壇に上がり、会長に恨み節。
「母を死においやったのは愛人のスリの存在のせい」
「父は、母を苦しめたスリを庇うために、娘である自分を檻に入れた」
と騒ぎ立てる。
ボムジュン(ヘインの父・副会長)やスチョル(ヘインの弟)に八つ当たりし、祭祀はめちゃくちゃに。

会長と不仲の長男ボムソク(クイーンズ流通の元代表)もハワイから駆けつけるが、取材陣やカメラが集まる邸宅の前で雨に打ちひしがれて見せる。
その姿を見て「ドラ息子め」と腹を立てる会長。

婿達は狭い喫煙所に集まって駄弁っていた。
「里帰りもできず、祭壇の前にも行けず、ただただこき使われる。ホン家の人々はマジで怖い。。」と。
ヒョヌの父は今日還暦を迎えるのに、行くことは許されない。

祭祀の後、ヒョヌはボムジュン(ヘインの父・副会長)に呼ばれる。
長年働いてきたある男性がクイーンズグループから離れることになり、その男性を調査するように命令される。
「何か裏があるはずだ。司法とマスコミを巻き込み、恥をかかせろ」と。
ずっと仲間だった人を痛めつけることが正しいのか。。とヒョヌは疑問に思うが、反論できず。
「背を向けた仲間をそのまま帰すな。目的は処罰ではない、司法とマスコミを巻き込み、恥をかかせろ。裏切りを企てる連中にも釘を刺せ。君も肝に銘じろ。背を向けたやつに手を振るな、刃物で刺せ。」というボムジュンに、たじろぐヒョヌ。

ヒョヌは精神科を受診。
義理の家族との生活や仕事におけるストレスを打ち明け、そして、妻ヘインへの不満をぶち撒ける。
ヒョヌ「僕の悩みなんてまるでお構いなしだし、自分勝手です。3年間この仕打ちに耐え抜いたのに知らんぷり。結婚前は「私を信じて、あなたを絶対に泣かせない」と言ってたのに。信じた僕がバカでした。もう、うんざりするほど妻が嫌いです。」と。
医師「では、なぜ離婚しないのか。」
ヒョヌ「命を失う恐れがあるから。義父は仲間に裏切られることを一番嫌がります。背を向けたら刃物で刺される。」と。
医師は強めの薬を処方し、ヒョヌに同情した。

クイーンズグループ執事のグレイスは、財閥家など良家を結びつけるため、数多くの縁談を取り持ってきたという自負があった。
しかし、ヘインはグレースを無視してヒョヌと結婚。
立場をないがしろにされ、おもしろく思っていない。
さらに、ヘインは、グレースの身内のような親しげな態度を非難し、「タメ口を利くなんて距離感がなさすぎる。ご注意を。」と忠告されてしまう。
恥をかいたグレースは、その足でヒョヌの元へ行き、ヘインが結婚前に作成した遺言状について暴露する。
それは「万一の場合は、自分名義の現金や株式不動産は会社に譲りる。夫には一銭も渡さない。」というものだった。
グレースは「すべてを超越した世紀の愛なわけないでしょう。ヘインは夫じゃなくて召使いを探していたんです。ハンサムで高学歴のヒョヌが広告塔として適任。従順だからコキ使えるし。」と告げた。
ショックを隠しきれないヒョヌ。

ヒョヌは1人で車を走らせ、実家のあるヨンドゥリに向かった。
実家には里町の父、父よりもたくましい母、兄と美容室クイーンズヘアサロンを営む姉がいる。
ヒョヌは母の作ってくれた家庭料理を笑顔で頬張る。
牛の声が聞こえ、風の通る田舎の実家でしばし休息をとる。
姉は、盆暮れ正月にも、父の還暦祝いにも帰省しないヒョヌを叱った。
ヒョヌは家族のみんなに離婚を考えていると打ち明けた。
都会とは違い、小さな里であるため、離婚などしようものなら大騒ぎになり家族全員大恥をかくと、みんなは大反対。
特に兄と姉は、当てにしていた経済的支援を受けられなくなるため猛反対した。
ヒョヌはうんざりして、邸宅に帰宅した。
離婚届をもってヘインの部屋に行き、「話がある」と持ちかけると、ヘインも「話がある」と言う。
ヘイン「私、あと3ヶ月で死ぬって」
あまりにショッキングな告白に、ヒョヌは離婚を切り出せなくなってしまった。
ヒョヌは態度を一変し、今までの態度を謝罪。
「今後は君に尽くす。君なしでできるかな?」と涙目になりヘインを抱きしめた。
「愛してるよヘイン」と…

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ドラマ「Eye Love You」第9話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「Eye Love You」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:TBS

第9話:隠し続けた愛の結末…2人で選ぶ生きる道

前話はこちら↓

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侑里には、“心の中の声が聞こえる力”があると知る飯山教授が、その事をテオに話すも、テオはすでに知っていた。
飯山教授は、「2人に不幸が起こる前に別れさせてくれ」と侑里の父である誠に頼む。

なぜテオは侑里の力の事を知っていながら、それを隠しているのか。。
侑里から相談を受けた真尋は、もうすぐ行われる社長面談の時に、テオの韓国語の心の声を日本語に翻訳して把握する必要があると言う。
いざ面談の時。
侑里はテオの韓国語の心の声を、聞こえるままに、ひらがなで真尋のメッセージ。
真尋がそれを翻訳アプリで検索。
しかし、うまくいかず、作戦中止。
真尋は次なる作戦を考えつく。

花岡はミン・ハナと会い、改めてドルチェ&チョコラへの出資を依頼。
ハナも前向きに検討すると言ってくれた。
そして会社を案内され、侑里の姿を見つけるハナ。
侑里を見つめ、侑里の心の声を聞いた。
なんと、ハナも侑里同様、相手の心の声が聞こえる力を持っているようだ。
侑里『テオくん、本当に私の力に気付いてるのかな…』
ハナはあわててその場から立ち去った。

真尋は飯山教授に会いに研究室へ。
飯山教授は不在だった。
さっさと帰ろうとする真尋を小野田が引き止め、「俺のことをもっと知るチャンスなのに。知りたいと思ってるのは俺だけですか?真尋さんは俺の事、知りたくなんですか?」と言う。
ときめく真尋。
真尋の強引な恋愛理論と小野田の研究魂がなぜが合致し、2人は付き合うことになったw

侑里はテオの心の声を聞き取るため、おうちデートに誘った。
料理が得意ではない侑里、テオの助けで美味しいスンドゥブが出来上がった。
2人で美味しく食べた後、テオは「5分待ってて!」とどこかへ行ってしまった。
真尋の考えだした次なる作戦とは“カップルイチャイチャタイム”だった。
真尋「その時だけは何を聞いても許されるんです!」
真尋の言葉を考えあぐねる侑里。
しばらくして、スーツに着替え、バラの花束を持ったテオが戻ってくる。。。という妄想をする侑里w
現実は、“カップルパジャマ”を持ってきたテオ。
おそろいのパジャマを着てまったりするのだ。
パジャマに着替えてきた侑里を見て「かわいいですねぇ」と目尻が下がるテオ。
侑里は、力の事を聞き出そうと、それとなく「もし、超能力があったら?」という話を振った。
侑里
「時間を止められたら?」
「瞬間移動できたら?」
「…心の声が聞こえたら?…」
テオ「僕も心の声が聞こえたら…」
テオは突然あわてだし帰ってしまった。
僕“も”?
気になる侑里。

翌日、侑里は花岡から、投資してくれそうな韓国の会社の資料を受けとる。
代表はミン・ハナ。
あの絵本の作者だと気付く侑里。

ミン・ハナはテオに接触した。
再会した2人は、笑顔で挨拶を交わし少し話をすることに。
ハナは、自分と同じ力を持っている侑里と付き合ったら、絵本の結末のように何か悪いことが起こるかもしれないと言い、侑里と別れさせようとする。
しかしテオは、「過去にどんなことが起きたって、絵本の結末がどうだって、僕は絶対に別れません。心配してくれてありがとうございます。」と言ってのけた。

侑里は「テオの考えてることも、気持ちも分からない」と父に相談。
父は「彼が侑里を好きって気持ち疑わなくていいんじゃない?」とアドバイス

ハナはドルチェ&ショコラへ出向き、花岡にあの絵本を渡した。
侑里に渡して欲しいと。

花岡は絵本を持って侑里の家へ。
侑里はドアを開けて花岡の顔を見る。
すると聞こえてきた花岡の心の声。
『本宮…この声が聞こえてるのか?』
部屋にあがった花岡は、ハナから預かった絵本を渡し、伝言も伝える。
ハナ「これは私の話なんです。この絵本の結末は、私と恋人に実際に起きた出来事です。2人には私達と同じ運命を辿ってほしくないんです。」

絵本の結末。。
『少年は夜空に輝く星となりました。
星になった少年は、心の中で「愛しています」と叫び続けましたが、その声が少女に届くことはありませんでした。』

ハナは大学時代に恋人を亡くしていたため、テオの行く末を危惧していたのだ。
テオは全てを知った上で尚、侑里と付き合う道を選んだのだ。
だからこそ、テオは侑里との“今”を大切に生きているのだ。

侑里はテオの家へ。
そして、テオに別れを告げた。
テオ「もしかして、気付いたの?」
うなずく侑里。
テオは「関係ありません。侑里さんのことが本当に大好きです。」と目に涙を浮かべながら引き止めるが、侑里はその手を離し、「ありがとう」と言い残して立ち去った。
テオ『가지마(カジマ)…』

侑里は、テオの最後の心の声を翻訳アプリで調べてみる。
『行かないで…』
涙を流す侑里。


空を見上げ呆然と歩く侑里に、猛スピードのバイクが迫りくる。
そこへ「侑里さん!!」と呼ぶテオの声。
バイクに気付いた侑里だが動けない。
侑里を助けるべく猛然と駆け寄るテオ…

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Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第16話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第16話(最終回)

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ミルミョンを作って20年の叔父テソン。
バダは最近、テソンの下働きを根気強く頑張っている。
母は最近、天に届くほどの自信に満ち溢れている。
デヨンとホンランは交際を始め、ラブラブハッピー。
みんなそれぞれの生活を送る。

ある日、バダが作ったミルミョンを、家族全員で試食会。
何をやっても三日坊主だったバダが、毎日下働きを頑張って、こんなに美味しいミルミョンを作れるようになった。
初めて何かをやり遂げたバダの成長を感じたハヌルは、食べながら感動の涙を流す。
そこへ遅れてやって来たジョンウ、ズルズルーっと一口食べる。
バダが作ったと知らず、新メニューだと勘違いするジョンウは、「味が薄いし、麺も少し伸びてる」とダメ出し。
ジョンウを睨みつける家族w
ミルミョンを取り上げられ、ハヌルによって店から連れ出されてしまったw

初めてのお給料をもらって大喜びのバダ、ハヌルに焼肉を奢る。
あまりに殊勝なことに驚愕のハヌルw

ジョンウは、ハヌルからプロポーズの返事が貰えないことをデヨンに相談。
デヨンは「決心がつかないんだろう。急ぐな。お前は夫に向かない。」と言われてしまう。

デヨンの病院に変わった患者が来た。
ころころ気が変わるし、録音もしていて、お酒の臭いもするという。
その患者の二重手術をデヨンが執刀することになった。

ハヌルは漢江の見える素敵な店を予約し、ジョンウを夕飯に誘う。
「これは何かある」とニヤけるジョンウ。

夜景がキレイなレストラン。
プロポーズの返事にはバッチリのロケーションだと内心喜ぶジョンウだったが、ハヌルの口から出たのは、半年間の海外研修だった。
ハヌルは、「いい経験だし行きたいが、プロポーズしてくれたジョンウを置いて半年間も離れ離れになるなんて…」と口ごもる。
ジョンウは「迷う必要はない。いつも自分の心に正直でいてくれ。俺はお前の障害になりたくない。俺のことは気にせず行って来い。」と背中を押した。
笑顔で平気なフリをしているジョンウだったが、かなり動揺しているようだ。
ハヌルもそれに気づき、心配になる。

帰宅したジョンウは部屋で1人思いの丈を爆発させる。
「半年!?冗談だろ!?そんなに待てない!行くな!なんでだよ!気が変になりそうだ!嫌だ〜どうして行くんだよ〜〜」と悶えた。
すっかり生気をなくしてしまったジョンウ。。

デヨンの元に、先日、二重手術をした患者がやって来た。
「美人になるはずが、左右で目の大きさが違う!オーディションにも落ちた!ヤブ医者!返金しろ!」と大クレーム。
デヨンは売られたケンカを買ってしまい、「不当なクレームだ!」と大反論。
怒り狂ったジウンは、ゴミ箱を振り回しデヨンを殴ろうとした。
その時、ホンランが飛び出してきて、ジウンの持っていたゴミ箱を飛び蹴り。
デヨンもジョンウも、その迫力に呆然とするしかなかったw

デヨンはホンランを守ると約束したのに、逆に守られてしまい、カッコ悪い所を見られてしまったと肩を落とす。
ジウンの件は、病院側に過失はないので問題にはならないが、「手術実績を増やしたいばかりに変な患者まで受け入れるのはやめてくれ」とド先生に怒られてしまった。
さらに、退職届まで提出されて驚くデヨン。
夢だった、全財産をかけて世界旅行をするためだと言う。
「幸せを追い求めます。さようならピン先生!」と言ってあっさり辞めていった。

病院運営のためにもド先生を説得すべきだというジョンウだが、「夢のために目を輝かせている彼女を止めることはできないし、むしろカッコいい。今しかできないことがある。俺の都合で邪魔できないさ。彼女のことを思えば行かせてやるべきなんだ。」というデヨンの言葉を聞いて、ハヌルへの思いが固まった。

ジョンウはハヌルに「今しかできないことがある。お前からそれを取り上げたくない。半年が何だ!アメリカまで会いに行くよ!この間は動揺したけど、今は本気だ、行って来い。」と今度こそ本気で背中を押した。
ハヌルは科長に「お引き受けします」と返事した。

ところが、翌日。
ハヌルは、教授から、海外研修の話はなかったことにしてくれと言われてしまった。
一度断ったキム教授が、気が変わり、やはり行くことになったと。
ガッカリするハヌル。

そんなこととはつゆ知らず、ジョンウはハヌルとのデートを堪能すべく午後休を取り、念入りに考えたデートプランを決行。
ハヌルは海外研修がなくなったことを言い出せずにいた。
さらに家族まで巻き込んで、屋上でパーティーまで開かれてしまい、ますます言い出せない空気に。
テソンから餞別を貰い、母は目に涙を浮かべて、徹夜で作ったという枕をプレゼント。
ケーキまで用意され、お別れの歌まで歌われ、ますますますます言い出せない空気w
その時、ハヌルの携帯が鳴り、画面にメッセージが。
ハヌルは気付いていない。
何気なく目にしたジョンウ。
教授「海外赴任がなくなってしまい申し訳ない」
読んでしまったジョンウは、態度を一変。
「ハヌル行くな!!無理だ!行かせない!行かないと約束してくれ〜!!!」と芝居を始め、情熱的にハヌルを抱きしめ、泣きじゃくって大騒ぎしてパーティーを中断させた。

部屋で、ハヌルから事情を聞くジョンウは、教授の勝手を「バカにしてる!」と怒った。
しかしハヌルは、教授から海外研修キャンセルを言い渡された時、言われっ放しではなく、しっかりと自分の意見をぶつけていた。
「断ったキム教授に行く権利はないはず。その後で私がオファーを受けたんですから、私が行くべきです。考えた末に決めたのに引き下がれと?キム教授が理事長派だから?科長、私はある決意をして復職したんです。不当な扱いを受けたらしっかり意見すると。意味がなくても、自分のために言いたいことはいいます。」と。
ムカついたけど、言うこと言ったから大丈夫だと言うハヌル。
強くなったと感心するジョンウ。

ハヌルの海外研修はキャンセルになったが、ジョンウは考えていた残りのデートプランを決行することに。
手料理を作ってハヌルにご馳走し、楽しい時間を過ごした。

サンシャイン診療内科の診察。
医師は、ハヌルが強くなったことに安堵した。
ハヌルは回復し、通院の必要もなくなった。
「“回復”というのは、何が起きても大丈夫だと信じる力をつけ、不幸に強くなることだ」という医師。

バダは貯めたお給料で、母にきれいな水色のお財布を買ってあげた。
聡明で美人で医師で稼ぎも良い姉ハヌルへ、ずっと劣等感を抱いてきたバダだったが、“バダ(海)”という自分の名前に込められた母の思いを聞き、自己肯定感が上がる。
母「キラキラ輝く海に虹がかかってる夢をみた。母さんにとって、あんたは輝く海にかかる虹よ。自分自身が輝ける道を探しなさい。」
息子に買ってもらったお財布と、奢ってもらったパフェを嬉しそうにする母の写真を撮り、満足のバダ。

デヨンはホンランとジヌと一緒にピクニック。
デヨンは、難癖をつけてきた迷惑患者に守ってもらったことを恥ずかしく思っており、元気がなかった。
「年上の男なのにかっこわるい」と。
ホンランは「“かっこいい”からではなく“優しい”から付き合った。今の関係になれてすごく幸せ!」と満面の笑顔。

ジョンウは、デヨンに背中を押されて病院を辞め、開業し、第二の人生がスタート。
前よりも規模の小さい病院だが、前より何倍も感慨深い。

バダはミルミョンを通じてインフルエンサーになることが夢になった。
家族にお金の無心をすることもなくなった。

テソンは初恋の人ダンビと再会した。
テソンがミルミョンの店を始めたのは、ダビンがミルミョンを好きだったから。
仕事に励むテソンの日々にトキメキが訪れた。

家族のために身を削り、子供たちを立派に育てるという夫との約束を果たすために必死にやってきた母は、キャベツの栽培を止めた。

デヨンは動画配信を再開し、「炊飯器とオーケストラ」という変な動画をアップ。
呆れる娘ウンジョン、微笑むホンラン。
デヨン親子はホンラン親子は、似た者同士、幸せに過ごす。

ムグンのチャンヨンの焼き鳥のフードトラックに、高校時代の担任の先生が食べに来る。
再会した3人はワチャワチャ楽しく焼き鳥で乾杯!

ジョンウは、新しい病院に麻酔科医カン・ジンソクを迎え入れた。
「信頼できる人が必要です」と。
医療ミスの責任を押し付けられた過去があり、いつも疑心暗鬼だったジンソクは、そのオファーを受け笑顔になった。

ハヌルとジョンウは考えていた最後のデートプランを決行。
あの時、見損ねた日の出を見に海へ。
ようやく見ることができたきれいな日の出を前に、2人はこれからも共に支え合い、乗り越えていくことを誓い、手を繋いで砂浜を走った。
<終>

Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第15話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第15話

前話はこちら↓

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ジョンウはハヌルに贈る指輪を買った。
いつ、どうやって渡そうかと、あれこれ考えずぎてタイミングを逸し、なかなか渡せない。
そして、いろいろイメトレしてるうちに指輪を落っことしてしまった!
指輪はソファの下へ。。
慌てるジョンウ。
ハヌルが気づき、掃除用具で拾い出そうとする。
ジョンウは小銭だとウソをついていたが、本当はハヌルへの贈り物だと白状した。
しかし、ソファの下から出てきたのはなんとゴキブリ!!
パニックで逃げ惑う2人!!
最悪の展開。。
結局、ジョンウは指輪を渡しそびれた。

後日、デヨンに一部始終を話すジョンウ。
デヨンは、「プロポーズの指輪だとしたら、今はハヌルのキャリアの邪魔になる、集中させてやれ!急に指輪を渡したら心の負担になるだろ!季節ごとに嫌な部分が見えるかもしれないから、最低でも1年は付き合う必要がある。今はブレスレットが妥当だ。」とアドバイス
ジョンウは、さっそくブレスレットを買いにジュエリー店へ。

ブレスレットを買って帰宅して、テソンとバダと一緒にトッポッキを食べる。
もちろんハヌルは残業でまだ帰らない。
ジョンウは指輪の顛末とブレスレットを買った事を話した。
するとバダから、以前母がハヌルに贈ったブレスレットを「手術の邪魔だ」と一度も付けなかったと聞く。
ジョンウは慌ててジュエリー店へ駆け込み、今度はネックレスを買ったw
部屋に戻り、指輪とブレスレットとネックレスを並べ、いつ・どうやって渡すべきなのか考えあぐねていた。

ジョンウがマカオカジノのオーナーから賠償金25億ウォンを取り戻したとニュースで報じられ、その記事を見たバダは大騒ぎ。
バダは、ジョンウにゴマをすり始める。
ハヌルは呆れ、ジョンウの部屋へ行き、「バダに絶対お小遣いをあげないで!」と警告。
世間がおもしろがってジョンウを騒ぎ立てることに腹を立てるハヌル。
ジョンウは、ハヌルがいれば、もう何があっても平気だと笑顔。
いい雰囲気になり、ジョンウはアレを渡そうとするが。。
そこへ、突然バダが入ってきてしまったw
バダはジョンウへのゴマすりのために、たくさんの惣菜を持って来た。
ハヌルはそんなバダに絞め技をきめ、ジョンウの部屋から引きずりだした。
またしても渡しそびれたジョンウ。
小耳症再建手術が終わったら渡そうと心に決める。

ジョンウの小耳症再建手術のことが記事になり、デヨンの病院にもテハン大学病院にも取材が殺到。
テハン大学病院広報部は、ジョンウに、取材受け、患者の写真を公表するように依頼。
ハヌルは、ジョンウの厚意による決断を広報に利用するなと教授に抗議する。
手術が話題になると、患者の姿を世間に晒すことになる。
ジョンウはそれだけは避けるべきだと頭を悩ます。
ハヌルは「なぜ世間はあんたを困らせるのかな〜。ほっといてくれればいいのに。」とこぼす。

ジョンウとハヌルは久々にお酒を飲みながらの食事。
そこへホンランも合流することになった。
ホンランは来るやいなや、デヨンの相談。
目の前で、ド先生がデヨンのほっぺにキスした(事故)のを見て、心が揺れ動き、デヨンへの気持ちを自覚したと。
でも、子持ちなのにこれでいいのか…と躊躇するホンラン。
どんどんお酒が進む女子2人に、気が気じゃないジョンウ。
案の定2人は酔い潰れたw
外のベンチでグデングデンになった2人の介抱をするジョンウ。
そこへ、デヨンがやって来る。
どうやらホンランが酔って呼んだらしい。
そして、ジョンウはハヌルを、デヨンはホンランをそれぞれおんぶして連れて帰る。

デヨンとホンランは酔冷ましに、ベンチに座って話をする。
ホンランは、離婚した時に、もう二度と恋に落ちるのはやめようと誓った。
その分、息子を愛するべきだと。
それなのに、ホンランはデヨンにときめいた。
「またこの感情に酔いそうで怖い」と言うホンラン、そのままデヨンの肩にもたれて眠ってしまった。

翌日ハヌルが目を覚ますと、そこはリビング。
ジョンウと家族がみんなで朝食を食べていた。
母は「酔いどれ娘をジョンウに押し付けられないよ!初めてあんたを恥ずかしく思った!」とこぼす。
しかしジョンウは、迷惑どころか、酔い潰れたハヌルでさえ可愛いとニンマリしていた。

ジョンウが出勤しようと部屋を出ると、そこには、離れていった友人のムグンがいた。
どうやら、昨晩、酔ったハヌルが連絡し、「ジョンウに謝らないと殺す」と言ったらしい。
ムグンはジョンウに謝罪した。
「友情を壊す気はなかったのに、全てを失いかけて戸惑った。お前を傷つけた事を悔いている。一生の恥だ。」と。
ジョンウは謝罪を受け入れた。

ジョンウの元にテハン大学病院広報部から電話が。
昨日依頼した、手術前の取材と術後の患者の写真、すべてなかったことにしてくれという。
どうやら、昨晩、酔ったハヌルが連絡し、「広報に利用するなら2人は手術できない」と言ったらしい。

<昨晩>
ハヌルは、ジョンウが、裁判で多くのものを失い、無実なのに憎まれ、友達もみんな去り、人生が台無しになったのに、賠償金を受け取ったと大騒ぎする世間に腹を立てていた。
それなのジョンウは、受け取った賠償金を助けが必要な人のために使った。
自分のことを後回しにするジョンウに心が痛むハヌルは「あんたを苦しめるヤツはただじゃ置かない。傷つけたヤツらに謝罪させる!」と鼻息を荒くしていた。

いよいよ小耳症再建手術が始まる。
執刀医はジョンウ。
麻酔科医はハヌル。
途中、想定外の肺と胸膜に癒着により軟骨採取に困難が生じるが、皆の迅速な対応により、なんとか危機を脱する。
ハヌルは、立派に手術をするジョンウの姿に、「ジョンウは全てを乗り越えた」と感じた。
ジョンウは、立派に麻酔科医の役割をこなすハヌルの姿に、「ハヌルは再び自分の居場所に戻った」と感じた。

ジョンウとハヌル
『今思えば、倒れた瞬間が、俺たちの人生の分岐点だった。』
『すべてが終わりだと思ったその時が、始まりだった。』

1回目の手術は成功に終わった。
半年後に2回目の手術を行うことに。
一旦退院する少女に、ハヌルとジョンウはカチューシャをプレゼントした。

ジョンウは、友人のムグンとチャンヨンのやってる焼き鳥のフードカーへ行く。
泣きながら謝罪する2人を許し、仲直りを果たした。
3人で屋台で酒を飲んで、ジョンウはハヌルを呼び寄せ“彼女”として紹介した。
驚き倒す2人w
ハヌルは「ジョンウへの仕打ちを見たから謝らせたかっただけで、仲直りはしてほしくない。生涯懺悔して生きろと言いに来たの!分かった!?」と警告。
4人は高校時代の話で、ワイワイガヤガヤ盛り上がった。

帰り道、ハヌルはジョンウに、おせっかいだったかと聞いた。
実は、ジョンウに関する記事が出る度に、ムグンが擁護するコメントをしてくれていた。
ジョンウはそれを知っていて、「これからは許せる人を許して、楽観的に生きようって決めたから、今回のことは、仲直りするいい機会だった。」と言う。

デヨンは試行錯誤して悩みながら書いた告白メールを、間違って、娘ウンジョンに送ってしまったw
大慌てのデヨンw
帰宅したウンジョンは、「マカロンや下着やお小遣いアップはホンランさんの助言?」と聞き、うなずくデヨンを見て、「告白は直接するほうがいいよ。いい服を着て、いい香りのローションを付けて、花束を買ってさりげなく渡して。」とニッコリ笑顔でアドバイスして父デヨンの背中を押した。
デヨンはホンランの元へ走り、生け垣を飛び越えてホンランの元にジャンプ。
しかし、デヨンはバランスを崩し、ホンランとキスしてしまった!
デヨンはきちんと告白し、ホンランは花を受け取り、2人は笑顔で抱き合った。

ジョンウの部屋で果物と食べながら、ハヌルはジョンウに引っ越さないのかと聞いた。
「ハヌルの家族も大好きだし、何よりハヌルと離れたくないからこのままがいい。」と答えるジョンウ。
するとハヌルは「私の家族になる?」と提案。
驚いたジョンウは呆然として包丁で指を切ってしまう。
ハヌルは慌てて、絆創膏を出すために引き出しを開ける。
するとそこには、ジョンウが渡しそびれている指輪・ブレスレット・ネックレス…その他諸々が!
驚くハヌル。
「好みが分からず買い足した…どうやって渡そうか考えてるうちに渡しぞびれてしまった…」とジョンウ。
呆れて笑うハヌル。
ジョンウは、ハヌルの「家族になる」という提案をてっきりプロポーズだと思っていたが、ハヌル的には「家族のように親しい恋人」の意味だった。
ジョンウは「あんなにときめかせておいて、それはないだろう!!」と怒った。
ジョンウは買っておいたアクセサリーを全てハヌルにつけさせ、指輪をはめた。
そして「俺の家族になってくれ。恋人、友達、そして妻に。どうか俺の全てでいてほしい。」とプロポース。
母からの電話が鳴るが、ジョンウは「夜勤だと伝えて」と言って、2人はアツいキスをした…

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Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第14話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第14話

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世間を騒がせたマカオカジノ相続人死亡事故に韓国人医師が関与していたとニュースで報じられる。
「麻酔医かつ某製薬会社役員のA氏(ギョンミン)は株の譲渡を交換条件としてマカオの集団Bにヘパリンを提供。また某大学病院(テハン大学病院)への巨額の賄賂も発覚し衝撃が走っています。しかしA氏は交通事故で死亡し不起訴となりました。」

バダは、「ハヌルの交通事故はヘソン製薬の仕業で、警察にバレないための口封じだ」と母にこぼす。
ハヌルは無事退院となった。

テハン大学病院の麻酔科長がハヌルを呼び出し、当時ハヌルが論文も居場所も奪われ退職に追いやられたことを心から謝罪し、病院が正しく進むために大きく貢献したハヌルに助教授としての現場復帰をオファーした。
しかしハヌルは、人を追い出してその地位を奪う罪悪感と、うつ病の再発への不安感を、ホンランに打ち明ける。

ジョンウは、医療事故に加担して収監されている看護師に面会に行き話を聞く。
医療事故当時、ギョンミンは患者に投与するヘパリンの減量を提案し、ジョンウの病院で死亡事故だけは避けようと働きかけていたようだった。
悪事は悪事だが、ギョンミンの善意に戸惑うジョンウ。
そこへ母から電話が。
ニュースを見て家庭教師だったギョンミンの関与を知った母は、ギョンミンを偲ぶ時間が無駄だと罵った。
ジョンウは、入試前にギョンミンが1日休んだのが、彼の父の葬儀だったのを知っていたのか母に聞くと、「知ってた。あなたに言わなかったけど、入試前で困惑してたのよ。万が一落ちてたら、私は黙ってなかったわ。」と言い放つ。
唖然とするジョンウ。
母は帰国する旨を伝えるが、ジョンウは電話を切った。

ハヌルもジョンウも今日の出来事をお互いに報告しなかった。
「この悲しみは自分で解決する」と、示し合わせたようにお互いに平気なフリをした。

土曜日に釜山へ墓参りに行くというハヌルと家族に、一緒に行きたいと申し出たジョンウ。
帰国する両親と会いたくないため、ソウルを離れたかったのだ。

土曜日
帰国した父から連絡があるが、学会があるとウソをつくジョンウ。
それを聞いてしまったハヌル。

釜山へ向かう道中、ハヌルの母は、蒸しパンだのトウモロコシだの、あれやこれやとジョンウに食べ物をすすめ、マッコリを注いで、ジョンウの服にこぼして、車内は大騒ぎw
ジョンウは服が汚れてしまったので、なぜかバダの剣道着を着せられるw
ギュウギュウの後部座席で、音楽ノリノリの母と叔父テソンに苦しめられるジョンウw
今度は車がエンストしてしまい、田舎道で立ち往生する御一行。

デヨンはホンランと息子ジヌと一緒にチムジルバン(温浴施設)で遊ぶ。
2人の仲睦まじき様子を見て、ジヌは「付き合ってるの?」と直球w
全否定するホンラン。
悲しそうなデヨン。

業者が来て、車が直ったハヌルたち御一行は再び釜山へと急ぐ。

お墓に到着。
ジョンウは遠慮して少し離れた所で待機した。
ハヌルたち家族は悲しむことなく、ワイワイワチャワチャと楽しく過ごした。

父の行きつけだった屋台で夕飯。
家族を亡くした経験のないジョンウは、ハヌル家族の故人の偲び方が予想外だった。
母は「偲び方にも色々ある。時間が経ったから今はいい思い出しかない。だから偲ぶのも案外幸せよ。」と笑顔を見せた。

デヨンは、遊び疲れて眠ってしまったジヌを連れて、ホンランの家へ帰宅。
遊びとお風呂でチャンスカードを使い切ってしまたホンランは残念がる。
帰ろうとするデヨンを「お茶でも…」と引き止めるホンラン。

ジョンウは席を外し、携帯を見ると母からメールが来ていた。
どうやら韓国を出国したようだ。
酔ってフラフラ歩いてきたハヌルの母は、アイスでも食べない?とジョンウを誘い出す。
母には、よく、こうして夫と楽しくアイスを食べた思い出があるのだ。
ジョンウは付き合ってあげた。
そして、ジョンウと母はベンチに座り話をする。
亡くなったギョンミンという存在を、どう受け止めるべきなのか苦しんでいるジョンウは、母に相談。
悪事を働きハヌルを危険な目に遭わせたギョンミンだから、当然恨むべきなのに、死後、思い出すことはいいことばかり。
誰も来てくれなかった卒業式に来てくれた。
黒いかっこいいスーツも買ってくれた。
トッポッキを奢ってくれた。
父親が亡くなったばかりだったのに…
ジョンウは「つらいんです。昨日は許す気になっても今日は許したくない。恨めないけど、理解もできない。つらすぎます…どうしたらいいんでしょう…」と肩を震わせて号泣した。
母はジョンウの手を握ってこう言った。
「誰かを許すのは、その人のためでなく自分のためよ。誰かを恨み続けるのはすごくつらい。胸が苦しいし、腹も立つ。そんな感情を抱いたら、あんたが苦しむだけ。でも相手を許せとは到底言えない。ずっと苦しんできたでしょう?だから、そのままの状態で過ごしてみよう。忘れようとせず、そのままでいなさい。そうすれば、苦しいことも徐々に消えていくはずよ。そうやって過ごそう。大丈夫、泣いてもいいのよ。ずっとしんどかったね…」と。

ハヌルはその姿を見かけたが、お邪魔をしないようにそのまま引き返し、テソンと話す。
(バダはトイレかどこかに行っているようだ)
テソンは、ハヌルの携帯に来たホンランからの「助教授の話を断るな」というメッセージを見た。
ハヌルが麻酔科医になった理由、それは。。
父の最後の手術の時、手術室の外で泣いていたら、医者に「心配しなくていい。いい夢を見ながら眠れるようにする。」と声をかけられ、それがきっかけで、ハヌルは麻酔科に進んだのだ。
テソンはその話を持ち出し、「お前にピッタリの専攻だと思ったよ。お前は自分の仕事に戻るべきだ。手遅れにならないうちにね。」とハヌルの背中を押した。
ジョンウと母
ハヌルとテソン
仲間はずれにされたバダは「楽しいことしようよ!」と言いながら戻ってきたw

水辺に花火が上がる。
ハヌルはジョンウと2人っきりで花火を見上げる。
ハヌルは、さっきジョンウが電話で父と話しているのを聞いたため、両親の帰国を知っていた。
ハヌルが「それが理由でソウルを離れたかったのね?」と聞く。
恨むべきは、ギョンミンを追い詰めた両親か、どんな事情であれ悪事を働いたギョンミンか…困惑していたため、両親に会う気にはなれないのだ。
しかし、ハヌルの母のおかげで気持ちの整理がついた。
「時には恨んだり、時には理解したり、そうやって過ごすよ。そうすればお前の家族みたいに気持ちが落ち着くかも」とジョンウ。
ハヌルは助教授のオファーを受けたことを打ち明ける。
驚きながらも喜んでくれるジョンウ。
罪悪感で素直に喜べなかったハヌルだったが、「お前が必死に生きてきた結果だ。罪悪感は捨てろ。おめでとう!そのオファーは必ず受けてほしい。すごいじゃないか!ハヌル最高!」とハヌルを抱きしめてくれたことで、笑顔でオファーを受けることにした。

数日後。
デヨンの病院ではハヌルの送別会が開かれる。
ワイワイ楽しく焼肉を食べていると、ホンランがケーキを持って来てくれた。
ホンランはケーキを渡して帰るつもりだったが、デヨンのプッシュもあり、ホンランも送別会に参加することになった。
ホンランに対する好意がダダ漏れのデヨン、ジョンウがニヤつく。
しかし、看護師たちは、デヨンと長い付き合いのド先生との関係性を勘ぐり始め、ド先生も否定しないためカップルだと持て囃されてしまう。
不機嫌になるホンラン。
きまずいデヨン。
お開き後、デヨンはホンランを追いかけ、必死に弁明する。
そして、自分の分のチャンスカードを渡し、「カードが無くなっても何でもやります!俺はあなたを…」と告白する寸前、酔っ払ったド先生が、デヨンの忘れ物を持ってフラフラと近づいてきた。
そして、つまずいて、デヨンに倒れ込み、勢いでほっぺにキスww
呆れるホンランw

帰宅後、ジョンウとハヌルはアイスを食べながら、明日から始まるハヌルの新生活について話していた。
「緊張も恐怖もあるが楽しみ」と言うハヌル。
「緊張と恐怖は俺に渡して、楽しみだけ持って行って!」と勇気づけるジョンウ。

ハヌルは助教授としての日々が始まった。
順調に仕事をこなし、自分の居場所を取り戻した。
ハヌルが毎日忙しく過ごす中、ジョンウは、なかなかハヌルと会えず、落ち込む。
テソンの店で、その怒りをマンドゥにぶつけ、日に日に、マンドゥ作りの腕前が上がっていく…恋煩いだw
そんな中、ジョンウは医療事故の賠償金が戻ってきた。
その額なんと20億ウォン!
驚くデヨン。

ジョンウはテハン大学病院のハヌルの助教授室へやって来る。
そして、ある少女の写真を見せた。
7歳で右耳が小耳症の少女。
ジョンウは現在もボランティア団体と連絡を取っており、助けが必要な子がいないか聞いてみた結果、彼女がいた。
彼女の再建手術は、設備の整った大きな病院でないと不可能なため、テハン大学病院に頼んで、ジョンウが執刀することになったという。
戻ってきた多額の賠償金を使って、手術費を負担して検査だけする気だったが、ハヌルと一緒に意義のある手術がしたくて執刀医を申し出たのだ。
ジョンウは「一緒に手術をしてほしい」と頼み、ハヌルは快く快諾した。
人は、善い行いをしたいと考えてはいても、そう簡単に行動に移せるもんじゃない。
パッと決心できるジョンウは素晴らしいと褒めちぎるハヌル。
実は、ジョンウ、戻ってきたお金で、ハヌルに指輪を買っていた。
カバンから指輪を取り出し、緊張を沈め、呼吸を整える…

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Netflix韓国ドラマ「ドクタースランプ」第13話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

ドクタースランプ
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第13話

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<過去>
ギョンミンはジョンウの家庭教師となった。
ジョンウの母は医者としてエリート一家であるためとても高飛車な態度。
ジョンウを韓国大学に合格させるようプレッシャーをかける。
ギョンミンはそんな息苦しい家庭で育ったジョンウに同情し、素直で明るく優しいジョンウを本当の弟のように可愛がった。

ジョンウの裁判とヘソン製薬の関係性について問い詰めるためギョンミンに会いに行くが、事故に遭ってしまったハヌル。
ハヌルと連絡がつかず心配していたジョンウとハヌルの母と叔父テソン。
そこへ病院から連絡が。
ハヌルの家族とジョンウは、気が動転しながらも急いで病院に駆けつける。

救急搬送され意識不明の重体ハヌルとギョンミン。
緊急手術が行われる。
ジョンウとハヌルの家族は、成功を祈りながら手術が終わるを待つ。
夜が明け、無事に手術が終わった。
心からの安堵で胸をなでおろす家族とジョンウ。
ジョンウは仕事に行き手術をこなし、家族を心配させないように、「大丈夫、必ず回復する」と気丈に振る舞った。
しかし、夜になってもハヌルの意識は戻らなかった。

翌日、高校時代の担任の先生が、ジョンウの元に術後の診察に来た。
経過は順調で問題なし。
先生は、昔、学校で拾ったというあるメモをジョンウに渡した。
それは、ジョンウとハヌルが貧血で倒れた時、先に目覚めたハヌルがジョンウに書いた手紙だった。
ハヌルはそれを渡しそびれ、落としてしまい、なぜか先生が保管していた。
「ヨ・ジョンウ、無理しないで。私も頑張るから、あんたも頑張れ。すべてうまくいくはず。」と書いてある。
ジョンウはそれを読んで、過去のハヌルが現在まで励ましてくれていることに涙が止まらなくなった。
そしてついにハヌルが目を覚ました!
ジョンウは急いで病院に駆けつけ、ベッドに座るハヌルを優しく抱きしめた。
家族とジョンウは、誰がハヌルの世話をするかでワチャワチャ。
ジョンウはジャンケンでズルして、その権利を勝ち取ったw
ハヌルが目覚めた途端、気丈だったジョンウが急に子供っぽくなったことに、母は「よっぽど側にいたかったのよ」と微笑んだ。

事故に至った経緯など、聞きたいことはたくさんあるが、ハヌルの考えがまとまるまで何も聞かないことにたジョンウ。
そしてハヌルへ、心からの愛を伝えた。

ジョンウは必要以上に過保護にラブラブにハヌルの世話をした。
それはもう、家族やホンランやデヨンが呆れるほどにw

ギョンミンはいまだ集中治療室で危険な状態にあった。
ジョンウの元に麻酔科医のカン・ジンソクが訪ねてくる。
ジンソクは、マカオ人女性の医療事故裁判の解決の糸口となった監視カメラが、本当は7個あり、7個目は自分が持ってると話した。
ジョンウは、「私ではなく警察に話すべきだ」と強く主。
ジンソクはジョンウの反応を確かめたようにうなずき、同じ話をギョンミンにもしたことを打ち明ける。
実は、ジンソクは、不可解な事件の真相を知るために、ウソをついて腹を探ったのだ。
ギョンミンはジョンウとは異なる反応を見せ、「俺のせいじゃない」と言ったという。
つまり、ギョンミンは事件について何かしら関与しているというジンソク。

ジョンウは警察から呼び出される。
監視カメラ映像を見せられ、ジョンウを尾行していたのがギョンミンであることを知る。
警察によると、バダと一緒に映像をチェックしたハヌルのおかげで見つかったと。
また、ハヌルが、ヘソン製薬による株価操作と、マカオギャングの関与を疑っていたことも知る。
ギョンミンの車載カメラから事故直前の2人の会話の音声も出てきて、ハヌルがギョンミンを問い詰めている様子が窺える。
ジョンウは、ハヌルが自分のためにギョンミンと会い事故に遭ったと考え、我慢ならず、すぐにハヌルの病室へ行き、「俺のために命を懸けるな!」と責め立てた。

病室で1人打ちひしがれるハヌルの元にお花が届く。
ジョンウからで、カードには、高校時代に貧血で倒れた時の手紙と同じ言葉が並んでいた。
同じく病院のベンチで打ちひしがれるジョンウをハヌルが見つけ、隣に座って語る。
ハヌルは黙って無茶をしたことを謝りつつ、人生を取り戻したばかりのジョンウを傷つけたくなかったと涙を流す。
「できるだけ嫌なことは伝えたくない。数時間でも嫌なことは先延ばしにしたい。これが私の愛なの。ごめん…」と。
ジョンウはハヌルを抱きしめた。

ホンランとデヨンは仕事帰りに一緒に食事。
ホンランは、妊娠中に夫が浮気して離婚したと語る。
デヨンは声を荒らげて怒った。
「クソ野郎!そんなヤツとは離婚して正解です!」と。
店を出る時ホンランの傘がなくなっており、2人は仲良く相合い傘で帰った。

<過去>
ジョンウの試験3週間前。
ギョンミンは父から食事誘われていたが、試験が間近に迫ったジョンウの家庭教師のため行くことができなかった。
その後、父がバーで泥酔していると連絡を受けたギョンミンは、ジョンウの母に2時間の外出を申し出る。
しかし、母はそれを聞き入れず許さなかった。
ギョンミンの父は、ゾルピデム睡眠薬)を過剰摂取し、泥酔状態で車を運転し、事故に遭い亡くなってしまった。
父は何度もギョンミンに電話をかけていたが、ジョンウの母が許さなかったため、駆けつけることができなかったのだ。

ギョンミンは恨みを募らせ、それは次第に歪んでいった。
「ジョンウは何も悪くない」
分かっていながらも、愛と憎悪の板挟みになり、その矛先はジョンウへと向かってしまった。

意識は取り戻したものの、いまだ集中治療室のギョンミンはジョンウを病室に呼んだ。
息をするのも苦しそうなギョンミンが、必死に伝える。
ギョンミン「お前の病院だと知らなかったんだ。今自分がそんな状態か分かってるもし、俺がまだウソをつくつもりだったらお前を呼んでない。気付いたのは前日だった。俺は懸命に思いとどまらせようとした。でも俺はもう、深入りしすぎていたんだ。ジョンウ…許してくれ…俺はお前を傷つけた。でもどん底のお前を助けたかったのは本心だ。時間を無駄にするな。俺を恨むなんて時間の無駄だ。たとえ俺が死んでもすべて忘れろ。そして、前へ進むんだ。ジョンウ…いい人生を…」
ジョンウは、ギョンミンの謝罪を受け入れ許すべきなのか戸惑いながら病室を出た。
待っていたハヌルに「今はまだ許すことができない…」と涙を流す。
ハヌルは、「自分の心に正直でいて」と声をかけ抱きしめた。

ギョンミンは亡くなってしまった。
ギョンミンから買ってもらったスーツを抱きしめて泣き崩れるジョンウ…

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ドラマ「Eye Love You」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「Eye Love You」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:TBS

第8話:迫り来る究極の選択…運命の恋と父娘愛

前話はこちら↓

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テオの部屋にあった「心が聞こえる少女」という絵本。
主人公の少女は、侑里と同じく“目を見ると相手の心の声が聞こえる力”を持つ。
少女は、テオのような“たくさんの愛を伝える少年”と出会い、幸せに暮らすのだが、やがて2人には様々な不幸が降りかかる。
「それは、少女に与えられた運命でした」とある。
この絵本の作者はミン・ハナ。
ビジネス交流会で、テオと名刺交換した女性だ。
ハナは、テオが幼き頃、この絵本を読み聞かせしてあげていた。

侑里は絵本のことが気になって仕方がない。
・自分と同じ能力について描かれた絵本
・それをテオが持っている事
・その内容が2人の恋の思い出とあまりにも似ている事
・書かれていた“不幸”(雷・亀・御札)
・テオが作者の名刺を持っている事

真尋は、侑里の能力をうまく利用し始めたw
離れた場所から目で訴え、業務を進め、心の声とジェスチャーで会話をする侑里と真尋。
花岡はそんな2人のやり取りを不思議に思う。

侑里は、絵本の事を真尋に相談した。
ただの偶然とは思えないこの状況に頭を抱えるが、真尋は「ただの絵本。きっと偶然で、侑里さんの気にし過ぎ。」と答えた。
ところが、その時、雷に驚いた部下の“亀さん”がぎっくり腰になるというハプニングが起こる。
亀…雷…
偶然なんかじゃないと思い直した真尋、「侑里さん、ここは私に任せて」と名探偵・ショコラティエ真尋となり解決を約束した。 


飯山教授も同じ絵本を手に入れ、読んでいた。

真尋は「みんなでご飯を食べよう」という事にして、侑里と一緒にテオの部屋に行き、こっそり絵本を見ようと試みるが、失敗。
テオが事前に呼んでいた小野田も合流し、4人でテオの料理を堪能する。
食事中、ワインを飲んだ真尋を見た小野田は、突然ノートを取り出し質問攻撃を始める。
「真尋の事をちゃんと知って、理解した上で検証したい。自分の人生で真尋の存在がどう作用していくのか、研究したい。」と小野田。
真尋の告白を受けて、生真面目で研究バカの小野田なりの返事をした。
真尋は目がキラキラ、小野田にときめき始めた。
テオは空気を読んで、真尋と小野田を2人きりにするために、侑里を連れてアイスクリームを買いに、席を外す。

ブランコのある公園で、侑里とテオはまったりタイム。
寒い中、2人でカニまんを食べてホクホク。
お互いにまだまだ知らないことがあり、テオは侑里のことをもっと知りたいと言うが、知ってても知らなくても侑里への気持ちは変わらず、今が幸せであると伝える。
2人は手を握り合って微笑み、気持ちを確かめ合いながら、部屋へ戻った。

食事会はお開きとなり、みんな解散。
小野田は真尋に「まだ聞きたいことがあるので、質問事項をリストアップして送ります!また連絡します!」と言った。
変わり者で不器用だが、真尋に好意を持っていることは間違いなさそうだ。

侑里とテオが出かけている間、真尋は絵本を2ページだけ読むことに成功していた。
『少女は神様に尋ねました。この力をなくす方法を教えて。』
『すると神様は教えてくれました。』
『それは愛する人と33秒間目を合わせること。』
『急ぎなさい。早くしないと、あなたの一番大切なものを失いますよ。』
侑里は、この力をなくすなんて、考えたこともなかった。
もし力がなくなったら、愛する人とずっと見つめ合っていられるが、父と話すことはできなくなる。
侑里は自分にとって“一番大切なもの”が何なのか、悩みこむ。

翌日、侑里の会社ドルチェ&ショコラに出資予定だったベンチャーキャピタルパートナーズという会社が経営破綻したというニュースが。
このままだと会社の資金繰りがショートしてしまうため、侑里たちは必死に解決策を探す。
さらに、侑里の父の容態が急変。
絵本にあった『不幸』が始まったのかと不安になる侑里。
しかし、幸い父は意識を取り戻し容態は回復、父の心の声も聞こえるように。
安堵する侑里。
花岡は「会社のことは気にせずにお父さんについててあげて。俺が何とかするから。」と言ってくれた。

侑里は絵本のことを父に話した。
父は、“愛する人と33秒間目を合わせる”をやってみようと提案した。
だが、力がなくなったら父と話せなくなるために躊躇する侑里。
父は「力がなくなっても侑里の声はお父さんに届くよ。手のぬくもりだって伝わってるんだよ。お父さんはずっと幸せだよ。」と侑里の背中を押す。
そして目を合わせて33秒…
しかし、力は消えず、侑里は心の声が聞こえるままだった。
やはり絵本はただの偶然なのかと、ほっとする侑里。

帰宅した侑里を待っていたのはデリバリー配達員のテオ。
侑里のためにオムライスを用意してくれた。
侑里は大好きな父のことを話す。
テオは、家族を大切にする侑里が大好きだと言ってくれた。

テオは飯山教授に呼び出される。
飯山教授は12年前にフィールドワークで北海道の霧多布岬を訪れた時のことを語る。
漁船の事故が起こり、漏れ出る石油からラッコを救おうと船から海に飛び込んだのが侑里。
溺れそうになった侑里を助けたのが父である誠だった。
飯山教授は、どうしても2人が気になり入院する誠を訪ねる。
ラッコが無事に保護されたことと、そのお礼を伝えるが、誠は会話ができない状態。
その後も度々お見舞いに通う中、娘である侑里の存在を知る。
とても勇敢で優しい心を持った素晴らしい女性だが、まだテオの知らない秘密がある。
飯山教授は「これは父としてのお願いです。本宮侑里さんと別れてください。」と頼んだ。
テオはずっと黙って話を聞いていた。

花岡は資金繰りの解決策に頭を抱えていた。
そこへ、ビジネス交流会で会ったミン・ハナ(絵本の作者)から電話が。
ドルチェ&ショコラには興味があるため出資してくれると言う。
喜ぶ花岡。

侑里が父の元へ行くと、飯山教授が病室から出て行く後ろ姿を見た。
飯山教授は以前お見舞いに来た時、侑里と父が会話する様子を見て、侑里に心の声が聞こえる能力があると気付いた。
飯山教授によると、実は侑里の能力を知る者がもう一人いるという。
その人は、彼女の恋人ユン・テオ…

ずっと黙って飯山教授の話を聞いていテオ。
テオはなぜか、すでに侑里の能力を知っていた。
絵本の結末も知っており、それでもテオは「ずっと愛し続けます」と飯山教授に宣言。
「僕は、ユン・テオですから」と…

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ドラマ「Eye Love You」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「Eye Love You」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:TBS

第7話:燃える恋の初デート!激白…私の秘密の力

前話はこちら↓

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お互いの気持を確認しあって、晴れて恋人同士となった侑里とテオ。
テオの“好き好きアプローチ”に照れ、戸惑う侑里。

テオの所に行かせてくれた花岡も今まで通り、普通に接してくれる。

休日
侑里とテオはスーパー銭湯でデート。
お互いの浴衣を選び、イチャイチャ楽しい時間を過ごす。

真尋は小野田を誘うが断られ、それでもしつこく食い下がり、一緒に海へ行くことに。
海と聞き、真尋はオシャレして行くも、実際は“ウミウシの採集”。
ハイヒールを脱ぎ、長靴を履き、漁業用のサロペットを着せられる。
ガックリの真尋w


侑里とテオが岩盤浴を楽しんでいると、同僚の仁科の姿を見つける2人。
2人の関係がバレてはいけないと、慌てて、コソコソとその場から去る。
しかし逃げ切れず、仁科はテオを発見。
侑里は慌てて顔にタオルをグルグル巻いて隠し、“恥ずかしがり屋さん”ということで逃げ切った。

ウミウシ採集の真尋。
真尋の気持ちにまったく気づかない小野田に業を煮やして、強引に小野田にキスをした。
それでも尚、気が付かない小野田に、真尋は直球で告白。
その結果…真尋はフラレた。

人生で初めてフラレた真尋は、落ち込み、その足で侑里の家へ行き愚痴をこぼす。
真尋は侑里にフラレた経験を尋ねるのだが、多くを語らない侑里。
侑里は高校時代の彼氏に、心の声が聞こえると打ち明けてフラレた経験があり、それ以来、恋を諦めている。
肝心なことはいつも濁して目をそらす侑里に、「何か抱えてるのは分かっているし、いつか話してくれると思ったが、結局いつになっても話してくれない。」と失望する真尋。
侑里は勇気を出して打ち明けた。
「私、人の心の声が聞こえるの!」と。
なかなか信じられない真尋だったが、次々と心の声に返事をする侑里に、驚愕すると同時に「怖い」と考えてしまった。
それが聞こえた侑里、高校時代の彼氏と同じ反応で落ち込む。

告白された小野田は知恵熱を出し、翌日は欠席。
テオから、侑里と恋人になったと報告を受けた飯山教授は焦る。
そして「それだけはダメだ…君は彼女の全てを知ってるか?テオくんは我が子同然なんだ…」と涙ながらに交際を反対した。

職場で、真尋は侑里と目を合わそうとしない。
2人はとても仲が良かったのに、距離ができてしまった。
打ち明けなければよかったと後悔する侑里。
真尋も悩み込んでおり、花岡に「私が未来から来たっていったらどうします?怖いですよね?」聞いてみる。
しかし花岡は「未来から来ようが、どこから来ようが、真尋は真尋だから」とスパッと返答。

テオは元気のない侑里が心配。
事情を聞くと、真尋とケンカしたと言う侑里。
テオは「侑里さんは分かりにくいから、人は人の心を普通は分からないから全部言わないと」とアドバイス
侑里がテオの目を見ると『大丈夫。僕がいるから。』と心の声。
そして、テオは侑里を真尋の元へ向かわせた。

会社のキッチンで悩み込んでいた真尋。
侑里は目を閉じて手で顔を隠し「怖がらせてごめんね」と謝った。
真尋は「謝るのはこっち。侑里さんを傷つけちゃってごめんなさい。」と言って、侑里の手を取り、目を開かせた。
2人は目と目を見て素直な気持ちを話し合い、涙を流して抱き合い分かり合った。

侑里は父の元へ行き、真尋に打ち明けたことを報告。
父は『よかったね』と喜んでくれた。
そして恋人ができたことも報告。
驚いて目を見開いて焦りだす父だったが、とてもとても喜んでくれた。

侑里とテオは久々に夕飯を一緒に食べることに。
侑里はテオの心の声につい返事をしてしまった。
焦って離れる侑里、疑問に感じるテオ。
もしテオに知られてしまったら、もう見つめ合うことはできないかもしれないという不安にかられる侑里。
侑里はテオに駆け寄り、キスをした。
テオはそんな侑里を優しく抱きしめた。
2人は買い物をしてテオの部屋へ向かうが、じゃがいもを買い忘れ、侑里は先に1人でテオの部屋へ。
テオの部屋にある1冊の絵本を手に取る侑里。
表紙には侑里と同じように耳に手を当てる少女の絵が。
絵本を開くと“ミン・ハナ”の名刺が挟まっていた。

飯山教授の元に荷物が届く。
開けると、テオの部屋にあるのと同じ絵本。

絵本のタイトルは「心が聞こえる少女」

侑里は翻訳アプリを使いながら絵本を読んでいく。
それは「目を見ている間だけ、相手の心の声が聞こえる力を持つ少女のお話」だった。
さらに、「少女にたくさんの愛を伝える少年」まで登場し、まるで侑里とテオの物語のような内容。
驚く侑里…

その絵本をミン・ハナも読んでいた…

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