Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話

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ドラレコのデータは復元に成功していた。
業者の男が再生してみると、そこにはスチョル(ヘインの弟)の妻ダヘの姿が映っていた。
ダヘは穴の空いたフェンスの外側に、イノシシの餌を撒いていた。

ダヘは家族だけが持つキーカードを使ってエレベーターに乗り、ヒョヌとヘインの住居階へ。
一緒にいるのはウンソン。
ヒョヌとヘインの留守を狙い、2人はヒョヌの部屋に忍び込み、携帯の懐中電灯を使って、様々なものを物色する。
ダヘもまた、ウンソンのクイーンズ乗っ取り作戦の仲間なのだ。
身分を偽り、年齢を詐称し、スチョルを利用するために結婚。
家族の前で見せるおしとやかな嫁の姿は偽物だった。

ウンソンは引き出しからアルバムを見つけ、見てみると、ヒョヌとヘインの仲良し写真が。
そして最後のページには胎児のエコー写真が収められていた。
ダヘは「仲悪そうに見えるけど、実は好き合ってるのに、互いに気付いてないだけ。だからすれ違うのよ。」と言った。
ウンソンはさらに引き出しを物色し、金庫を見つけた。

ヒョヌとヘインは、ドイツのサンスーシ(“心配がない”の意)宮殿の前で、お互いの思いを再確認し、抱き合ってキスをした。
宮殿の管理人に「愛し合ってるんですね〜。でも別の場所でやってもらえませんか?私も愛する妻の待つ家に帰らないといけないんです。」と、そこをどくように優しく促された。
2人は歩いて移動。
途中、ヘインは落としたスカーフを拾う時、走る少年の姿を見る。

ホテルに戻ったヒョヌとヘインは屋上でカップ麺を食べる。
ヘインが、一度は食べてみたいと言うからだ。
3分待つ間、ヘインが話し出す。
「私が死んでも祭祀はしないで。景色とワインを楽しみながら私を思い出して。」
「訃報記事にも気をつけて。美談を入れて。」
「お葬式では敵対してた人々が来るから気を引き締めて。悪口が出たら訴えて。」
「たぶん誰も泣かないから、あなたが適度に泣いて。私の死を惜しんでほしい。私のいない世の中を嘆いてほしい。」
「結婚前に書かされた遺言書(ヒョヌが譲り受ける財産はない)の内容を書き直す。」
ヒョヌは、死を覚悟したようなヘインの言葉に胸がつまる。
当初は、余命宣告されたヘインに優しくすることで、財産を受け取れるよう遺言書を書き直させるのが目的だったのに。。
「ありがとう。でも、君が完治を宣言された時に書き直して。」と答えるヒョヌ。
2人はラーメンを食べた。

ヒョヌの部屋を物色するウンソン。
今度は“チュソンテック24”という、ヒョヌがデータ復元を依頼した業者の名刺を見つけて写真を撮った。
ダヘはヘインの部屋から素敵なコートを持ち出し、勝手に着る。
ダヘ「金持ちの家に生まれてたらどうだったかな。人生は違ってたかな。」
ウンソン「羨ましい?」
ダヘ「スチョルよりは賢く生きてたと思う。バカなやつ。あんなに騙しやすいヤツはいない。お見合いの時、“姉にいじめられるから年上女性は嫌いだ”と言っていた。本当は私が5歳上だとも知ったらどうなるかなw」

ヘインの母は、パニック障害で虚弱体質なスチョルのために“死者すら生き返らせる”という貴重で高価な山参を用意していた。
そこへボムジャ(ヘインの叔母)がやって来て、「高く買うから私に売って!ヘインに食べさせるの!」と言う。
ヘインの病気のことを知らない母とスチョルは、「なぜヘインに!?」と驚き断るが、その理由を話せないボムジャはもどかしく苛立つ。
ボムジャはお酒をもって兄ボムジュン(ヘインの父)の部屋に行く。
間もなく娘を亡くすであろう兄を思うと、ボムジャは気の毒で居た堪れず、「気の毒なお兄様…」と涙を流す。
なんのこっちゃと意にも介さないボムジュン。

ヒョヌとヘインはドイツのホテルで2人きり。
ちょっと気まずい。。
別々の部屋で寝ようとするが、ヒョヌが「今日から一緒に寝てもいいか?」と聞くとヘインは「OK」と受け入れた。
2人はベッドに座り手を握りヒョヌが体を近づけると、ヘインが話しだしたため、ヒョヌはおあずけ状態。
「大学同期のイェナが、最近交通事故に遭い病院に搬送されると、夫が弁護士を伴って現れ、死ぬ前に遺言書の訂正をさせるべく、「今死なれては困る!」と騒いだと。妻よりもお金を心配をするなんて最低!クソッタレ!でもあなたは、病気のことを話した時「愛してる」と言ってくれた。その一言でどれだけ安心したことか。遺言書や名義や財産に興味のない夫。私が心配で遠くまで飛んできた。こんな男はいない。夫運だけは最高だわ。」と話すヘイン。
病気を知ってから遺言書を訂正させようと友人ヤンギと企み、ヘインに優しくしてきたヒョヌは動揺する。
その後、2人は一緒のベッドで眠り、ヒョヌはヘインの寝顔を愛おしそうに見つめて手に触れると、ヘインは握り返した。
そして、ヒョヌは教会へ行き祈りを捧げた。

翌朝、ヘインの元に研究所からメールが届く。
「フィルグラスチムという注射療法によって白血球を増やせる可能性があるため、可能性に懸けよう」という内容だ。

実は昨日、治療を断った研究所の医師に、ヒョヌは抗議をしていた。
「この研究所は世界中から支援を受けている。でも、予後が良好な患者を選び治療していたならデータは正確とは言えない。この100万ドルの支援は治療に対する感謝の対価。金銭的な利益を得ながらも何の治療もしないのなら、それは詐欺であるため、韓国で裁判をする。」と。
医師は、さらなる治療を約束した。

喜ぶヘイン。
ヒョヌは知っていたため「免疫ケアが大事だ。体温調節やタンパク質の摂取、ナマモノは敗血症の危険があるのでダメ」とサラサラと語る。
「詳しいのね」と驚くヘイン。

ウンソンはヒョヌの部屋で見つけた“チュソンテック24”に行き、ヒョヌが依頼したドラレコデータを回収。
グレイスは自身が運営する美容エステの施術室にダヘを呼び、ドラレコに映り込んでしまったことを怒った。
グレイスは「ウンソンに謝りなさい!あと少しだから気を引き締めて!あんたがタバコを吸う姿が防犯カメラに映る度に私が編集してるのよ!」と怒鳴りつけた。
ダヘがぷいっと施術室を出るとそこにはヘインの母がいた。
怒鳴り声に何事かと驚く母。
すっとぼけて誤魔化すグレイスとダヘ。
グレイスは母のマッサージをしながら、スチョルの進める“複合リゾート事業”がヒョヌのせいで白紙になりそうだと、またも焚き付ける。

早く“複合リゾート事業”を進めたいスチョルだが、「ヒョヌの言う通り慎重にやれ」と言う会長。
スチョルはヒョヌのせいで事業計画がうまく進まないと苛立つ。
そんなスチョルを笑顔で元気づけるダヘ。

<過去>
会長がモ・スリとヘインやスチョルを連れて訪問した児童養護施設
そこには、ウンソンだけでなく、ダヘもいた。
ウンソンは、ブランコに座るお坊っちゃまのスチョルにボールをぶつけた。
泣き出すスチョル。
そばにいたヘインは、ボールを投げたウンソンに食って掛かる。
ダヘは泣いてるスチョルに近付き、ハンカチで鼻をかませてやり、「将来結婚しよう」と頭を撫でた。
ヘインとウンソン、スチョルとダヘは、幼い頃すでに出会っていたのだ。

<現在>
幼い頃と同様に根性なしのスチョルを見て、「バカなやつ…」とつぶやくダヘ。

ホン一族の昼食会。
ダヘが抱く息子ゴヌを見て、ボムジャが「ゴヌはイケメンでスチョルに似ていない」と言う。
すかさずDNA鑑定は済んでいるというグレイス。
スチョルは「ダヘに失礼だ!親の悪口より許せないのは妻や子供の悪口だ!」と怒り、席を立った。
スチョルは妻ダヘも息子ゴヌも、とても大切に思い、愛していた。
「俺がダメなせいで、君まで軽く見られる…ごめん。尊敬してもらえるように頑張るよ!君のためにも事業を成功させるよ!」とスチョル。

ヨンドゥリでは、ヘインの動画によってバズり、観光客が増えていた。
“梨の産地ヨンドゥリ”を広めるために頑張ってきたヒョヌの父は「里町選挙はこれで優勢だ」と大喜び。
ところが、ヘインの動画をよく見ると、対立候補のパクがヘインにりんごを差し出し、ヘインもパクリと食べている。
梨ではなくりんごを食べている!
おかげで“りんごの産地ヨンドゥリ”となってしまったw
がっかりするヒョヌの父。

ホン家の邸宅に、防犯カメラの修理業者が訪れる。
業者は偽物で、グレイス立ち会いのもと、ヒョヌの金庫が開けられた。
ヒョヌが用意した離婚届が発見され、ニンマリのグレイス。

ヒョヌとヘインはドイツの街をデートを楽しむ。
新婚旅行時に訪れた“恋人たちが愛を誓う”橋へ。
そこには、愛を誓って、たくさんの南京錠が。
2人は自分たちの物を探すが、あまりにも量が多いので見つからなかった。
広場や噴水でゆっくりと休んでいる人々を見て、「時間のムダ。時間が有り余ってるから?贅沢ね。」と言うヘイン。
何も言えないヒョヌ。
ヘインは露店で“1年間幸せになれる”という、四つ葉のクローバーのキーホルダーを買った。

翌日、ヘインの検査にヒョヌも同行。
病気なのに体重が3キロも増えたと嘆くヘイン。
「残された時間もきれいでいたいの!死ぬまで美しいままでいる!」と、その場で変な運動を始めるヘインw
ヘインは看護師に呼ばれ、1人注射に向かった。
途中、走る少年を見るヘイン。
サンスーシ宮殿で見かけた少年だ。
ヘインは、なんだか気になって、そのまま病院を出て少年を追いかける。
ヘインが消えたと聞かされたヒョヌ、慌てて捜し回る。
街で人が倒れており、人だかりができていた。
ヘインかと思い駆け寄るが違った、よかった。。
すると、ヒョヌは服を引っ張られ、振り返るとヘインがいた。
「空腹なの」とヘイン。
ヒョヌはヘインを抱きしめた。
レストランに入りテラスで食事をしながら話を聞く。
ヘインが見かけた少年は、亡くなった兄だったという。

ヘイン9歳の夏休み。
家族で海に来たホン一家。
ボートに乗っていたら原因不明の事故が起こり、ヘインは海に落ちてしまった。
兄スワンは海に飛び込みヘインを救出。
しかし、スワンは助からなかった。
スワンを亡くした母は、ショックのあまりヘインを許すことができなかった。
それは今も尚。
ヘインは罪悪感が拭えず、スワンの代わりに生きていると感じている。
「人は死期が近くなると、その人を愛してた人が天使になって迎えに来る。だから私を助けて死んだお兄様が…時が来たから迎えに来たのかも。」とヘイン。
ヒョヌは「注射の副作用によるせん妄だ。天使じゃなくて幻覚だ。治療の過程にすぎない。病気に打ち勝つのは楽じゃないけど、乗り切るんだ。」とヘインを元気づける。
ヘインは「そうね。生き抜くわ。でも、あなたが死ぬ時は私が天使になって行く。」と言った。
ヒョヌは胸が詰まる。

ヒョヌはデータ復元を依頼している“チュソンテック24”に電話をかけるも繋がらない。
“チュソンテック24”は閉店していた。

会長の部屋には、ウンソンから贈られた大きなナポレオンの絵画が飾られる。
グレイスとウンソンを前に、大喜びの会長。
ウンソンは、スチョルの“複合リゾート事業”の話を振る。
会長は、ヒョヌの助言で外部のコンサルによって調査中であることを伝えると、ウンソンは「他社とも話を進めてるのでお気になさらず」と言う。
するとグレイスがすかさず「え!他社とも!?ヨム会長(会長のライバル)側も必死らしいですが、あちらとも?」と口をはさむ。
うなずくウンソン。
グレイスは「ヨム会長に奪われないか心配です〜」と芝居をして会長を焚き付けた。

クイーンズ社内では、金庫番であるソンチーム長の横領が発覚。
その額なんと130億ウォン。
ボムジュンは「額が大きいから捜査は広がりそう。父さんも召喚に備えておいて。もちろん検察に圧は掛けてみるよ。」と言うが、会長は「狙いは私だ!誰がやった!?」と怒りが収まらない。
会長は自室に戻り、モ・スリと将棋。
スリは落とした駒を拾う時、机に仕掛けられた盗聴器を見つけ、会長に報告。
一家が揃い、警備業者による説明を受けると、半径2キロ以内に受信機があるということだ。
業者により家中が調べられ、なんとヒョヌの部屋の引き出しから受信機が見つかった。
それと同時に金庫も見つかった。
一家が慌てふためく様子を、ウンソンが見てほくそ笑んでいた。
会長に贈ったナポレオンの絵画に仕掛けた監視カメラから。。

ヒョヌとヘインはドイツにいるため、一家に起こった昨晩の騒動を知らない。
母はヘインに電話をかけ、怒りながら一部始終を話す。
盗聴してた犯人はヒョヌだと。
ヘインはヒョヌの無実を信じ、母の話を鼻で笑った。

ヒョヌは友人ヤンギに電話をかけ、“チュソンテック24”に行ってもらった。
店は閉店、もぬけの殻。
ヒョヌは、念のため、事前に店の向かいの駐車場に車を止めていた。
その車のドラレコデータを送ってくれと頼み、いつ閉店したのか調べてほしいと頼んだ。
今は離婚専門弁護士だが、実は刑事事件も扱ってみたかったヤンギは、張り切って犯人探しに臨む。

ヘインはヒョヌに、家からの電話に出ないように言った。

ボムジャ(ヘインの叔母)は探偵コナン・パクから、モ・スリの調査結果を受け取る。
その内容は驚くものだった。
モ・スリは本名オ・スニョン。
しかし、オ・スニョンは30年前に死んでいる。
死亡の3年前には姦通罪で刑務所に入り、1990年8月、刑務所で男児を出産していた事がわかった。

ホン一家は、ヒョヌの部屋から見つかった金庫を業者に開けさせる。
中には離婚届が。

ヒョヌとヘインはドイツの夜の街を散歩。
明日検査結果が出るため、ヘインは「祈るべき?たくさんの幸運が必要だわ。」とつぶやいた。
ヘインは、一般人のように屋台の行列に並びたいと言い出した。
「普通がいい」と。
ヒョヌはヘインを行列に並ばせている間に、1人走り、昨日ヘインが買った四つ葉のクローバーのキーホルダーを、あるだけ全部買った。
幸運がたくさん必要だからだ。
そして、“恋人たちが愛を誓う”橋へ行き、新婚旅行時にかけた南京錠を探し出し、写真を撮った。

ホン家ではヒョヌのことを話し合っていた。
グレイスが「最近ヒョヌはキム・ヤンギという離婚弁護士とよく会っていて、そのヤンギは、ヨム会長(会長のライバル)の顧問法律事務所アポロンの所属。一家の盗聴ファイルが渡ってないか疑わしい状況です。」と焚き付けた。
すると会長は、「検察に告発したのもあいつなんだな!今すぐ呼び戻せ!!」と怒鳴る。

ヘインは無事に屋台でサンドイッチを2個ゲット。
横断歩道の向こうにヒョヌの姿。
お互いにニコニコで手をふる。
ヘインはヒョヌを待つ間、携帯の電源を入れる。
すると父からメールが。
添付画像を開くとヒョヌの書いた離婚届の写真。
驚きとともにショックを受けるヘイン。
ニコニコで駆け寄ってきたヒョヌ。
ヘインは、サンドイッチもヒョヌの買ってきた四つ葉のクローバーも、すべて叩き落し、画像を見せる。
ヘイン「否定して!違うと言いなさいよ!」
ヒョヌ「…僕が書いた物だ。黙っててごめん。」
地面に虚しく散らばる四葉のクローバー…

<エピローグ>
ヒョヌがヘインに告白した雨の日。
ヘインは車の中から、バス停でバスを待つヒョヌを見た。
自然と笑顔が溢れるヘイン、初恋だった。
運転手にバスを追うように指示し、ずっとずっとヒョヌを見続けた。

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