Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第4話

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ヒョヌは、姉ミソンが送ったメールをヘインに見られてはならぬ!と慌ててヘインの手を掴む。
ヘインはその手を払うことなく、握り返し、キスをした。
ヒョヌはその隙に、地面に落ちた携帯の充電が0%になったこと確認した。
ヘインはキスをした気恥ずかしい雰囲気のまま自室へ。
ヒョヌは何とかしてヘインの手から携帯を奪おうと試みる。
ヒョヌのその態度を見て、ヘインはヒョヌが“キス以上のこと”したがっていると感じ、ニヤけながらシャワー。
ヒョヌはその隙に部屋に入り、姉ミソンからのメールを削除しようとヘインの携帯を手にするが、パスコードが分からず四苦八苦。
いろいろ試した結果“1031”で携帯が開いた。
そして大急ぎでメール削除に成功!
大急ぎで部屋から出ようとするが、シャワーから出てきたヘインに見つかってしまう。
ヒョヌは「眠れなくて…」と苦し紛れの言い訳。
ヘインは「私のせいで眠れないの?」と満更でもなさそう。
ヒョヌは「疲れてるよね!僕が軽率だった!明日も早いしぐっすり寝て!」としどろもどろになりながらも部屋を出て“キス以上のこと”から逃れたw
部屋に残されたヘインは怒ることなく、むしろ「あんなにも私を思ってる」とニッコリ。

自室に戻ったヒョヌ、ヘインの携帯のパスコード“1031”だったことを思い出す。
それは、ヘインはかつて妊娠し、その出産予定日が10月31日だったのだ。
産婦人科で妊娠を知り、2人が幸せに満ち溢れた時だった。
胸を踊らせて、キラキラお星さまのシールを張り巡らした子供部屋を準備したヒョヌ。
今、その星のシールが1つだけ残るその部屋はヒョヌの自室になっている。

ヨンドゥリのヒョヌの実家。
母は勝手なことをした姉ミソンと兄ヒョンテを叱り付け、ヒョヌが離婚を考えたのにヘインはそれを知らなかったということは、心がすれ違ってる証拠だと心配そうな母。
「別れるのも心配、一緒にいるのも心配。。頼むから幸せになって。。」とつぶやく。

<ヒョヌとヘインの結婚式の時>
ヒョヌの母「格差がありすぎてヒョヌが気に入らず腹立たしいですよね。理解できます。ふつつかな息子ですが、大目に見てください。」
ヘインの母「どこがふつつかだと?むしろしたたかだから結婚したんです。弁護士は現実的で自らの利益を優先しますから。賢いから“こんな”結婚を選んだ。」
ヒョヌの母「“こんな”結婚とは!?幸せな結婚になるよう、親として手助けしてやりましょう。」
ヘインの母「好きで結婚したなら勝手に幸せになりますわ。手助けは不要です。何様のつもり!?」

翌朝
ヒョヌがコーヒーを片手にダイニングへ行くと、ヘインがおもむろに近づいてきた。
ヒョヌはキスだと思い目を閉じるが、肩についたホコリを取るだけだった。
ヒョヌはトイレへ行き、鏡の前で、ドキドキする自分にダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌは、ヘルマンの服に着替えて階段を降りてきたヘインの、その美しさに見惚れて言葉を失う。
さらにヘインに「スーツが似合ってる。かっこいい。」と褒められスキップ発動w
仕事中に鼻歌まで出てしまうw
部下に「ご機嫌ですね」と指摘され、ダメだダメだとムチを打つ。

会議室を覗き、怒ったり笑ったりするヘインを見て、思わず笑みが溢れる。
ガラスに映った笑顔の自分を見て、ダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌは、エスカレーターで躓き転んでしまうヘインを見て、「気をつけろー!」と遠くから叫んですぐに隠れる。
隠れた先がたまたま靴屋だったので、その場しのぎで、目の前にあった女性用のスニーカーを買った。
「君は高価な靴をたくさん持ってるけど、窮屈だろ?ヒールが細くてものすごく高いから転ぶか心配だ。たまには楽な靴を履くといい。」と言って、そのスニーカーをヘインに贈った。
ヘインは「置いといて」と冷たい対応だったが、すぐに履いて百貨店内を歩く。
ヘインは嬉しかったようだ。
ヒョヌも嬉しくてご機嫌に。
しかし、ウンソンが百貨店に日参して食事やお茶や散歩など、しょっちゅうヘインと一緒にいて、さらに、ウンソンがヘインの髪に触れ、ヘインが笑っているのを見て、不機嫌になるヒョヌ。
ヒョヌは、これらすべてを友人ヤンギに話す。
ヤンギは「つまりお前は嫉妬したんだ」と結論を出した。
ヒョヌは全否定するが、思いっきり動揺して、肉ではなくサンチュを焼いていたw

ヘインはウンソンの車に乗ってヘルマン会長に会いに行く。
ヘルマン会長に会うなら、スニーカーではなくヘルキナの靴を履くべきだと言うウンソン。
しかし、ヘインは「夫が履けとうるさいの。転びそうで心配だと。疲れるわ〜」と言いながらも、嬉しそうに笑う。

ヘルマン会長の待つホテルの部屋に入る直前、ウンソンはヘインに打ち明ける。
「有名デザイナーのサラ・ロペスは会長の愛人。性悪の敏腕弁護士の妻には絶対に内緒。もし知られたら末っ子に会えなくなってしまうから。」と。

ヘルマン会長は出店の第一条件として“メゾネット”を提示。
メゾネットにするとなると、改装工事や許可が必要になるため、費用もかかるし、とにかく大変。
ヘインは、ヘルキナ出店予定場所の真上にサラ・ロペスも出店予定である旨を伝え、「メゾネットに改装するなら、サラ・ロペスの出店を諦めるしかない。サラと相談してほしい。」と、“秘密”を武器に利用した。

帰りのエレーベーター内でヘインは「この借りはいつか必ず返す」と約束した。

ヒョヌはヤンギとの食事の帰り道、ヘインのために屋台でお菓子を買う。
ヤンギは「それは愛だと思う!!」と大騒ぎw
その時、ヘインからメールが。
「早く帰ってきて。あなたが喜ぶ知らせがある。」と。
覗き見たヤンギは「遺言書の修正だ!!」と大騒ぎw
ヒョヌは、さっそく帰宅してホクホク気分でお菓子を渡し、知らせを聞く。
ヘインから渡された封筒を開けると中には、書類が。
ヘインの病気について、ヨーロッパの有名ながんセンターからの返信だった。
治せる確率50%以上の治療法が見つかったのだ。
「天もあなたも私の味方。は〜まったく味方が多いわ〜。」と笑いが込み上げ上機嫌のヘイン。
遺言書の修正ではなかった。。
ヒョヌは悔しさから、ウォーーーと叫びながら公園を走りまくったw
万が一ヘインが完治したら、いびられ、こきつかわれ、監視される生活が、あと50年も続く。。
予定取り離婚を切り出したとしても、殺されるかもしれない。。
ヒョヌは絶望の淵に立たされた。

休日
邸宅内にあるコートでテニスを楽しむ会長(ヘインの祖父)と愛人モ・スリ。
そこへボムジャ(ヘインの叔母)がやって来て、2人の仲を邪魔し、会長に明後日の誕生日に1日デートをおねだりした。
嫌がる会長。
追い払われたスリは、部屋に戻る時、やって来たウンソンとすれ違って会釈をした。
(なんだか意味深。。)

ヘインはウンソンとダイニングでヘルキナの打ち合わせも兼ねて食事を楽しんでいた。
その様子を見てムッとするヒョヌは、強引にその席に加わろうとするが、ウンソンに「トップ同士の議論なので」と追い払われてしまう。
何とかして居座ろうとするヒョヌは、ウンソンに“仲睦まじい夫婦”をアピールするが、ウンソンは負けじと“昔からヘインに頼られてる男”アピール。
ヘインを巡るバチバチの争い。。
ヒョヌは、髪を触られるのが嫌いなはずなのにウンソンの場合は怒らなかったヘインに、「美容師以外の髪に触れる男は、全員平等怒ってくれ」と意味不明なヤキモチを伝えた。
困惑するヘインだったが、意味がわかってニンマリした。

追い払われたヒョヌは、今度は外から窓越しに2人を監視。
気付いたウンソンによってブラインドを下ろされてしまう。
気になって仕方がないヒョヌだが、ガラスに映る自分の姿に、ダメだダメだとムチを打つ。

ヒョヌがヘインとウンソンが打ち合わせしてる部屋の前で聞き耳を立てていると、スチョル(ヘインの弟)がその部屋に入って行った。
何とかしてウンソンとのツテを作りたいスチョルは、ウンソンにおべっかを使い「義兄(ヒョヌ)より親しみを感じます〜」とベタベタする。

完全に追い払われてしまったヒョヌは、公園のブランコで友人ヤンギと話す。
ヤンギが「ヘインは51%の確率で助かる。死別して遺産をもらうお前の希望は消えたな。もしヘインとウンソンが結ばれたら慰謝料が…」と言うと、食い気味で「ヤツはダメだ!虫が好かない!」と全否定するヒョヌ。
「ヤツはお前の救世主だ、感謝しろ。目の前の命綱を掴め!」とヤンギ。

スチョル(ヘインの弟)はウンソンを広大な土地が広がる場所に連れてくる。
「土地は確保済み、許認可は国交省にツテがある。韓流ブームに乗ってリゾートで一発当てましょう!」と誘った。
しかしウンソンは「検討します」と冷たい対応。

執事のグレイスは、ヘインの母に依頼されていたウンソンの身辺調査の結果を渡す。
名だたる大物たちとの2ショット写真。
ウンソンは、有名投資家のロバート・ベイリーの愛弟子で、引退後の財産管理を一任されるほど信頼されていると。
グレイスは、ウンソンをスチョルのパートナーにすべきだと母に提案。
だが、今はヘインのパートナーだ。
もし、このままヘルキナ出店が叶えば、売上1兆ウォンを達成し、会長の約束通りヘインが後継者になる。
もし、スチョルのリゾート事業が成功したら、その形成が逆転してしまうため、ヘインはスチョルの失敗を望むだろうと言うグレイス。
「ヘインが何を吹き込んだのか、ウンソンはスチョルを切って、今夜、ヨム会長の孫と食事。ヘインは兄弟を食い殺す運命なんです。」と焚き付けた。
グレイスはウンソンと裏で繋がっており、クイーンズを乗っ取ろうと悪巧みをしていたのだ。

母はさっそくヘインの元に押しかけ、捲し立てる。
「ウンソンに弟の悪口を言ったわね!仲違いさせたから投資を渋ってる!スチョルが成功したら困ると言ってヨム会長への投資を勧めた!会長の怒りを買うようにね!骨の髄まで身勝手なあなたならやりかねない!隣で人が死のうが自分だけ助かろうとする!だから自分の兄も…」
その時、具合が悪そうなヘイン、一瞬意識が遠のき、倒れそうに。
そこへヒョヌが通りかかり、ヘインを抱きとめる。
ヒョヌはヒステリックに怒る母を帰らせ、ヘインをベッドに連れて行き薬を飲ませる。
ヒョヌは病気のことを家族に話すべきだと言うが、ヘインは拒絶。
それは両親を心配してのことだった。
子供(ヘインの兄)に先立たれショックを受けた両親を見たから言えないと。
ヘインは「私は親孝行娘ではないから、これ以上嫌な存在になりたくない。必ず治るから病人扱いしないで。」と言い放った。

ウンソン達のクイーンズ乗っ取り計画は進む。
すでにクイーンズの理事達や金庫番である会計部のソン・ジョンボムを掌握済み。
会長の裏金や私的流用の証拠を掴み、それを検察に渡せば、会長は検察の捜査を受けることになる。
ウンソンはクイーンズタワーを見つめ、「いい眺めだ。あとは手に入れるだけ」とほくそ笑む。

会長はボムジャと食事をするため、レストランへ。
そこには、ボムジャだけでなく長男ボムソクもいた。
ボムソクは土下座して、会長に許しを請うた。
会長は、ボムソクが、かつて、自分だけ助かろうとして会長を検察に売り、会長が拘置所にいる間に、その座を奪おうとしたことを、今でも怒っていた。
ボムソクは「父さんが私に罪を被せると聞かされ、カッとなって…血迷ってました!許して下さい!」と土下座。
仲介役のボムジャは「20年も経てば赤の他人でも許すわ!息子なのに非常ね!」と会長を宥めるが、会長は決して許すことなく「私は二度と会いたくない。私が死んでも葬儀に出るな。」と言い残して立ち去った。
ボムジャの仲直り計画は失敗に終わった。

帰宅した会長は、モ・スリの作ったスープ(会長の母の思い出の味)を食べながら、「新聞売りと靴磨きで貧しい暮らしをしていたヤツが、国内屈指の百貨店とマート全国展開するまで60年かかった。でもなぜか荒野に1人で立ってる気分がする。」と孤独を嘆く。
スリは、会長の繊細な心と孤独に理解を示した。
会長は、「スープの味で母を思い出す」と微笑んだ。

クイーンズ百貨店の化粧品売場にはクレーム客が来ており、店員に返金を求めて大騒ぎ。
そこへ、ヘインが通りかかり、殴られそうになった店員を助けた。
その店員には病気の母親がおり、母親が手術を拒んでいること悩んで、以前トイレで泣いていた。
余命宣告を受けて、他人に対して同情や共感を覚えたヘインは、その様子を見かけた時に涙を流していた。
ヘイン「社員教育が不十分でした。キム・ミンジさん(店員)、接客はお客様に、暴力を振るう犯罪者は通報を。」
客「告訴して晒し者にするぞ!」
ヘイン「必ず告訴して。私も告訴します。夫が敏腕弁護士だから詳しいの。この場合は業務妨害罪と暴行罪と器物損壊罪。もちろん損害賠償請求は別に進めます。」
騒動に集まった他の客たちが携帯で撮影してたことを確認し、クレーム客は警備員に連れて行かれた。
一同拍手喝采

ヒョヌの故郷ヨンドゥリ。
次期里町が決まる選挙を前に、対立候補である青年会長のパク・ソックンに対し、ヒョヌの父は劣勢にあった。
公民館で行われる討論会では、パクの演説には拍手喝采が起こるが、ヒョヌの父には批判や野次が飛び、窮地に立たされる父。。
するとその時、公民館の前にたくさんの車やトラックが列をなしてやって来た。
トラックには“クイーンズ”の文字。
1台の車から颯爽と降りてきたのはヘイン。
実はミソンから連絡(「父の里町防衛戦に赤信号が点灯してるので応援演説が必要なの!」)を受け、応援に駆けつけてくれたのだ。
驚く村人たち!
状況を理解できないヒョヌの父を前に「お義父様、還暦祝いに伺えず、お詫びの印におもてなしに参りました。みなさんこんにちは、私はペク里町の嫁でホン・ヘインと申します。」と堂々と挨拶。
そして、村人たちへ、高価な栄養剤や健康食品、化粧品やカシミヤのマフラーや革手袋などなど、たくさんのプレゼントが提供され、豪華で美味しい料理が振る舞われた。
村人たちからは歓声が沸き起こる。
次期里町選、一気に形勢逆転!

ヒョヌは母から連絡を貰い、ヘインがヨンドゥリに来てると聞き、驚く。

ヘインは、ヒョヌの実家の部屋で、本棚や写真などあれこれ見て微笑んでいた。
引き出しにピンク色の音楽プレイヤーを見つけ、縁側に座って聴く。
そこに少年が近づいてきて、ヘインの隣に座り、「誰ですか?この家で見たことない。」と言う。
ヒョヌの嫁だと分かると態度を一変。
「ああ!ビルの大家さんか!初めまして、ペク・ホヨルです。」とペコリと頭を下げた。
ヒョヌの兄ヒョンテの息子だった。
車が大好きなホヨルは、ずらっと並ぶヘインの連れてきた車の列に大興奮。
ホヨルが「乗せてください」とお願いすると、ヘインは運転手に頼んで、村を2〜3周させてあげた。
ヘインは、改めて音楽を聴こうとしたが、音楽プレイヤーを落っことしてしまった。
拾おうとした次の瞬間、記憶が飛び、ヘインはひとけのない畦道に立っていた。
足元はサンダルでドロドロに汚れている。
ここはどこで、なぜここにいるのか。。不安と恐怖でしゃがみ込んでしまう。

ヒョヌは母からの連絡を受け、急いでヨンドゥリに駆けつけた。
大宴会中の村人たちに拍手で迎えられる。
ヒョヌは自転車に乗って、実家にも公民館にもいないヘインを捜し回る。

ヘインは、日も暮れて真っ暗な見知らぬ場所を彷徨っていた。
そして、自転車に乗ったヒョヌがヘインを見つけた。
ヒョヌは「どうしてこんな所に!」と怒った。
ヘインは病人扱いされるのが嫌で「1人で散歩」とウソをついた。
ヒョヌは「そうか、怒鳴って悪かった」とヘインに背を向けてスタスタ歩いて行ってしまう。
その時、街灯がついて辺りが明るくなった。
ヒョヌの汗だくのヒョヌの後ろ姿が見えた。
ヘインは「実は…なぜあそこにいたのか覚えてない…」と正直に打ち明けた。
ヒョヌは振り返り、改めてヘインを見ると、足元はドロドロに汚れ、ケガもしている。
「すごく怖かった」と涙するヘインを、ヒョヌは力強く抱きしめた。
ヒョヌも涙をこぼした…

<エピローグ>
2006年 ハニル外国語学校
アメリカ留学が決まったヘインに、クラスメイト達はヘインを「最後まで生意気」「精神病院に入る」「兄が死んでイカれた」などと陰口を言う。
ヘインは、そんな悪口を物ともぜず、毅然とした態度で教室を出た。
手にはピンクの音楽プレイヤー。
校庭をサッサカ歩くが、転んで膝を擦りむいてしまう。
そこへ1人の男子学生が現れ、絆創膏を貼ってくれた。
高校生のヒョヌだ。
ヘインは人の優しさに触れて涙が溢れ出す。
「泣いてるの?」と言われ、恥ずかしくて慌てて立ち去るヘイン。
あとにはピンクの音楽プレイヤーが落ちていた。

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