Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話

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<4年前>
結婚前、故郷ヨンドゥリにヘインを連れて行く。
当時、ヘインをご令嬢だと知らなかったヒョヌは、「アイスを食べたことがない」とか「シャツに穴が開いている」など、ヘインのことを貧乏な育ちであると勘違いしていた。
ヘインがいくら「私、貧乏じゃない」と言っても聞き入れず、「君が今まで感じたことのない豊かさを味わわせたい。君の家に問題があっても大丈夫。僕が一緒だから。」とアピールした。
ヘインは呆れていたが、その言葉が胸に響いていた。

<現在>
イノシシの突進の直前、死を確信したヘインは、ヒョヌのことを思い出していた。
そして目の前に現れたヒョヌ。
イノシシを撃ち、ヘインを守ってくれた。
霧がかっていたヘインの視界が晴れ渡った。
「大丈夫?」とヘインを心配するヒョヌ。
少し遅れてウンソンがやって来てヘインを心配するが、ヒョヌはイノシシの後処理を頼んで、ヘインを連れて立ち去った。

歩いて戻る途中、ヘインが足をくじいてしまう。
ヒョヌはヘインを軽々とお姫様抱っこ。
若干照れつつも、まんざらでもないヘイン。

先に別荘へ戻っていた家族はBBQの準備をしていた。
そこへ、ヘインをお姫様抱っこしたヒョヌが戻ってくる。
驚く家族たち。

会長(ヘインの祖父)は予定より早く狩猟を切り上げ別荘に戻って休んでいた。
それは「祈祷師から、狩りに行ったら大変な目に遭うと言われたから」という愛人モ・スリ。
会長が行くはずだったコースを、ヘインが行ったわけだ。
ヘインが怪我をして戻ってきたと聞き、スリは祈祷師に電話。
祈祷師は、「亡くなった会長の妻が包丁を手に「夫を殺して連れて行く」と言っている夢をみた。狩りを続けていたら危なかった。」と言う。
スリ「私の言った通りでしょう?」
会長はすっかりその気になり、スリの言葉を信じた。

ヘインは軽い捻挫で済んだ。
父とボムジャ(ヘインの叔母)とスチョル(ヘインの弟)はヘインを心配しながらも、イノシシを仕留めたヒョヌを見直した。
しかし母は「運が良かっただけ。銃も使えないのに軽率だ。」とヒョヌの腕前を認めず。
軟弱で狩猟が下手だと思われていたヒョヌは、実は兵役では海兵隊 特殊捜索隊の出身、射撃では受賞歴もある。
その事実を知った家族は驚く。
ヘインは「ヒョヌに射撃を教えようだなんて愚か」とスチョルに、「ヒョヌが少しでもためらってたら死んでいた」と母に反論。
ボムジャは「腕にときめいちゃった」とヒョヌを見初めており、家族全員から総ツッコミを食らう。

ヒョヌは友人ヤンギに電話でイノシシの件を報告。
「ヘインを守るため体が本能的に動くなんて、本能は知ってるんだ、遺言状を書き直してもらわないとって。」というヤンギ。

ヒョヌは、懐中電灯で照らしながらイノシシが出没した山道を点検し、立ち入り禁止エリアのフェンスが切られ、餌が撒かれているのを見つける。

足を怪我したヘイン以外の家族とウンソンは、みんなで庭園で夕食。
食事の前に、ヒョヌは、猟場のフェンスに人為的な穴が開いており、銃創を負ったイノシシが侵入した形跡があることを報告。
スリを中心に「あそこは元々会長が行くはずだったコース、誰の仕業かは分からないが会長の命が狙われた」という話になり、会長自ら、防犯カメラやドラレコを調べることになった。

食事が始まる。
ヘインの父がヒョヌのお皿に料理を盛ってくれて、背中をトントンした。
ヒョヌが好物である桔梗に箸を伸ばすと、父はシェフに「ヒョヌが好きなのは和え物ではなく炭火焼きだ!」とダメ出し。
どうやら、イノシシを仕留めたヒョヌを認め、好意的に思い始めたようだ。
戸惑うヒョヌ。
母やスチョルはユンソンに取り入ろうと必死におべっか。
ウンソンは13歳まで韓国で育ち、その後、アメリカの夫婦の国際養子となった。
大学卒業時に養父母を亡くし、今は天涯孤独の身だと打ち明ける。
それを受け、会長は「私も15歳で親を亡くし、1人でここまでやってきた。人は見かけによらない。最近の若者らしくない感じだ。」とウンソンに好感を持つ。
母は「うちを家族だと思って」と優しい言葉をかける。

猟場の管理人男性が豊山犬を連れてやって来た。
火事の時に子供助けたり、とても賢く忠実な犬だとか。
会長はその犬を売ってくれと言うが、スタッフは「家族だから」と断った。
不満そうな会長。

食後、ウンソンは猟場の管理人夫婦の元へ行き、「1億ウォンで犬を売ってくれ」と申し出た。
戸惑うスタッフに「今から値を下げます」と言って、腕時計を見ながら「9000万ウォン、8000万ウォン…」とカウントダウンを始める。
管理人男性は、1億ウォンで犬を売ることを決めた。
ほくそ笑むウンソン。

ダヘは夫スチョルに甲斐甲斐しくお酒を作り、つまみを“アーン”して食べさせる。
スチョルに「一杯飲む?」と言われても首を横に振り「お酒が弱く一緒に飲めなくてごめんなさい」と言う。
しかし、スチョルがトイレに行ってる隙に、ダヘは態度を一変。
グビグビとウイスキーを飲み干し、「は〜、よく喋る…」とふんぞり返る。

ヒョヌとヘインは、久々に2人きりの寝室が、とても気まずい。
ヒョヌは、手が痛くてボタンが外せないヘインのシャツを脱がすのにドキドキ。
ヘインは、イノシシを前に頼もしかったヒョヌやお姫様抱っこを思い出して火照る。
そして、上半身裸でシャワーから出てきたヒョヌに目が釘付けに。
ヘインは火照りが収まらないw
「雨に濡れたティモシー・シャラメやディカプリオ全盛期に寄せるために濡れ髪のままなの?早く髪を乾かしたら!?」と精一杯ぶっきらぼうを装う。
一つのベッドで寝るも、2人とも眠れない。
ヘインは、初めてヨンドゥリに行った時、ヒョヌの実家のヒョヌの部屋、小さなベッドで抱き合って寝たことを話す。
今は、お互い大きなベッドの両端に寄り、背中を向けている。
「抱き合おうか」とヒョヌの方に体を向けるが、「冗談よ」と言って再び背を向けあった。

翌朝、猟場の管理人夫婦は、「昨夜はどうかしてた。この子は家族なので。」と思い直して犬を売ることを止めた。
小切手を返し、ウンソンに頭を下げる。
ウンソンは「売るのが嫌なら捨てたことに。まだマシでは?」と言って銃口を犬に向けた。
「やめてください!」と怯えるスタッフ。
その時、「何をするんですか!」とヒョヌが現れる。
ヒョヌは、管理人男性に返金したことを確認し、「僕が証人です。契約終了です。」と言って犬を連れて帰した。
ウンソン「殺すのはなぜダメ?」
ヒョヌ「大切な家族の一員だと聞いたでしょう!」
ウンソン「じゃあ、捨て犬なら大丈夫ですかね?笑」
訝しむ表情で睨みつけるヒョヌ。

会長たちは、森の入り口にある防犯カメラを確認すると、1台の車から男が降りてくる。
顔は鮮明に見えないものの、会長は長男のボムソクであると断定する。

犬の飼い主である猟場の管理人夫婦は、20年ぐらい前に、近所にある施設の子供がシェパードを殺した事件について話していた。
その子供は優秀でクイーンズの奨学生だったが、警察に捕まった時、「高価な犬だから殺しちゃダメなの?安い犬なら殺していいの?」と発言し、夫婦はその衝撃を覚えていた。
管理人男性はその子供とウンソンが似ていると考える。

ウンソンは、ヘルマン会長とヘインの会談を取り持った。
喜び、張り切るヘイン。
しかし、病気についていまだ良い治療法が見つからず。
死を突きつけられ、ヘルキナの件を始め、仕事や旅行など、まだまだやりたいことがたくさんあるのにと苛立ち、集めた高価なドレスや、投資した芸術作品の数々を残して死ぬのはもったいないと惜しむ。
そして何より惜しいのはヒョヌだった。
それまでは感じなかったのに、ヒョヌの全てが愛おしく感じ始めた。
改めて、ヘインはヒョヌにゾッコンラブだったw
ヘインは「これまでは冷血な女だったのに、同情したり、共感したり、夫にときめいたりする。脳機能が正常じゃないのかも。」と医師に相談。
医師は「死を目前にした人に見られる心境の一つ。命の尊さを知り、多くを悟ったのでしょう。」と答える。
ヘインは「今まで何度も死の淵に立ったが、その度に助かる強運を持ってる。私を助ける腕がないなら、どんな奇跡が起こるのか黙って見ていて。」と言い捨てて病院を立ち去る。

ヒョヌはボムジュン(ヘインの父・会長の次男)に連れられて、ボムソク(会長の長男)に会いにホテルの一室へ。
ボムジュンはボムソクに猟場に行ったことを問い詰める。
ボムソクは会長(父)と会って和解するために猟場に行ったが、別荘でモ・スリにむげに断られてしまったのだ。
ボムジュンに会長(父)との和解の場を取り持ってほしいと頼むが断られてしまう。
ヒョヌはボムソクの悲痛な表情を見つめる。

帰り道、ボムジュンは「妙な家族だろ?身内同士の訴訟が7件も。こんな我が家で尻拭いさせられて神経をすり減らす…ご苦労だな」とヒョヌを労う。

ボムジュンはモ・スリに、狩りの日にボムソクが訪ねてきたことを聞いた。
スリは「いいえ、来なかった。彼は座を追われて逆恨みしてるでしょ。失う物のない人は一番怖い。気をつけて。」と言った。

グレイスはヘインの母の司令でウンソンの調査。
しかし、ウンソンにバレてしまい、身元調査をしてることを打ち明ける。
グレイス「一族は、人付き合いには慎重だが、扉が開いた後は簡単。ヘインとはうまくいきそう?ヘイン夫婦の離婚は見ものね。私は富裕層専用仲人の先駆け。ヘインの仲人をできなかったことだけが唯一の汚点。私の名誉にかけて2人の仲を裂いてやる。」
ウンソン「先日のような失態は繰り返さぬように。支障が出る。」
グレイス「あれはあの方の指示でした!まさかヒョヌがやって来てヘインを助けるとは予想外でした!」

ヒョヌは友人ヤンギとランチ。
ヤンギは、ヒョヌが“財閥家のシンデレラ君”から“令嬢の命の恩人”に変わったと喜ぶ。
ヒョヌ自身も、ヘインの父も親切になり、なんとなく空気も変わったと感じていた。
ヤンギは、「この上昇気流に乗り、精一杯恩を売れ。魂胆がバレることなくやり遂げろ!」とアドバイスした。

ヒョヌの兄ヒョンテは、ヨンドゥリでボクシングジムを運営している。
しかし、閑古鳥が鳴いていた。
もしヒョヌが離婚して、経済的な支援を受けられなくなると、いよいよジムを畳まなくてはならない。
そこで、離婚しないようヘインを説得するため、姉ミソンと一緒にソウルへ向かった。
しかしクイーンズ百貨店の受付で、アポがないと取り次げないと断られてしまう。
どうしたものかと頭を抱えていると、偶然ヘインと部下たちが通りかかった。
2人はヘインに駆け寄り、内緒で話したいことがあると言うと、ヘインは少しだけ時間を取ってくれた。
ところが、いざとなると、ミソンとヒョンテは離婚の話を切り出すことができずにタイムオーバー。
ヘインはヘルマン会長とのアポがあるため行ってしまった。

ヘルマン会長との会談。
レストランに到着すると、いるのはウンソンだけでヘルマン会長はいない。
なんと「末っ子の寝返りを見るため」に帰ったとw
ガッカリするヘイン。
ウンソンによると、ヘルマン会長には既に構想があり、その通りにできる所に出店するということだ。
ヘインはウンソンから、その構想を聞く。

ヒョヌは会社に戻ると、部下から「さっきご兄妹が会社に来た」と聞く。

ミソンとヒョンテはうどんを食べながら、ヘインに「弟を許して離婚をとりやめて」とメールを送信。。と同時にヒョヌから電話が。
ヒョヌから「離婚はしない」と聞いて安堵する2人だが、離婚のことをヘインは知らないと聞き、焦りまくる。。メールを送ってしまった。。

ヒョヌが慌ててヘインに電話するが、ヘインが席を外している間にウンソンが勝手に携帯をオフに。
ヒョヌに敵意を持つウンソンは、ヘインに「ヒョヌさんてどんな人?」と聞く。
ヘインは「いい人よ。危険を顧みず私を助けてくれたし。」と答える。
ウンソンは「そうかな?一瞬ためらってた。君を助けるかどうか迷ってたな。」と鼻で笑った。
ヘインは「あなたとの彼の違いよ。あの瞬間、あなたは彼を見て、彼は私を見てた。夫の愛を信じてる。私が考える愛の形はこうよ。甘い言葉を掛け合うことじゃなく死ぬほど嫌なことを一緒に耐えること。逃げずに一緒にいること。彼はそうしてる。」とキッパリ。
ウンソンは「長い説明だ。自信がない証拠だな。君は自信がなさそうに見える。」とまた鼻で笑う。
ヘインは図星をさされお酒をグビグビ飲む。

ヒョヌは何度もヘインに電話をかけるが繋がらず気が気じゃない。
門の前でヘインの帰宅を待つ。
ウンソンに連れて帰って来られたヘインは後部座席で酔って眠っていた。
ヒョヌは酔い潰れるまでお酒を飲ませたウンソンに怒りをあらわにする。
ウンソンは、いちいちヘインとの親密さをアピールし、ヒョヌを苛立たせる。
目を覚まし、車を降りて部屋に帰って行くヘインを追いかけるヒョヌ。
酔ってフラフラのヘインは「今までしなかったことをやる。健康のために色々制御してきたのに全然意味がなかった。言いたいことを言ってやりたいことを全部やる!殺したいヤツは殺し、私を裏切ったり陰口とたたくヤツは全員殺す!ビビらないで。あなたは裏切らないでしょ?」と言い放ち、ヒョヌが凍りつく。
そしてポケットから携帯を取り出し、電源を入れるヘイン。
ヒョヌは、姉ミソンの送ったメールを絶対に見られてはならぬ!と、慌ててヘインに駆け寄り、ヘインの手を掴んだ。
その拍子に携帯は地面に落ちたが、ヘインはその手を払うことなく、逆に握り返し、自らヒョヌにキスをした。
ヘイン「言ったでしょ。今から私、やらなかったことをやると」…

<エピローグ>
新婚時代
『幸福な王子』の王子が住んでいたといわれている、ドイツのサンスーシ(「心配のない」という意)宮殿を訪れたヒョヌとヘイン。
『幸福な王子』について「家を出たら苦労する。死ぬからって普段しないことをしてはダメ。」とヘインならではの感想を述べると、ヒョヌは笑って、2人は仲良く手を握って歩き出す。
現在のヘイン
社員の家族のためのがん治療基金の創設する。
「家族ががんになって、その社員が仕事ができなくなり、売上が下がったら損をするのは私。別に人助けをしたいわけじゃない。効率と経済性を追い求めた結果よ!」と。

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