Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話

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ヘインは、病気のせいで記憶が飛ぶことをヒョヌに打ち明けた。
ヒョヌはヘインを抱きしめて、2人とも涙を流した。
2人は自転車に2人乗りして家に帰るが、雨が降ってきたので、しばし雨宿り。
今日の1日のことを話して笑いあっていた。
すると、ヘインを呼ぶ声がしてきた。
ヒョヌの家族が、いなくなったヘインを必死に捜していたのだ。
雨でびしょ濡れになってまで自分を捜し、無事に見つかってよかったと泣いてくれる家族を見て、ヘインは感動して胸がいっぱいになった。

ヒョヌの実家に戻り、シャワーをして着替えたヘイン。
今夜はヒョヌの実家にお泊り。
ヒョヌは、壊れかけの古いドライヤーでヘインの髪を乾かしてあげる。
顔が近付き、なんだか恥ずかしくて気まずい。

ヘインの弟スチョルは、ヨンドゥリでのヘインの動画を見つける。
ヒョヌの父を応援しているところや、村人から振る舞われた料理をたらふく食べている様子。母は「母親の誕生日も祝わない子が!ほんと笑わせるわね!」苛立ち不機嫌になった。

ヒョヌの父は、ヒョヌとヘインの離婚話を友人ヨンソンに話してしまったため、家族から総攻撃にあう。
ヨンソンはすでに母親(認知症)に話してしまっていた。。
認知症だから覚えてない」というヨンソンだが。。

ヒョヌはヘインのケガの手当て。
かわいい絆創膏を貼ってあげた。
ヘインは「重病だから生命線が短い」とヒョヌに話す。
ヒョヌは「病人扱いするなと怒ってたくせに重病だと?天も全部君の味方なんだろ?有名な研究所だから全快するんだろ?」と大声を出して怒った。
ヘインは「ヨーロッパでの治療に一緒に行く?」と聞くと、ヒョヌは「当たり前だろ」と答えた。
2人は顔が近付き、キスしそうになるが、ダメだダメだとムチを打ち、無言で部屋を出て行くヒョヌ。
ヒョヌは戻るに戻れず、そのままスーパーの軒先で兄ヒョンテと酒を飲んだ。
ヘインはヒョヌを捜しにスーパーまで来ており、ヒョヌが「ヘインが寝入った頃に戻る」と言っているのを聞いて怒って戻ってしまった。
ヘインが嫌で避けているのではなく、一緒にいるとどんどん好きになってしまうからだ。
「ヘインがどうなろうと平気だと思っていたが、それはヘインが好きじゃなかったからだ。今まで通り、ヘインが大嫌いで、憎んで、うんざりしながら別れの日を待てばいい。好きになるな。でも、おかしなことに、それができないんだ。。」とつぶやいて涙を流した。

<2年前>
生まれてくる子供ために、ヒョヌが思いを込めて作った子供部屋。
ある日、その部屋が、ヘインによって、きれいさっぱり片付けられていた。
怒ったヒョヌはヘインを問い詰める。
ヘインは「目に入るとイラつくのよ。もう必要ないし。」と冷たく答える。
ヒョヌとヘインは、なんらかの理由で、子供を亡くしたのだ。
当然ながらヘインは憔悴しきっていたが、それを隠すため、必要以上に気丈に振る舞った。
その態度を理解できないヒョヌは、その日から、ヘインとは寝室を別にし、その子供部屋を自室にした。
愛し合って結婚した2人は、子供を亡くしたことで、どんどんすれ違うようになっていってしまったのだ。

<現在>
翌朝、ヒョヌが部屋に戻るとヘインは起きて身支度も済んでいた。
昨晩聞いてしまったヒョヌの言葉に腹を経てているヘイン、昨晩とは打って変わって険悪な雰囲気。
ヒョヌとヘインを見送る村人たち。
ヒョヌ父の友人ヨンソンも母と一緒に見送りに来ていた。
ヨンソンの母は認知症であるが、ヨンソンから聞いたヒョヌの離婚話を覚えていた。
村人たちのいる前で「離婚なんかよくあることよ。私も離婚したかったわ〜」とヒョヌの手を握るヨンソン母。
ヒョヌの離婚話は、ヘインには内緒なのに。。凍りつく一同。
姉ミソンが「あの方は認知症だから〜」と言って誤魔化し、なんとか事なきを得た。
ヒョヌの母から「仕事もいいけど健康第一でね!」と無農薬の野菜を手土産に渡され、部下ではなく、ヘインがその手で受け取った。
2人は車に乗って帰路についた。

<4年前>
ヒョヌ姉ミソンは、弟の交際相手であるヘインが貧乏だと勘違いしていた。
そして、田舎の名家である我が家にはふさわしくないと、手切れ金を渡し、ヒョヌと別れるように告げた。
ところがヘインは「彼とは絶対に別れません。」と言い切った。
ヒョヌも「愛してるのはヘインだけ。姉の言う事は無視して。」と言い切った。
2人はラブラブだった。
<現在>
それがなぜ、離婚を考えるほど険悪な雰囲気になってしまったのか。。と考え込むヒョヌ父・姉・兄。

ヒョヌとヘインが帰宅する頃、ソウルは雨が降っていた。
自宅に着き、車を降りたヒョヌは、ヘインに傘を差してあげながら玄関まで歩いた。
しかしヘインはとても不機嫌。
聞いてもいないのに「昨晩は、環境が変わって眠れなかっただけで、あなたを待ってたわけじゃない!」と言い張る。
「わかったわかった」となだめるヒョヌ。
ヘインがふと目をやると、ヒョヌの肩がびしょ濡れ。
ヘインの方に傘を傾けていたからだ。
ヒョヌの、自分を避けるような行動と、同時に見せる近頃の優しさ。
ヘインはそのギャップに困惑し、ヒョヌにほだされまいとクールに振る舞い、ヒョヌを避けるように、雨の中、1人でサッサカ歩いて行ってしまった。
そこへ、家に来ていたウンソンが傘を差してヘインを出迎え、肩を抱いて家まで連れて行ってしまった。
チラっとヒョヌを見てドヤるウンソン。
いつでも打ち合わせができるようにと、ヘインの母がウンソンを自宅に呼び寄せ、ゲストルームを使わせてるようだ。
それを知ったヒョヌは不愉快極まりない。

ヘインが着替えて手を洗っていると、手のひらに身に覚えのない汚れがついていた。
それはなかなか落ちなかった。(☆)

ウンソンは、グレイスから得たホン家の情報を元に、自分の計画を実行するためには、ホン家の“ご意見番”であるヒョヌの存在が邪魔だった。
そのため早く追い出したいと考えていた。
そこでウンソンは、ヒョヌがヘインを愛していないという印象操作を始める。
「ヒョヌさんに俺が家に泊まるのは嫌かと聞いたら「構わない」と答えたよ」と。
昨晩部屋に戻らなかったヒョヌの行動と合わせ、その話を聞いたヘインは、ヒョヌが自分を愛していないと感じてしまう。
その頃、ヒョヌは、リビングで話すヘインとウンソンを自室から覗き、ウンソンが家に泊まることへのヤキモチと苛立ちで居ても立ってもいられず、ブツブツ言いながら部屋の中をウロウロしていた。

ヘインとウンソンは、母とスチョルと一緒に地下の家族部屋(広いダイニングルーム)へ。
クイーンズタウンにある各々の邸宅は、この家族部屋で繋がっていて、会長が設計したとスチョルがウンソンに説明する。
ウンソンは興味深げにまわりを見回す。
みんなで食事をするはずだったが、ヘインは母と相変わらずの口喧嘩になり、ヘインは1人立ち去ってしまう。

スチョルはウンソンにお酌し、家族のお見苦しいものを見せてしまったと詫びる。
スチョルは「姉は俺への劣等感から偏屈に。俺は後継者として気を遣い、いつも姉に花を持たせている。プレッシャーと責任でいつも方が重い。」と大きなウソをつく。
さらに「最近、姉にみぞおちを殴られて1分息が止まった。驚いた母は、次期大統領や疫病を当て、会長に狩りに行くなと言った祈祷師にお金を詰み、呪符を手に入れた。これを身に着けたら姉の気をそぎ、俺が大躍進できるって!」と話し、ウンソンは呆れながら聞いていた。

ヘインはドイツの研究所で行う治療(※CAR-T細胞による免疫細胞療法)のための検査をしていた。
※血液から採取した免疫細胞を、がんと闘うCAR-T細胞に改変し、再び患者の体に戻す。
この治療法に希望を持っていたヘインだが、脳腫瘍の完治に成功した前例はないという医師。
ヘインの元に届いていた“成功確率50%以上”という報告は、脳腫瘍患者数人にこの治療を試みた結果、予後が良好というだけで、完治したわけではなかったのだ。
しかしヘインは、絶対に完治して見せると強い意思を見せ、医師に「私に対して後ろ向きの言葉は禁句だ」と怒って部屋を立ち去る。

ヘインは病院内である男を見かける。
クイーンズグループで飲み物などの社内販売をしている男だった。
ヘインはかつて、この社内販売を追い払おうとしていたが、男には生まれたばかりの赤ちゃんがおり、病弱なためにいまだ保育器にいて、男が精神的にも経済的にも苦しんでいると知り、ヘインは同情し社内販売を続けさせていた。
その男は病院でため息をつく。
ヘインは男に声をかけ、赤ちゃんの状態を聞いた。
赤ちゃんは今、NICU(新生児集中治療室)にいるという。
赤ちゃんはチョロンという胎名しかなく、まだ正式な名前もついていない。
ヘインはクールに装いつつも胸を痛め、全社員分250個という大量の青汁を定期注文。
男は驚き、「このご恩は忘れません!」と感謝を伝えた。

スチョルは、会長(祖父)、副会長(父ボムジュン)、ヒョヌに“複合リゾート事業”のプレゼン。
スチョルは、会社のお金は使わず、ウンソンからの投資によって事業を進めると言う。
懐疑的なヒョヌだが、スチョルは「ウンソン兄貴は俺に夢中。投資はほとんど決まったようなもの。許認可については国交省のツテがある。」と自信満々。
副会長(父ボムジュン)も、ウンソンのオイルマネーという手堅い原資を信じ、スチョルを後押しする。
しかしヒョヌは、スチョルが主張する“国交省のツテ”を不安視、「公務員は移動があるのでツテだけを頼るのは無謀だ。」と反対。
会長も副会長(父ボムジュン)もヒョヌに賛同し、リスクの再検討のためいったん保留となった。
ヒョヌに腹を立てるスチョル。

ヒョヌの元に、猟場の管理人男性から電話が。
「ヘインがイノシシに狙われた日、ガスの運搬車が来ていたため、そのドラレコのデータを配送員から預かったのだが、容量が足りず残っていない。」ということだった。
ヒョヌはバイク便を向かわせ、そのデータを受け取り、業者に依頼してデータの復元を試みた。

モ・スリ(会長の愛人)は、厨房に秘書とシェフと家庭医学の医師を集め、会長の食事の指示を出す。
話を聞いていたボムジャ(ヘインの叔母)が割り込んできて、「このおばさんにお父様の食事を作らせたくない!何か入ってたら大変。お父様の食事は私の前であなたが毒味するの!」と言った。
スリは打ち合わせを終わらせ、秘書たちが立ち去った厨房に鍵をかけ、ボムジャと2人きりの状態にし、肉たたきハンマーをぶん投げて、監視カメラをぶっ壊す!
そしてボムジャに迫り、首を抑えて調理台に押し付け、すごい力で腕を掴み、腹を殴った。
よろめくボムジャ。。

ボムジャは会長に「この女に殴られた!」と言いつけ、スリも「腹が立ったので私が殴った」と白状するが、会長はスリを信頼してるので、ボムジャを信じなかった。

ボムジャが夫の調査に利用してきた取り立て屋のチンピラは、ボムジャの度重なる離婚のおかげで“痴情専門探偵事務所”として国家公認資格を取得し、民間調査会社として事務所を拡大。
ボムジャは、そこの探偵コナン・パクに、スリ身元調査を依頼した。

クイーンズ百貨店ではヘルキナの視察団が来店。
ウンソンから連絡を受け、ヘインも現場に向かう。
ところが、その途中でヘインは、また意識が飛んでしまう。
誰もいない雪山を歩く感覚。
寒くて呼吸が荒くなる。
倒れそうになり、ハッと気づくと、迎えに来たウンソンに抱きとめられる。
顔色が悪いと心配するウンソンだが、ヘインは「大丈夫だ」と言って、ウンソンに肩を抱きかかえながら仕事に向かう。
エレベーターでヒョヌと鉢合わせ。
ヒョヌは心配するが、ヘインは「別に」と冷たく答えて行ってしまった。
エレベーターの中でウンソンは「もしかしたら病気では?」と聞くが、ヘインは「違うわ、むしろ病気になって休みたい」と笑い、いつものように気丈に振る舞った。

ウンソンとグレイスの密談。
不審に思ったウンソンは、ヘインの健康診断の状況を聞いた。
「ここ数年は家族の健康診断を受けず、個人で受けているのではないか」とグレイス。
ウンソンはその病院を特定し調査するよう指示した。

病院。
医師は、ヘインの白血球の数値が低く細胞の採取が不可能であるため、ドイツ行きを延期すべきだと言った。
ドイツの研究所に行ったところで、治療を拒否される。
「時間を置き、数値が改善したら行けばいい」と。
しかし、ヘインは「そんな時間はない!」と涙目で怒って部屋を出た。
そこで、腕の治療に来ていた叔母のボムジャと遭遇してしまった。
脳腫瘍外科の部屋から出てきたヘインに驚くボムジャ。
ヘインは仕方なく事情を話した。
動揺しつつも「お金があるから治せない病気はない!心配はいらないからね!」と励ますボムジャ。
ヘインは、「病気のことはヒョヌだけが知っている。ドイツの研究所で治せるかもしれないの。だから大したことじゃない。家族には内緒にして。」と言った。
ボムジャは「すごくショックだったよね。。」とヘインを抱きしめた。

ホン家・アート作品コレクション部屋。
会長とグレイスはウンソンを案内し、会長が一番好きだと言うナポレオンの話をする。

<ウンソンの記憶>
2007年
会長は、モ・スリとヘインやスチョルを連れて、ある児童養護施設を訪問。
児童たちの前で「いつも腹をすかせていた10代の頃、偶然ナポレオンの偉人伝に出会い、夢を見たんです。ナポレオンも苦労の末に夢を叶えました。皆さんもぜひ大きな夢を叶えてください!」とスピーチした。
それを無表情で見つめる幼きウンソンと、会長に花輪をかけるとある少女。

ウンソンは、「奇跡の英雄という点で会長と似ている。会長がお持ちになるべきです。」と言って、NYの自宅にある1813年当時のナポレオンの肖像画を会長にプレゼントすると申し出た。
会長は大喜び。

ヘインは誰にも告げず、1人でドイツに旅立った。
知っていたボムジャは、ヒョヌにその旨を伝え、付き添うべきだと涙ながらに訴えた。

ヒョヌは、友人ヤンギと夜のキャンプをしているが心ここにあらず。
「ヘインを愛する演技をしてるうちに本気になったのか?」とからかわれるも空返事。

ヘインはドイツの研究所に到着。
1人ぼっちで、恐怖と不安を抱えながらも検査を受けていた。

ヒョヌは広報から送られてきたヘインのインタビュー動画を見る。
「すべての目標が達成したら、夫と旅行がしたい。新婚旅行の時のように、散歩をしたり、お茶を飲んだり、ご飯を食べたり、積もる話もして…楽しそう。そんな毎日を過ごせたらすごく嬉しい。」と語り笑った。
それを見たヒョヌは目に涙をためた。
翌朝、ヒョヌは小さな荷物を一つ持ち、空港へと急いだ。

ドイツの研究所の医師は、ヘインから研究所への資金協力を感謝しつつも、治療を拒否した。
「検査の結果、今の状態では免疫細胞の採取が困難なため時間が必要だ」と、韓国の医師と同じ診断結果を下したのだ。
「なんてのんきなことを…時間なんてないのに…」ヘインは脱力してしまう。
ヘインは帰りの飛行機には乗らず、新婚旅行で行った、「心配がない」という意味を持つサンスーシ宮殿へ。
ピンヒールで庭園を歩き、足が痛くなってしまい、大きな階段に座り込むヘイン。
ため息をついて少し休んでいると、「ホン・ヘイン!!」と呼ぶ声がした。
階下を見ると、そこにヒョヌが現れた!
驚くヘイン。
ヒョヌはヘインに歩み寄り、「だから楽な靴を履けと言っただろ」と言って、バックからスニーカーを出しヘインに履かせてあげる。
ヒョヌは、研究所で治療を断られたと聞き、しかし飛行機に乗っていないとなれば、行き先はここしかないと考えやって来た。
ヒョヌ「新婚旅行の時、ここの名前がいいって言ってたから。」
ヘイン「いいえ、“心配がない”とかいう名前は客寄せのための詐欺だと言ったの。」
ヒョヌ「詐欺は君だ。求婚した時、僕を泣かせないと言ったのに、僕は結婚してからよく泣いた。寝室が別でよかったよ、ベッドで泣けたから。」
ヘイン「結婚したくてそういっただけ。」
ヒョヌ「そこまでしたなら、こんな時は君のそばにいさせてくれ!」
ヘイン「…私はいつも、あなたにそばにいてほしいと思っていた。1人は嫌だったの。いつもそうだった。」
ヒョヌ「ごめん…本当にごめん…」
ヘイン「帰ろう。遠くに行ったら奇跡が起こると思ったし、悲しみも感じないかと。でも違った。ずっと、あなたと家に帰りたかった…」
ヒョヌはヘインを抱きしめた。
2人は涙を流して強く抱き合い、キスをした。

<エピローグ>
ヨンドゥリからソウルに帰る車の中。
ぐっすりと眠るヘイン。
(☆)生命線が短いと気にしていたヘインを思い出し、隣に座るヒョヌは、眠るヘインの手を取り、ペンで生命線を書き足した。

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