Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話

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<4年前>
ヒョヌとヘインは水族館デート。
人気スポットなのに、お客さんが誰もいなくて2人きり。
不思議なことにBGMも好みの曲に切り替わる。
ヒョヌは「2人きりになれるように宇宙全体が助けてくれてるみたい。レストランも遊園地も僕たちだけだった。宇宙全体が僕たち2人を応援してる。だから結婚しよう。」と言って、ひざまずき、ヘインの指に指輪をはめ、プロポーズした。
実は、2人のデートは、ヘインによって、すべて“貸し切り”にされていた。

<現在>
ドイツに行った記憶をなくしてしまったヘイン。
ショックで涙が止まらないヒョヌ、胸を痛めながらも、ドイツに行ってから今日までのことを話して聞かせた。
ドイツで治療ができなかったこと、離婚届を書いたこと、それ以来、険悪な仲になっていること。
「僕が君に何をしたか、どれほど君が僕を憎んだか思い出せ!」とヒョヌ。
思いを巡らし、すべて思い出したヘイン、後ずさりし、ヒョヌから距離を置く。
ヘインは「あなただけじゃなく、私も不幸だった。あなたのそばで人生を終えたくない。離婚しよう。」と告げた。

ヒョヌはヘインと離婚の話し合いをすることに。
ヒョヌ側の弁護士はヤンギ、ヘイン側の弁護士は、なんとヴィンツェンツォ!www
ヴィンツェンツォの放つただならぬオーラにビビるヒョヌとヤンギ。
ヴィンツェンツォは、ヒョヌの出した離婚理由「性格の不一致」では、ヘインの性格に難ありととらえられてしまうため、「多忙により疎遠となり、今後は友人として互いの幸せを祈る」に変更を提案。
ヒョヌは「好きにしてください。どんな文言でも真の理由とは違うので。」と答えた。

帰宅時、ヘインは車の中から、線路を走る電車を見つめて思い出す。

まだヒョヌと結婚する前。
ヒョヌはヘインを地下鉄に誘った。
ヒョヌは「憂さ晴らしがしたい時は地下鉄に乗り、市内を何周もしながら乗客を眺めてると時間を忘れ、車窓から漢江に沈む最高の夕焼けを見るんだ。」と言って、実際にヘインに夕焼けを見せた。
ヒョヌとヘインは手をつなぎ体を寄せ合って夕焼けを見た。

ヘインは運転手に家じゃない場所へ行くように言った。

ヘインは、身辺調査で分かったヒョヌの行動を実際になぞってみる。
校庭でブランコに乗り、バッティングセンターでは意外な才能を見せ、定食屋に入り席につく。
すると、壁の向こうにヒョヌとヤンギがやって来た。
ヘインは見つからないように声を変え、身を潜めた。
2人の会話を盗み聞きし、ヒョヌの「僕はヘインのそばにいたかっただけ」という言葉が胸に残る。

誰もいない暗いオフィス。
ヒョヌの秘書は「調べるよう頼まれた薬ですが、悪性腫瘍の治療薬でした。抗がん剤と同様だと。」とウンソンに電話で報告していた。
驚くウンソン、首元のネックレスを触る。

<過去>
児童養護施設を訪問中のヘインは、犬に追いかけられて逃げていた。
ヘインは転んでしまい、犬に襲われそうになったところを、ウンソンが助けた。
その勢いでウンソンは転んでしまい、膝をケガしてしまった。
すぐに飼い主が走ってきて、「うちの犬にケガしたらどうするんだ!高価な犬なんだぞ!」と怒ってウンソンを叩いた。
もう一発叩かれそうになった時、ヘインは間に入り、「やめて!犬が噛もうとしたのを彼が助けてくれた!」とウンソンを庇った。
すると、騒ぎを聞きつけてやってきたヘインの家族。
中にはウンソンの母、モ・スリもいた。
スリはウンソンには目もくれず、ヘインだけを心配して部屋に連れていった。
ヘインはウンソンの元に駆け寄り、膝のケガにハンカチを巻き、「ありがとう」と言った。
1人取り残されたウンソン、足元に落ちていたヘインのネックレスを拾った。

ウンソンは、そのネックレスを今も付けているのだ。

ヒョヌの行動をなぞっていて帰りが遅くなったヘインはタクシーで帰宅。
ヘインの帰宅を待ち構えていたウンソンは、離婚したのにヒョヌを会社に残すことに反対した。
ヘイン「彼は会社に必要だから、本人が平気なら構わない。」
ウンソン「会社に必要なのも、君に必要なのも俺だ。」
ヘイン「ヘルキナの出店を諦める。あなたの尽力には感謝してる。あなたを利用するつもりだったけど…」
ウンソン「利用しろよ!そのために来た!俺の思いが分かるか?」
ヘイン「私が知るべき?」
ウンソン「他の人には無理でも俺なら叶えられると君に見せたかった。」
ヘイン「私が離婚したからそんな話をするのね。あなたのために離婚したわけじゃない。一緒にいることで彼を不幸にするから離婚したの。」
ウンソン「すべて失ってもそんなことが言えるのか?その時も俺は必要ない?」
そこへモ・スリが現れ、ヘインはペコッと挨拶して立ち去った。

グレイスもまた、ヒョヌを会社から追放させるべく、ヘインの母を焚き付ける。

ヒョヌ母は、ヘイン母を呼び出す。
ヒョヌ母はヒョヌが離婚届を用意していたことを謝罪した。
ヘイン母「ヒョヌが盗聴した。お金のためか離婚のためか知らないけど、今更どうでもいい。離婚したから。」
すでに離婚が済んでいるとは知らなかったヒョヌ母は驚いた。
ヘイン母「釣り合わぬは不縁の元と言うでしょ?結局うまくいかない。だから反対したんです!」
ヒョヌ母「反対を押し切ってまで結婚するほど愛し合った時間もあったはず。残念な結末ですが、2人の幸せだった時間まで傷として残らないいことを私は願ってます。」
ヘイン母「当人同士は合意したので、家族がでしゃばってお金を要求しないでください。会社も辞めるように説得を。未練がましいったらない!会うのもこれっきりに!」
ヘイン母はそう言って立ち去った。
涙が溢れるヒョヌ母。

ヨンドゥリでは、ヒョヌの家族が母の帰りを待っていた。
元気のない母を察して、今夜は出前をとることにした。

横領したソンチーム長と、それを決済をしたチョ理事のツーショット写真に写り込んでいた、もう一人の第三者がつけていた腕時計。
購入者リストを調べてもらった結果、そこにモ・スリの名前があった。
ヒョヌは、男性用の腕時計をいったい誰に。。?と考えを巡らす。

ウンソンは車でヘインを尾行していた。
すると、突然割り込んできた車が。
ヒョヌだった。
ヒョヌは、秘書がウンソンに薬のことを電話で報告した時、実は背後でそれを聞いており、秘書を問い詰め、ウンソンがヘインの病気を調べていると分かった。
ヒョヌは「今後もヘインを尾行したり何かしたら黙ってない。」と警告。
ウンソンは「最終的に俺が彼女のそばにいる。じきに分かる。」と言い返す。
そう話すウンソンの腕に、例の腕時計を見たヒョヌ。
モ・スリとウンソンの関係に気づく。

ウンソンはスチョルを訪ね、複合リゾート施設予定地の近くにある軍用施設が、移転予定を取り消したと報告。
軍用施設が移転してこそ完成する、スチョルの考える複合リゾート施設。
国交省にツテがあると余裕をかましていたのに、結局役に立たなかった。。
「おじいちゃん(会長)にまた怒られる」とビビり倒すスチョルは、ヒョヌに助けを求める。
「だから立地調査をしろとあれほど言ったのに」と呆れるヒョヌ。
ヒョヌは国防省に出向き、ある提案をする。
おかげで、問題は見事すっきり解決。
会長も「ヒョヌは頭がいい!」と笑顔で安堵した。
ところが、問題は解決したはずなのに、複合リゾート施設の投資家たちはこぞって資金を引き上げると告げた。
あわてるスチョル。
「会長の金庫番が検察調査を受けていると顧問弁護士から聞いた。これは重要な問題だ!」と投資家。
もうダメだと落ち込むスチョル。
ウンソンは自身の投資会社パイワン社が単独で投資すると申し出る。
大喜びの会長、副会長、スチョル。
会長がウハウハで契約書に押印しようとしたその時、ヒョヌが部屋に入ってきた。
ヒョヌ「会長、転換権条項をご再考ください。問題があれば会長の持ち株6.7%がパイワン社に渡るので慎重にご判断を。」
一理あると揺れる会長と副会長。
ウンソンはすかさず「今日、契約できないなら手を引きます。」と言う。
会長は少し前にモ・スリから言われた言葉を思い出す。
「決断の時が来るそうです。“大金を出すと言われたら迷わず受け取れ。それで会長と会社が助かる。反対する者がいたら、それは裏切り者なので排除するように。”と、狩りの時も命を助けてくれた祈祷師が言っていた。」と。
会長は「私は人に3回の機会をやる。だが、君はヘインを裏切り、盗聴器を仕掛け、今日は契約を妨害した。スリーアウトだ。出ていけ!」と、スリの言葉通りにヒョヌを裏切り者と考え、排除した。
出て行くしかないヒョヌ。
ほくそ笑むウンソン。

ヒョヌは、会社内で、カードキーもIDも抹消されて使えなくなり、保安部に、社員証と電子機器を置いて、直ちに退室するように言われてしまった。
そこにヘインが来て助けてくれた。
ヘインは「屈辱に耐えてまでなぜ居座るの?もう我慢しなくていい。」と言うが、ヒョヌは「僕は好きでここにいるんだ。」と答え、自分のことよりもヘインの体調を心配した。

ヒョヌが会社を出ると、目の前にボムジャの車が止まった。
「轢き殺される前に早く乗って!」とボムジャ。
ひと気のない屋上駐車場までやって来て、2人は話す。
離婚の理由は女かと問い詰めるボムジャだが、ヒョヌは否定。
何としてもヘインのそばにい続け、自分を陥れようとした人物を見つけると宣言した。
その人物に心当たりがあるというボムジャ。
モ・スリではないかと言うヒョヌに驚くボムジャ。
そこで、ボムジャは名探偵コナン・パクによって分かったモ・スリの正体をヒョヌに教えた。「数十年も他人に成り済ましてた。本名はオ・スニョン。息子が1人いて現在34歳。オ・スニョンは死亡届が出てる。」と。
そして、一緒にスリを探ろうと誘った。

翌日、ボムジャはヒョヌにコナン・パクを紹介。
一緒にコナンの調査報告を聞く。
調査報告によると。。
オ・スニョンが服役中に出産した男児は、ホン家別荘の猟場近くにある児童養護施設に預けられたことが分かった。
そこは10年前まで会長とモ・スリが支援していた施設だった。
そこで3人は、猟場の管理人夫婦に会いに行き話を聞く。
夫婦の話によると。。
10年前の火事で施設は閉鎖、園長も亡くなった。
当時施設にいたクイーンズ奨学生の少年が、犬の餌に毒を混ぜて警察に補導された。
その少年がウンソンに似ていた。
その少年はその後渡米、奇しくもウンソンは国際養子でアメリカで育っている。
ヒョヌは点と点が繋がり、モ・スリとウンソンが親子であると確信した。

すっかりモ・スリを信じ切っている会長は、「議決権の行使、生命維持治療の決定」に関して、いっさいの決定権をスリに委任する書類にサインした。

会長80歳の誕生会の準備。
ウンソンを家族席にするか否かで、スリとヘイン母が揉めていた。
そこへボムジャがやって来て、「ここの女主人はお義姉様(ヘイン母)よ!誰に指図してるの!」と睨みつける。
すると、スリの指に光る指を見つけるボムジャ。
それは母の形見の指輪だった。
ボムジャは激怒し、会長に猛抗議。
「仕事人間でも昔はこんなじゃなかった!分別がないの!?長男を追放し、次男はバカ扱い。今は誰が残ってる?お父様をしゃぶり尽くすこの女だけよ!この女は刑務所帰りだし、子供もいるのに他人に成り済まして生きてきた!」と。
スリはその言葉に傷ついた芝居をして「私は貧しい育ちだけど悪事には手を染めなかった…あんまりだわ…会長、もう無理です。私が家を出ます…」と泣いて指輪を外し、会長の肩にもたれる。
会長は怒って「いいかげんにしないと、精神科にぶち込むぞ!」とボムジャに怒鳴る。
ボムジャはキレて、スリの髪を掴んで振り回す。
会長はボムジャを叩き、「出ていけ!」と怒鳴った。
ボムジャは泣きながら、「お父様、どうか長生きしてね…」と言って部屋から出て行った。

ボムジャの手にはモ・スリの髪の毛が握られていた。
それをそままコナンの事務所へ持っていき、ビニール袋に入れる。
バックからウンソンのクシを取り出し、それもビニール袋へ。
DNA鑑定をするのだ。
ボムジャのお手柄だ。
父に殴られ心身ともにボロボロで号泣するボムジャをヒョヌが背中をトントンして慰める。

会長80歳の誕生会で、スチョルはあるサプライズを用意しているようだ。
会長に喜んでもらえると自信満々のスチョルは「今日が人生最高の日になる。」と笑顔でダヘに伝えた。
そして「先に行ってるね」とダヘの髪を撫で、タキシードを着て会場へ。
その後、ダヘは息子ゴヌを連れて空港へ行き、携帯をゴミ箱に捨てて飛行機に乗った。

スチョルの仕切りで会長の誕生会が始まった。
ホン一家やウンソン他、たくさんの人が集まり、会長の誕生日をお祝いする。
スチョルは、「我がクイーンズアミューズメントパークにも、ミッキーやトトロに匹敵するキャラクターをいる!私がデザインしました!」と自信満々に発表。
満を持して用意していたサプライズ企画だ。
会長がモデルだという“マンスンイ”の登場!
そのヘボさに凍りつく会場。。
下を向いて失笑する人々。。
会長も不機嫌に。。
会場の空気には気づかないスチョルだが、ダヘが来ていないことに気づく。

ヒョヌとボムジャはコナンの事務所でDNA鑑定の結果を待っていた。

スチョルはダヘに電話するが繋がらず。
家を捜すがどこにもいない。
テーブルの置き手紙を見つけ、慌てて家を出た。
そして、まだ上手に乗れない自転車で、何度も転びながら必死にダヘを捜す。
涙を流してダヘとゴヌの名前を呼ぶスチョル。
「ゴヌはパパがいないと眠れないのに…」と。
その頃、機内で眠れずに泣き叫ぶゴヌ。。

誕生会が終わり、会長はモ・スリと将棋を指していた。
そこへヒョヌから電話が。
スリが近くにいると察したヒョヌは「聞くだけで結構です。」と言って、DNA鑑定の結果、モ・スリとウンソンが親子関係だったこと、ウンソンが株を集めていて9.6%が渡ってしまったこと、すぐに転換権条項を外すべきだと告げた。
会長は「ひとまず分かった。あとでかけ直す。」と言って電話を切った。
「王手!私の勝ち!」と笑うスリ。
会長はみるみるうちに体調が悪くなり、呼吸が苦しそうで言葉が出てこない。
スリは、将棋の時、会長の鼻を触りながら考える癖を利用し、駒に毒をつけていた。
「呼吸器に達すると10分で麻痺症状が出る薬。ご心配なく、死にませんから。死んだら委任状が無意味になる。昏睡状態なら、私が会長の法定後見人と議決権代理人になれます。だから2〜3ヶ月ほど寝たきりで死を迎えて。私のために。」と告げた。
椅子から落ち、床に倒れる会長。
スリは「ヒョヌとボムジャは正しかったのに、どうして私を信じたの?」と、倒れる会長を見下ろした。

会長は救急搬送され、家族もみんな駆けつけるが、法定後見人(モ・スリ)の許可が下りないため会わせてもらえない。
「お父様に何をしたのよ!!!」とスリに食って掛かるボムジャ。
弁護士から「会長は心臓発作で意識不明の状態。その間は、法定後見人のモ・スリさんが全権を代行します。」と告げられる。
唖然とするヘインと家族たちとヒョヌ。
勝ち誇ったように振る舞うスリに、「息子のウンソンと会社を乗っ取る気ね!!」とブチキレるボムジャ。
それを聞いて驚くヘインと家族たち。
開き直るスリ。
手も足も出せず途方に暮れるホン一家。

ウンソンのパイワン社は、最終的に持ち株31%でクイーンズの第2株主となる。
臨時株主総会を招集し、ヘインたち一家はみんな解任されてしまう。
会長の全権を代行するモ・スリと、第2株主のウンソンによって、完全に乗っ取られてしまったクイーンズ。
創業一家が経営権を奪われた初のケースとして財界に衝撃を与えたと、テレビのニュースでも大々的に報じられた。
ホン一家は、家からも会社からも姿を消した。

ヨンドゥリでもニュースは広まり、村人達はヒョヌ一家を心配していた。
嵐の中に1人で立つヒョヌを思うと胸が張り裂けそうだと言うヒョヌ父。
すると、1台の車がヨンドゥリに到着する。
ヒョヌが降りてきた。
そして、なんと、ヘインとヘインの家族も降りてきた…
姿を消したホン一家は、ヒョヌの故郷ヨンドゥリに降り立った。

<エピローグ>
ヒョヌの行動をなぞっていたヘイン。
定食屋で焼酎を飲み、壁の向こうに座るヒョヌの話を盗み聞き。
ヒョヌは「僕はヘインのそばにいたかっただけ。」と言った。
ヘインは「それを聞いたら私もそばにいたくて…私だっていつまでも彼のそばにいたい…もっと生きていた…」とポロポロと涙を流す。

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