Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話

実家は代々地元の名士の家、広大な土地、たくさんの牛。
地方出身者のペク・ヒョヌは、ソウル大学法学部を卒業し、現在クイーンズ百貨店法務部に勤めている。

留学から戻り、父親が代表を勤めるクイーンズ百貨店のインターンとなった財閥令嬢ホン・ヘインは、自身の立場を隠し、ある意味スパイとして社員達の中に潜り込む。

ヘインは書類のコピーすらまともにできず、コピー機を蹴る始末。
呆れたヒョヌが手助けに入る。
ヒョヌは、勤務態度が悪く、このままではクビになりそうなヘインを心配した。
そして、ヒョヌは次第にヘインのことが気になるようになっていく。

ある雨の日。
退勤するヘインは電話をして迎えを待つ。
そこへ同じく退勤するヒョヌが現れて、ヘインに傘を渡す。
ヘインが財閥令嬢だと知らないヒョヌは、自身の出自を語り、お金を持っていることをアピールし、「もし、あなたがクビになっても僕が責任を持つ。好きだ。僕はどう?」と告白した。
呆気にとられるヘインだったが、ヒョヌの素朴な優しさにひかれ、2人は交際を始めた。

ところが、ヒョヌは、ヘインの正体を知った途端、退職届を出し、姿をくらました。
実家でぼんやりしていたヒョヌの携帯にヘインから“ヒョヌ、外へ”とメールが来る。
外に出ると、田舎の広大な畑の真ん中に、1機のヘリコプターが降り立つ。
降りてきたヘインは「私を放っておく気!?」と叫ぶ。
ヒョヌは駆け寄り、ヘインを抱きしめた。
そして2人は愛し合い結婚した。
韓国一の財閥令嬢と、ただの新入社員の結婚ということで、“世紀の結婚”と注目を集めた。

ヘインはクイーンズ百貨店社長となり、ヒョヌは法務部理事。
誰もが羨む逆玉の輿でリッチで幸せな結婚生活をおくるはずだったのだが。。
3年後、2人の結婚生活は既に冷え切っていた。
表向きは幸せな夫婦で通していたが、高慢で横暴なヘインとは、会社でも家庭でも争いが絶えず、ヒョヌは離婚を考える。
身勝手なヘインの家族にもうんざりして息が詰まる思いだ。

同期の誰かに離婚弁護を頼みたいヒョヌだったが、みんな、クイーンズグループに目をつけられたくないがために担当を拒否。
入学も卒業も首席の優等生のヒョヌが自分で弁護すればいいと、同期たちは言う。

ヒョヌに対して高慢で横暴なヘインだが、弟スチョルが、ヒョヌに生意気な態度を取るとブチギレる。

ヒョヌはバッティングセンターでストレス発散。
友人で弁護士のヤンギとビールを飲み、酔っ払って号泣して愚痴る。
「帰りたくない〜〜〜!」とダダをこね、呆れるヤンギ。
こんな他愛ない友人と時間を過ごすにも、ヒョヌには男が2人、監視が付いていた。
驚くヤンギ。
苦しくて限界のヒョヌだが、家に帰るしかない。
しかし、夫婦の寝室には入らなかった。

弁護士界で、ヒョヌは
“ホン一族の尻拭い”
“カネ目当て”
“魂を売った”
“弁護士の恥”
などと、陰口を叩かれていた。

ヘインの叔母のボムジャは刑務所に収監されていた。
会長(ヘインの祖父)の愛人モ・スリの髪を掴んで飛び蹴りし、全治4週間のケガを負わせたからだ。
かつては3度離婚し、元夫達を全員国外追放&夫の親族全員をとっちめ、特技は復讐だと言う破天荒なボムジャ。
ヒョヌはそんなボムジャの弁護をしなくてはいけない。
たかが離婚でそこまでする必要があるのかと聞くヒョヌに「離婚て最悪なの。どちらかが死ぬしかない。」と答える。

会長(ヘインの祖父)の亡くなった妻ヤン・ミスク(ヘインの祖母)の祭祀が行われる。
ホン一族は、王族階級や上流階級は男たちが祭祀の準備をするとかで、ヒョヌを始め、婿たちが厨房で料理をする。
しかし、スチョル(ヘインの弟)は何だかんだと言い訳して参加ぜず。
婿達はみな、ヒョヌ同様、ホン一族に身を置く事に苦しみを感じていた。

会長の愛人モ・スリは、会長と他の家族では態度や言動を変えるやり手。
そうやって気に入られ、20年間愛人として君臨し、ちゃっかり祭祀にも出席。

祭祀の真っ最中、ヒョウ柄の服を着て嵐のごとく現れたボムジャ。
会長の指示でヒョヌが釈放させたのだ。
ボムジャは土足で祭壇に上がり、会長に恨み節。
「母を死においやったのは愛人のスリの存在のせい」
「父は、母を苦しめたスリを庇うために、娘である自分を檻に入れた」
と騒ぎ立てる。
ボムジュン(ヘインの父・副会長)やスチョル(ヘインの弟)に八つ当たりし、祭祀はめちゃくちゃに。

会長と不仲の長男ボムソク(クイーンズ流通の元代表)もハワイから駆けつけるが、取材陣やカメラが集まる邸宅の前で雨に打ちひしがれて見せる。
その姿を見て「ドラ息子め」と腹を立てる会長。

婿達は狭い喫煙所に集まって駄弁っていた。
「里帰りもできず、祭壇の前にも行けず、ただただこき使われる。ホン家の人々はマジで怖い。。」と。
ヒョヌの父は今日還暦を迎えるのに、行くことは許されない。

祭祀の後、ヒョヌはボムジュン(ヘインの父・副会長)に呼ばれる。
長年働いてきたある男性がクイーンズグループから離れることになり、その男性を調査するように命令される。
「何か裏があるはずだ。司法とマスコミを巻き込み、恥をかかせろ」と。
ずっと仲間だった人を痛めつけることが正しいのか。。とヒョヌは疑問に思うが、反論できず。
「背を向けた仲間をそのまま帰すな。目的は処罰ではない、司法とマスコミを巻き込み、恥をかかせろ。裏切りを企てる連中にも釘を刺せ。君も肝に銘じろ。背を向けたやつに手を振るな、刃物で刺せ。」というボムジュンに、たじろぐヒョヌ。

ヒョヌは精神科を受診。
義理の家族との生活や仕事におけるストレスを打ち明け、そして、妻ヘインへの不満をぶち撒ける。
ヒョヌ「僕の悩みなんてまるでお構いなしだし、自分勝手です。3年間この仕打ちに耐え抜いたのに知らんぷり。結婚前は「私を信じて、あなたを絶対に泣かせない」と言ってたのに。信じた僕がバカでした。もう、うんざりするほど妻が嫌いです。」と。
医師「では、なぜ離婚しないのか。」
ヒョヌ「命を失う恐れがあるから。義父は仲間に裏切られることを一番嫌がります。背を向けたら刃物で刺される。」と。
医師は強めの薬を処方し、ヒョヌに同情した。

クイーンズグループ執事のグレイスは、財閥家など良家を結びつけるため、数多くの縁談を取り持ってきたという自負があった。
しかし、ヘインはグレースを無視してヒョヌと結婚。
立場をないがしろにされ、おもしろく思っていない。
さらに、ヘインは、グレースの身内のような親しげな態度を非難し、「タメ口を利くなんて距離感がなさすぎる。ご注意を。」と忠告されてしまう。
恥をかいたグレースは、その足でヒョヌの元へ行き、ヘインが結婚前に作成した遺言状について暴露する。
それは「万一の場合は、自分名義の現金や株式不動産は会社に譲りる。夫には一銭も渡さない。」というものだった。
グレースは「すべてを超越した世紀の愛なわけないでしょう。ヘインは夫じゃなくて召使いを探していたんです。ハンサムで高学歴のヒョヌが広告塔として適任。従順だからコキ使えるし。」と告げた。
ショックを隠しきれないヒョヌ。

ヒョヌは1人で車を走らせ、実家のあるヨンドゥリに向かった。
実家には里町の父、父よりもたくましい母、兄と美容室クイーンズヘアサロンを営む姉がいる。
ヒョヌは母の作ってくれた家庭料理を笑顔で頬張る。
牛の声が聞こえ、風の通る田舎の実家でしばし休息をとる。
姉は、盆暮れ正月にも、父の還暦祝いにも帰省しないヒョヌを叱った。
ヒョヌは家族のみんなに離婚を考えていると打ち明けた。
都会とは違い、小さな里であるため、離婚などしようものなら大騒ぎになり家族全員大恥をかくと、みんなは大反対。
特に兄と姉は、当てにしていた経済的支援を受けられなくなるため猛反対した。
ヒョヌはうんざりして、邸宅に帰宅した。
離婚届をもってヘインの部屋に行き、「話がある」と持ちかけると、ヘインも「話がある」と言う。
ヘイン「私、あと3ヶ月で死ぬって」
あまりにショッキングな告白に、ヒョヌは離婚を切り出せなくなってしまった。
ヒョヌは態度を一変し、今までの態度を謝罪。
「今後は君に尽くす。君なしでできるかな?」と涙目になりヘインを抱きしめた。
「愛してるよヘイン」と…

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