Netflix韓国ドラマ「涙の女王」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「涙の女王」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話

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ヘインは時々、頭痛や物忘れや記憶が途切れることがあった。
それは仕事に支障をきたすほどに。
病名はクラウド細胞腫。
韓国では初めてかも知れない、珍しい病気だった。
腫瘍は、脳内の広範囲に霧のように散らばり、手術は不可能、薬物療法もあまり効果はない。
ひどくなると、幻覚や人格障害も現れるという。
今は症状を緩和させる薬を使うしか治療法はないということだ。
余命は3ヶ月。
愕然とするヘイン。

人一倍、食事や健康に気をつけてきたと自負があるヘインは、「なぜ私が病気に!?しかもこんな時代に治療方法もないなんて!」と苛立った。
ヒョヌは、明日もう一度一緒に医者に行くことを約束してヘインを落ち着かせ、とりあえず自室に戻って眠りについた。

翌朝。
久々の熟睡、爽快な目覚め。
昨日とは別世界だと、気分良く鼻歌が出るヒョヌ。
「いかんいかん、悲しい表情をしなくては」と自分に言い聞かせるも、「離婚しなくても、3ヶ月待てば死別になる…」とニヤけてしまい、喜びが隠しきれない。

クイーンズグループは、もう少しで“1兆クラブ”に入れるところにいて、さらに会長(ヘインの祖父)は、総売上が1兆を超えたらヘインに相続させるつもりでいる。
今、病気がバレたら全てが水の泡。
家族がヘインの地位や財産を狙って大騒ぎになる。
病気のことは2人だけの秘密にし、ヒョヌとヘインは病院へ。

クイーンズマート代表のスチョル(ヘインの弟)は法人税80億ウォンを過誤納税してしまったことで、会長(祖父)から大目玉を食らっていた。
なんとかヒョヌが見つけて修正できたが、会長は怒りが収まらず、財務理事を担当しているスチョルの妻ダヘのいとこをクビにしろと怒鳴る。
姉ヘインに比べて、全てにおいて出来の悪いスチョルは、とにかく会長からの怒号が耐えない。
いよいよ限界に来たスチョルは、パニック発作を起こして倒れてしまった。
パニック障害と診断され、それを聞きつけた母は大騒ぎ。
スチョルも母も、「仕事を丁寧にやりすぎるから!80億ごときで言いつけるなんて!」とヒョヌのせいにした。

再検査するも結果は変わらずのヘイン。
ヒョヌは居残り、「余命3ヶ月とはどのくらいの確率なのか。僕の人生に関わる。」と医師に詳細を尋ねた。

先に会社に戻ったヘイン。
スチョルが過誤納税で会長に叱られた件で、ヒョヌを問い詰めるため母が乗り込んできた。
ヒョヌが不在のため、母はヘインにその怒りをぶつける。
母は、スチョルを貶めるためにヘインが仕組んだと言いがかりを付けてくる。
「そんな暇はない。最近…大問題が起きたから。」と呆れるヘイン。
しかし、母はヘインの“大問題”について関心もなく、心配もしない。
そして、ヒョヌに会って問い詰めると言って聞かない母に、「関わらないで。でないと、自分がどうであれ、スチョルをいじめてやるわ。死ぬまでね…」と言い放つヘイン。
「そんなことをして私が黙ってない!受けて立つわ!」と捨て台詞を残し立ち去る母。

ヒョヌは友人のヤンギと昼食。
ヒョヌは離婚を止めたことと、その理由として、ヘインの病気のことを打ち明けた。
クイーンズが手に入ると興奮するヤンギに、ヒョヌへの財産分与はないことが記された遺言書が、すでに用意されていると伝える。
「3か月後に報復の心配なく安全に脱出できるのなら何も要らない。」とヒョヌ。
ところがヤンギは「遺言書は何度でも直せる。3ヶ月で奥さんの気持ちを変えろ!“こんなに私を愛してくれるならクイーンズ百貨店を譲りたい”と思わせるんだ!」とアドバイスした。
「俺はそんな俗物じゃない!」と反抗するヒョヌだったが。。
さっそく、結婚記念日の花束を贈る。
ヒョヌの急なキャラ変に戸惑うヘインだったが、もらった花束を捨てることなく、秘書に花瓶を用意させた。
いつも離れて座っていた食卓でも、ヒョヌはヘインの隣に座り、エビの殻を剥いてあげる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインだけでなく、家政婦達も戸惑いを見せる。
仕事の会議中、水を飲んでむせたヘインにすぐに駆け寄り救急車を呼ばせる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインだけでなく、役員や社員達も戸惑いを見せる。
外で迎えの車を待つヘインに、ヒョヌは後ろからそっと自分のジャケットを掛け、冷えたヘインの手を自分のポケットに入れる。
ヒョヌの急なキャラ変に、ヘインの秘書は薄気味悪く感じ顔をしかめる。

ヒョヌに遺言書の事をほのめかし、ヒョヌとヘインを離婚させ、自分の仲介でヘインを再婚させ、自分の影響力を拡大させようと企んでいたグレイスは、2人がむしろ仲良くなっていることに驚いた。

ヒョヌの故郷ヨンドゥリは、田舎の小さな村なので、誰かが離婚するとなると、人々は大騒ぎ。
さらに、ヒョヌの父の還暦祝いに来なかったことで、ヒョヌとヘインの不仲説まで出回る。
ヒョヌの家族は、なんとか離婚回避させようと頭を悩ます。
しかし母だけは、「離婚したければすればいい。死ぬほど苦しいんでしょ。死ぬよりマシ。」とヒョヌへ理解を示す。

ヒョヌとヘインは一族と食事。
ヘインの母は「クァンギョ店が私の土地に食い込んでるから明渡訴訟を起こす」とヘインに突っかかる。
すでに解決済みの案件を、完工後の今になって難癖を付け出す母。
弟スチョルの件を根に持っており、仕返しをしてるのだ。
ヘインは「私に引き下がれと!?訴訟で報復するなんて!」と激怒。
するとヒョヌが立ち上がり、ヘインと母の話を遮って法律的な提案をした。
そしてヘインの手を取りその場を去った。
母の話を遮ってまで自分の味方をしたヒョヌに、「今までと態度を変えないで。優しくしないで。」とヒョヌの手を振り解くヘイン。

ヒョヌは、友人ヤンギに「やっぱりダメだ〜」愚痴り飲んだくれる。
相変わらず監視役の男性2人がついている。
(1人は酔ってウトウト、1人はスマホを見てニヤニヤw)
ヤンギは、「3年前にはあったヘインへの愛を思い出せ!」とアドバイス

ヘインの叔母ボムジャは、教会に押しかけ、元夫の再婚を邪魔する。
「命が惜しければ韓国を離れて死んだように生きろと忠告したはずなのに、親族を集めて結婚式とは!」
ボムジャは大暴れして結婚式をめちゃくちゃに。
すぐに法務担当のヒョヌが駆けつけ、巨額の示談金を払って丸く収める。
帰宅後、ボムジャは不貞腐れ、何も食べずに不貞寝。
そんな破天荒なボムジャには、父である会長でさえ、手を焼いている。
会長と顔を合わせる度に、ヒステリックに愛人モ・スリへの悪口が止まらないボムジャ。
会長は「お前は誤解してる。彼女は何も望んでいない。入籍も財産も拒んてでる。」と言って宥めるが、「だからこそ怖い!お金以外に何もない老いぼれと一緒にいるなんて、野望があるに違いない!」とボムジャ。
散々な言い草に怒る会長。

会長とスリは将棋を楽しむ。
会長は将棋が弱いスリに講釈を垂れるが、油断してる隙に、王手を取られる。
スリは「逃げられませんよ。詰みました。」と笑う。
会長は「勝利は織り込み済みか?偶然か?」と尋ねる。
スリは「さあ…では、願い事を聞いてください。いつか必要な時に言いますね。」と意味深に微笑む。

ヘインの父は夫婦で庭を散歩中に「ヘインに辛く当たるな。昔のことは水に流して仲良くしろ。」と母を窘める。
母は「お義父様に言われて私も目をつぶったけど、スワンの死がまだ納得できない!事故で誰も悪くないけど、スワンはいないのよ!今でも毎日苦しくてたまらない!まともな精神状態ではいられないわ!」と言い放った。
その会話を、ヘインが木陰から聞いていた。

ヒョヌは、医師の「生存率は低いが奇跡を信じましょう」という言葉を思い出し、ネットで色々と検索。
すると、余命宣告からの回復、奇跡の体験談の事例がたくさん見つかった。
もしかしたらヘインにも奇跡が起きるかもしれない。
ヘインの死を望むヒョヌは、ガックリしながら、疲れて眠ってしまった。

帰宅したヘインは、ヒョヌの部屋を覗き、パソコンの前で眠るヒョヌに近づく。
パソコン画面には、数々の奇跡の体験談の記事が。
目覚めたヒョヌ。
ヘイン「私、あなたを疑ってた。『私が死ぬのを実は喜んでるかも。嬉しいから優しくしてるのかも』と。何か魂胆があるのかと怪しんでたわ。」
動悸が高まるヒョヌ。
ヘイン
「心配しないで!私は絶対に死なない!強がってたけど内心ショックだった。治療など無意味。私が死んでも家族すら泣かない。自暴自棄になってあれこれ考えた。でも、この世でただ1人、あなただけは奇跡を願ってる。」
「おかげで元気が出た。調べたら海外には同じ症例があって多くの研究所で新薬を開発してるの。サポートすれば研究開発も加速する。きちんと調べて積極的に進めるわ。」
「あなたのためにも簡単には死なないわ!」
ヘインは前向きになり、笑顔で自室に戻った。
崩れ落ち、茫然自失のヒョヌw

スチョルは妻ダヘと幼き息子ゴヌを寝かしつけていた。
過誤納税をやらかした財務理事であるダヘのいとこが、人を紹介して挽回したがっていると言うダヘ。
「私募ファンドの投資家、在米韓国人のデイビッド・ユンを紹介したい」と。

ヘインは、世界的人気ブランドであるヘルキナを、クイーンズ百貨店に出店させたいため、アジア初・ヘルキナ旗艦店のパーティーへ出向き、ヘルマン会長への接触を試みる。
そこへ、大学の同期であるイェナの邪魔が入る。
2人はライバル関係でバチバチの仲、嫌味連発である。
イェナも百貨店のオーナーで、間もなくヘルキナが入る予定だと自慢してくる。
苛立つヘイン。
ヘルマン会長は、企業価値や精神を重視する人で、“近くにいる人とうまくやれる人はビジネスでもいい関係を築ける”という信念を持つ。
だから、このパーティーには夫婦や家族で来てる人がほとんどなのに、ヘインだけが1人だった。
それに対して「大したものね。」と嘲笑するイェナ。
ヘインは慌ててヒョヌに電話して、パーティーに来てもらおうとするが、裁判中だと切られてしまった。
そんなヘインに、イェナは追い打ちをかける。
数々の不仲説が浮上しているヘインとヒョヌに対して「夫婦のレベルさえ合ってれば陰口を言われずに済んだのに。結婚とは同じ方向を見て歩む人生のパートナー出会うことだと思うの。私達夫婦はケンカしないから不仲説のある夫婦には興味があるの〜。ヒョヌではなく、大学同期のユン・ウンソンを夫に選べばよかったのに〜。」と嫌味炸裂。

ヘインとイェナと大学で同期だったユン・ウンソン。
彼は、今や超大物人物。
ヘルマン会長の右腕で最も近い存在であり、ヘルキナをソウルに持ってきた立役者。
ウォール街の人々もウンソンを通じて資金を集め、中東のお金も動かせる大投資家なのだ。
大学時代、ヘインのことが好きなウンソンを邪険に扱い、「連絡しないで」と冷たく接してきたヘインだが、現在はウンソンの協力が必要な状況。。
パーティーに来ているウンソンに「イェナの百貨店とヘルキナを取り合ってる。ヘルマン会長と仲いいんでしょ?私を助けてくれない?昔のことはあまり覚えてないの。だから私達が仲良かった頃に戻らない?」と持ちかける。
ウンソンは軽笑した。

いよいよヘインにヘルマン会長と話ができる順番が回ってきた。
いまだヒョヌとは連絡つかず。
順番に横入りされ、1人ぼっちで焦るヘイン。
その時、隣にヒョヌが現れた。
勝って裁判を終え、急いで駆けつけてくれたのだ。
ヘルマン会長は俳優やモデルのようにハンサムだとヒョヌを褒め、和やかな会話ができた。
ヘインの失態を望むイェナは苦々しくその様子を見る。
ヘルマン会長の隣に立つウンソンがヒョヌを見つめる。

その後、ヘインはイェナに「“結婚とは同じ方向を見て歩むもの”と言ったわね?あなたの夫を見たら理解できたわ。私は夫と見つめ合いたい。顔を見るだけで幸せ。」と嫌味返しw
(イェナの夫は食いしん坊ぽっちゃりで非ハンサム)

ウンソンは、1人で立っているヒョヌにシャンパンを渡し、昔ヘインのことが好きだったと話す。
それを聞いて意にも介さないヒョヌ。
ウンソンは「信じてるのか、どうでもいいのか。。後者か?冗談です。」と笑う。
ウンソンが立ち去った後、「あいつ…よく分かったな…ムカつく」とつぶやくヒョヌ。
パーティーでウンソンと親しげに話すヘインを見て、なんだか複雑な気持ちなる。

ヘインの母、ダヘ、グレイスは庭でお茶をしながらウンソンのことを話す。
グレイスは、ああいう大物をヘインの夫に結びつけるべきだったと嘆く。
ダヘは、夫スチョルはウンソンとアポを取るために苦労していると言う。
母はヘインに“狩り”にウンソンを招待するように言った。
拒否するヘインだったが、交換条件として例の明渡訴訟は取り下げると言われ、渋々従うことに。

毎年恒例、一族全員が参加する“狩猟”。
今年はウンソンも参加。
自分よりもヘインと親しく、自分よりも一族と溶け合うウンソンに、なんだか嫌な気分になるヒョヌ。
猟場の管理人男性により捕獲制限やコースや諸々注意事項を確認され、「イノシシ狩りは危険なので1人の時は銃を向けず背中も見せないように」と警告をうける。
そして全員に銃が渡される。
もちろん破天荒の叔母ボムジャにも。。
父の愛人スリに銃口を向ける。。

狩猟スタート。
会長が銃を撃ち、大きな鳥を撃ち落としたと、みな、おべっか&ゴマすり。
実際は何も撃ち落としておらず、「何も落ちてませんけど?」と空気を読めないヒョヌw
ヒョヌは毎年何も捕獲できておらず、スチョルにバカにされ、みんなにも笑われる。
会長が毎年みなに狩猟をさせるのは、体力・判断力・決断力など、狩猟と同時に経営者にも必要な能力を証明するのが目的だという。
「今年も私がトップよ!」と意気込むヘイン。
やる気のないヒョヌ。

グレイスは地図を見ながら何者かに電話。
「はい、仕掛けてあります。そのコースの中間ぐらいです。」
立ち入り禁止エリアのフェンスが切られている。。

ヘインは張り切って、グングン森深くまで進む。
ヒョヌはヘインとはぐれてしまった。
ヘインを捜すうちに物音がしたので銃を構える。
そこにいたのはウンソンだった。
ヒョヌが「そこはコースが違う。エリア侵入は死につながる行為です!」と注意するも「初めてだから知らなくて。今後、いろいろ教えてください。」と飄々と言い訳。
その時、鹿の親子が水を飲んでいるのを見つけ、銃を構えるウンソン。
ヒョヌは空に向かって銃を撃ち、鹿を逃した。
「エリア外での狩猟は禁止です。教えてと頼まれたので。」とヒョヌ。
ヒョヌを睨みつけるウンソン。

ヘインは1人山奥へ進み、キジを見つけて銃を構えていた。
しかし、なかなか撃てずに逃がしてしまう。
呼吸が荒くなってしゃがみ込み、髪を結ってふと気づくと、あたり一面が霧がかって見える。
意識が飛んでいるのだ。
不安を感じ、焦り、汗が吹き出し、足元がふらつく。
そこへ大きなイノシシが現れ、ヘインに向かって突進してくる。
ヘインの脳裏に人生の走馬灯のようなイメージが浮かぶ。

海に落ちる少女
その手を掴む誰か
校庭でしゃがみ込む少女
ヒョヌから告白された日
ヒョヌとの結婚式
余命宣告を打ち明けヒョヌに抱きしめられた時
ヒョヌの「愛してるよ」という声

イノシシが襲いかかる寸前、ヘインの前にヒョヌが現れ、イノシシを撃った!
ヒョヌの顔を見た瞬間、ヘインの視界から霧が晴れていった…

<エピローグ>
ヘインとの結婚を家族に報告するヒョヌ。
反対する家族に、ヒョヌは、「初めての感情だ。彼女が気になる。心配になる。うまい物を食うと彼女が思い浮かぶ。僕は彼女に心を奪われた。死にそう…」と。
母は「結婚しなさい。死にそうなんでしょ?死ぬよりはマシよ!」
ヒョヌ「生涯をかけて彼女を守る」と笑顔を見せる。

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