Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

京城クリーチャー」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話:名分と弁明の境界 自覚

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明子は、石川警務官との寝床を抜け、町を彷徨い、驚異的な力で人を襲っていた。

化け物は覚醒状態であるにもかかわらず、動きがなかった。
「何を考えているのか惺沁…」とつぶやく加藤中佐。
前田由紀子が化け物に会いに来た。
前田は化け物に近づき「惺沁先生、まだ生きてはったんやな」とつぶやいた。
すると、おとなしかった化け物が突然暴れ出し、前田に向かって触手を伸ばした。
化け物は怒りをあらわにした。

ジュンテクは帰宅したが、拷問のトラウマに苦しんでいた。

お祭り騒ぎをしていた人々は皆捕まり、牢屋に入れられており、ガッピョン所長もヨンチュンもその中にいた。
人々は皆、テサンの助けを待っていた。
ナウォル夫人もチェオクも、テサンの帰りを祈るように待ち望んでいた。

テサンは来院していた前田由紀子を利用し、病院から脱出。
満身創痍のテサンは、前田によって介抱されることになった。

テサンが戻らず4日が経った。
チェオクは来る日も来る日も金鈺堂に通い、テサンの帰りを待ちわびていた。
チェオクは「自分たちの役目は果たしたし、もう諦めて帰ろう」と言う父ジュンウォンに、母のことを打ち明けた。
「母はまだ甕城病院にいる」と。
ジュンウォンは、あの対峙した化け物が、最愛の妻だったのかと、涙を流した。
そしてそれに気づかずに銃を撃ち込んだことに、自分を責めた。

化け物は、前田を見てからずっと檻に体をぶつけ、興奮状態だった。
加藤中佐は「子供を捜して焦っているのだ」とつぶやいた。

ガッピョン所長は酷い拷問を受けていた。
「逃した朝鮮人たちはどこだ!チャン・テサンはどこにいる!!」と。
それは以前、ナウォル夫人が語った通りのむごいものだった。

テサンは前田の家で目を覚ました。
4日間眠り、傷も具合も良くなった。

この4日間、清渓川一帯で11件の連続殺人事件が起きていた。
そのすべての死体が、脳がなくなっているという。

すっかり回復したテサンが金鈺堂に帰ってきた!
泣いて喜ぶナウォル夫人。
そして、テサンは警察に行き、石川警務官に会い、金を払うから皆を釈放しろと言う。
さもなければ、本町の通りの店はすべて今日から休業にし、2日後に開かれる戦争支援金のパーティーでは、酒も食材も一切納品しないと脅迫。
パーティーに不手際があったとなると、責任を負わされるのは石川なので、受け入れざるを得ない。
少し前、石川は、加藤中佐から、最近の連続殺人事件の有力な容疑者が、テサン、チェオク、明子だと報告を受けていた。
皆、甕城病院に侵入し脱出した者であるということ以外は、軍の機密事項だと教えてもらえなかった石川だが、明らかに明子の様子がおかしいことに気づいていた。
石川はテサンに甕城病院で何が起こっているのかと尋ねた。
教えてほしければ皆を釈放しろと言うテサン。
石川は仕方なく皆を釈放。
ぼろぼろになったガッピョン所長や、捕らえられた町のすべての人々を救い出したテサン。
テサンの見張りと、テサンの便利使いをさせられていた石川の部下の森は、すでにテサンの人の良さに魅せられており、「よかった」という感じで笑顔だった。
そして、石川に呼ばれ、慌てて真顔に戻り、再びテサンの監視を任された。
石川は“地下実験室 生体実験 前田さん”というメモを受け取っていた。

来る日も来る日もテサンの帰りを待ち焦がれていたチェオク。
とうとう目の前にテサンが現れた。
チェオクは涙を流し再会を喜び、2人は抱き合った。

石川は、妻である前田由紀子に甕城病院で起きていることを聞いてみる。
しかし、石川と前田は、それぞれの利益のために結婚しただけの関係で、お互いの私生活には口を出さない約束をしていたため、「あなたにそんなこと聞く権利も、答える義務もない」と一蹴されてしまった。
石川が、明子に手を出したことを詰めると、「趣味はお好きにどうぞ。しかし、子供を作るのは別問題だ。」と反論され、悔しくて、テサンとチェオクがいい仲であることを伝えた。
前田はテサンに好意を抱いていたのだ。
チェオクが若くて美しいと聞き、反論の言葉が出ない前田だった。

テサンとチェオクは再会を喜び、ほのぼのと、一緒に屋台で餃子を買っていた。
すると、突然発砲音が聞こえた。
テサンの見張りをしていた石川の部下の森が、明子に襲われ、銃を撃っていたのだ。
明子は口の周りを血だらけにし、脅威の運動能力で森に襲いかかり、森の眼球に指を突っ込む。
そこへテサンとチェオクが駆けつけ、物を投げて明子の気を逸らし、森を助け出した。
明子は、今度はテサンとチェオクに襲いかかる。
テサンはその時、明子だと気がつく。

前田由紀子は加藤中佐の部屋を訪ね、ナジンの説明を受ける。
ナジン:ナ族が住む霧龍雪山の氷河の中から初めて発見された微生物。ナジンが体内や脳内に入るだけでは惺沁のようにはならず、人の姿を維持しながら、生存と狩りにのみ特化した状態で、主に人間の脳を餌とする捕食者となる。 攻撃性が強く獰猛で素早く、傷を負ってもすぐに回復する。捕食者の状態からさらに炭疽菌が注入された血清を打つと、惺沁のような化け物になる。日光と火を嫌い、窒素に弱い。

明子の脅威の運動能力によって劣勢になるテサンだったが、チェオクの協力で免れた。
そしてテサンは、火を使って明子を遠のけ、「しっかりしなさい!明子!!」と叫んだ。
すると明子は自我を取り戻し、今の状況に急に戸惑い始め、その場から走り去った。
テサンとチェオクは明子を追いかけ、森は信号弾を打ち上げた。
石川は部下たちを現場に向かわせ、逃げる明子を捕らえるように命じる。

加藤中佐は、化け物は、元々、人間の時の記憶はなかったが、娘に会ったことで記憶を取り戻したと言う。
説明を受けている前田は、惺沁には娘がいて、それがサテンの恋人チェオクであると知る。

人間の意識を取り戻した明子は、大きなお腹を抱えて逃げ続けた。
チェオクは「捕まったら明子も母のように恐ろしい目に遭うかも知れない」と考え、テサンと一緒に追いかけ続けた。
明子は「死にたくない!殺さないで!助けて!」と叫びながら森まで逃げてきた…

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