Netflix韓国ドラマ「京城クリーチャー」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

京城クリーチャー」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話:利己と利他の境界 鬼

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脱出作戦開始は6時ちょうど。
かけられる時間は10分。
皆で病室のシーツを結びつなぎ合わせ、長いロープ状にする。
2階の病室の窓からシーツを垂らし、それをつたって脱出する。
下りた場所にはガッピョン所長のトラックが。
皆、次々に下りて行き、お腹の大きい明子も慎重に下りていく。
病室に見回りの兵士が入ってきて、ピンチになりかけるが、ヨングァンがその兵士を撃ち抜いた。
鳴り響いた銃声を聞き、羽田上士と兵士たちが病室に向かってくる。
テサンとチェオクとヨングァンは病室の外にバリケードを作り兵士たちを迎え撃ち、時間をかせぐ。

石川警務官は院長室で一路院長と二人で話していた。
鳴り響く銃声。
石川「今、この病院内で何が起こっているのですか?女性失踪事件と関係ないのは確かですか?」
一路「本当にこの病院について知りたいのなら、総督の許可を貰って来てください。もしくは、ご自宅に戻り、前田さんに直接お伺いになるか。この中で起きることは関係者以外誰一人知ってはならないということです。そして朝鮮人は誰一人として絶対に生きてここを出ることはできないのです。お答えできるのはここまでです。例外はありません。」

兵士たちを迎え撃つテサンたちは、激しい銃撃戦となり、ヨングァンが腹を撃たれてしまった。
ヨングァンは最後の力を振り絞り、自分の名札をチェオクに渡し、「僕を忘れないで…僕の名前はチェ・ヨングァンです…会いたいと…母に…どうか…」と言い残して息絶えてしまった。
チェオク「ここから出られれば希望はあるんですか…?」
テサン「どうかな。でも素直に死んでやるのは嫌でしょう?私は長く行き続けたいんです。生きてヤツらにずっと思い出させてやり困らせてやりたい。私たちへの悪行を記憶に刻ませます。絶対におとなしく死にはしない。」
涙を流すチェオク。

テサンたちを追う羽田上士の前に他の兵士がやって来て、「朝鮮人らを生け捕りにしろとの一路院長の命令だ!!」と伝えるが、羽田は「一人残らず射殺しろ!!」と言うことを聞かず独断で行ってしまう。

チェオクも無事に脱出。
残るはテサンだけとなったが、テサンは下りてこなかった。
テサンは、皆を乗せたトラックが無事に出るまで、敵の注意を引き、時間を稼ぐため、病院に残ったのだ。
「たとえ全員乗れなくても、時間通りにトラックは出発する」
事前に約束していたことだった。
ガッピョン所長は苦渋の判断に涙しながらもトラックを出発させた。
石川警務官を乗せた車の行列と一緒に、ガッピョン所長の運転するトラックも病院を出た。

テサンは自身を犠牲にし、満身創痍で兵士たちを迎え撃ち、時間を稼いでいた。
銃弾もなくなり万策尽き果て、テサンは換気口に入り、病院内を逃げ回った。
しかし、四方八方から兵士たちに追われ、テサンは蓋のない換気口に落ち、どんどん下に転げ落ちていく。
落ちた場所は、人骨が山のように廃棄された場所。
人骨の山の上で、テサンは意識を失った。

ナウォル夫人は、高価な白磁器と引き換えにジュンテクの解放を依頼。
ジュンテクは、父の待つ車の前に捨てられた。
拷問によるショック状態でパニックのジュンテクを、父は連れて帰った。

石川警務官の乗せた車とトラック2台は山奥に行き、止まる。
荷台から明子が下りてきて、石川の元に駆け寄り、明子の救出成功。
ガッピョン所長の運転するトラックは、明子だけを下ろしたことを確認すると、さらに移動を始め、次いでもう1台のトラックも後を追った。

一路院長は、地下牢に閉じ込めていた朝鮮人のすべてと、前田由紀子から頼まれていた明子までがいなくなり、いらだちを隠せない。
加藤中佐の部屋にあったナジン入りの水が、何者かによって飲み干されていた。
加藤中佐は、その部屋に入った、本間、明子、テサン、チェオクのいずれかがナジンを飲んだと確信する。

人骨の山の上で目を覚ましたテサンは、羽田上士に銃を向けられる。
そして銃声が鳴り響いた。

ガッピョン所長は、追いかけてくるトラックをまきながらも移動を続ける。
追うトラックは、石川の指示で、皆を捕まえるつもりだったのだ。
ガッピョン所長は、そのままトラックを町に走らせ、商店街に突入。
商店街は、ナウォル夫人の作戦指示により、お祭りが行われており、道には露店が出たり、たくさんの人々が踊っていて大騒ぎ。
月光バーのヨンチュンは「さあ!皆さん!テサン社長がご馳走してくれました!」と言って、人々にお酒を振る舞い、祭りを盛り上げる。
ヨンチュンと洋服店の店主は目配せをする。

追いかけてきた石川の部下のトラックは、人が多くてなかなか進めずに苛立ち、脇道に行こうとするが、今度はたくさんの人力車に邪魔をされる。

ガッピョン所長のトラックは商店街を逃げ回るが、いよいよ捕まってしまった。
そして荷台を見られるが、そこには誰もいなかった。
石川の部下「病院から連れ出した朝鮮人はどこだ!!」
ガッピョン所長「乗せたのは明子だけです。石川さんの望みは明子だけでした。私たちは約束を守りました。それだけです。」

実は、石川の部下が立ち往生している間に、ヨンチャンや洋服店の店主や人力車の車夫たちの協力により、救出された人々は皆、着替え、トラックを下り、ナウォル夫人によって人力車に乗せられ逃げ切っていた。
全てはテサンがナウォル夫人に託した計画であり、テサンのことを「朝鮮人が苦しんでいても見て見ぬふりをするロクデナシ」と言い放ったイニョクは自分を恥ずかしく思った。
ナウォル夫人は「本町では何でもチャン・テサン社長を介すんです。お金も物も人命も。それが社長の本当の仕事です。」と答えた。

石川の部下たちは、ガッピョン所長を逮捕し、「少しでも怪しいやつは全て捕らえろ!」と、お祭り騒ぎの人々を片っ端から警棒で殴りつけ捕らえていった。
ヨンチュンも髪を引っ張られ捕まってしまった。

その間も救出された人々を乗せた人力車は走り続け、散り散りに逃げていった。
チェオクはジュンウォンと一緒に人力車に乗り逃げていたが、病院に残ったテサンに思いを馳せていた。
上を見ると桜の花は舞い散っていた。

別宅に明子を連れ帰った石川警務官は、風呂に入って綺麗になった明子としっぽりやっていた。
前田由紀子は一路院長に会いに行き、明子を逃してしまったことに頭を下げる一路院長に向かって、「手を引け」と言い放った。
しかし一路院長は食い下がり、「最近、非常に重要な実験に成功しまして、人類の歴史を大きく変えるほどの、全く次元の違う生命の誕生です。私にもう一度だけ機会を!」と説得。
前田は資料を見て、化け物の正体がソンシムであると知り、驚き、涙目になった。

テサンは羽田上士を倒し、満身創痍で逃げ出していた。

翌朝、ヨングァンはの母は外に荷物があることに気づく。
それは「息子を捜してほしい」と金鈺堂に持ってきたミシンと、ヨングァンはの名札だった。
息子の死を悟り、帰ることが叶わなかったヨングァンを思い、泣き崩れる母。

石川警務官の横で眠る明子。
顔の皮膚の中をうごめく物体が、そのまま頭に入っていく…

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