Netflix韓国ドラマ「殺人者のパラドックス」第8話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「殺人者のパラドックス
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話(最終回)

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mokumokuw.hatenablog.com

タンは、密航船を待つ間、リュックの中にビンからの手紙があるのを見つける。
読むと、「俺は一緒に行けない」旨が書かれていた。
タンは船に乗るのを止め、ビンの元へ急いで向かった。

ナンガムが病院に駆けつけると、父ガプスはソン・チョンによって殺されていた。
同僚はナンガムを心配し、家に帰って休むように言った。
しかし、ナンガムは銃を持っており、復讐心からソン・チョンを殺す懸念があると他の同僚が言った。
懸念は的中、ナンガムはビンを乗せ、ソン・チョンの元へ車を走らせた。
道中、怒りで満ち満ちているナンガムは、ビンの話を聞こうともしない。
しかし、ビンはいくつも立ててある計画を聞いてほしいと頼み込んだ。

ソン・チョンに呼び出された廃墟となっているオサン工場にやってきたビンとナンガム。
ソン・チョンが待ち構えていおり、ナンガムは「お前を殺しに来たんだ」と告げ銃を向ける。
そこへタンも到着。
面白いことになりそうだと喜ぶソン・チョン、「華やかな最期にしよう」と言って、タンに向けて銃を撃ったのを皮切りに銃撃戦が始まる。
タンは避けて無事だった。
廃墟の電気状況が悪くチカチカして視界が悪い中、タンとビンは隙を見てソン・チョンを取り押さえる。
もみ合っている中、ナンガムがソン・チョンの腹を撃ち抜く。
同時にソン・チョンの銃が暴発し、ビンを撃ち抜いてしまう。
ビンは胸から血を流し倒れ、「じゃあな、達者で」とタンに言い残し死んでしまった。
必死にビンの名前を呼び、涙を流すタン。
腹を押さえて座り込むソン・チョン。
ソン・チョンは苦しみながらも語りだす。
・ナンガムの母が不倫していたのはソン・チョンではなく、ずっとナンガムを気にかけていた課長。
・父ガプスは汚職警官で、親しくしていた食堂の女性(朝鮮族)を運び屋として利用し、5年以上もの間、押収した麻薬を横流ししたいた。
・ソン・チョンは何かの間違いかと先輩ガプスを問いただすが、ガプスは逆ギレして暴行し、殺人犯の息子であったソン・チョンを侮辱し警棒で殴る。
・ソン・チョンはガプスを止めようとしていたが、悪質なガプスの侮辱の言葉に我慢ならず、警棒を取り上げ、ガプスを殴りまくった。

その話を聞いていたタンは悪人センサーが発動、首に鳥肌が立つ。
ソン・チョンは「父親は汚職警官、母親は浮気女。ハハハハ!」とナンガムを挑発。
タンは、怒りに震えるナンガムの前に立ち、「俺に任せて。殺人は経験ないでしょ。」と言う。
しかし、隙を見て、タンの背後からナイフで襲いかかるソン・チョン。
ナンガムはソン・チョンに銃を打ち込んで殺し、ため息をついた。
タン「殺人てつらいでしょ、慣れるまでは。」
ナンガム「すべて終わった…」
タン「もう逃げません」

盲導犬レックスは人に飛びついてしまったため安楽死させることに。
しかし、注射が打たれる直前、ナンガムは止め、レックスを引き取ることにした。

ガプスの葬儀。
「あなたは立派な警察官でした。」と褒め称えるメッセージが読まれる。
ガプスはシラっとした顔で参列し、母と不倫をしていた課長の顔を見る。

ヨンジェは意識を取り戻し、見舞いに来たナンガムに、美人の看護師に告白するんだと話し笑いあった。

警察は、「逃走していた凶悪犯ソン・チョンを長い追跡の果てに射殺し、共犯のノ・ビンも検挙した。何もかもビンの計画殺人だった。」と発表し、事件は終結
なぜ、捜査でタンの存在が出てこないのか…
実は、ビンは事前にタンの痕跡をすべて消しており、捜査の目がすべて自分に向くように準備していたのだ。
ビンのその計画を事前に知っていたナンガムは、「逃げてもいいし、出頭してもいいし、好きにしろ。だけどお前は必ず捕まる。」と言って、タンを捕まえなかった。
オサン工場は、偶然にも電気がショートして火事になり、2人の遺体もろとも、すべてを焼き尽くした。
タンは泣きながらその場を去った。

<しばらく後>
家族でフィリピンに移住した先輩刑事のチュンジンは、道でタンの姿を見かけるが、見なかったことにした。
タンは中国人として漁港で働きながら、影を潜めて暮らしていたが、ある日、不法滞在でフィリピン警察に捕まってしまう。
いよいよ殺人犯であることがバレるとビクビしていたが、罪は不法滞在とパスポート偽造のみ、“犯罪とも無関係で前科なし”となっていた。
驚くタン。
タンは韓国へ帰国した。

その後の聞き取りで、ナンガムはタンの事件への関与を話さず刑事を辞めた。
そしてレックスと穏やかに暮らす。
散歩中に寄った売店のテレビで、「先月、遺体で見つかった被害者が、3年前に発生した誘拐殺人事件の犯人だった」と報じているのを見て驚くナンガム。
ダークヒーロー・タンが戻ってきたのかもしれない…

<終>