Netflix韓国ドラマ 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
各話のあらすじ ネタバレあり

第3話:ペンスでいきます

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製薬会社サンジョン会長の次男ジョンフンが、長男サンフンを殴って死なせたという傷害致死事件。
死因は胸部損傷、肋骨が22箇所も折れており、首にも軽く何かの痕がある。
死亡時、長男は泥酔状態だった。
被告人である次男ジョンフンは重度の自閉症であり、精神年齢は6〜10歳。
ミョンシクに手伝ってほしいと頼まれるヨンウ。

さっそく兄弟の両親である会長夫妻に話を聞く。
・兄弟仲は良く、弟が兄を慕っていた。
・兄のサンフンはソウル大医学部、謙虚で温かく弟思い、完璧な息子だった。
・弟ジョンフンは何があったのか聞いても「死ぬ やめろ」としか言わない。
・体が大きく誤解されやすいが優しい子。
・殴った理由に心当たりはない。

お昼休み
お弁当を食べながらジュノにクジラの話をするヨンウ。
「ウンウン」と笑顔で優しく聞いてくれるジュノ。
それを見たスヨンは複雑な気持ち。

ミョンシクとウヨンは被告人ジョンフンと会う。
体が大きく、サングラスとヘッドホンをつけ、ペンギンの「ペンス」の服とグッズを見につける。
ヨンウが犯行時のことを聞くと、興奮して意思疎通ができなかった。

ヨンウは、帰宅後父グァンホに、21歳自閉症の男性と話すにはどうすればいいか尋ねる。
グァンホは「ヨンウはお父さんに無関心だから自閉症の人と暮らすのは寂しかった。でも法という共通の話題ができてよかった。その人にも好きなことがあるはずだからそれを掘り下げろ。」とアドバイス
そして「会話をするには努力が必要。努力はすぐには実らない。根気がいる。」とつぶやく。

再びジョンフンと会う、ヨンウ、ミョンシク、スヨン
「ペンス」の挨拶「ペンパ!」で出迎え、「ペンス」の歌を歌い盛り上げる。
するとジョンフンも歌い出し、心を開いたかに見えたが、いざ、犯行時の話になると「死ぬ やめろ」と繰り返し再び興奮状態に。
その時、ヨンウの世界にクジラが現れヒントが生まれる。
兄サンフンは自殺しようとしていたのではないかと。
しかし、母は「自殺するような子じゃない」と気分を害し、「尽力には感謝するが、会うのは今日で最後に。」と帰ってしまう。

ヨンウはジュノと一緒に証拠を探しに長男サンフンの部屋へ。
途中、道で偶然ジュノの大学の後輩と会う。
後輩はヨンウを見て「先輩、ナヌリ(障害者のためのボランティア団体)の活動でしょ!」と言い、ヨンウに「ファイティン!」と声をかける。
ジュノが後輩の失礼を詫びると「平気です、私は自閉症なので」と言うヨンウ。

ヨンウとジュノは、サンフンの部屋から、引きちぎられた紐と日記を見つけた。
日記によると、得意だったはずの勉強に苦悩し、何度か自殺を試みており、そのたびにジョンフンが止める。もはや習慣化していたことが綴られていた。
これが世に知れたらサンフンは恥を晒すだけだと言う両親に、
「死んだ兄の名誉より、生きてる弟の減刑が大事では?」と言うヨンウ。
「お前も自閉症だろ!息子を侮辱するな!」と怒った両親は出て行ってしまう。

ジュノとミノはルームシェアしていた。
ジュノは後輩のヨンウに対する失礼な態度を詫びようと、ヨンウにメールしようか悩んでいた。

ヨンウは、この事件のネットのリアクションを見てショックを受ける。
「障害者じゃなく医大生が死んだ、国家的損失」
「心身耗弱で無罪だな、自閉症は殺人免許」
自閉症でも刑務所に入れろ」
「怖い、隔離すべき」
あまりにも酷く辛辣な言葉が並ぶ。

ジョンフンが「もう1回歌う!」と言って1人でタクシーに乗ってハンバダにやって来た。
母に連絡し迎えに来るまで、ヨンウとお菓子を食べて過ごす。
母が来て、ヨンウに「心から息子と向き合おうとしてくれたので、サンフンの自殺を伏せてくれるならジョンフンの弁護を担当してほしい。」と言う。
そして「ヨンウを見てると、同じ自閉症なのにあまりにも違うから、ジョンフンと比べてしまって夫婦で複雑な気持ちになった。」と正直な気持ちと以前の夫の無礼を詫びた。

ヨンウ「自閉症を研究した医師ハンス・アスペルガー自閉症の肯定的な面を見ました。彼は言いました。正常でないからといって劣っているわけではない。独創的な思考と経験で驚くべき成果を上げうると。でも彼はナチスの協力者でした。生きる価値のない子を選別していました。ナチスの言う生きる価値ない人とは障害者、不治の病の患者、精神疾患患者などでした。」
ヨンウ「わずか80年前、自閉症は生きる価値のない病気でした。わずか80年前、私とジョンフンさんは生きる価値のない人間でした。今も数百人の人々が「障害者じゃなく医大生が死んだのは国家的損失」、このコメントに“いいね”を押します。それが私たちが背負うこの障害の重さです。」

ジョンフンはヨンウと別れる時「ペンパ!」と挨拶をする。

<法廷>
精神科医が「被告人が兄を殴ったのは、ストレスが蓄積し限界に達した時爆発するメルトダウンを起こしたのでしょう」と診断。
つまりは本人が統制できない障害の症状であると証言する。
しかし、検察側は、「弁護人は被告人が自閉症だから減刑すべきと主張するが、被告人が心神耗弱者なら弁護人も同じでなはいのか。自閉症の被告人は他の犯罪者と違うが、自閉症の弁護人は他の法曹と同等であるという言い分は矛盾している。」と主張しヨンウを攻撃する。
あまりにも酷い差別発言の列挙である。

ヨンウは事務所の部屋で首を吊る真似をして、驚いたジュノに抱えられそのまま倒れる。
その時、ヨンウの世界にクジラが現れヒントが生まれる。
サンフンの背中の骨折は、ジョンフンが助けようとしてお尻を掴んだため背中から落ちたのが原因であり、そうなると暴行罪はあるものの、傷害致死罪は無罪になる。しかしこの内容で無罪を主張すると自殺を隠せなくなる。
悩んだ父は、「ジョンフンのためならなんだってできます。ご提案通りに。」と全てを受け入れたが、ヨンウは外してほしいと申し出る。
ヨンウ自身も「私は被告人の力になれる弁護士ではありません」と、この案件から辞退した。
ミョンソクも上司としてこの案件から外れ、代わりに、チャン・スンジュン弁護士に担当してもらうことに。
ミョンソクとスンジュンは仲が悪い。

<法廷>
スンジュンが弁護人となり監察医に診断を聞く。
「背中の骨折が暴行によるものだとすると不自然だ」と言う。
判事が自らジョンフンに話しかけ、質問を理解し答える能力があるのか確認する。
何を聞いても「はい」と答える反応から心神耗弱であると断定した。

傷害致死は無罪の可能性が高く、暴行罪も執行猶予だろうと、いい結果が出そうだ」と言うミョンソク。
ジョンフンの母はヨンウに感謝を述べる。

ジュノはヨンウにプレゼントを買って来るが、ヨンウは事務所にはいなかった。
ヨンウは退職願をプリントアウトしていた。
荷物をまとめ名残惜しそうにネームプレートを外す。

 

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