Netflix韓国ドラマ 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第15話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第15話:聞いてないこと、頼んでないこと

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ヨンウは「付き合うべきではない」とジュノに言ったことに、自ら思い悩み、ジュノと顔を合わせられないでいた。

ミョンソクは胃がんの手術。
手術室に入る直前のミョンソクに「生きて戻ってきてくださいねー!」と大きな声で必死のエールを送るヨンウ。
ミョンソクに「シーっ」とされる。

ヨンウは事務所に戻り、依頼人との打ち合わせ。
ミョンソクがいないので、ヨンウのチームはスンジュンが指揮を取る。
依頼人は大手通販会社ラオン代表ペ・インチョルとキム・チャノン。
インチョルはスンジュンとミヌと同じ「ハナ大学卒」の先輩だったため、話が盛り上がる。

<事件内容>
データベース担当者がハッキングされ、個人情報が流出し、放送通信委員会によって3000億ウォンの課徴金を請求された。
ハッカー北朝鮮の偵察局らしく、政治も関わってくるので逮捕は難しいとのこと。
『アイドルタイムアウト未設定』という、ラオンのサーバーの盲点を突かれた形となった。
過去にあった情報流出の事例と比べて、今回の件は課徴金が高額すぎると言うスンジュンは、その理由を、放送通信委員会にいる知り合いに探ってみると言う。
スンジュンは「たかが個人情報、大手である我々と組めば心配ない」と楽観的。
ヨンウは納得のいかない表情。

ヨンウと別れ、1人でランチするジュノに、女性社員が寄ってくる。
ヨンウは1人、部屋でランチ(海苔巻き)。
他の男と食事してお茶しなさいと叱るスヨン
さらに、ジュノをフっておいて説明もしないなんて失礼すぎるとさらに叱る。
はぐらかし、逃げるヨンウ。

ヨンウはスンジュンに、「企業の処罰を強化すべきという世論の高まりによって法が改正され、今は売り上げの3%以内の課徴金を課すことができるため、3000億の課徴金は妥当だ」と指摘した。
今回の課徴金が高額すぎると考えたいたスンジュンは苛立ち、「クソ生意気だな…」と呟き、「私と仕事するときは、聞いてないことは言わず、頼んでないことはしない」とうルールをヨンウに突き付けた。

ヨンウとグラミとミンシクは、ミョンソクのお見舞いに行く。
ミョンソクの手術は無事に成功に終わっていた。
ヨンウはスンジュンが話を聞いてくれないことを相談する。
ミョンソクは「先輩がダメなら同僚と議論するんだ」とアドバイス

<法廷>
スンジュンは、これほどの巨額の課徴金を課すのは放送通信委員会の裁量権の逸脱で乱用であると主張。
すると被告側は、ヨンウの指摘した通り、情報通信網法によって3%以下の課徴金を課せると反論。
ラオンの売り上げは30兆3000億ウォンなので本来であれば9000億ウォン課せるところだが、事情を酌み3000億ウォンにし、流出したのは全国民の80%の個人情報に加え4000万人の信用情報や金融取引情報も含まれるため、金額は妥当であり、その態度が利用者の個人情報に対する意識の低さを物語っていると主張した。
反論できないスンジュン。

スンジュンは、「もしも、処分事由である『アイドルタイムアウト』が設定済みだったら、流出は防げたのか。それによって3000万ウォンの過量か3000億の課徴金かが決まる。」と言う。
チャノンによると、今回のハッキングの方法であれば、たとえアイドルタイムアウトが設定されたいたとしてもハッキングはされてしまうと答える。
つまりサーバーの盲点と流出に因果関係はないと。

そんな中、代表インチョルのもとに、利用者が共同訴訟を起こしラオンに損害賠償を請求すると連絡が入る。
その相手はなんとテサン。
このままではラオンは倒産するという絶望的な状況に。
ネットや世論でもラオンに対して辛辣なコメントが集まる。
ソニョン代表はなぜこんな事態になったのかとスンジュンを問い詰め、4000万人の共同訴訟を代理する「テサン」に負けることなどあってはならないと強く忠告する。

インチョルはスンジュンに、同じハナ大学出身の裁判長を接待し買収しようと密かに提案し、ミヌも誘って決行。
しかし裁判長に「明らかな不正請託だ、二度としないように!」と怒られてしまう。
失敗に終わり泣き出すインチョル。

<法廷>
裁判長を買収しようとしたことが、かえって空気を悪くしてしまった。
スンジュンは自分でやらずにスヨンに弁論をさせる。
スヨンは『アイドルタイムアウト未設定』とハッキングに因果関係がないことを主張。
被告側は、流出があった日、情報通信網法が改正され、因果関係がなくても課徴金を課せるようになったと反論。
なにも返せないハンバダを前に、インチョルは裁判長の前に立ち、「ラオンは顧客に尽くしてきた。アイドルタイムアウトを設置しなかっただけでこれほどの代償を払うべきか!ハッカーを完璧に防ぐ方法などない!個人情報流出の汚名を着てここで終わるのは納得いかない!」と涙を流して青酸カリを飲んだ。
泡を吹いて倒れるインチョル、騒然とする法廷。
パニックになるヨンウに何もできないジュノだった。

インチョルはなんとか一命をとりとめた。
病院の外にはたくさんの記者が待ち伏せており、ヨンウたちも囲まれてしまう。
ヨンウとミヌとスヨンをおとりにして、さっさと逃げるスンジュン。
ヨンウたちはぐったりしてグラミの店へ。
「いかなる行為も危険発生に繋がらなければ罰さない」と言う刑法があるのだから、行政処罰もそうあるべきだと言うヨンウ。
因果関係がないのに思い課徴金を課すのは法の大原則に反すると。
スヨンが「なんであの日にハッキングしたのか、1日早ければ過料で済んだのに」と言う。
するとその時、ヨンウの世界にクジラが現れ、ヒントが生まれる。
ハッカーによるメール送信日と、ラオンのデータベース担当者がメールを開封しファイルをダウンロードした日は、情報通信網法が改正される前日だったのだ。
翌日、ヨンウはそのことをスンジュンに伝え、法的論理を並べ伝えると、スンジュンは「知識をひけらかしたいのか!」と怒り出し、ヨンウをチームから外してしまう。
抗議しようとするスヨンを止めるミヌ。
「ヨンウは何をしても天才だから仕方ないで済まされる。僕たちは違うんだ。」と説得。
しかしスヨンは「その通りだが、同僚のため、正しいことのために、処世術や政治を忘れてバカになれないのか!私はそういう男が好きだから!」と言い放つ。

ヨンウはとぼとぼ1人で帰宅。
家の前でジュノが待っていた。
「なぜ別れなきゃいけないのか、いくら考えてもわからない」と言うジュノ。
ヨンウは「ジュノを幸せにできるかどうか分からない。」と答えると、ジュノは姉夫婦の言葉を、ヨンウが聞いてしまったと分かる。
「私は、自分のことで頭の中がいっぱいで、そばにいる人を孤独にさせる。ジュノのことは好きだが、孤独を感じさせない自信がない。」と涙目で打ち明ける。

ヨンウはチームから外されたため事務所で留守番。
ブラインドの隙間からジュノを見つめる。

<法廷>
弁論の途中で、裁判長からアクセントの指摘をされたスンジュンは口籠ってしまう。
その指摘は以前ヨンウがスンジュンにした指摘と同じもので、それを聞いたスヨンは、裁判長とヨンウの性質が似ていると気づき、スンジュンを無視して弁論に立ち上がる。
そしてヨンウが見つけた、「ハッカーによるメール送信日と、ラオンのデータベース担当者がメールを開封しファイルをダウンロードした日は、情報通信網法が改正される前日である」と主張する。
「新法が施行される前に終結した事実関係については適用されないという行政基本法によれば、原告は改正前の情報通信網法に基づき過料処分の対象になる」と。
それに対し被告側は「個人情報が流出したのは改正後である」と反論。
スヨンが指摘した行政基本法は「改正後に終結した事実関係のみ適用される。ハッキングの始まりではなく流出が終了した時点を基準に判決を」と主張。
すると今度はミヌが立ち上がりスヨンを擁護する弁論。
「行政基本法第14条第3項には、『旧法を適用すべき場合でも新法の方が軽ければ新法を適用せよ』となっている。今回は旧法を適用した方が原告に有利だ。『疑わしきは被告人の利益に』は刑事法以外にも通ずる原則だ。」と主張。

ハンバダ代表ソニョンはグァンホのもとにやって来て、ヨンウとテ・スミの記事が出るのでリゾートにあるハンバダの福利厚生施設で、熱りが覚めるまでヨンウと一緒に数ヶ月休んで来てと言う。

ハンバダは勝訴した。
しかしインチョルは未だ意識不明のままだった。
このテレビニュースを見ている1人の少年。
焦って誰かに電話する。
少年はテ・スミの息子だった。