Netflix韓国ドラマ 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第16話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

 

第16話(最終回):風変わりだけど

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mokumokuw.hatenablog.com

 

テ・スミの高校生の息子サンヒョンは、朝、目を覚ますと、耳栓とアイマスクを取る。
部屋はきちんと整理され、ルービックキューブ、数式、コンピューターの本、賞状やメダルがずらっと並ぶ。
朝食は大好きな海苔巻き。お皿にピシッと並べる。
ヨンウと似ている。

ラオンの個人情報流出事件に対して、被害者3000万人が参加する「韓国史上最大の共同訴訟」が始まる。
業界最王手のラオンが倒産するのではないかと懸念が広がり、世間の注目を浴びていた。

サンヒョンは母スミに「僕がラオンをハッキングした。警察に行く。」と打ち明ける。
スミは「聴聞会が迫る大事な時期、長官になるべく努力してきたのに!テ・スミの息子として立派に育つことだけを望んだのに何てことをするんだ!私がなんとかするから誰にも言うな!」と怒鳴りつける。
するとサンヒョンはウ・ヨンウの存在を知っていると言う。
驚き呆然とするスミ。

ヨンウはチームに戻り、ラオンへの集団訴訟に備える。
チームにソニョン代表も加わることになった。
情報通信網法の改正に目をつけて勝訴したことに対して、これはヨンウとスヨンとミヌの手柄にもかかわらず、事情を知らないソニョンは、スンジュンを褒める。
複雑なヨンウたち。

ラオンは、インチョルが未だ意識不明なのでチャノンが単独代表となる。
インチョルとチャノンは創業以来、何事も2人で決定し切磋琢磨し会社を大きくしてきた。
単独代表となったことにプレッシャーを感じながらも、なんとかこの危機を乗り越えるよう頑張ると理事たちに演説した。

入院中のミョンソクは、だいぶ回復していた。
スヨンとミヌがお見舞いにやって来ると、元妻ジスが来るんだと、顔にパックをして髪をとかすミョンソク。
ジスに、退院したら済州島に行こうと誘うと、「これだけの大病をしたんだから、仕事が多すぎるハンバダを辞めて、もっとワークライフバランスの取れる事務所に移るべきだ」と言われる。
ミョンソクは「僕は変わるから一緒になろう」と答えた。

ミヌはテ・スミに会いに行き、「ヨンウを辞めさせるのはやめて、バカになる」と伝える。
いい笑顔のミヌ。

ジュノはヨンウに改めて告白しようと家の前で待ち構える。
しかし、テ・スミの部下が現れ、帰ってきたヨンウにパンフレットを渡し、テサンのボストンオフィスへとスカウトする。
家、学費、生活費はテサンが負担、給料は2倍以上、自閉症のカウンセラーも手配すると言う。
困惑するヨンウを前に、ジュノは自分の告白は取りやめて家に帰って休むように促す。

グァンホはヨンウに、ソニョンの提案を伝える。
「暴露記事が出るから熱りが覚めるまでリゾートに身を隠すように言われた」と。
さらにヨンウが受け取ったテサンボストンオフィスのパンフレットを見て、スミに従いたくはないがアメリカに行った方がいいのか…と悩む。
ヨンウは「なぜ急に隠れてアメリカに行くべきなのか…分からない」と言う。
「何もかも父さんのせいだ」と謝るグァンホ。

<法廷>
相手側のテサンは、ラオンが安全対策を怠り、さらに流出後の警察への届出も遅く対応が疎かだったと主張。

ヨンウのもとに「弟」が訪ねてくる。
サンヒョンだ。
サンヒョンは、自首したいけどどうしたらいいか分からないと相談する。
「チャノンさんの頼みで、ラオンをハッキングした」と自白。
驚くヨンウ。

<サンヒョンの自白内容>
チャノンが審査員をする『セキュリティ大会』でサンヒョンは優勝し、それをきっかけに親しくなった。
開発者の精神を忘れ、金儲けにしか興味のない商売人になったインチョルの目を覚まさせたいから、ラオンをハッキングして個人情報を盗めと言われる。
インチョルの予定では1億ウォン払ってホームページに謝罪文を載せればそれで済むはずだった。
北朝鮮の偵察総局がやったと見せかけ、サンヒョンは実行した。
盗んだ個人情報は暗号化してチャノンに渡した。
本当にラオンの顧客情報なのか確認したいから暗号を解除しろと言うが、売り飛ばせないように無視している。
インチョルやラオンを追い詰める気はなかった。
警察に自首したが、スミに連絡が行き相手にされなかった。
「母さんには何もするなと怒られた。
母さんには力がありみんな母の言いなり。
だから姉さんに会いにきた。」と言うサンヒョン。
サンヒョンは、スミをハッキンングしてヨンウが姉であることを調べ上げていた。

サンヒョンは自白動画を自分で撮っており、そのデータをヨンウに渡す。
しかしヨンウは、チャノンは自分の依頼人であり、依頼人の利益に反するためハッキングが自作自演だと明かすことはできないと伝える。
金持ちの息子だからと甘やかさず、きちんと叱ってくれたのに、いざ大ごとになったら逃げ出すスミに、サンヒョンはひどく失望していた。

ヨンウはミョンソクのお見舞いに行き、サンヒョンの自白について、守秘義務があるため「ぼんやり」と相談した。
「真実を明らかにして社会正義を実現するか、依頼人の利益を優先すべきか。弁護士なら避けられないジレンマだ。僕はどんな時でも依頼人の利益を優先してきたが、君は僕とは違う。君がどんな決断をするのか知りたい。「普通の弁護士」ではないからね。」と答えるミョンソク。

ヨンウたちはみんなでサンヒョンの自白動画を見る。
真実がどうであれ依頼人を守るべきというスンジュンとミヌ。
真実を隠蔽すべきではないというヨンウとスヨン
どのように対応するのか意見が分かれる。
テ・スミを潰す格好の材料になると考えるソニョンは、依頼人の利益を守りつつ、真実を明らかにする順番が大事だという。
その時、ヨンウの世界にクジラが現れヒントが生まれる。
「我々ハンバダは、あくまでも法人ラオンの代理人であり、個人キム・チャノンの代理人ではない。依頼人の利益と事件の真実は別々のものでぶつからない。さらに盗んだ個人情報は暗号化されていて悪用されていないため流出による被害は出ていない。」と言うヨンウ。

ソニョンはイ記者に電話して、テ・スミの隠し子の記事は保留にするよう指示し、もっといいネタがあると伝える。
そしてヨンウに、「お父さんから聞いたと思うけど、リゾートへ身を隠すための休暇はなしね」と言う。

<法廷>
ヨンウたちはサンヒョンの自白動画を流す。
何も聞かされていないチャノンは驚き、怒り出す。
その時、ジュノが書類も持って法廷に。

ラオンの理事会でも、この件が伝えられ、喧々諤々の会議が行われていた。
そこには車椅子のインチョルの姿が。
「隠蔽はダメだ!あらゆる法的手段を講じてチャノンを破滅させる!」と言う。
そして、チャノンは理事会によって解任されたのだ。
チャノンの件は捜査機関に委ねられることになった。
また、裁判長によって、サンヒョンの自白動画は証拠能力なしということに。
ハンバダがサンヒョンを証人として呼ぶ必要があるのだ。
しかし、テ・スミが、証言をさせないよう迅速に手を回し、サンヒョンはアメリカに行くことになり、証人として出廷できなくなった。
ソニョンは、自白動画を公開し世論を動かせば、警察も捜査せざるを得なくなり、サンヒョンも韓国に連れ戻されるだろうと言う。
「まもなくテ・スミの聴聞会が始まる。動画を流すなら今だ。」と。
しかしヨンウは、「自分の過ちを明らかにしたいとやって来た勇気のあるサンヒョンを、「国外逃亡した金持ちの子」に仕立てるわけにはいかない!」と大反対。
ヨンウは自分がテ・スミを説得すると言い、ソニョンも承諾。
ジュノが同行し、ヨンウはテ・スミに会いに国会へ。

車中、ジュノはヨンウに正直な気持ちを伝える。
「ヨンウへの気持ちは猫に片思いしているのと似ている。時々飼い主を悲しませるけど同じくらい幸せにしてくれる。ヨンウと過ごす全ての時間が幸せだ。だから別れるのはやめよう。」と。
ヨンウは「猫に片思いという表現は間違い、猫も飼い主を愛してるだから別れるのはやめよう。」と笑顔で答え、テ・スミに会いに走って行った。
嬉しそうに涙目で笑うジュノ。

ヨンウはテ・スミと対峙し、「いい母親だと信じている息子を裏切って傷つけないで。その傷はとても痛くてなかなか癒えない。私にはいい母親ではなかったけど、サンヒョンにとってはいい母親になってください。」と、目に涙をいっぱい浮かべて精一杯に訴えた。
聴聞会に向かうスミ。

サンヒョンの証人尋問が行われることになった。
原告側は、サンヒョンが未成年であるため、態度や質問内容は慎重にすること、テ・スミに関わる質問はNG、尋問はウ・ヨンウ弁護士が行うこと、を厳守するように伝えてくる。

<法廷>
サンヒョンの証人尋問。
テ・スミも傍聴席に現れる。
サンヒョンは、ラオンの元代表であるチャノンに頼まれてハッキングをして個人情報を盗んだこと、盗んだ個人情報は悪用されないよう暗号化しており開けないようになっていることを認める。
処罰されるが分かっているのに自白した理由は、インチョルとラオンの利用者への罪悪感。
悪いことをしたと涙を流して謝罪した。

テ・スミは記者の前で、法務部長官への立候補を辞退し、謝罪した。
車の中からその様子を見るソニョン。
「今回は大目に見るわ」と呟く。

ラオン利用者たちによる集団訴訟も、「個人情報が警察に押収されたことにより精神的損害は認められない」ということで棄却された。

ヨンウたちは勝訴した。
グラミとミンシクの店で打ち上げ。
退院したミョンソクと妻ジスもやって来る。
ミョンソクは、ひよっこだった若き弁護士たちの成長に感慨深げ。
ヨンウはミョンソクにハンバダに戻るのか聞く。
辞めることを勧める妻の手前、返事を濁すミョンソク。
妻ジスは、ヨンウ、スヨン、ミヌに「ハンバダで働くのは好き?」と聞く。
「好きです」と目をキラキラさせて即答するヨンウ。

朝、ヨンウはいつものように、グァンホの店で「ウ・ヨンウ海苔巻き」を食べる。
いつものように、お皿の上の海苔巻きをピシッと並べる。
そしてグァンホに言う。
新しい感情を『感情ボード』に追加したいと。
今日からハンバダの正規弁護士となったヨンウ。
今朝の感情が「満足」なのか「喜び」なのか。。。
いつものようにお弁当を入れて、ヘッドホンを装着して「いってきます!」
満員電車の苦痛もクジラの声を聞けば耐えられる。
ヨンウにはクジラとイルカとシャチがついており、ヨンウと一緒に突き進む。
苦手な回転扉に「ズン・チャ・チャ」のリズムで挑む。
見事通過できた!
そこへジュノが現れる。
達成感。。。
ヨンウは「今朝の感情は『達成感です!』」とキラッキラの笑顔でジュノに伝えた。
【終】