Netflix韓国ドラマ 「良くも、悪くも、だって母親 」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「良くも、悪くも、だって母親」
各話のあらすじ ネタバレあり

第1話

1986年
犬・牛・馬・鶏・カモなどの飼料を扱う「チュンアン飼料」で働いているチン・ヨンスンは、明るくて元気いっぱい力持ちの女性。
ある日、ヨンスンが店にいると、養豚場を営むチェ・ヘシクがやって来て、首のリボンに指輪を付けた子豚を使ってヨンスンにプロポーズしようとする。
すると子豚は、扉の隙間から逃げ出して町中を駆け回り大騒ぎ。
ようやく子豚を捕まえたヘシク、改めてプロポーズして、ヨンスンも承諾。
2人は結婚した。
ほどなくしてヨンスンは妊娠。夢いっぱいの幸せな生活を送る。

ソウルオリンピックを前に、国は環境整備事業に着手していた。

ある日、班長がやって来て、ソウルオリンピック聖火リレーが、養豚場の近くの道を通るので、みんなで国旗やプラカードを掲げようと提案。
ヨンスンは、絵が得意なので、手作りで用意すると楽しみにした。

ある日、ヤクザのような風貌のヨナン建設のソン・ウビョクが、子分たちを引き連れてやって来る。
聖火リレーとマラソンのコースにあるこの養豚場を撤去する。同意書にサインしろ。」と迫る。
「汚くて臭い養豚場が全世界に放送されたら遅れてる国だと思われるだろ」と。
怒ったヘシクは、「先祖から続き息子にも孫にも引き継がれる大事な場所だから絶対に撤去に同意しない!」と拒絶する。
ウビョクは、なかなか手に入らないという珍しいタバコと名刺を渡し、ひとまず帰って行った。

ヘシクは班長と相談し撤去反対委員会を作って絶対に諦めず最後まで闘うと誓う。
しかし、その夜、養豚場が火事になる。
豚が全滅してしまい、嘆き悲しむヘシクとヨンスン。
村人が、ヨナン建設が放火したのを目撃しており、さらに、ウビョクが吸っていたアメリカの珍しいタバコの吸殻が火事の現場に落ちていた。
ヘシクはウビョクを訴える裁判を起こす。
落ちていたタバコの吸殻が決定的証拠になるかと期待したが、ウビョクはたくさんの村人にそのタバコをあげていたため、現場に落ちていた吸殻がウビョクのものであるとは証明されなかった。
さらに村人たちは、ウビョクに脅され次々に証言を翻してしまう。
結果、ウビョクは無罪となってしまった。
ヘシクは村人たちに土下座をして、ウビョクに脅されたという証言してもらい、それを録音し、検事オ・テスに聞かせる。
テスはこれで控訴が可能だと言い、ヘシクはホッとする。
そしてヘシクは、今回同様に、過去にもウビョクが関わった現場で不審な火事が多発し、証人たちの多くが証言を翻していることを突き止めており、それを明日記者に会って話すとテスに言った。
生まれてくる子供のために貯めていた貯金通帳と印鑑をテスに渡し、「いくらでも払うので真実を明らかにしてください」とお願いする。
ヘシクが帰ると、テスはすぐにどこかに電話をかけ「頭の痛い事態になった」と告げる。

帰り道、ヘシクはヨンスンの作ったキンパを食べながら車を走らせていた。
すると、ウビョクの乗った車に道を塞がれ、部下たちによって捕まり、なんとヘシクは殺されてしまった。
遺体は木に吊るされ、その足元には倒れた椅子とヨンスンの作ったキンパと酒。
自殺を偽装されたのだ。
ヘシクの遺体を前に、ヨンスンはショックで泣き崩れる。

テスは、ある男から、トランクに大量の現金が積まれた車を受け取る。
テスはウビョクと繋がっていたのだ。

何も知らないヨンスンはテスに会いに行き、ヘシクが自殺するなんてあり得ないと訴える。
するとテスは、ヘシクから受け取った貯金通帳と印鑑を出し、「ご主人は死にたいと言っていて、もしものことがあればこれを妻に渡してほしいと預かっていた。」と嘘をつく。

ヨンスンは自分が無知ゆえにヘシクを守れなかったことを悔やみ、涙を流し、生まれてくる子には同じ道を歩ませないと誓った。

ヨンスンは心機一転、「チョウ里トルダム村」に農場を買い、大きなお腹で1人引っ越し「幸せな農場」と名付けた養豚場を始めた。
さらに合間には法律の勉強をしていた。
しかし、村民たちは、臭い養豚場は村を汚すと大反対。
抗議にやって来た。
個性的な村民たちの中には妊婦の女性や、生まれたばかりの赤ちゃんをおんぶした女性もいた。
てんやわんやの大揉めになったその時、ヨンスンが産気づいてしまった。
とりあえず抗議だなんだはそっちのけ、村民たちのおかげで、ヨンスンは無事に男の子を出産した。
母子ともに健康。
生まれた男の子は、ヘシクが「最強の男になるように」と事前に決めていた「ガンホ」と名付けられた。
するとその中にいた妊婦の村民のチョンさんまでもが産気づき、女の子を出産。
「ミジュ」と名付けられた。
立て続けに生まれた「ガンホ」と「ミジュ」と、少し前に生まれていた「サムシク」、同級生になる3人の赤ちゃんを前に、縁なのか運なのかと喜ぶ村民たち。
ヨンスンの「幸せな農場」への抗議は、いつの間にかなかったことに。

小学生になったガンホは、母ヨンスンのスパルタ教育によって勉強ばかりしていた。
サムシクはガンホを「豚臭い」といじめ、その度にミジュがサムシクを怒っていた。
ある時、サムシクに「父親のいない臭い奴は消えろ」と言われ、キレたガンホは「クソ野郎!」と言って飛びかかる。
それを知ったヨンスンは「友達に何て汚い言葉を使うのか!」とガンホクを叩いた。
「悪口なんか言わせておけばいい、勉強して裁判官や検察官になれば、誰もあなたを傷つけない」と言い聞かせ、勉強漬けの日々を強制する。
遠足にも行けず、満腹になると眠くなるからと食事はいつも腹八分目まで。
ガンホにとってはとにかく厳しい日々だった。
ガンホは遠足の欠席理由に「悪い母親」と書いた。

ミジュは、母が父から殴られていることを知っていた。
祖母の命日、顔にアザを作り泣きながら法事の準備をしている母。
一方で、ディスコで派手な若い女と踊っている父。
ミジュはそんな家庭で育っていった。

高校生になったガンホは相変わらず勉強漬け。
静かな体育倉庫で1人勉強をする。
先に体育倉庫で待ち構えていたミジュが、今日は2人の誕生日だからとキンパを差し入れ。
サッカーをしていたサムシクは、相変わらずいじめっこで、ガンホが体育倉庫に入るのを見て、外から鍵をかけて閉じ込める。
ガンホは、小さい頃から「裁判官や検察官になる」と刷り込まれて来たため、生まれた時から職業は決まっていると思っていた。
今はそうではないと知ったが、「今からでも好きなことすれば」というミジュに「好きなことが分からないと」答える。
「かわいそうなガンホ」と呟くミジュ。
閉じ込められたことに気づき少し嬉しそうなミジュ。
2人はほのかな両想いのようだ。

ヨンスンはガンホの誕生日にごちそうを用意していた。
しかし夜遅くなっても帰らないため、ミジュの母チョンさんや里長たちと探しに行く。
サムシクに2人を知らないかと聞くと、サムシクは、あの時ミジュも体育倉庫にいたのだと知り、慌てて体育倉庫に走る。
ガンホはそんな時でも勉強していた。
「女子と密室で2人きりなのによく勉強ができるわね!」と怒るミジュ。
するとミジュが飴を喉に詰まらせてしまった。
ガンホはミジュを抱え飴を吐き出させようとしていたまさにその時、ヨンスンたちが体育倉庫の扉を開けた。
何はともあれ無事でよかったと里長。
しかし、ヨンスンはこんな時でもガンホの勉強のことを心配した。
呆れる村民たち。
ガンホのノートにミジュの似顔絵が描いてあるのを見たヨンスン。慌ててノートを閉じる。
友達を閉じ込めたことを、母パクさんにコンコンと叱られるサムシク。

大学共通テストの日
ガンホは、応援に来ていたミジュに「ラッキーカラー」だと爪に黄色いネイルを塗ってもらう。
「満点目指せ!チェ・ガンホ!」とエールを送りガンホを送り出したその時、ミジュはバイクに轢かれてしまった。
ガンホは試験を受けず、病院までミジュに付き添った。
大事には至らず目を覚ましたミジュは、試験を受けず、ここにガンホがいることに怒って泣く。
ガンホは「大丈夫。来年受ければいい。」と言ってキスをした。

試験を受けず帰宅したガンホに、ヨンスンは怒って水をぶっかける。
「死んだわけでもないのに、他人のために人生を棒に振るな!」と怒鳴る。
するとガンホはいよいよ爆発して「息が詰まって死にそうだ!勝手にレールを敷いて僕を苦しめないで!父さんの死は僕のせい?母さんは自分が弱くて無力でおとしめられたから、僕を利用して力を得たかったんだ!僕を父さんを殺した奴らと同じ俗物にしたかったんだ!わかりました、従います!」と吐き捨てた。

ガンホは、ヨンスンの期待通り検察官になった。
ヨンスンは、裁判のたびに、ガンホが勝てるように祈っていた。

建設現場で手すりの未設置が原因でアルバイトのチョン・ミノという青年が転落死した事故。
下請け業者の被告人パク・チョルスは、親会社であるウビョク建設から何度も指示されたが対処しなかったということで、検事であるガンホは懲役3年を求刑した。

幼い子供を連れた被告人パク・チョルスの妻は、ガンホのもとにやって来て、「夫は安全設備が必要だと何度も言ったのに、ウビョク建設がコストを理由に工事日程を早めろと脅し、夫に責任をなすりつけた。」と訴え、その証拠の通話記録の残るスマホを渡す。
ガンホはそれを受け取ったが、すぐにどこかに電話をかけ「頭の痛い事態になりました」と告げる。
なんとガンホは、父を殺したソン・ウビョクと…

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