Netflix韓国ドラマ 「良くも、悪くも、だって母親 」第14話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「良くも、悪くも、だって母親」
各話のあらすじ ネタバレあり

第14話(最終回)

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水族館を訪問したテスの前にガンホが現れる。
驚くテス。

テスと対峙するガンホ。
「手短にお話しします。ターゲットは父を殺し僕と母を殺そうとしたウビョクです。あなたがもみ消して来たウビョクの犯罪と不正の証人になってくださるのなら、あなたの罪は明かしません。」
すっとぼけるテスに「ハヨンは僕と一緒にいます」と詰める。
「証言を拒否するなら、父への憎悪と恨みを募らせているハヨンに証言してもらいます。これは頼み事ではなく、機会を差し上げています。共にウビョクを失脚させ大統領になるか、ウビョクと共に地獄に行くか。」と選択を迫る。

サムシクは、賭場の社長から、ガンホとミジュがキスしている監視カメラの映像を見せられ泣く。
ミジュはハヨンから聞き取りをしていた。
ハヨンは、父の指示だと証言しても証拠がないため、結局自分が罪をかぶることになるのではないか、ガンホの助けになれないのではないかと心配していた。

ウビョクの前にソ室長が現れる。
ソ室長はビルの屋上でウビョクと対峙し、「ずっと慕って来たのになぜ殺そうとするのか」と膝まづいてシクシク泣いた(フリをした)。
ウビョクは「運良く生き延びたなら逃げないと。なぜ自ら寿命を縮める真似をするのか。お前が生きていると聞いて憂鬱だったが、おかげで気が楽になった。お前も気を楽にしろ。」と言って立ち去ろうとしたその時、ソ室長は、今の会話を録音していたこと、同時にチャ代理も聞いていることを打ち明け、1人でここに来た理由は「1人でも生きていればウビョクの罪を暴けるから」だと言い切る。
怒ったウビョクは杖で殴る殴る殴る。
そして「望みは何だ!金か家か!ガンホみたいに息子にしてやろうか!」とソ室長に掴みかかかる。
ソ室長は「おかげで農作業を体験できました。会長もご自身で撒いた種を刈り取ることになる。」と言うと、ウビョクは「死ね!」とソ室長を屋上から落とそうとする。
するとその時、ガンホが現れる。
そしてウビョクを緊急逮捕し、ようやく手錠をかけることができた。
少し前、ソ室長はサムシクに電話をかけ、ガンホと話していた。
そして、ガンホは検事として、かつて一緒に仕事をしていた捜査官たちと打ち合わせをして、ソ室長の協力の元、ウビョクを現行犯逮捕し、家宅捜査する計画を立てていたのだ。
検事ガンホは、記者たちの前に立ち、ウビョクを緊急逮捕したことを報告し、聖域なき捜査を徹底することを誓った。

ヨンスンは相変わらず体調が悪く吐いていた。
村民たちとみんなでテレビを見ていたが、ウビョク逮捕の速報が入り、検事ガンホの会見が放送された。
村民たちは、病院で治療中だと思っていたガンホが、検事として復活していることに驚いて、歓喜した。
村民たちはみんなで裁判を傍聴しにソウルに向かう。
ミジュとハヨンとサムシクも裁判へ。
なぜか賭場の社長の運転で。
ヨンスンはガンホを疑う刑事2人の車で裁判へ。

ヨンスンは「今日ついに、終わらせられなかった裁判をガンホが終わらせる。真っ直ぐ進めるように見守って。ガンホの細胞の隅々まで自信を与えて。」と亡き夫ヘシクに祈りを捧げた。

そして裁判が始まる。

ガンホによって、ウビョクは数々の殺人や殺人教唆が明らかになるが、否認し、全て部下であるソ室長の仕業で自分は無関係だと主張する。
証人のソ室長は、「チョン・ジョングとパク・チョルスの殺害を命じられたが、収容されたため失敗した」と証言。
ガンホは、ウビョクと密接な関係だった秘書のみならず、ウビョクが関係した疑惑の告発者、係争中の人の相当数が突然死や失踪を遂げたと主張し、その事実確認のためテスを証人として呼んだ。
驚くウビョク。
ガンホは事前にテスに、ウビョクの被害者の証人として法廷に立てば、ウビョクとの関わりを全て払拭できる絶好の機会になるとアドバイスしていた。
テスは「ファン・スヒョンがウビョクの子を妊娠し、命の危機があるため退職した」と証言。
裏切られ、怒ったウビョクが立ち上がりテスを罵倒し始める。
そして「娘を使ってガンホを殺そうとしたくせに!!」と叫ぶ。
傍聴席のヨンスンは体調が悪くなり苦しくなるが、「今倒れたらダメ、あなた、お願い!もう少しだけ助けて!」と祈って耐える。
そこへハヨンが法廷に現れる。
そして「私がこの手でチェ検事に睡眠薬を飲ませました」と証言した。
驚きざわつく法廷。
テスとハヨン、証人2人の対質尋問となる。
ハヨン「婚約者のガンホには女と子供がいて、ガンホが2人を殺したと父テスから聞いた」と証言。
テス「35年前ウビョクがガンホの父親を殺した。愛人のファン・スヒョンとチェ・ヘシクの息子ガンホは、ウビョクにとって邪魔者。それでファン・スヒョンを殺し娘の手を汚しガンホを殺そうとした。」と証言。
ハヨン「嘘はやめて。ガンホを殺そうそしたのもファン・スヒョン母子を殺したのもパパよ。DNA鑑定書をこの目で見た。」と証言。
テスはハヨンの精神科の診療記録を見せ、ハヨンの発言は心神耗弱によるものだと、嘘泣きで主張した。
ハヨンは、自分の保身のために娘を切り捨てた父テスに絶望し、泣き崩れる。
「パパ、もうやめよう。昔のパパに戻って。。」ハヨンの最後の訴えを無視し、テスは心神耗弱である点を考慮して欲しいと裁判長に乞う。
するとハヨンは立ち上がり、「父はウビョクと共謀し、ガンホの父チェ・ヘシクを殺した。当時、担当刑事を買収し遺体の傷を細工した。」と驚愕の証言をした。
「娘の体調が悪い」と休廷を申し出るテス。
ガンホは、重要な鍵はファン・スヒョン死亡事件の犯人が誰なのか、子供の父親が誰なのかだとまとめ、疑惑のあるウビョク、テス、ガンホの3人と子供のDNA鑑定を行うと言う。
法廷が「子供?死んだのでは?」とざわつく中、刺身店の店主に手を引かれた小さな男の子が入ってきた。
船で逃げきれず、追い込まれたファン・スヒョンは、命の危機を感じ、生まれたばかりの赤ん坊を、船の中に隠し、自らは海に飛び込んだ。
ファン・スヒョンの子供は生きていた。
窮地に陥ったテスは、「選挙を妨害する政治工作であり謀略だ!黒幕を明かし、必ずや責任を問います!」と言ってハヨンを連れて法廷を去ろうとする。
ガンホはテスの腕を掴み、「ファン・スヒョン母子、チェ・ガンホ、チン・ヨンスン、1988年ポンウ洞火災事件、殺人教唆の容疑で、ウビョクと共に緊急逮捕します!」と言うと、傍聴席のヨンスンが立ち上がり、「チェ・ガンホ万歳!!!息子万歳!!!」と泣き叫んだ。
村民たちも続き、法廷は万歳の嵐となった。

テスの悪事が次々と明らかになり、テスとウビョクは収監され失脚した。
長い長いガンホの戦いがようやく終わった。

ヨンスンの誕生日会が開かれる。
村民たちによって、ヨンスンの家の庭は飾りつけされ、たくさんの酒や料理が並ぶ。
みんなご機嫌で、裁判の勝利とヨンスンの誕生日を祝う。
ヨンスンは、「きちんと話せるうちに挨拶させてください。」と、この村で養豚場を始めた頃からを振り返り、皆に感謝を伝えた。
「人生って律儀なもので、何かを奪ったかと思うと代わりのものをくれるんです。親を亡くして夫の大切さを知り、夫を亡くして子の大切さを知り、子が大怪我をして自分自身の大切さを知り、自分が早く逝くことになり助けてくれる皆さんの大切さを知った。こんなふうに生きられて私は幸せな人間だと思います。」
涙をポロポロ流して話を聞く村民たち。
ガンホが蝋燭に火を灯してケーキを持ってくる。
ヨンスンは願い事をして火を消し、ガンホにおんぶされて1周。
そして、ヨンスンは、自分と夫ヘシクが贈りあった指輪をミジュとガンホのそれぞれの薬指にはめて、「お互いを最後だと思って愛しなさい。宝石のように、自分の体のように、お互いを大切に愛し合いながら幸せに暮らしてね。」と手を握った。
ヘシクの最後の言葉「またあとで」が今も心の中に残っていて、何度も繰り返すと、また会える気がして胸がときめいたと話す。
出産時、ガンホとミジュを取り上げてくれた、今は亡きミジュのおばあちゃんが、「縁ていうのは初めて会った人にいうことよ。運命というのは最後までいてくれる人に言うことなの。」と言っていた。

チョンさんは「2人は運命だったのね」と笑った。

その夜、ヨンスンが寝ようとすると、ガンホが一緒に寝ると言って枕を持ってやって来た。
ヨンスンは「子守唄を歌って。この前歌ってくれたあの歌を。」とお願いする。
ガンホが歌い始めると、「幸せ。。」と呟くヨンスン。
そして、ヨンスンは眠りに落ちるように、穏やかに息を引き取った。
気づいたガンホは、涙を流しながら歌い続けた。
「いつか虹の向こうで 僕たちが探していた夢が そこにないとしても 君と僕が一緒に過ごす 今この時間が 僕にはそんなことより 大切なんだ」
ガンホはヨンスンに「またあとで」と声をかける。

ヨンスンの葬儀。
ガンホは以前、ヨンスンに習った通り喪主の役目を果たす。
村民たちが集まり、皆、涙を流す。
その時、ヨンスンの携帯が鳴った。
ヨンスンが大好きなあの曲だ。
「私は幸せです〜本当に本当に幸せです〜♪」
すると、ガンホはヨンスンの遺影の前でその歌を歌い出した。
村民たちも、ガンホに続いて歌い、泣き、笑い、踊った。

ヨンスン亡き後、日常を取り戻したチョウ里。

チョンさんの携帯が鳴る。
どうやらフナと頻繁に連絡を取り合っていて「いい仲」のようだ。
デレデレで話すチョンさんをスマホで撮影するイェジン。
「色ボケ…いや、ロマンス中のおばあちゃんでした」と。

サムシクの家では、母パクさんの未開封のカシミアの下着と靴下がなくなった。
懲役2年の実刑を受けたハヨンが、刑務所で冷えないようにと、サムシクが差し入れしていたのだ。
ハヨンのことが好きになり、甲斐甲斐しく尽くしているサムシク。

ウビョクの2人の部下だったソ室長とチャ代理は、すっかり立派な農家に。
何を育てても豊作になると言う腕前。

里長の家の前に黒塗りの車が止まる。
いつもパックで顔を隠していた里長の妻が顔をあらわにし、迎えの車で出て行こうとしていた。
「父が新興暴力団を立て直すというので帰ることにしました。お世話になりました。」と言う。
本当に日本の暴力団の娘だったのだ!
妻を追いかける里長。「ちょっと待って」(日本語)
妻が車に乗ろうとしたその時、突然吐き気に襲われる。
妊娠が発覚する。
迎えの男に「お父さんに、私にある男の赤ちゃんがいるって伝えて」と言い残し、里長の元に残ることに決めた。
里長夫妻はキスをした。
それを見ていたソ室長とチャ代理はニッコリ拍手する。

無実の罪で刑務所に入れられたチョン・ジョングが出所する。
ガンホは「遅くなってすいません」と深々と頭を下げる。
チョン・ジョングはガンホに感謝し、母はヨンスンにお礼を伝える。
ヨンスンがキムチやお惣菜をチョン・ジョングの母に送っていことを知るガンホ。

ガンホはミジュの元に戻り、ソジンとイェジンに手を振る。
ガンホと結婚するつもりだったイェジンは不満そう。
「パパだなんて認めない!よりによってママが恋敵だなんて!」と。
そこへ今日引っ越してきたというハンサムな男の子と出会うイェジン。
キラリ〜ンときめいてしまう。

ガンホとミジュは「幸せな農場」をリフォームし、引き継いでいた。
ミジュによって可愛く飾り付けされた一角には、思い出のたくさんの写真が置かれている。
父母幼いガンホの家族写真の額に、手紙が入っていた。
生前、ヨンスンが書いたものだ。
「愛するガンホへ
縁あってあなたと親子になったから、いい母親になりたかったが、不慣れなうえ、力不足でごめんね。誕生日の時にした願い事は、「もう一度ガンホの母親に生まれ変わりたい」。願いが叶えば今度こそいい母親になる。「よくできたね」「ありがとう」「愛してる」毎日そう言うね。ミジュとソジンとイェジンと幸せに暮らして。お母さんの願いが叶ったらまた会おうね。
悪い母親より」
ガンホは涙を拭い、「今日はミジュにプロポーズする日、震えませんように、見守ってて、いや、守って。」とヨンスンに祈る。

ガンホはヘシクのように子豚を使ってミジュにプロポース。
「僕と一生幸せに暮らそう!」
2人は抱き合って幸せに包まれた。