Netflix韓国ドラマ 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
各話のあらすじ ネタバレあり

第8話:ソドク洞物語Ⅱ

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大人だから独り立ちすると言って家出したヨンウは、グラミの家にいた。
出社すると、ミヌの告発記事を読んだ社員たちからジロジロ見られるヨンウ。
記事には「新人弁護士が不正採用された。採用期間が過ぎた後で入社し、新人研修も受けていない。父親と代表が学友だから入社できたのではないか。コネで楽してる人を見ると仕事を奪われた気分だ。」と書いてあった。
代表もミョンソクも読んでおり、スヨンは読んで呆れる。

裁判の進捗状況を確認しに来たソニョンは、ミョンソクから現場検証で裁判長を感動させると聞いて「この件に興味を持つ記者を使って記事を書かせ世論を作り上げる、政治的な解決方法も探って」とアドバイス
そして「テ・スミに負けないで!」と発破をかけた。

スヨンはヨンウに不正採用告発記事を見せる。
ヨンウが認めると、
スヨンは「ロースクールで成績トップの人は卒業前に大手事務所から内定をもらうのに、ヨンウだけは採用されなかった。不公平だとわかっていたけど知らん顔してた。」と言う。
ヨンウが「私は自閉症だから…」と言うと
「障害者差別は違法なの!その成績で採用されないのは差別だ!どんな経緯でも入社するのは当然なの!」と、スヨンはあえて社員みんなに聞こえる大きな声で怒った。
そして「これを書いたのはミヌだから後頭部かみぞおちを殴りな!」とアドバイス
「不正採用なんて言わないで!」とヨンウの方を抱いて励ました。

<現場検証>
大雨の中、裁判長によるソドク洞の現場検証が行われる。
真っ赤な揃いの傘で登場したテサンに対抗して、ハンバダも紺色の揃いの傘で対抗する。
ハンバダは友好的なジョンイ日報の記者を呼んでいた。
到着した裁判長の傘にはイルカのマークがあるのを見逃さないヨンウ。

村民たちは、テサンの裏工作によって事前に行政側に寝返っていた。
最悪の悪天候の中、榎の木の丘を上り、転んでしまう裁判長。
現場検証したことで、かえって心象を悪くしてしまった。
裁判長は次の期日までに、原告も被告もそれそれ村民の同意書を得るようにと言った。
現場検証は失敗に終わる。

テサンは署名集めのためのバイトを雇い、すでに村中を奔走していた。
慌ててハンバダも動くが後手を踏んでしまう。
「補償金」というエサにつられて、村民たちの多くはテサンへ署名。
村の老人たちの信用を得るべく、ミョンソクは仕方なく歌を歌って親睦を深め署名を集める。

丘の上にカバンを忘れて取りに行くヨンウは、そこでスミと会う。
スミは、ウェディングドレスが脱げてしまった事件のヨンウの解決方法を褒めてくれて、ヨンウをテサンへスカウトする。
雨はすっかり止んで、長閑で美しいソドク洞に戻り、立派な榎の木も風にそよいでいた。
ヨンウは気分が良く、スミとの爽やかでいい時間を過ごした。

その様子を見ていたミヌに、テスと何を話していたのかと探られる。
ヨンウに「話の内容を教えたらまた掲示板に書くのか」と言ってスヨンのアドバイス通り後頭部とみぞおちを叩こうとする。
ミヌは匿名投稿なのに自分だとバレていることに焦るが、開き直り「不正採用されて恥ずかしくないのか!」とヨンウを責める。
少し動揺するとヨンウ。

ヨンウは帰宅して、グァンホに、家を出てテサンに移籍すると言い出す。
愕然とするグァンホだが「テ・スミはお前の母親だ」と告げる。
ヨンウは驚いて階段から落ちてしまうが、大事には至らず病院で目を覚ます。
病室で、グァンホは、お母さんは死んだと嘘をついていたことを謝る。
しかしヨンウは祖母から聞いて知っていた。

貧しいグァンホと裕福なスミは大学で知り合い恋に落ちた。
ほどなくしてヨンウを授かるが、妊娠がわかるとスミは変わってしまった。
スミは、貧しいグァンホと結婚して出産して母親になるより、テサン創業者一族としての裕福な元の世界に戻りたかったのだ。
グァンホは「子供と共に姿を消し、司法試験も受けず、二度と姿を現さないと約束するから、子供を生んでほしい」と懇願し、スミはアメリカに留学していることにして極秘で出産。
グァンホは大学卒業後、ヨンウを引き取り、約束通りスミに会わないよう司法試験も受けず、法律と関係のない仕事をしてヨンウを育ててきた。
そして、「約束なんか守らず弁護士になり、どこにも就職できないヨンウを雇っていれば、こんなに苦労させることもなかったのに、愛した人との約束を守ることが義理堅くてかっこいいと勘違いしていた」と後悔を告げ、「ソニョンは雇ってくれたのも、スミがヨンウを捨てたのも、この世界は全て政治的だ」と言った。
その時、ヨンウの世界にクジラ、いやイルカが現れヒントが生まれる。
ヨンウは急に弁護士モードになり、父を追い払い、深夜にもかかわらず、ミョンソクに電話をかけ「ソドク洞の榎の木が天然記念物に指定されないのには何か政治的な理由があるのではないか」とまくし立てる。
ミョンソクは「今は夜中なので明日話そう、おやすみ」と切ってしまった。

翌日、ヨンウはジュノと一緒に道庁に勤めるパク・ユジンを訪ねる。
2016年、村長たちは文化財庁に「ソドク洞の榎の木」を保存樹に申請しようと考え、丘の上でバイオリンを弾いてくれた、道庁に勤めるパク・ユジンに依頼したと言う。
しかし文化財庁によると申請はされていなかった。
パク・ユジンに事情を聞くと、はっきりしない態度で、資料を持ってくると言って席を外す。

待っている間、ジュノはヨンウに「あの日はちゃんと帰れましたか?」と聞く。
「あの日」とはヨンウがジュノに「好きかどうか触って確認したい」と言って2人が大接近した日だ。
ヨンウは大接近に耐えられず、ジュノを押しのけて逃げ出していたのだ。
ヨンウは「まったく触れなかったのにすごくドキドキしたから好きなんだと思う」と告白する。
ジュノが何か答えようとしたその時、資料を取りに行ったはずのパク・ユジンが逃げているのが見えてしまった。
走って逃げ回るパク・ユジン。追いかけるジュノとヨンウ。
しかし逃走虚しく捕まったパク・ユジンは、「榎の木が天然記念物に指定されたら地下鉄も幸福路も白紙に戻ってしまうため、友人に専門家のフリを頼んで木を調査し、指定できないと村長たちを騙した。」と白状した。
そのパク・ユジンは裁判長が持っていたのと同じイルカのマークの傘を持っていた。
キョンポ建設」のものだと分かった。

<法廷>
村民たちのテサンへの同意書は過半数を超え、裁判長はハンバダの請求を棄却すると言う。
そこですかさずミョンソクは裁判忌避の申し立てをする。
現場検証の日、裁判長がさしていたイルカのマークの傘はキョンポ建設ハムン新都市に建てるマンションのモデルハウスで配られた物で、万が一、裁判長がマンション購入を考えているのであれば、この裁判には不公平が生じると主張。

ヨンウはテサンにやって来る。
テサンへの移籍の話だと思い込んでいるスミに、ヨンウは娘だと告げる。
そして「父から離れて自分を捨てた母親の会社には入れない。ハンバダに残り父のそばにいる。」とテサンへのスカウトをきっぱりと断る。
「私を恨んでいるか」と涙を流して聞くスミに「会いたいと思っていた。会えてよかった。」と答えて席を立つヨンウ。

ソドク洞の榎の木が天然記念物に指定された。
幸福路の計画は見直されることになった。

 

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