Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話:水槽の中VS水槽の外

2007年チュンサム島
韓国のディーバ・音楽界の女神ユン・ランジュに憧れる、16歳のソ・モクハ。
ラジオ番組でランジュからの生電話が来るというのに、モクハの携帯は充電がなくなっていた。
あわてて学校中を走りまわり、携帯の充電池を貸してくれる人を探すが見つからない。
やっとみつけた転校生のチョン・ギホに頼むが、ギホは貸すのにお金を払えと言う。
ギホはクラスメイトの宿題を代わりにやったり、自転車に乗せたりしてお金を取り、“闇金”と呼ばれていた。
途方に暮れて泣き出すモクハを前に、仕方なく充電池を無料で貸すギホ。
充電池をセットするとさっそくランジュから生電話が!
モクハは感動のあまり大号泣。
これからランジュと一緒にカラオケが歌えるというところで、ギホに携帯を取られ電話を切られてしまった。
キレるモクハ、無視するギホ。
ギホ「頭がお花畑な歌手の追っかけ」
モクハ「カネの亡者なイカレ野郎」
お互いに、最悪の印象を抱いていた。

モクハは「歌を聴いてもらえたらすぐにランジュが迎えに来て、ディーバになるための航海を始められたのに!」と嘆く。
しかし、これで諦めずに、自分のMVを作って、ランジュが直接審査するコンテストUCCに応募することにした。
MVを撮るためにはカメラが必要…カメラはギホが持って、撮影も編集もうまいとクラスメイトから聞きつける。

ギホは必死にバイトをしてお金を貯めいていた。
「父の誕生日プレゼントを買うためだから、バイトしていることは父に絶対に内緒にしてくれ」と雇い主のヨングに頼み込んでいた。
親孝行息子だと感動するヨング、絶対言わないと約束したのに、すぐにギホの父に話してしまった。
帰宅した父は、怒ってギホに酷い暴力を振るう。
「俺に隠れて金を集めて母親の所に行くのか!!!」と。
ギホは、お金を貯めて家を出たかったのだ。
父による常習的な暴力で、ギホの体はアザだらけ、隠すために夏服を着れないでいた。

モクハは、お金を用意してギホにカメラを借り、撮影してもらうことに。
体育館のステージをキラキラにして、髪に花を差し、ギターを持って準備。
この花はランジュが好きな水仙だというモクハに「それはジャガイモの花だ。水仙は群れて咲かない。」と冷たく吐き捨てる。
浮かれるモクハをバカにしながらもカメラを向けるギホだったが、モクハの歌う姿に魅了され、MV撮影に協力的になる。
ギホは夜遅くまでパソコンで編集作業。
モクハのことを「抜けてるし、無計画だし、悩みもないし、泣くこともない、見てるとイライラした。」と感じていた。

そんなモクハもまた、実は父から酷い暴力を受けていた。
父は、モクハの大切なギターを叩き壊し、部屋をめちゃくちゃに荒らし、泣いて怯えるモクハの髪を掴み、「通報できるもんならしてみろ!!!」と怒鳴りつけた。
モクハもまた体中のアザを隠すため、夏服を着れないでいた。

翌日、モクハは学校を欠席。
編集が済んだMVのデータをモクハに渡したいギホは、欠席のモクハを気にしていた。

モクハは、刺身店を営む父の目を盗み警察に通報した。

放課後、ギホがモクハの家に来ると、警察が来て人だかりができていた。
モクハの通報を受けて来た警察の1人はギホの父だった。
ギホ父はモクハに向かって「お父さんを見るとイライラしたり、小言を言われると逃げたくなる。そういうのは中二病だ。すぐに治る。」と言い、モクハ父を庇い、モクハと父を抱き合わせて事を終わらせてしまった。
自分も同じく息子ギホに暴力を振るっているためだ。
外からその様子を持ていたギホは、モクハの腕に無数のアザがあるのを見る。

ギホはその夜、再びモクハの家に来て、完成したMVのデータを渡す。
そして、モクハのことを、抜けてて悩みなどない脳内お花畑だと思っていた事を謝った。
モクハは、MVのこともコンテストのことも、もう諦めてしまっていた。
ギホはデータを持ち帰り、代わりににコンテストに応募した。
そして、モクハのMVはランジュの目に止まり、ランジュは嬉しそうにMVに見入った。

大人気ディーバのランジュの再契約問題で、世間は賑わっていた。
現所属のシュガー企画と再契約か、はたまた別の事務所と契約するのか…
そんな中、マネージャーのイ・ソジュンは、ランジュに自分と契約してほしいと申し出る。
ランジュは「UCCの映像を見て、意見が一緒だったら前向きに考えるわ」と答えた。

掃除中のギホの携帯が鳴る。
ランジュのマネージャーのソジュンからだ。
モクハはUCCコンテストに合格した!
喜ぶギホ。
しかし、モクハは合格を光栄に思いながらも「歌はただの趣味、コンテストもなんとなく応募した」とウソをつき、ソウル行きを断ってしまった。
ギホが「合格したのになぜ!ソウルに行け!ランジュに会え!」と説得するが「どうでもよくなった。中二病が治ったみたい。」と言って行ってしまった。

しかし、モクハはふとした瞬間に、感情が爆発して号泣。
同じチュンサム島出身のランジュに憧れ、ランジュと同じようになりたくて、島を出て誰にもなめられないくらい有名になりたい。
だから「どうか私を助けてください。」
言葉に出さなくとも、号泣するモクハを見て、ギホには本心が伝わった。
ギホは自分の家までの地図をモクハに渡し「お父さんが暴れたら、警察ではなく僕の家へこっそりと来て、青い窓を2回叩いて。そしたら君を連れて島を離れる。怖くても諦めずに来て。」と告げた。

ある 雨の夜、モクハの父が暴れ出した。
モクハは裸足で家から逃げ出し、ギホの家の青い窓を叩いた。
ギホはモクハに自分の靴を履かせ、レインコートを着せ、すでに用意してあったリュックを背負って家を後にした。
ギホはランジュのマネージャーのソジュンに電話をかけ、これからソウルに向かい、駅で落ち合う段取りを組んだ。

しばらくして、モクハの父がモクハがいなくなっている事に気がついた。

ランジュは、数ある好条件の契約書を押しのけて、ソジュンと契約することを決めた。

本土へ向かう始発の船を待つモクハとギホを、ヨングと息子が見かけ、車で探し回っているモクハの父に電話で報告。
モクハの父は急いで船着き場へ向かう。

船に乗り込み、出発までの間、未来について語り合うモクハとギホ。
しかし、ギホは、船の窓から、猛スピードでやてきたモクハの父を見つける。
ギホはモクハにリュックを渡し「僕はここまでだ。君一人で行け。いいか、7月1日8時“ソウル駅旧駅舎、地面に羅針盤の模様がある所”にイ・ソジュンという人が待ってる。ソウルに行ったら名前を変えて島の人は忘れろ、僕も。そうすれば父親に見つからない。頑張って!必ず歌手になってね!君の事を雑に扱えないないくらい有名になれ!」と言い残し船を降りた。
涙を流してうなずくモクハ。
船を降りたギホは、船に乗ろうとするモクハの父を、体を張って妨害。
ギホは殴られ蹴られボロボロになりながらも、何度も立ち上がり向かっていく。

ギホがモクハに渡したリュックには、これまでギホが貯めてきたお金、お菓子や食料が詰め込まれ、手帳にはボーカルスクールや格安アパートの情報が書き込まれており、モクハのために入念な準備をしてくれていたことが分かる。
モクハはギホの想いに涙が止まらない。

しかし、ギホの抗戦虚しく、モクハの父は船に乗り込んでいた。
モクハは恐れおののき、船内を逃げ回るが、船首まで追い詰められてしまう。
モクハはそのまま海に飛び込み、止めようとした父も誤って海に落ちてしまった。

怪我をして気を失ったギホは、病院で目を覚まし、父や友人からモクハが海に落ちたと聞く。
海洋警察が捜索を続けているが、霧のせいで難航していた。

ソウル駅の待ち合わせ場所にはソジュンとランジュがモクハを待つが、モクハは現れず。

モクハも父も見つからず、教室のモクハの席には白い花がたむけられ、友人たちは涙を流す。

退院したギホは、モクハの家の刺身店へ行き、松葉杖で水槽を壊し、魚たちを海に帰した。
そして海をいつまでも見続け、泣いた。

モクハは無人島に漂着し、助かっていた。
波打ち際には父の遺体が。
砂浜に大きく“SOS”を書き、食べ物を探しに島の中へ入っていく。
草むらを歩き続けると、日の当たる開けた場所に出る。
そこには見たことある花が。
ジャガイモの花だ!
MV撮影の時、ランジュが好きな水仙だと勘違いして、ギホにつっこまれたジャガイモの花だ!
貴重な食料を見つけられた。

ギホは、モクハが現れるのではないかと期待をかけて、その後数年間、8時に“ソウル駅旧駅舎、地面に羅針盤の模様がある所”で待ち続けた。
しかしモクハは現れず。

モクハは、15年間、無人島で一人、たくましく生き延びた。
島から脱出する時にギホからもらった靴を、今でも履き続けていた。
ある日、空からドローンが飛んできた。
ドローンを知らないモクハ、これはいったい???…

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