Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話:ソ・モクハVSウン・モレ

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mokumokuw.hatenablog.com

ウハク&ボゴルの父は、母との出会いをウハクに話す。

父は村役場で働く、まじめで親切なイ・ウクという名前の公務員だった。
ある日、母ジェギョンが役場にやって来て、「子供の父親に知られずに改名できるか」と相談をもちかけた。
戸籍謄本を見たら分かってしまうので難しいと答えるウクだが、なにか事情があると察する。
ウクはジェギョンを追いかけ、足の悪いジェギョンに歩幅を合わせ、一緒に村を歩いた。
ジェギョンは「息子が2人いる。守りたい。」と話した。
ウクとジェギョンは次第に近づき惹かれ合った。
当時、その村には消息不明の家族がいた。
息子が2人いる4人家族で、年はウハクとボゴルと同じぐらい。
名前はサンドゥ、ハジョン、ウハク、ボゴル。
ボンワンから逃げる方法が当時は他になく、やってはいけないことだと知りながらも、ウクとジェギョンは息子たちを守るため、その家族に成り済ましたのだった。

“N回目の全盛期”生放送前。
ランジュが勝ったら、これまで口パクだったことをカミングアウトし、モクハを舞台に上げることになった。
ソジュンとボゴルは揉めていた。
「放送終了後、始末書は覚悟しろ」と言うソジュン。
「口パクで競演させたら退職しないと。始末書程度なら安上がりです。」と返すボゴル。

ランジュはカミングアウトすることに動揺していた。
「あなたにステージは奪わせない!ファンだと言って油断させて全部横取りするんでしょ!」とモクハに対して疑心暗鬼に。
モクハはそんなランジュに無人島生活の話をする。
一人飯が嫌で、カモメの“モメ”という友達を作った。
ジャガイモを分け合い、話しかけ、一緒に食事をした。
ある台風の日、食料が底をつきてしまう。
餓死寸前だった時、モメが卵を産んだが、モクハはそれを食べなかった。
だから、ランジュを裏切ることは絶対にしないと言い張るモクハ。

生歌を強要されたモレは苛立ちがピークに。
ヨングァンにコーヒをぶちまけ、帰る!出ない!と怒りをぶつける。
そして「モクハのデビューを私がお膳立てするのか!」とソジュンにも怒りをぶつけた。
ソジュンは「モレにとってもチャンス。ずっと実体のない人に苦しんできたが、その人が現れた。戦いなさい。戦って勝つんだ。」と説得した。

ランジュはモクハを舞台に上げることを承諾した。
しかしながら動揺は隠せず、一人、泣いた。
偶然その姿を見てしまったソジュンは、ドアの外で、他の誰にも見られないようにランジュを見守った。

モクハは舞台に立つため、ヘアメイクを施され、別人のように美しくなった。
それは、すれ違ったウハクが、モクハだと気づかないほどだった。

モクハはボゴルの後輩スタッフとリハに向かう際、無人島清掃は今もやっているのかと聞いた。
後輩スタッフは、大学時代からボゴルと一緒に無人島清掃活動をやってきたが、今はもうやっていないとのことだ。

ヨングァンは「前もって計画していたみたいだ。蔓人参村大祝祭の時に見抜くべきだった。」とモクハに皮肉を言った。
モクハは「計画通りに人生が進んだら、無人島に行かず歌手になってました。でも先輩の人生は計画通り順調に進んでいるようですね。」と皮肉を返した。
「思った以上に無礼だ」と吐き捨ててその場を去るヨングァン。

浮かない表情をしているモクハに、ボゴルは「舞台上では別の顔で。心配事も悩みもなしでパフォーマンスに集中してほしい」と元気づけた。

モクハの立つ舞台の背景には、一面の海が映し出されることに。
これはボゴルのアイディアだという。
それを知ったモクハは、中学時代、ギホと一緒に海でMVを撮ったことを思い出し、ギホとボゴルが重なる。

いよいよ生放送が始まる。
ランジュとモレがステージ現れ、客席からは大歓声。
それぞれ、今日の意気込みを語る。
ランジュは葛藤の末、モクハを信じ、重い口を開く。
「意気込みの前にお詫びがあります。私はこれまで他人の歌声で舞台に立ってました。」
ざわつく客席。
「口パクでした。申し訳ありません。歌手としてやってはいけないことです。弁明もできませんが、皆さんに聴かせたい歌声がありました。その歌声の主は、15年前、事故で無人島に流され、最近、救出され、歌声もそのままでした。彼女の歌声を世間に届ける方法がなかった。それでこの番組に出ました。私の名前で彼女の歌声を届けたかった。今回の勝者は1人しかいません。それは私でもモレさんでもない。その人に会いたければ、歌手ではなく歌声に投票して下さい。」
ランジュは台本にないセリフも追加し、モレを追い込み投票の誘導まで行い、大人気モレが優勢かと思われていたが、モクハにも勝ち目が出てきた。

そして“open your eyes”が流れる。
まずはモクハが歌い、次にモレが歌った。
「焦ってるな…技巧がすべてではないのに…」とソジュンは首を捻った。
モレ自身も納得のいかない苦しそうな表情。
ソジュンは、見きったのか、モクハの連絡先をくれとヨングァンに言った。
そして投票が締め切られた。
結果はモクハの勝利!
ランジュが見守る中、モクハは舞台に上がり、バックには広い海、青い照明を浴び、大歓声の中、“open your eyes”を歌い上げる。
調整室からモクハを見つめ、微笑むボゴル、いやギホ。
テレビに釘付けになるウク&ジェギョン。

無人島から来たディーバ!ソ・モクハさんです!!」と堂々と紹介を受け涙ぐむモクハ。
客席からはモクハコール。
モクハは舞台から駆け下り、ランジュに抱きつく。
「よくやった!嫉妬すらしなかったわ!ここからがスタートよ。諦めは裏切りだから!」とランジュも褒めてくれた。

ネットでも“無人島のディーバ”がトレンド入り。
話題はモクハで持ち切りとなった。

モレは、トイレでスタッフたちによって「ライブの女王と言われてたのに負けるなんて」「彼女の侍女たちが必死に守るでしょ」と同情され陰口を叩かれた。
ランジュはそんなスタッフに「女王ではなくウン・モレ!侍女ではなくファン!」とガツンと言ってやった。
ランジュは「あなたが頑張らないとファンが“侍女”と言われて気の毒。失敗したからよく分かる。下手したら私みたいになるわよ。同じ道を進まないように頑張って!」とモレを励ました。
モレは出待ちする学生のファンに「がっかりさせてごめん。次はうまくやる。」と言って抱きしめた。

大成功に終わった“N回目の全盛期”の生放送。
制作陣やスタッフたちも大満足だった。
ボゴルの後輩スタッフは、今のうちにモクハのサインをもらっておこうと言い出し、ボゴルもサインをもらうため、テレビ局内、モクハを捜した。
途中、ウハクと会い、階段の踊り場で話す。
ウハクは、モクハを舞台に上げたことに関して怒っていた。
「モクハが人気になることで父ボンワンに見つかるのは時間の問題だ。このままじゃ本当に家族が壊れるぞ。」と。
ボゴルは「モクハを歌手にぜず他人の名前で生き続けるのか!?兄貴は今日からスタートだけど、俺は15年も続けてきた。誰かを騙すことはもうできない!」と反論し、2人は口論となった。
その会話を、実はモクハも聞いてしまっていた。
ボゴルたち一家が、別人に成り済ましていたことを知りショックを受ける。
モクハが呆然とテレビ局内を歩いていると、窓の外にボンワンの姿を見つけた。

ウハク&ボゴルの両親はテレビで見たモクハの素晴らしさを話していた。
母は、モクハに美容師を勧め、歌手として有名になることを阻もうと思っていたが、テレビの中のモクハは、もうその次元ではなかった。
母は「あの時、ボゴルの頼みを聞かなきゃよかった」と嘆いた。

実は、かつて、モクハを屋根裏部屋に住まわせることを両親に頼んだのは、ウハクだけではなくボゴルも同様だった。
ボゴル(ギホ)はずっと捜してきたモクハが見つかりとても嬉しそうだった。
両親は、ボゴルが笑顔であることが何より嬉しく、モクハを住まわせることを許可し、家族のように受け入れることを約束した。
ボゴルのあまりの嬉しそうな顔を前にして、ついモクハを受け入れてしまったことを後悔する両親。
「子供たちが喜ぶほど心配が増える。嘘をついた罰ね…」と呟く母。

モクハはボンワンに声をかけ、カフェで話をする。
ギホの行方を聞かれ「知らない」と答えるモクハだったが、ボンワンが会話の中で「息子“たち”」とカマをかけたにも関わらずモクハが驚かなかったことから、ボンワンは、モクハが、ギホだけでなくチェホにも会ったのだと見抜く。
「ありがとう、生きてるなら、あとは捕まえるだけだ。俺は警察官だったから分かる。君のそばにギホがいるってことが。」と不敵に微笑むボンワン。
すっとぼけて、その場を去るモクハ。
足早にカフェを出てそのままタクシーに乗り込んだ。
モクハはタクシーの中で、恐怖心から「どうしよう…どうすればいいんだ…どこへ行ったらいい?…」と涙を流す。

ランジュはモクハの部屋で、モクハへのプレゼントとして、素敵なドレスを綺麗に箱に包装し、「始まりを祝して」とメッセージカードを添えた。
そこへ、モクハと連絡がつかず、心配しているウハク&ボゴルがやって来る。
ランジュが携帯を見ると。モクハからの長いメッセージが。
その内容は、歌手になることを諦め、自分に合った人生を生きるというものだった。
「お姉さんのおかげで夢を見られて幸せでした。一生忘れないし、応援し続けます。」と。
あわてて部屋を飛び出すウハク&ボゴル。
車でモクハを捜しに出かけた。

モクハは携帯をオフにして、列車に乗り、遠くの田舎町ハムチャン駅に来ていた。
「ここなら見つからないだろう…」と目に涙をためた。

ウハク&ボゴルもまた、なぜかハムチャン駅にたどり着いた。
走りまわってモクハを捜す。

モクハはお腹が減ってある食堂に入る。
女将さんは、昨夜“N回目の全盛期”を見ており、モクハの顔を覚えていた。
無人島から来た子だろ!そうだろ!?」と言ってサインを求めた。
モクハはそれを拒み、号泣し始めた。
「私はウソをついたんです…カモメの卵を食べたのに食べてないとウソをついたんです…友達の物を奪っちゃいけないのに、裏切りなのに、飢え死にしそうだったから食べたんです…でもカモメは知りません。唯一の友達だったのに…敵になってしまって申し訳ない…」と。
女将さんは「サインはいいから泣かないで〜」と困り果ててしまう。
そこへボゴルはやって来た!
「なぜここがわかったんですか!?」と驚くモクハ。
実は、“N回目の全盛期”出演で時の人になったモクハは、ボンワンと会っていた時からここまでの道中、周囲にいた人々によって写真を撮られ、SNSに投稿され、検索すればすぐに居場所が分かったのだ。
ウハク&ボゴルは検索してここまでたどり着いたのだ。
女将さんに「恋人かい?」と聞かれたボゴルは「中学の同級生です」と答えた。
自分がギホであると明かしたのだ。
モクハは怒って店を出た。
追いかけるボゴル。
モクハ「急に何なんですか!」
ボゴル「家に帰ろう」
モクハ「家ってどこ!?あそこは私の家じゃありません!」
ボゴル「歌手を諦めるのか?」
モクハ「ステージに上がれたからもういいです。」
ボゴル「僕がギホだよ。」
モクハ「違います!カン・ボゴルPDです!」
ボゴル「チュンサム中学のギホだよ。」
モクハ「何を考えてるんだよ!捜してる時には隠れて、隠れるべき時には現れて!あんたはボゴルだ!ボゴルとして生きたいだろ!?」
ボゴル「そうだったけど、1日だけ後悔した日がある。無人島で君を見つけた日。誰よりも先に見つけたかった。礼を言いたかった。生きててくれてありがとう。」
ボゴルはモクハを抱きしめた。
涙を流すモクハ。
そこへウハクも駆けつけ、抱き合う2人を見てしまった…

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