Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話:クーラーボックスVSドローン

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<過去>
モクハは無人島生活中、絶望して崖から海へ飛び降りた。
沈みゆく中、水面に浮かぶクーラーボックスを見つけ、それに向けて泳ぎだす。
カモメが止まるクーラーボックスの中には…

喉の手術をしたランジュは、病院の屋上から飛び降りようするも、踏ん切りがつかずにしゃがみこんで涙を流す。

<現在>
RJエンタ代表イ・ソジュンは、ランジュの名前の入った会社のロゴ“RANJOO”を“RHYTHM&JOY”に変更することを、たくさんのメディアの前で大々的に発表。
会社の顔だったランジュの名前を社名から失くしたのだ。

ランジュはすっかり落ちぶれて、半地下の部屋で暮らしていた。
酒に酔って遺書を書き、ソジュンに送信。
自分は歌手なのに仕事がなにもない、検索結果ワード1位になって死のうと思っていた。
ソジュンはそんなランジュのために、仕事を用意する。
「テレビ番組は難しいので地方の行事で…」と言うと怒り出すランジュ。
しかし現実は家賃も払えない状況。
酔いが冷めたランジュは行事の仕事を受け入れ、“蔓人参村大祝祭”へ向かった。
影武者モクハの助けで、口パクパフォーマンスは大成功、SNSでも話題になった。
緑色の風船を振るたくさんの観客から拍手喝采を浴び、「これじゃ終われない、諦めきれない」と涙を流すランジュ。
そして大役をはたしたモクハを抱きしめた。
すぐに話題沸騰となったランジュを逃すまいと、「N回目の全盛期」のチーフPDは、現場にいるボゴルにオファーをするように指示。
しかしランジュのマネージャーヨングァンはオファーを断る。
テレビに出たら口パクだったことがバレてしまうからだ。

ランジュはモクハの手を握り、親身になってモクハの話を聞く。
モクハは無人島生活の話、中学生の時に送ったMVの話をする。
ランジュはMVを覚えており、それが最高だったから、当時ソジュンと共にソウル駅まで迎えに行ったと聞き、驚くモクハ。
モクハが来なかったため、代わりにウン・モレがデビューし、現在大人気となっているのだ。
もしモクハが来ていたら、モレではなく、モクハがスターになっていたと言うランジュ。
ウハクはモクハに悔しくないのかと聞くが、モクハはランジュのポジションを奪ったモレを「呆れた女だ!」と怒り、さらに、ランジュのマネージメントを問題視しソジュンにも怒る。

ウハクは、モクハの代わりにモレが大成功していることがもどかしく、さらに自分がギホだと思っているので、モクハの父をなんとしても止めるべきだったと悔やんだ。
「モクハは世界を股にかける逸材なんだ!屋根裏部屋なんか似合わない!」とボゴルに言い、屋根裏部屋にモクハがいることを自らバラしてしまった。

屋根裏部屋にはモクハだけでなく、家賃を払えなくなったランジュも暮らすことに。
2人は、音楽をかけて歌って踊り、すっかり意気投合。
大騒ぎの屋根裏部屋に、ウハクとボゴルがやって来る。
文句を言うのかと思いきや礼儀正しく挨拶をするボゴル。
そんなボゴルを、ランジュは見覚えがあった。

モクハはランジュに、無人島生活6年目、絶望して崖から飛び降りた時の話をした。
助けてくれたのは、水面に浮かんだクーラーボックスで、中には袋麺が入っていた。
賞味期限は切れていたが、6年ぶりのインスタント麺は、それはそれは美味しく、一生忘れられない味となった。
その後はクーラーボックスを待ちながら無人島生活を続けたが、流れてくることはなかった。
しかし、それでも待ち続けていたら、空かドローンが飛んできて、ウハクとボゴルが現れ、そしてランジュお姉さんと会えたと語るモクハ。
ランジュはモクハに声帯結節であることと打ち明けた。
こっそり手術したけど、声は戻らなかった。
このことはソジュンも親も知らないという。
以前のように歌えず、ファンが離れ、マスコミは批判ばかり。
もう辞めようと思っていた時にモクハが現れた。
「クーラーボックスのように」と。
「私にもドローンが現れるかな」と言うランジュ。
その後、モクハにとっては初めてのお酒を飲んで、2人は楽しい時間を過ごした。

ボゴルは、自分のことをギホだと思っているウハクに、「ギホの話はやめろ。過去も失った記憶のことも忘れろ。」と言い聞かせた。

ギホの父ボンワンはギホを捜し続けていた。
保険の営業マンとなった、ギホとモクハの同級生ハン・デウンがボンワンに医療保険をすすめると、ボンワンは、ギホのために終身保険にも入ると言い出す。
デウンは「もうギホは生きていない、親不孝な息子は死んだと思うべきです」と言い聞かせる。
しかしボンワンは、ギホはモクハが生きて戻ったニュースを見て2人は会うはずだと考え、デウンに「モクハと連絡が取れたら必ず俺に知らせてくれよ」と言った。
デウンはボンワンと別れた後、車に乗って、妻ヨンジュ(中学時代のモクハの親友)に電話をかけ。
デウン「ギホの父親に会ったよ。モクハにまで会いに行きそうだ。ギホに伝えるべきかな。」
ヨンジュ「幸せに暮らしてる息子をなぜ捜すんだ。困った人だ。モクハには言っておくべきじゃないか。」

昨夜、モクハと酒を飲んでベロベロになったランジュは、酔った勢いのままソジュンに電話をかけ、モクハを紹介し、モクハのためにオーディションをするように告げていた。
そしてモクハだけでなく、ウハク&ボゴルの両親も一緒に歌って踊って大騒ぎ。
「私はVIPのユン・ランジュだからー!!!」と気が大きくなり、蔓人参村大祝祭のギャラをウハク&ボゴルの両親に家賃としてすべて渡してしまっていた。
ランジェは「アルバムの売上が通算2000万枚になったらRJエンタの株が半分私のものになる。そうなったら大株主の名にかけてモクハをワールドスターにする!」と息巻いていた。

翌朝、目覚めてすべてを思い出したランジュ。
焦って大慌てでソジュンに電話をかけ、まずは酔った勢いで電話をかけたことを謝る。
そして、モクハとオーディションすると約束しちゃったから、フリだけでもしてくれと必死に頼み込む。
無人島で生き延びた子よ、オーディションぐらいしてあげましょうよ!」と。
モクハはそれを聞いてしまった。
「15年前のお姉さんは抜けて見えて好きだった。心配事もない影もない悩みもない。でも今はすごくありそう。何がお姉さんを変えてしまったのか」と悩むモクハ。

ランジュはオーディションに挑むモクハにケーキを用意し、色々とアドバイスした。
モクハは、昔と違って苦労している様子のランジュが、ここまでして自分を応援してくれることに感動して涙を流した。

チュンサム島のヨングおじさんの店にボンワンがやって来る。
モクハがカン・ウハクという新聞記者と一緒に来たと聞き、ソウルに戻りウハクとボゴルの勤めるYGNのビルを見上げる。

ボゴルを含む「N回目の全盛期」制作チームは、今バズっているランジュを、なんとかして出演させたいと考えていたが、ランジュのマネージャーヨングァンは「本人が拒否している」とオファーを断る。
ヨングァンはソジュンの指示で嘘をついていた。
ソジュンは、「アルバムの売上が通算2000万枚になったらRJエンタの株が半分ランジュのものになる」という契約を恐れており、人気番組「N回目の全盛期」に出演すれば間違いなく売上げを伸ばし、株を持っていかれてしまうからだ。

モクハとランジュはオーディションにやって来たが、ソジュンはオーディションをしてくれなかった。
モクハとランジュは戸惑う。
ランジュはソジュンと2人になり「歌だけでも聴いてやって」と頼むが、ソジュンは「31歳という年齢がネック、モクハはランジュのマネージャーをすればいい」と提案した。
ドアの外でそれを聞いてしまったモクハは傷つきショックを受けるが、“正論”だと認めていた。
この正論こそが、人を傷つける最大の攻撃だ。
ランジュは15年間“正論攻撃”を受け続けてきたために変わってしまったのだと、モクハは理解した。
そして同時にモクハは、ソジュンがランジュのマネージメントに本腰を入れない理由は「アルバムの売上が通算2000万枚になったらRJエンタの株が半分ランジュのものになる」という契約を恐れているからだということも見抜いた。
モクハはマネージャーになることを承諾し、ランジュに例の契約をソジュンが恐れていることを説明した。
真実を知ったランジュは投資家と会議中のソジュンの元へ行き、「アルバムの売上が通算2000万枚になったら株の半分は私のものになる。残りの契約期間6ヶ月で達成してみせる!」と宣言。
モクハはウハクとボゴルと一緒に、2000万枚の目標まであと84731枚だと算出。
マネージャーとして目標を達成し、ランジュを株主にさせ、その後にオーディションを受けると決意する。
ボゴルはマネージャーになったモクハに「N回目の全盛期」のオファーを出し、モクハも承諾。
最初の仕事だ。
ランジュも出演を受け入れたが、歌はモクハが代わりに歌ってくれと言う。
歌は“あの日の夜”。
これはギホの歌だと打ち明けるランジュ。
驚くモクハ。
ギホは10年以上前、ランジュを訪ね「いつかこの子が訪ねてきたら“ソ・モクハ”と名前を呼んで、話を聞いてやって、力になって、機会をあげて、ぎゅっと抱きしめてください」と涙を流して頼んでいた。
あまりに切実な頼み事だったため、ランジュは曲を作った。
それが“あの日の夜”なのだ。
その話を聞いてモクハは泣いた。

モクハは屋上で、ギターを持ち、涙を流しながら“あの日の夜”を歌う。
歌声を聞きつけウハクが屋上に上がると、そこにはすでにボゴルがいて、歌声を聴いていた。

ギホは、モクハがいなくなった後も、ずっとずっとモクハを捜し、待っていたのだ…

 

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