Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話:偶然VS必然

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mokumokuw.hatenablog.com

2022年
カン・ウハク(31歳・YGN報道局記者)とカン・ボゴル(30歳・YGN芸能局プロデューサー)の兄弟は、美容室を営む両親と共に朝食を食べる。
兄弟で同じ部屋はキモいから、屋根裏部屋に移ると言い張る弟ボゴル。
「分離不安」だから別々の部屋は嫌だと言い張る兄ウハク。
朝からワチャワチャ賑やか。
ウハクは、ボゴルの無人島清掃活動について行くことになった。
船酔いが酷くフラフラになりながらも強がるウハク。
呆れるボゴル。

ボゴルたち清掃活動員たちが無人島のゴミを拾い回る中、ウハクはVRゴーグルをつけて島にドローンを飛ばす。
その島は、モクハが暮らす無人島だった。

モクハの目の前にドローンが現れる。
ドローンを知らないモクハは、謎の飛行物体を追いかけ回し、叩き落とす。
ゴーグルに映るモクハの姿に、高額なドローンを壊されては困ると焦り、確保するため必死に走るウハク。
「なんで参加したんだ…」と呆れ顔で、その後ろを追いかけるボゴル。

「そのドローンは高いんだ!落とさないで!」と怒るウハク。
モクハは、突然、目の前に現れたウハクに驚く。
久しぶりに見た人間に涙を流して喜び、「私を見つけてくれてありがとう!」と抱きついた。
追いかけてきたボゴルも、何事かと呆然と見つめる。

ウハクやボゴルたち清掃活動員たちは、15年間も女一人で無人島で生き抜いたモクハを救出し、船で本土に向かう。
モクハはキンパを頬張り、その美味しさに感動する。
記者のウハクは、その様子をスマホで撮影し続ける。

モクハは、文明の進化に圧倒され、キョロキョロして街を見渡す。
ボゴルは、ボロボロの靴を履くモクハに、新品の白いスニーカーを買って履かせてあげる。
モクハは、ありがたくて涙を流す。

「いいニュースになる」と撮影をし続けるウハクを諌め、「騒ぎになると社会復帰が遅れる」と撮影を止めさせるボゴル。
その時は素直に従うウハクだったが…

天邪鬼ウハクは記者としてモクハの件を報じる。
モクハの顔にはモザイクをかけて、ドローン映像を放送。
無人島ピルジン島で15年間生き延びた女性を救出」
「中学3年生の時、船から転落し、行方不明になったソさん」
ピルジン島は、モクハが暮らしていたチュンサム島から55キロも離れており、捜索の範囲かた外れていた。
モクハは病院で検査を受け、何の異常もないことが分かる。
警察は住民登録証の発給など社会復帰のための支援を始めた。

ウハクは、ドローンの故障理由をデスクに報告したら、報道しろと圧をかけられ仕方なかったとボゴルに言い訳。
さらに、後追い取材もすることになったという。
「プライバシーの侵害だと反対したがデスクには逆らえない」と。

モクハは、しばらくの間、保護施設で暮らしていた。
退所日になっても家族や友人からの連絡は一つもなく、故郷であるチュンサム島に戻ることになった。
モクハは見た目は31歳だが、心の中は16歳のまま。
不足する教育や人間関係、将来の見通しも立たず、頼れる人もいない。
故郷に戻って一人暮らしできるのか心配する保護施設のスタッフ。

後追い取材のため、ウハクはモクハに同行することに。
モクハは、ギホからもらった、もうボロボロになった靴を大事に持ち歩いていた。
故郷に戻る道中、道に飾られた弾幕を見つけ、慌てて車を降りるモクハ。
弾幕は“蔓人参村大祝祭”を告知するもので、出演者にランジュの名前があった。
ランジュの名前を撫でながら「すべての始まりはこの人でした。」と涙を流すモクハ。
ウハクはモクハから聞き出した島を出た理由が「歌手に会いたかった追っかけが、家出したあげく無人島に漂着」では報道する価値がないとデスクに報告。
取材は続けるが無駄骨だと吐き捨てる。

故郷チュンサム島に到着。
モクハは自宅である刺身店に向かうが、ヨングおじさんとその息子ジェシクによって、別の店になっていた。
おじさんたちはモクハが生きて戻ってきたことに驚く。
そして、モクハが店を取り戻しに来たのかと勘違いし、「法的には死んだ人間だ!法律に則り所有者のいない店舗を10年かけて大きくしてきたのは俺たちだ!」とモクハを追い出す。
「死んだ人間」という言葉にショックを受けるモクハ。
しかし、隣で聞いていたウハクが「失踪から5年経っても宣告なしじゃ死亡と認められない。彼女は失踪宣告されていないため、法的にも実際にも生きている人間です。従って、2人の行為は住居侵入罪です。法定で争いますか?」と論破。
モクハは「店を横取りす気はない」と争いをやめさせ、おじさんたちにギホの行方を聞いた。

ギホはあの後イカれてしまい、モクハの家の刺身店をめちゃくちゃにし、学校にも行かず、ずっと海ばかりを見続け、ある日とうとう家を出て行ったという。
そして父を児童虐待で告訴。
父は無実を訴えたが、警察を懲戒免職になった。
ギホは人々に親不孝な息子だと言われ、父は息子を捜し回りソウルに行ったということだ。
結局ギホの消息は不明だった。
ギホの家に行くと、廃墟となりボロボロだった。
ギホの部屋には“強く願えばいつか叶う”というメモが貼られていた。
それを手に取ったモクハは、ギホは生きていると強く信じた。
「ギホがいなかったら、15年前に私は死んでいた。父に殴られて。単なる家出じゃないんです。私達はあの時、生きるために家を出たんです。」とウハクに告げた。

モクハはチュンサム島に残らず、ウハクと一緒にソウルに戻ることにした。
「ランジュさんに会うために島を出て、無人島生活をしたあげく、また島に戻るなんて!15年という月日を無駄にしたくありません!」と涙を浮かべてウハクに訴える。
ウハクは困り果てながらも、モクハをソウルに連れて帰り、なんだかんだ文句を言いながらも、家族には内緒で、来週の月曜日まで自宅の屋根裏部屋にモクハを住まわせることに。
(火曜日からボゴルが屋根裏部屋に移るため)

モクハは屋根裏部屋で、無人島に漂着するまでの過去の話をウハクに語る。
コンテストに合格しランジュの事務所から電話があり、ランジュに会えるチャンスだったが、もしソウルに行ったら父にバレて殴られ大事な物を壊されて…と、次に起こるかもしれないことを考えすぎて断ってしまった。
そのことをずっと後悔し続けているモクハ。
「次のことを考えるとどんどん動けなくなり、後で後悔することになる。だから、今やりたいことをやる!」と宣言するモクハ。
そしてモクハは、ウハクのことを「ギホに似ている」と言う。

ウハクは交通事故による頭のケガで、高校以前の記憶がなかった。
だから、もしかしたら自分がギホなのではないかと考え、ボゴルに話す。
ボゴルは「冬のソナタかよ!兄貴は今も昔もカン・ウハクだ!」と相手にしなかった。

“N回目の全盛期”というテレビ番組の制作会議。
品行方正で、全盛期があって、今すぐ出演可能な人…そんな人はいない!とスタッフは頭を抱えていた。
そこでボゴルは、ランジュを推す。

その頃、ランジュは“蔓人参村 大祝祭”という、地方の小さなイベントに出演。
酒浸りのヘビースモーカー、すっかり落ちぶれたランジュには、こんな仕事しかなかったのだ。
ランジュは口パクでやる予定だったのだが、プレーヤーが壊れて生歌を求められる。
コーラスをできる人を探すというマネージャー。
「こんな田舎に私の歌を歌える人なんかいるわけない!」と絶望するランジュ。
そこで、主催者からもらった“蔓人参酒”をゴクゴク飲み始め「出番前に酒を勧められて断りきれずに飲んだあげく酔ってしまいステージは大失敗する」というシナリオを作り上げることに。
困り果てるマネージャー。

モクハは、ウハクに車で蔓人参村大祝祭へ連れて行ってもらう。
ランジュを応援するため、たくさんの緑色の風船を用意して。
会場に到着し、来ているおばあちゃんや子供たちに風船を配り、応援の仕方をレクチャーする。
困り果てているランジュのマネージャーを見かけたモクハは、コーラスが必要だと聞き、ランジュの影武者としてステージ袖で歌うことに!
そして、いよいよランジュのステージ。
ランジュはステージに上がり、マイクのスイッチをオフ。
客席はモクハのレクチャー通りに緑色の風船を振って大応援。
「私のファンなんかいない」と嘆いていたランジュはその光景に「幻覚かな」と呟く。
音楽が流れ、ステージ袖でマイクを持って歌うモクハ。
ランジュはそれに合わせて口パク。
かつて、ディーバとして脚光を浴びていた記憶が蘇る。
2人は見事なシンクロを見せ、ステージは大成功、モクハもランジュも涙を流す。

ステージを降りたランジュはモクハに名前を聞き、モクハを抱きしめた。
感無量でポロポロ涙を流すモクハ。
この瞬間、空っぽだったモクハの15年間に意味ができた。

前日のこと
チュンサム島のギホの部屋の壁に貼ってあった“強く願えばいつか叶う。意外な方法で。”というメモを持ち帰っていたウハク。
これはギホの母の言葉だというが、ウハクとボゴルの母の口癖でもあった。
すべて偶然だと言い張るボゴルに、天邪鬼なウハクは「俺はギホだと確信した」と言い出し、「モクハと再会したらギホは何をするかな?それをやってみる!」と立ち上がる。
そして、モクハを蔓人参村大祝祭まで連れていき、憧れのランジュとの遭逢を見届けた…

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