Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第10話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第10話:正解VSリスク

前話はこちら↓

mokumokuw.hatenablog.com

<少し前>
ボゴルは、ボンワンに殴られた顔のケガを、両親には必死で隠していたが、父にはバレていた。
父はボゴルのために薬を用意し、モクハに手当を頼んでいた。
そして、モクハと父はボンワンのことを話した。
父「あいつを通報してもしなくてもいい結果にはならない。正解がわからない。モクハならどうする?」
モクハ「難しいけど…この前ボゴルが言ってました。“ウソはやめましょう。どんな理由があろうともウソはウソだ。ウソをつき続けると弱みが増えていき収拾がつかなくなる”と。答えになるか分からないけど。ごめんなさい。」
父「それが正解かもな」
父は何かを心に決めたような表情に。

<現在>
花屋を出たところで、父はウハクとバッタリ。
ウハクは「お花を習っていたはずなのに、なぜ買っているのか!」と問い詰める。
父は戸籍盗用の件で警察に自首していた。
お花を習っているとウソをつき、その時間は警察で取り調べを受けていたのだ。
「時間が経つほど罪が重くなるから、その前に罪を償わないとな!」と努めて明るく振る舞った。

兄弟美容室では母とモクハが2人で閉店後の片付け。
そこへボンワンがやって来た。
固まる2人。
ボンワンは「変わらないな。やっと見つけた。ギホはどこだ?」と言う。
モクハはこっそりボゴルにメールをする。
「この間の餃子スープが食べたいな」と。
ボゴルが帰って来ないようにするためだ。
モクハは「ギホは出張中で今日は帰りません!」と言って、怯える母を守るように手を繋いで寄り添い、ボンワンを睨みつけた。
ボンワン「とても幸せそうだな、ジェギョン。」
モクハ「何の用ですか!?」
ボンワン「自分の妻に会うのに用も何もない。」
モクハ「出て行ってください。出ていかないなら警察に通報します。」
ボンワン「通報しろ。駆けつけた警察に家族を連れ戻すのが罪になるのか聞く。警察は調べるだろう、お前たちの身元を。」
母「あなたの望みは何?」
ボンワン「うちに来い!チェホとギホも一緒に。そうしたらお前たちの罪を秘密にしてやる。」
モクハはそれでも警察に通報した。
「ストーカーが押しかけてきて暴れてるんです!早く来てください!」と。
ボンワン「ちょうどいい。この際、警察署でおまえらを告発してやる!」
そこへ父とウハクが帰宅。
父「どうぞお好きに!告発しても無意味です!自首したので!」
ボンワンが「お前か、人の女房を横取りして息子を奪ったやつは!」と激昂して向かって行くのをモクハは必死に止めたが、すっ飛ばされてしまった。
瞬時にウハクがモクハを守りケガはなかったが、ウハクが肩を痛めてしまった。

家路を急ぐボゴル。

ウハクはボンワンに馬乗りになり押さえつける。
目に涙をためたウハクはボンワンを怒りが込み上げ、拳を振り上げた。
それをモクハと父が必死に止め、事なきを得た。
そしてパトカーが到着し、ボンワンは手錠を掛けられ連行されて行った。

ボゴルが帰宅すると、家には呆然とするモクハだけだった。
ウハクは肩にケガをして、両親が病院に連れて行った。
幸い、大事には至らなかったようだ。
心配するボゴルに「みんな無事だよ」と明るく言うモクハ。
しかし、気を張り詰めていたせいか、倒れてしまう。
ボゴルの抱き抱えられベッドに横になるモクハ。
モクハは「あんたの父親は記憶に残る資格も、幸せになる資格も、全部ない。あの人は最低な人間だ。これからはお父さんにどんな感情も持たない方がいいし、時間も使わない方がいい。怒る価値もない人だよ。全部忘れてしまうんだ。ウハクから父親の記憶を消したように、あんたの記憶からも消してしまえ。」と言った。

ある田舎の貯水池かた見つかった1台の車が引き上げられ捜査が入る。
車内からは4人の白骨死体が見つかった。
身分証と遺書が見つかり、
父:カン・サンドゥ
母:ソン・ハジョン
子供:カン・ウハク
子供:カン・ボゴル
だと分かった。
ニュースでは、「この一家の戸籍を、カンジュン区のある家族が15年間盗用していました。この件で自首したイ氏は、公務員だった2007年、役場でDV被害者のヤン氏と出会ったと話し、ヤン氏とヤン氏の2人の息子を守るため失踪した一家の戸籍を盗用したと供述しました。警察は、イ氏とその家族の供述元に真相解明に向け捜査を行っています。」と報じた。

ウハクとボゴルの職場でも騒ぎになり、美容室も休業せざるを得なくなる。
ご近所さんも集まって、あることないこと、悪い噂話をする。
怒ったモクハは外に出て、ご近所さんに向かって、「常連の好物まで覚えてる美容院の店長と、ウワサに踊らされて不倫だなんだと騒ぐ客、どちらにゾッとします!?私は後者です!もし私が常連客なら、なぜ店長は足を引きずってるのか、なぜ名前まで変えたのか、その理由を考えて胸を痛めていたでしょう!ウワサに尾ひれをつけるようなマネはせず、店長と家族をかばいます!!!」と怒鳴りつけた。

モクハはウハクに戸籍盗用の罪の重さについて質問する。
ウハクは「無罪になることは難しい。取り調べの時は正直に話して。情状酌量されるためには法改正の前だったことや、暴力から逃れる唯一の方法だったと訴えないと。そのためにはボンワンの暴力性を証明する必要がある。だから、家族以外の被害者の証言が必要なんだ。あいつを許さないでほしい。同情や哀れみも禁物だ。」と言った。

ボンワンは事情聴取の相手が後輩刑事だったため、「戸籍盗用を先に捜査しろ」と偉そうに捜査に口を出し、激昂した。
後輩刑事は呆れて、「先輩は法を破ったんです。反省して自重してください。反抗したら令状を取りますよ!」と諌めた。

ヨンジュは警察で、なんとかしてボンワンを逮捕できないか相談する。
「蜂を持って車内に侵入した映像があるのに証拠不十分だと言われた。」と。
警察は被害者の供述のような、確かな証拠は必要だと言う。
被害者の夫デウンはいまだ意識不明なので絶望するヨンジュ。

ソジュンは投資家たちとゴルフをしてカフェで休憩中。
そばにいた男が、ソジュンの話に聞き耳を立てる。
ソジュンたちはRJエンタとランジュの株について話していた。
男は去り際に、ソジュンに挨拶した。
ソジュンも応じたが、誰だか覚えがなかった。

ランジュは徹夜して夢中でモクハのアルバム制作に勤しんでいた。
未だ、契約解除の書類にサインはしていなかった。
1つ確かめたいことがあると。

ウハク&ボゴルにも出頭命令が来た。

ランジュはボゴルに電話かけ、「モクハが姿を消した時があったでしょ。あれは、もしかして、カンPDのため?今時間ある?」と聞いた。

ランジュはモクハを“水仙”という開店前のレコードミュージックバーに呼び出した。
ランジュとモクハが会話する中、ボゴルも到着したが、モクハに見つからないように隠れて会話を聞く。

中学時代のランジュが、ファン代表と母に連れて来られたこの店。
この店のママはよく当たると評判の占い師で、成功する歌手をよく当てたそうだ。
壁に飾ってあるたくさんの歌手のサイン。
ママは「みんなこの店でこれを買った子たちよ。買えない子は落ちぶれた。」と言ってキーホルダーを出した。
ママはランジュに「いくらで買う?他の子より高く買うならあげる。」と言った。
ランジュはママに耳打ちした。
ママは「あら、すごい子ね。人生を懸ける価値がある!還暦まで現役よ。」と言ってキーホルダーをくれた。
母もファン代表も大喜び。

ランジュはママに「私の有り金全部。将来稼ぐお金も。」と言っていた。
そして、モクハに、どれくらい本気で歌手になりたいのか聞いた。
モクハは「やりたいです!絶対に何があっても途中でやめたりしません!」と言うが、「カンPDの家族と距離をおける?」というランジュの質問に詰まってしまった。
「世間は事情を理解してくれない。世間から見たらカンPDは犯罪者。あなたのゴシップは私にとってリスクなの。私は株もプライドも捨ててあなたに懸けようとしてる。明日までにどうするか決めて。」と言ってランジュは立ち去ってしまう。
ランジュは去り際に、隠れて聞いていたボゴルに、ママからもらったキーホルダーを渡した。

ボゴルは生活用品を買い込んで新築ワンルームマンションにやって来た。
この部屋は、しばらく前から契約していたようで、家具やパソコンがすでに揃っていた。
通信環境も整え、すぐにでも人が住めるような状態になった。

モクハは悩んだ末、決意したように荷造りをして、誰にも告げずに部屋を出た。
島を出る時、ギホからもらった靴を置いて。
歌手になるため、ボゴル一家とは距離を置くことを選んだのだ。
あてもなく雨降る街を歩くモクハだが、目に涙をためて、ギホからもらった靴を取りに部屋へ戻った。
そこへボゴルがやって来て、「出ていくの?」と聞いた。
「そうだよ」と答えるモクハ。
「有名な歌手になるのに、こんな所に住んでたことがバレたら弱点になる。ただでさえ15年も無人島で暮らしてたんだ。これ以上弱点を増やしたくない!」と、ボゴル一家と距離を置くために、そして、その理由が戸籍盗用ではなく、あえて、自分が薄情な人間であるのだという芝居をした。
すべて分かっているボゴルは、黙ってモクハの荷物を車に運び、モクハをマンションに連れて行った。
「もともと君のために契約した部屋だ。屋根裏部屋に住むことになって必要ないと思っていたけど。タオルはここ。エアコンの調整はここ。ドアを開ける時は画面を確認して。」と説明するボゴル。
モクハは「こんなことされたら私がとんでもなく恩知らずってことになる!私はあんたとの関係を切って100%を懸けて歌手なろうとしてる!」と怒った。
ボゴルは「うちとの縁は切ってしまえ。死力を尽くして歌手になれ。だけど100%じゃなくて99%にしとけ。1%はとっておかないと苦しくなる。もしダメだったら、つらくて息が詰まったら屋根裏部屋に帰ってきて。」と言ってランジュから受け取ったキーホルダーを渡して去って行った。
すべてを知っていた上でのボゴルの優しさに、泣き崩れるモクハ。

翌朝、ボゴルは家族に「モクハは歌手になるため寮に入った。会ったら別れがつらくなるから挨拶は俺が止めた。」と告げた。
勝手に縁を切られ怒るウハク。
モクハの部屋で一人涙を流す。
追いかけてきた父に「俺がギホだと思ってたから好きになった。真実を知ってたら違ったのに。お前はチェホだと早く教えてほしかった。俺だけ騙されるなんて。気持ちを整理しようとしたけどダメだった。抑えようとしても心が言うことを聞かない…」
父は涙を流し、泣くウハクを抱きしめた。

ランジュは契約書にサインした。
モクハが心を決めたからだ。
「始まりは彼女だから。あなたと私、そしてRJエンタの。あの決定は人生最高にスイートだった。お金や未来を考えずに出した決断だったから。最後に後悔したくない。モクハと私達の結末もスイートだといいな。」とランジュ。

モクハはランジュとのレコーディングが始まった。

ボゴル一家は警察による聴取を受ける日々。

ランジュはモクハのアルバム制作に全精力をかける忙しい日々を送る。

ボゴル&ウハクは会社に退職届を提出し、同僚たちとの別れを挨拶を交わす。

モレがレコーディングスタジオに行くと、モクハが使っていた楽譜が置いたままになっていた。
マネージャーのヨングァンはモクハのレコーディング状況が気になる様子。
モクハを絶賛するスタッフたちと話し込んでいると、その会話がヘッドホンを通じてモレに筒抜けだった。
機嫌を損ねるモレ。

モクハのMVに関してもランジュは熱を注ぐ。
「必ず最高のものを作る!」と言い、消極的なモクハに叱咤激励した。

ソジュンにゴルフ場で挨拶した男はソンジン日報の記者ポン・ドゥヒョンだった。
ドゥヒョンは“ユン・ランジュの狙いはRJの株!?”という記事を書いた。
ランジュ、モクハ、ソジュン、ヨングァンは夜中に集まり、緊急会議。
ランジュは明日の記者会見で「株を手に入れるためアルバムを売りたかった。歌唱力の高いファンを利用して口パクで舞台に上がった。」と正直に話すと言う。
それに対してモクハも「ファンが大株主になれとけしかけた。歌手にしてと頼み込んで舞台に立った。」と話すと言い返す。
ランジュは、「デビューを控えるモクハにとってゴシップはリスクだから私を切り捨てなさい!」と怒った。
モクハは「私は歌手を諦めませんよ!私は最後までやり遂げます!だから私のために身を引くようなことは止めて!占い師に還暦まで現役だと言われたとか!ん!」と言い返し、キーホルダーを渡した。
「あなたって子は…」と呆れて笑うランジュ。
「私達、最高のものを作りあげましょう!」とモクハ。

ボゴル一家は、ボンワンとの対質尋問に応じることになった。

その頃、集中治療室のデウンが目を覚ました!

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