Netflix韓国ドラマ「無人島のディーバ」第9話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

無人島のディーバ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第9話:慰めVS誓い

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ボンワンと対峙するボゴル(ギホ)。
「お父さん、ギホです」と挨拶し、部屋に入り込む。
ボンワンは、すぐにボゴルが録音していることを見抜き、携帯を奪って投げ捨てた。
ボンワンは「相変わらずだな。15年前もこうして俺を裏切った。まだ続けるのか!!」と叫んでボゴルの胸ぐらを掴み、何度も殴った。
そして床に倒れた無抵抗のボゴルを、さらに蹴り続け激情した。
ボンワン「父親を裏切る息子には容赦しない!俺を捨てた家族のために俺はこの家を守ってる!保険金を残してやろうと給料だってつぎ込んでる!」
ボゴル「父親を捨てた親不孝者は忘れて幸せに生きてよ!このザマは何だ!何のために生活を!?」
ボンワン「お前たちは幸せか?俺が気の毒に見えるくらいに?」
ボゴル「幸せです!だから自分の人生を生きて!家の近くに来たら警察に通報する!」
ボゴルはそう言って、胸ポケットに忍ばせていたボイスレコーダーを取り出した。
実はボゴルは、中学生の頃から家の中にカメラを設置し、ボンワンによるすべての暴力を記録していた。
モクハがMVを撮る時、ギホがカメラを持っていた理由はこれだ。
ボゴルは、この日、ボンワンにあえて殴られるために来たのだ。
暴力の証拠をおさえるために。
「お父さんがうちに近づいたら、これまでの証拠を全部持って警察へ行く。」と言うと、ボイスレコーダを奪おうとするボンワン。
しかし、ボンワンは成長した息子に敵わなかった。
「俺はもう弱くない。あえて殴られたんだ。モクハに近づくな。その時は手加減しない。」と吐き捨ててその場を立ち去った。
ボゴルは車に乗り、一人泣いた。

ボンワンはボゴルが触った空き缶を、タオルに包んで保管した。

モクハはランジュに「全部諦めるつもりですか!?悔しくて腹が立つんじゃ!?」と詰めた。
しかしランジュは「あなたが諦めた時、そういう気分だったわ。」と返した。
そして、「昔、モクハに似た人がいた」と話し始めた。
彼は、始めるには遅い年齢で短所が多かったが、実力があったため、ソジュンとランジュはすべてを懸けた。
しかし彼は辞めてしまった。
「あなたのように優しく、あなたのように弱い」と。
ランジュはモクハに「おままごとはここまでにしましょう。元気で頑張って。」と言い捨てた。
モクハはランジュの母から預かったある鍵をランジュに渡した。

ボゴルは顔中に負ったケガを誤魔化すため、酒を上着に染み込ませ、酔って転んだということにして、ウハクに迎えに来てもらった。

モクハは、夜、道を歩いているとカップルに声をかけられ、写真を求められる。
そのカップルは、強引に勝手に写真を撮るだけ撮って、「愛想がないから売れないね」と言いながら去ろうとした。
モクハは納得がいかず、カップルを呼び止め、「なぜ、最初は笑顔で近づいて来て、去る時に悪口を言うのか。」と問い詰めた。
カップルは「ファンサービスがなってないからだ!」と言い返す。
そこへ、ウハク&ボゴルが車で通りかかる。
ボゴルが車から降りてきてモクハの前に立ち、「何事ですか?」とグイッとカップルの男性に詰め寄る。
カップルは逃げて行ったが、その後、自分たちの顔は隠し、さらに匿名で、SNSにモクハの悪口を投稿しようとしていた。
そこへ、背後からウハクが近づき、投稿を止めさせ、カップルの携帯から写真を削除させた。

帰宅後、ボゴルは、モクハに顔のケガを手当てされながら、「酒に酔って転んで…」とウソをついていたが、ウハクには「下手くそ!どこで殴られたか言え!」とバレバレだった。
モクハに「ボンワンに殴られたのか」と聞かれ、仕方なく真実を話した。
「暴力の証拠を作りたくて殴られに行った。ここに来たら証拠を持って警察に行くと警告するために。」と。
「甘く見るな!」と怒るウハクに「心配するな、俺が責任を取る。」と返すボゴル。
ウハクは怒って自分の部屋に行ってしまった。
ボゴルはモクハと2人きりになると、「責任を取ると言ったが自身がない…」と泣き出した。
モクハは「心配するな!もう会うことはない!なにも起こらない!今日はお疲れ様。もう全部終わったよ。大丈夫だよ、大丈夫。」と言ってボゴルを抱きしめた。

モクハの言葉が、慰めではなく誓いだったことに、後から気づくことになるボゴルだった。

その会話を父は聞いており、心を痛めていた。

ランジュは認知症の母の「あれのことは、イ代表に知られちゃダメよ」という言葉に引っかかる。
ランジュはヨングァンに迎えに来てもらいソジュンの家へ。
車内で「モレは恩知らずだから成功したのよね、モクハもそうでないと長く続かない。自分より他人を優先してたらあなたの二の舞いに。。」とヨングァンに話すランジュ。
実は、ランジュが以前モクハに話した「昔、モクハに似た人がいた」とはヨングァンのことだった。

<過去>
配送の仕事をしていたヨングァンは、偶然ソジュンのマンションに来ていた。
仕事中にエレベーターで、ソジュン&ランジュと遭遇し「僕のアルバムです!聴いてください!」と言ってランジュにアルバムを渡した。
ソジュン&ランジュはそのアルバムを聴いた。
ランジュは、作詞も作曲もするヨングァンの実力を評価するが、ソジュンは「商品価値がない」と認めず。
ランジュは自腹を切って全面的にバックアップし、ヨングァンを売り出し始めた。
しかし、モレに敵わず、自身を失ったヨングァンは「辞める」と言い出した。
そしてソジュンの勧めでマネージャーとなった。
同棲していたソジュン&ランジュだったが、このヨングァンの件で仲違いし、別れてしまったのだった。

モクハはオファーをくれた名刺を机に並べ、その中から1枚選んだ。
RJエンタだった。

モクハは、ランジュがいなくなった部屋で、ランジュを思い、一人寂しく食事をしようとすると、ボゴルが人気店の餃子スープを持って、「一緒に食べよう」とやって来た。

ウハク&ボゴルの父は「今週から文化センターでお花を習う」と母に話した。

ボンワンは警察時代の後輩に、ボゴルが触った空き缶を渡し、指紋の照会を頼んだ。
受けられないと拒否する後輩に「成り済まし容疑の情報提供だ」と言った。

ウハクは、ふと考えを巡らし、いくつかのポイントが繋がる。
・デウンの交通事故が4月4日
・ウハクがボンワンを張り込みをした日も4月4日
・デウンが事故の前、最後に行った場所はチョンサンビル(ボンワンの職場)
・ボンワンの後をつけた時、ウハクもチョンサンビルに来た
・デウンは恐らくチョンサンビル駐車場に車を停めている
・ウハクもチョンサンビル駐車場に車を停めている
これらのことから、ウハクは自分の車のドライブレコーダーにデウンの姿が映っているのではないかと考え、録画を見返して見ることに。
4月4日のデータはすでに自動削除されていたが、上司に頼んでデータの復元を試みる。

RJエンタでは投資家向けのライブ開催に向けて会議をしていた。
ソジュンは、モクハも出演することを部下に告げ、その時に歌う曲はアーカイブから選ばせるように指示。
部下たちは、大事なイベントなのに、新曲ではなくアーカイブ(採用されなかったゴミ曲の倉庫)から曲を選ばせるなんて、「ソ・モクハは捨て駒だ」と噂していた。

ボイストレーニング中のモレ。
高音が出にくいことに苛立っていた。
そして、モクハのような鋭さが足りないと感じていた。

RJエンタにやって来たモクハ。
ソジュンの部屋に入るとランジュもいた。
モクハは「根性を見せるには一番大変な選択をしなければと思いました。」とRJエンタを選んだ理由を話した。
モクハは、投資家向けのライブで歌う曲をアーカイブから選ぶように言われた。
たくさんの曲があることに、モクハは「宝の山」だと喜ぶ。
その日から、モクハは常にヘッドホンを付けて、お気入り曲を探し始めた。
そして見つけた1曲。
作曲は“古ダヌキ”という人物。
モクハは古ダヌキに曲の使用許諾をメッセージした。
すると、すぐに「イヤです」と返信が。
理由は「いけ好かないから」
ダヌキはモクハのことをよく知る人物らしい…
モクハはどうしてもこの曲を歌いたいと、古ダヌキを見つけて説得すると意気込む。

みんなで食事をしている途中、父は「お花の講習の時間が早まった、もう行かなきゃ」と言い、一人出かけていった。

モクハは、古ダヌキを探し出すべく、RJエンタ内をウロウロしていた。
アイドル練習生たちの練習をのぞいてる時、ヨングァンと会う。
ヨングァンは練習生たちを見て「しょうもないよな。未練や執着を捨てきれず耐え忍ぶ連中。中途半端な才能は災いなのに。人生を無駄にしてる。期待する人達の時間や金も。いつか後悔するんだ。“諦めも勇気なのに”と。」と吐き捨てる。
モクハは「私に向かって言ってるのか!?」と怒り、2人は言い争いになる。
ヨングァンは「だからイヤなんだ…いけ好かない」とため息をついた。
その言葉にピンと来たモクハ。
「まさか先輩が古ダヌキ!?」
ヨングァンは自分が古ダヌキだと認めた。
驚くモクハ。
ヨングァンは「曲は渡さない!」と去って行ってしまった。
モクハはランジュが以前話していた「昔、モクハに似た人がいた」という話を思い出し、これまでのヨングァンに言い放ってきた数々の暴言を後悔した。

曲の使用許諾はおりていないが、モクハは、その曲の歌詞を、自分なりにアレンジし、タイトルを“Until the end”に変えた。
一晩中歌詞を考えていて、疲れて眠ってしまったモクハ。
ボゴルはアレンジした歌詞が書かれた用紙を、そっと写真に撮った。

ボゴルはランジュに会いに行った。
そして、「僕を覚えていますか?ずっと前の雪の日に会っています。」

<過去>
ギホは雪の日、ランジュに会いに家までやって来た。
そして「この子が来たら名前を呼んでください。ソ・モクハです。」と頼んだ。

カン・ボゴルPDがギホだったことに驚くランジュ。
ボゴルは「また頼みができたので来ました。」と言う。

モクハはヨングァンに「歌詞がダサいです」と言ってアレンジした歌詞を渡した。
「もし、気に入ったら曲を使わせてください!」と。
ヨングァンは「目を覚ませ!アーカイブは他の歌手に捨てられた曲のゴミ箱だ!君も捨て駒ってことだ!この曲も僕もゴミってことだよ!!」と怒鳴った。
モクハは「諦めることが勇気だと?だったら私は今ここにいません。無人島でとっくの昔に死んでました。もし、10年後も鳴かず飛ばずなら少しは後悔するかもしれないが、何もしないよりはマシ。少なくとも10年は好きなことをやれるから。本当に私のためを思ってくれるなら歌詞を見て!!!」と笑顔を向けた。
「失敗が怖くないのか?」と言うヨングァンに「失敗は成功の母!母親が1人増えたと思って立ち直ればいい!」と言い切ったモクハ。
根負けしたヨングァンは曲の使用を許可した。
大喜びのモクハ。

ソジュンはランジュに契約書解除の確認をする。
契約解除にあたり、いくつか条件があるので、投資家向けのライブを見てからサインをすると答えるランジュ。
ランジュはピアノを弾き始めた。

モクハはギターを弾きながら“Until the end”を練習し始めた。
そこへボゴルがやって来て、「今のアレンジじゃ退屈だ。勝算がない。」と、自分で編曲した曲を聞かせた。
これは、実はランジュによる編曲なのだが、自分の名前は伏せて、ボゴルがやったことにしてほしいとうランジュの希望だった。

投資家向けのライブ。
ソジュン、ランジュ、ヨングァン、モレが客席にいる。
モクハは“Until the end”を堂々と歌い上げた。
ヨングァンは涙を流した。
笑顔で見ていたランジュは、契約解除の追加条件にモクハのアルバムを作らせてほしいと付け加えた。

ウハクは4月4日のドライブレコーダーのデータ復旧に成功した。
見てみると、目の前にはデウンの車。
そこへボンワンがやって来て、デウンの車の運転席にゴソゴソ(蜂を入れている)やっているのが分かる。
ウハクはそれを持って警察へ行ったが、まず刑事課に引き継いで捜査をしなければいけないので、すぐに逮捕はできないとのことだ。

ボンワンは後輩の刑事に指紋照会の結果を聞く。
後輩は結果は出たが個人情報だからと口をつぐんだ。
ボンワンは机を叩いて怒り、「あれは息子ギホの指紋だ。別人の結果が出ただろ。成り済ましだ。捕まえないなら俺が捕まえる。」と凄んだ。

その頃、ある田舎の貯水池から一台の車が見つかった。

ウハク&ボゴルの父は花屋で注文しておいた花を受け取る。
花屋を出たところでウハクとバッタリ。
父はお花を習っていたのではなく、買っていたようだ。

ボゴルは帰宅途中でモクハから「この間の餃子スープが食べたいな」とメール。
ニコニコのボゴルは、モクハのために買って帰ることにした。
餃子スープ店の行列に並ぶが、なんだか胸騒ぎがして、自宅に設置してあるカメラ映像を見てみた。
するとそこには、身を寄せ合う母とモクハ、そしてボンワンの姿があった。
慌てて帰宅するボゴル。

「とても幸せそうだな、ジェギョン」と言うボンワン。
怯える母を守るため、睨みつけるモクハ…

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