Netflix韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」第12話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第12話(最終回):今日もあなたに太陽を

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ダウンはゴユンと付き合い始めた。
病院の前ギリギリまで手を繋いで出勤。

ある日、ビョンヒが自傷行為をして暴れ、保護病棟に移ることに。
ビョンヒの母は、親身になって丁寧に仕事をするダウンに、傷つけたことを謝罪した。
ビョンヒは自傷行為を繰り返し、手首に傷がたくさんあった。
自傷行為は「助けて欲しい」という心の叫びであり、気を引きたくてやる人もいるし、自分に無能のレッテルを貼り罰を与えるためにやる人も。
幼い頃にストレスを受けた人も自傷行為をする確率が高いという。

ビョンヒはタブレットを大切にしていたが、保護病棟は持ち込み禁止だった。
タブレットを返してくれなきゃ死んでやる!」と大声を出すビョンヒ。

ドゥルレは、看護師を辞めることを、真っ先にダウンに打ち明けた。
ドゥルレは「借金返済のために安定で選んだ看護師の仕事に愛着はなく、幸せを感じたことがない」と言った。
みんな、優秀なドゥルレを引き止め説得するが、決意は固かった。

ダウンは自傷行為を繰り返すビョンヒに、ソワンを思い出し、元気がなかった。
ゴユンは「僕は、恋人が困ってる時に傘をさすのではなく一緒に雨に濡れたい」と励ます。
元気を出そうと頑張るダウンを見て、母も心配だった。

ダウンは、健康のため、ゴユンと一緒に早朝散歩を日課とし始めた。
しかし、ダウンは、眠くて起きれず、めんどくさくてグズグズしていた。
母の協力の下、それでもなんとか起きて散歩を続けた。

ユチャンは再就職し、朝早くから出勤。
散歩中のダウンとゴユンに会って、「どうせ1日坊主のカップル」とからかい、ダウンとワチャワチャ。

ダウンはビョンヒの知能検査の付き添い。
ビョンヒは、発達が遅く発語も遅く、友達付き合いも苦手。
しかし、航空大学に行ってパイロットになりたいという夢を持っていた。
成績が及ばないため、担任や同級生から「無理だ」「非現実的だ」「間違っている」と否定され続け、そのストレスから自傷行為を繰り返すようになってしまった。

ユチャンは新しい会社で勤務を開始するが、はやり仕事に追われ、プレッシャーを感じ、発作が起きそうになる。

ドゥルレはナラの仕事に興味津々、ナラの職場を訪ねてみた。
そして「私もクルーズ船で仕事がしたい」と打ち明けた。

ビョンヒは知能検査の結果、知的障害と平均域の間である境界知能に該当。
ビョンヒの母は再検査を依頼した。
しかしビョンヒ本人は再検査を嫌がり、また自傷行為を行った。
どうしたら自傷行為をやめられるのか…ダウンは考え、思いついた。

ダウンはヘアゴムをビョンヒの手首に巻いた。
そしてパチンとはじき、「痛いでしょ?自分を傷つけたくなったらこのゴムをパチンとぶつけなさい。」と言った。
看護師長はナイスアイディアだとダウンを褒めた。

ドゥルレはナラたちの練習に参加するようになった。
ニッコニコで楽しそうなドゥルレを見てファン先生も嬉しそう。

ユチャンは朝方に帰宅するほど多忙な毎日だった。

ダウンの母はゴユンに胸の内を打ち明ける。
「今も不安と隣り合わせ。ダウンの表情が暗いとその度に胸がドキッとする。テレビを見ていて人が死んだ話が出るとダウンの顔を見てしまう。夜中ちゃんと眠れているか気になり、そっとのぞいて確認して私もやっと眠れる。でも、先生といる時のダウンはとても楽しそうで安心しました。なので先生に任せることにします。おかげでやっと目を閉じられます。」と。

ビョンヒは再検査。
前回よりも点数が少し上がった。
ホッとするダウンたちだったが、母は違った。
もっと低い点を取って、ビョンヒを特別支援学校に入れたかったのだ。
「障害者のレッテルを貼りたくはないが、現実は現実。娘の夢を叶えてあげたいが、よりによって高い知能が必要なパイロット。叶わぬ夢を抱かせるより、現実的に稼げる力を身に付けさせたかった。」とダウンに吐露するビョンヒの母。
特別支援学校に入るためには、ビョンヒの点数は2点高かった。
ダウンはビョンヒに話しかけ、パイロットになりたい理由を聞いた。
「昔家族で飛行機に乗った時が一番幸せだったからです。幸せになれるから。」と答えるビョンヒ。

ドゥレルは次のクルーズ船に乗れることになった。
1年間の旅になる。

早朝出勤するユチャンと早朝散歩のダウンは、久しぶりに会い、相変わらずのワチャワチャ。
お互いにお互いのことを心配ばかりしていると笑い合った。
ユチャンは、ひっきりなしに来る仕事に息が詰まりそうになり、正直に上司に相談するが、「何も考えず仕事に没頭しろ」と聞き入れてもらえない。
トイレでパニックになり、あの時のように、再び足元から水が溢れ出す感覚が。
しかし、それは現実だった。
トイレの水道管が破裂し、本当に水が溢れ出していたのだ。
大丈夫、幻覚ではない。
ユチャンは開き直り、鳴り続けるスマホを水の中に落とした。
そして、定時で仕事を切り上げ、「契約書では労働時間は週40時間、これ以上働くと労働基準法違反になります。それ以上に、緊急に自分を労る必要性を感じています。すいませんが、失礼します。」と堂々と退勤した。
唖然とする職場の人々。

ビョンヒは退院となった。
今まで通りの学校に通い、就職クラスに入るという。
パイロットになりたいと言い続ける娘とまた喧嘩だわ」と言う母は笑顔だった。
そして、母はダウンに心からの感謝を伝え、手を握った。

ドゥルレの送別会。
必死に隠してきたはずのファン先生との交際は、とっくにみんなにバレていた。
さらにダウンとゴユンの交際も。
寂しくも楽しい会となった。

ドゥルレは、クルーズ船に乗ったら1年間ファン先生と会えないため、悩んでいた。
ファン先生は「自由に生きるために母親も捨てて仕事も辞めた。辛いことも乗り越えてきたのに水の泡になる。私が問題なら、私を捨てて。」とかっこよくアドバイス
しかしすぐに「捨てるの意味は、“別れる”じゃなく“気にしなくていい”という意味だからね!」と慌ててフォロー。
ドゥルレは泣きながら笑った。
ジョンランは、ダウンもドゥルレも悩みながら前に進んでいるのに、自分は動かないままだとこぼした。
ダウンは「人が悩むのは安住の地を求めるため。動かずに済んでる人は“完成形”よ。」と言い、2人は笑いあった。
看護師長がドゥルレを抱きしめると、「私も私も」と、ダウン、ジョンラン、主任も集まり抱き合った。

翌日ドゥルレは、ダウンの見送りのもと、飛行機で旅立っていった。
ダウンは空港でビョンヒに会った。
ビョンヒは、相変わらず学校生活は苦しかった。
でも自傷行為をしたくなった時には、ダウンの指示通りゴムパッチンで凌いでいた。
そして、「夢の近くで働きなさい」という学校の先生の指導のもと、空港で案内係として働き始めていた。
夢と現実の境界にいたビョンヒは自分なりの答えを見つけたのだ。

ユチャンの職場では、ユチャンだけでなく、みんな定時で退勤するようになっていた。
不安と安定の境界いた者は自分を守る術を見つけた。

鬱との境界にいたダウンは鬱をより先にやって来てくれる人・ゴユンを得た。

ミョン新大学病院精神科病棟に新しい看護師が来た。
かつて実習で来ていた、パニック障害のスンジェだ。
教育係のダウンは笑顔で迎え入れる。
「ここはカーテンがないから他の病棟より朝が早く来る。」
私達は皆、正常と非正常の境界線上で生きているのだ。
<終>