Netflix韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話:残された人びと

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ダウンはゴユンから告白された。
「急に好きになったわけではなく僕なりに深くじっくりと考えてきました。僕と付き合ってみませんか?」
そんな最中、再びダウンの携帯が鳴る。
ソワンの死を知らせる警察からの連絡だった。

夜、ミョンシン大学病院救急では、チョル先生の元に救急室から自殺未遂があったと連絡が入る。
菜箸を自分の首に刺したという男性チェ・ジュンギが搬送され、精神科の受診歴があった。
ジュンギは自分の首に動く物体があるという幻覚により、菜箸で取り出そうとしたのだ。
帰宅した姉が驚いて救急車を呼んだ。

翌日、精神科にソワンの両親が来ていた。
母親は、イム教授に「どうして退院させたの!あなたのせいよ!息子はまだ治ってなかったのに!!治ってたら自殺しないわ!!」と責めながら泣きわめいていた。
父親も「お前たちのせいだ!ただじゃおかないからな!」と泣き崩れた。
精神科の医師や看護師たちは、悲しみ、動揺しながらも、仕事をこなした。
ダウンは休日だったが、ソワンの死のショックから部屋にこもってずっと眠っていた。
ユチャンは心配でメールをするが反応はなかった。
ゴユンも、ソワンの死に加えて、ダウンが心配で、ファン先生と飲んで酔い潰れた。

翌日、ダウンは気力を振り絞って出勤。
淡々と仕事をこなすダウンを見て、仕事で気を紛らわせているのではないかと、仲間の看護師たちは心配する。
ダウンは、首に菜箸を刺したチェ・ジュンギ(33歳男性)の担当となる。

ジュンギは、恋愛結婚し、赤ちゃんが生まれ幸せに包まれていた。
夫婦仲良く赤ちゃんの名前を考えている中、赤ちゃんが突然死。
悲しみに暮れ、立ち直れなかった妻は自殺した。
赤ちゃんと妻の死によって、ジュンギは精神に障害をきたし、受診。
この2ヶ月で8キロも減ったという。

落ち着いているように見えたが、突然首のガーゼを剥がし、点滴を外し暴れ出したジュンギ。
ユンさんたちに抑えられ、拘束され、隔離室に入れられる。

ファン先生は看護師全員に差し入れという名目で、ドゥルレにサンドイッチを渡す。
これならドゥルレも受け取ってくれる。

ユチャンは仕事終わりのダウンにトッポッキを振る舞い、元気づける。

葬儀を終えたソワンの父親が精神科にやって来る。
受付で止められ、中に入ることができず泣き崩れた父親は、病院の外のベンチに座って、ソワンがいた病室を見上げる。

自殺サバイバーについての勉強会が始まった。
病棟にはダウンが残り、あとのみんなは参加した。
自殺サバイバーとは、親しい者を自殺で亡くし、その辛さに耐えて生きる者のこと。
ジュンギの例が挙げられた。
ジュンギは首を吊って死んだ妻の姿が常に浮かび、苦しんでいた。
もしも、自分が妻を一人にしていなかったら…
自分が一度でも話しかけていたら…
一緒に泣いてあげていたら…
救えたのかもしれないと、自分を加害者として責めてしまうのだ。
ファン先生「自殺は1件あたり10人ほどの者に深刻な影響を与えます。最近私達の病棟でも退院した患者が自殺しましたが、医師たちも人間です。まだ苦しんでいる方々もこの中にはいることでしょう。私達はサバイバーです。現在進行形なんです。立ち止まらず生きなくてはなりません。」
「現在を生きることは刃の上に立つのと同じです。まだ未来は来てなくて過去はもう去ったからです。私達は現在という刃の上に立っています。」

日が暮れてもベンチに座り続けるソワンの父親。
隣のベンチには看護師長が座る。
夜が明けても隣に座り続け、一緒に病室を見上げる看護師長。
父親は「皆さんは息子のこともこうして見守ってたんでしょうね。おかげで息子は寂しくなかったはず。あの世へいい思い出も持っていったかも。本当に感謝します。」と深々と頭を下げた。
看護師長は自死遺族の心のケアをする集まりに父親を誘った。

退勤したダウンは、偶然会ったゴユンと一緒にバスに乗る。
ダウンが、ソワンの死の悲しみから精神的なショックを受け落ち込んでいると思ったゴユンは、一生懸命に元気づけようとする。
しかし、ダウンはキョトン。
バスの車窓からソワンが好きだったゲームのポスターが見え、明るい表情で「あれが仲裁者様ですね!私に似てますか?」とあっけらかんと話す。

自死遺族の心のケアをする会。
自殺サバイバーが数人集まり、中にはジュンギやソワンの父親もいた。
みんなそれぞれ、心に抱えた辛さを吐き出し、涙を流して共感した。
ジュンギも口を開き、ゆっくりと辛さを吐き出し始める。
納棺式には辛くて行けなかったというジュンギに、イム教授は、「葬儀をもう一度行って奥様に言えなかったことを今ここで言ってみましょう。」と提案。
チャ先生が妻役となって横になり、ジュンギは思いを吐き出していく。
「悲しみや苦しみに浸る時間をあげたかったんだ。忘れる時間も。でも今思うと放置だった。君を独りにして独りで泣かせた。俺にもっと自覚があったら君は…。今度は独りにしない。だから次も必ず一緒になろう。そして今度は幸せになろう。」と言って涙を流すジュンギ。
イム教授「身近な人の自殺を経験すると大きなトラウマとなり心的外傷後ストレス障害に繋がります。あまりにもつらいと、そんな悲劇はなかったと、一時的にでも離そうとする場合があります。記憶の解離です。」

ゴユンはダウンの様子を見ておかしいと感じ、ファン先生に相談。
「ソワンさんの死を忘れたように見える」と。
顔色が変わるファン先生。

自死遺族の心のケアをする会が終わり、ダウンが資料を渡すために部屋に入ってくる。
ソワンの父親を見つけたダウンは駆け寄る。
父親は「息子が死ぬ前、最後に通話した相手ですよね。何を言っていましたか?」とダウンに尋ねる。
ダウンはキョトンとして「ソワンさんが死んだ?何の話ですか?退院しましたよね?」と言う。
それを聞いた、イム教授、チャ先生、看護師長、ジョンラン、ドゥルレは固まってしまった…

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