Netflix韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話:魔術師の一日

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ドラゴンを退治するゲームの幻想世界に引きこもり、「自分は魔術師で世界を救わなければいけない」という妄想症のキム・ソワン。
治療と服薬の効果で、現実が見えるようになり、自分は魔術師なんかではなく、公務員試験に7回も落ちた受験生だと認識できるようになった。

ファン先生は、キスをしたから恋人関係になれたかと思っていた。
しかしドゥレルがそっけない態度を取るので、いても立ってもいられず、ドゥレルの家に行く。
そこで、ドゥレルの携帯が鳴り、借金の督促メールが来ているのを見てしまう。

回復傾向にあるソワンだったが、なんだか元気がなかった。
ダウンは、ソワンとは信頼関係を築けている自負があるので心配だった。
ソワンは、公務員試験が近いのに、入院のせいで勉強ができなかったと思い、激しく悩んでいた。
「人生終わりです…」と。

ダウンはソワンに頼まれて、試験勉強のための問題集を買いに行く。
そして、ページの端っこに、そっと、かわいい亀のパラパラ漫画を描いてソワンに渡した。
勉強する気になれず気落ちしていたソワンは、その亀のパラパラ漫画に気づき、励まされた。

ソワンの両親は、息子の症状が改善したことは喜ばしいが、もう勉強させたくないと言う。
豊かな家庭で育ち海外留学などで経歴が華やかな人達に対して、学費のためにバイトに明け暮れていた自分を「スペックがないから努力しないと」と追い込み、スペックの必要のない公務員になることだけが「生き残る道だ」とストイックになりすぎた結果、病んでしまったからだ。
両親は責任を感じ涙を流す。
「大変だが、一歩ずつゆっくり進んでいきましょう」とイム教授。
退院の前に、まずは外泊を試してみることになった。

迎えに来た両親に「試験に落ちた時のために来年度の登録について調べる」と言って、ソワンは一人で塾に向かった。
心配でたまらない両親とは反対に、頑ななまでに公務員試験にこだわるソワン。

<入院前のソワン>
勉強漬けの日々の中、塾のクラスメイトたちが次々に合格するのを目の当たりにし、ある日、ソワンは塾の隣りにあるネットカフェに足を踏み入れる。
そこでオンラインゲームに出会った。
そこは試験もスペックも必要のない世界だった。
ゲーム仲間から温かく歓迎され、ソワンは“魔術師”となったのだ。

塾にやって来たソワンは、友人に会い一緒に食事をして話をする。
3回も落ちたと嘆く後輩に「もう諦めろ。あと一歩だと思って続けて行き場を失う。受かる確信はないのに諦めきれない。あと一歩なんだもんな。そしてズルズルと続ける。だけど10年努力したって周りは認めてくれない。受からなければ俺たちはただの努力不足の人だ。俺みたいにはなるな。」と語った。

翌日ダウンが出勤すると、病棟にソワンが戻ってきており、症状も再発。
クルクル回って「龍の谷で放浪者の杖を獲得しました!レアアイテムですよ!」と言って卓球のラケットをダウンに渡した。
ゲームの世界に再び閉じこもってしまったとがっかりするダウンだったが、ソワンとの会話の中で、ソワンがダウンのことを“仲裁者様”ではななく“看護師さん”と呼んでいることに気がついた。
ダウンは看護師長に「ソワンは妄想状態であるフリをしているのではないか」と報告。
その推測は正しかった。
ソワンは、外泊によって、かつて絶望した現実世界を再び目の当たりにし、社会復帰するのが不安で仕方がなかった
しかし、「自覚を得られたことが改善の重要な証」だということで、教授と看護師長はソワンを、治療は外来で続けながらも、退院させる判断を下した。
退院支度をしながら、ソワンは「勉強する勇気も、諦める勇気もなかったようです。だから治ってないフリを。」と言い、ダウンにこれまでのお礼を伝えた。
患者の退院は喜ばしいことのはずなのに…ダウンは心配でたまらなかった。
ソワンは退院を嫌がっているのに、自分がウソを見破ったせいで退院せざるを得なくなったという申し訳なさも感じていた。
ダウンは退院書類に自分の携帯番号を書いて、ソワンに渡した。

翌日、ダウンは休日でユチャンとお出かけ。
ユチャンは今日こそ告白しようと心に決め、張り切っていたが、バイクのエンジンがかからない。
そこに、ゴユンが車で通りかかり、乗せてもらうことになった。
遠出をして食事をしようとユチャンがプランしていたお店は、なんと休業
そこで、ゴユンの知ってるいい店に行くことになった。
2人きりのデートのはずが…
3人で景色のいい川で、石投げをして遊ぶ。
ユチャンとゴユンはどっちがダウンにかっこいい所を見せられるか、密かにバチバチやていた。
そんな中、ダウンは石と間違えて携帯を川に放り投げてしまった。
ユチャンとゴユンが川に入り必死に携帯を探す。
ユチャンが見つけた。
ユチャンは近くの店まで行き、ダウンのためにタオルとお湯をもらって来る。
「びしょ濡れだし…告白は無理だな…」と呟くユチャン。
しかし、気がついた。
これまで告白しなかったのをタイミングのせいにしていたが、実は勇気がなかっただけだと。

ダウンは気晴らしで来たはずなのに、ソワンのことばかり考えていた。
ゴユンに相談すると、「ダウンさんは本当にいい看護師です。ダウンさんの判断なら正しいはず。僕を信じてください。いい医者ですから。」と励まされる。

退院したソワンは受験生生活に戻った。
受験生寮で暮らし、塾に通い、勉強漬けの日々。
通院も続けており、病状はすっかり良くなった。
ダウンは診察が終わるソワンを待ち、ベンチでお茶をする。
ソワンの表情が明るくなり安心したダウンは、以前、ソワンからもらった“3000万G”と書いた塾生カードを返し、「助けが必要な時はいつでも連絡ください」と伝えた。
しかしソワンは「近所の病院に通うことにしたにで、もうここには来ない」と言って、ダウンに心からのお礼を伝えて去って行った。

ダウンは、ソワンの退院による不安が解消し、忙しくも充実した日常に戻った。

ファン先生は、借金を抱えるドゥルレに援助を申し出るが、断られてしまう。
母の度重なる借金で口座を凍結されたドゥルレは、生活費がおろせず困っていた。
母の居場所を叔父に聞くが知らないという。
「代わりに謝る」という叔父に「もし連絡が取れたら教えて。絶対に私の住所は教えないで。」と念を押す。
ドゥルレは食事代どころか交通費すらなかった。
仕方なく疲れた体を引きずり徒歩で帰宅。
すると家の前に、サンドイッチを持ったファン先生が待っていた。
ドゥレルは拒否するが、「どんな関係だろうが、ドゥルレさんが食事をしたかどうか気になるんです。パンぐらい受け取って。」とファン先生。

病棟も問題なく、主任から褒められ、バスも座って帰れた運の良い日。
ダウンはゴユンに「会いたかった」と告白される。
幸せを感じていた、その時、ソワンから電話が。
「別に用事はなく、会えてよかったと伝えたくて。今日お茶でもいかがですか?」と言う。
ゴユンから告白を受けている真っ最中だったダウンは「少し時間をもらえますか?」と言うが、ソワンは「忙しいならいいです、いつか一緒にドラゴンを捕まえに行きましょう。」と電話を切ってしまった。

ソワンは塾の屋上に立っており、不穏な感情に苛まれ、震えていた。
しかし、次の瞬間、景色がゲームの世界に変わり、目の前には大きなドラゴンが現れる。
震えも止まり、笑顔になったソワンは、そのまま飛び降りてしまった…
寮の部屋の壁にはたった1枚“ごめんなさい”のメモが…

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