Netflix韓国ドラマ「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話:仕事に行くのが嫌な時

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ダウン、内科看護師時代。

ある若い女性患者が点滴の針が刺さる腕が痛いと言う。
どの看護師も「点滴ではよくあること。薬は入っているようだから問題ない。」と取り合ってくれない。
しかしダウンは対応した。
針を小児用に変え、刺す場所も変えた。

不眠症の患者がようやく眠れていたため、ダウンは、患者を起こさないように静かにゆっくり血圧を測る。

他の看護師たちから「丁寧なのはいいんですが、私達にしわ寄せが来るから困るんです。」と苦情を言われる。
看護師長は「精神科に空きが出たから行ってみない?精神科の方が向いていると思う。」とダウンに声をかけた。

<現在>
食堂で内科の看護師長と精神科の看護師長がダウンの話をしているのを聞いてしまった。
「患者に対して優しすぎて仕事が遅く、他の看護師に迷惑がかかるから精神科をすすめた。とにかくダウンさんは看護師は向いてない。」と。
ショックを受け、傷ついたダウン。

親友ユチャンの両親が経営する“チャンのチキン屋”で、ダウンは一人でビールを飲んでいた。
配達など店を手伝うユチャンは、仕事をしながら落ち込んでいる様子のダウンを心配していた。
そしてその心配は的中、ダウンは酔い潰れてしまった。
ユチャンはダウンをバイクに乗せて家まで送る。
ユチャン「お前、病院で何かあっただろ。」
ユチャン「病院は1日サボれ。」
ダウン「サボったらあんたが食わせてくれるの?」
ユチャン「毎食チキンでもいい?」
ユチャンの背中でダウンは泣いていた。

翌朝、「お世話になっている同僚のみなさんへ」ということで、母によもぎ餅を持っていくように言われ、ダウンは嫌々病院に持参する。
出勤のバスでゴユンに会う。
ゴユンは脅威の嗅覚で、持っている包みがよもぎ餅だと当てた。
どうやら、よもぎ餅が好きなようで、ずっと見つめてくる。
そういえば、今日は指ポキをしていないことに気がついた。
「衝動を止められたらそれが好きなものです」というチョル先生の言葉を思い出す。
「餅のせいか!」ニッコリのゴユン。

精神科に餅は持ち込めない規定があった。
患者が食べて喉をつまらせた過去があるとか。
ダウンは仕方ないので受付で預かってもらうことにした。

今日はキム・ソンシク(40歳男性)という患者の転院の日。
大学病院は2ヶ月しかいられないという規則があるため、地方の病院に転院せざるを得ないのだ。
ダウンは、手続きに必要な書類を揃え、患者が落ち着いて転院できるように鎮静剤を打つように主任から指示される。

ある男性患者が日記を書きたいからボールペンを貸してくれとドゥルレにねだっていた。
規則だから貸せないと拒否するドゥルレに「お嬢さんじゃ話にならないから先生と話をさせろ!」と怒鳴りつける。
この男性患者はドゥレルを「若い」「女性」「看護師」と見下している。
ドゥレルが何度言っても聞かないので、担当医であるファン先生は、なんとボールペンの貸出を許可した。
納得いかないドゥレル「生活態度の悪い患者さんに簡単に許すなんて看護師として困ります。」と物申す。
ファン先生は「自分を神の子だと信じる双極性障害の患者ですし、発散できるものがあれば治療に役立つはず」と答えた。
それでも納得いかないドゥレル。
「頻繁に様子を見ろ」と言われたことに「治療のためだから従いますが、なんだか不愉快です。」とジョンランに愚痴る。
ジョンランも同調し、「医者は指示だけで済むけど、世話をするのは看護師。こんな調子だから、患者が看護師を“お嬢さん”と見下すんだ!」と怒り心頭。
不愉快に感じながらも至って冷静なドゥレルに、ジョンランは「次期看護師長ね」と言った。

転院するソンシクは外来の時からずっとイム教授の担当だった。
ソンシクは、会社の上司からのいじめによる、典型的なガスライティング被害者だった。
上司は、ソンシクが自分を責めるようになるまで精神的虐待を続けた。
ソンシクは上司に心理的に支配され、社会不安障害となり、トイレに対する強迫症状も表れ、うつ病は中等度を超えた。
担当医のイム教授は「好きなものは何か」と聞いた。
ソンシクは猫が好きだったので、片目のない保護猫“フック船長”の里親となった。
しかし、会社ではエスカレートする上司からの虐待。
次第に人の視線が怖くなってしまい、心が限界に至ったソンシクは屋上から飛び降りようとした。
しかし母を思い踏みとどまったソンシクは泣き叫んだ。

その頃、肛門外科のゴユンは、患者の蒙古斑よもぎ餅に見えてしまうほど、よもぎ餅を食べたくて仕方がなかった。

ある男性患者が腹痛を訴えた。
ファン先生に腹を立てているドゥレルは、徹夜明けでやっと帰れる〜というファン先生を呼び止め、対応を頼んだ。
ファン先生は仕返しに、昼休みに行こうとするドゥレルを呼び止め、患者の面会対応を頼んだ。
ドゥレルは怒り、ペットボトルをグシャっと潰す。

お菓子を食べながら歩くチョル先生を注意する主任。

ダウンは、同僚たちがひそひそ話をしていると、「自分のことを話しているのではないか」と一瞬不安にかられる。

ドゥレルとジョンランがおやつを食べようと引き出しを開けると、空っぽだった。
先程、チョル先生が食べ歩きしていたお菓子だ。
怒り心頭の2人に、ダウンは、「2人とも、お餅は好き?」と聞いてみた。
ダウンは、2人によもぎ餅食べてもらおうと食堂に持っていくと、2人の他に内科時代の同僚の看護師も一緒にいた。
3人はすでにおしゃれなマカロンを食べていた。
医者への愚痴を話しながら、みんな、手が伸びるのはマカロン
ダウンのよもぎ餅は減らなかった。
内科時代の同僚は「迷惑ですよ。最近の人はお餅は食べないのに。」と意地悪を言う。
そこへ現れた肛門外科医ゴユン。
よもぎ餅を1つ摘んでパクリ。
「本当にうまい〜」と舌鼓を打つ。
「市販のものとは餅が違う!香りもいい!硬さもいい!」と大絶賛。
あっけにとられるダウン。

ソンシクの転院準備。
身支度を終えたソンシクにダウンが鎮静剤を打ちに行くと、ソンシクは震えていた。
「私は治りますか?いっそのこと消えてしまいたい。。転院しないとダメですか?その病院は家から遠いし、知人に預けている“フック船長”のことが心配。もう一度だけ会わせてください。」と泣いて訴える。
ダウンはソンシクの保護者に電話をかけ、“フック船長”を預かっている知人から“フック船長”の動画が入っているタブレットを借りてきてもらった。
ダウンはその動画をソンシクに見せて「猫ちゃんは元気ですよ。知人の方によく懐いていて、言うこともよく聞くそうですよ。」と伝えた。
するとソンシクは「フック船長は私にしか懐かない。ご飯も私からしか食べないはずなのに…私の特権だったのに!やることがなくなってしまう!また用無しになってしまう!フック船長を連れ戻す!」と暴れ出してしまう。
ソンシクは看護師や保護士のユンさんに取り押さえられ、そのまま隔離室へ移動。
転院はまた後日となり、また、空きのある転院先を探さなくてはならなくなった。
ソンシクの保護者に頭を下げるファン先生、看護師長、主任。

親切心からやったことが、こんな騒動になってしまい、主任にしかられ落ち込むダウン。
他の看護師たちに、転院先を探すという仕事を増やしてしまったからだ。
申し訳なく思うダウン。

夜は精神科のチームみんなでダウンの歓迎会。
気まずい空気が流れる中、イム教授が「まだ不慣れなんだ、先輩たちが指導しなさい。今日は楽しく飲みましょう、乾杯!」と始めた。
看護師たちの医者への火種がフツフツとくすぶる…
食事会ではいつも肉を焼くことを強いられる看護師たち、今日は断固拒否。
ジョンラン「肉は焼くより食べるのが好きですし」
ドゥレル「患者の世話やご家族の相談で疲れてまして」
ファン先生「なんだか言葉にトゲがありますね」
ドゥレル「伝わりました?よかったです」
バチバチバチ…
チャ先生「ベッドを逃したことをご家族は?訴えそう?ダウンさんの責任ね。今後のために責任の所在をはっきりさせたいんです。ダウンさんは新人教育を受け直しては?」
主任はダウンの手を握る。
主任「看護師長、昔の先生たちは頼りになりましたよね!看護師が患者さんに殴られてたら飛んで来て助けてくれましたよね〜!最近の医者は根性がない!」
ジョンラン「同感!」
主任「色も白く体も細く、患者の暴力は避ける!」
ジョンラン「コン先生!看護師が割り勘で買ったお菓子を盗み食いしないで!」
イム教授「私も食べたぞ。ダメか?」
一同「……」
看護師長「看護部の共有財産を医者が勝手に奪うなんて、教授、ダメですよ。伝統的なルールで勝負しましょう!」
そして、イム教授VS看護師長の酒飲み対決が始まった。
結果は看護師長の勝ち!
歓喜に湧く看護師たちだった。

主任は、飲み会の途中、外に出てナースステーションに電話。
日勤チームであるダウンが起こしてしまったミスを、今、夜勤チームに補ってもらっているため、詫びを入れ、コーヒーの差し入れをしていた。
夜勤チームは「支え合うのが仲間です。“ミスをしてもいい。次のチームが助ける。”と教育係(主任)に教わりました。私達がミスした時も頼みますよ〜」と言ってくれた。
ダウンは飲み会を抜けて病院に戻って、ソンシクの転院先を探すと、主任に申し出た。
主任は「引き継いだ夜勤チームに任せなさい。今はあなたの歓迎会の最中よ。あなたがいなくなったらみんなどう思うか分からない?そんな身勝手までかばってあげられないわ!」と叱った。
ダウンは「それでも戻るべきだと思います」と言って病院に戻って行った。

飲み会の最中、ファン先生はドゥレルを外に呼び出した。
ファン先生は以前、ドゥレルに告白していたのだ。
ファン先生「まだ返事がないのでつい…」
ドゥレル「私は嫌いです。私は貧乏くじですよ。先生とは釣り合わない女です。先生のお父様もお母様も教授、ご兄弟もみんな医者。そんな家の末息子とは不釣り合いです。いつの時代でも階級はあるんです。それも分からない人は無理。だから“ノー”。」
フラレてしまったファン先生…
看護師長は酒飲み対決で頑張りすぎてトイレで潰れていた。
主任が介抱し、外で一休み。
主任は看護師長に、ダウンが病院に戻ってソンシクの病院探しをしていると報告した。
「融通が利かなくて困りました…」と。
看護師長は「職場の付き合いは患者よりも大事?ソンシクさんの猫の名前まで知っているのはダウンだけ。彼女を見てると、病院の規則より患者の心を大事にしていた昔を思い出す。患者を思うがゆえのミスなのよ。心まで責めないで。」と言い聞かせた。

病院に戻り、ソンシクの転移先探しのため電話をしまくるダウン。
そんなダウンをゴユンはそっと見守る。
そこへ、主任や同僚の看護師たちも戻ってきて、ダウンを手伝ってくれることに。
そしてみんなでよもぎ餅を食べた。
頑張っているダウンのためにサンドイッチを買ってきたゴユンだったが、ダウンが仲間とワイワイよもぎ餅を食べていたので、そそくさとその場を離れた。

翌朝、ゴユンはバスを1本見送ってまで、ダウンを待った。
指ポキ衝動が収まる原因は、よもぎ餅ではないと気がついた。
「衝動を止められたらそれが好きなものです」
ダウンのことを見つめるゴユン。

ソンシクの転移先が見つかった。
ソンシクは暴れて迷惑をかけたことをダウンに謝罪した。
罪悪感に苛まれているソンシクに、ダウンは「私が悪いんです。他人のミスまで抱え込むことないです。もっと自分を愛してください。患者さんがいい人ばかりで胸が痛みます。」と言う。
ソンシクは「ここにはいい人だけが来るんでしょ?だから看護師さんもここに。」と返した。
ソンシクは無事、転院して行った。

ユチャンはチキンの配達で、店と同じ建物のマンションに住むゴユンの部屋へ。
「いちいち配達を頼まないで、すぐ下にある店で食べて」と文句を言うユチャン。
2人は大学の先輩後輩の仲だった。

店にユチャンの“会社の元同期”が来る。
ユチャンは元同期の顔を見て、胸が苦しくなり、裏でうずくまる。
その姿をゴユンが見かけてしまう…

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