Netflix韓国ドラマ 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
各話のあらすじ ネタバレあり

第1話:おかしな弁護士ウ・ヨンウ

2000年11月17日
グァンホは、娘ヨンウが5歳になっても言葉を発さないので病院に連れていくと、自閉傾向にあると言われる。
帰宅すると、大家ギュシクが、「俺の留守中に女房に手を出したな!」とものすごい剣幕でグァンホに掴みかかって来る。
それを見てパニックになったヨンウは、突然、「傷害罪…人の身体を傷害した者は7年以下の懲役10年以下の資格停止または1000万ウォン以下の罰金に処する…」と話し出す。
驚いたグァンホ、「ヨンウが喋った!」と大喜び。
実はヨンウは、家にあった「刑法事例集」を読みあさり、全て暗記していた。
大家ギュシクの妻ヨンナンが夫の勘違いを詫びにきた。
グァンホはヨンナンに、ヨンウが刑法を暗記していたと喜びを伝えると、「天才ね!将来は弁護士になったらいいわ!」と喜んでくれた。
ヨンウは自閉スペクトラム症の天才だったのだ。

大人になったヨンウ。
朝、大好きなクジラのグッズに囲まれた部屋で目覚める。
「キロギ(キツツキ)、トマト、スイス…ウ・ヨンウ」
上から読んでも下から読んでもウ・ヨンウ。
これはヨンウのお得意の自己紹介のセリフだ。
グァンホからのプレゼントの服を着て、鏡の前で喜怒哀楽の「喜」の表情を確認する。
自宅の1階はグァンホの海苔巻き屋さん。
朝食はいつも、そこで「ウ・ヨンウ海苔巻き」を食べる。
海苔巻きは材料が一目瞭然で予想外の味に驚くことがないので安心して食べることができる。
会社までの行き方と「反響言語、変な言動、クジラの話」など禁止事項を確認。
お弁当を持ってヘッドホンをつけて出発。

ヨンウは韓国初の自閉スペクトラム症弁護士となり、今日は初出勤なのだ。

不快な満員電車もヘッドホンから流れるクジラの声を聴いていれば耐えられる。
上から読んでも下から読んでも「駅三駅」に到着。
会社の入り口は回転扉。
ヨンウがなかなか入れないでいると、そこへ1人の男性が。
扉を手で押さえ一緒に入ってくれた。
無事に中に入れたヨンウ。
偶然にもその男性は同じハンバダ弁護士事務所で働くことになる事務員ジュノだった。
ジュノに案内され、ヨンウは弁護士チョン・ミョンソクの部屋へ。
お得意のセリフで自己紹介をすると、みんなは戸惑い、ロースクールで同期だったスヨンにそのセリフは禁止だと言われてしまう。
「変な言動禁止」と再確認。

ミョンソクは「自閉スペクトラム症と知りながら受け入れたのか。法廷では社会性や話術が必要なのに大丈夫なのか。」と代表のハン・ソニョンに問う。
すると「ソウル大ロースクール主席で卒業、弁護士試験は1500点超え、こんな優秀な人材は逃せない。」と答える。
ミョンソクはとりあえず、ヨンウに事件を一つまかせて能力を確かめることにする。

ヨンウはさっそく事件を担当することに。
ミョンソクから事件の説明を聞くヨンウは、途中、クジラの話が止まらなくなりミョンソクに集中するように注意され「クジラの話は禁止」と再確認する。

<事件内容>
事件は、かつてグァンホとヨンウが住んでいたアパートの大家ギュシクと妻ヨンナンによるものだった。
ある日、頭が痛いと横たわるギュシク。
ギュシクは認知症で気性が荒く、些細なことでヨンナンを侮辱していた。
ある日、宅急便の男性と話しただけで怒鳴り散らし「まるで体を売る水商売の女のように男に尻尾を振るな!」と侮辱する。
すると怒ったヨンナンがそばにあったアイロンで殴った。
ギュシクは意識を失い、ヨンナンは慌てて救急車を呼ぶ。
ギュシクは脳出血で全治12週。
ヨンナンは殺人未遂で起訴された。
ヨンウは妻ヨンナンの弁護をする。
ヨンウがすべきことは「殺人罪で執行猶予を取る」こと。

ミョンソクの説明をおうむ返ししながら聞いていたヨンウは注意され「反響言語禁止」と再確認する。

さっそくヨンナンと会うことに。
あのヨンウだと分かったヨンナンは再会を喜び抱きしめる。
体が固まるヨンウ。

ヨンナンの話を聞いた結果、ヨンウは「殺人罪は無罪」「傷害罪で執行猶予」を主張した。
殺そうとした相手の財産は相続できないという法律により、夫の年金で暮らしているヨンナン、賃貸物件も夫の名義であるため、もし殺人未遂罪が認められたら、夫の死後、年金も貰えず家も相続できず、生活に困窮する。怪我させたのは事実なので「傷害罪」で執行猶予を取ると。
それを聞いたミョンソクは「お見事」と褒めてくれた。
そして会話の中で「普通の弁護士」と表現したことを謝罪した。

女性社員に人気のジュノ、今日もお菓子をもらっている。

ヨンウはジュノと一緒に、ギュシクの入院する病院へ行くことに。
2人は改めて自己紹介し合い、握手をしようとジュノが手を出すと、戸惑いながら指先だけスッと触れるヨンウ。
回転扉が苦手なヨンウに、ジュノは「ズン・チャ・チャのワルツのリズムで」とアドバイスし優しくエスコート。
回転扉を無事に通過。

ギュシクの病室に行くと妻ヨンナンが甲斐甲斐しく世話をしていた。
かつてグァンホがヨンナンに手を出したと思い込んでいるギュシクは、興奮してヨンウに対して暴言を浴びせ暴れる。
パニックになるヨンウ。
病室を出て落ち着いたヨンウは、ヨンナンに、「犯行当時、殺す気だったのか、怪我させる気だったのか、気持ちによって罪名が変わります。」と伝える。
ヨンナンは「殺してやりたいと思った」と言う。
しかし「殺したい人に対して甲斐甲斐しく世話をするなんて、人の気持ちは難しい。それは殺したい人ではなく、愛する人にする行動だ」と言うヨンウ。

ヨンウとジュノはミョンソクに報告。
ミョンソクは、気性の荒い夫の介護で、ヨンナンが不憫な状況にあることを陪審員に訴えかけるため国民参与裁判を提案。
法廷で誰が弁護するのかで、アナウンサー試験に合格した経験のあるミヌと、スピーチ大会で優勝経験のあるスヨンが張り合うが、「不憫に思わせるのがポイントなら障害者である私が適任だ」とヨンウ自ら申し出る。
何も言えなくなる一同。

スヨンはヨンウのことを「ロースクール時代、気の毒に思って助けると、あの子は1位になり、自分は遅れをとる。」とミヌにこぼす。
回転扉の前で足踏みしているヨンウを見て、スヨンは一度は無視して素通りするが、戻って来てヨンウをサポートする。

ヨンウは仕事の帰りに、親友のトン・グラミの働く飲食店に寄る。
「ウto theヨンto theウ!」「トンto theグto theラミ」「ハーッ!」
ビシッとポーズを決めて、2人のお決まりの挨拶だ。
店長ミンシクが作る「ウ・ヨンウ巻き寿司」を食べながら、グラミに初出勤の話をする。
ヨンウが「国民参与裁判で弁論をする。口下手だから手伝って。」と言うと、グラミは「裁判なんて大したことない、できるよ!」と励まし、2人は「異議あり!」の練習をする。

<法廷>
いよいよ裁判が始まる。
緊張してカチコチのヨンウ。
グァンホとグラミも傍聴に来た。
冒頭陳述に先立ち、ヨンウは自分が「自閉スペクトラム」であり、言動がぎこちないが、法を愛し、被告人を尊重する心は他の弁護士と変わらない。弁護人として真実を明かすべく最善を尽くす。」と誓う。
拍手をするグラミ。

ヨンウは練習通りの力強い「異議あり!!」発動。
しかし、裁判は「ヨンナンには殺意があった」という方向へ持っていかれてしまった。

証人ギュシクは、ヨンウの顔を見たとたんすぐに暴言を浴びせる。
さらに暴れ出して興奮してしまったため、休廷し、連れていかれてしまった。
その様子を見た陪審員たちのギュシクへの心象は悪くなる。
ヨンウが「気性が荒い夫を献身的に介護してきたヨンナンは衝動的に殴ってしまっただけで殺意はなかったし深く反省している…」と言った矢先、ギュシクが死亡してしまった。
そして、ヨンナンの嫌疑が「殺人罪」に変更されてしまう。

<ギュシクの葬儀>
自分の尋問が原因でギュシクが死んでしまった落ち込むヨンウ。
ヨンナンに「うまくやりたいと思うあまり欲張りすぎてこんなことに…すいませんでした。」と謝罪した。
ヨンナンは「あなたのせいじゃない。気性の荒い夫と、頭が痛いと言っていたにもかかわらずアイロンを振り回した私のせい。」と泣いた。
肩を震わせて泣くヨンナンに触れることもできず、ヨンウはただ隣に立つしかなかった。

ヨンウとジュノは、改めて事件をおさらいする。
ジュノが何の気なしに「アイロンがマッコウクジラに似てる」と呟くと、興奮したヨンウ。
しかし「会社でクジラの話は禁止」だと言うと、「2人でいる時はしてもいい」と言うジュノ。
するとヨンウの世界に大きなクジラが現れヒントが生まれる。
ギュシクはアイロンで殴られる前から激しい頭痛があったことを思い出す。

<法廷>
ギュシクの死因を断定した医師。
ヨンウは「高齢であり認知症であり事前に頭痛を訴えていたことから、死因は非外傷性の可能性がある」という証言を引きだす。
死因が暴行ではなく病気であるため、ヨンウは殺人罪から傷害罪へ変更を申し出た。
<判決>
ヨンウの狙い通り「殺人罪は無罪、傷害罪は執行猶予付き」となった。
ヨンナンに抱きしめられ感謝を伝えられ、前回同様に固まるヨンウだが、今回は、抱きつくヨンナンの体を指先で触れることができた。
その様子を微笑ましく見つめるミョンソクとジュノ。

その頃、ヨンウの勤めるハンバダ弁護士事務所代表のハン・ソニョンが、グァンホの店にやって来る。
グァンホはソウル大学法学部卒でソニョンの先輩だったのだ。

 

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