Netflix韓国ドラマ 「クイーンメーカー 」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「クイーンメーカー」
各話のあらすじ ネタバレあり

第1話

財閥企業であるウンソングループ常務ウン・チェリョンが、運転手と社員に暴行を加えた事件に対して、労働組合によるデモが起こっていた。
チェリョンが検察へ出頭し報道陣の前で謝罪会見を行うことになり、ウンソングループ未来戦略企画室長ファン・ドヒはその対応に追われていた。
会見時、罪の内容ではなく身につけているアイテムで世間の目を晦ます、そういう戦略だった。
短気で気性の荒いチェリョンはカメラの前で頭を下げ、髪の薄さが撮られてしまうことに怒っていた。
チェリョンとドヒが検察の前で車を降りるとたくさんの記者が撮影する。
ドヒはおかかえ記者に目配せをして、頭を下げる姿ではなく、あえて、チェリョンが身につけているコートや靴やバックの写真を撮らせる。
精神疾患があるのでは?」と追求したある一人の記者にチェリョンはキレそうになるが、その時、どこからか卵が投げつけられ、その場はパニックになり、チェリョンは護衛と共に建物内に避難する。
その際、ドヒの履いていたハイヒールが脱げてしまった。
そのハイヒールをある一人の男性が拾う。
卵を投げた人物はドヒが報酬を払って手配した戦略だった。
そしてチェリョンの着用物にフォーカスした記事を書かせた結果、さっそく世間の注目を浴びていた。
ドヒは、部下のクク・ジヨンに各地のデパートに売り場を設置しチェリョン着用アイテムを売り始めるように指示し、さらに「売り切れ」の記事も出すように指示。
そして、チェリョンに精神疾患を追求した記者の所属するテレビ局IBCへのCM契約をすべて打ち切ることに。
ドヒは「一族の悪事を尻拭いするフィクサー」と呼ばれていた。
ドヒは、検察の取り調べ室で、出産したばかりのチェリョンに搾乳さえ、その様子を撮った写真と共に「産後わずか2ヶ月で第一線に復帰したウン常務 出産の後遺症で髪は抜け仕事によるストレスで産後うつを発症 それでもしっかり母乳は絞る しかし検察の威圧的な取り調べで母性愛を奪われた」というシナリオをメディアに流す。
ファッションと女性からの同情により世間の目を晦ますことに成功する。

ある日、脱げてしまったドヒのハイヒールを拾った青年がウンソン社のロビーにやって来る。女性労働者人権弁護人団代表であるオ・ギョンスク弁護士がウンソンデパートの屋上に籠城する映像が収められているタブレットをウン・チェリョン常務に渡してくれと言う。
チェリョンは、非正規雇用の女性労働者500人を不当解雇していた。
オ・ギョンスク弁護士はその抗議のため屋上に立て籠もっているのだ。
断るドヒだったが青年に労働者の苦しみを分かっていないと責められると、その場でハイヒールを脱いで血豆のできた足を見せ、労働者の苦労は分かる、常務に渡しておくと答える。
オ・ギョンスク弁護士は78日間もデパートの屋上にテントを張り抗議を続け、食料も水もなくなり、ギリギリで凌いでいた。
オ・ギョンスク弁護士と「イカれたサイ、闘う鶏」と呼ばれ、正義のために突っ走るかなり破天荒な弁護士だった。このことがチェリョンの耳に入らぬよう部下に指示するドヒ。
ウンソングループの会長でありウン・チェリョン常務の母であるソン・ヨンシムに呼び出されたドヒはチェリョンの件の対処への報酬として新車をプレゼントされた。
会長は友人に「優秀な部下がいて羨ましいが所詮は野良犬だから油断するな」と言われるが「あの子はそれなりに品があった」と外国語で会話をする。
外国語ではあるがドヒはその内容を理解してるようだった。
ドヒは入社したばかりの頃、風で飛んで池に落ちた会長のスカーフを、水の中まで拾いに行きその度胸を会長に気に入られていた。
先輩によると、会長は体を張った忠誠心のアピールが好きだという。
コネも学歴も何も無いドヒは、その並外れた度胸によって勝ち組へと上り詰めたのだった。

ウン・チェリョン常務の夫で非営利団体で奉仕活動を行うグリーンピープル財団のペク・ジェミンが帰国する。
妻のチェリョンの件にどう対応するのか世間の注目が集まっていた。
すぐに会見を開き、ジェミンは誠心誠意謝罪し、今後は妻と努力していくと深々と頭を下げた。
ドヒを労い、妻を心配し、今後は自分が矢面に立つと言う。
そして義母である会長に会うためドヒが用意したネクタイをつけるが、その時、ドヒはジェミンのカフスボタンがなくなっていることに気付く。
そのことに気がついていなかった女性社員ハン・イスルに注意をするドヒ。
しかしペク・ジェミンは自分がつけ忘れただけだとかばう。
何かを察したような様子のドヒ。

ペク・ジェミンはソン・ヨンシム会長の邸宅に到着する。
会長と、飼い犬を抱っこした長女ウン・ソジンと食事をする。
会長はペク・ジェミンを信頼し気に入ってるようだが、ソジンは「この犬はうちのお金を吸い取るダニを嗅ぎ分けてくれる」と言い、犬はジェミンに向かって吠える。
妹チェリョンを利用し湯水の如くお金を使っているのだと、ジェミンのことを良く思っていなかった。
そこへチェリョンがやって来る。
国民に仰々しく頭を下げた夫ジェミンに怒りバックで殴り「私をバカにした!ウソにまみれたクソ野郎!」と大激怒し発作を起こして倒れてしまう。
ジェミンはおでこに負った傷をドヒに治療してもらいながら、「結婚して7年、妻の罵声を浴び続け、それを飲み込む日々、ドヒのおかけで順調にかわしてこれた。この家に転がり込んだ人間の中で生き延びてるのは自分とドヒだけだ。」と言う。
母である会長は、娘のチェリョンよりも婿のジェミンの方を気にかけている様子。

オ・ギョンスクは屋上で抗議活動を続けていた。支援者からドローンで水や食料が届く。

ドヒは会長に連れられて、オープン前のアジア最大の免税店の最上階に来ていた。
会長はこれを建てるためにたくさんの賄賂を渡してきたのに、市長はサンア地区の再建設事業の持ち分20%も要求してきた悪党だと悪口を言い、市長の座から引き摺り下ろして婿のジェミンを市長にすると言う。
身内を市長にしてソウルを手中に収めるつもりだ。
その大仕事をドヒに任せ、無事に済んだら1年間の休暇を与えると言う。
その最上階から見える大型ビジョンに、ウンソンデパート前で行われる大規模デモの様子と屋上のギョンスクが映ってしまい会長の目に触れ怒ると、すぐに対応に動くドヒ。
デモは、非正規労働者が解雇の撤回を求め女性団体や労働者連合などたくさんの人が集まり、交通網が麻痺するほど規模が大きくなっていた。
ギョンスクは屋上から生配信していた。
非正規労働者の月給よりも高価だと言うハイヒールを手に、持ち主であるドヒのことを「悪事を洗い流す便器のような人『ファン・便器』と呼ぼう」と煽っていた。
この動画配信を生中継しているIBCは、以前、ウンソングループのCM契約を打ち切られた腹いせだった。
ドヒはCMを2倍にするから中継を止めさせろと指示を出す。
デパートについたドヒは屋上に上がりギョンスクと対峙する。
ドヒはギョンスクに「営業妨害、建物不法占拠、恐喝、脅迫、集示法違反」だと責め立て、逆にギョンスクはドヒに「労働基準法違反、妨害禁止条項違反、差別禁止法違反」だと反論する。
そして、従順なフリをして何か企みがあるのかと聞く。
すると今度はドヒが、この件で顔を売り市議に返り咲く悪巧みでは応戦。
「世の中を良くするため」に籠城していると言うギョンスクは、ドヒに向かってトイレの汚物をぶっかける!
怒ったドヒは「会長のやり方」でギョンスクを屋上から下ろと部下に命じる。

ジェミンに呼び出されたドヒはバーへ行く。
酒を飲み思い悩んでいる様子のジェミン。
ジェミンはスマホのメールのやり取り画面を見せる。
女性社員のハン・イスルとのやりとりだった。
出張中、散歩をしたりカップラーメンを食べたり少し親密になり、彼女から部屋に伺ってもいいかとメールが来たが、それを無視し、今後の仕事の同行を拒んだら「性的暴行を受けたと告発する」という脅迫メールが来たとのことだ。
彼女に心揺れたのは事実だか、性的暴行は濡れ衣だと主張するジェミン。
一線を超えていないことを確認し、ドヒは対応を引き受ける。
後日ドヒはハン・イスルを呼び出し、話を聞くと、ジェミンの部屋にカップラーメンを届け行ったら、そのままベッドに押し倒されたと泣きながら訴えた。
ジェミンが彼女から受け取った脅迫メールも自分が送ったものではないと否定する。
ドヒは優しい言葉で同情的に聞いていたが、イスルが学費のために水商売をしていた過去を持ち出し、美貌で男を食い物にする女の性的暴行の告発を誰が信じるのかと責め立てる。
そして退職金をもらって会社を辞めれば揉み消すと言う。
イスルは泣きながら床に膝をつき、全てかったことにして死んだように暮らすから仕事を続けさせてくれと頼むが、ドヒは退職しろと冷徹にあしらう。

ドヒは部下のクク・ジヨンから市長解任に関する資料を受け取り市長の弱みを見つけて情報を集めろと指示する。
ドヒは会長に呼ばれすぐに出かけようとすると、イスルからメールが来るが無視してそのまま外に出る。
車に乗ろうとした瞬間、ビルの上から車に向かって人が落ちてきた。
イスルだった。
驚いて座り込むドヒ。
イスルの目には涙が、手に持っていたのは…

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