Disney+韓国ドラマ「ムービング」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ムービング」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:ディズニープラス

第5話:リコール

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交通事故現場。
横転した車の中で、頭から血を流すヒスの母ジヒ。
「ダメよ、来ちゃダメ」
車外に投げ出された幼いヒスに、そう呟く。

ヒスは幼い頃からよく引っ越しをしていた。
父ジュウォンは何かに追われるように転居を繰り返し、長くても3年、決して定住することはなかった。
(母ミヒョンにおぶられたボンソクとすれ違っていた)
日雇いであらゆる肉体労働をこなして生計を立てていたが、成長したヒスの大学進学のため、父は定住することを決め、家を買い、炭鉱マンとして定職にもついた。
ヒスのクラスでは、裕福なへウォンが不良グループからのいじめにあっていた。
イヤホンや服を取り上げられ、
しかし、クラスメイトはみんな見て見ぬふり、受験前の身であるため誰一人関わろうとしなかった。
その状況に苛立ちながらも、ヒス自身も、父のため、騒ぎを起こさぬよう「あと1学期の辛抱」と言い聞かせていた。
ヒスはいじめの実態を先生に報告した。
「適切に対応する」と約束してくれたが、その対応は形だけのもので、いじめはさらにエスカレートしてしまう。
「高3だから黙ってやり過ごすしかない」
入試まで120日のある日、へウォンがバケツの水をかけられる。
ヒスはいじめを黙認している自分に嫌気がさし、立ち上がった。
たくさんの不良たちを相手に戦い、殴られても蹴られても泥だらけで立ち上がる。
カッターで切っても、石で頭を殴っても向かってくるヒスに恐怖を感じる不良たち。
(ヒスの傷は回復するため)
ヒスは全員を打ちのめしてしまった。
その様子を、へウォンが見ていた。
ヒスは回復能力により無傷であったため、加害者とみなされ退学に。
何度も頭を下げる父。
転校もままならない中、幸い、1校(チョンウォン高校)だけが転入を認めてくれた。
父は家を売却し、高額な示談金を払い事件化を防ぎ、問題を学内に収めた。
父はこの事件をきっかけに、ヒスの回復能力を確信した。
回復能力は父の遺伝、正義感の強さは母の遺伝。
「母さんはその体質を喜んだはずだ。母さんが喜んだなら、俺も嬉しい。」と言った。

現在のヒスには「ご飯食べよう」と笑顔のボンソクがそばにいる。

ヒスの父ジュウォンは、カード払いの端末機を持って、昨晩の未払い徴収のためミョンイル商店街へ。

商店街には、ナジュの殺害事件捜査のため国家情報院が来ていた。

ジュウォンは、横柄な態度のチンピラ客が、イキって慶尚道の方言を使っていることを指摘し、本物の方言丸出しで「なんのために方言を使うんや。おかしいやろが。今度下手な方言使いやがったら口を裂くからな。」と脅す。
チンピラ客はすっかり尻尾を巻きヘコヘコし始め、ジュウォンの腕にある傷痕がカッコいいと言い出す。
銃で撃たれた痕だと言うと、「超シビれる!」とジュウォンに尊敬の目を向ける。
ジュウォンは一桁多めに徴収する。

ナジュの殺害現場に人が集まっているので、帰りしなのジュウォンも見に行ってみる。
そして、この事件に国家情報院が関わっていることを知る。

ヒスの母ミヒョンは、ナジュの事件も調べており、情報を集めていた。
現場に駆けつけ、そこに“フレッシュチキン”のバイクに乗ったジュウォンの姿を見る。

ボンソクとヒスはコンビニご飯。
ヒスは4歳の時に母を事故で亡くしていた。
母との唯一の記憶なのに、母の顔を思い出せないと言う。
そして仲良くヒスのトレーニングに寄り添うボンソク。

国家情報院のミン・ヨンジュン次長の元にナジュが死んだと報告が入る。
単なる強盗殺人として処理されていた。
チンチョン、ポンピョン、ナジュ。
彼らは、かつて、アメリカの承認を得た極秘任務を行っていた工作員で、アメリカにとっては“生きた証拠”であり、その証拠隠滅のため、清掃人(Fの男)によって殺されているのだ。
秘密を知る彼らが邪魔なのは国家情報院も同じだが、アメリカがどこまで知っているのか探らねばならない。
国家情報院には未だ継続中の計画もあるということだ。
ミン次長は清掃人(Fの男)の正体を探れと、部下のウンギュに指示する。

Fの男はナジュの葬式にやって来る。
そして「Frank」と記帳し、ナジュの息子に話を聞く。
ナジュはたくさんの孤児を養子にしていたが、実の娘は高校生の時に亡くなったと言う。

国家情報院ミン次長は、チョ課長を呼び出す。
チョ課長とは、チョンウォン高校の校長だった。

チョ課長は、ヒスにやられた不良に、ヒスのことを聞いていた。
「傷が一瞬で治る。人間じゃない、化け物だ。」と。

国家情報院の継続中の計画とは、NTDP(国家才能育成計画)だった。
ミン次長が陣頭指揮を取り、チョ課長は10年以上もその現場を任されていた。
「今年は期待できます」と報告するチョ課長。
ミン次長は「ファイルの存在を知られたら大ごとだ。管理を厳重にしろ。」と命じる。

ボンソクは「母の顔を思い出せない」と言ったヒスの言葉をずっと考えていた。
「(事故にあったのにケガのないヒスを見て)君がケガをしないと気づいたから、君のお母さんは笑顔だったはずだ」と元気付ける。

ナジュと同じ葬儀場で、ポンピョンの葬儀も行われていた。
遺影の前にいるのは、ボンソクが毎日乗るバスの運転手。
バスの運転手の男は、ポンピョンの息子チョン・ゲドだった。
そして、父同様、電気能力者である。

ガンフンにボコボコにやられたギスが登校した。
転校生がやって来る。
ヒスの前の学校でいじめられていたへウォンだった。
ヒスと目を合わせ、笑顔になる2人…

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