Disney+韓国ドラマ「ムービング」第20話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ムービング」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:ディズニープラス

第20話(最終回):卒業式

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mokumokuw.hatenablog.com

空から現れたのは、スポーツセンターから飛んできたジュンファだった。
ジュンファは空中から、校舎を逃げ回るミヒョンを追いかけ、2人は銃撃戦となる。

自らの体を犠牲にして衝撃を起こし、瓦礫の下敷きになったジェソクは、泣きながら助けようとしているヨンドゥクに、「行け、人間らしく生きろ…俺はここが楽だ…雪はきれいだな…」と言って命尽きた。
ジェソク死亡。
ヨンドゥクは泣きながら瓦礫の山を這い上がる、あの過酷な試験の時のように。

ジュンファとの銃撃戦でミヒョンがピンチに陥った時、空の彼方からボンソクが飛んできた。
そしてジュンファにタックル!
「母さんを撃つな!!!」
ジュンファとボンソクは空中で格闘となる。
チョンウォン高校に向かっていたゲド、空で格闘するボンソクを見つける。
猛スピードを出し校門を突き破り、バスをドリフトさせ、低空飛行するジュンファに体当たり。
《校庭》に倒れるジュンファ。

《崩れた校舎の屋上》
ジュンファに顔を撃たれたジュウォンは衝撃から気を失っていたが回復能力によって目を覚ます。
頭は撃ち抜かれてはいなかったが、銃弾は左目に。
ジュウォンは自力で左目をくりぬき、目玉をポイして立ち上がる。
「ケリをつけないと」

《校庭》
ボンソクは起き上がったジュンファに銃を向けられる。
ミヒョンは《崩れた校舎の屋上》に駆け上がり、そこからジュンファvsボンソクを見ていたドクユンに銃を向け人質にとった。
そして、空にいるジュンファに向かって「銃を捨てろ!」と叫ぶ。
ミヒョンは「ボンソク、逃げなさい、早く…母さんに従って」と呟く。

<街中>
ヒスは学校へと走る。
途中、泣きながら歩くヨンドゥクとぶつかる。
ヨンドゥクを知らないヒス、ケガをして血だらけで泣く大の大人を前にして「大丈夫ですか?血が出てる…痛いでしょ?大丈夫大丈夫。」とあやすように背中をトントンしてあげた。
痛みで泣いて悲しむ者に北も南も関係ないのだ。
ヒスの、人としての純粋な優しさに触れたヨンドゥクはさらに涙を流す。

<チョンウォン高校>
《校庭》
ゲドは横転したバスから抜け出し、バスのバッテリーを使い体に電気を満タンに貯める。
「イナズマ〜イナズマ〜」

空中のボンソクは屋上にいる母ミヒョンに「母さん、僕に従って」と強い眼差しになる。

ゲド「イナズマパワー!!!!!」
ボンソクを助けるべく、空中のジュンファに向かってイナズマ攻撃。
そして、銃を持つジュンファの右手を吹っ飛ばす。
最後はイナズママンの決めポーズ!
ボンソクは永遠のヒーロー“イナズママン”にピンチを救われたのだ。

《崩れた校舎の屋上》
イナズマパワーで屋上にすっ飛ばされたジュンファ。
ドクユンは右手を失ったジュンファに「動けるか?行け!家族がいるだろう!」と言って逃す。
隙を見たミヒョンがドクユンから銃を奪い、その時屋上にやって来たジュウォンがドクユンを殴り胸ぐらを掴み「何しに来たんだ!」と問い詰める。
ドクユンは「我らの代で終えるべきだ」と言い、ジュウォンを道連れにして屋上から飛び降りようとする。
ジュウォンは凌ぎ、ドクユンだけが落ちそうになるも、ジュウォンとヒスに腕を掴まれる。
ヒスはドクユンが転落する前にドゥシクの生死を確認する。

<過去・北朝鮮保衛総局>
司令官から任務を言い渡された時、ドクユンは黒幕だけを始末すればいいと提言していた。
「こんなことを50年も繰り返し、罪なき人民が大勢死んだ。人民に罪はない、罪は犠牲を強いる者にある!」と。
いくら国からの命令であっても、こんな忌々しく無意味なことに、罪なき子供を巻き込むことに、ドクユンはうんざりしていたのだ。

<現在・チョンウォン高校>
《崩れた校舎の屋上》
ドクユンは、ジュウォンの腕を引き離し、地面へ転落。
ドゥシクの生死を答えぬまま死んでしまった。
ドクユン死亡。

《校門》
騒ぎを聞きつけた地元警察がチョンウォン高校に到着。
しかし、守衛のおじさんはそれを制止。
守衛のおじさんの正体は「国家情報院ファン・ジソン」。
名札を見せ、携帯を渡す。
巡査長が電話に出ると、相手は警察庁長だった。
警察庁長からのストップがかかり、地元警察はそれ以上手を出せなくなった。

ヒスが学校に到着。

すべての戦いが終わったチョンウォン高校。
ボンソクは母ミヒョンをおんぶして帰宅。
ずっとずっと母におぶられて無力だったボンソクが、今、母をおんぶしているのだ。
「うちの息子はもう大人ね…」涙を流すミヒョン。
ジュウォンの姿を見つけて走るヒス。
「うちの娘は立派に育ったな…」微笑むジュウォン。


時は経ち、2019年
チョンウォン高校卒業式
校舎は崩壊し工事中であるため、校庭で卒業式。
ハンビョルは動画配信を再開。
「学校で起きた出来事、まだ今は話せない。きっと話せる日が来るはず。」とカメラに向かって笑顔で話す。
そんなハンビョルを愛おしそうに見つめる不良パンギス。
ボンソクはいない。
担任イルファンは、ボンソクのスペースをあけて列を詰めないように生徒に指示する。
ガンフンはヒスを見つめ、ヒスは空を見つめる。

式の後、ヒスは眼帯をする父ジュウォンと記念写真。
ガンフンは母とイルファンと記念写真。

ヒスは黄色いレインコートを忘れたと教室に戻る。

イルファンは、今まで自分が管理してきた超能力者の生徒たちのファイルをジュウォンに託す。
「この世で一番安全な所に預けられて安心です」とイルファン

3年3組の教室に戻ったヒス。
自分の席に座り、ボンソクとの思い出を振り返る。
ヒスのロッカーに黄色いレインコートはなかった。

ジェマンは保護観察中であるため卒業式には出席できなかったのだが、ガンフンの優秀生徒賞の表彰状を嬉しそうに誇らしげに見つめる。
しかし、もうガンフンは定時には帰らない。
ガンフンは国家情報院の研修生となった。
そして、ミン次長に父ジェマンの前科を抹消するという約束を果たすよう申し出る。
ミン次長は「後で知らせる」と曖昧な返事。
ガンフンが部屋を出ると、チョンウォン高校の守衛のおじさんとウンギュと一緒にミン次長の部屋に向かう女性が。
へウォンだ。
ヒスがいた前の高校でいじめに遭い、チョンウォン高校へ転校してきたへウォンだ。
驚くガンフン。
ヘウォンは第5チームという極秘部署の次長で、ミン次長よりも上の役職のようだ。
へウォンが現れ、ミン次長はビシ!となる。
そして「ミン・ヨンジュン、ひどい仕事ぶりね」と言い捨てる。
(※原作漫画によると、ヘウォンは年を取らない能力者)

あるモーテルから出てきたジュウォン。
手が血だらけである。
モーテルの一室ではチョンウォン高校校長レヒョクが窒息死。

北朝鮮では、右手を失ったジュンファが、司令官に任務失敗とドクユンの名誉ある死を報告。
そして「関係者だけの始末で十分だったはずでは?なぜファイルを持ち帰れと?」と質問。
「ファイルを確かめてこそ、また始められる」と答える司令官。
ジュンファは、子供を巻き込んだこんな酷いことを、この後に及んでまだ続けようとする司令官に中指を立てて射殺した。
ジュンファは間もなく生まれる子供と家族のため、チャンイルもまた家族のため、この任務を受けていたのだ。
ジュンファはその後、北朝鮮の地下牢に幽閉されているドゥシクに所に行き、「お前の子供も利用されるぞ」と忠告し、銃を渡し、扉を開放した。
ドゥシクは韓国へ飛び、国家情報院へ。
そしてミン次長を殺害。

桜舞い散る春
ミヒョンは引っ越し、新たな場所で“南山とんかつ”を再開。

ジュウォンのフレッシュチキンでは、なんと大男ヨンドゥクが働いていた。
チキンを持った手ごとフライヤーに突っ込みチキンを揚げており、ジュウォンに叱られる。
体育大学に合格したヒスは「おじさんを叱らないで〜」とフォロー。
あの日、涙を流すヨンドゥクの背中を、ヒスがポンポンしてあげた縁なのだろうか。
ヒスは「世界一安全なチキン店」と店名を変えようと提案。

その頃、ソウルの高層ビルで火災が発生。
消防車が近づけず消防ヘリを待つ中で、黄色い服の男が現れ、市民を火の手から救い出した。
それは、ヒスの黄色いレインコートを着たボンソクだった。
正体不明のスーパーヒーローを市民らは“イエローマン”と呼び始めた。
ヒスはボンソクを庇った時に受けた銃弾を、まだ腕に残していた。
「ファイティン!」と笑顔で呟くヒス。
かつて国家安全企画部で守衛をしていたおじさんは、空飛ぶ男を見たと言い、認知症扱いされていたが、ボンソクのニュース映像を見て、「万歳!」と言って笑い出す。

ゲドはバスの運転手として穏やかな日常を取り戻した。

韓国に戻ったドゥシクは上空から家族を探す。
屋上に紫色のカーテンが干される建物を見つける。
そこに降り立ち、ミヒョン、ボンソクと再会を果たす。
かつて、ミヒョンは「紫色が好き」と言っていたことをドゥシクは覚えていたのだ。

ジュウォンはジスの写真に向かって「ハッピーエンド?」「はい」と笑顔。

ボンソクは黄色いレインコートを着て、空の彼方へ飛び上がる!

ポストクレジット▼▼▼▼▼
国家情報院
次長の席にはマ・サングが就任した。
部下のウンギュに「祖国のため命を捧げよう」と言う。

フランクは生きていた。
そして、かつて母親が歌っていた店“LASVEGAS”やって来た。
CIAのマークは、「F」のフランク同様、過酷な訓練をしていた子供の中の「E」のイライアスの書類を見て連絡するように指示したのだった…
【終】