Netflix韓国ドラマ 「キング・ザ・ランド」第11話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「キング・ザ・ランド」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第11話

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楽しい時間はあっという間、報奨旅行も終わり、帰国の日となった。
最後はウォン発案のイベント。
なんと帰りの便は、全員がビジネスクラス
広くて快適な座席に大喜びのサランたち。
ウォンもサランの隣に座り、最後まで完璧で大満足の旅でした。

サランはタイのお土産を職場のみんなに渡し、喜ばれた。

ミスの許されない最重要イベント「100周年記念行事」を控え、サランたちは入念に準備をする。
ウォンも同様、良いイベントにすべく構想を練っていた。
ギフトは、来賓にだけではなく従業員にも贈ろうと考え、従業員は何を貰ったら喜ぶのか調査するようスミに指示する。

イベントの準備に没頭するウォン、少しでもサランの近くにいたくて、本部長室ではなくサランの職場キング・ザ・ランドで仕事をする。

例年、ファランはイベントにVIPとして主に政治家を招待していた。
今年の招待客を早く決定するように急かされるウォン。
ウォンはファランに呼ばれ、議員や高官などがずらっと並ぶVIPリストを渡される。
ファランは勝手に祝辞の挨拶をパク議員に依頼しており、「会長の挨拶の次に」と口を挟む。
「この先100年を誰と共に歩むのか決めるの。権力を握る人物を選ばなきゃだめ。」
と徹底した権威主義ファラン
ウォンは「この人たちと手を組むつもりはない。この先100年は支えてくれた人たちと共に歩むべきだ。」と自分の考えを貫いた。

キング免税店のダウル。
ト・ラヒ課長から無理のある高すぎる売り上げ目標額を設定される。
ダウルが無理だと拒むと、「それなら人員削減をするしかない」と言い出す。
仲間を切ることなんてできないダウルは、無理のある目標額を受け入れざるを得ない。

ウォンはイベントで出す料理の試食。
どれも素晴らしく料理長たちの努力を労うウォン。
高齢の招待客のために消化にいいメニューの追加を指示し、さらに洋食だけでなく韓国料理のコースも選べるようにしてはどうかと提案。

キングエアのピョンファ。
ピョンファへのセクハラが酷い機長がチームのみんなを飲みに誘う。
ロウンのおかげでピョンファも後輩も回避できた。

ピョンファとロウンは、雰囲気のいいレストランで食事。
ピョンファが確認のため「私のことが好き?」と聞くと「はい、好きです。」と素直に答えるロウン。
気持ちに応えられないと言うピョンファに、ロウンは「大丈夫です。先輩の気持ちは先輩のもの、僕の気持ちは僕のもの」と無理強いせずに微笑んだ。

キングホテルのベテランドアパーソン、キム・ボンシク。
温かい接客、仕事熱心で、本部長(ウォン)よりもお客様を優先する素晴らしい従業員だ。
ウォンは、勤続年数が一番長いボンシクを、キング・ザ・ランドに呼び話をする。
すると、ボンシクが、同僚もお客も、どんな人も軽視せず、一人一人を大切にする人間味溢れる素晴らしい人だと分かる。
ウォンが「一番記憶に残るお客様は?」と聞くと、ボンシクは「エントランスにある大樹は初代会員の一人が寄贈したもの。その方は経営危機の時に助けてくれた。もう亡くなってしまい、お子さんがいるが最近は来なくなってしまった。機会があればまたお迎えしたい。」と言う。

ホテル内では「100周年記念行事」のため、各チームで入念なリハーサルが行われる。

退勤してバスを待つサラン。
ウォンは背後からこっそり忍び寄りバックハグを試みるが、驚いたサランから肘打ちを食らい悶絶。
痛いふりをしてサランにくっつくウォン。
人目を気にしながらも何度もキス。
しかし社員たちに見つかりそうになり、サランは慌てて、やって来たバスにウォンを押し込み乗車。
すると、そのバスは従業員用のシャトルバス、従業員しか乗っていなかった。
皆がウォンに挨拶をして、逃げ場がなくなったサランは、「本部長!従業員用のシャトルバスです!」と本部長を案内していることにしてなんとか誤魔化した。

その後、2人は手を繋いでデート。
サランは、勤続30年のドアパーソンのボンシクにお母さんのことを聞いてみたらとアドバイス
しかしウォンは「一人で解決すべき宿題だ」と答える。

サランが帰宅すると、ピョンファとダウルに「ノ課長(ウォン)に告白されたの?」と詮索されるが、なんとか誤魔化す。

サランのおばあちゃん、買い物から帰ると、厨房から何やら怪しげな物音がしてくる。
おばあちゃんはフライパンで怪しげな男をぶん殴る!
ウォンだった。
ウォンはタイのお土産をたくさん持って来たのだ。
最高級のシルクのスカーフを巻いてあげるウォン。
おばあちゃんも嬉しそう。
しかし、「親孝行しなさい!お父さんにもあげなさい!」と、おばあちゃんのために買って来た肩こり軟膏を突き返した。
ウォンはおばあちゃんから、サランの幼い頃の話を聞いた。
「母親と離れて暮らしていたのに聞き分けの良い子供だった。だけど寂しさに耐えきれず1度だけぐずった日があり、その日に母親は事故に遭って死んでしまった。それが原因でサランは何も要求しなくなった。」と。
ウォンは「これからは僕がそばにいて、彼女の要求に何でも応えます。おばあちゃんとサランのことは僕が必ず守ります。」と約束した。
そして「サランを育ててくださりありがとうございます。」とお礼を言った。

サランはドアパーソンのボンシクに、ウォンの母ハン・ミソを知っているかと尋ねてみた。
自分はよく知らないが知人の方が詳しいと、客室担当のキム・オクチャという女性を紹介してくれた。
サランはさっそく会いに行く。
オクチャは客室の清掃をしており、土足で入って来たサランを叱った。
話を聞こうとするも「基本が分かってない人と話すつもりはない」と追い払われてしまった。
サランは、そっとオクチャの靴を揃えて向きを変え、改めて出直すことにした。

ファランは「100周年記念行事」の準備を好き勝手やるウォンを放っておくのかと父(会長)に詰め寄る。
父は「やっとやる気を出したんだ、少し様子を見よう」と好意的。
おもしろくないファラン、「ウォンの行動は母親そっくり。あの人だけでなく息子も捨てる子ことになったらお父さんが傷つくわよ」と忠告する。

帰宅したウォンは父(会長)に「今のキングホテルはお父さんが望んだホテル?」と聞いてみた。
父は「かつては、お客様と従業員を、全員幸せにしたいという夢があったが、夢にすぎなかった。自分の選択に従業員とその家族の生活が懸かっている。夢の代わりにホテルを守り、航空と流通を育てたんだ。お前のやりたいことは分かってる。だがやめておけ。これは忠告だ。ファランに助けを求めろ。」と答えた。
「父さんにも夢があったことが聞けてよかった」と肩こり軟膏を渡してその場を去るウォン。

いよいよ100周年記念行事の日。
キングホテルの広いパーティー会場にはたくさんの来賓が集まる。
ビシッとカッコよく決めたウォンが代表として挨拶をする。
集まってくれた来賓だけでなく、裏で働くサランたち従業員にも感謝の言葉を伝える。
会長の挨拶も無事に済み、次はパク議員の祝辞だと思い、ファランがパク議員に声をかける。
しかしウォンが呼び上げたのは「チェ・ヨンスさん」だった。
驚くパク議員とファラン、「誰?」とざわつく会場。
見た目は地味な男性。
チェ・ヨンスさんのスピーチが始まる。
彼は、キングホテルのエントランスにある大樹を寄贈した 初代会員の息子だった。
そう、ドアパーソンのボンシクが話してくれた「一番記憶に残るお客様」だ。
「幼い頃は父と一緒によく泊まりに来ていたが、父の仕事の事業の状況が悪くなり、来られなくなってしまった。生活は厳しく希望も失いかけたが、この場に呼んでもらって夢が持てた。来年のクリスマスには家族で泊まりにきます。」と素晴らしいスピーチ。

ウォンはボンシクの話を聞いて、大田まで出向き、彼にスピーチのオファーを出していたのだ。

身を乗り出して興味深く聞き入る会長。
このヨンス親子のことを覚えていたのだ。
「何も知らなくてすまなかった。いつでも来い!お前のために客室とレストランを空けておく!」と熱く歓迎した。

「花は水を与えてくれた人を忘れないそうです。それを心に留めこの行事を準備しました。この場にはキングホテルの100年を作った方々と、この先100年を作る方が一堂に会しています。その中でも最高のVIPをご紹介します。」
次にウォンが呼び上げたのは、パク議員…ではなく、ドアパーソンのボンシクだった。

かつて製薬会社の営業だったボンシクは、接待でキングホテルのバーを利用した。
ある時、ボンシクは泥酔してしまい、ロビーのソファで寝てしまった。
目を覚ますと、目の前でホテリエたちが笑顔で仕事をしていた。
なぜあんなに幸せそうに仕事ができるのかと驚いた。
「自分もここで働けば幸せになれるかも…」そう思いキングホテルに入ったのだ。

行事でスピーチすることを躊躇していたボンシクを、ウォンはなんとか口説き落としていた。

「キングホテルに来て、私は思いを成し遂げました。私はほとんどの時間をホテルの外で過ごしているが、キングホテル が誇る“守門将”であり、ドアパーソンのクム・ボンシクです。」と素晴らしいスピーチ。
会場は大きな拍手。

他にも、キングホテルの地下の一室で電気を管理している照明担当、キングホテルの調理場で肉を切り続けている生肉担当、そして客室担当のオクチャなど、長年にわたって裏方としてキングホテルを支えて来た従業員が、VIPとして呼び上げられた。
ウォンが自ら彼らを訪ね、躊躇する彼らを「主役不在で行事を行うわけにはいかない」と誠心誠意口説き落とし、招待していたのだ。

オクチャのスピーチに客席も裏方も大盛り上がり。

メンツを潰されたパク議員は怒って出て行ってしまった。

サランとウォンは人しれず小さく“グーサイン👍”
100周年記念行事は大成功に終わった。

その夜、会長はあるプレゼン資料を見ていた。
そこには「戦略企画室 ハン・ミソ」と書いてある。
<会長の記憶>
ウォンの母であるハン・ミソに「“誰もが幸せになるホテル”あなたならきっとできる!私が支えるわ!」と励まされる若き会長。

パク議員を怒らせ、行事が台無しになったと怒ったファランは会長(父)に詰め寄る。
現実問題、免税店の事業許可の更新や航空路線の拡大など、議員の力が必要なことはたくさんあるが、会長は、ウォンの仕切った100周年記念行事によって、かつて抱いていた夢を思い出したのだ。
「大切なことを忘れていた」と。
「キンググループはお父さんだけのものじゃない」と怒り苛立つファラン

キング・ザ・ランドでは、本日の主役、裏方で働く方々をおもてなし。
サランは頑張ったウォンに「今度の日曜、うちに来ない?ピョンファがいないから。」とお誘い。

日曜日、サランは手料理をウォンをおもてなし。
2人きりでとても良い雰囲気、ウォンは鳴り続けるサンシクからの着信を無視。
2人だけの夜、ウォンはサランをお姫様抱っこして熱いキスを続け、いよいよ…と思ったその時、なんと、ピョンファとダウルが帰って来て見られてしまった!
「ギャーーーーー」と叫ぶピョンファとダウル、その後ろにはサンシクとロウンもいた…

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