Netflix韓国ドラマ「ヒーローではないけれど」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ヒーローではないけれど」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話

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ダヘは婚姻届を作成し、ギジュの部屋へ忍び込み、勝手にハンコを押した。
「手を繋いだ事も、花を渡した事も、彼にとっては未来の出来事だから知り得ない。未来のギジュがハンコを押したと言えば信じるのではないか」と考えるダヘ。
戸惑いながらも信じたギジュ。
超能力一家に、いつウソがバレるか、ビクビクしながら過ごすダヘ。

母マヌムが、お茶を入れるダヘに話しかける。
マヌム「ポク家に伝わる能力を聞いたそうね」
ダヘ「はい。少し混乱しています。本当にそんな能力があるなんて。。しかも遺伝するとか。」
マヌム「そんなに構えないで。少しずつ才能を受け継ぐようなものよ。今は事情があって能力を発揮することもできなくなった。」
ダヘ「でも、私がケガすると知ってましたよね?どこまでの未来をどれくらい見られるんですか?」
マヌム「見たいからと見られるわけじゃない。何を見るかは選べないの。最近はダヘさんの夢ばかり見るのよ。さっきも見たわ!」
思いっきり動揺するダヘ。
マヌム「すぐに目が覚めちゃってよく分からなかった。前にも見たけど、霞がかってよく見えないのよね。ダヘさんがいれたお茶を飲んでグッスリ眠ればはっきり見れるかしら!見たのよ!ダヘさんの手に代々受け継がれてきた大切な指輪が!それだけははっきり見えたの!どういう意味か分かるでしょ?」
ビビりまくるダヘ。

ギジュはダヘから渡された婚姻届を見て「未来でそうなるからと従ってたまるか!あのキスに愛はない!」と意思を強く持とうとしていた。
しかし、寝ようと思って目を閉じると、ダヘとキスした時に戻ってしまう。
何度も、何度もw
おかげでギジュは眠れなかった。

翌朝、ダヘと顔をわせるのがきまずいギジュ。
ダヘの様子をうかがっていると、ダヘは掃除機をかけるフリをしながら金庫室へ入って行った。
ダヘはマヌムから聞いた家宝である指輪の存在が気になっていた。
すると「この部屋に興味が?」とギジュに声をかけられる。
一瞬焦るダヘだが、なんとかうまく誤魔化す。
ギジュはダヘを外に連れ出した。
ダヘは、早くギジュと結婚してポク家に潜り込み、財産を相続する必要があるため、結婚話を進めようとする。
ところが、ギジュは「母にも未来の俺にも流されたくない。未来でそうなるから結婚して愛し合うなんてありえない。順序を踏もう。」とキッパリ。
仕方ないのでダヘは、「じゃ、これはデートってことですかぁ?」とベタベタと腕を絡ませ誘惑。
ちょっと引いて、それを振り払うギジュ。
ギジュはダヘの誘惑に惑わされることなく、慎重で冷静。
ダヘの話す未来が、もし偽物だったなら。。と考えるギジュは、火災当日の詳細を聞く。
しかし、話を逸らすダヘ。
昨夜のキスを持ち出す。
ギジュは、昨夜のキスに、「それほど愛を感じなかった」と言った。
ダヘは怒ったフリをして思いっきりギジュをビンタし、その場を立ち去る。

マヌムの時計が失くなり、犯人はダヘだと言い出したドンヒ。
ダヘを追い詰めるうちに、ギジュの部屋にあった婚姻届が家族に見つかってしまった。
「なんてめでたいの!」と喜ぶマヌムとスングン。
結婚を先取りされ膝から崩れ落ちるドンヒ。
両親がどんどん話しを進めるため、ギジュは「順序を踏む!」と言い張り、ダヘに“お母さん”と呼ぶ人がいるがいると両親に打ち明ける。
ダヘは仕方なく、詐欺一家であることは伏せつつ、イロンのことを話した。
マヌムは「夢で見たあのサウナは縁起が悪い。夢が警告してくれてるのかも。」と嫌な予感を感じ、イロンの身辺調査をすることに。

マヌムの時計を盗んだのはイナだった。
イナはヘリムに誕生日プレゼントとして時計を渡した。
ヘリムは、欲しかった時計そのものだと大喜び。
「こんなに心が通じる友達は初めて!」とイナを抱きしめた。
イナは初めての友達が嬉しくて、ヘリムの心の声を聞き、気に入れられようと希望を叶えてあげていた。
そして、ギジュから誕生日にもらったゴールドのスニーカーも貸してしまった。

スングンは探偵にダヘの母の調査を依頼。
探偵は、イロンのことを知っており、前科者で“返済できなかった人は1人残らず死んでいる、違法な貸金業者”であることが分かった。
スングンは急いでマヌムに電話で伝えるが、その時、ポク家には、すでにイロンが来ていた。
自分の事を嗅ぎ回っていることに勘づいたイロンは先制攻撃に出た。

イロンは丁寧にご挨拶をした後、器用で有能なダヘが、婚家でもない他人の家で、無給で雑用係をさせられていることに抗議し、正式に結婚さるようにほのめかした。
さらに、あっさりと前科を認め、今は足を洗い、人の体を洗うことで罪を償っていると言ってのけた。
さらに、稼いだお金でダヘのような子の面倒を見ていると、社会貢献をしているかのような物言い。
ギジュも離れたところでその会話を聞いていた。
マヌムとイロンの、お互いに胸の内を隠したヒリヒリするような神経戦が終わった。

門の外までイロンを見送るダヘ。
イロンは「インチキ超能力一家が全財産を失う前に急がないと。殺し文句は使った?“高校生の時に火災で死にかけた”と。これが最後の作品だと言ったわよね?引退撤回?」とダヘを急かす。
すると、イナが帰宅。
会話を中断し、イロンは「あなたの祖母になる人よ〜なんて可愛いの〜お小遣いをあげるわ」と態度を一変させた。
ダヘはイロンを追い払う。

帰宅したイナが、ゴールドのスニーカーを履いていないことに気づいたダヘ。
ダヘは、高校時代、下駄箱の靴に牛乳をかけられ、いじめられていた過去を思い出す。
ダヘはイナの部屋へ行き、学校で何かあったかと聞くが「私にも友達はいる」と答えるイナ。
ダヘの心の声『いじめられてるのね』に対する答えだった。
ダヘは、もしかしてと勘づき、イナの目を覗き込み、『クモだ!頭の上に大きなクモがいる!』と心の中で考えた。
しかし、なんの反応もないイナ。
イナはダンスクラブのチャットグループに招待され、みんなで遊園地に行くことになった。

ポクズジムでは、ずっとグレースのことをイヤラシイ目で見ていた客が、グレースを口説いていた。
拒絶するグレースを殴ろうとする客。
そこへドンヒが現れ、グレースを助けてくれた。
「返金します。筋トレそっちのけで、胸とお尻を見てたので。本当にケガするかと心配で。設備の欠陥ではなく、会員の過失による事故には責任を負いかねます。会員権の譲渡には手数料20万ウォン、中途解約には10%の手数料がかかります。税別です。」と客に迫るドンヒ。
客は逃げて行った。
グレースはドンヒにお礼を言って、焼肉に誘った。
グレースは、「本業は俳優だが、体を使う役ばかり。誠実さがないとかで、主演の顔じゃないって。私だって愛せるのに!」と詐欺一家であることは伏せながらも、正直な愚痴をもらした。
ドンヒは「人は外見しか見てない。私に弟もそう。清純ぶった顔に騙されて結婚まで行きそう。カネ目当ての女よ。すでにネズミのごとくコソコソかじり始めてる。母の時計を盗んだ。おかげで私が疑われてる!」と、こちらも正直な愚痴をもらす。
それを聞いたグレースは「時計なんか盗むわけないでしょうよ!500億のビルが目前なのに!」と答える。
グレース、口が滑った。。。
なんとか誤魔化して、話を逸らす。
しかし、ドンヒはなにやら勘付く。

ポク家では、マヌムがイロンについて頭を悩ます。
ダヘは食欲がないマヌムに「お茶だけでも」とお茶を出すのだが、それも拒否。
ダヘを部屋へ行かせ、マヌム、スングン、ドンヒで密談を始める。
なんとなく家族から疑いの目を持たれているダヘは、会話が気になり聞き耳を立てるが、ギジュに呼び出される。

イロンの存在を聞かされたドンヒは「ダヘも犯罪者同然。天涯孤独だと思ってたら恐ろしい人がバックについている。母さん今すぐ追い出して!」と嘆く。
しかしマヌムは、ダヘが家宝の指輪をしていた夢が引っかかっており、一概にダヘが悪者だと言い切れずにいる。
ドンヒは「指輪を盗んだのかも。ダヘが泥棒だと警告する夢だったのよ!」と言い張り、ハットするマヌム。

ギジュに呼び出されたダヘ。
「13年前の火災現場から君を救うには、あの日生まれたイナとの時間に戻る必要があるが、いくら目を閉じても戻れない。本当に俺だった?あの時間がどんな意味を持つか、あの時間が俺から何を奪ったか、あの時間にどれほど誰かを助けたいと願ったか。長い間囚われていたのに、誰も救えなかった。大切な人は誰も救えなかったのに、なぜ君なんだ?ウソなら正直に言ってくれ!」」と切り込んだギジュ。
しかし、ダヘは話を逸し、怒ったフリをして席を立った。
ギジュはダヘの腕を掴んで「避けるな。君は何者だ?なぜ君なんだ!」と問い詰める。
ダヘは「知りません!私にも分からないし、信じられるわけがない!」と怒って捲し立てていると、突然、ギジュが消えた。
ギジュは、ダヘに火災当日の詳細を聞き出そうとした過去に戻る。
その時のダヘの様子を見続けるうちに、ダヘが、火災時を思い出すことさえつらいトラウマを抱えているのではないかと思い始める。
過去から戻ってきたギジュが、いったい何を見てきたのか不安で仕方ないダヘは、ギジュに質問をあびせるが、ギジュは黙ったままダヘを見つめる。
するとダヘは1人で話し始め、「13年前のあの日は、私にもつらい記憶です。」と言う。
ギジュは「ああ、今なら分かる」と答えた。

翌朝、スングンがギジュに部屋にやって来る。
「確かにイロンの存在に驚いたが、真面目に生きようと努力してる。過去は変えられなくても、今変わろうと挑戦してる。誰かさんよりマシだ。お前もダヘを信じたいんだろう?何をためらってるんだ。お前は今回もぶち壊すに違いない。だが、ダヘとの過去は変えられるだろう?戻って変えればいい。後からでも謝って間違いを正すんだ。ダヘとなら、いくらでもぶち壊し恥をさらしてもいい。何度でも修復しながら愛せばいいんだ。ダヘがお前を導いてくれるかも。」とアドバイス
ギジュはダヘとキスした過去に戻り、本当に愛してもいいのかと自問自答しながら、過去の家の中を歩いていると、イナを見かける。
イナは周りを気にしながら金庫室に入り、マヌムの時計を盗った。
「気に入るかな…」とつぶやくイナ。
「イナが時計に興味があるはずもない、もしかして、いじめか?」と考えるギジュ。

ダヘはイナが忘れていった上履きを、学校まで届けに来た。
クラスが分からず、学生に聞くが誰もイナの存在を知らない。
やっと知ってる学生がいたかと思うと「イナはヘリムのパシリ。存在感ゼロで完全に透明人間。」と話しているのを聞いてしまう。
体育から戻ってきたイナを見つけ、駆け寄ると、隣にはヘリン。
ヘリンの腕にはマヌムの腕時計、足元はゴールドのスニーカー。
ダヘはイナを連れ出し、少し話をする。
ダヘ「腕時計もスニーカーもあの子のせいね。あなたを助けたいの。」
イナ「何様?」
ダヘ「お父さんに言う?」
イナ「言わないで!言ったら詐欺師だとバラす。後見人になる計画でしょ?今は私しか知りません。面白いから黙ってました。祖母を痛い目に遭わせたかったし。見物してるうちにちょっと同情もしました。2回結婚もしたとか。それも詐欺?」
イナはメガネを外して、ダヘの目を見つめる。
イナの目が青く光る。
イナ「最初の結婚は、男を作り娘を捨てた母への復讐。2回目の結婚は酒に溺れ娘を捨てた父への復讐。でも3回目は気持ちが傾きそうで苦戦してる。」
ダヘ「どうしてそれを!?」
イナ「秘密にするなら、私も黙ってます。」
ダヘ「能力を隠してたの?」
イナ「シーっ」
イナは上履きを持って立ち去った。
呆然とするダヘ。

ギジュはイナの学校に来た。
来客記録簿にダヘの名前を見つける。

怯えきったダヘは、詐欺一家ヒョンテに電話し「ポク一家は手を出すべきじゃなかった。全部バレてる。過去、未来、心の中までお見通し。いつどこで何をしようと全部見られてる。」と報告。
するとギジュが現れ、ビビったダヘは逃げ出し、体育館の倉庫に逃げ込んだ。
ところが、教員によって鍵が掛けられ、閉じ込められてしまった。
ダヘはヒョンテに電話してイナの中学校まで迎えを頼んだが、途中で充電が切れてしまった。
不審に思ったヒョンテが迎えに行こうとすると、イロンがそれを止めた。

閉じ込められたダヘは過去がフラッシュバックし、呼吸が苦しくなり、パニック状態に。

<過去>
高校時代、いじめられていたダヘは、化学準備室に閉じ込めらてしまった。
「かくれんぼよ。ダヘがいないことに誰かが気づいたらゲームオーバー、あんたの勝ち。誰も気づかなかったらゲームは終わらない。永遠にね。」と。
ダヘの不在は、クラスメイトどころか、教師も気づかなかった。
そのうちに、火災報知器が鳴る。
頻発する誤作動によって、教師も生徒も油断し、授業を続けた。
しかし、本当の火災だと気づき、全員パニック状態で避難を始める。
ダヘは依然として閉じ込められたまま。
必死に助けを求めるが、誰も来なかった。
煙を吸い倒れ込んでしまうダヘ。
「私に最もふさわしい最期かもしれない」と諦めかけた。

<現在>
体育倉庫に閉じ込められ、気を失いかけたダヘ。
そこへギジュが現れ、ダヘを救出した。
ダヘは過去と記憶が混濁し、「どうやって私を見つけたの?誰も私を捜さなかった。誰も来ないかと思ったのに…あの時もこうして閉じ込められてた…火事が起きたのに、こうやって倉庫に…」と号泣。
ギジュは、チョン隊長を救うべく何度も過去に戻っていた時、救出された学生が「5階の倉庫にまだ人がいる」とチョン隊長に言っているのを見かけていた。
ギジュ「ソンジェ女子校 5階 倉庫?」
うなずくダヘ。
ギジュ「どうやら、俺であるべきだ、君を救ったのは。俺が助けます。」
その瞬間、ダヘには願ってはいけない思いが頭をもたげた。
「助けてくれたのが本当にこの人ならいいのに」と。
しかし、火災からダヘを助けた人の首には、アザのような傷があったが、ギジュにはそれがない。
別人なのだろうか…

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