Netflix韓国ドラマ「Missナイト & Missデイ」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「Missナイト & Missデイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第1話

7年間、公務員試験に落ち続けているミジンは、30歳を目前に「今度こそ!」とソハン市職員採用試験を受ける。
筆記試験が終わると、そこで怪しげな男から名刺を貰う。
名刺には“井戸が枯れたあと、水の価値を知る”と書かれていた。
面接試験では同姓同名の若い“イ・ミジン”と並んで座る。
ミジンは“イ・ミジン2”と仮称され、30歳目前のため、面接官は目もくれず、まともに話を聞いてくれなかった。
その結果は不合格…。
「お母さんに何て言おう…」
ベソかきながら足取り重く帰宅すると、両親は予想外のリアクション。
市役所に電話をしてミジンの合否を聞いた母チョンによると、ミジンは合格していると言うのだ。
ミジンは、すぐに同姓同名の若い方の“イ・ミジン1”と間違えられていると思ったが、泣いて喜ぶ母チョンを前に、言い出せず。

途方に暮れたミジンは、翌日、名刺を貰った怪しげな男に連絡して、カフェで会うことに。
男は「お金を払えば推薦制度を使って公務員になれる」と言う。
明らかに詐欺だ。
しかし切羽詰まったミジンは、引っかかってしまった。
カフェの横の席で、この会話をずっと聞いていた長身の男がいた。
ソハン地検検事のケ・ジウンだ。
ジウンは、詐欺師の男をトイレまで追い、一芝居して携帯を借りて電話をかけ、電話の相手にその携帯の位置調査と追跡を指示した。
さらに、一芝居して男に近づき、コーヒーをぶっかけ、財布から身分証を拝借。
電話をかけながら「身元照会を、チェ・グンジュ、891017-112」と指示。
ミジンに、この男が詐欺師であることを伝えると、男はあわてて店を飛び出し、街を逃げ回る。
ジウンが追いかけ、その後をミジンも必死に追いかける。
ジウンは詐欺師の男を捕まえることに成功。
偶然居合わせた刑事に引き渡し、詐欺師の男は連行された。
しかし、母チョンから預かった店のお金を使ってしまったため、絶望し泣き崩れるミジン。
ジウンはミンジを車に乗せ、事情聴取のため警察署まで送り届けた。
ミジンは、ジウンを検事だと知らないので、ただの“親切な人”だと思いこんでいた。
お礼にリンゴを渡すミジン。

事情聴取で、ミジンは詐欺被害の内容を刑事に話す。
呆れる刑事。
「特殊詐欺に巻き込まれると、知らないうちに加害者になり得る」と言われ、ショックを受けるミジン。

ジウンは帰宅して、持っていた封筒を開けると、そこにはミジンの履歴書が。
車内で、ミジンが、自分の封筒とジウンの封筒を取り違えてしまったのだ。
ジウンは何気なくそれを見て、ミジンが1996年生まれと知り驚き、リンゴを落とす。

ミジンは、30歳目前にして、いまだ就職できず、詐欺にまで遭った自分自身が情けなく、肩を落とす。
そこへ「ソウル地検」だと名乗る男から、またもや別の詐欺電話。
ミジンはブチギレて、怒鳴り散らして電話を切った。
直後にジウンから電話がかかってくるが、怒りが収まらず不機嫌なミジンは、一方的に捲し立て、まともに話をせず電話を切り、ジウンを着信拒否に設定した。
呆気にとられるジウン。

身も心もズタボロのミジンは、家に帰れず、トボトボ歩き回る。
そんなミジンの背後を、1匹の猫がつきまとっていた。

ミジンの住むソハン市テホ里では、20年前に女性の失踪事件が多発していた。
事件をよく知る人たちもすでに亡くなり、失踪者たちは不明のまま。
ジウンはその事件が気になっていた。

足取り重く歩くミジンの前に猫が現れた。
ミジンは猫にミルクをあげ、「行き場がないのね、私と同じね。もっと悲しいのは、必要とされないこと。」とつぶやいた。

帰宅して部屋に行くと、就職を祝う両親から靴のプレゼントが置いてあった。
胸が苦しいミジン。
ヤケクソになって、公務員試験に必要な参考書などを、ぜんぶまるっと燃やした。
絶え間なく重ねた努力が報われず、八方塞がりなミジンは、火を見ながら涙を流す。
すると雷が鳴り、雨が降ってきた。
「とことんついてない…」と号泣するミジン。

雨がやみ、ミジンは外でやけ酒していた。
するとさきほどの猫が現れた。
猫はトコトコ歩いて、井戸の淵に。
そして体が光輝いたと思った矢先、井戸に落ちてしまった。
ミジンは急いで手を伸ばす。
その時、水中のような宇宙空間を彷徨う感覚に陥り、ミジンは「消えてしまいたい、違う人になりたい」と願った。

翌朝、ベッドで目を覚ますミジン。
体が重く、節々が痛い。
なんとミジンは、別人になっていた!
しかも中年女性に!
「見知らぬおばさんが家にいる!」と大騒ぎして警察に通報する両親。
ミジンは外に追い出されてしまった。
窓ガラスに映る自分の姿を見て驚くミジン。
「ウソ!?私の顔がなぜ!?どうして!?お腹が…」
パニック状態のミジンは、警察に連れて行かれた。
自身がイ・ミジンであると必死に証明するが、それがむしろ両親にも警察にも大混乱を呼ぶ。
正気を失い、身よりもなく氏名不詳。
認知症ではないかと疑われ、絶望するミジンは、トボトボと外へ出て行ってしまった。
警察官に追いかけられ、カフェにカフェに隠れていると、一気に時が進み、日が暮れた。
そして、ミジンは元の姿に戻った。
帰宅すると、母は、警護のためだとバットやゴルフクラブを振り回す。

“目が覚めたら老けていた”
いったいどういうことなのか…
ミジンはネットで調べたり、いろいろと考えを巡らせる。
そのうちに、悲しくなってくる。
「まだまだやりたいことがたくさんあるのに…」

しかし、翌朝目覚めると、再び中年女性に。
ミジンはふと思い立ち、井戸に落ちた猫を助けるべく、預けた動物病院へ。
しかし、猫は煙のように消えたと言う。
ミジンはその猫を捜すことにした。

裁判所の前では、女性達によって「コ・ウォンは無罪だ!」と抗議活動が行われていた。
コ・ウォンとは人気の男性アイドルスター。
事件を起こすも心神耗弱を主張するウォンを断罪するは、検事のジウン。
注目度の高い事件ゆえ、押し寄せるマスコミ。
ジウンはマスコミに毒舌を浴びせ、集まったウォンのファンから卵を投げつけられるも傘で回避。
ジウンは、起訴率は群を抜き、実力はトップで大変優秀な検事なのだが、その高飛車な態度から“性格がイマイチ”と言われていた。

中年女性になったミジンは、持ってる服がどれも小さく、仕方ないので、母の服をこっそりと拝借。
どうやら昼間は中年女性、夜になると元の姿に戻るミジン。
そのため、昼夜逆転生活を送らざるを得なくなる。
昼間から部屋にこもるミジンに呆れた母は、強硬手段に出る。
鍵をこじ開け、ミジンの部屋に突入。
ミジンは布団をかぶって身を隠し、必死に抗う。
「大丈夫、治るはず。できる!」と自分を励まし、ミジンはいろんな病院や鍼や占いを訪れるが、徒労に終わった。
日が暮れて夜になると、ミジンは元の姿に戻る。
「いったいどういうこと!?私が何をしたっていうの!?なんで私がおばさんになるの!?」
そうしようもなくなったミジンは、橋の欄干に立ち、飛び降りようとしていた。
すると雷が鳴り響き、風が吹き、天気が荒れ始める。
風に乗って、どこからともなく飛んできた弾幕が、ミジンの体に巻き付いた。
バランスを崩し落ちたそこは、ピチャピチャ浅い川だった。
巻き付いた弾幕を見ると、そこには“無為な時間を過ごしてきたと?やり直したくても目の前が真っ暗だと?情熱さえあればどなたでも大歓迎です。年齢学歴性別不問。今すぐ挑戦を!そこのあなたをお待ちしてます!”というソハン地検のシニア採用広告だった。
その文言が胸に響いたミジンは、奮い立った。
そして、ミジンは「イム・スン」と名のり、他の高齢者たちと共にシニア採用試験を受けた。
他の受験者に比べ格段に若く、滑舌の良さ、体の柔軟性、視力の良さ、そして語学力でハイスペックをアピールし、見事、合格した。
大喜びのミジン、いや、スン。

その頃、ソウル地検のジウンは、ソハン地検に異動となる。

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