Netflix韓国ドラマ「ヒーローではないけれど」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ヒーローではないけれど」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話

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ギジュが、“幸せだった過去に戻れる能力”に気がついたのは9歳の頃だった。
「ついに覚醒した!」と母マヌムは大いに喜んだ。
ギジュはそれからも、幸せを繰り返し味わうために、能力を使った。
戻った過去にいる人々からはギジュの姿は見えておらず、ギジュは触れることもできなかった。
ある時、戻った過去で、愛犬を車に轢かれて悲しむ少女を見かけた。
自分にとっては幸せな時間でも、他の誰かには不幸な時間なのだ。
そこでギジュは、この能力を使って、人の不幸を防げないかと、いろいろと試し始める。
しかし、どんなに頑張っても過去は変えられなかった。
特別だと感じた幸せな時間も、繰り返せば感動が薄れ、ギジュは“不幸な人の手前、自分だけ幸せになれない”と罪悪感を抱いてしまう。
そしてギジュは過去に戻れなくなった。

<現在>
ギジュがタバコを吸いに外に出ると、誕生日プレゼントにイナにあげたぬいぐるみが、ゴミ捨て場に捨ててあるのを見た。
「生まれるべきではなかったのに誕生日プレゼントなんて!」と苛立ったイナは、これまでギジュからもらったすべてのぬいぐるみを捨てた。

ギジュはデパートへ行き、改めて“中学生の娘”にふさわしいプレゼントを選ぶ。
しかし、ギジュは何を選んでいいのか分からない。
ギジュの動向を見張っている詐欺師一家の叔父ヒョンテがダヘに連絡する。
そして、偶然を装って現れたダヘ。
プレゼント選びを手伝うと申し出るが、ギジュはそっけない態度で断り、行ってしまった。
ダヘはイナへのプレゼント(ゴールドのスニーカー)を買い、ギジュに持たせた。
ギジュが帰ろうとした時、デパートの火災報知器が鳴った。
従業員の誘導により、お客たちはパニック状態でで避難する。
ダヘはカフェにいたのだが、過去がフラッシュバックして動けなくなってしまった。
そこへギジュが戻ってきて、ダヘの手を握る。
火災報知器の誤作動だったとアナウンスが流れる。
ふと気づくと、ギジュは消えていた。

イナが帰宅すると、ドアにプレゼントの紙袋がかかっていた。
イナは嬉しそうに鏡の前で履いてみた。
ドアの隙間からこっそり覗くギジュは、ニッコリ。

ダヘはマヌムに呼び出され、ポクズジムにやって来た。
ジムを紹介しながらマヌムが話す。
消防官をしていたギジュが無事に健康でいてほしいという願いから、このビルを買い、ジムを作った。
すると次第にその価値が上がった。
ギジュが結婚したらオーナーを譲るつもりだと。
マヌムは、ギジュとダヘの結婚話をグイグイ進める。
ダヘは「身に余る光栄ですが、あまりにもお気が早いかと…私はともかくイナが…」と控えめな態度を示しながらも、「なによりも、一緒に暮らしてみないと…」と答える。

それを盗み聞きしていたドンヒは、ダヘに対して警戒心があるので、結婚話が進展することに危機を感じマヌムを連れ出した。

ジムでは詐欺一家のグレースがトレーナーとして働き始めていた。
顔を合わせたダヘとグレースは、なにやら鼻を触ってサインを送り合う。

ドンヒは、ギジュを救ったダヘが、今度はマヌムの前に現れたことが、本当に偶然なのか懐疑的だった。
マヌムは「偶然じゃなくて運命!夢を見られた!」と言い張る。
「見たって何も当たらない!」とドンヒ。
その会話をグレースが盗み聞きし、ダヘになにやらサインを送った。

ギジュがジムやって来た。
出勤しただけで気力を使い果たしたと、すぐに帰ろうとするギジュに、ダヘはデパートで火災報知器が鳴って動けなくなった時、手を握ってくれたことにお礼を伝えた。
ところがギジュは覚えてない様子。
その会話を聞きつけたマヌムが飛んできて、「手を繋いだ?いつのまにそこまで進展したの?」と喜び、「あとは私に任せて!」と張り切った。
ダヘはマヌムにお茶を入れた。

帰宅したマヌムは熟睡した。
スングンは、ダヘに会った後、マヌムがグッスリ眠れることを不思議に思った。
ギジュに「彼女はいいと思う。マヌムを眠らせてくれる。ファイト!」と声をかけた。

詐欺師一家。
グレース「焦らし過ぎでは?」
イロン「いくら詐欺でも結婚には誠実さが大事。ドンヒを阻むのがグレースの役目。男を落とすには太っちゃダメ。」
グレース「手を握るのもやっとで、いつになったら寝るわけ?」
ダヘ「あの握り方は、溺れる者がワラをも掴むような感じだった。。」
イロンはダヘの顔を見つめる。

マヌムは、ギジュの部屋にカーテンを開け、「棺桶みたいな部屋ね!早く誰かと一緒に住まなきゃ!死んだ人間を長年引きずりすぎた。しかも、他の男の子供を身ごもった女を。再出発しなさい!子供ができれば生きがいを取り戻せる!」と叱った。
ギジュ「俺にはイナがいる。イナは母さんの孫じゃないわけか…」
マヌム「イナを愛してる!でもいまだに覚醒しないでしょ!ポク家の子供じゃ…」
ギジュ「俺の娘だ。二度と言うな。」
マヌム「そんなに娘が大事なら、死んだように横になってないで、ビシっと起きて父親の務めを果たしなさい!」

口数が少なく内向的なイナは、学校で一人だけ、どのクラブにも入れずにいた。
廊下をウロウロして、ダンスクラブの教室を覗いた。
クラスメイトの男子ジュヌが踊っているのを見て、目を奪われるイナ。

ギジュのもとにイナの担任から電話。
「イナがどのクラブにも入れない。友達付き合いが苦手で、まるで“透明人間”のよう。ご多忙でも学校生活に関心をお持ち下さい。連絡アプリも未登録、プリントにも保護者の署名がない。どうかご確認を。」と。
ギジュは慌ててイナの部屋へ行き、引き出しを開けると、溜まりに溜まったプリントが。
保護者署名欄にサインしようとするが、手が止まってしまう。
キッチンに行き、酒を探すが、父スングンがすべて処分した。
スングンは「酒は誰かと一緒に飲むものだ。行こう。」と言って、ギジュを外へ誘った。
店に着き、個室に案内されると、そこにはマヌムとダヘがいた。
「騙された…」と立ち去ろうとするギジュだが、スングンにむりやり個室に入れられる。
ダヘとギジュを2人きりにすべく、マヌムとスングンは席を外した。
ギジュは不貞腐れた態度でただひたすら酒を飲む。
ダヘもそれに付き合い、グビグビと酒お飲む。

ドンヒは勤め先の美容外科にやって来て、チョン・ジハン院長に会うため、診察が終わるのを待った。
すると診察室から女性の喘ぎ声のようなものが。
苛つき、チョコレートをむさぼり食うドンヒ。
扉を開けると、そこにいたのはグレースで、普通に診察を受けている様子だった。
グレースはチョン院長に「連絡下さい」とささやいて、立ち去った。

ドンヒとチョン院長はバーで酒を飲む。
ドンヒが何をしていたのかと尋ねると、チョン院長は「インフルエンサーである彼女に病院を宣伝してもらうため」だと言った。
ドンヒとチョン院長は結婚を約束した仲だった。
ドンヒは婚姻届を出し、結婚を早めたいと申し出た。
チョン院長は「子供を産まなきゃビルはもらえない。結婚は堂々としたい。君に借りた開業資金を返すまでは絶対に結婚しない。」と遠回しに拒否した。
ドンヒは、チョン院長を再び振り向かせ、ギジュより早く結婚して、マヌムからビルを相続するべく、ジムへ行き、痩せるためのトレーニングをスタートした。

イナの動向を見張っているのは詐欺一家のヒョンテ。
イナは尾行されることに気づき、誕生日にもらった新しいスニーカーで走った。
公衆トイレに隠れ、家族全員に電話をかけるも、タイミング悪く誰も出ない。
仕方なくギジュにかけるのだが、出たのはダヘ。
ギジュは店で酔い潰れていた。
ダヘがそこへ行くと言うが、イナは「なんでもない」と答え、電話を切った。
ダヘは眠っているギジュに「イナから電話!誰かに追われているようだった。」と伝えると慌てて飛び出していくギジュ。
残されたダヘは仕方なく会計を済ます。

酔っていてまともに走れないギジュ。
「イナが俺に電話をかけてきた。俺が行かなきゃ!」とフラフラになりながらも、追いかけてきたダヘに支えられながら歩みを進めるギジュ。
なんとかイナの隠れている公衆トイレに着いた。
トイレの前で見張るヒョンテに気づいたギジュは、この野郎!と向かっていく。
しかし、フラフラだわ、コケるわ、パンチは当たらないわ。。
ダヘはヒョンテに合図。
ヒョンテはあえてパンチを食らい、やられたフリをして倒れた。
トイレから顔を出したイナに「お父さん」と呼ばれて駆けつけるギジュ。
その隙に、ダヘはヒョンテに「お疲れ様、行って」とささやく。
ギジュは「お父さんが懲らしめたぞ!」と得意げに伝えるが、イナは、もじもじしてなんだか気まずそう。
察したダヘがは、コンビニに行って生理用品を買ってきた。
イナに初潮が来たのだ。
スカートを汚したことを気にしているイナに気づき、ダヘは自分のカーディガンをイナの腰に巻いてあげた。
そして「おめでとう」と笑顔で言った。
イナも嬉しいような恥ずかしいような。。
何もしてあげられない男親ギジュ。
イナを家まで送り届けた後、ギジュはダヘを飲みに誘った。
ダヘはデパートで火災報知器が鳴って動けなくなった時、戻ってきて手を繋いでくれた話をする。
ギジュはまったく覚えていないようだ。
ダヘは「過去に戻れるんですよね?それなら、未来から来たあなたが繋いでくれたのかしら?」と冗談を言った。
ギジュは「ありえない。戻れても手は握れない。過去では何も触れることができない。」と答えた。

ドンヒは、ずっとトレーニングを続けていた。
痩せて、前みたいに空を飛びたい!と、意地になってムチャクチャに走っていた。
すると一瞬、体が宙に浮いた。
その時、見かねたグレースがマシーンをオフにして、ドンヒは転がってしまった。
呼吸困難な状態になり、グレースがドンヒを落ち着かせる。
呼吸が落ち着いたドンヒは今度は泣き始た。

お酒を飲んでいるギジュとダヘ。
話をしていくうちに、2人は少し距離を縮めた。
ギジュは「こんな俺の代わりにイナを守ってくれる人が必要だが、君の人生を台無しにしてしまうかも。だから近づかないで。引き止めたくなるから。」と言った。
ダヘは「もう引き止めたくせに。手を握ったでしょ?」とギジュの手を握る。

帰宅後、ギジュは、溜まりに溜まったイナのプリントの保護者署名欄にサインをした。
ふと、ダヘの言っていたことが気になって、試しに目を閉じてみると。。
戻った!
ギジュは、デパートで火災報知器が鳴る直前に戻った。
信じられないと驚くギジュ。
火災報知器が鳴り、人々が避難する中、ギジュは人の流れに逆走するように、ダヘのいるカフェへ向かう。
そこには、動けなくなり、うずくまるダヘがいた。
戻った過去にいる人や物には触れることができないはずなのに、ダヘの手には触れることができた。
戻った過去にいる人には、ギジュの姿が見えないはずなのに、ダヘはギジュを認識した。
なぜ?…

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