もくもくぅと韓ドラ

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Netflix韓国ドラマ「ヒーローではないけれど」第10話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「ヒーローではないけれど」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第10話

前話はこちら↓

mokumokuw.hatenablog.com

運転席にはダヘ、助手席にはギジュ。
雨の中、車を走らせ、楽しそうに会話をしている2人。
そして、ギジュは「行ってくる」と言って過去に消えた。
しばらくして、ギジュが現在の車内に戻ってくると、運転席にダヘはおらず、フロントガラスは粉々に割れ、車は橋の欄干を突き破り、今にも川に墜落しそうな宙ぶらりんの状態だった。

<事故5日前>
ダヘはポク家に嫁ぐことが決まり、ギジュやマヌムとスングン一緒に食事。
ギジュは「家族で食卓を囲むなんて、何だか現実に思えなくて。父さんがいつも通り家にいるし、母さんはダヘを受け入れてくれた。何もかもうまくいって戸惑ってるけど、感謝してる。」と笑顔。
「夢で見た運命には逆らえない。」と言うマヌム。
幸せなはずの団欒だが、ギジュ以外は、何だか不穏な空気が流れる。

<事故7日前>
マヌムは最悪な夢を見た。
なんと、ギジュが死ぬ夢だ。
ギジュは、13年前の火災からダヘを救い、炎に包まれ帰らぬ身となり、遺体も見つからないという。
その話を聞いたダヘは、なんとか食い止めることはできないのかとマヌムを問い詰めるが、何もできないと嘆くマヌム。
かつてマヌム自身の父親の死を、予知夢で知っていたにも関わらず防ぐことができなかったからだ。
マヌム「だから、今できるのは1つだけ。残りの時間を幸せに過ごさせてやること。望みは何でも叶えてやる。たとえ、詐欺師との結婚でもね!我が家に入りなさい。」
ダヘ「自分のせいで死ぬことが分かっていながら一緒にいるなんてできない!」
マヌム「詐欺師でしょ!騙しなさい!あなたがギジュに仕掛ける最後の詐欺になるわね。私だって苦しい!息子を死に追いやるあなたを家に入れるなんて!でもギジュのために耐える。お願いよ、どうか頼むわ。」
2人は悲痛な思いを隠してギジュと接することに。

学校ではイナが体育倉庫に閉じ込められた件で、ヘリムが担任に注意される。
ヘリムは、やってないと否定。
担任は、「誰かが鍵をかけたのは事実だか証拠がない。イナの意向に沿って処罰はしない。だけど二度とあってはならない。いいな?」と言った。
ダンスクラブのメンバーたちは、「ジュヌが告白したのはイナで、ヘリムが嫉妬して本性を現した。怖すぎ、陰険。」と悪口を言い、ヘリムをハブるようになった。
イナは、「目を見ればやったかどうか分かるけど、もうヘリムの目も心も見たくない。その歪んだ心がみんなにもバレたでしょ。」とヘリムに言い放ち、ジュヌと一緒に自転車で帰っていった。

ギジュはスングンに引っ越しを提案する。
こんな豪邸に住めるような経済状況じゃないし、もう少し小さな家に暮らそうと。
ジムの入ったビルはドンヒに任せ、両親とイナはギジュが面倒を見ると申し出る。
とても明るく前向きになったギジュ。

スングンは何も知らずに家族を気遣うギジュに胸を痛め、なんとかできないかとマヌムと言い争うが、なにもできないと言うマヌム。
マヌムとスングンは仲違いしたが、ギジュのために一時的に一緒にいることにした。
「ギジュを失ったら私たちも終わり。それまで父親の務めを果たして。」と。

ドンヒもマヌムからギジュの死を聞いていた。
ギジュが死んだら念願のビルは手に入る。
しかし、弟の死を喜べるはずもない。
「そんな夢を見たせいよ!あんなに夢を見たがって、あんなに未来を盗んでおいて、私だけが欲張りなの!?母さんこそ欲張った罰を受けてるんでしょ!犠牲になるのは私だけで十分!母さんの夢がギジュを殺すのよ!」
ドンヒは号泣した。

ギジュとダヘとイナは、本当の家族のように幸せに遊んだ。
ギジュもすっかり明るくなり、笑顔が増えた。
ギジュはダヘと寝室を共にしたがり、ダヘとの距離をもっと詰めたがるのだが、ダヘはうまく演技して誤魔化し、一線を引く。

苦楽を共にした家族を捨てたダヘを、イロンは憎々しく思っており、何かを企んでいた。

一線を引くダヘだが、ギジュはグイグイ距離を縮める。
ダヘのベッドに潜り込み、「きっとこの時間に戻ってくる。今、すごく幸せなんだ。」とギジュはダヘに甘えて一緒に寝た。
複雑な思いのダヘは、「一緒に旅行に行こう」と提案した。

翌日。
雨の中、ギジュとダヘは車で出かける。
運転はダヘ、助手席にはギジュ。
楽しく会話が弾む2人。
途中、肌寒くなったダヘは、シートベルトを外してジャケットを羽織る。
出会った頃の話をする中で、「あの時笑ってた!」「いや笑ってない!」と他愛もない言い争い。
「過去に戻って確かめて来て」とダヘ。
「じゃ、行ってくる」とギジュ。
戻ってきたギジュ「ごめーん、笑ってた」
2人は笑い合う。
ダヘの好きな映画の話をする中で、ヒロインが着てた服の色が「黄色!」「青色!」と
また他愛もない言い争い。
「過去に行って確かめて来て」とダヘ。
「よし、行ってくる」とギジュ。
ギジュは消えた。
1人運転するダヘの車の後ろに、見知らぬ黒い車が迫る。
怪しく感じたダヘはハンドルを切った。
次の瞬間、過去から助手席に戻ったギジュ。
運転席にダヘはおらず、フロントガラスは粉々に割れ、車はガードレールを突き破り、今にも川に墜落しそうな宙ぶらりんの状態だった。

警察や救助隊によりダヘの捜索が始まる。
無傷のギジュ、ドラレコは故障。
警察はこの事故を怪しむ。
夜になっても捜索は続くが、ダヘはどこにも見つからない。
ギジュはパニック状態で、ダヘを捜そうとして川に入って騒ぎを起こして警察に止められる。
そんな中、ダヘのジャケットが見つかった。
膝から崩れ落ち、号泣するギジュ。
翌朝、捜索は打ち切られた。
水辺でたたずむギジュ。

ギジュは宮殿サウナにやって来て、「ダヘをあんな目に遭わせたのはアンタだろ!」とイロンを責め立てるが、「隣りにいたのに何してたんだ。シートベルトはどうした?自分だけ生きて帰ったくせに。超能力者なのになんで捜せないんだ!どうして防げなかったんだ!」と逆に怒鳴られた。
何も言い返せないギジュ。
ギジュは再び能力が消え、酒に溺れるようになってしまった。
ダヘを捜したいのに、原因を突き止めたいのに、過去に戻れない自分を嘆き涙を流す。
そんな様子に、家族は胸を痛める。
「ダヘは気の毒だけど、ギジュが能力を失って過去に戻らければ、死なずに済むから、むしろよかったのではないか」とドンヒ。
ギジュの未来が変わったのか。。?

マヌムは、打ちひしがれるギジュに「ポク家が能力を失ったのは自然の摂理。現代社会において超能力など、もはや意味がない。私も疲れた。不眠症は“もう夢を見るな”というご先祖様からの贈り物だったんだ。だから、あなたも過去に戻ろうとせず、今を生きるのよ。」と言った。

ドンヒはすかり痩せて、元通りのナイスバディに。
ジハンとの結婚の準備が進む中で、ドンヒは延期したいと申し出た。
ギジュのことで胸を痛めているからだ。
しかし、段取り的にもビジネス的にも延期はできないと言うジハン。

ギジュは廃車場に来て、乗っていた事故車を捜し続けていた。
そこへ、見かねたドンヒとイナがやって来た。
ドンヒは「もう見つからないし、見つけても何も変わらない」と諦めさせようとする。
しかし、ギジュは「ダヘは生きてる。母さんが、俺がダヘを救う夢を見た。まだ実現してない。」と聞かない。
ドンヒは「もうポク家の超能力は途絶えたの!」と言うが、イナは「違う!伯母さん、もう飛べるよね!見つけて!車に痕跡が残ってるかも!」と主張。
ドンヒは仕方なく飛んでみるが、少ししか浮かなかった。
イナはギジュの手を握り、「おばさんは、私が初めて目を見られた人。お父さんと向き合えたのもおばさんのおかげ。おばさんも家族でしょ?だからおばさんを見つけて!過去に行くの!お父さんならできる!」と励ました。
励まされたギジュは、目を瞑ってみる。
消えた!
ギジュに能力が戻った!
ギジュが戻ったのは、ダヘとイナと3人で本当の家族のように幸せに遊んだ日だった。
しかし、ダヘに接触することはできず。
次に戻ったのは、ベッドで一緒に寝た日。
未来ギジュに気づいたダヘ。
ギジュはダヘを抱きしめ、「旅行はダメだ。絶対に車に乗るな。海へ行く途中、雨でスリップして事故に遭う。君が…だから絶対に行くなよ!頼む!お願いだ!」と伝えた。
しかし、事態は変わらなかった。
起こったことは変えられないのか。。?
イナは、ダヘが事故を知っていたのではないかと言う。
知りながら、なぜ。。?

イナは宮殿サウナにやって来た。
ダヘが何かを隠していたのではないかと、ヒョンテを問い詰めるも、ヒョンテは無視して行ってしまった。

イロンの元に“交通違反通告書”が届く。
イロン「指示通りうまくやったよね?」
ヒョンテ「ああ」
イロン「事故は川で起こったのに、海に行ったの?」
ヒョンテ「指示通り処理したら気分が沈んで、気晴らしに。」
イロン「車を出して。海へ。私も気晴らししたい。」

イロンを車に乗せ、出発しようとするヒョンテに駆け寄るイナ。
ヒョンテはサングラスを外し、イナに目を見せた。
イナの目が青く光る。

イナは急いで帰宅し、ギジュの元へ走る。
そして、「居場所が分かった!おばさんは生きてる!急いで!先に見つけないと!」と伝えた。

<事故7日前>
マヌム「あなたがギジュに仕掛ける最後の詐欺になるわね。」
ダヘ「彼を救うには幸せではダメです。ギジュは私が救います。能力を復活させた私が、能力を失わせます!私が彼に仕掛ける最後の詐欺は、幸せな時間ではなく不幸な時間です。」

<事故16時間前>
ダヘはギジュを騙すべく、ヒョンテに協力を求めた。
ダヘ「助けてくれたらできる。」
ヒョンテ「ギジュは過去に戻れる。事故の時間に戻られたらバレるぞ。」
ダヘ「彼が過去に行ってる間に事故が起こるから、戻れない。それに私が消えれば過去に戻るのは困難になる。そえrが狙い。」
ヒョンテ「事故の話を伝えに未来から来たんだろ?」
ダヘ「何も変えられない無力感に打ちのめされるはず。うつ秒が再発する。」
ヒョンテ「ヤツが13年前に戻れなければ、お前は消滅するんじゃ?考えてみたのか?」
ダヘ「手から消えていくかもって?w映画ならありえる。まあ、別に消えたって構わない。」
ヒョンテ「…」
ダヘ「力を貸して。私の最後の詐欺よ。」
ヒョンテ「わかった。手伝う。」

<事故時>
ギジュが過去に戻った後、1人運転するダヘの車の後ろに、見知らぬ黒い車が迫る。
ヒョンテだった。
ダヘは車を止めて降りた。
ヒョンテは事故の偽装工作をして、体を張って車を橋の欄干に激突させた。
ダヘはジャケット川に投げ捨てた。
『さよならギジュ。どうか不幸になって。』
ダヘはヒョンテの車に乗って、その場を立ち去った。

<現在>
ヒョンテの心の声を聞いたイナによって、ダヘが生きてると知ったギジュは、ダヘを捜しに車を走らせる。

ダヘは、海の近くの民泊にいた。
ギジュはイロンより先にダヘを見つけるべく、猛スピードで駆けつけ、浜辺にダヘの姿を見つけた。
「ト・ダヘ!!!」
驚くダヘ。
逃げようとするダヘを、必死に追いかけるギジュ。

ポク家では、イナが家族に説明する。
「もう、大丈夫。お父さんがおばさんを連れて帰る。安心して。」とイナ。
慌てるマヌム。
「そうなってはダメなの!」
イナはマヌムの目を見る。
イナの目が青く光る。

ダヘに追いついたギジュ。
ギジュ「なんでこんなマネを!?」
ダヘ「あなたが死ぬ。」

マヌムの心の声を聞いたイナ
「おとうさんが、死ぬ…?」

ダヘ「だから帰って。私のそばにいちゃダメ!イナといて!約束通り離れないでよ!」
ギジュ「俺を過去に戻らせないため?だからって残酷すぎるだろ。以前の俺を知りながら、あの時に戻れと?君を知る前ならともかく、出会ってしまったのに。君に出会って、息をして、歩いて、走って、自分を取り戻したのに!全部奪っておいて生きろと!?生きられるか?そんな状態でイナのそばにいろと?」
ダヘ「そうね。イナは言い訳かも。私が欲張ったの。たとえ歩けなくても、息をしてるだけでもいい。それでもいいから生きていてほしいの。いないよりマシだから。いないのは耐えられない…」
ギジュは、涙を流すイナを抱きしめた。
ギジュ「賢い詐欺師かと思ったら、バカだな。」
ギジュを振り払ったイナ「帰って!私から離れて!」
ギジュ「俺には耐えろって?悪いけど俺も耐えられない。」
再びギジュはイナを抱きしめ、「愛してる」と言ってキスをした…

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