Netflix韓国ドラマ「The 8 Show〜極限のマネーショー〜」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「The 8 Show〜極限のマネーショー〜」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話

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mokumokuw.hatenablog.com

<1階>
サーカスの団員だった1階は、難病を抱える幼い娘の治療費のため、お金が必要だった。
どうにも工面できず、極端な選択をした1階。
保険金を娘に受け取らせるため、自ら車の前に飛び出した。
寸でのところで止まった車は、ショーへ連れて行くリムジンだった。
同時にポケットの携帯が鳴り、1階はショーへ誘われた。
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4階は、“不眠拷問”を受けている3階ジンスや7階や2階に、こっそりと、ある計画を打ち明ける。
「10億ウォンで部屋を交換する」という、1階が立てていた壮大な計画だ。
3人は、その計画に賛同した。
兎にも角にも、8階の持っている銃を奪う必要がある。
そのためにはもう一人必要。
次に4階は、非人道的な行為に加担することで、やや鬱状態にある5階を説得し始める。

<5階>
稼ぎもあり、評判のいい皮膚科医である夫は、いつも妻である5階をバカにしていて、ある日浮気をした。
5階はストレス解消にホストクラブへ。
そこで出会った男性にハマってしまい、5階はお金を騙し取られた。
自宅と夫のビル担保にしていたため、夫から訴えられ、財産と呼べるものは一切合切失った。
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4階は誠心誠意5階を説得。
1階にとっての10億の意味、精神的な拷問に苦しむみんなのこと、より悲観的に盛って。
5階は計画に賛同した。
5階は、「ただし、1つ条件がある」と、4階に耳打ちした。

作戦開始日
4階は8階をゴルフに誘い出し、広場へ連れてくる。
その隙に、5階が、7階と3階ジンスと2階と1階の拘束を解き、救い出す作戦だったのだが、8階が飼っている犬が、5階の動きに気づいて吠えまくり、駆け出してしまった。
8階は犬を追いかけ、5階たちは見つかってしまう。

<4階>
駐車場の案内係をしていた4階。
元々、アイドルを目指していたのだが、叶わず。
偶然遭遇した同級生にバカにされ、悔しい思いをしていた。
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4階はゴルフクラブで8階を思いっきり殴る。
気絶して倒れた8階と犬は軟禁、6階は腰を痛めていて動けず。
無事、4人は拷問から解かれ、涙を流す。

5階は計画に参加する条件を、ここで果たす。
5階は、6階の部屋へ行き、医療用メスや麻酔薬や止血剤や包帯などを購入した。

<6階>
かつてプロ野球選手だった6階は、違法賭博に手を出し、球界を追放された。
中古車販売店で働くが、店長からバカにされて暴行し、落ちぶれてしまう。
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5階は6階のズボンを脱がし、6階の股間をチョッキンと去勢した。
これが5階の出した計画参加への条件、“復讐”だった。

ジンスが、部屋の交換の代金は8階の賞金を使おうと提案するが、1階は自分の賞金を使うと覚悟が決まっていた。
部屋の交換は以下の通り。
4階→8階
8階→4階
1階→6階
他の4人は現状のまま。

いよいよ1階のインターホンで部屋の交換を注文。
すると昇降機に手紙が届いた。
“ショーの進行中は賞金で部屋を交換できます。各部屋の価格は以下の通り。
1階は100億ウォン
2階は200億ウォン
3階は300億ウォン
4階は500億ウォン
5階は800億ウォン
6階は1300億ウォン
7階は2100億ウォン
8階は3400億ウォン”
1階が初日に聞いた10億ウォンとは、“部屋交換の方法を知るための値段”だったのだ。
各階の賞金額の差と各部屋の価格は、フィボナッチ数列による単なる演出だと思っていたが、それは、自然の秩序と選択であり、神が見下ろす世界の黄金比だったのだ。
買う方法はあっても、買うことができないのが現実。

計画失敗に終わった1階は、賢い7階にすがりつく。

<7階>
かつて売れっ子映画監督だった7階は、現実を突きつけるような「没落」というタイトルの脚本を書いた。
しかし、出資会社の代表は「客は観てて単純に楽しく面白いものに金を使う。そういうものだけを与えればいいんだ。賢そうなのに何も分かってないんだな。」と7階の脚本を却下した。
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みんなに助けを求められても、どうしていいか分からず放心状態の7階。
結局、部屋を変えることなんてできないわけで、「弄ばれているんだ!」と怒りをあらわにする2階。

<2階>
救助隊だった2階。
ある日、過剰労働から居眠り運転をし、金持ちの車と事故を起こした人物を救助。
病院に運ばれ、手術を急ぐ状態だったが、その人物は無保険で貧乏だった。
そこで2階は、救助しただけの、見ず知らずの赤の他人の保証人となり、手術費も示談金も工面することを申し出た。
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正義感の強い2階は、自分たちのお金で1階を損額を埋めてあげようと提案する。
しかし、1階はそれを拒否。
銃を手に取り、全員を拘束。
その様子を見て、ケラケラ笑う8階。
無常にも増え続ける時間。

<8階>
かつては有名なパフォーマンスアーティストだった8階。
すっかり落ち目になり、自腹の展覧会で借金まみれ。
奇抜でお騒がせなパフォーマンスを行い、人々から白い目で見られ通報される。
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1階は全員を拘束して椅子に座らせ、広場で大道芸を披露する。
それは、高所で行う、大変危険な綱渡り。
当然ながら事故が起こり、天井の照明器具が地面に落ち、火災が発生。
1階は炎の中に転落、火だるまになる1階。
みんなは、なんとか助け出したいのだが、拘束されていて動けない。
そんな中、ジンスや7階や2階が何とか拘束を解き、炎の中から1階を救出する。
しかし、全身に大火傷を負った1階。
ショーを終わらせ、早く1階を病院に連れていかなければ死んでしまう。
しかし、無常にも大きく増える時間。
この事態が楽しくて仕方がなく、涙目になって笑う8階。
力づくで必死に扉をこじ開けようとする2階。
監視カメラに向かってショーの終了を必死に訴える7階。
なんとか救い出そうと必死に1階の心臓マッサージをする5階。
ジンスは、この状況を主催者に見せなければ時間は増えないのではないかと考え、監視カメラを銃で撃ち壊す。
2階も手伝い、広場にある全ての監視カメラを壊した。
すると、電光掲示板の時間は00:00:00:00を表示、ようやく扉が開きショーが終わった。
しかし時すでに遅し。
どん底の人生だったから、上に行きたかった。私ごときが欲張ってはいけないのに。娘に謝りたい…ごめんなさい…すみません…」と言い残し、1階は死んでしまった。
「お涙頂戴のラストだけど、悪くないわ…」と涙を流す8階。
ジンスは扉を出て、赤いカーテンの向こうへ。
そこは、スポットライトが眩しいステージの上。
スピーカーから、拍手歓声の音声が流される。
ステージの下には赤い封筒が。
「おめでとうございます。賞金は口座に振り込まれます。」
とある。
スクリーンには“THE END”の文字が映し出された。

8人が解散してから2ヶ月半後。
1階の死を目の当たりにしたショックと、莫大な賞金、有り余る時間を手に入れたジンスは、腑抜けてしまい無気力状態に。
さらに精神的な拷問を受けた体は、何よりも睡眠を欲し、際限なく眠り続けた。
何度も夢を見たせいか、本当にあんな所に行き、彼らと出会ったのか、あの時間は実在したのか信じられなかった。
しかし通帳には確かに15億3143万5500ウォン。
そのうちに、壊したカメラ代を賞金から相殺した主催者、残忍な上階の人々のことも、1回の死も、記憶から消えていった。
でも、これだけは覚えておかなければいけない。
ジンスは有り余る金を使って、大きな野外広告を出した。
“1階さんの葬儀を執り行います。9月21日ソンサン斎場”と。
彼を記憶していたい。
喪主ジンスによって行われた葬儀には、2階、4階、5階が来て、ジンスは3人と再会。
ジンスは1階の家族を見つけており、妻に会ったことを報告。
妻によると、
「夫は海外で働いている。
夫の同僚が、夫に頼まれたものを届けてくれた。
それは、一生食うに困らない額が入金されている通帳だった。
その同僚は30代男性。
口調が堅く、メガネをかけていた。とのこと。
みんな、それが7階だと分かった。
斎場に大きな花輪が届いた。
送り主は6階だった。
パフォーマーの8階は、掘削機で美術館を破壊し、損害賠償金の支払いで全財産を失い、逮捕されていた。

ジンスたちは、お互いのことを聞くことなく、そこで別れた。
ジンス「1階さん、いくら成功を追い求めても無駄では?こんな世の中じゃ…」


7階はプロデューサーに脚本を渡す。
プロデューサーは大絶賛。
そのタイトルは『The 8 Show』。
プロデューサーが、ラストに上層階チームが現れないことに触れる。
「人生に失敗した方が、観客にはしっくりくるかと。」と言う7階。
プロデューサーが「シーズン2も作ろうよ!」と言う。
7階は「はい。」と答えた。

<終>