「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

第9話:はじめ(アレ)
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2018年のサンパウロ大会
足首を怪我していて、思うように動けないジョンヒョン。
相手の剣を避けきれず、目を負傷してしまった。
マスクの隙間から滴る血。
観客席のドンジュとハンナも心配そうに見守る。
ジョンヒョンは気合いで立ち上がり、「できる!できる!」と自分を奮い立たせて試合を続行した。
ジュヨン一味は、搬送中の押収品エフェドリンを奪うため、トラックをトンネル内に閉じ込めることに成功。
搬送に同行していたハンナとジョンヒョンは、長いトンネル内のそれぞれ違う場所で、一味からの攻撃に悪戦苦闘。
必死に敵を倒すのだが、多勢に無勢できびしい状況だ。
トンネルの外でもマンシクとジェホンが悪戦苦闘していた。
ドンジュは、向かってくるたくさんの敵を倒しながらトンネルの奥へと向かうのだが、やはり多勢に無勢。
フラフラになりながらも、なんとか敵のバイクを奪いトンネルの奥へと走り行く。
そして、ピンチを迎えていたジョンヒョンを助けるのだが、突如背後からスポーツカーで突進してきたジュヨンに轢かれて倒れてしまう。
意識はあるものの、動けないドンジュ。
ジュヨンは「お遊びはリングの上でやれ。正義なんか貫いても無駄だ。こっちは命を掛けてる。今日はとびきり印象深い日になるぞ。」と吐き捨てて車に乗ってトンネルの奥、エフェドリンの元へ。
エフェドリンの積まれたトラックを死守していたハンナだったが、一味にやられて倒れてしまい動けない状態。
そこへ麻鬼やジュヨンがやって来て、エフェドリンの積まれたトラックを奪い去る。
ハンナは力を振り絞って立ち上がり、走り行くトラックに乗り込んだ。
トンネル奥へとやって来たドンジュとジョンヒョンだったが、すでにハンナはおらず、炎に包まれたハンナの車に絶望する。
ジュヨンの策略によって押収品エフェドリンはまんまと持ち去られてしまった。
GPSも監視カメラも通信も破壊され行方が分からない。
さらにハンナも消息不明。
状況は厳しく、怪我をしてボロボロのドンジュとジョンヒョンだが、ハンナ救出のため、捜索に急ぐ。
ジョンヒョンは腹部を刺されており、ドンジュよりも状態が悪かったがハンナのために気合を見せる。
一方ハンナは、エフェドリンの積まれたトラックにしがみついていた。
そして、ドンジュたちに行き先を示すため、分かれ道で自分の靴を投げ捨てた。
ドンジュとジョンヒョンは、分かれ道でハンナの靴を見つけ、それをヒントに捜索を急ぐ。
すると、次の分かれ道では上着が、次の分かれ道ではシャツが、下着が。。
一体ハンナは現在どんな格好をしているのか。。
ドンジュとジョンヒョンは、ハンナの残してくれた手がかりによって、トラックを見つけることができた。
しかし、中はもぬけの殻。
タイヤ痕から、数台のトラックに分散してエフェドリン運び出したようだ。
ハンナもいない。
ドンジュとジョンヒョンが途方に暮れていると、またもハンナの残したヒントが見つかった。
落ちていた軍手に血で“4131”と書かれていた。
ドンジュとジョンヒョンはすぐにナンバー4131の照会。
未登録車だった。
警察署では、エフェドリンを持ち去られるという失態をやらかしたマンシクにカンカンの庁長。
マンシクは庁長に見つからないように隠れており、警察署に戻ってきたドンジュとジョンヒョン、負傷しているジェホンを連れて警察署を逃げ出し、インソン質店へとやって来た。
マンシクが度々訪ねるこの質店は、実は興信所だった。
今はここを拠点に、ハンナと奪われたエフェドリンの捜索を進めることに。
質店店長の調べで、グァンセが密航を企んでることが発覚。
さっそく港へと向かい、グァンセを捕まえた。
そして、奪ったエフェドリンの取り引き相手は日本のヤクザらしい。
では、取り引きが行われる場所はどこなのか。
ドンジュたちは取り引きを担当していた金ウサギの元を訪れる。
拘置所にいる金ウサギは、ジュヨンによって、弟である銀ウサギを人質に取られて口止めされており、まったく口を割らない。
銀ウサギを連れてきたら話すと交換条件を突きつける金ウサギ。
指名手配中で行方不明の銀ウサギ、見つけ出そうにも恐らく海外逃亡しているだろう。
八方塞がりのドンジュたち。
ハンナと奪わたエフェドリンは一体どこに。。
途方に暮れるドンジュたちは、とりあえず今できることをしようと考え、これまで金ウサギが行ってきた悪事が発生した場所を、片っ端からチェックすることに。
とっ捕まえたグァンセにも手伝わせて。
その頃、ハンナはエフェドリンのコンテナに身を潜めていた。
その頃、インソン市長襲撃事件が起き、怪我人や揉め事でインソン警察署では大騒ぎ。
これはジュヨン一味による捜査妨害だ。
自作自演の茶番劇。
広域捜査隊のアン・デヨンもそれを分かってはいるのだが対応せざるを得ず。
ドンジュたちは協力を得られなかったが、ハンナを助けるべく、黙々と作業を進める。
ドンジュはそんな中、度々目眩に襲われ意識が朦朧とする。
ジュヨンは日本のヤクザと港で取り引き中。
日本のヤクザは、取り引きに遅れが出ていることに不信感を抱き、ごね始める。
苛立つジュヨンは、突然通訳者を撃ち殺し、サイコパスぶりを見せつける。
日本のヤクザはジュヨンを恐れ、取り引きを受け入れた。
エフェドリンが船に運ばれる。
コンテナに隠れるハンナも一緒に運ばれていく。
コンテナの中から、ペッカとレオのやり取りを覗き見ていたハンナ。
レオの持っていた銃がロシア製トカレフであることを見つけたハンナは、父が殺された銃と同じだと気づく。
コンテナを出て、見つからないよう慎重に船内を偵察するのだが、ペッカに見つかってしまった。
ハンナは頭突きを食らわし必死に逃げるが、ジュヨンに捕まってしまい、瓶で頭を殴られてしまう。
ハンナは他の死体も転がるコンテナに閉じ込められ、後に太平洋の真ん中に沈められることに。
ハンナはコンテナの扉が閉められる直前、レオに質問を投げかける。
「2008年、インソン市でロシアンマフィアが撃たれて死んだ。事件を担当した警察官も巻き添えになって殉職した。名前はチ・ホチョル、私の父親よ。」
ハンナの父ホチョルを銃殺したのはレオであることが分かった。
ハンナはコンテナに運び込まれる際に一味の男から携帯を盗み取っていた。
かすかに電波のある場所を見つけ、警察に連絡。
途切れ途切れの電波の中、必死に場所を伝えた。
それはドンジュたちに届いた。
ドンジュとジョンヒョンは、ハンナの手がかりを元にクムポ造船所だと推測。
クムポ造船所から3時にビクトリー号が出航するという情報も得た。
さっそくドンジュたちはクムポ造船所へと急ぐ。
クムポ造船所にやってきたドンジュとジョンヒョンは船に積まれたたくさんのコンテナからハンナを捜索。
敵を倒しつつ必死に声をかける。
その声が聞こえたハンナは力を振り絞って、コンテナの壁を叩き居場所を伝える。
そしてドンジュはようやくハンナを見つけた。
ハンナを力いっぱい抱きしめるドンジュ。
ドンジュよジョンヒョンはハンナと連れて、急いで船を降りようとするが、後から後から敵が向かってくる。
ジョンヒョンはそんな中、現れたペッカに腹を刺されてしまう。
ドンジュも目眩に襲われ満身創痍の2人。
しかし、敵は減るどころか、後から後から向かってくる。
絶体絶命の3人。。
しかしドンジュは「ひるんだらゲーム終了だ。」と自身を奮い立たせて多勢に向かっていった。
そしてドンジュは自分がが敵を抑えている間に、ハンナを連れて早く船を降りろとジョンヒョンに指示。
ドンジュは体を張って敵を足止めさせる。
しかし、ジョンヒョンとハンナが船を降りる寸前に、レオに捕まってしまった。
レオはハンナに銃口を向けた。
ジョンヒョンはハンナをかばって撃たれて海に落ちてしまった。


