もくもくぅと韓ドラ

ドラマや映画のあらすじを詳細に、ネタバレありです。

Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第15話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第15話:絶体絶命

前話はこちら↓

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オ・ジョングの強烈なパンチを喰らい、目が見えなくなってしまったドンジュ。
これでもか、というほどに殴られ、打ちのめされてしまった。
そこに駆けつけたジョンヒョンは、この事態に言葉を失う。
ハンナがドンジュを捜す声が聞こえる。
ドンジュは、このことをハンナに知られたくなかった。
ジョンヒョンはそれを察し、ドンジュを抱えて、ハンナから身を隠させる。
涙を流すドンジュ。

ジュヨンには逃げられてしまった。
まず、ジュヨンを匿っていた庁長を調べるべきなのに、警察官たちは、皆、保身のために躊躇する。
そこで、マンシクたちが聴き取りすることに。
庁長は、ハンナに撃たれたが射撃用のゴム弾なので大した怪我に至らず。
しかし大袈裟に「死ぬ!」と大騒ぎ。
マンシクはそんな庁長に「ジュヨンはどこに!?いつまで見て見ぬふりを!?あんたは警察庁長だろ!目障りなだけで役に立たないタヌキじじいめ!」と怒鳴りつけた。
しかし、それでも庁長は答えなかった。

ドンジュはしばらく落ち着いたら視力が戻った。
しかし、ジョンヒョンはドンジュを病院に連れてきた。
嫌がるドンジュを何とか説得、検査も付き添ってくれた。

ジュヨンは、今度は市長に匿われていた。
ジュヨンは市長を殴り、「僕は何と言いましたか?“明日の夜、日本から1隻船が来る。そこにブツを積んで出さなければなりません。そこに僕も乗れるようにしてください。”」と言った。
さらに「僕と死にますか?子供も妻も孫もみんな。」
市長は脅され、了承せざるを得ず。
間もなく日本から船が到着する。
ジュヨンは、それまでに麻薬キャンディーを見つけ出さなければならばい。

その頃、ペッカは麻薬キャンディーを独り占めしてボロ儲けしようとしていた。
しかし、ジュヨンに見つかってしまい、平等に山分けしようと提案。
ジュヨンは承諾したかに思えたが、すぐに子分たちに襲撃させた。

ドンジュは検査が終わり、すぐにハンナの元へ。
朝日に輝くハンナを抱きしめる。
愛するハンナが見える喜びに、ドンジュは少し涙を流す。
さっそく2人でペッカ襲撃の現場へ。

昨晩ドンジュの目が見なくなったことはハンナ以外がみんな知っていた。
みんな、ハンナには知られたくないドンジュを慮り気を使うのだが、実のところハンナにはバレバレ。

ペッカは逃げたようで、麻薬キャンディーもなく、現場に手がかりなし。
しかし、複数の検問所があり、監視もある中で、ペッカたちはどうやってここまで来たのか。
今現在も、警察庁内にジュヨンの協力者がいるということになる。
先日スパイ容疑がかかり、遺体で見つかったジョンフンだが、調査の結果、スパイではなかった。
本当のスパイに気付いたジョンフンは、口封じされてしまったのだ。
スパイは一体誰なのか。。
そしてジュヨンは今どこに。。
ドンジュたちは、合同捜査本部発足式の参加者リスト(ジュヨン加担者)の人々が持つ土地を調べていくことに。

庁長はマンシクの言葉を受け、庁長なりに苦しんでいた。
そして、ドンジュの指名手配を解いた。
庁長は立場的に傍観するしかなく、自身は動けないが、ジュヨンの検挙は許すという暗黙のGOサインだった。

合同捜査本部発足式の参加者リストにいる人々は、かつて貿易で財を成した家系ばかり。
その中のいくつかは、税関職員ジュヨンが担当になってから急成長していた。
ジュヨンに弱みを握られている彼らは、ジュヨンに従わざるを得ない状況にあるのだ。
チョンイル海運もその一つ。
不渡りを出す前に虚偽の税金計算書で税務調査を受けた。
当時、情報課にいたジュヨンは、書類を電子化する担当で、この偽の税金計算書を見つけた。
それにヒントを得たジュヨンは、他にもたくさんある偽の税金計算書を利用して、会社を脅迫して金をせびり、コネを作った。
大きな後ろ盾を得て、オダラーを殺し、レオを騙し、他の組織も一掃し、インソン市を掌握したのだ。
そうやって集めた書類を元に有力者の手綱を握っている以上、ジュヨンに怖いものはない。
ジュヨンが集めた書類が見つかれば、インソン市の膿を出し、洗い流せる。
では、その書類はどこに隠しているのか。。
ドンジュはジュヨン本人に聞いてみようと言うが、まずはスパイ探しから。

協力特別チームはアン・デヨンの広域捜査チームとタッグを組み、スパイ探しを始める。
ジュヨンにバレないように慎重に。
しかし、今は、アン・デヨンですら信用できないので、無線機にこっそり盗聴器を仕込んだ。
すると、広域捜査隊の中に、ジュヨンと電話しているスパイを発見。
最近スパイとなり、知る限りの操作情報をジュヨンに流していた。
そしてジョンフンを殺したのもこの男。
仲間殺しのこの男に対して怒りが収まらない一同。
しかし、今は、ジュヨンを捕まえることが先決。
ジュヨンにバレないようにスパイ活動を続けさせる。
すると、ジュヨンから電話がかかってきて、「クミョン交差点の道をあけてください」と要求した。
さっそくドンジュたちはクミョン交差点へと向かう。
ジェホンが防犯カメラ映像をチェックし、ジュヨンの車を発見。
進む方向を逐一ドンジュたちに伝える。
しかし、ジュヨンは違和感を覚える。
地下車道に入ったジュヨンの車が地下から出てこない。
ドンジュが見に行くと、すでにジュヨンの姿はなかった。
他の車を奪って、反対車線から逃走していた。
ジュヨンは、保管している書類を破棄するよう部下に命じた。
書類はどこにあるのか。。
ジュヨンが行こうとしていた場所はどこなのか。。
地下車道を抜けた先にあるヨンサン区は、インソン市長が以前区長をしていた場所。
区長就任後、真っ先に推進したのは区立図書館の新築。
地下収蔵庫もあるここがあやしいと、ハンナは目星をつけた。
さっそくドンジュたちが駆けつけると、職員によって書類が破棄されている真っ最中だった。
地下に大量の不正書類が見つかった。
その中からTAEコーポレーションのファイルを発見。
すぐに市庁舎に向かい、金を持って逃げようとしていた市長を捕まえた。
何だかんだと言い訳を並べる市長。
ドンジュたちは市長を椅子にぐるぐる巻にして拘束。
そして、そのまま、集まっているマスコミの前に放置。
市長の悪事は白日のもとに晒された。

ドンジュたちは大仕事をやり遂げ、みんなで食事。
元気に振る舞うドンジュだが、薬の副作用で目眩や鼻血が続いている。
ジョンヒョンは、そんなドンジュを本当の兄のように気遣う。
父の財産を放棄してまでドンジュを助けた。
ドンジュはそれをマンシクから聞いており、心からの感謝を伝える。
ハンナはドンジュの異変に気付いてた。

そんな中、寝たきりだったギョンイルの母が目を覚ました。
ドンジュは急いで駆けつけ、ギョンイルの母に涙を流して謝罪した。
ギョンイルの母は、ドンジュに感謝を伝えた。
そして「これからは母親と息子になって、支え合いながら行きていこう。かわいいドンジュ。私の息子。」と言って、ドンジュの頬を撫でた。
涙が止まらないドンジュだった。

ジョンヒョンがオ・ジョングの居場所を突き止めた。
マンシクは、止めても付いてくるドンジュに手錠を掛けて車のハンドルに留めた。
ドンジュは「連れて行け!」と大騒ぎ。
そして、みんながオ・ドンジュの捜索に行ってしまった後、ハンドルごとぶっ壊して逃走。
逃げ回っていたオ・ジョングの前に立ちはだかる、車のハンドルをぶら下げたドンジュ。
殴りかかるオ・ジョングだが、ドンジュは手首にぶら下がったハンドルをうまく使い、それを防御。
その勢いでハンドルが壊れて手錠が外れた。
ドンジュ「リングの上にいるあんたを尊敬してたよ。」
ジョング「誰のせいで落ちぶれたと思ってんだ。ジュヨンの下僕になったのは、お前が契約破棄したからだ。」
ドンジュ「“人のせいにせず、自分の愚かさを恨め。”選抜戦に負けた時、僕にそう言った。あの言葉だけは勉強になったよ。」
2人は激しい殴り合いとなるが、前回、オ・ジョングに打ちのめされたドンジュは、今度こそは絶対負けられない、リターンマッチだ。
ドンジュ「そういえば、もう1つ教わったことがある。リングに上がるたび、お前に言われた。“欲張りすぎると拳が鈍くなる。そうなったら終わりだ。”とね!」
ドンジュは渾身のパンチをお見舞いし、ジョングを打ちのめした。
オ・ジョングは逮捕された。

その夜、ハンナの家で傷の手当てを受けるドンジュ。
ハンナは怒った。
ハンナ「強がらないで!いつまで平気なふりを!?私を頼ればいいのに、なぜ言ってくれないの!?もう1人じゃないんだから、私の気持ちも考えて!言ってくれるのを待ってた。ごめん…」
ドンジュ「謝らないで!悪いのは言わなかった僕だ。弱い姿を見せるのが嫌で言えなかった。僕こそごめん…」
ハンナ「大丈夫なの?」
ドンジュ「ジョンヒョン先輩がお医者さんを紹介してくれた。薬と通院で治るって。」
ハンナ「ちゃんと治さなきゃ許さないわよ!これからは隠し事はしないで。病院に行く日も、薬を飲んだかも報告して。」
ドンジュ「うん!薬を飲んだせいか目眩がする。」
ハンナに甘えてもたれかかるドンジュ。

ドンジュの携帯に非通知で連絡が。

ジュヨンはそこらのチンピラに、トラックいっぱいに麻薬キャンディーを無料で渡した。
その代わりにやってもらいたいことがあると。

非通知の電話の相手は麻鬼だった。
「ジュヨンが動くとしたら行き場がなくなった今。気をつけて。」と言って、メモを渡した。
メモには「チョンマ7工場」と書かれている。
時同じくして、麻薬を積んだトラックがチョンマ洞方向で見つかった。
麻鬼の情報は本当のようだ。
ドンジュたちは急いでトラックを追いかけけ、行く手を阻み止めた。
運転手は何も知らないチンピラのようだった。
マンシクたちは運転手を包囲した。
しかし、次の瞬間、トラックは爆発。
トラックには爆弾が仕掛けられていたのだ。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第7話:スパイ

前話はこちら↓

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別荘の地下に、チェ院長が使っていた追跡不可能な固定電話がある。
ミョンジュンは、それを使って、ロヒの大叔父の代理人弁護士の1人テッキュン(元ロヒの家庭教師)に電話をかける。
「キム・ミョンジュンです。今、ロヒを預かっています。交渉がしたい。返してほしければ金の準備を。300億。ロヒの無事を願うなら、彼女の家の財産を現金化…」と、ここまでロヒの書いた原稿をそのまま読み、うまく進めていたが、マヌケなミョンジュン、失敗した。
「そばにロヒもいますか」の質問に「はい」と答えてしまった。
そばで怒る仕草のロヒ。
ロヒは仕方なく電話を代わる。
ロヒ「お久しぶりです、チェ先生、いや、チェ弁護士。」
テッキュン「大丈夫か?声は元気そうだ。」
ロヒ「死人のわりには元気だよ。見え透いた戦略だね。」
テッキュン「どうかな…君たちの交渉戦略もお粗末だけどな。」
ロヒ「だからあなたの力が必要なの。大叔父(チェ・ドンジュン)にこう伝えて。“誘拐犯が身代金を要求してる従うのが賢明だ。応じなければロヒの生存を公にする。”」
テッキュン「見返りは?」

海では、自首した船長の証言を元に、ロヒの遺体捜索が行われるが、当然ながら見つからずに難航。
船長だけでなく、あの時関わった船員たちにはジェイデンから大金が振り込まれていた。

テッキュンに協力を依頼したのはいいが、施設に軟禁状態のミョンジュン&ロヒ。
この先どう動けばいいのか。
ロヒは、モ博士が協力してくれると言う。
モ博士は研究を金儲けに利用するジェイデンとは違い、ロヒを大事に思っているため助けてくれるはずだと。
その会話を、モ博士が聞いてしまった。

警察のサンユンたちは、上層部の命令で誘拐事件から外されてしまった。
落胆するサンユンたち。
しかし、そんな中、ヘウンがサンユンに会いに来た。
ヘウンはすべてを語り始める。

馬山(マサン)希望病院の院長チェ・ドンオクの養女だったヘウン。
妻子を失った復讐心から起こしたパク・チョロンの傷害事件に巻き込まれ、血の付いたメスで切りつけられ首に傷を負った。
傷は治ったが、血液検査の結果、HIVに感染していることが分かった。
パク・チョロンが使ったメスはHIV患者の手術に使ったもので、その血液が付着したままだったからだ。
遺伝子治療の権威だったドンオクは、全力を尽くしてヘウンを治療した。
治療が終わり、退院して帰宅すると、ヘウンの部屋に知らない少年がいた。
後のロヒの父、ジンテだった。
ドンオクは養子を取ってはその子供を実験に利用し、成果を上げられず不要になると、養子縁組を解消する、を繰り返していたのだ。
ヘウンは、ドンオクの納得する成果を上げられなかったため、養子縁組を解消され、離縁されてしまった。
そのため、離縁された養子はヘウンだけではないと言う。
パク・チョロンは、ヘウンに罪悪感を抱き続けていた。
傷つけただけでなく、親から離縁までされてしまったわけだから。
パク・チョロンは、罪滅ぼしのため、ヘウンの高校卒業までは金銭的援助をしてくれた。
3年前にHIVが再発。
ミョンジュンと結婚し、ヒエも生まれていたが、何もかもが憎く恨めしくて嫌になり、すべてを捨てようとした。
そんな時、遺伝子治療の権威であるチェ・ドンオクが死去したとニュースで報じられた。
偶然それを見たヘウンは、最後の挨拶をすべく葬儀に足を運んだ。
そこでパク・チョロンと再会。
改めて深く謝罪するパク・チョロン。
パク・チョロンが防犯カメラを撤去した日に、財産を狙って侵入し、チェ院長を殺したのは、果たしてヘウンへの罪滅ぼしだったのか。。
その後、パク・チョロンからの連絡は一切なかった。
ミョンジュンが誘拐したロヒの遺体を海に遺棄したとサンユンが伝えると、ヘウンは「絶対にあり得ない」と全否定した。
さらにミョンジュンの誘拐への協力も全否定。
当日はHIV新薬臨床試験のため入院していたと答えた。

事件後、チェ院長の自宅は捜査関係者以外立入禁止となっていた。
ジェイデンは、チェ院長が作り上げた薬の遺伝子設計図を手に入れたく、自宅内を探すため、ロヒの大叔父チェ・ドンジュンを伴って、自宅に入り込んだ。
しかし、パソコンもスマホも、それらしき資料も何もなかった。

テッキュンは、チェ・ドンジュンに、誘拐犯ミョンジュンから300億の身代金要求があり、応じないとロヒの生存を公にすると言われた事を伝える。
さらに、テクギュンは、ロヒに言われた通り、誘拐犯は落ち着いた声の女性だったと報告した。
ロヒは、この作戦に協力すれば、見返りに、テッキュンを法定代理人弁護士にすると約束していた。

ロヒは一度見た物を絶対に忘れることはない。
それなのに、事件当時に見たサイレンの光を思い出すのに時間がかかった。
なぜ、事件当日の記憶が、いまだに曖昧なのだろうか。
チェ院長が普段の実験においてロヒに注射する薬品は2種類。
海馬を刺激するものと、体をリラックスさせるもの。
実験後の体調は安定していて、記憶もはっきりしていた。
最後に行った実験では、いつもと違う薬物を注入されたようで、記憶が曖昧になったのは今回が初めてだというロヒ。

身代金要求があったことについて、激怒してるジェイデン。
別荘に戻ってきて、すごい勢いでミョンジュンを暴行。
ジェイデン「先に聞くべきだった。何者だ!?」
ホヨンが地下室にある追跡不可能な固定電話を見つけ出した。
ジェイデン「今回の誘拐に共犯者はいるのか!?もっと早く始末するべきだった…。お前の元妻が警察で聴取中に、ある女がロヒの身代金を要求した。元妻に指示したのか!?元妻が黒幕か!?元妻はチェ院長殺人犯と顔見知りだ!この研究のことも全部知ってる!狙いはロヒか!?だから親を殺したんだな!?」
ミョンジュン「妻は関係ない!すべて自分の計画だ!」
ジェイデンはミョンジュンの頭に銃を突きつける。
すると、今にも撃たれそうなミョンジュンを守るため、ロヒがすべてを話してしまった。
ロヒ「あの女が黒幕よ。娘の手術費を工面するため女が提案して、この男は仕方なく誘拐を実行した。でもその女だけが逃げた!」
ミョンジュン「やめろ!ヒエの世話がヘウンに任せるしかないんだ!」
ロヒ「撃たれて死んでもいいの!?」
ジェイデン「黙れ!!身代金を要求したのがヘウンだったら?」
ミョンジュン「ヘウンに手を出したらただじゃおかねぇからな!」
ジェイデン「…はぁ…。誘拐犯のおじさん、お前はいつ死んでもおかしくない身の上だ。死にたくないなら強がるな!金儲けを邪魔するやつは許さない!」
ジェイデンは苛つきながらも立ち去った。

ミョンジュンはロヒから問い詰めらる。
ジェイデンが言っていた、妻ヘウンと殺人犯パク・チョロンに関係とは。
30年も一緒にいたのに、ヘウンのことを何も知らないミョンジュン。
呆れるロヒ。
それより、ジェイデンは、なぜヘウンが警察に行ったことを知っているのか。。
スパイがいると言うロヒ。

ジェイデンはモ博士に話しかける。
この研究に対して、目的は違うように見える2人だが、利益を求めていることは共通。
成功して稼ぎたいジェイデン。
成功して障害のある娘を理想の姿にしたいモ博士。
「ビョル(モ博士の娘)のロヒみたいにならないとね。ただし親のいないロヒとは違って、父と母がいて幸せな家庭に育つ子に。」と言うジェイデン。
顔がこわばるモ博士。

ジェイデンはヘウンに接触しようとするが、ヘウンは警察にマークされおり、近づくことができなかった。

サンユンたちは、病院で、殺されたユン・ジョンド医師についての聴き取り。
職員や看護師たちは、人の悪口や噂話をよくするジョンドを嫌っていた。
ジョンドはチェ院長に関する悪口や噂話もしきりにしていた。
「夫婦仲が悪い」とか「院長は不倫してる」とか。
誰も相手にしないので、警備会社のパク・チョロンが来ると、一緒にタバコを吸ったりしていたということだ。

テッキュンは、別荘の外から、ミョンジュンとロヒが一緒にいるところを隠し撮り。
その動画を、誘拐犯から送られてきたものとして、大叔父チェ・ドンジュンに報告。
ドンジュン、ジェイデン(&ホヨン)、テッキュンは集まって、この動画を確認。
すると、タイミング良く、誘拐犯の女から電話がかかってくる。
女は身代金受け渡しの場所と時間を指定してきた。
ジェイデンはホヨンに逆探知をさせるが、発信場所はモスクワとなっており逆探知できず。
誘拐犯の女は「100リットルのゴミ袋を5万ウォン札で満たすと15億ウォンになる。そしてウジョンスーパーから路地までゴミ集積所が5つある。そこに4袋ずつ、計20袋を置いてください。期限は明日夜0時。ロヒは金額を確認後、自宅の前で降ろします。」と言った。
ジェイデンは、誘拐犯がヘウン、もしくはモ博士だと目星をつけ、部下たちに2人を見張らせていた。
すると、ヘウンが職場を離れトイレに入る。
モ博士は自身のクリニックで患者を診察中。
タイミング的に、今電話をしていると考えられるのはヘウン。
ジェイデンの部下はトイレから出てきたヘウンを待ち伏せるが、その間も誘拐犯は離し続けていたため、ヘウンではない。
爆笑するジェイデン。
「面白い。もし拒否したら?」と聞くジェイデン。
すると、動画チャンネルのリンクが送られてきて、開くと、ミョンジュンとロヒが一緒にいる動画だった。
再生数が増えていく。
「もし拒否したら、“大叔父がロヒが死んだと偽装した”と公にし、あなたが船長を買収したとことも明らかになる。エックス・キャピタルがなぜロヒに執着するのか世間は知りたがるはず。それを300億でもみ消せるのなら安いものです。」という女。
ジェイデンは仕方なく要求を受け入れた。
すると、動画チャンネルは停止された。
ジェイデンが「今、ロヒと一緒にいるのか」と聞くと、ロヒの「大叔父さん助けてくださいー!」と泣き叫ぶ声が。
ジェイデンが部下に、別荘にいるミョンジュンとロヒの様子を聞くが、2人は浜辺で楽しく遊んでいる。
どういうことなのか。。

実は、すべてロヒの考えた作戦。
ロヒは事前にモ博士と話をつけ、手を組んでいた。
この誘拐犯の女の正体はモ博士。
診察中と見せかけて、診察室で誘拐犯の女として電話をしていた。
その間、患者にはヘッドホンを装着させて眠らせていた。
ロヒの叫び声は、事前に録音したもの。
浜辺で遊ぶミョンジュンとロヒは笑顔でハイタッチ。

ドンジュンは激怒。
ジェイデンの提案に乗り、チェ院長の遺産を得るべく、警察の上層部を動かして捜査妨害までしてロヒを死んだことにしたのにこのザマ、どう収集をつけるのかと。
逆ギレしたジェイデンは、ドンジュンの頭を掴んで、テーブルに叩きつける。
「俺は収集するって言ってるだろ!クソみたいな年寄りめ!何様のつもりだ!望むものは渡すよ!だからほざいてないで、300億工面する方法を考えよう!一緒に仲良くな!」と脅す。

ミョンジュンは、ジェイデンの指示で別荘の部屋に軟禁状態。

ジェイデンは香港のヘッジファンドからお金を借りて、300億を工面した。
そして、もしこの計画が失敗したらロヒに遺体を持ってくるとドンジュンに言った。

ヘウンはサンユンたち警察に見張られている。
サンユンはヘウンの周りをウロつく黒い車(ジェイデンの部下)に気がつく。

別荘内で軟禁状態のミョンジュンは、ロヒと接触することすらできない。
ロヒは「食欲がないからこれもおじさんにあげて」と自分の弁当の残りをミョンジュンに渡すよう、ジェイデンの部下に言った。
ロヒの弁当を受け取ったミョンジュン。
ご飯の下に、携帯電話と警察のサンユンの名刺が入っていた。
これは、事前に話をつけていたロヒとモ博士が用意したものだった。

ミョンジュンもロヒも施設に軟禁中。
ヘウンもモ博士も見張っていて、すでに帰宅。
誘拐犯の女の目星が外れたジェイデンは、身代金受け渡しの際、何が何でも女を捕まえると意気込む。
ホヨンに、受け渡し現場に部下を総動員させろと命じた。
おかげで、ミョンジュンとロヒのいる施設の警備が手薄になった。

そして身代金の受け渡しの時。
誘拐犯の指示通りにお金を配置完了。
ソサン環境と書かれたゴミ収集車が、ゴミ袋を次々に車に積んでいく。

軟禁中のミョンジュン。
ロヒから受け取った携帯が鳴り、出るとモ博士で「外に出る準備を」と言われた。
ミョンジュンは柔道で大暴れして手薄になった警備を突破。
ロヒはブレーカーを下げて家中を真っ暗にして助太刀。
ミョンジュンとロヒはガッツポースからのハイタッチ!

ジェイデンの部下たちは、ゴミ収集車を捕まえた。
鉄パイプで収集車を叩きまくり、運転手を引きずり下ろそうとする。

モ博士とテッキュンは一緒に車で施設へと向かう。
すると、猛スピードでジェイデンが追いかけてきた。
車を止められ、降りてきたジェイデンは2人に銃口を向ける。

ゴミ収集車の運転手は警察のサンユンだった。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第6話:交渉

前話はこちら↓

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<過去>
チェ院長のもとに、エックスキャピタルのジェイデン・チョという人物が訪ねてくる。
ジェイデンは、チェ院長の研究を「歴史が変わる大事業」と評価し、全面的な支援(投資)を持ちかけた。

施設から逃げ出したロヒの前に立ちはだかったのはジェイデンだった。
ロヒはそれでも逃げるのだが、ジェイデンの部下によって捕まってしまった。
そこへモ博士がやって来て、乱暴にロヒを扱う部下の男を叩いた。
モ博士はジェイデンからロヒを奪うように自分の車に乗せて施設へと戻る。
モ博士は、「あなたは人類の希望。こんな行動は危険だから今後は禁止。」とロヒを叱る。
ロヒは「人類の希望だなんて誰が決めたの!おじさんに何かあったら、あんたたちを許さない!」と怒った。

脱出失敗したロヒ。
さらに警備がきつくなり、部屋から出ることもできず、ミョンジュンとの作戦を進められない。
困った。。

施設にやって来たジェイデン。
この研究を、「金になるビジネス」と考えるジェイデンと、「人類の希望」と考えるモ博士。
互いの意見の違いに揉め合う2人。
投資時期に関して言えばモ博士の方が早期。
投資額に関して言えばジェイデンの方が多額。
ジェイデンは、この研究成果(ロヒ)を早く金に変えるために独占したく、モ博士に投資の撤退を要求した。

ミョンジュンは船長に金を渡して引き返す作戦だったが、別の船員に殴られ気絶。
死体袋に入れられてしまった。
もう一隻の船が近付いてきた。
こちらはミョンジュンの遺体を始末する担当の中国の船だ。
報酬に関して揉め始めた2隻の船員たちは乱闘騒ぎになってしまう。
そんな中、目を覚ましたミョンジュン。
騒ぎに中、金を抱えて隠れている船長に「頼むから帰らせてくれーーー!」と叫び、陸へと戻る。

警察のサンユンたちは、誘拐にも殺人にもヘウンが関係していると情報をまとめる。

ヒエの入院する病院から通報があった。
サンユンたちが駆けつけると、ヒエの担当医が困り果てている。
ある男から「ミョンジュンが最後にヒエに会うのを手伝ったらお金を渡す」と電話で言われたと。
担当医はそれに応じ、ミョンジュンをヒエに会わせたのだが、実際に大金を見たら怖くなって通報した。
ミョンジュンは、“二度と戻らないかのような別れの挨拶”をしていたと担当医は言う。

ロヒはジェイデンにミョンジュンを連れ戻せと言う。
しかし、聞く耳持たずのジェイデン。
ロヒ「唯一信じられる人なの。とにかく連れてきて。断ったらここから出ない。シンガポールで私の才能を証明できないよ?大金を諦められる?」
ジェイデン「僕と取り引きする気か?面白い。子供は従順でないとな〜。価値のない天才児は不要だ。不要な子供には存在理由もない。」
ロヒ「だったら殺して。毎日のように体中に薬を打たれて、脳を広げるために頭を刺激されてった。毎回死を覚悟して手術台に寝そべってた私に、そんな脅しが効く?殺せばいい。」

サンユンたちはヒエの担当医の“二度と戻らないかのような別れの挨拶”から、密航するのではないかと推測し、港へやって来た。
ちょうどミョンジュンが港に戻ってきた。
タクシーに乗ろうとした時、警察サンユンたちに見つかり、捕まってしまった。
手錠を掛けられ車に乗せられるミョンジュン。
その様子を、ホヨンが見ていた。

ミョンジュンは警察車両の中で、観念して事情を矢継ぎ早に語り始める。
「ロヒの両親が殺された日、ロヒはあそこにいました。
家を出ると車があったそうです。
黄色のサイレンの警備会社。
それで外に出てきて倒れたんです。
その時、頭を打ったのか記憶を失くしてました。
そんなこんなでロヒの父親の別荘に行って、当日のことを思い出した。
警備会社の人を居間で見たそうです。
だから別荘を出ようとしたらヤツラに船で中国に行けと。
それから仲間割れを始めて…」

訳がわからないサンユン。
まず、別荘はどこなのかと聞く。
マヌケなミョンジュンは、一生懸命覚えたロヒとの待ち合わせ場所の国道番号を忘れてしまった。
頭をかきむしり、必死に思い出した!
「391!」
思い出した次の瞬間、横からトラックが激突。
ホヨンの仕業だった。
サンユンたち警察は皆、意識を失っている。
ホヨンはサンユンのポケットから手錠の鍵を取り出し、ミョンジュンの手錠を外し、連れ去る。
しかし、意識を取り戻したサンユンが、フラつきながらもホヨンに向かって威嚇射撃。
サンユンとホヨンは激しい格闘となるが、強いホヨンに首を締められピンチのサンユン。
そこへミョンジュンがやって来て、銃をホヨンの頭にに突きつける。
そして「やめろ。行こう、ロヒの所に。」と言った。
ホヨンはサンユンを離し、ミョンジュンを連れてその場を離れた。
サンユンは意識を失った。

パク・チョロンは、上司が引き止めるのも聞かず、警備会社を退職した。

サンユンは病院で目を覚ます。
こんなことをしてる暇はない、早くパク・チョロンを捜査しないとと、気が焦る。
サンユンは、短い時間だったが、ミョンジュンと接して信頼に値すると人物だと判断した。

パク・チョロンは、ユン・ジョンド医師(チェ院長の同僚)と食事するためレストランへ。
そこで、隠し持っていた包丁でジョンドを刺し殺した。
通報を受け、駆けつける警察のサンユンたち。
パク・チョロンは包囲され、逮捕された。
いい人で評判の良かったパク・チョロンの近所の人や知人たちは、この犯行に驚いた。
さらに院長夫婦殺害事件の容疑者としても報じられ、世間に衝撃が走る。
サンユンたちがパク・チョロンの自宅に来てみると、まるで引っ越し前のように片付けられていた。
サンユンはダンボールにまとめられた昔の写真を手に取る。

施設に戻されたミョンジュンはベッドで目を覚ます。
目の前にはロヒがいた。
(心配だったんだろう)
ボロボロになったミョンジュンを見て、「そんなに弱くて私を守れるの?」と言うロヒ。
ミョンジュンは「この件が終わるまではどうにか生きる。心配するな。」と約束した。
「かっこつけちゃって」と笑うロヒ、「頑張ったね」とミョンジュンを労った。

ミョンジュンとロヒが一緒にリビングに降りると、ジェイデンとホヨンとモ博士が食事をしていた。
ミョンジュンは、ジェイデンとは初めまして。
「ジェイデンです。ロヒに巨額投資する金融マンくらいに考えて。」と挨拶するジェイデン。
ミョンジュンは、殺されかけたのはすべてジェイデンのせいだと分かると、握手をすると見せかけて、ジェイデンを一本背負い
「よくやった!」とニコニコのロヒ。

改めて、ジェイデンとモ博士とロヒとミョンジュンは、ビジネスの話を。
チェ院長が残した天才を作る薬は1つだけ。
しかし、敏感なウイルスを用いた遺伝子設計図のため、あまりに複雑で、正確な組成の確認は困難だというモ博士。
ウイスル組成表がなければ、その薬の生産はできないとのこと。
チェ・ドンオクの代から手書きで残してきたため、家のどこかにあると言うロヒ。
ロヒの脳に刺激を与えた薬と遺伝子設計図。
これがないと、この天才児育成ビジネスは成り立たない。
ジェイデンはこの設計図を探しに行くと立ち去った。

ミョンジュンは夜、バルコニーに出て1人でビールを飲んでいた。
「施錠をするから中に入れ」と言いに来たホヨンに、あれこれと質問して絡む。
「あんたも金融マン?稼ぎはいいの?恋人はいる?もしかして恋愛経験ゼロ〜!?」
ロボットのように顔色一つ買えないホヨン。
ミョンジュン「人が人を記憶する時は、たった1つの瞬間が心に焼き付くもんだ。あんたとの瞬間は殴り合いの時じゃなくて、ヒエに会わせてくれた時だ。そのことは感謝してる。腹立つ時の方が多いけど。」
ホヨンはそれを受けて初めて自分の言葉を口にする。
ホヨン「ロヒと逃げるはずだったのに、なぜあの日、子供に会いに?皆を欺くため?」
ミョンジュン「俺はそんなに賢くない。ただ、失敗する場合を考えた。二度と会えなくなるだろ?ヒエは俺のすべてなのに。あの時、本当に会ってきてよかった。あともう1つ。俺たちはすれっからしでもロヒはまだ子供だ。泣きたくても、ワガママを言いたくても耐えてる。気の毒な子だ。子供たちは守ってやろう。な。」

パク・チョロンの取り調べを行うサンユン。
パク・チョロンはチェ院長殺害を認め語りだす。
防犯カメラを撤去している時、偶然チェ院長宅の金庫の中身が見えてしまった。
自身の撤去によって、この家は防犯カメラがない状態になる。
そう思うと欲が出てしまい、これまでの防犯カメラ映像から暗証番号や就寝時間などをチェックして忍び込んだ。
そして金庫の金だけを盗むつもりだったが、いざ金庫を開けると金はなく、変な書類だけしか入ってなかった。
仕方なく引き返すと、地下室からチェ院長が上がってきて鉢合わせ。
チェ院長はものすごい剣幕で「死ね!この野郎!なんてことをしてくれたんだ!」といきなり攻撃してきた。
激しく首を締められて倒れてしまい、ふと横を見ると院長の妻がすでに死んでいた。
チェ院長は怪力で、必死でリビングまで逃げ出した。
リビングには日本刀が飾られていたので、そちらに目をやると、「それで刺す気ですか?いい考えだ。今日あなたは刀で妻を殺し、私は正当防衛。どうです?名案でしょ?どうぞ刺して!動かないから!大丈夫!パクさん、刺してみて!」と煽り、異様なテンションの院長。
「刺せよこの野郎!」と叫びながら壺で殴ろうと向かってきたので、パク・チョロンは咄嗟に日本刀をチェ院長の胸に突き刺してしまった。
30年前、妻子を亡くした復讐ではなく、単純な金品目当てだと言うパク・チョロン。
「院長と会ったのは偶然。復讐する気なら30年前にドンオクを殺してる。」と言う。
次に、パク・チョロンはユン・ジョンド医師を殺した理由について語る。
妻子が死んだのは単純な医療過誤ではなく、無免許医師による医療過誤だった。
ユン・ジョンドこそが、その無免許医師だったのだ。
二度と被害者を出したくなくて殺したと。
パク・チョロンの部屋には、学生時代のヘウンとの2ショット写真があった。
それに関しては口を閉ざした。

ジェイデンはロヒの大叔父の会社へやって来た。
ロヒに次ぐチェ院長の遺産相続対象者だ。
ジェイデンは、ロヒを死んだことにして話を進め、チェ院長の遺産を大叔父が相続してはどうかと交渉しに来たのだ。

ホヨンは金を持って逃げたミョンジュンを乗せた船の船長を捕まえた。
そして弁護士を通して、秘密保持契約を結ばせる。
「男の顔を知らずに船を出し、何かが投げられるのを見たが、それが死体だとは知らなかった。」ということにして証言すれば弁護団が守るし、見返りに大金を振り込むと。

その後、船長は警察に出頭。
指示されたとおりに証言し、誘拐犯(ミョンジュン)が子供(ロヒ)を殺して海に遺棄したとニュースで報じられた。
驚くサンユンたち。
呆れるミョンジュン&ロヒ。

ジェイデンによって施設内のネット回線を切られ、パソコンしか持っていないロヒはインターネットができず、情報を得られない。
そこでロヒは、モ博士が目を離した隙を狙って、携帯を拝借。
ネットニュースを見て、「ジェイデンが船長を買収してロヒを死んだことにした」ということを把握した。
ロヒが死んだことで喜ぶのは遺産相続対象者である大叔父だ。
ジェイデンは、大叔父に近付き、利用して、チェ院長の家に入り込み、薬の設計図を探す魂胆なのだ。
ロヒは状況をすべて把握。
ミョンジュンにある提案をする。

ミョンジュンは、大叔父の代理人弁護士の1人である若手弁護士テクギュンに電話をかける。
「ロヒは預かった。返してほしければ300億用意しろ」と。

Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

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第5話:天才児

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<過去>
ロヒの父チェ・ジンテ院長の手術室。
手術台に寝ているロヒの頭部には、たくさんの電極が付けられて脳波を計測されている。
チェ院長は、「緊張するなロヒ。お前は人類の希望になる。」と言って、大きな注射でロヒの頭部の深くまで薬品を注入した。

ロヒが目を覚ますとそこはとある施設のMRIの中。
そばにはモ・ウンソン博士がいた。
真っ先に「おじさんはどこですか?」と聞くロヒ。

ミョンジュンはとある施設のベッドで目を覚ます。
刺された腹の傷は処置されている。
そばには、ロヒを連れ去りミョンジュンを襲ったホヨンがいる。
ホヨンはミョンジュンに「来てください」とどこかへ案内する。
案内されたそこは、ガラス張りの実験室が見える部屋で、モ博士がいる。
ガラスの向こうにはロヒが座っており、頭部にたくさんの線が繋がれたヘッドキャップを被されている。
その異様な光景を見て「ロヒに何をしてるんだ!」と怒るミョンジュン。
モ博士によると、ロヒの脳に損傷を受けた機能がないか確認中だということだ。
幸い損傷はなく、記憶障害は一時的なものですぐに回復するだろうという。
この異様な状況に戸惑うミョンジュン。

昨夜のミョンジュンのバイク・男の車・警察車両の追走劇はニュースとなった。
さらにバイクの男は誘拐犯で、警察はそれを取り逃がしたことも話題に。
世間では警察の無能さに批判が集まっていた。
管轄外のソウルで騒ぎを起こしたことで、怒り心頭の警察上層部。
サンユンたちは誘拐事件から外されることになった。
しかしサンユンは「1つの家で誘拐と殺人が同時に起きた。誘拐犯は誘拐した子を命がけで助け、殺人犯は姿を消した。これは一般的な誘拐事件ではない!今、誘拐事件を手放せば殺人事件も解決できない!1週間ください。必ず捜しだしますから。」と上司を熱弁して説得。
1週間は無理だったが、2日間で解決を条件に捜査を続けられることとなった。

ミョンジュンはモ博士から、この異様な状況とロヒについての詳しい話を聞く。
ロヒの父チェ院長は、子供の脳について研究していた。
それはチェ院長の父親の代から続く研究だった。
今いるこの場所は、研究に関わる人たちの別荘で、要塞のような場所。
医療技術で人間の脳機能を拡張させる実験をロヒに施していた。
ロヒのIQは検証可能な最大値の200だが、それ以上に伸びている。
並外れた記憶力だけでなく優れた応用力を備え、芸術にも長け、ロヒは上位0.01%の天才児だ。
研究の途中でチェ院長は殺されてしまったが、この研究は放棄できない。
ロヒの成長を見守る人々の期待を裏切れないと熱く語るモ博士。
さらに、モ博士は、ヒエの手術や術後ケアや退院後の学業も含めて、ヒエの未来はすべて自分たちが支援すると申し出た。
病院代を支払ってくれたのはモ博士だった。
ミョンジュンを警察に突き出さなかったのは、ロヒを守ってくれたから。
だが、今後も実験を続けていく中で、ロヒの心を揺さぶりたくないため、後腐れなく別れて、どこかに消えてださいと言う。

警察のサンユンたちは、ミョンジュンが育った児童養護施設で聴き取り。
恥ずべきことはしない心優しい子供だった。
20年前の柔道の韓国代表選抜大会でのこと。
ミョンジュンの絞め技で相手が死んでしまった。
その事故で一番ショックを受けたのはミョンジュン自身。
わざとではない事故であるにも関わらず、ミョンジュンは罪の意識に苛まれ、刑務所に入り罰を受けた。
その後は懸命に生き、ヘウンと結婚して娘も授かり、幸せに暮らしていたのにこんな悲劇が起こってしまった。
サンユンはこの話から、妻のヘウンの存在を知る。
ミョンジュンとヘウンは、この施設にいた時から友達だったと。
サンユンは、燃えた車の中にあった飛ばし携帯の発信相手がヘウンだと推測。
ヘウンの行方を捜すことにした。
次に、サンユンたちは、馬山(マサン)希望病院の看護師をしていた女性へ聴き取り。

ミョンジュンはさきほどのガラス張りの実験室が見える部屋へと案内される。
ガラスの向こうでロヒはピアノを弾いていた。
ここは、ロヒの成長を見たがる投資者が参観する部屋。
チェ院長は、投資者に見える形で、ロヒへの実験を行っていた。
まるで見世物だ。
ミョンジュンは複雑な思いになる。

ミョンジュンは、最後にロヒと過ごす時間を与えられた。
一緒に食事をするが、相変わらず生意気なロヒは食べようとしない。
そこでミョンジュンは、以前、ロヒが貧乏くさいと吐き捨てた料理を、再び作ってあげた。
ロヒは何だかんだ言いながらも、嬉しそうに食べた。
しかし賢いロヒは、お別れが迫っていることを分かっていた。
「あの日の記憶以外はほぼ戻った。どうでもいい。もう、殺人犯を突き止めたいとも思わない。捜し出して復讐したかったけど、親のことを思い出したらその気が失せた。」と気力なく話すロヒ。
ミョンジュンは胸が痛んだ。

<過去>
広域捜査隊だったサンユンは、当時から頑固一徹で上司に媚びることなく、一切の不正も許さない正義感の塊だった。
ある時、同僚が市長の息子の罪を見逃した。
その見返りは昇任。
不正を許せないサンユンはその同僚を殴り、広域捜査隊を外され、現在の部署に異動させられた。

サンユンたちは、馬山(マサン)希望病院の看護師をしていた女性に会って聴き取り。
パク・チョロンの妻とお腹の子供が亡くなった医療過誤事件について、重い口を開く看護師の女性。
実はその時に執刀していたのは、多忙なチェ・ドンオク院長に代わって無免許医師だった。
事故を起こしたのは、院長ではなく無免許医師だったのだ。
それでパク・チョロンは院長に復讐をすべく、メスを持って襲いかかった。
(第1話冒頭)
ところが、怪我をしたのは横にいた院長の娘。
看護師の女性は、これは大事になると思ったが、院長は沈黙して和解。
その後は、普段通り診療も続けたとのこと。
ここで疑問が。
チェ・ドンオク院長には息子ジンテ(ロヒの父)しかいない。
看護師は間違いなく娘と言っているが、ドンオクには娘がいないのだ。
どういうことなのか。。
調べてみると、ドンオクは、パク・チョロンの傷害事件の2年後に、ジンテを養子として戸籍に入れていた事が分かった。

サンユンたちは、ミョンジュンの妻ヘウンが、事件当日は感染内科の臨床実験に参加するために入院していた事実を突き止めた。
しかし、その理由までは、個人情報のため得られず。

ミョンジュンは難しい本ばかり読んでいるロヒを外に連れ出し、海へやって来た。
ロヒは海が初めてだ。
素足を海に浸し、笑顔が溢れる。
ミョンジュンとロヒは、海でバシャバシャと思いっきり遊んだ。
パラソルを広げ、砂風呂のミョンジュンとロヒは会話をする。
ミョンジュン「事情は知らないけど、ここの人たちはロヒを大事にしててよかった。」
ロヒ「下心のない厚意はない。人は利益のために生きる。常識だよ。モ博士の娘には発達障害がある。研究が始まった頃から関心を寄せてる。私は研究価値がなくなったら無意味な存在になる。おじさんも私も用無しになる。おじさんならどうする?記憶がなくなった私に本当のことを言ってくれる?“父親の実験台で、親に愛されなかった子”だと。私がまた記憶を失ったら、その時は事実を言わないで。私の父親を名乗ったように、嘘をつき続けて。」
ミョンジュンは胸が痛む。

警察のサンユンたちはパク・チョロンに会いに来た。
そして、馬山(マサン)希望病院チェ・ドンオク院長に起こした傷害事件と和解の理由について話を聞くが、何も語らなかった。

ミョンジュンの自宅近くで、廃品回収の男の遺体が見つかった。
警察のサンユンたちはさっそく駆けつけ、捜査を始める。

モ博士が何者かと電話で話す。
「今日、ジェイデンが入国してロヒを連れて行くようです。私達の投資金で育てた子です!守らねばありません!お力添えを!」と。
ミョンジュンが来たので、慌てて電話を切るモ博士。

馬山(マサン)希望病院の看護師の女性が、まだ話すべきことがあると、改めてサンユンに会いに来た。
事件当時、妊婦の1人がHIVに感染していた。
「尊敬される医師のなりたい」と病院の運営に熱心だった院長は、院内からエイズ患者が出たことが噂になれば商売上がったりだと考えていた。
パク・チョロンが武器に使ったのは血の付いたメス。
切りつけられた院長の娘がHIVに感染するのではないかと、医師や看護師たちは皆心配していたと。
院長の娘の名前はヘウン。
馬山(マサン)希望病院の院長チェ・ドンオクの、パク・チョロンに切りつけられた娘は、ミョンジュンの妻ヘウンだったのだ。
1992年養子縁組を経て、ドンオクの養女となったヘウン。

ロヒは新たな記憶がフラッシュバック。
両親が殺害された時、家から必死に逃げるロヒが外で見たのは、パトカーでなはく、警備会社の車両だった。
ミョンジュンにそれを話すと、ミョンジュンは2人でこの施設を抜け出そうと言い出す。
2人だけで解決できる問題じゃないため、協力者を捜そうと。
相変わらず無計画で、何も分かっていないミョンジュンに呆れるロヒ。
極秘プロジェクトを知ってしまったミョンジュンは、この施設を出たら間違いなく消される。
密航してどこか離れたところに連れて行くというのは嘘で、船に乗せられ海の藻屑となるのだ。
ロヒは「ここから1.2キロ離れた場所に国道391号線の曲がった標識がある。私はそこに隠れてるから私を見つけて!」と言った。

ミョンジュンは施設を出で行くことに。
警察に突き出さない代わりに、ロヒの前から消えろと言われている。
モ博士の手配した船に乗って中国へ密航する予定だが、その前にヒエの病院に行くことに。
ホヨンの運転で夜道を走る。
道中、ロヒの言っていた、国道391号線の曲がった標識を見つけた。
「391…391」一生懸命に記憶するミョンジュン。
そして無事、ヒエの入院する病院に到着。
ミョンジュンは指名手配中なので、ヒエの病室には警備が。
モ博士が手を回し、ミョンジュンは無菌室でヒエと再会できた。
ヒエは「手術が終わるまでそばにいてよ、怖いから…。」とつぶやく。
もう行かなくてはならず、居た堪れないミョンジュン。
「もう病気は治るし、通院もしなくていい。ママの言う事を聞いて、学校で友達と楽しく過ごして。ヒエはかわいくていい子だから大丈夫だよな。パパはヒエの手術費を稼ぎに行くんだ。たくさん稼いでくるよ。すぐ戻るよ。」と声を詰まらせながらヒエに言った。

その後、ミョンジュンは、ホヨンの運転で港に連れて来られ、当面の間の生活費ための大金の入ったバックを渡される。
ミョンジュンはその中から札束を1つホヨンに渡し、ヒエに人形を買ってベッドに置いてくれと頼んで船に乗った。

その頃、ロヒは施設を抜け出し、ミョンジュンと約束した曲がった標識の所まで走っていた。

船に乗ったミョンジュンは、受け取った大金をすべて船長に渡し、船を引き返すように言った。
そして、「船に飛び込んで消えた」と報告しろと指示。
これはロヒの考えた作戦だった。
ところが、もう一人の男に頭を殴られて気絶してしまう。

ロヒは必死に走っていたが、立ちはだかるように目の前で車が止まり、男が降りてきた。
男は「久しぶりだな!ロヒ!」と言った。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第4話:怪物

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警察の捜査会議
誘拐から6日経過。
犯人ミョンジュンはロヒに危害を加える気はない様子。
さらに2人は親密に見える。
国内最年少でMENSA(メンサ)に入った天才少女なので、状況を把握していないはずがない。
犯人ミョンジュンは殺人の前科あり。
柔道の韓国代表選抜戦に出た選手だったが、試合中に相手を死なせたため、怪物というあだ名がついている。
ミョンジュンの目的は分からないが、いつでもロヒを脅かす存在になり得るというサンユン。

翌朝、ミョンジュンとロヒは、ヘウンの部屋を出た。
しかし、ロヒはまだヘウンへの疑念が溶けないので、尾行することに。
ヘウンはカフェで男性と会い、何やら楽しそうに笑っている。
その後2人は韓国大学病院へと入って行き、しばらくして、ヘウンは感染内科から出てきた。
そして尾行がバレた。

警察のサンユンたちは、20億ウォンを振り込んだまだ別の人物に聴き取り。
その男は、韓国一の製薬会社ミハン製薬の会長だ。
未来を変える有能なチェ院長の新しい手術法に投資したと言う。
その手術法がどういうものなのかは知らないと。
内容も分からず20億もポンと投資するなんてあり得ないし、何か隠していると感じるサンユンたち。
いったいどんな研究なのか。。
会長はサンユンたちが帰ったのを見届け、何者かに電話をかけた。
「君の言う通りにした。警察より先にロヒを見つけないと。」と話す。

ヘウンは、ロヒから両親を殺したと疑われているため、当日のアリバイを語る。
実はヘウンはHIVに感染しており、その日は入院していたというのだ。
驚くミョンジュン。
ヒエが3歳の頃、風邪が治らず病院で検査をして偶然発覚した。
現在は発症を遅らせる治療をしている。
ヒエは検査済でHIVではなかった。
「なんで言わなかったんだ」と怒るミョンジュン。
ヘウンは、ヒエを“HIV感染者の娘”にしたくなかった。
周りに知れたら後ろ指を指されて肩身の狭い思いをする。
ヒエに感染しないよう、念のため、自分の使ったものなどを洗って、拭いて、消毒して。
毎日が緊張続きで苦痛だったと涙を流すヘウンは、出て行ったことをミョンジュンに謝った。
「すべてはヒエのために、当時できた最善の選択だったと信じて」と。
ロヒは改めて、ヘウンに別の質問をする。
本当に虐待されていたのか。
通報できないとは、どんな虐待なのか。
ヘウンは、本当に聞きたいのか、ロヒに確認してから語りだす。
「あなたは、父親チェ・ジンテの実験台だったの。だから通報できないの。ヒエが白血病になった時、なんとかしたくて全国の有名な病院を回った。その時に、へグァン病院の“天才児プロジェクト”を知った。チェ院長は、その計画で巨額の投資金を集めた。実験台のロヒが良い結果を生んでいたから。ロヒを数日預かれば、そのお金を奪えると考えた。実験を成功させるためにはロヒの存在が必要不可欠、チェ院長は通報もリークもできないだろうと。」
しかし、殺人事件まで起きて事がこじれるとは、まったくの想定外だった。
ヘウンは、ミョンジュンに、一緒に自首しようと言った。
自首すれば誘拐事件は片付いて、警察は殺人事件に集中できるからと。
ミョンジュンはヒエが1人になってしまうことを恐れ、すべて自分が1人で責任を取ると言った。

警察のサンユンたちは、へグァン病院のユン・ジョンド医師に、チェ院長の行っていた巨額の投資があった研究について聴き取り。
そのユン医師はその研究について知らず、チェ院長の個人的な研究だろうと言った。
チェ院長は、病院の仕事を後回しにして、よく個人的な研究をしていたとのこと。
「研究に没頭した研究の虫」と呼ばれる程に。
1人で研究していたので、誰もその内容を知らないと。
帰り際、サンユンたちがユン医師と歩いていると、チェ院長の自宅と病院の警備を担当しているパク・チョロンと遭遇。
会釈をしてすぐに立ち去るパク・チョロン。
ユン医師がパク・チョロンと親しげだったので、話を聞いてみるサンユン。
チェ院長からの指名で自宅と病院の警備担当になったと話していたが、実は違った。
パク・チョロンは実績を上げるため、必死に営業をしており、その医師が間を取り持ったそうだ。
本人から聞いていた話と違う。
パク・チョロンに疑念を抱くサンユン。
さっそく勤め先のユーワン警備を訪ね、パク・チョロンについて聴き取り。
以前は営業部にいて、今の設置チームに移って2年。
同僚と仲が良く、営業時代の成績も良かったということだ。
以前の聴き取りで本人が言っていたへグァン病院の担当になった時期と設置チームに移った時期がかぶる。
つまり、パク・チョロンは、自らチェ院長の自宅&病院の契約を取り、防犯カメラの設置も自ら行った。
この事件において、見過ごせない重要人物だ。

ミョンジュンとロヒは屋台で腹ごしらえ。
テレビで誘拐事件のニュースが流れ、ミョンジュンの前科について語られた。
ロヒはミョンジュンに前科のことを聞く。
「あれは事故だった」と答えるミョンジュン。
ロヒは「両親を殺してないって誓える?私を殺さないって誓える?」と聞いた。
ミョンジュンは「本当にお前の両親を殺してない。絶対にお前を殺したりしない。」と胸に手をおいて誓った。
ロヒはミョンジュンを信じた。
そしておそろいのサングラスをかけた。

警察のサンユンたちは、この誘拐事件が、ロヒが主導権を持って動いているように見えることをとても不思議に思う。
ロヒの大叔父は事件に無関心で、事件を早期終結し葬儀を急ぎたいとのこと。
非情に冷たい親族だ。

ロヒは公園で子供たちが父親と遊んでいるのを珍しそうに見つめる。
「父親ってあんなに遊んでくれるもの?パパもそうだったかなぁ。」とつぶやくロヒ。
ミョンジュンは、このまま逃亡を続けるにも限界があるし、ロヒのためにもならないと、自首しようとする。
ロヒは怒った。
「私のためを思うなら犯人捜しを手伝って!」と。
さらに「私が信じられるのはおじさんしかいない!私のため!?娘のためであって私のことなんか眼中にない!連れてきてから今まで、一度も心配したことなんかない!」と号泣した。
ミョンジュンは「今まで一度も心配しなかったことはないぞ。誓って言える。でも何もしてやれない。だからお前を守れないかもって怖いんだ。」と言った。
ロヒは「ただ守ってやるって言ってくれればいい」と言った。
ミョンジュンは胸に手をおき、「絶対に守ってやる!必ず!」と誓った。
すると、すぐに泣き止んでスタスタ歩くロヒ。
嘘泣きだった。。
タジタジのミョンジュン。

パク・チョロンとユン医師が電話で会話。
ユン「刑事たちに院長宅の防犯カメラはパクさんが営業して設置したと話したんです。余計なことを言ったようで気になって。」
パク「構いません、事実ですから。」
ユン「それと、先日話した件は探してみました?チェ院長の愛人。」
パク「いいえ。ハードはすべてチェ院長がお持ちでした。ところで、もしかして先生はその女性の顔を見たことがありますか?」
ユン「もちろんです。病院にも来ていたので2回ほど会いました。映像を証拠にできたのに、ほんと惜しいなぁ。」

パク・チョロンは、その人の良さから、近所の人からおかずをもらったり、登山に誘われたり、独り身を心配されたりと、良好な関係を築いているように言えるが。。
なにやら、たくさんのハードディスクを箱に隠し持っている。

警察の調べで、パク・チョロンとチェ院長に、警備以外の繋がりが見えてきた。
30年前、チェ院長の父チェ・ドンオクが経営する馬山(マサン)希望病院で起きた医療過誤事件によって、妻とお腹の子供を亡くしていたことがわかった。
一度は訴えたのだがすぐに取り下げ、賠償金を受け取り、和解が成立していた。

漢江沿いでミョンジュンとロヒの目撃情報が上がった。
防犯カメラに、ロヒの行動にタジタジになるミョンジュンが映る。
すぐにサンユンたちも駆けつけ、2人の捜索にあたる。

ロヒは、マヌケで計画性のないミョンジュンを見かね、今後は自分が計画を決定すると言った。
まずは今夜寝る場所。
指名手配中であるため、どこも入るのが難しい。
ロヒが目星をつけたモーテル。
ロヒの作戦はこう。
受付の人がニュースを見ていたらアウトだが、ドラマを見ていた泊まれる。
ニュースだったらそのまま退店し、ドラマだったら受付を済ませ、そのまま部屋に入り、窓からロヒに合図する。
そうしたらロヒはこっそり入店し、部屋まで忍び込む作戦だ。
まずはミョンジュンが1人で入店。
すると、受付の女性はドラマに夢中で、こちらに見向きもせずに受付を済ませた。
よし!泊まれる。

ロヒはモーテル近くの花屋でミョンジュンから合図を待つ。
記憶はないが、花は心が落ち着いた。
花の香りを嗅いでみると、突然、母親との思い出をフラッシュバック。
「ママ?」と呆然としていると、以前、ミョンジュンの家宅捜査を見張っていて、廃品回収の男を尋問した男が現れた。
男の名前はホヨン。
ホヨンは背後から薬品を染み込ませたハンカチをロヒの口と鼻に押し付けて眠らせ、担いで連れ去る。

モーテルの部屋に無事に入れたミョンジュンは作戦通り、窓からロヒに合図を送る。
しかし、そこにロヒの姿がない。
ミョンジュンは慌ててロヒを捜し回るのだが、そこへタイミング悪く、サンユンたち警察が現れて包囲されてしまった。
早く行かないとロヒを見失ってしまう!
ミョンジュンは、申し訳ないと謝りながら柔道の技で警官を倒し、サンユンの威嚇射撃に驚くも、先を急ぐ。
道に駐車してあったバイクを拝借し、ちゃんとヘルメットを被り、ロヒの乗った車を追いかける。
サンユンたち警察もその後を追う。
ホヨンの凄まじいドライバーテクニックに必死に食らいつくミョンジュン。
ロヒ&ホヨンの車、ミョンジュンのバイク、サンユンたち警察車両は激しい追走劇となり、街は騒ぎになり人々の注目を集めてしまう。
サンユンたち警察車両は、ついていけずに途中で断念。
ミョンジュンを見失ってしまった。

ミョンジュンはボロボロになりながらもホヨンを追い詰めた。
車から降りてきた男はミョンジュンを殴り、「キム・ミョンミンさん、お引取りを。ロヒさんは連れて行きます。」と言った。
しかし、ミョンジュンはロヒと約束した。
「絶対に守る」と。
鼻息荒く勢いよく向かっていくが、ホヨンは強く、一瞬にして打ちのめされるミョンジュン。
しかし、しぶとくしぶとく、何度も立ち上がり、向かっていく。
ホヨンはナイフを取り出し、ミョンジュンの腹を刺した。
「キム・ミョンジュンさん、これ以上怪我をする前に行ってください。」とナイフを振り上げる男。
ミョンジュンはそれでも食らいつき、「俺のあだ名を知ってるか?怪物だこの野郎!!」と叫び、思いっきり頭突きを食らわし、ホヨンを気絶させた。
バイクを拝借する時、ちゃんとヘルメットを被ったのが功を奏した。
ミョンジュンは眠っているロヒを担いで、その場から離れた。

警察のサンユンたちは、ミョンジュンをとり逃したことで上層部からコンコンと叱られる。

ミョンジュンは腹から流血しフラフラしながらも、ロヒをおんぶして歩き続ける。
しかし、限界が来て、意識のないロヒを膝に寝かせて座り込む。
「ロヒ、ごめんな。おじさんが悪かった…」と呟き、涙を流して気を失った。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第3話:共犯

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ミョンジュンのことを本当の父親ではないと勘付いたロヒは、ミョンジュを問い詰める。
ミョンジュンは仕方なく本当のことを打ち明ける。
誘拐、両親の死、パニックになるロヒ。
「誰にも言わないから家に帰して!」と泣きじゃくる。

捜査中の刑事サンユンは、病院の防犯カメラに写るミョンジュンとロヒを見て疑問に思う。
ロヒが、自らミョンジュンの手を取って病院から逃げ出していたからだ。

ロヒは、1人で交番に行くから、その間に逃げるようにミョンジュンに言った。
ヒエの手術を見届けるまでは捕まってはダメだと。
2人は互いに身を案じつつ、別れた。
ところが、パトカーのサイレンの音を聞こえた途端、ロヒは頭痛と目眩と共にフラッシュバックを引き起こす。
ロヒは走ってミョンジュンの元へ戻ってきた。

ロヒはフラッシュバックの中で思い出した記憶をミョンジュンに打ち明ける。
両親が殺されたあの日、必死に家から逃げるロヒ。
家の前にはパトカーが止まっていた。
ロヒは、両親を殺した犯人は警察官ではないかと言う。
いずれにしても、10日後には自首する予定のミョンジュンは、ロヒの安全のために警察に保護してもらうのがいいと考える。
しかし大人びたロヒは「もし、うちがお金持ちだったら、上層部の指示で警官が動いたにきまってる。警察は信頼できない、警察には頼らずミョンジュンが責任を持って私を守れ。私の記憶が戻るのを手伝え。」と言う。
困り果てるミョンジュン。

警察のサンユンたちは、誘拐犯ミョンジュンの目的や考えがまったく分からず、頭を悩ませていた。

弁護士事務所では関係弁護士が集まり、ロヒの父チェ院長の遺産相続の会議が行われる。
遺言書がないため、全財産は娘ロヒが相続することになる。
しかし、ロヒは誘拐され生死不明。
もしロヒが死亡した場合は、チェ院長の叔父チェ・ドンジュン会長が唯一の相続人となる。
チェ会長の代理人弁護士によると、身代金要求先を失った誘拐犯はロヒを生かしておく必要がないため、ロヒはすでに死亡していると推測。
チェ会長も喜んでいるだろうと言う。
あまりに非情で冷酷な会話に、ロヒの家庭教師をしていた若手弁護士テクギュンは呆気にとられる。

ミョンジュンとロヒは、小さな簡易宿で暮らす。
賢いロヒは、“誘拐とその後の事後処理についての合意書”を書いていた。
・暴力、暴言は一切禁止。
・ロヒの身を守るために最善を尽くす。
・あらゆる決定においてロヒに指示に従う。
・ロヒが望む食事を3食欠かさず提供する。
・これらの契約満了はロヒが決定する。
ミョンジュンは強引にサインさせられた。

警察のサンユンたちは、ヒエの入院する病院でミョンジュンについて聴き取り。
昨日お見舞いに来たこと。
病院代を滞納していたが、つい最近全額支払われたこと。
ミョンジュン本人もそれを知らなかったこと。
などが分かった。
調べによると、支払ったのはミョンジュン本人名義で、自ら付添人を雇っているとのことだ。

ミョンジュンは、車を燃やしてしまったことをロヒに叱られる。
「逃げるのに足がない。計画性がない。」と。
(小言をブツブツ、呆れ果てるロヒだが、ミョンジュンの与える食事を躊躇なく“アーン”して食べている。)
ミョンジュンは、元妻ヘウンに指示されてやったと口を滑らせてしまう。
同時にヘウンはなぜロヒの事を知っていたのかという疑問が湧く。
ロヒはヘウンに会おうと言い出した。

警察のサンユンたちは、ミョンジュンの自宅を突き止めた。
家宅捜査の結果、ミョンジュンは、娘は病気で妻には逃げられ、最悪に不遇の男。
娘の手術のために誘拐し、殺人まで行ったと。
しかしサンユンは、殺人に関してはミョンジュンの犯行であると断定しなかった。
その家宅捜査の様子を、少し離れたところから見張っている男がいた。

警察の調べで、チェ院長の口座に、最近、5人から同時期に各20億ウォンを振り込まれていたことが分かる。

ソウルにいるヘウンに会いに行くにしても、ミョンジュンにはタクシーに乗るお金がない。
呆れるロヒ。
ロヒは、警察に通報するアイディアを思いつく。
ミョンジュンは「ヨンイン湖公園付近で11歳ほどの女児を連れた怪しい男がいた」と通報。
その結果、周辺の警官は皆、ヨンイン湖公園へと出動。
ヨンイン駅の警備体制が手薄になった。
残っていた警官もロヒの機転で回避し、2人は切符を買って改札に入ることに成功した。

サンユンは、先程の一般人からの通報を真に受けた部下を怒る。
非公開捜査なのに、一般人から通報が入るわけがない。
ヨンイン駅の警備を散らせるためだと見抜き、ヨンイン駅への出動を指示した。

たくさんの警官がヨンイン駅へと集結。
ミョンジュンとロヒは、すでにソウル行きの電車に乗っていた。
車内で、ロヒは妻ヘウンとの関係性を聞く。
出ていっただけで、離婚はしていない。
それから度々、突然現れては消えると聞き、少し同情した。
ロヒは誘拐犯に同情した自分を嘆く。
ミョンジュンは、かつて突然現れたヘウンを、居場所を知るために尾行したことがあると打ち明ける。
ロヒは「ストーカーだ」と笑った。

ミョンジュンの自宅周辺を回っていた廃品回収の男が、ミョンジュンの家に侵入し、金目のものを物色。
すると、何者かに襲われる。

サンユンは、2人が市外に出たことで管轄外になってしまい、さらにミョンジュンは子供に危害を加えるような男じゃないと考え、公開捜査にしてくれと上司に訴える。

廃品回収の男は、ミョンジュンの家宅捜査を見張っていた男に拘束され、尋問されていた。
「俺は何も知らないんだ!本当に知らないんだ!」と必死に訴えるが、ナイフを足に刺され、耐えられずに「金と引き換えに子供を連れて来いと…」と白状した。
その時、物音がして、男がそちらに向かうが誰もおらず。
戻ると、廃品回収の男は殺されていた。

ミョンジュンとロヒはソウル駅に到着。
公開捜査に切り替わったことで、町のあちこちの画面にミョンジュンとロヒの情報が流されていた。
ニュースでは「巧妙に計画を練った殺人及び誘拐事件」と報じていてた。

警察のサンユンたちは、チェ院長に20億を振り込んだモ・ウンソン博士という女性の聴き取り。
各20億ウォンを振り込んだ5人は、チェ院長の研究の支援をしていた。
20億ウォンは支援金と持ち分に2割に対する契約金だという。
モ博士はチェ院長と同じUCLA出身。
研究が成功することを切に願っていたと、チェ院長の死を悼んだ。
その研究の内容、研究とロヒとの関係については口を割らなかった。

サンユンの元に、チェ院長の叔父チェ・ドンジュン会長の代理人弁護士パク・ジョンフンと若手弁護士テクギュンが訪ねてきた。
遺族の同意なく公開捜査に切り替えたことに対して抗議に来たのだ。
「まだロヒに行方も把握できていないのに公開捜査に切り替えたことで、誘拐犯を刺激し、ロヒに身に危険が及ぶのではないか」という主張だ。
遺族の名誉が損なわれるため報道を止めろと。
しかし、サンユンは、「公開捜査はロヒを守るための最善の選択。名誉ではなくロヒの身を案じる人は遺族の中にいないのか?」と反論した。
その言葉に反応するテクギュン。

警察は、ミョンジュンとロヒがソウル駅から歩いて南大門へと向かったことまでは把握しているのだが、それ以降足取りが掴めなくなった。

ミョンジュンとロヒは、ヘウンのマンション前で仲良くカップ麺を食べながら帰宅を待つ。
ヘウンが帰ってきた。
ビクビク隠れるミョンジュンとは反対に、ロヒはヘウンに堂々と声をかける。
そして、家に上がり込んで、なぜ自分を誘拐したのか理由を聞いた。
ヘウン「あなたの父親は、虐待がバレるのを恐れて通報できないからよ。」
ロヒ「あり得ない。私のパパが著名人なら警察と繋がってたはずだし、この程度のアザならぶつけた言い訳すれば済む。」
ヘウン「さすがね〜噂通りの天才だわ!」

チェ・ドンジュン会長の代理人弁護士は警察の上層部にも圧力をかけた。
親族はチェ院長の財産争いを巡り、相続人であるロヒを亡き者とし、この事件を穏便に終わらせたいのだ。

ヘウンは、身代金目的の誘拐なのにロヒの両親を殺すはずがないと主張。
ミョンジュンも納得。
しかし、金はまだ受け取っていない。
では、ヒエの病院代は誰が?。。
ロヒも誘拐の理由に納得できないままだが、今晩は、仕方ないのでヘウンの部屋に泊まることに。

サンユンは、ここまで集まった情報をまとめてみる。
防犯カメラの映像から、ロヒはミョンジュンを恐れることなく、2人は仲間のように動いてるのはなぜか。。
新しく入ってきた情報によると、ミョンジュンには前科があった。
罪名は殺人だった。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第2話:えん罪

前話はこちら↓

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大豪邸のロヒの家。
出勤した家政婦によってロヒの父と母の遺体が見つかった。
父はヘグァン病院チェ・ジンテ院長。
脳の専門医でテレビにも出演する有名人だ。
奇妙な姿勢で、胸に大きな剣が突き刺さったまま死んでいた。
母はソ・ジニュ。
胸にペーパーナイフが突き刺さり、高温に設定された床暖房の上で死んでいた。
腸内細菌の増殖でガスが発生し、見分けがつかないほどに全身が膨れ上がっていた。
捜査にやって来た警察のサンユンによると、「2つの事件を合わせたような感じ」だと言う。

様子を見に来ていたミョンジュンは、驚いてその場を逃げ出した。
身代金を要求しようと思ってロヒを誘拐したのに、その両親が死んだのだ。
ミョンジュンはパニック状態。
人気のない採石場へやって来て、車と携帯を燃やし、誘拐の証拠隠滅を謀った。

一方、廃品回収の男が玄関のガラスを割り、ミョンジュンの留守中に盗みに侵入。
眠っていたロヒも目を覚ました。
物音に怯えるロヒだが、孫の手を持って身構える。
ロヒの部屋に侵入した男の隙を見て、ロヒは孫の手で思いっきりぶん殴り、外へと逃げた。
追いかける男、逃げるロヒ。
その間に帰宅したミョンジュン。
玄関は開けっ放し、ガラスが割れ、ロヒがいない。
ミョンジュンは慌てて辺りを捜し回り、大声でヒエでなく「ロヒーーー!」と叫んだ。
その声が聞こえたロヒ。
自分の名前を覚えてはいないが、その名にピンときた。

ロヒの邸宅では警察のサンユンたちによる捜査が進む。
この家には11歳の娘ロヒがいるはずなのに、その行方が分からない。
ロヒの部屋は、子供らしい物がなにもなく、難しい本ばかり。
ロヒの痕跡が見当たらなかった。
邸宅の地下には手術室のような部屋があった。

ロヒは廃品回収の男に捕まってしまった。
男はロヒを気絶させ、リアカー乗せ、布を被せて、素知らぬ顔で歩く。
ミョンジュンは男に遭遇し、少女を見なかったか訪ねるが、男はすっとぼける。
ミョンジュンは行こうとするが、リアカーに孫の手を見つける。
リアカーを掴んで布を剥がそうとすると、男は鉄パイプでミョンジュンに殴りかかる。
2人が揉み合ってる間に、リアカーは猛スピードで坂道を転がり落ちる。
ミョンジュンは男を投げ飛ばし、必死にリアカーを追いかける。
リアカーは石にぶつかり横転。
ロヒはリアカーから放り投げられて宙を舞う。
ミョンジュンは体を張って、落下するロヒを抱きかかえて守った。

3ヶ月前
妻ヘウンに提案されたロヒの誘拐。
ヒエの病院代のために身代金を要求するという。
捕まることを恐れるミョンジュンに、ヘウンは、ロヒの家は決して通報しないから大丈夫だと言う。
なぜなら、ロヒは虐待を受けていて、警察が介入すればそれがバレてしまう。
富や名声のあるロヒの家は、その事態を避けるため通報しないのだと。
「娘を捨てて出ていった母親が、よくそんなことが言えるな!」と怒って受け入れないミョンジュンだが、「じゃあ、ただ看病だけするの!?あなたに賄えるの?ヒエが最優先なんでしょ!」と言われてしまい、返す言葉もなかった。

ロヒもミョンジュンも無事だった。
ロヒはこんな事態なのに警察も救急車も呼ばないのかとミョンジュンを責める。
何も答えられないミョンジュン。
ロヒはミョンジュンの腕を掴んで「二度と1人にしないで」と訴えた。

警察のサンユンたちは、殺され方が全く違う2人に対して、同一犯によるものなのか、疑問がわいていた。
さらに、敷地内の防犯カメラは、チェ院長の要請で業者によって事件の前に取り外されていた。
謎が深まるばかり。。
近隣の防犯カメラに、ミョンジュンがロヒを連れ去らうところが映り込んでいた。
倒れたロヒを抱きかかえて車に乗せる男(ミョンジュン)。
まずはこの連れ去られた娘ロヒの行方を捜索すべく、近隣の病院を当たることに。
サンユンがこのヨンイン市に来て3年。
その間、殺人事件1つない平和な町だったのに、こんな酷い事件が起きたとは。

ミョンジュンは、ロヒを家に戻し、自首することに決めた。
すべては自分1人の計画だということにするから心配するなと、妻ヘウンに留守電を残す。
ヒエのことをくれぐれも頼むと念を押して。

警察のサンユンは、ロヒを誘拐した男がその両親を殺害したと考える。
しかし、邸宅から金目のものは盗まれておらず、誘拐の身代金も求めていない。
目的は何なのか。。
まずは、ヘグァン病院でチェ院長について聴き取り。
チェ院長は自宅に研究室を作るほど仕事に没頭するタイプなのに、最近、突然休暇を取りシンガポールに行くと言っていた。
チケットはチェ院長とロヒの分の2枚だけで妻ジニュの分はなかった。
チェ院長は、時々、妻ジニュとの電話で声を荒げる時があったという。

ミョンジュンは、自首する前にヒエの顔を一目見ようと病院へ。
すると、滞納していたはずの病院代や看病代、そして手術代のすべてが支払われていた。
驚くミョンジュン。
おかげでヒエの手術日が6月5日に決まったとのこと。
せっかく手術して元気になっても、自首して刑務所に入ったら一緒に暮らすことができない。
ミョンジュンの決意が揺らぐ。

ミョンジュンが証拠隠滅のために採石場で燃やした車と飛ばし携帯が、警察によって発見されてしまった。
さらに携帯の通話記録に残っていたのは、別の飛ばし携帯と、チェ院長。
チェ院長への通話時間が、死亡推定時刻後なので、犯人は死んでると知らずに電話をかけたのでなはいかと推測された。
しかし、犯人像が全く特定できないと頭を抱える警察のサンユンたち。
次に、チェ院長の自宅と病院の警備担当者ユーワン警備のパク・チョロンの話を聞くことにした。
パクによると、1人で病院と自宅の両方の警備を担当するようチェ院長からの指名があったとのこと。
ある日突然飛ばれて、他社製品を使うため、防犯カメラの撤去を依頼されたと。
事件のあった日は、残業後に友人と飲み、サウナで寝て、朝早く風呂に入り食事して出勤した。
サンユンは念のためその友人の名前と連絡先を尋ねた。

ミョンジュンとロヒは屋台で食事。
貧乏臭いとか、なんだかんだとブツクサ言いながらも食べるロヒ。
しかし、ミョンジュンが元妻ヘウンと電話してる間に、ロヒが倒れてしまった。
ミョンジュンは狼狽し、泣きながらロヒをおんぶして病院まで連れてきた。
ロヒはエビのアレルギーだった。
父親であるはずのミョンジュンが娘のアレルギーを知らず、さらにロヒの腕にたくさんのアザがあることから、医師は虐待を疑い、通報した。
窓口ではヒエの名前で受付し、ヒエは入院中であるためエラーが発生。
ザワつく院内。
そんな中、目を覚ましたロヒはトイレに行くとベッドから出て、ミョンジュンに付き添わせた。
そして「警察が来る。行こう。」と言ってミョンジュンの腕を掴んで病院を逃げ出した。

病院のからの虐待通報によって、警察にロヒの居場所が割れた。
その時、サンユンたちは、ユーワン警備のパク・チョロンのアリバイ確認のため、会っていた友人に聴き取り。
高校卒業以来まったく連絡も取っていなかったのに、その日、いきなり連絡が来て酒を飲むことに。
しつこく引き止められ、その友人もどうやって連絡先を知ったのかと不思議に思っていた。
素直で優しいく悪さするような男ではないとのこと。

サンユンは連絡を受け病院に駆けつける。
ロヒの腕に注射痕やアザがあったこと、ミョンジュンが狼狽していたことが報告され、さらに受付窓口ではキム・ヒエの名前で手続きされたことから、保護者であるミョンジュンが特定された。
誘拐した子を病院に連れてきて、入院中の娘の名前で受付け、ただのマヌケか、それとも作戦か。。
困惑するサンユンたち。

病院を逃げ出したミョンジュンとロヒ。
ロヒはミョンジュンが本当の父親ではないのではないかと勘づき始める。

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Prime Video韓国ドラマ「誘拐の日」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誘拐の日」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第1話:誘拐

1993年2月 馬山(マサン)希望病院
病院長ドンオクが愛娘ウンジを連れて病院内を歩いていると、ある男が包丁を振り上げて襲いかかる。
すぐに取り押さえられるのだが、看護師が持っていたメスを奪い、ドンオクに襲いかかる。
すると、ドンオクではなく、隣りにいたウンジの首を切ってしまった。

2023年5月
意気地なしで、どこか間抜けな男キム・ミョンジュンは、妻ヘウンから言われるがままに、ある少女ロヒを誘拐しようと試みる。
オドオドしながらもロヒの自宅近くまで車でやって来た時、突然、その少女が車の前に飛び出してきた。
少女は車にぶつかっていないにも関わらず、倒れてしまって意識がない。
ミョンジュンは、ロヒを家に連れて帰ってきた。
しばらくして、ロヒは意識を取り戻したのだが、自分が誰なのかさえ分からず、記憶を失っている様子。
部屋の中を見て回り、その状況から、ミョンジュンの事を父親だと思っている。
その方が都合がいいので、ミョンジュンもそれに合わせることに。
名前はヒエだと。
部屋にはヒエの本や服がたくさんあった。
ロヒは飄々としていて、その口調はとても生意気。
孫の手を持ってミョンジュンを尻に敷く。
タジタジのミョンジュン。

ミョンジュンは身代金を要求するため、ロヒの親に電話をかけるのだが、まったく出ない。
娘がいなくなったというのに電話にも出ないとは、まったくどんな親だと呆れるミョンジュン。

ミョンジュンの家の周辺は、再開発地域であるため、もうほぼ人は住んでいない。
空き家に忍び込んで廃品回収して生計を立てている男が、ミョンジュンの家に忍び込もうとしていた。
ミョンジュンはとっ捕まえて、少し話して追い払った。

ミョンジュンはロヒのために、布団を温め、食事を作った。
微笑ましい表情で少女の寝顔を見つめる。
ミョンジュンには愛してやまないヒエという名前の娘がいる。
ヒエは現在、白血病を患い入院中。
骨髄移植のドナーが現れるのを待っているのだ。

ミョンジュンが買い物に行ってる間、ロヒは本やタブレットを見て過ごす。
すると、自分自身が、英語やいくつかの言語が使えることに気づく。
ロヒは辺りを散策する。
あちこち見て回っただけで地理が頭に入り周辺の地図を書くことができた。
ロヒは頭脳明晰、天才少女だった。

3ヶ月前
3年前に家のお金を持って出て行ってしまった妻ヘウンが、突然ヒエの入院する病院に現れた。
そして、ミョンジュンに病院代はどうするのかと聞いてきた。
実は、滞納している状態だった。
ヘウンは、ロヒの写真を取り出し、「この子が病院代を解決してくれる」と言った。

ミョンジュンは買い物を済ませ、ロヒの親に電話をかけるのだが、またしても出ない。
そんな中、ヒエの骨髄ドナーが見つかった。
待望の手術ができるのだが、滞納している入院費と手術代を早急に支払わなければならない。
お金がない。。
頭を抱えるミョンジュン。
早く身代金を手に入れなければ。。

ミョンジュンとロヒの疑似親子生活が続く。
孫の手を知らないロヒに背中をかいてやり、気持ちいいと笑い合い。
ミョンジュンの作る美味しくないおかずを、文句言いながらも食べる。
自分の趣味じゃないクローゼットの服に違和感を感じながらも、ミョンジュンに勧められたピンクのワンピースを着た。
ロヒの体にはいくつものアザがあった。

ミョンジュンはロヒの声を録音して、親に送り付けようと考える。
ロヒに「パパ、会いたい」と何度も何度も言わせる。
うまくいかないので、ロヒの脇腹を突っついて大きい声を出させた。
いたずらっぽく大笑いするミョンジュン。
怒るロヒ。
ミョンジュンは音声を聞き直すと、ヒエの「パパ!」の声を思い出し、涙を流す。
怒っているロヒは孫の手でミョンジュンを叩いた。
泣くぐらい痛かったのかと驚くロヒだが、素直に「ごめんなさい」が言えなかった。
夜になって、ミョンジュンが携帯を確認すると、ロヒの「さっきは叩いてごめん」という声が録音されていた。
録音した音声を何度も聞き直しては微笑むミョンジュンだった。
ロヒに情が湧いてきたミョンジュン。
早く家に帰してあげないと。。
ミョンジュンは、ロヒの親と連絡がつかないので、夜、ロヒが寝た後、家まで様子を見に行くことにした。

ミョンジュンの車が走り去るのを見た廃品回収の男は、留守を狙いミョンジュンの家に盗みに入った。
家の中ではロヒが眠っている。

ロヒの家まで車でやって来ると、救急車やパトカー止まっており、近所の人や報道陣で人だかりができている。
何事かと驚くミョンジュン、人だかりに混じって様子を見る。
すると家の中から2人の遺体が運び出された。
ニュースでも凄惨な事件として取り扱われ、遺体は病院の院長チェさんとその妻で、死亡後数日が経っており、腐敗が進んでいると報じられた。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第14話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第14話:王は死なない

前話はこちら↓

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“正義”と書かれたマウスピースをはめ、ジュヨンのいるアジトへと入っていくドンジュ。

ハンナはレオから受け取った父ホチョルの形見であるデジカメを見てみる。

レオは、父の仇を討つため、ジュヨンに向かって銃を発砲。
しかし、ジュヨンの子分たちに撃たれて死んでしまった。

<過去>
オダラーを殺したジュヨンは、その遺体を始末するためにオダラーの車のトランクに入れようとした。
すると、そこにはレオの父(ロシアンマフィアのボス)が拘束されていた。
ジュヨンはオダラーの銃を使い、まだ生きていたレオの父を銃殺し、車ごと海に沈めた。
それを、ロシアン人のセルゲイが目撃していた。
次にジュヨンは、オダラーの遺体を始末しようとするが、ハンナの父である刑事ホチョルにオダラーの遺体を見つけられてしまい、始末することができなかった。
そこでジュヨンはレオに近付き、「父を殺したのはオダラーだ。」と嘘をついて、復讐心を焚き付けた。
そして、「オダラーには刑事がついてる。まずはその男を殺せ。」とさらに嘘をついてレオを騙す。
刑事とはハンナの父ホチョルだ。
復讐心に煮えたぎっていたレオは、ジュヨンに言われるがまま、捜査が終わってハンナの元へと帰宅しようとしていたホチョルの肩を撃った。
ホチョルは苦しみながらも、ハンナにプレゼントするはずだったデジカメの電源を入れた。
レオはホチョルの顔をちゃんと見て、かつての恩人だったことを思い出し、トドメの1発を撃つことを躊躇した。
しかし、そこへジュヨンがやって来て、躊躇なくホチョルを銃殺。
そのすべてが、デジカメの中に残っていた。

ハンナは、父ホチョルが残したその動画を見た。
怒りに震えるハンナは、射撃の銃を持って、いざ、ジュヨンのいる最上階ペントハウスへ。

ドンジュ、ジョンヒョン、マンシク、ジェホン
満身創痍になりながらも、次から次へと現れる敵を次々に倒しながらハンナを捜す。

ドンジュを追ってきた警察やたくさんのマスコミがアジトに群がる。
警察は、ハンナの配信によって中で起こっていることは把握しているのだが、ジュヨンの仲間である上層部の指示がでないため突入できないでいた。

ジョンヒョンは戦闘の中で一皮むけ、先端恐怖症を克服。

ハンナはペントハウスへと到着。
ジュヨンや子分たちと銃撃戦となる。
その最中、麻鬼が現れた。
麻鬼はハンナに合図してエレベーターへと逃がし、手榴弾をジュヨンに向かってぶん投げた。
そして、ハンナが先に準備していたエレベーターに逃げ込んだ。
すると手榴弾は大爆発。
爆発に巻き込まれたが、ジュヨンはまだ生きている。
ハンナと麻鬼は再びペントハウスに戻り、麻鬼はもう1つ持っていた手榴弾を手に、再びジュヨンの元へと向かった。
ハンナは次から次へと現れる敵を倒すが、多勢に無勢でピンチに陥る。
そこへ、ついにドンジュがやって来た。
ドンジュは「ハンナ!」と叫び、敵を倒した。
するとフラフラのジュヨンが現れ、ドンジュとジュヨンが対峙。
しかし、次から次へと現れる敵からの攻撃に隙に、ジュヨンは逃げようとする。
そこへ手榴弾を持った麻鬼が登場。
ジュヨンに迫り、手榴弾のキーを抜き、共に爆死を目論むのだが、揉み合いの中で手榴弾が落ちて転がってしまった。
そして手榴弾は爆発。
ドンジュはハンナを抱きかかえ、爆破からハンナを守った。
マンシク、ジョンヒョン、ジェホンも合流し互いの無事を確認。
麻鬼は爆破のあおりを受けたが、まだ生きていた。
ジュヨンはどこかへ逃げ失せた。

アジトは警察によって制圧され、残党は捕まり、麻薬キャンディーは押収。
しかし、数台のトラックはすでに運搬に出てしまっていた。
この事件はニュースでも報じられる。

強力特別捜査チームは、いまだ指名手配中のドンジュを、誰にもバレずにどうやってアジトから出すか考えた結果、ゴミ箱にドンジュを押し込んで外に運び出すことに。
そして、マンシクが一芝居打って、ハンナの銃弾がジュヨンの耳をかすった時に落としたジュヨンの携帯を拾うことに成功。

ジュヨンは行方不明、計画は水の泡。
苛立つペッカは、手元に残ったキャンディーだけでも売りさばき、自分たちだけで儲けようと企む。
そのため、キャンディーのことを知るオ・ジョングは邪魔な存在。
ペッカは子分たちにジョングの始末を命じる。

満身創痍の強力特別捜査チームは、一旦マンシクの家へ。
怪我の治療をして、みんなで腹ごしらえ。
娘のジョンアは、以前一目惚れしたジョンヒョンにときめく。
マンシクとジョンアのワチャワチャ親子喧嘩が始まったので、ドンジュたちは解散。
それぞれの家へと帰って行った。
ドンジュはハンナの家に一緒に帰宅。
ドンジュは甲斐甲斐しくハンナの怪我の手当て。
ハンナは、いくら元気に振る舞っていてもドンジュが無理をしていることが分かっていた。
「もっと自分を大事にして。我慢しないで。」と。
ドンジュは「僕も母さんも父さんに暴力を振るわれてて、母さんの手当てをしたんだ。だから手当ては慣れてるんだ。」と話す。
ハンナは「偉いね」と言ってドンジュの頭を撫でた。
「ご褒美は?」とキスを迫っておどけるドンジュ。
呆れるハンナは「早く着替えて!」と突き放す。
ドンジュは「すぐ脱ぐからいいよ。」と言ってハンナをソファに押し倒してキスをした。
そして体を重ね、いい雰囲気でキスをしていると、ハンナの母が帰宅。
大慌てのドンジュはトイレに身を隠す。
母はニュースを見てハンナの身を心配して駆けつけたのだった。
ドンジュはハンナが母の気を引いてる隙に家を脱出し、ジョンヒョンの家へと逃げてきた。
ジョンヒョンはつっけんどんだが、ドンジュを部屋に入れてやり、風呂に入れ、パジャマを貸した。
ドンジュとジョンヒョンの会話
ドンジュ「いつから僕を嫌ってた?」
ジョンヒョン「最初から」
ドンジュ「なんで?」
ジョンヒョン「笑顔が嫌いだった。」

<過去>
選手時代、グラウンドを100周すれば金メダルが取れるという迷信を信じて走り続けるドンジュ。
他の選手たちはそんな、バカみたいに真っ直ぐなドンジュを嘲笑った。
ジョンヒョンも同様に呆れ、相手にもしていなかった。
しかし、好きだったハンナの視線の先にはいつもドンジュがいた。
ドンジュはいつも笑顔だった。

ジョンヒョン「今も変わらず笑顔が嫌いだ。」
ドンジュ「…僕だって嫌いだよ…」
ジョンヒョン「もう寝ろ」
ドンジュは「おやすみ」と言って、満面の笑みを見せつけた。
首をかしげるジョンヒョン。

ドンジュはその夜、吐き続けた。
パンチドランカーの症状が悪化しているのだ。

翌日、忽然と消えたジュヨンの捜索が始まる。
アジトからの逃走の道は1本しかないのに、防犯カメラにも映ってない。
これは警察内部に協力者がいるとしか思えない。
早くその回し者を見付かなければ。

マンシクは昨夜の娘ジョンアとのケンカの中で、妻が浮気をして妊娠したことが発覚。
とんでもなく落ち込んでしまっているマンシク。

ハンナは、アジトでのリアルタイム配信を協力してくれた広報部のチーム長から、合同特別捜査本部の発足式の参加者リストを見せてもらった。

ドンジュはたちオ・ジョングのJ9警備サービスへとやって来た。
しかし、もぬけの殻で手がかりなし。
ジェホンの調べで、営業用の貨物車両を新たに登録してくれる廃車場があり、キャンディーを運び出したトラックは違法抹消したナンバーを使用したと判明。
ドンジュたちは、さっそくその廃車場へとやって来た。
廃車場の社長は妻子持ちであるにも関わらず、ジョングのJ9警備サービスで経理をしていた女性と浮気していた。
妻の浮気で傷心のマンシクは、必要以上に感情移入して激怒。
経理の女性は浮気が大事になったら困るので、ジョングが通常とは別途管理している貨物車両の台帳を見せてくれた。
その中に違法車両は15台、キャンディーを運搬したトラックは7台。
ジュヨンはキャンディーを諦めるはずがないと見て、まずはこのトラックの捜索を急ぐ。
ドンジュはいまだ指名手配中であるため派手に動くことは禁止。
ジョンヒョンの監視を条件に捜査に参加することになった。
しかし、パンチドランカーの症状悪化により、思うように動けないドンジュ。
実はドンジュが吐いていた時、トイレのドアの外にはジョンヒョンが。
ドンジュの症状を分かっていて心配でたまらないジョンヒョン。

ジュヨンの携帯が復元できた。
通話記録から、ジュヨンの協力者は、アン・デヨン率いる広域捜査隊の一番下っ端のジョンフンであることが判明。
庁長は、これまでジュヨンの一味であることから、捜査に非協力的な姿勢を貫いてきたが、ここへきて態度を変えた。
警察庁に寝泊まりするほど熱心に仕事に励み、ジョンフンの逮捕へ500人以上の動員を指示した。
ジュヨン劣勢、形勢逆転と見たのか。。
しかし、ジョンフンは遺体で発見された。
悲しみに暮れる広域捜査隊の同僚たち。

ジュヨンは一体どこにいるのか。。
ドンジュは考えを巡らせ。。ひらめいた!
庁長が警察庁で寝泊まり…
庁長が署員500人以上をジョンフン逮捕に動員させる…
ジュヨンはインソン警察庁の庁長室にいた。
ドンジュはすぐにインソン警察庁へ。
しかし、庁長室までの動線は、強固な警備で固められており、近づくことができなかった。
すると、ジュヨンは庁長に銃を向け、人質にして部屋から出てきた。
ドンジュたちは近づけない。
すると、ハンナが銃を手に、庁長の足を撃った。
その隙を見て、ジュヨンは庁長を手放し、エレベーターに乗って地下駐車場へ。
ドンジュは急いで階段を駆け下り地下駐車場へ行き、迎えの車を探すジュヨンを見つけてぶん殴った。
しかし、銃を持っているジュヨンは発砲しながら迎えの車に乗り込んで逃走。
ドンジュはダッシュで車を追いかけるが、突然現れたオ・ジョングに思いっきり殴られ意識が朦朧。
それでも立ち上がって殴りかかるが、そこにジョングはいない。
ドンジュは目が見えなくなっていた。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第13話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

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第13話:ロードスタート…ドント・ストップ!

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ドンジュは指名手配中。
ジョンヒョンの兄ソクヒョンが用意してくれた人目の付かないビルの一室。
解毒治療中でいまだ意識の戻らないドンジュに寄り添うハンナ。
ハンナはジョンヒョンに「ドンジュが大好きなの」とはっきりと自分の意思を伝えた。

そんな中、護送中だった金ウサギがジュヨン一味によって殺された。
警察に情報を漏らした報復だ。
強力特別捜査チームの拠点となっていたインソン質店もレオに襲撃され、めちゃくちゃにされた。
質店にはグァンセとロシア人のセルゲイがいた。
セルゲイは何発も撃たれ死亡。
生き残ったグァンセによると、レオはセルゲイとロシア語で会話をした後、激怒して銃を乱射したということだ。

麻鬼はジュヨンから姉の情報を得て、貧困層が利用する簡易住居にやって来た。
とても狭いその一室に入ると、酷い臭いが充満し、姉は震えながら布団にくるまっていた。
姉は麻鬼のことを覚えておらず、まともに会話もできない。
「ここでおとなしくしてたらキャンディーをくれるはずですよ!早くキャンディーをください!」と叫ぶ姉。
姉は、ジュヨンによって薬物中毒にされていた。

インソン市内では、懸賞金のかかったドンジュを捜すヤクザやチンピラが騒動を起こしており、市民は恐く不安な日々を送っていた。
そんなニュースを見ていたハンナは、ドンジュのそばを離れ、射撃の銃を持ち、1人、ジュヨンのアジトへと乗り込んだ。
アジトでは出来上がったキャンディーの運搬作業でバタバタしていた。
その隙に、ハンナは忍び込み上階へと駆け上がる。

ジョンヒョンやマンシクは、突然いなくなったハンナを捜す。
ハンナが最近1人で色々と調べ物をしていたことを思い出したジョンヒョン。
質店店長によると、オダラーことオ・ボンチャンやその息子デイビッド・オについて調べていたことがわかった。
デイビッド・オの所有している土地の中には、ジュヨンがアジトにしている“クムムンセントラルビル”があった。
ハンナはそこにいったんだと分かり、ジョンヒョンも後を追う。
デイビッド・オとは、ジュヨンのことだった。

ハンナはアジトであるクムムンセントラルビルの上階から外に向かって銃を構える。
銃口の先にはジュヨンが。
今まさに引き金を引こうとした時、麻鬼がスポーツカーで突っ込んできた。
麻鬼は姉を薬物中毒にしたジュヨンが許せず、激怒。
ジュヨンは「なぜ怒る?妹が作ったキャンディーを味見させただけだ。どうせ殺すはずだった憎き相手じゃないか。」と言って、麻鬼を拘束。
麻鬼の口の中にキャンディーを押し込んだ。
キャンディーは麻鬼のレシピに手を加え、効き目が強くなっていた。
麻鬼は倒れ込んでしまった。
その時、ジュヨンの携帯が鳴った。
どうやら何者かからハンナの侵入を知らされたようだ。
辺りを見回し警戒するジュヨン。
ハンナは引き金を引くが、ジュヨンは警戒していたため、耳の辺りをかすめた程度。
流血し、避難するジュヨン。

その頃、押収した現金の出処を突き止めるため、インソン警察と地方検察庁・大検察庁が合同特別捜査本部を設置すると発表。
今まさにビクトリーホテルで発足式が行われる。
これは、あらゆる業界のトップに影響しているジュヨン権力による差金で、捜査を妨害、手中に収めるためだ。
ほぼすべてのインソン警察の警察官がビクトリーホテルに集められていた。

ハンナは居場所が見つかってしまい、ビルの中を銃を構えながらさまよう。
次々にやってくる一味を撃ち倒しつつ、ジュヨンの部屋へと急ぐ。
ハンナを追ってきたジョンヒョンもアジトに到着。
敵を倒しながら、ハンナの元へと急ぐ。

ハンナはなんとか逃げ切り、エレベーターに乗って上階へ行こうとするが、その瞬間扉が開いて、乗っていたジュヨンに撃たれてしまった。

そして、ハンナのピンチに陥った瞬間、ドンジュが目覚めた。

ハンナは防弾ベストのおかげで助かった。
ジュヨン「なぜ僕を殺したがる?」
ハンナ「悪人だからよ。関税庁の職員が交通事故を装って人を殺し、ギョンイルさんに罪をなすりつけ、隠蔽のために刑務官を殺させた。車や武器の密輸に、麻薬の製造と流通。公務執行妨害と警察官の殺人未遂。とんでもない悪人は死ぬべきじゃない?」
ジュヨン「見に覚えがありません。ああ、思い出した。イ・ジンスをはねたこと、殺人を指示したこと麻薬を作って売ったこと。僕がやった証拠は?いや、証拠があれば逮捕できると?お前たちがどれだけ叫んでも誰も気付かない、僕が誰で、何をしたのか。」
ハンナ「あきらかになる!あんたの正体もお金の持ち主も!」
実はハンナ、ここに来る前に広報部の上司からカメラを借りて、腰に装着し、その姿を撮影していた。
広報部で仕事をさせられていた甲斐があった。
いつもハンナに嫌味を言っていた広報部の上司は、ハンナの危機を目の当たりにし、インソン警察チャンネルをスタート。
ハンナの目の前にいるジュヨンの姿はインソン警察チャンネルを通して、リアルタイム配信される。
ほとんどの警察官は、上層部の指示で、合同特別捜査本部開設の発足式が行われているビクトリーホテルに構えていたが、この配信を見て、仲間であるハンナの危機を知る。

ジュヨンは怒り、カメラを取り上げてぶっ壊す。
そして、怒りのままにハンナを蹴り、痛めつけて殺そうとする。
引っ張り回されるハンナは、近くでぐったり倒れている麻鬼の手から、こっそり銃を受け取った。
麻鬼は朦朧としつつも、ハンナを助けようとしていたのだ。

目覚めたドンジュは事態を把握。
回りの制止も聞かず、すぐにハンナの元へと急ぐ。
しかし、一味に居場所がバレてしまい襲撃を受けるが、怒りMAXのドンジュはそのすべてを倒す。

ハンナの元へと急ぎたいジョンヒョンだが、後から後から湧いてくる敵に悪戦苦闘していた。
そこへ現れたのはジェホン!
配信を見て、ハンナのピンチを知り駆けつけたのだ。
ジョンヒョンに助太刀し、ハンナの元に急がせる。

ハンナは麻鬼から受け取った銃を撃つのだが失敗。
ジュヨンに銃を取られ、絶体絶命のピンチ。
しかし、そこにレオが現れた。
「ハンナを撃ったらあんたも死ぬ」と、ジュヨンに銃口を向けるレオ。
仲間のはずなのに、どういうことなのか。。
レオは、インソン質店を襲撃した時、撃ち殺す直前のセルゲイから、レオの父親を殺したのがオダラーではなくジュヨンだと聞かされていたのだ。
レオは、ジュヨンによって、父の仇はオダラーだと、ずっと思い込まされてきたのだ。
レオはジュヨンの額に銃口を押してつけ、ハンナを逃した。
しかし、そこへペッカがやって来て、レオの腹を刺す。
銃撃戦となったその場を、ハンナと麻鬼を連れたレオは何とか逃げ出す。

ドンジュは単身、合同捜査本部発足会が行われるビクトリーホテルへやって来た。
指名手配中のドンジュ。
集まっていた記者やマスコミが騒然とする中、アン・デヨンの協力で、ドンジュは中に入ることができた。
そして会議室に入るなり、庁長を思いっきりぶん殴って立ち去る。
連絡を受けて慌てて駆けつけたマンシクの車に乗り込んだ。

エレベーターの中、腹から血を流すレオはハンナに「遅くなったが、恩を返すために助けた」と言う。
レオが18歳の頃、麻薬捜査中だったハンナの父ホチョルは、震えながら銃を構えるレオを優しく諭し、銃を撃たせなかった。
レオは「持っていけ、君の父さんの物だ」と言ってデジカメを渡した。
これは父ホチョルがハンナへのプレゼントのために買っていたものだった。
中には、死の直前の映像が残っていた。

ドンジュとマンシクもハンナのいるアジトへと急ぐ。
しかし、指名手配中のドンジュの姿を見て、たくさんの警察車両が後をつけてくる。
ドンジュは車を降りて、マンシクと別れ、マウスピースをはめ、1人、アジトへと入っていく。
沈黙を破り、撃発する時が来た。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第12話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

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第12話:ファウル

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<過去>
関税職員となったジュヨンは、オ・ボンチャンの部下として、帳簿を改ざんしたりと悪事に手を染めていた。
オ・ボンチャンからもらった例の高級腕時計は、鑑定すると偽物だったことが判明。
失望するジュヨン。

からっぽになったコンテナで怒り狂うジュヨン。
その時ドンジュから電話が。
「お前を甘く見てた。謝るよ。巨額のカネを手にしたら不可能がなくなり、恐怖心も消えた。最近は食傷気味だったが、お前が現れて楽しかったよ。足掻く姿は気の毒だけど、しつこさは俺に似てる。最初に戻った気分だ。高揚してる。」と話すジュヨン。
ドンジュは「もっと追い込んでやるよ」と宣戦布告した。

<過去>
ジュヨンは「本物(の腕時計)が欲しい!」と叫び、偽物の腕時計でオ・ボンチャンを殴りつけた。
そして馬乗りになって何度も何度も殴った。
最後はブロックで頭部を殴りつけ、オ・ボンチャンの腕から本物の腕時計を奪い取る。

押収された現金は歴史上類を見ない金額だった。
ニュースで報じられ、人々に知れ渡ったことでコンテナを狙う窃盗が相次ぎ、「まだ隠し金があるのではないか」という噂まで広がった。

金ウサギが証言することになり、加担が明るみになることを恐れる庁長や市長。

警察によって暴かれ、世間はこの騒ぎ。
この悪状況とお金を失ったジュヨンに対し、レオやペッカも信頼を失くしつつある。
麻鬼に至っては手を引くと言い出した。
ジュヨンは麻鬼が捜している姉の存在を盾に脅して引き止めるが、一味の関係性が崩れつつある。

ジェホンを心配して、ドンジュたちは、ジェホンの家を訪れた。
ドンジュの提案で、子供たちにおもちゃをプレゼントしてワイワイ遊び、食事を作って妻を喜ばせた。
なぜここまで切羽詰まってお金が必要なのか。
ドンジュは詮索しなかった。
これは選手時代からそうで、ドンジュは、ジェホンがつらい時、黙って寄り添ってくれた。
ジェホンは心からの感謝を伝えた。
ジェホンは遠い江原道へ異動願いを出した。

ドンジュは激しい目眩に襲われ倒れてしまう。

翌日、マンシクは、インソン質店に、本格的な強力特別捜査チーム本部を作った。
昨夜倒れたドンジュは、意識は戻ったがフラフラ状態。
パンチドランカーの症状が悪化していた。
ハンナの手前、必死に元気なフリをするドンジュ。
新生・強力特別捜査チームは、まずはジュヨンを立証するための証拠集めを始める。
異動までの間、ジェホンも参加することになった。

そんな中、インソン市内では麻薬キャンディーが広まっていた。
まだ16歳の子どもが食べてしまい、亡くなる事案も。
麻鬼はこっそりこの現場に見に来ていた。
ドンジュは麻鬼を見つけ後を追うが、逃げる間、麻鬼は低血糖発作を起こして倒れてしまう。
ドンジュは麻鬼が持っていたグルカゴン注射をしてやり、麻鬼の症状は治まった。
麻鬼に対して怒りが沸くドンジュだが、話を聞くと、麻鬼自身もキャンディーが子供の手に渡ってしまうのは不本意なことがわかる。
「ソーリー」と謝る麻鬼。
ドンジュは「謝る相手が違う。お前らのせいで亡くなったあの子に謝れ。」と一蹴。
麻鬼は逮捕された。

この悪状況によって、ジュヨンが使っていた密輸業者の中にも、裏切って手を引く者も現れ始める。
麻鬼とは連絡つかずで、焦るジュヨン一味。

ドンジュとジェホンは麻薬キャンディーの出処や目撃情報を捜査。
途中、ジェホンの携帯に“アスリートローン”融資キャンセルの連絡が入る。
一度は承認されたはずなのに。
ジェホンは捜査を抜けて、事情を聞きに急ぐ。
どうやらアスリート協会役員であるオ・ジョングの仕業であることが分かった。

護送中の麻鬼は、力技で手錠を外し、警察官を襲って逃亡。
すぐにジュヨンの元へ行き、子供の手に渡ってしまったこの事態を怒った。
「女性と子供には売らない」というのが麻鬼のポリシーだった。
しかし、ジュヨンはその約束を反故にし聞く耳を持たなかった。

ドンジュは捜査中にパンチドランカーの症状が出てしまう。
フラついた瞬間、オ・ジョングの手下のチンピラたちから襲撃を受ける。
目眩と頭痛で思うように戦えず、蹴られ殴られながらも必死に逃げる。
途中、携帯を落としてしまった。
ドンジュは頭から血を流し、フラフラになりながら逃げるが、そこにオ・ジョングが現れる。
ドンジュは必死に抗うが、オ・ジョングの強烈なパンチに倒れてしまう。
オ・ジョングは、ドンジュがパンチドランカーの症状に苦しんでいることを知っていた。
現役時代、ギョンイルの手術費のために、鎮痛剤を打ちながらリングに立っていたドンジュ。
コーチだったオ・ジョングはそれを知りながら見過ごしていたのだ。
さらに、現在ギョンイルの母の看病をしているドンジュを侮辱する。
怒ったドンジュはなんとか食らいつくのだが、オ・ジョングに打ちのめされてしまった。

ドンジュが落とした携帯を見つけたジェホン。
ドンジュの血痕を追い、必死に捜すが、ドンジュの姿はなかった。

血だらけで意識朦朧のドンジュは、ジュヨンの元へと連れてこられた。
お金を奪われてからっぽになったコンテナへ入れられたドンジュ。
ここがドンジュの棺になると。
ジュヨンは「僕の逮捕に執着せず、治療に専念するべきだったな。僕が治してやる。」と言って、ドンジュに致死量を超えた麻薬を注射した。
痙攣を起こし、苦しみ始めるドンジュ。
ジュヨンが立ち去った後、麻鬼がドンジュに近付き、「10分の我慢よ」と囁き、薬品と注射器を握らせた。
ドンジュの乗ったコンテナは港へと運ばれる。

強力特別捜査チームは、ドンジュの捜索に急ぐ。

ドンジュは運ばれるコンテナの中で、麻鬼から受け取った注射を打った。
すると麻薬の効果が薄れ、意識がはっきりしてきた。
フラつきながらも立ち上があり、力いっぱいコンテナの扉を押し開けた。
(コンテナの鍵は麻鬼が事前に外していた)
ドンジュは、フラつきながらも逃亡。
しかし、一味に見つかり、腹をナイフで刺されてしまった。
腹に刺さったナイフを抜いて手に持ち、血だらけの状態でフラつくドンジュ。
この異様な様子に、人々は警察に通報した。
その様子が防犯カメラに映り、その結果、ドンジュは「刃物を持ち逃亡、市民に被害を与えた容疑者が逃亡。新種の麻薬を使用。」として報道されてしまう。
謹慎中の警察官が麻薬を使用して、街なかで刃物を振り回す。
インソン市内は大騒ぎになってしまった。
更に、もっと騒ぎにしてやろうと考えたジュヨンは、ドンジュの首に懸賞金をかけた。
それによって、暴力団やチンピラが血眼になってドンジュを捜す事態に。
誰よりも先に強力特別捜査チームがドンジュを見つけなければ!
ジョンヒョンは考えを巡らし、ドンジュを見つけた。
苦しそうに息も絶え絶えなドンジュを抱きかかえ連れて行こうとすると、麻鬼が現れた。
麻鬼はジョンヒョンの制止を振り払い、ドンジュに薬品を注射。
するとドンジュの呼吸は楽になった。
しかし、これはあくまでも応急処置。
急いで病院で解毒しないとドンジュの命が危ない。
しかし、インソン市内ではドンジュの顔が知れ渡ってしまっているため危険。
ジョンヒョンはマンシクに連絡を入れてから隣の市の病院へと急ぐ。
途中、ペッカの襲撃を受けジョンヒョンは怪我するが、それでも先を急ぐ。
しかし、至るところで検問が行われ、市を出ることができない。
そこでジョンヒョンは兄で検事のソクヒョンに会いに行き、助けを求めた。
ソクヒョンは、検事である自分が、犯罪者の逃避を手助けできるわけがないだろうと、当然ながら怒る。
ジョンヒョンは、父の財産のうちジョンヒョンの持ち分を放棄する書類にサインしてソクヒョンに渡した。
プライドを捨て、すべての財産を放棄して、ドンジュを助けるジョンヒョン。
ソクヒョンは書類を受け取り、人目につかない廃れた雑居ビルに医者を手配してくれた。
医師は、解毒剤を点滴し、傷の処置をした。
かなり状態が悪く、怪我以外にも問題があるはずなので、すぐに精密検査をした方がいいと言う。
強力特別捜査チームのメンバーも集まった。
涙を流すハンナ。
ドンジュはかすかに意識を取り戻し、ハンナを見て微笑んだ。
ジェホンは、融資のことで頭がいっぱいになり、捜査を抜けたことを後悔して涙を流す。

ジュヨンの企みや手回しによって、身動きが取れない強力特別捜査チーム。
ドンジュは未だ解毒中。
そんな中、ハンナは1人、射撃の銃を持って、ジュヨンのアジトにやって来た。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第11話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

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第11話:カウントダウン

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ドンジュはジュヨンの息のかかったパブへ殴り込み。
全員を倒した後、責任者の腕から例の腕時計を没収した。

ニュース映像に写る、アスリートらしきフードを被った謎の男がドンジュだと分かった強力特別捜査チームのメンバーたち。
ハンナはドンジュが寝泊まりしているジムに行き、借りていた靴をそっと返した。
マンシクは、何日間も連絡のつドンジュの行方を捜す。
ジョンヒョンはリハビリの成果があり、警察署の復帰し、ハンナを捜す。

ハンナは父ホチョルが殺された事件を調べる上で、キーパーソンであるオダラーと呼ばれる密輸人の男について聞き込みをしていた。
そしてヘドン石油という船の燃料を売るチンピラの存在を知る。

マンシクはドンジュ捜しのため、グァンセと接触
ジュヨンの息のかかった店の情報をドンジュに教えていたのはグァンセだったのだ。
グァンセによると、ドンジュが次に訪れるのはヘドン石油だということだ。
さっそくマンシクはグァンセを連れてヘドン石油へやって来た。
すると、今まさにドンジュが大暴れしてる最中で、ドンジュと再会できた。
そして、聞き込み情報からハンナもヘドン石油へやって来た。
さらに、ハンナの行方を捜していたジョンヒョンもヘドン石油へ到着。

再会を果たした4人はお酒を飲む。
マンシクは無謀な行動をするドンジュを叱りつけるが、ドンジュの「ジュヨンを捕まえる」という強い意思は揺るがない。
ドンジュは、一介の公務員であるはずのジュヨンが、なぜ反社や朝鮮族やマフィア、そして市庁まで動かせるのか語りだす。
中古車、麻薬、銃器密売などの事業で数千億ウォン以上稼いでいるジュヨン。
その原動力は“お金”だと言うドンジュ。
しかし、その稼いだお金はどこにあるのか。。
金ウサギなら知っていそうだが、ジュヨンに弟銀ウサギを人質に取られているため、口を割らない。
ジョンヒョンによると、最近、ロシアの貨物船で3人の遺体が見つかり、1人は日本人(ジュヨンに殺された日本ヤクザの取り引きの通訳)、1人は、前歯が抜かれていたことから銀ウサギだと推測した。
この情報を利用して、金ウサギを利用できないかと考える。

飲み会を解散し、ハンナはドンジュ共に、ドンジュが寝泊まりしているジムへ。
ソンジュはハンナを避けている。
ハンナは、選手時代から約束していたが、未だかなってないスパーリングをしようと言う。
ドンジュは断るのだが、ハンナは「なぜ避けるの!?1人で何ができるっていうのよ!」とポロポロ涙をこぼしながらドンジュを殴る。
ドンジュはハンナにキスをして抱きしめた。

ジュヨンは、ドンジュの妨害によって、なかなか麻薬キャンディーを製作することができずに商売にならないため、代替案を考える。
それは、麻鬼の作る麻薬キャンディーをインソン市内で売りさばいて商売することだった。
麻鬼に知れたら契約違反となってしまうため、ジュヨンはペッカと秘密裏に進めることに。

麻鬼は麻薬キャンディー作りでクタクタに。
フラついたところをレオが抱きかかえて助ける。
レオは麻鬼を口説くが、麻鬼は「捜してる人がいる」と断る。
麻鬼の妹だが、「会いたいけど殺してやりたい女」と言った。

<過去>
養護施設で暮らす麻鬼と姉。
姉はアメリカ人夫婦に引き取られることが決まった。
しかし、この夫婦には麻薬問題があったのだが、早く手続きを済ませたい施設側は、その問題に目を瞑った。
姉はその話を聞いてしまい、自分の身代わりに妹である麻鬼を差し出したのだ。
姉は「必ず迎えに行く」と麻鬼に約束した。
麻鬼は「お姉ちゃんに会える日までこれを大事に持っててね」とリボンの髪飾りを姉に渡し、2人は指切りして別れた。
案の定、麻薬中毒だったこの夫婦に引き取られ、麻鬼のその後の人生はボロボロになったのだった。

ある日、ドンジュはジュヨンに食事に呼び出された。
ドンジュが暴れ回って商売の妨害をしていることについてジュヨンは怒りをあらわにし、「お遊びはここまでだ。これ以上ふざけたら死ぬぞ。」と脅す。
しかし怯むことのないドンジュは「かまわない。もうカウントは始まってる。」と言い切り、ジュヨン一味から奪ってきた例の腕時計をジュヨンの前にぶち撒いて立ち去る。

<過去>
一生懸命に公務員試験の勉強をしながら税関で警備バイトをしていた苦学生のジュヨン。
ある夜、麻薬密輸の現場を目撃してしまう。
そこにいたのはオダラーことオ・ボンチャンだった。
オ・ボンチャンは、ジュヨンに気付いて近付き、「目つきが印象深い。勉強して何になるつもりだ?」と尋ねた。
ジュヨンは「キャリア組になって稼ぎたい。」と答える。
オ・ボンチャンは「お前は頭がいいけど稼ぐ方法を知らん。カネはああして稼ぐんだ。」と言って、例の腕時計を渡した。
そして「お前の1年分の給料より高いぞ。学費を稼ぐのも大変だな。その気があれば来い。オ・ボンチャンが教えてやる。」と言って立ち去った。
ジュヨンはすぐに参考書を焼き、進む道を変えたのだった。

ロシアの貨物船で見つかった遺体が銀ウサギであることが確定した。
ジョンヒョンはその結果を持って、拘置所にいる金ウサギを訪れ、報告。
忠実に従ってきたジュヨンに愛する弟を殺された。
金ウサギは激怒し、ジュヨンの財力を洗いざらい語りだす。
想像を絶するような、そのとてつもない額のジュヨンのお金は、いまやインソン市の財界、政界、法曹界、警察、検察、闇組織や犯罪組織など、インソン市のあらゆるところまで染み入っている。
その財力がある限りジュヨンは決して逮捕されることはないのだ。
「ミン・ジュヨンはインソン市そのものだ」と言う金ウサギ。
金ウサギは、さらなる情報をくれた。
かつてはオダラー(オ・ボンチャ)の部下だったセルゲイというロシア人が、今はジュヨンの下で働いていて、ジュヨンのお金の在り処を知っているということだ。
ジョンヒョンはこれらの情報をマンシク、ドンジュ、ハンナと共有。
そこにジェホンはいない。
家族のために昇進・昇給を目指していたジェホン、懲戒のせいでこれが叶わなくなってしまった。
時間外勤務や、禁止であるバイトもして必死にお金を稼いでいるらしい。
マンシクはそんなジェホンを、強力特別捜査チームに再び誘うことができなかった。

ドンジュたちはセルゲイを捕まえることに成功。
地図を広げ、ジュヨンのお金の在り処を丸で囲んだ。
その数、21か所。
さらにオ・ボンチャン借名で持っていた土地も合わせて53か所。
この全てを、ジュヨンにバレないよう慎重に冷静に虱潰しに捜査していく。

その頃、ジェホンは“アスリートローン”の申請。
生活が苦しく、切羽詰まり、お金が必要なようだ。

ドンジュたちの行動に勘付いたジュヨンは、全財産を収めているコンテナへと急ぐ。
扉を開けると、中身はからっぽだった。
怒り狂うジュヨン。
ドンジュたちは一足先にジュヨンのお金を見つけていたのだ。
“次々に発見される謎の現金”のニュースはテレビを賑わせ、人々の注目を集め、もやはもみ消せる状況ではなくなった。
大きな成功を手にしたドンジュたちは大喜びで食事を頬張る。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第10話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

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第10話:タイムアウト

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レオに撃たれ海に落ちてしまったジョンヒョン。
膝から崩れ落ちるハンナ。
ドンジュはジョンヒョンを助けるべく海に飛び込んだ。
ハンナも飛び込み、2人でジョンヒョンを救出。
そのタイミングで警察が来て、ジュヨン一味は退散せざるを得ず。
ジュヨン一味は取り引きに失敗した。

苛立つジュヨンは、警察を足止めできなかったインソン市長に怒りをぶつける。
サイコパス全開で市長を暴行し、二度と失態は許さないことを伝える。

船から押収した大量のエフェドリンの管轄巡って、インソン警察署、関税庁、海洋警察、検察が揉め始める。
検察にはジョンヒョンの兄ソクヒョンが。

ジョンヒョンは一命をとりとめたが、意識が戻らず集中治療室へ。
たとえ意識が戻ったとしても、現役中に痛めた足首を再度骨折しているため、現場復帰は難しいだろうと。
胸が痛むドンジュ。
ハンナは心配でずっとジョンヒョンに付きそう。
そんな中、ついにジョンヒョンの意識が戻った。
涙を流すハンナ。
ドンジュはそんなハンナを見て、ハンナとジョンヒョンの絆の深さに気づく。

ドンジュの体は“パンチドランカー”の症状が悪化していた。
医師から自身の目眩症状の重さを甘く見るなと叱られる。
無理して血圧が上がると脳出血や失明の恐れもあるということだ。

マンシクたち強力特別捜査チームは、ジョンヒョンが銃撃された件において、過剰な捜査への責任を問われ解散。
メンバーも停職、減給処分を受けた。

3か月後
ジョンヒョンも回復し退院となった。
メンバーは処分を経て復帰。
マンシクは市民のイザコザを収める交番勤務。
ジェホンは昇進も昇給もなく、ただ被り物をして子供たちを誘導する交通安全課勤務。
ハンナは広報要員としてモデルのような仕事や倉庫整理などの雑用を。
ドンジュは警察車両の清掃など数々の肉体労働を。
みんな、どうでもいい、退屈な仕事をあてがわれてうんざりしていた。

ギョンイルの母は、あれから意識が戻らず。
寝たきりの母を、ドンジュは甲斐甲斐しく世話していた。
入院費用を払い、母の体を拭き、爪を切り、たくさん話しかける。

マンシクは娘ジョンアと仲良く2人暮らし。。かと思いきや、ドンジュも一緒に暮らしていた。

<過去>
高校時代、ケンカばかりだったドンジュは警察のお世話になることもしばしば。
病気の母親の面倒をよく見る優しいドンジュを、警察官のマンシクは、ずっと気にかけていた。
母親も亡くなり、1人なってしまったドンジュ。
マンシクは、そんなドンジュにボクシングを勧めた。
メキメキと頭角を現したドンジュはボクシングの国家代表へと上り詰めるが、ドーピング疑惑を掛けられ失墜。
しかし、無実を訴え、長期間裁判で戦い勝訴するも、もう選手には戻れない。
マンシクは、インソン警察署の特別採用試験を勧めた。

マンシクはそうやって、ずっとずっとドンジュを気にかけ、世話をしてきたのだ。
ドンジュは、今も尚、世話をしてくれるマンシクに、心からの感謝を伝える。

ジョンヒョンは、ハンナ付き添いの元、足のリハビリを開始。

<過去>
ハンナは母に呼ばれレストランへ。
母は彼氏を連れてきた。
彼氏のネクタイには、ハンナが亡き父にプレゼントしたタイピンが。
母が勝手に彼氏にあげてしまったのだ。
さらに、母は、ハンナとはすでに別れたジョンヒョンを誘っていた。
母の無神経さにストレスが爆発するハンナ。
ハンナは怒り、目眩を感じながらも席を立ち、レストランを後にする。
そして横断歩道で動けなくなり立ち往生。
車に轢かれそうになったところを、ジョンヒョンが抱えて助けてくれた。
実は、ジョンヒョンの足の怪我はその時に追ったものだった。
そして迎えた2018年のサンパウロ大会。
ジョンヒョンは、足首をガチガチに固定して試合に挑んだ。
しかし、痛みは消えず、足をかばって思うように動けず、相手の剣が目に刺さり負傷して敗退。

ハンナはその事実に気付き、「なぜ黙ってたの!あまりにも申し訳ない!」とジョンヒョンを問い詰める。
ジョンヒョンは、「ハンナとの関係をやり直したかったし、その気持ちは今も尚変わらない。」と告白するが、「それをハンナに押し付ける気はないし、試合に負けた原因は他にあるから気にする必要はない。」と答えた。
複雑な気持ちに揺れるハンナだった。

その頃、ジュヨンが関税庁を退職することになった。
平凡な男を演じているジュヨンは女性職員と花屋で花を選んでいた。
すると、突然、麻鬼が現れた。
麻鬼は、「仕事が終わったらなら教えて。あの女はどこなの!?本当に居場所を知ってるの!?私を騙したら痛い目に遭うわよ。」と囁いた。
ジュヨンは「君に嘘はつかないさ。君を覚えてるのはあの人だけだろ?」と答えてポケットから子供用のリボンの髪飾りを出した。
そして「激励のプレゼントだ。じきに会えるよ。キャンディーを作り終えたら。」と答えた。

<過去>
児童養護施設にて。
2人少女が会話をする。
姉「先に行ってて。迎えに行くからね。」
妹「お姉ちゃん、また会える日までこれ(リボンの髪飾り)を大事に持っててね。約束だよ。」
姉「そうするわ。絶対ね。」
妹は麻鬼だ。

ハンナは、父ホチョルの命日に墓参り。
お墓に、高級酒がお供えされていた。
ハンナはこの瓶の形に見覚えのある。
コンテナに隠れていた時に見かけたもので、レオのものだった。
ハッとするハンナ。

ジョンヒョンの退院の手続きのため、兄ソクヒョンが病室に来た。
ソクヒョンは父から預かった“法人持分放棄念書”を渡す。
大企業の社長であるジョンヒョンの父は、言うことを聞かずに警察官をするジョンヒョンを息子と認めず、すべてを兄ソクヒョンに相続させるつもりなのだ。
冷たい態度の兄ソクヒョンだが、ジョンヒョンのことが少し心配なようだ。

ドンジュは、今日も銀行での案内係という雑務をこなす。
笑顔で来店客に案内をしていると、ジュヨンがやって来た。
凍りつくドンジュ。
ジュヨンは退職金をもらい預金通帳を作りに来ていた。
ドンジュは「奢ってくれよ」と声をかけ、2人は食事をすることに。
ジュヨンはまだ諦めていないドンジュに、「打たれ強いようだがもうやめておけ。1人であがいたって何も変わらない。人を動かすのが何か、まだ分からないのか?」と言った。
それは“金(カネ)”だった。

ハンナは、倉庫整理の雑用の傍ら、父ホチョルが銃殺された事件を調べていた。
以前、質店店長に、父の遺品の中にあった例の腕時計の事を聞いた時に教えてもらった“オダラー”と呼ばれるオ・ボンチャンという名の密輸人の存在が気になる。
ハンナは上司の目を盗み、倉庫で父の事件ファイルを見てみる。

ドンジュは街中で度々見かける少年がいた。
少年は、轢き逃げ事故で亡くなった税関職員イ・ジンスの息子だった。
ジンスの息子は同級生にいじめられていて、さらにいつも1人。
ドンジュが声をかけると、いまだに補助輪付きの自転車に乗っていることから、同級生からからかわれていると打ち明ける。
補助輪を外し、一緒に自転車の練習をすることは、父との約束だった。
でも亡くなってしまったので、約束は果たされず補助輪は付いたまま。
ドンジュは補助輪を外してやって、自転車の練習に付き合ってあげた。
ジンスの息子は「おまわりさん、父さんを死なせた犯人と捕まえないの?」と涙を流した。
ハッとするドンジュ。
このまま大人しくしているわけにはいかないと、決意を新たにする。

ドンジュは、退職したジュヨンが開店したパブや、息のかかった店や会社を訪れ、片っ端からめちゃくちゃにしていく。
そして、そこにいるジュヨンの息のかかった(例の腕時計をしている)子分たちをボコボコにして、腕時計を没収。
パブには開店祝の花に補助輪をぶっ刺して送った。
店にやってきたジュヨンはドンジュの仕業だと気づき苦虫を噛み締めるような表情。

ドンジュが大暴れしたこれらの店は、違法営業をしていた。
ドンジュは同時に通報し、結果、警察のメスが入り営業停止に追いやる。
大暴れするドンジュの姿は店内の防犯カメラに映っていたが、フードを被り顔が分からず。
警察は人物の特定には至らず。
ニュースでは「通報者本人が取り締まり」と報じた。
そのニュース映像を見た強力特別捜査チームのメンバーたち。
顔は分からずともドンジュだと気付いた。

ドンジュは正義の拳を握り、最後の店舗である大型のクラブへ殴り込みに行く。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第9話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第9話:はじめ(アレ)

前話はこちら↓

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2018年のサンパウロ大会
足首を怪我していて、思うように動けないジョンヒョン。
相手の剣を避けきれず、目を負傷してしまった。
マスクの隙間から滴る血。
観客席のドンジュとハンナも心配そうに見守る。
ジョンヒョンは気合いで立ち上がり、「できる!できる!」と自分を奮い立たせて試合を続行した。


ジュヨン一味は、搬送中の押収品エフェドリンを奪うため、トラックをトンネル内に閉じ込めることに成功。
搬送に同行していたハンナとジョンヒョンは、長いトンネル内のそれぞれ違う場所で、一味からの攻撃に悪戦苦闘。
必死に敵を倒すのだが、多勢に無勢できびしい状況だ。
トンネルの外でもマンシクとジェホンが悪戦苦闘していた。
ドンジュは、向かってくるたくさんの敵を倒しながらトンネルの奥へと向かうのだが、やはり多勢に無勢。
フラフラになりながらも、なんとか敵のバイクを奪いトンネルの奥へと走り行く。
そして、ピンチを迎えていたジョンヒョンを助けるのだが、突如背後からスポーツカーで突進してきたジュヨンに轢かれて倒れてしまう。
意識はあるものの、動けないドンジュ。
ジュヨンは「お遊びはリングの上でやれ。正義なんか貫いても無駄だ。こっちは命を掛けてる。今日はとびきり印象深い日になるぞ。」と吐き捨てて車に乗ってトンネルの奥、エフェドリンの元へ。
エフェドリンの積まれたトラックを死守していたハンナだったが、一味にやられて倒れてしまい動けない状態。
そこへ麻鬼やジュヨンがやって来て、エフェドリンの積まれたトラックを奪い去る。
ハンナは力を振り絞って立ち上がり、走り行くトラックに乗り込んだ。
トンネル奥へとやって来たドンジュとジョンヒョンだったが、すでにハンナはおらず、炎に包まれたハンナの車に絶望する。

ジュヨンの策略によって押収品エフェドリンはまんまと持ち去られてしまった。
GPSも監視カメラも通信も破壊され行方が分からない。
さらにハンナも消息不明。
状況は厳しく、怪我をしてボロボロのドンジュとジョンヒョンだが、ハンナ救出のため、捜索に急ぐ。
ジョンヒョンは腹部を刺されており、ドンジュよりも状態が悪かったがハンナのために気合を見せる。

一方ハンナは、エフェドリンの積まれたトラックにしがみついていた。
そして、ドンジュたちに行き先を示すため、分かれ道で自分の靴を投げ捨てた。
ドンジュとジョンヒョンは、分かれ道でハンナの靴を見つけ、それをヒントに捜索を急ぐ。
すると、次の分かれ道では上着が、次の分かれ道ではシャツが、下着が。。
一体ハンナは現在どんな格好をしているのか。。
ドンジュとジョンヒョンは、ハンナの残してくれた手がかりによって、トラックを見つけることができた。
しかし、中はもぬけの殻。
タイヤ痕から、数台のトラックに分散してエフェドリン運び出したようだ。
ハンナもいない。
ドンジュとジョンヒョンが途方に暮れていると、またもハンナの残したヒントが見つかった。
落ちていた軍手に血で“4131”と書かれていた。
ドンジュとジョンヒョンはすぐにナンバー4131の照会。
未登録車だった。

警察署では、エフェドリンを持ち去られるという失態をやらかしたマンシクにカンカンの庁長。
マンシクは庁長に見つからないように隠れており、警察署に戻ってきたドンジュとジョンヒョン、負傷しているジェホンを連れて警察署を逃げ出し、インソン質店へとやって来た。
マンシクが度々訪ねるこの質店は、実は興信所だった。
今はここを拠点に、ハンナと奪われたエフェドリンの捜索を進めることに。

質店店長の調べで、グァンセが密航を企んでることが発覚。
さっそく港へと向かい、グァンセを捕まえた。
そして、奪ったエフェドリンの取り引き相手は日本のヤクザらしい。
では、取り引きが行われる場所はどこなのか。
ドンジュたちは取り引きを担当していた金ウサギの元を訪れる。

拘置所にいる金ウサギは、ジュヨンによって、弟である銀ウサギを人質に取られて口止めされており、まったく口を割らない。
銀ウサギを連れてきたら話すと交換条件を突きつける金ウサギ。
指名手配中で行方不明の銀ウサギ、見つけ出そうにも恐らく海外逃亡しているだろう。
八方塞がりのドンジュたち。

ハンナと奪わたエフェドリンは一体どこに。。
途方に暮れるドンジュたちは、とりあえず今できることをしようと考え、これまで金ウサギが行ってきた悪事が発生した場所を、片っ端からチェックすることに。
とっ捕まえたグァンセにも手伝わせて。

その頃、ハンナはエフェドリンのコンテナに身を潜めていた。

その頃、インソン市長襲撃事件が起き、怪我人や揉め事でインソン警察署では大騒ぎ。
これはジュヨン一味による捜査妨害だ。
自作自演の茶番劇。
広域捜査隊のアン・デヨンもそれを分かってはいるのだが対応せざるを得ず。
ドンジュたちは協力を得られなかったが、ハンナを助けるべく、黙々と作業を進める。
ドンジュはそんな中、度々目眩に襲われ意識が朦朧とする。

ジュヨンは日本のヤクザと港で取り引き中。
日本のヤクザは、取り引きに遅れが出ていることに不信感を抱き、ごね始める。
苛立つジュヨンは、突然通訳者を撃ち殺し、サイコパスぶりを見せつける。
日本のヤクザはジュヨンを恐れ、取り引きを受け入れた。
エフェドリンが船に運ばれる。
コンテナに隠れるハンナも一緒に運ばれていく。
コンテナの中から、ペッカとレオのやり取りを覗き見ていたハンナ。
レオの持っていた銃がロシア製トカレフであることを見つけたハンナは、父が殺された銃と同じだと気づく。
コンテナを出て、見つからないよう慎重に船内を偵察するのだが、ペッカに見つかってしまった。
ハンナは頭突きを食らわし必死に逃げるが、ジュヨンに捕まってしまい、瓶で頭を殴られてしまう。
ハンナは他の死体も転がるコンテナに閉じ込められ、後に太平洋の真ん中に沈められることに。
ハンナはコンテナの扉が閉められる直前、レオに質問を投げかける。
「2008年、インソン市でロシアンマフィアが撃たれて死んだ。事件を担当した警察官も巻き添えになって殉職した。名前はチ・ホチョル、私の父親よ。」
ハンナの父ホチョルを銃殺したのはレオであることが分かった。

ハンナはコンテナに運び込まれる際に一味の男から携帯を盗み取っていた。
かすかに電波のある場所を見つけ、警察に連絡。
途切れ途切れの電波の中、必死に場所を伝えた。
それはドンジュたちに届いた。
ドンジュとジョンヒョンは、ハンナの手がかりを元にクムポ造船所だと推測。
クムポ造船所から3時にビクトリー号が出航するという情報も得た。
さっそくドンジュたちはクムポ造船所へと急ぐ。

クムポ造船所にやってきたドンジュとジョンヒョンは船に積まれたたくさんのコンテナからハンナを捜索。
敵を倒しつつ必死に声をかける。
その声が聞こえたハンナは力を振り絞って、コンテナの壁を叩き居場所を伝える。
そしてドンジュはようやくハンナを見つけた。
ハンナを力いっぱい抱きしめるドンジュ。
ドンジュよジョンヒョンはハンナと連れて、急いで船を降りようとするが、後から後から敵が向かってくる。
ジョンヒョンはそんな中、現れたペッカに腹を刺されてしまう。
ドンジュも目眩に襲われ満身創痍の2人。
しかし、敵は減るどころか、後から後から向かってくる。
絶体絶命の3人。。
しかしドンジュは「ひるんだらゲーム終了だ。」と自身を奮い立たせて多勢に向かっていった。
そしてドンジュは自分がが敵を抑えている間に、ハンナを連れて早く船を降りろとジョンヒョンに指示。
ドンジュは体を張って敵を足止めさせる。
しかし、ジョンヒョンとハンナが船を降りる寸前に、レオに捕まってしまった。
レオはハンナに銃口を向けた。
ジョンヒョンはハンナをかばって撃たれて海に落ちてしまった。

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Prime Video韓国ドラマ「グッドボーイ」第8話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「グッドボーイ」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第8話:誤発弾

前話はこちら↓

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熱いキスの後、ハンナは行き場のないドンジュを家に招き入れた。
そして、しばらくの間、住まわせることにした。
嬉しそうなドンジュ。

強力特別捜査チームは、解散は保留になったとはいえ、チーム存続のため庁長の機嫌を取るべく、インソン警察署のイメージアップイベントに参加。
ドンジュは、庁長のマッサージをしてご機嫌を取る。
その甲斐あって、ドンジュは1ヶ月の停職で済んだ。
再び団結したシームは、さっそく捜査を進めることに。
麻薬の原料ルートから辿って、その糸口を捜すことにした。
しかし、ドンジュはハンナにラブでニヤニヤが止まらない。
すかさずハンナからの警告が入るドンジュだった。

ジュヨンたち一味は、麻薬の原料が手に入らず作業が滞っていた。
1週間後の出航までにブツを積まないと各々商売にならない。
さらに運送に関して運転手の不足で遅れが発生すると。
契約違反じゃないかと不満続出の面々。

広域捜査隊のアン・デヨンが、“201保税倉庫”近くで銃声が聞こえた事件について、強力特別捜査チームまで、資料を持ってきてくれた。
現場で採取された血液は、情報収集のためにマンシクたちが度々使っていたグァンセのものだった。
ショックを隠せないマンシクたち。
ジョンヒョンの調べで、麻薬の原料であるエフェドリンの受け渡しがあることが判明。
さらに他の原料は通関手続きのため遅れていると。
つまり、原料はまだ港にあるということ。
持っていかれる前に、何としても押収しないと。

そんな中、マンシクは背中が真っ赤に腫れ上がり痒くて仕方なかった。
以前、ロシアを経由した麻薬を押収した際、付着していたアリに噛まれてこうなったとのこと。
これは殺人アリとも呼ばれる、毒を持つヒアリだった。
ビビり倒すマンシクは倒れてしまったが、大事には至らず。
マンシクには気の毒だが、このアリ騒動が原料を押収するヒントになった。

コンテナが積まれたインソン港に疾病管理庁がやって来た。
発見されたヒアリの拡散と被害防止のため非常対策班による検疫が行われるのだ。
これはドンジュたちの策略。
ジュヨンたち一味は、密輸した麻薬の原料に手出しできず身動きが取れなくなってしまった。
ドンジュとハンナとジョンヒョンは、ヒアリの防疫作業員に成りすまし、たくさんのコンテナを回り、麻薬の原料を捜索する。
ところが、作業員の中に麻鬼が紛れ込んでいた。
ドンジュたちより先に原料を手に入れようとするが失敗。
麻鬼自身がドンジュたちに見つかり、その場で手錠を掛けられて逮捕。
しかし、麻鬼は発作を起こした芝居をし、その隙に一味が現れ、逃げられてしまった。
麻鬼には逃げられたが、ドンジュは麻鬼がいた付近のコンテナからエフェドリンを見つけた。
大量のクマのぬいぐるみの中に隠された薬物。
手柄に喜ぶマンシクだった。
そんな中、ジョンヒョンがヒアリに噛まれたようで発疹と共に発熱など体調不良に。
医務室に行き、注射を打つことになった。
注射を極度に嫌がるジョンヒョン。
これでは処置できないので、ドンジュはジョンヒョンを殴って気絶させ、その隙に注射を打って治療した。

押収したエフェドリンのコンテナをインソン警察署に持ち帰り、大手柄を上げた強力特別捜査チームは、庁長にも褒められ、最高のドヤ顔。
その夜はみんなで楽しく食事会。
帰り、ドンジュは意気揚々とハンナの家に一緒に帰ろうとする。
ところが、それを察したジョンヒョンは、ドンジュを強引に自分の家に連れて帰る。
嫌がるドンジュ。
ジョンヒョンの家に到着し、通されたのは物置と化した部屋。
ハンナと過ごしたかったのに。。不貞腐れるドンジュ。
仕方なく布団を敷こうとしたら、ダンボールが崩れてきた。
中にはハンナと交際していた時の写真が。
ブツクサ言いながら、他の物も見てみる。
そこにはフェンシング選手時代のジョンヒョンの記事の切り抜きが。
ジョンヒョンは、オリンピックの金メダルを競う試合で、相手の剣が左目に刺さり怪我をして敗退していた。
ドンジュはそれを思い出し、部屋を抜け出し薬を買ってきた。
そして、注射を嫌がるジョンヒョンを殴った時にできた頬の傷に薬を塗ってあげようとする。
気色悪いと嫌がるジョンヒョンと、薬を塗ってあげたいドンジュで、微笑ましいワチャワチャ。

エフェドリンを逃してしまったジュヨン一味は、取り引きが滞るため、困り果てていた。
その時、外に止めてある車のトランクから物音が。
レオが開けると、中にグァンセが。
マンシクたちが情報を得るために使っていたグァンセは生きていた。
足を撃たれて怪我してるものの、グァンセは隙を見て逃げ出した。

翌日、押収した大量のエフェドリンを証拠保管所へと搬送するハンナたち。
押収品を乗せたトラックの前にハンナの車、後ろにジョンヒョンの車で護送する。
ドンジュはまだ停職中のため留守番。
ジュヨンと繋がる市長から、「なんとかしろ」と連絡を受け、困り顔の庁長。

ジュヨン一味から逃亡したグァンセが無事に見つかった。
マンシクとドンジュが駆けつけて話を聞くと、ジュヨンが押収されたエフェドリンを盗む計画を立てていることが分かった。
押収品搬送の日時や動線など、詳細までを把握していることから、警察庁の中に仲間がいると推測される。
ジュヨンにとって、逃げたグァンセが警察にすべてを話すことも想定内、策略の一つだった。
マンシクとドンジュもハンナたちに合流すべく現場へ急ぐ。

その頃、庁長の命令で、市庁で行われているデモ活動に多くの機動隊が派遣され、ハンナたちが行っている押収品搬送が手薄になる事態に。
これは、押収品を盗むためジュヨンが手を回したのだ。
警護が手薄になったところを狙って、押収品を盗みに来る。
マンシクは急遽、搬送ルートの変更を電話でハンナたちに指示。
しかし、時すでに遅し。
押収品搬送チームはトンネル内に閉じ込められ、ジュヨン一味の車やバイクに取り囲まれてしまった。
押収品を乗せたトラックはトンネル内で立ち往生。
ハンナとジョンヒョンは一味と必死に戦う。
ドンジュとマンシクがトンネルに到着するが、出入り口が封鎖されており、さらに一味に取り囲まれて中に入れない。
2人は次々に一味を倒し、トンネル内へと急ぐ。
協力に駆けつけたジェホンの乗った車は、一味の車に激突されて横転。
なんとか気合いで車を脱出し、一味と戦う。
しかし、一味の強さと人数の多さに悪戦苦戦するドンジュたち一同。
皆がピンチを迎える中、ドンジュはフラフラになりながらも一味から奪ったバイクに乗ってトンネルの中へと走り行く。

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