「となりのMr.パーフェクト」
各話のあらすじ ネタバレあり
第14話:愛の甘さ
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少し前、スンヒョは、自身が設計し受賞したレストランで、「健康食レシピ公募」のポスターを見かけた。
スンヒョは、ソンニュの“ブロッコリーと鶏胸肉のリゾット”のレシピを勝手に応募していた。
病院からの帰り道、なんとソンニュのレシピが3位になったと連絡が来た。
ソンニュに伝えると、勝手なことをして怒っているかと思いきや、「嬉しすぎてムカつく!」と喜んだ。
モウムの母ジェスクは、モウムがダノからプロポーズを受けたことに対し、絶対反対の意思を表明。
ダノにも「聞かなかったことに。お互いお隣さんとして穏やかに暮らしましょ。」と言って遠ざけた。
スンヒョはミョンウに、ソンニュと結婚すると、突然の報告。
驚きまくるミョンウ。
スンヒョは既婚者のミョンウに、指輪の渡し方やプロポーズ方法などを質問する。
しかし、ミョンウのアイディアは、それもナユンに不評。
そこで、若い女性ナユンから、ソンニュが喜ぶであろうプロポーズシチュエーションをご教授いただく。
守るべきことは以下の3点。
・観客不在
・すてきな指輪
・心のこもった手紙
「特別な日は1日だけでなく、ずっと続かないと。」と。
モウムは、突然ソンニュの部屋にやって来て、最近起こったダノとの事をすべて話した。
何も知らなかったソンニュは、急展開に驚いてジュースを吹き出した。
お互い、恋愛は最高なのだが、問題は“母さん”。
どうしたものかと頭を悩ます2人。
スンヒョとダノは道で偶然会い、コンビニ前でビールを一杯。
会話の中で、スンヒョがハビタットの活動をしているという話に。
ハビタットで貧困街住宅修理はできないかというダノの提案に、スンヒョは色々と調べ、話に乗った。
恐縮するダノに「僕たち友達じゃないですか」と言うスンヒョ。
ダノは、その「友達」のスンヒョに、モウムと両思いだがジェスクに反対されていると打ち明ける。
驚くスンヒョ。
その時、ソンニュから「モウムと一緒にいるの」とメールが。
事情を知ったソンニュとスンヒョは裏で手を組み、偶然を装って、モウムとダノを会わせた。
ヘタな演技でバレバレだったが、モウムとダノを2人きりにすることに成功した。
モウムとダノはベンチに2人。
モウムは、「まだ告白もされてないのに、むしろ1度断られてるのに、母に向かってプロポーズするなんて…キスも私からだったし…」とぼやく。
すると、ダノは、モウムにキス。
ダノ「好きです!あの日の事故から、毎日緊急事態だった人生に、ある救急隊員が現れた。彼女は人々を助け、ヨンドゥを助けた。僕は助けてくれたその女性を好きになりました。いい記事を書いて稼いで、うまいものを食べさせます。」
モウム「大丈夫ですか?私、大飯食らいです。」
2人は抱き合った。
グンシクは近所にできたという、トッポッキの人気チェーン店へ偵察。
すると、変装したミスクがいてテイクアウトしていた。
「敵を知り、己を知れば、百戦百勝」
ということで、ライバル店のトッポッキを試食。
美味い。。。
自信をなくしたグンシクは、店を畳もうかとつぶやく。
ソンニュとスンヒョはデート中。
美味しいサンドイッチを頬張り、ソンニュは「胃が健康だったら名店巡りの動画配信をしたかった」と言う。
スンヒョは、ソンニュに動画配信を再開したらどうかと提案。
かつて、アメリカで韓国料理の動画配信で成功していたソンニュ。
スンヒョの事務所のキッチンを使い、スンヒョが撮影し、料理動画の配信をやってみることにした。
ジムで運動している、元気のないナユン。
ドンジンが声をかけると「失恋をした」と言うナユン。
ドンジンはナユンにを励まし、水を渡し、「僕に惚れないで」と捨て台詞。
笑ってしまうナユン。
帰宅したモウムは、母ジェスクに、ダノと交際を続けると堂々と宣言。
「家族を失って生き残った2人。お互いが唯一の家族であるダノとヨンドゥを、私が守りたいの。父さんが亡くなって、姉さんと私と母さんは家から追い出されたよね。母さんはバイトしながら勉強して試験に受かった。働きながら子育てしたけど、母さんは私に勉強を強要しなかった。成績にもこだわらず、進路も何でも子供に意思を尊重してくれた。今回も理解してくれないかな。」と。
ジェスクは、自分の子供を育てるだけでも大変なのに、他所の子を育てることの難しさを懸念しているため、たとえ姪であっても、ダノとの結婚は強く反対。
「私みたいになってほしくない!長生きする夫と結婚して、かわいい子供を生んで、子供の成長を見守って、2人で年を取るの!平凡で幸せな結婚生活を送って!」と嘆く。
モウムは「母さんの娘で、救急隊員として働けて、今でも十分幸せなの。ダノとヨンドゥと家族になろうと思ったのも、一層幸せになるためよ。」と言い切った。
ミスクとグンシクは地下倉庫で、付き合っていた頃の思い出のノートを見ながら話をする。
ミスクは「ソンニュもドンジンも自分の道を見つけて立派に育った。食堂は畳みましょ。詩が好きで絵が上手だったこの手が、生活のためにフライパンを握った。お疲れ様、クンシクさん。」と言って、手を握った。
グンシクは目に涙を溜めて、あそこへ行こう、ここへ行こうと、旅行の話をした。
ミスク・ヘスク・ジェスク・インスクはクルーズ旅行の話で盛り上がるが、乗り切れないミスクの様子に、ヘスクは気付いていた。
ヨンドゥは幼稚園で作った折り紙のお花をジェスクにプレゼント。
「私の好きな人にだけあげてます。おばあちゃんにあげたくて。一番きれいな色で折ったの。最近笑顔じゃないから。心の中に虫が湧いたら大変です。このプレゼントで笑顔に!」と笑顔のヨンドゥ。
感動で心が洗われるようなジェスク。
スンヒョは今日、ソンニュにプロポーズをする!
ところが、断水で十分にシャワーできず、アイロン失敗でシャツに穴。
ついてない。。
スンヒョは、そんなことではめげずに、車のトランクに、バラの花とプロポーズメッセージの仕込みを済ませ、いざ、ソンニュを連れて予約したレストラン。
すると、突然ドン!という音。
後ろの車に追突され、車のバンパーが壊れ、せっかくバラの花を仕込んだ車がレッカー車で運ばれていく。。
ついてない。。。
それでも、2人は食事をするため、スンヒョが設計し賞を取ったレストランへ。
有名なシェフの有名店のはずなのに、他にお客さんがいないことをあやしむソンニュ。
どうやら、サプライズのため、スンヒョは貸し切ってもらったようだ。
いよいよ美味しそうなお料理が運ばれてきた。
シェフが説明を始めようとすると、シェフの携帯が鳴る。
たった今、子供が生まれたと!
「大切な日だし、準備もしたし…」と言うシェフ、スンヒョとソンニュは「こんな所にいる場合じゃない!」と急いで病院へ行かせた。
スンヒョは自ら厨房へ行き、シェフが用意してくれたケーキを持ち出す。
ケーキには「結婚して」のメッセージが。
災難続きで弱気になるスンヒョは、なんとか自分を奮い立たせる。
ところが、ケーキをテーブルに運ぶ際、足がもつれて転び、ケーキを落っことしてしまった。
グチャグチャになってしまったケーキ。。。
終わった。。。
茫然自失のスンヒョ。
ヘスクは、費用がネックでクルーズ旅行に乗り気でなかったミスクに「旅行代は私が出すから一緒に行こう。」と誘った。
「40年以上の付き合いだし、スンヒョをずっと面倒見てくれたお礼も兼ねて1000万ウォン出す」と。
ミスクは怒った。
これまで、お金を貰ってスンヒョの面倒を見たり、さらに気を遣われてお金を多めに貰ったりする度に、惨めな思いをしてきたミスク。
経済面で友達に同情されたことにブチギレたミスクは、ヘスクに掴みかかる。
ヘスクは同情ではなく友情だと主張し、ミスクのその怒りは劣等感によるものだと言った。
ミスクはさらにブチギレて、2人は取っ組み合いのケンカになってしまった。
そこへ、仲良く飲んでいたグンシクとギョンジョンが帰ってきた。
妻たちの取っ組み合いのケンカに驚いて、必死に止めに入る。
スンヒョは結局プロポーズできぬまま。
2人は事務所のキッチンで料理動画撮影を始める。
すると、視聴者数が伸び悩んでいたソンニュのチャンネルにコメントが届く。
「母ががんの化学療法中です。栄養を取らせたくてこのレシピを見て作ったところ、久しぶりに母が完食してました。ありがとうございます。」と。
それを読んで涙を流すソンニュ。
ソンニュ自身の化学療法中(口内がただれて水を飲むのもつらく食べるのが苦痛だった)の経験を思い出し、料理を美味しく食べてくれたことにとても感激した。
「私のような闘病経験者や、今も闘病中の人に“元気になれ”“大丈夫だ”と元気づける一皿を作り続けたい!」と奮起したソンニュ。
スンヒョは、元気に張り切るソンニュを見て涙がこみ上げる。
「お前が何も食べられなかった時にそばにいてやれなかったのが申し訳なくて、胸が痛む。だから今後は、ずっとお前のそばに俺がいてはダメ?いや…これは計画外なんだけど…花も食事もケーキもダメにしちゃったけど、幸いこれは渡せる。ソンニュ、俺と結婚してくれ。」とプロポーズ。
素敵なブレスレットを渡した。
しかし、ソンニュは断った。
「ごめんね、結婚できないの…ごめん…」と。
翌日、完全に腑抜けになっていまったスンヒョは、仕事が手につかない。
ハビタットの件で事務所に来たダノに愚痴をぶちまける。
プロポーズを断られた原因は何かと頭を抱えるスンヒョ。
ダノは「空腹が原因では?女性は空腹だとナイーブになる。」と答え、スンヒョも「それだ!」と納得した。
ソンニュは部屋で1人、プロポーズを考え、思い悩んでいた。
ミスクとヘスクは絶交状態。
お互いの家で、それぞれ悪口が止まらない。
苦笑いのグンシクとギョンジョンは、メールで妻の様子を報告しあっていた。
ジェスクは道を歩いていると、前方に、モウムとダノとヨンドゥを見かけ怒りがこみ上げる。
しかし、モウムがヨンドゥの靴紐を結んであげているのを見て、足が止まる。
その結び方は、かつて、ジェスクが幼きモウムにやってあげたことだった。
ジェスクは帰宅する3人を門の前で待ち構え、出前を取って、みんなで食事をすることに。
ジェスクは、モウムとダノの交際を認めてくれた。
グンシクとギョンジョンは、グンシクの店て落ち合い、お互いの妻の状況を報告し合う。
長引きそうで困った事態。
策を練ろうと言いながら、酒を飲み始めた。
結局へべれけになるまで飲んでしまい、ミスクとヘスクが迎えに来ることに。
顔を合わせ、バチバチにミスクとヘスク。
スンヒョは屋台で一人酒。
酔い潰れてしまったため、いつかのように、また店主からソンニュに連絡が。
迎えに来たソンニュ。
「なんでお前…俺と結婚しないなんて言うんだよ〜…お前がいない人生なんて味気なくて…」と絡むスンヒョ。
ウトウトして、しばらくして目が覚めると、違う場所にいた。
隣には「ここまで運ぶのが精一杯」と言うソンニュ。
酔いが覚めたスンヒョは、「俺と結婚できない理由は何だ?」と問う
ソンニュは、胃がんを患ったせいで、いつ再発するかもわからない、いつ悪化するかもわからない、明日の体に何が起こるかわからない状態であるため、結婚を躊躇していたのだ。
事情を聞いたスンヒョは「いつどうなるかわからないのは、他の人もみんな同じ。人生には限りがあって死は必然。みんな同じ条件下で生きている。お前の心配事が起こらないとは言えない。神じゃないから。でも1つだけ確かなことがある。俺はお前と暮らしたい。100年、10年、いや1日を生きたとしても、お前といたい。」と言って、ソンニュを抱きしめた。
ソンニュ「私も本当はすごくそうしたい…」
スンヒョ「じゃあ、プロポーズの返事は?」
ソンニュ「ブレスレットは返品しちゃった?」
スンヒョ「うちにあるから持ってくるよ〜」
抱き合いながらそんな会話をしていると、そこにミスク&グンシク、ヘスク&ギョンジョンが!
両親たちに見られてしまった…