「イカゲーム・シーズン1」
各話のあらすじ ネタバレあり
第8話:フロントマン
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参加者はギフン、サンウ、セビョクの3人となった。
逃げ出したジュノは、別の島にたどり着いた。
ギフンは、第5ゲームのゴール直前でサンウがゼッケン13番の男を突き落としたことに対して、怒り、責めたて、2人は対立してしまう。
セビョクは爆破したガラスの破片が腹に突き刺さっており、重症を負っていた。
ファイナリストとなった3人に、特別なプレゼントが用意された。
3人のここまでの努力と感謝、最終戦に対する激励を込めて、豪華な晩餐会に招待される。
3人は貪り食う。
ジュノは電波を求めて高い場所へ駆け上がるが、酸素ボンベについているGPSによって、フロントマンや進行係たち追手が迫る。
ジュノはわずかな電波を利用して上司の班長に電話をかけ、「南西の島にいます。GPSで調べてください!」と海洋警察と機動隊の援軍要請し、写真と動画を送信した。
しかし、電波が悪く送信できず。
ついに崖っぺりまで追い詰められてしまったジュノ。
ジュノは、銃を構え、やってきたフロントマンに「悪事はすべて報告した!海洋警察も来る!自主すれば情状酌量の余地はある。」と告げた。
フロントマンは「銃を捨てて携帯をよこせば生かしてやる余地はある」と迫る。
そしてジュノの銃が残り1弾と把握していた。
食事が済んだ3人は、残されたステーキ用ナイフを握りしめる。
ジュノはフロントマンの肩を撃った。
フロントマンは「従うんだ、死なせたくない」と言って仮面を取った。
驚くジュノ。
フロントマンは、ジュノの兄イノだったのだ。
「俺と行こう」と手を差し出すイノ。
ジュノは首を振ってそれを拒み、「兄さん…なぜ?」とつぶやいた。
イノはジュノを撃ち、ジュノは海に落ちた。
イノは再び仮面を被り、フロントマンに戻る。
3人はそれぞれナイフを持ち、お互いへの警戒を強め、眠らなかった。
そんな中、ギフンは具合が悪そうなセビョクに話しかける。
「ヤツを倒すために手を組もう。賞金は山分けしよう。」と協力を持ちかけた。
ギフンは「賞金が手に入ったら、まず借金を返し、母に露天商を辞めさせ、娘に親らしいことをしたい」と語った。
セビョクは「施設にいる弟に迎えに行くと約束した。母も連れてきて、家を買って3人で暮らす約束をした。」と語る。
そして「生き残ったほうが、お互いの家族の面倒を見ると約束して。」とギフンに言った。
会話の途中で、サンウが眠りに落ちたのを見て、ナイフを構えて近づくギフン。
セビョクは「おじさんはそんな人じゃないでしょ」と止めた。
その言葉でギフンは思いとどまった。
振り返るとセビョクが倒れている。
腹はすでに血まみれだった。
ギフンは必死に扉を叩き助けを呼んだ。
すると、電気がついて扉が開き、進行係が入ってきた。
ギフンが振り向くと、セビョクのそばにはサンウが立っていた。
サンウはセビョクを殺したのだ。
ギフンは怒り狂い、サンウにナイフで襲いかかるが、進行係に取り押さえられる。
運び出されるセビョクを見て涙を流すギフン。
フロントマンは、ジュノに撃たれた銃弾を自分で取り除き、手当てしていた。
鏡に映る自分の姿がジュノに見え、苦しさのあまり呻いた…