「イカゲーム・シーズン1」
各話のあらすじ ネタバレあり
第7話:VIPたち
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フロントマンは、VIPの到着までに、なんとしても侵入者(ジュノ)のを見つけるべく、捜索を急がせる。
疲れ果てた参加者たちが部屋に戻ると、ミニョがベッドで寝ていた。
「疎外された弱者は捨てない。それが昔の遊びの美しいルール。」
ミニョは不戦勝扱いになったようだ。
参加人数は17人となった。
フロントマンは部屋に侵入者(ジュノ)があったことに気がつく。
銃を構えて部屋中を捜し回る。
フロントマンは28番に撃ち込まれた銃弾から、侵入者(ジュノ)が韓国警察だと見破っていた。
ジュノは息を殺して身を潜め、何とか難を逃れた。
その頃、海ではジュノの警察IDを持った男の遺体が見つかった。
フロントマンはそこへ駆けつけ、IDを見つめ、死体の焼却を命じた。
このゲームに夫婦で参加していた069番の男は、第4ゲームで妻を亡くし、身も心もボロボロになっていた。
069番は泣き崩れ、これ以上のゲームの継続は無理だと訴えた。
しかし、ここまで来てゲームの中断を希望するものは皆無。
「それでも人間か!これを続けるというのか!お金のために一番親しかった人を殺したんだろ!」と泣き叫ぶ。
そこへサンウが立ち上がり、「この金は、奥さんだけでなく、ここで死んでいった人、全員の命なんだ!またどん底から、罪悪感まで抱きながら生きろと言うのか!?」と激しく反論。
ギフンはイルナムから貰った最後の1個のビー玉を握りしめる。
会場にヘリコプターでVIPが到着。
(フロントマンが電話でやり取りしている“ホスト”という存在がいるようで)フロントマンはVIPたちに、ホストが急用で欠席することを伝え謝罪した。
そして観戦ルームに案内されるVIPたち。
そこにはジャングルのような装飾と、大画面モニターが設置される。
金色の仮面を被ったVIPたちは、そこでシャンパンやワインを片手にガウンを着て、ソファに座りリラックスしてゲームを観戦する。
そして同時に優勝者を予想し、お金を賭けている。
画面には、069が自殺しようとしているのが映し出される。
VIPの1人は、069番の優勝に大金を賭けていたようで怒り出した。
ジュノはVIPたちの給仕の1人を襲い、その男に成り代わる。
翌朝。
069番の自殺によって、参加人数は16人、賞金総額は440億ウォンとなった。
第5ゲームのため、参加者たちは移動を始める。
ゲームを始める前に、参加者たちは1から16の中から1つ、ゼッケン選ばされる。
あれこれと考え込んで出遅れたギフンは、気付くと1か16しか残っていない。
仕方なく1を手に取ると、096番の男に譲って欲しいと言われた。
「自分はいつも人の影に隠れて主役になったことがない。一番前で堂々と生きてみたい。」と涙ながらに訴えた。
第5ゲームは“飛び石渡り”だ。
広く、天井も高い、サーカスのテントのような場所に来た参加者たち。
見上げるような高所に設置された橋。
橋は左右に分かれて降り、等間隔にガラスがはめられている。
左右2枚のガラスの内、一方は普通のガラス、もう一方は強化ガラスでできている。
参加者は強化ガラスを見極め、ガラスを飛び移り、16分以内に向こう岸にゴールできた人がクリアとなる。
ちなみに、強化ガラスは2人乗っても大丈夫だが、普通のガラスは1人でも割れてしまう。
先程選ばされたゼッケンの番号は、橋を渡る順番だった。
ゲームスタート。
ギフンに1番を譲ってくれと頼んだ096番は一歩を踏み出せずに震えていた。
16分しかないため、1人にかけられる時間は短い。
「早く行かないと押す」と脅すドクス。
勇気を出してゼッケン1番が一歩踏み出す。
まず1列目に左、2列目に左の乗り移ると、ガラスが割れてしまい、096番は落下し、脱落。
このゲームはゼッケンが遅いほど、残った強化ガラスに歩みを進めればよくて、選択しなければならない列数が少なく、有利になるのだ。
次々に脱落していく参加者。
制限時間が少なくなり、1人が渡り終える前に、次の人がスタートすることに。
残り10列。
いよいよギフンの順番が来た。
しかし、パニックで1列目がどっちが強化ガラスか忘れてしまった。
「左よ」とセビョクが教えてくれて、やっと一歩踏み出せた。
先頭はドクス。
ドクスは制限時間を見て、怖気づき、「俺は動かない!」と言い始めた。
VIPの給仕をしているジュノは、1人のVIPの中年男に口説かれて、別室へと移動した。
ジュノはVIPの股間を握り、ナイフを突きつけ、仮面を剥がし「知っていることを全て言え」と脅してスマホで動画を取り始める。
ミニョは、自分の前の男を突き落とし、ドクスに近づいた。
「こんなクズと寝たなんて、死ぬほど恥ずかしいわ。私はハン・ミニョよ。何もできないような臆病者じゃないわ。裏切ったら殺すと言ったでしょ?」と言ってドクスに抱きつき、道連れにして落下した。
残り4人。
ゼッケン13番の男が、「自分はガラス工場で長年働いてきたから、光の反射や音で強化ガラスが見分けられる。」と言う。
すると、会場の暗くなってしまい、判別不可能に。
不審に思ったフロントマンによって、別室が確認される。
ジュノはVIPの男を気絶させ、その場から逃げていた。
フロントマンの部屋の非常口からハシゴを降りて逃げていたジュノ。
追いかけてきたフロントマンと目が合った。
暗くなってしまい強化ガラスの判別がつかなくなり迷っているゼッケン13番を、サンウが突き落とした。
13番は最後の列のガラスを突き破って落下。
おかげで、サンウ、セビョク、ギフンは無事にクリアできた。
次の瞬間、橋に残ったいた全てのガラスが爆破され、3人にガラスの破片が飛び散る。
ジュノは酸素ボンベを使い、海底に逃げ込んだ。
フロントマンと進行係たちはボートに乗って、侵入者(ジュノ)を追跡する…