もくもくぅと韓ドラ

ドラマや映画のあらすじを詳細に、ネタバレありです。

Netflix韓国ドラマ「となりのMr.パーフェクト」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「となりのMr.パーフェクト」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話:あなたの初めて

前話はこちら↓

mokumokuw.hatenablog.comソンニュが初めて歯が抜けた日、初めて自転車に乗れた日、初めて家出した日、初めて告白した日…スンヒョはソンニュの初めてに立ち会ってきた。
そのため、ソンニュのすべてを知った気になっていた。
しかし、ソンニュから結婚式の招待状が届いた時、そうではないと思い知った。

ソンニュは母ミスクに言われて、スンヒョの家に惣菜をお裾分けしに行く。

スンヒョの家では、父ギョンジョンがパックご飯とキムチで朝食を済まそうとしていた。
母ヘスクはパンを焼く。
そこへお惣菜を持ってきたソンニュ。
ギョンジョンは大喜びで惣菜に食いつく。
ソンニュはスンヒョの部屋に行った。
スンヒョはシャワー中で不在。
ソンニュは思いつき、スンヒョのタイムカプセルの手紙を読んでやろうと、勝手に探しまくる。
引き出しの中に手紙を見つけ、読んでみた。
そして、スンヒョの想いを知ってしまった。。
すると、スンヒョが部屋に戻ってきた。
スンヒョは慌てて手紙を取り上げ、「これはイタズラだ。当時お前を本気で驚かせたかったんだな。」とウソをついて誤魔化し、手紙を丸めてゴミ箱に捨てた。

ソンニュは、まだ開店前の父グンシクの食堂にふらっと立ち寄る。
ホテルのシェフだったグンシクに似て、幼い頃から料理が好きだったソンニュ。
グンシクと一緒にここで料理をして、グンシクに褒められ、笑っていたのを思い出す。
ソンニュ「ホテルのシェフもしてたし、大きな食堂を経営してたけど、ここで働く父さんが好き。ここは毎日来られてよかった。今も当時の気持ちを思い出す。包丁の音、ゆったりと暖かい空気、お客さんの声や、父さんの後ろ姿。あと世界一のトッポッキ。私も料理の道に進んでたらどうだったかな。?」
グンシク「俺と同じ道じゃなくて幸いだよ!同じ仕事に就かせたくなくて勉強させたんだ。この仕事は俺だけでいい。」
せっかく見つけた料理という夢、父に否定された気がした。

ダノは娘ヨンドゥのために、今の社会部ではなく、もう少し余裕のある部署に異動を考えていた。

ソンニュはアメリカ時代、韓国料理を紹介する『家ご飯のペ先生』というYou Tubeチャンネルをやっていた。
ソンニュにとって、料理とは、心を癒やすヒーリングだったことを思い出す。
ソンニュはさっそく料理学校に入会した。
帰りに、スンヒョと、打ち合わせに来ていたテヒと会う。
スンヒョはそっけなく、怒ったような冷たい態度で接する。
テヒは気を遣ってお茶に誘うが、スンヒョが拒み、話は流れた。

スンヒョは、ソンニュへの想いをかき消すように、テヒとの仕事を受けた。
テヒは、ずっと返事を渋っていたスンヒョが、突然受け入れた理由を問い詰める。
しかし、スンヒョは「いいチャンスだし、面白そうだから」とそっけない返事。
テヒは、スンヒョがソンニュを好きだと気づいているし、その想いを誤魔化すように、元カノである自分との仕事を受けたことも理解していた。
テヒ自身、まだスンヒョを好きな気持ちもあることはあるのだが、スンヒョの目にはソンニュしか映っていないことも分かっている。
テヒは「私を利用したら?そしたら、あなたも自分の本心が分かるかも。ソンニュさんもあなたも可愛い。可愛い子たちと遊びたい。」とからかう。
スンヒョは「俺はいいが、ソンニュに余計なことは話すな。」と答えた。
この返事で確信を得たテヒは「今、重要なことを言ってた。あ〜ソンニュさんを食事に誘おっかな〜」と、さらにからかう。
「今、俺、なんて言った!?何を話す気だ!?」と焦るスンヒョだった。

モウムは船舶免許の訓練。
筆記試験には合格したから、あとは実技だけとなっていた。
夢の南極基地の派遣員になるために、船舶免許があると有利だと。
かなり険しい道だが、夢に向かって進むモウム。
そんなモウムに、ソンニュは、自分も料理の道へ進もうと、料理学校に行くことに決めたと打ち明ける。
モウムはソンニュの夢を喜んで応援してくれた。
お祝いにパーティーしようと言い、スンヒョに電話をかけて誘うが、先約があると断られてしまった。

スンヒョは、先約あるというのはウソ。
帰り道で会ったダノに、1杯飲もうと誘った。
ダノの家の前に来て、それがモウムの隣だと知り驚くスンヒョ。
さらに、「パパー!」とヨンドゥが出てきて、さらに驚く。
結局、スンヒョとダノは、ダノの家の庭で、お酒ではなくミスカルを飲むことに。
ダノの膝には眠ってしまったヨンドゥが。
2人は他愛もない穏やかな話をして、笑いあった。
スンヒョは、あくまでも「友達の話」として、語り出す。
「その友達は、昔好きだった人がいた。気持ちの整理はついていたはずが、再会したら混乱した。どうすればいいか分からず、避けている。その人には婚約者がいたが今は1人。その友達は気持ちがバレないか心配だと。告白もしたことがない。最初は自分の気持に気づかなかったが、次第に、関係を壊すのが怖くなり、いざ決心したら今度はタイミングが合わず…。今は踏み切れないでいる。今やっと落ち着いたのに、また逆戻りは嫌です。」と。

ダノの家の塀の外で、なんとモウムがその話を聞いていた。
(モウムの家はお隣)
実はモウム、高校時代にタイムカプセルを埋めた直後、10年も待てないと、すぐに掘り起こしていた。
そして、スンヒョの手紙をしっかり読んでおり、既にこの時からスンヒョの気持ちを知っていたのだ。
モウムは「情けない男。今も昔もどこか抜けてる。」とつぶやいた。

ダノはスンヒョの話を聞いて、「そのお友達に、ある水泳選手の話をしてあげたい」と言う。
「昔、200m短距離種目で、スタート遅いという欠点を凄まじい努力で克服した選手がいた。今からでも、その選手のように勇気を出してください。」と。

翌日、ソンニュは料理学校へ行く途中、スンヒョに会った。
ソンニュは韓食調理技能士の資格を取ると報告。
親には内緒にしてとお願いした。
ぎじこちないスンヒョ。
学校のことを色々話すソンニュだが、スンヒョはまともに聞いてくれず「会議がある」と言って話を遮って行ってしまった。

そっけないスンヒョだったが、事務所に着くなり韓食調理技能士について検索しまくる。
ミョンウに画面を見られて、慌てて隠す。

ソンニュは料理学校の初日。
包丁の使い方から、丁寧に学んでいく。

スンヒョがはかつて一緒に仕事をした現場の職人さんたちと飲み会。
とてもいい関係のようで、美味しいお肉を食べて和気あいあいと過ごす。
帰り道、酔った女性に抱きつかれて歩く、ソンニュの父グンシクを見かけた。

<スンヒョの記憶>ーー
幼い頃、泣きじゃくる幼きスンヒョを置いて、知らない男性と車に乗って行ってしまう母ヘスク。
ーーーーーーーーーーー

スンヒョは家の前で、帰宅するグンシクを待ち構え、事情を聞いた。
。。。
グンシクは「妻には当分秘密に」とお願いした。
「ソンニュにも。知ったら大騒ぎしそうです。」とスンヒョ。

ミスク・ヘスク・ジェスク・インスクは集まっておしゃべり。
それぞれ旦那の愚痴やケンカの話で盛り上がる。
ミスクはグンシクが毎日朝帰りしてると愚痴った。
みんな「浮気してるのかも!」「気をつけたほうがいい!」「調べた方がいい!」と大騒ぎ。
ミスクは急いで家に帰って、グンシクの物を調べ始めた。
すると、ズボンのポケットに入っていたリボ払いやカードローンの明細書。
ミスクの知らない高額の買い物の痕跡が。。

モウムはコンビニの前でビールを飲むダノを見かけ、またヨンドゥを1人にしてるのかと窘めた。
しかし、ヨンドゥは今日は幼稚園のキャンプで不在だった。
素直に謝るモウム。
モウムは、患者に対する病院の受け入れ拒否が続き、夕飯が遅くなってしまっていた。
患者に比べ医療機関の数が足りていないので、こういうことが起こってしまうのだ。
その患者はなんとか入院できた。
ダノは、苦言すらも温かい言葉に聞こえるモウムに「かっこいい」と一言。
「今後もヨンドゥをお願いします。」と頭を下げた。
モウムは、他に家族はいないのかと聞いた。
「ヨンドゥの母は遠い所にいる」と言うだけで多くを語りたがらないダノ。
モウムは「いいお父さんですね。」と言う。
驚くダノ。
「育て方がいいから賢くて可愛い子に育った。」とモウム。
ダノは否定することなく「うちの子は可愛いんです。この世で一番大切な存在です。ヨンドゥのためなら全てを諦らめてもいい。」と答えた。
モウムは「諦らめちゃダメ。父を早く亡くしたので、私も分かるんです。母が私のために犠牲になるのが嫌でした。そういうものです。」と。
ダノはビール1缶で酔い潰れてしまった。
仕方なく、モウムは泥酔者1名を救助することにw
家の前まで運び、ゴミ捨て場に放り出し、布団をかけてやったw

グンシクが帰宅すると、怒っているミスク。
明細書と叩きつけ、「店も開けず、夜毎でかけて、借金を重ねる!家計が苦しいのに、なぜ借金をするのか!?許せない!もう限界!」と捲し立てる。
ソンニュや弟ドンジンも集まり、何事かとざわつく。
グンシクは苦しそうに、涙ながらに重い口を開く。

実は。。
少し前、人気YouTuberを名乗る男性2人が、グンシクの定食屋に来店。
料理を注文し、食べ始めると、「髪の毛が入ってる。異物混入だ。」と言い出した。
グンシクが近寄ると、YouTuber自らテーブルを蹴ってスープの皿をひっくり返し、「熱い!火傷した!3000万の時計が壊れた!」と騒ぎ出す。
さらにYouTuberは、戸惑うグンシクに向かって「訴えられたくなければ、弁償しろ!」と言った。
グンシクはトラブルのことをミスクに言い出せず、1人抱え込んだ。
そして、損害賠償金を払うため、夜な夜な運転代行の仕事をしてお金を稼ぎ、YouTuberに送金。
スンヒョが見かけたのは運転代行の女性客に抱きつかれたところだった。
しかし、お金はそれでも足りず、家の通帳にも手を付け、お金を下ろし、送金したのだ。

普段から、グンシクのことを、「バカ」だの「情けない」だのと侮ってきたミスク。
顔を合わせれば、お金がないという話。
グンシクは、こんなトラブルに遭ったとミスクに言えば、余計に見下されそうで言い出せなかった。
「俺にできることは、たかがトッポッキを作ることだけ…訴えられて店を失って、それさえもできなくなったら、この家で俺はどうなる?俺の人生、何がある?頼むから怒らないでくれ!俺も殴らられると痛いんだ…」と行って家を出て行ってしまった。
ソンニュはグンシクを追いかけた。
2人は公園で話す。
「警察に通報しよう!」というソンニュ。
「ダメだ。食品衛生法違反で営業停止になるかも…」と拒むグンシク。
いつもお金の苦労をかけて父親の資格がないと、自分を卑下するグンシク。
ソンニュは「グンシクさんは一生涯私の父よ。」と怒った。

翌日、ソンニュはどうしたものかと考えを巡らす。
すると防犯カメラのことを思い出し、行動に移す。
定食屋の近所のクリーニング屋さんに、防犯カメラの映像を見せてもらいに行くと、「スンヒョも来たよ」と言われる。

少し前に事情を聞いていたスンヒョは、その頃、例のYouTuberとカフェで会っていた。
グンシクの「息子」として。
スンヒョは損害賠償金の残りをテーブルに置いた。
と、渡すその前に、「父が壊した時計を見せて欲しい」と言って時計を見せてもらう。
「わ〜これが高級時計か〜」と物珍しそうに見る。
そして、「僕も同じのを持ってる」と自分の腕時計を見せた。
固まるYouTuber。
スンヒョは「不思議だな〜。最近、賞を貰ったんですが、副賞がこれだったんです。シリアルナンバーが違うし、クロノグラフが雑だし、ブルーダイヤが濁ってるな。スチールはつや消しのはずなのに、なぜキラキラしてる?これは偽物の中でも下級品だな。どこで入手を?」と笑った。
そして防犯カメラの映像をカフェの壁に投影さえて見せる。
そこには、YouTuberが、入店前に、混入させるための髪の毛を用意している姿が。
その映像には時刻が入っており、YouTuberは入店したのは午後12時過ぎのはずなのに、故障した時計は11時45分を指したまま止まっている。
そこへダノがやって来て、記者だと名乗った。
追い詰められるYouTuber。

<少し前>ーー
スンヒョはグンシクから話を聞き、クリーニング店から防犯カメラ映像を入手。
YouTuberの正体を調べた。
すると人気YouTubeというのはウソで、「小規模店舗で、若くなく、ネット関係に疎い店主」を狙った、登録者数30人の脅迫用チャンネルを持つ、嫌がらせの常習犯だと分かった。
そして、ダノにそのことを話し、協力を求めた。
ーーーーーーー

YouTuberが火傷したと言ったのもウソ。
ダノの取材で、グンシクの店の周辺で、個人店を狙った悪質な犯行が多発していたことが分かる。
このカフェはスンヒョが建築を手掛けた店舗であり、店主の協力で、投影機や、この会話の様子も録画されていた。
追い詰められたYouTuberは、ダッシュで店から逃げ出した。
スンヒョとダノはYouTuberを追いかけ回す。
しかし、先日のケガが痛むスンヒョ、体力のないダノ。
YouTuberは逃げ切りを図った。
ところが、逃げ切った先にはソンニュがいた!
ソンニュはバックで殴りまくるが、突き飛ばされてしまう。
怒ったスンヒョが飛び蹴りを食らわし、YouTuberは倒れ込む。
ソンニュは鼻血を出してしまい、YouTuberのことより、ソンニュが心配なスンヒョ。
その隙を狙って逃げ出そうとしているYouTuber。
そこへ、マッチョマンのソンニュの弟ドンジンがやって来た。
姉ソンニュの「ぶっ殺せ!」の命令で、強烈な蹴りをお見舞い。
YouTuberは捕まった。

YouTuberが捕まったと連絡を受けたグンシクは、大慌てで警察署に行こうとする。
するとミスクがグンシクをバシバシ叩く。
ミスク「私たちを養ってくれて家族の血肉になったトッポッキを“たかが”なんて言わないで!あなたの人生は?なら私たちは?私たちがいる人生は無意味だと?」
グンシク「違う!俺にとっては人生のすべてだ!俺にはもったいない程だ。俺には大きな夢なんかないのに、ただ家族を守って幸せにしたいだけ。でもそれがすごく大変で、平凡なことは大変なんだ。」
ミスク「一番大きな夢よ!最高に尊くて価値のある夢。夢は必ず叶うの知ってるでしょ?」
グンシク「うん…ごめんな、それとありがとう。」
ミスク「分かったなら、泣き止んで警察署に行きましょ!もちろん!天国でも地獄でも、どこへでも一緒にいくわよ!あなたの妻だし、私たち家族でしょ!」
これにて一件落着。

警察署からの帰り道、相変わらずそっけない態度のスンヒョ。
ソンニュ「最近距離を感じる。避けてる?すごく嫌な感じ。」
スンヒョ「昔のようには無理だ。もう大人だし。それぞれ自分の生活がある。お互い、今に生きよう。窓を叩いて呼ぶのはやめろ。私生活を尊重し合おう。」
そうキッパリ言って、スンヒョは先に行ってしまった。

スンヒョが気になって眠れないソンニュ。
窓を叩いて呼ぼうとしたが、やめて布団に潜った。
しかし、スンヒョは窓からソンニュの部屋を見ていた。
「手紙みたいに、心も丸められたらいいのに…そしたらお前と、もう少し気楽に会えたかも…」と思うスンヒョ。
ゴミ箱に捨てたはずのタイムカプセルの手紙を拾って元に戻していた。

翌日。
ソンニュが、今日、料理教室で作る料理は「五色焼き」。
スンヒョの好物だった。
ソンニュは仕事終わりにスンヒョを待ち構え、作った五色焼きをプレゼントした。
フランス育ちで韓国料理を食べたがらなかった幼きスンヒョに、「虹みたいでしょ?」と言ってソンニュが食べさせた「五色焼き」。
しかし、スンヒョがは「そんな記憶は無意味。もう過ぎたことを思い出させないでくれ。バカにしてる?もう子供じゃないんだ。5歳児みたいに、なんで俺に付きまとう?頼むから俺をほっといてくれ。俺の人生に割り込むな!頼むからやめてくれ!昔も今も、なぜそうなんだ。お前のせいで、おかしくなりそうだ!」」
と声を荒らげ、五色焼きを受け取らずに立ち去った。

ソンニュは考えた。
「スンヒョのすべての初めてを知ってる。初めてのバナナ牛乳、初めての水泳、初めて背丈を抜かされた日…。そして唯一知らなかったのは初恋だけだ。」と。
そして、スンヒョを追いかけた。

スンヒョは、言い過ぎたと後悔し、来た道を戻る。

2人は再び会う。
ソンニュ「さっきの言葉はどういう意味?」
スンヒョ「…」

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Netflix韓国ドラマ「となりのMr.パーフェクト」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「となりのMr.パーフェクト」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話:Go Back

前話はこちら↓

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<大学時代>ーーー
アメリカの大学に通っていたソンニュに会いに来たスンヒョ。
ソンニュの暮らす女子寮の部屋で喋って飲んで、眠ってしまい朝を迎えた。
スンヒョはベッドで、ソンニュは床で寝ていた。
「なぜアメリカに来たと思う…?」眠っているソンニュを愛おしそうに見つめてつぶやくスンヒョ。
しかし、ソンニュに彼氏ができていた。
ショックを隠しきれないスンヒョだった。
ーーーーーーーーー

ソンニュとスンヒョは、スンヒョの事務所アトリエ・インに戻って来た。
グレイプ社との契約、憎きクリスの解雇を喜び、つい、スンヒョに抱きついてしまったソンニュは、なんだか気恥ずかしさを拭いきれない。
たくさんの食材を買い込んで、事務所のキッチンで料理を始めたソンニュ。
旬の野菜を使った栄養満点、味も絶品の鍋料理。
意外にも料理上手なソンニュ。
真ん丸のクリクリの目で「美味しい?」と見つめるソンニュにドキドキのスンヒョ。
居た堪れなくなり、飲み物を買いに外に出た。
モウムもやって来て一緒に食べることに。
モウムは母ジェスクから見合いの話を受けていたが、気乗りしない。
結婚だけが正解じゃないと言い合うソンニュとモウム。
しかし、モウムはソンニュのウェディングドレスが見たかったと言う。
すると、ウェディングドレスでの写真撮影は済んでいたようで、それを見せるソンニュ。
「きれい〜」とうっとりのモウム。
モウム「今は大丈夫?彼のことはもう忘れた?」
ソンニュ「ううん。まだ愛してる。」
ソンニュは、今も、結婚するはずだった彼を愛してると言う。
すると、財布を忘れたスンヒョが戻ってきて、その写真を見てしまった。

ヘスク・ミスク・ジェスク・インスクは仲良く旅行。
お寺を巡り、願掛けをし、子供たちの幸せを願う。
インスクは、「息子ギフンの公務員試験合格」
ジェスクは、「モウムの出嫁」
ミスクは、「グンシクの商売繁盛、ソンニュの原状復帰」
ヘスクは、「スンヒョが早く忘れますように」
と瓦に文字を書き、祈った。

アトリエ・インのミョンウは、ソンニュに、グレイプ社の案件に加わってくれと頼んだ。
しかし、スンヒョが反対し、この話は流れた。
グレイプ社との案件のお礼と送別会を兼ねて、ソンニュとアトリ・インの3人は高級寿司店で食事。
話題は「回帰」。
スンヒョはソンニュに過去に戻らずに未来を見てほしいため、「回帰」に納得いかずにむくれる。

モウムは以前会った、「ミステリーサークルを探す少女」にもう一度会いたくて芝生の広場を捜していた。
すると、少女ではなく、四葉のクローバーを探すダノと遭遇。
からかいながらもモウムも探し、いとも簡単に見つけてしまった。
大喜びで、モウムの手を握りしめてしまったダノ。
気まずい2人。
ダノはそれを貰って、嬉しそうにどこかへ走って行ってしまった。

スンヒョの仕事を手伝ってもいいというソンニュ。
スンヒョはそれを拒む。
ソンニュに、ちゃんと夢を見つけて、それに向かって全力投球してほしいため、アトリエ・インの仕事はしないで欲しいのだ。
しかし、誠意をないがしろにされて腹を立てるソンニュ。
口喧嘩になりそうになった、その時、スンヒョの背後からスンヒョの胸に手を回す女性が。
「久しぶり」と顔を除く女性。
スンヒョの元カノのテヒだった。
食器や調理器具や電化製品を扱っている“フレスコ”というグローバル企業が、韓国伝統の甕(かめ)をモチーフにしてポットを作ることになり、それをテヒが担当することになった。
構造美を生かすため、建築家が必要だということで、スンヒョを訪ねてきたのだ。
テヒのことを、ソンニュは把握していた。
スンヒョが美大時代に付き合っていた1つ年上の彼女。
交際期間は1年以上の熱愛だった。
スンヒョはテヒからの依頼を拒否。
テヒは今週末、作業場に来て、見てみてから決めてと言った。

スンヒョは帰路を歩いていると、ソンユの父グンシクとバッタリ。
禁煙したはずなのにタバコを吸おうとしていたグンシクを見て、何かあったのかと、少し心配になるスンヒョ。

翌朝、なかなか起きてこない弟ドンジンを叩き起こすソンニュ。
しかし、そこに寝てたのはドンジンではなくスンヒョだった。
驚くソンニュ。
スンヒョはバランスを崩し、ソンニュの上に被さる形に。
それを見たドンジンが大騒ぎw
スンヒョは慌てて飛び起き、事情を話そうと立ち上がるも、タンスに足をぶつけてしまったw
ソンニュ付き添いの元、スンヒョの父ギョンジョンに診察してもらい、捻挫と診断される。
大袈裟だと言うソンニュ。
足にはトラウマがあるんだと言うスンヒョ。
ワチャワチャとまた始まった。
ギョンジョンは、そんな2人の幼稚な口喧嘩を見て、半ば呆れてそっと立ち去った。

実は、スンヒョとソンニュの父グンシクが2人で飲んだ夜。
結局ベロベロになるまで飲み、「二次会はうちで飲もう!」はしゃぐグンシク。
旅行中のため、妻ミスクがいないからだ。
2人はソンニュの家に行き、酒を飲み続け、スンヒョはドンジンの部屋で寝ていたのだ。

父ギョンジョンは、ケガに至った訳を聞いて、「もうあの人と飲むな…」と呆れた。
ギョンジョンも先日、酔い潰れたグンシクに、めんどくさい思いをさせられたばかりだからw
ギプスになったスンヒョ。
ソンニュはその足へテヒの作業場へ行かなくてはならない。
ソンニュは、ケガに責任を感じ、運転を代わり、付き添うことにした。

コンビニでダノと会ったモウム。
クローバーのお礼にと、ダノからジュースと飴を貰った。
クローバーをあげた女性の反応はイマイチだったと言うダノ。

ダノは特集記事を書くため、ダンボールや粗大ごみを売って生活する高齢者の手伝いをしていた。

スンヒョは、ソンニュの運転でテヒの作業場に到着。
ずらっと並ぶ韓国伝統の甕(かめ)。
テヒは甕を作っているのだが、同時に甕の中に入れる醤も作っていると言う。
テヒの父は味噌作りの名人。
「器を作るには中に入れる物の本質を学ばないと。味噌文化が活性化すればオンギ(甕)も売れる。」と話すテヒ。
「味噌を作ってみたい!」と興味津々のソンニュ。
テヒやご婦人がたと一緒に、ソンニュも味噌作りに加わることになった。
何から何まで面白くて仕方ないソンニュ。
テヒはその隙にスンヒョを呼び出し2人きに。
共同作業が目的だが、今もスンヒョを好きで、これをきっかけに付き合いたいようだ。
テヒは甕に興味を持ったスンヒョに「自分で作ってみる?」と誘った。
トイレから出てきたソンニュは、ロクロで作業をするスンヒョに目を奪われる。
しかし、テヒが、ロクロを回すスンヒョの手に触れて、陶芸を教えているのを見てしまい、つい後退り。
ソンニュは足が椅子にぶつかってしまい、音がしたことで、スンヒョはソンニュに見られたと気づく。
スンヒョはあわてて手を離すが、「壊れちゃう」と言ってさらに手に触れるテヒ。
誤解が生まれると落ち込むスンヒョ。
その後、「お邪魔をしちゃってごめん!再会してやり直せるといいなと思って。」と言うソンニュを怒ったように見つめるスンヒョ。
「出過ぎたマネはするな」と言って行ってしまった。

実はスンヒョ、ソンニュが鍋料理を作ってくれたあの日、飲み物を買いに行ったが財布を忘れて事務所戻った時に、ソンニュとモウムの会話を聞いてしまっていた。
「今は大丈夫?彼のことはもう忘れた?」
「ううん。まだ愛してる。」
この言葉が、スンヒョの心に突き刺さっていた。

モウムたちは出動要請がかかり、通報のあった部屋に行くと、少女が倒れていた。
少女は意識が朦朧とする中、自分で通報したと言い、ヨンドゥだと名乗った。
ヨンドゥは、モウムが探していた「ミステリーサークルを探す少女」だった。

ソンニュは、テヒが無理だと言うのに、1人で重たい甕を運んでいたが、転んで甕を割ってしまった。
ソンニュ自身にケガはなかったが、苦労して作った味噌がダメになってしまったと嘆いた。
驚いて駆けつけたスンヒョは声を荒らげた。
「それが問題か!?なぜ注意しないんだ!出しゃばるからだぞ!」と。
テヒはソンニュを庇ってくれるが、スンヒョの苛立ちは収まらない。
怒られたソンニュもまた怒り、服を洗うため立ち去った。

ダノと上司の部長は、ダンボールを売って生活するおばあさんの家に来て驚いた。
そこは、あまりにも狭く、家と呼べるようなものではない。
おばあさんは、新しいリアカーをプレゼントしてもらい、さらに記者が会いに来てくれたことを喜んだ。

ダノは電話がかかってきたので出ると、家政婦からだった。
話を聞き、血相を変えて帰宅。
家政婦は「買い物に行ってる間にヨンドゥが姿を消した」と慌てていた。
近所の人から救急車が来てたと聞き、大急ぎで病院に駆けつける。

ヨンドゥはモウムたちによって病院に搬送。
ヨンドゥは手に四葉のクローバーを握りしめていた。
モウムはそれに気づく。
するとやって来たダノ。
涙目でヨンドゥに駆け寄り、「ヨンドゥ!パパだよ!パパが来たよ!目を開けて!」と声をかけると、ヨンドゥは意識を取り戻し、ダノの袖口を掴んだ。
ダノはホッとして、ヨンドゥの手を握った。

ソンニュとテヒとミョンウは、ダメにしてしまった味噌を拾い集め、使える部分で料理しようと話した。
ソンニュは、味噌を使ってカルグクスを作り、みんなに振る舞った。
みんな美味しくて、おかわり!おかわり!と大絶賛。
ニッコリのソンニュ。
しかし、スンヒョの姿はなかった。

甕を割ってしまい弁償すると言うソンニュに、テヒは、さきほどのカルグクスのレシピでチャラにすると提案した。
しかし、テヒは大さじすら知らない料理音痴だった。
道のりは遠い。。

モウムは、ダノを叱った。
「病気の子を置いて家をあけるなんて。5歳の子が電話してきたんですよ。」と。
さらに「取材で世の中を変えられると?我が子すら守れないのに。ヨンドゥはこの前も1人でいました。今日もこれ(四葉のクローバー)を握って1人で…」と。
ダノは泣き出した。
状態が落ち着いたヨンドゥは「パパを叱らないで!パパに怒鳴る人は嫌い!おねえちゃんとは、もう仲良くしない!話しかけないで!」と怒った。
ヨンドゥは、本当はミステリーサークルを探していたのだが、四葉のクローバーを探していたと、ダノにウソを付いていた。
そのため、ダノはヨンドゥが四葉のクローバーが欲しいのかと思い、必死に探していたのだ。
ヨンドゥはウソを付いたことを謝る。
あまりにも純粋なヨンドゥに胸がいっぱいになるダノ。

ソンニュは後片付けをしながら、テヒに「なぜオンギ(甕)を作ろうと思ったのか」と聞いた。
「味噌作り名人である父のそばにいる間、ずっとオンギに囲まれ、次第に惹かれていった。醤甕、水甕、酒甕。観賞用に置く陶磁器よりも人に使われる器の方が美しかった。だから始めたの。」と。
夢を追う人の話は特別に聞こえ、とても興味深く聞いたソンニュ。
「私は夢を追えなくて…」と言うソンニュに、テヒは「そう深刻に考えず、好きだったものを追えばいい。さっき料理を入れたら、私の器が引き立ったわ。」と話した。

テヒは、釜の前でぼんやり座るスンヒョの元へ。
テヒは、2人が付き合っていた時の話をする。
アツアツだったのはテヒだけで、スンヒョはそうでもなかった。
だから、スンヒョを振って、他の男のところに行ったのだと。
「私のことで熱くなってほしかったのに。でもさっき、ソンニュさんに怒ってたわ。そんな姿は初めて見た。ソンニュさんは悪くない。あの甕はヒビが入ってたの。補修のために運んでたけど、言いたくなかった。私は嫉妬してたのね。。」と言うテヒ。

ソンニュはその夜、眠れなくて庭を散歩。
すると、味噌で汚れた服が洗って干してあった。
スンヒョが洗ってくれていたのだ。
「いつ洗ったのかな…」とつぶやくソンニュ。

スンヒョも眠れなくて、庭を散歩していた。
そして興味深そうに甕の中をのぞくソンニュを見かけ声をかける。
ソンニュ「服のシミをどうやって取ったの?」
スンヒョ「米粒と酢」
ソンニュ「優しいんだね」
ソンニュはずらっと並ぶ甕の中に、百年物の種醤油があると聞き、どんな姿なのか気になり、探していた。
甕の数が多いので、スンヒョも手伝うと申し出た。
さっきまで、ソンニュに怒ってて不機嫌だったのに。。
ソンニュは醤油を見つけた。
開けると、醤油の水面にキラキラの夜空が映り込んでいた。
ニッコリのソンニュ。
ソンニュは夢を見つけた。
「私は料理がしたい!」と。
「これを使ってあれこれ作りたい!」と構想が溢れ出すソンニュ。
2人は笑った。
スンヒョはさきほどのテヒの言葉を思い出す。
「ソンニュさんといる時のあなたは別人みたい。怒りっぽいし寛容でもない。ダサくて子供。そして彼女を見てる。自分の表情に気づいてる?ソンニュさんが笑うと、あなたも笑う。」と。
スンヒョは、自分の気持から逃げてきたが、目の前で笑うソンニュを見て気づいた。
「ソンニュを愛さずにはいられない」と…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第8話(最終回)/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第8話(最終回):俺たちは積もる話がたくさんある

前話はこちら↓

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ボミンは、ヨンハから、ソンアが何かを埋めるつもりだと聞き、考えを巡らす。

ソンアは、取り調べに反抗的な態度で何も答えない。
ボミンは「誰を殺したの?今回の事件よりおもしろい事をしでかしたのなら、黙ってなさい。探す楽しみが増える。誰を殺した?遺体はどこに?あ、トウモロコシ畑?」と言う。
それまでヘラヘラ笑っていたのに真顔になるソンア。
ボミンは上司にトウモロコシ畑の捜索の許可を求めるが、却下。
さらに、権力者であるソンアの父によって、すでに署長まで手が回され、ソンアはあろうことか、釈放されてしまった。
ボミンは、遺体を発見できなければ辞職すると署長に告げた。

ウィソンは助かった。
赤ちゃんも無事だ。
ウィソンは気を失う前に、飲まされた薬を吐き出し、自分で応急処置をしていたのだ。
ほっとするヨンハ。

釈放されたソンアは、ギョンナムの洗濯屋へやって来た。
洋服などを集めガソリンを撒き、火をつけた。
そして爆発し、窓ガラスが吹っ飛んだ。

ボミンとホス交番の警察官たちは総出で、トウモロコシ畑の捜索を急ぐ。
ギョンナムはトラクターで協力。
すると、ホス交番のジョンホが、遺体をバラバラにされた発見。
それは、若い後輩警官のソンテだった。
ジョンホはソンテを可愛がっており、大変ショックを受ける。
捜索に協力していたギョンナムは、洗濯屋の火事の連絡を受け、急いで戻る。

ソンアは荷物やパスポートを取りに貸別荘にへ。
すると、元夫のジェシクが銃を持って待ち構えていた。
ソンアの父が、ジェシクに「娘を殺していい」と許可したようだ。
父は、ソンアのノートパソコンに収められていた、シヒョン殺害時に撮った写真を見てしまったのだ。
父はソンアを見捨てた。
ジェシクは息子シヒョンを殺された怒りをソンアにぶつける。
そこへヨンハもやってきた。
ソンアは「納骨堂の遺骨はシヒョンじゃない。シヒョンがいる場所は私しかしらない。1人で父親が来るのを待ってる。」と挑発。
そして、「共犯者のあいつ(ヨンハ)を先に殺せばシヒョンの居場所を教えてあげる。」と言った。
ヨンハは、シヒョンの死を見て見ぬふりをし、隠したことをジェシクに謝罪した。
困惑するジェシクはヨンハに銃を向けた。
ボミンが貸別荘にやって来ると、2発の銃声が聞こえる。
ジェシクはヨンハの腕と、ソンアの脇腹を撃った。
そして、ジェシクがソンアにトドメを撃とうとした時、銃を構えたボミンがやって来た。
ボミンはジェシクの太ももを撃ったが、それでもソンアに銃を向けるジェシク。

ヨンハはフラフラになりながらも、ジェシクを庇った。
「撃つな。この男は悪くない。悪いには彼じゃない。」と。
ソンアを狙うジェシ
ジェシクを説得するボミン
ジェシクを庇うヨンハ
そしてボミンはジェシクに言った。
「事情はともかく、私たちの目的は同じ。何としてもその女を逮捕し、刑務所で償わせることです。銃を下ろして。」と。
しかし、ジェシクは応じず、ボミンに「銃を下ろせ」と言って、今度はヨンハを狙った。
ボミンは仕方なく銃を捨て、両手を上げた。
次の瞬間、ジェシクはソンアに再び銃を向けた。
ヨンハは、体を張ってそれを止めた。
その隙に、銃を拾ったソンアが、ボミンの肩を撃った。
庭へと逃げるソンア。
それを追いかけるジェシク。
ジェシクを止めるべく追いかけるヨンハ。
銃声が聞こえた。
貸別荘のプールが真っ赤に染まる。

しばらく後。
ウィソンは病室のベッド無事に目を覚ます。
ヨンチェもケガを負ったが無事だった。
ソンテの葬儀が行われ、肩をケガしたボミンが、ソンテのロッカーの荷物をまとめる。

季節は過ぎ、貸別荘に雪が降り積もる。
ヨンチェが無事に退院。
今度は、妻と息子と孫が迎えてくれた。
ヨンチェが貸別荘に来ると、ブルーシートで覆われ、施錠されていた。
ヨンチェは水道管が凍らないように対処してくれた。
すると、「それで十分か?」とヨンハが現れた。
驚くヨンチェ。

あの夏。
ジェシクは、ヨンハの制止も聞かず、プールサイドを逃げるソンアを撃ち殺した。
ソンアはプールに落ち、プールは真っ赤に染まる。

ヨンハは、あれからソウルでウィソンたちと暮らしていた。
「都会は息苦しい。太ったよ。」とヨンハ。
そして、ボロボロになった貸別荘を修理して、もとに戻すつもりだ。

強力班に戻ったボミン。
ある日、ギホを訪ね、小屋へやって来て話をする。
貸別荘でソンアを撃ったジェシクは、銃の入手経路を黙秘。
権力者であるソンアの父は、すべてを闇に葬るため、娘を殺したジェシクに腕利きの弁護士をつけた。
ヨンハはすべてを知りながら沈黙を貫く、誰かを守るために。
ヒャンチョル殺害事件は凶器が見つからず迷宮入りだと。
「元凶は消えたし、不運なカエルを追いたくない。もう管轄外だし。もっと笑顔を見せて。子供の頃と同じよ。」と笑った。

またしばらく後。
ヨンハは、スーパーで食料や飲み物を買い込む。
ギョンナムの洗濯屋に立ち寄ると、今は、すっかり若者たちに人気のオシャレカフェになっていた。
繁盛しているようで、ヨンハとヨンチェはケーキをご馳走になる。
町おこしの希望だと笑う2人。
修理が終わった貸別荘に戻ると、ウィソンと旦那さんと赤ちゃんが待っていた。
今日はみんなが集まり、バーベキューをするのだ。
そんな中、ヨンハは誰かを待っていた。
すると携帯が鳴る。
「貸別荘を予約できますか?」とメールだ。
「現在休業中です」と返すとすぐに電話が鳴った。
ギホだ。
ギホ「おじさんの貸別荘を見に来た。」
ヨンハ「俺たちは積もる話を交わそう」

『森で木が倒れたが、音を聞いた者はいない。
誰もいない森で気が倒れたら、音はするのか?』

<終>

Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第7話:私はおじさんと最後までいく

前話はこちら↓

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画家であるソンアは、念願の個展を開くことになっていた。
準備が急がれる会場へ来てみると、そこに展示されていたのは、ソンアの作品ではなく、別人の作品だった。
権力者であるソンアの父ユ院長は、「本気であんな絵を個展に?みんな私への義理で買う。せめて飾れるえ絵を描け。」と言う。
ゴーストライターを雇い、ソンアの絵ということにして、売るつもりなのだ。
怒ったソンアは、展示されていた別人の絵を取外させ、処分。
自分の絵を展示し直した。
設置が終わり、車に乗ってため息を一つ。
すると、助手席に男が乗ってきた。
元夫のジェシクだ。
ジェシクは、ソンアのウソの証言によってDVの罪で服役させられていた。
ソンアは貸別荘で、ジェシクの連れ子であるシヒョンを殺したのだ。
ジェシク「俺が憎いなら俺を殺せ。なぜシヒョンを殺した?」
ソンア「あなたは子供の母親役が欲しかっただけ。子供がいなくても私と結婚した?それを確かめたくてやった。」
怒り狂うジェシクは、ソンアに暴行(ソンアも消火器で応戦)。
しかし、ソンアが火災報知器を鳴らしたことで人が集まり、ジェシクは逃げるしかなくなる。

病院に運ばれ、治療されたソンアは、個展が始まった会場へやって来た。
すると、会場近くに止まっていた廃棄物収集のトラックにソンアの絵が。
会場には再び、別人の絵が展示されていた。
父のユ院長もかけつける会場は、ソンアがいなくても賑わっていた。
怒ったソンアは、トラックで会場に乗り込み、めちゃくちゃに。
ソンアは父の元へ歩み寄り、出所したジェシクを海外へ追い出すように頼んだ。
しかし、父は「お前が(海外へ)出ろ」と吐き捨てた。

ギョンナムの洗濯屋の照明に、血の付いたシャツが引っ掛けられていた。
防犯カメラを確認すると、夜中に忍び込んだソンアの仕業だった。

足のケガから退院したヨンチェは、家族が誰も迎えに来ないことに落ち込む。
中華料理店の友人の車で別荘まで送り届けてもらった。
ヨンハの部屋は、ノックしても誰も出ず、鍵が閉まっていた。
貸別荘は、ソンアによってすっかり様変わりしており、前にはソンアの車が止まっていた。
松葉杖をついて、周りを見て回るヨンチェ。
ヨンチェはヨンハに電話をかけるが出ず、ウィソンに電話をかけて聞いてみた。
ウィソンも気になり、ヨンハに電話をかけるも出ず。
ヨンチェはソンアと話をする。
「オーナーがここを私に売ってくれるって」と言うソンア。
ヨンハが“終の棲家”として大事にしている貸別荘を売るはずがないと確信してるヨンチェは、ソンアをウソつきの迷惑客として、退去を迫った。
ウソつき呼ばわりされ怒ったソンアは、松葉杖のヨンチェに飛びつき、暴行。
肩にドライバーをぶっ刺し、松葉杖で殴打。

その後、ソンアはスーパーで狂ったように、次々と品物を買い物カートに入れていく。
ヨンチェの死体処理の事を考え、ガムテープや大容量の漂白剤やもカートに入れる。
偶然、スーパーで買い物をしていたボミンは、そんなソンアの姿を目撃。
しばらく観察する。
ソンアは勘づき、買い物カートをそのままに、何も買わずに姿を消した。
トウモロコシ畑の真ん中に車を止め、ぼんやりするソンア。
その姿もボミンは観察してた。

薬剤師として働くウィソンの元に、ヨンチェからメールが。
「お父さんがケガをした。口止めされたが、今貸別荘にいる。」と。
(これはソンアがヨンチェに成り済まし、ウィソンをおびき寄せたのだ。)
ウィソンは心配になり、早退した貸別荘に向かった。
貸別荘に到着し、父を呼びながら周りを見て回る。
ヨンチェはケガを負ってはいるが生きており、地下倉庫に拘束されていた。
物音がするので、ウィソンそちらに向かうと、突然背後にソンアが現れた。
「こんにちは!」と笑顔のソンア。
ソンアはウィソンを招き入れ、お手製のトマトジュースを振る舞う。
訝しむウィソンにソンアは事情を話した。
「私はここで元夫の息子を殺した。薬を盛って眠らせてから絞め殺し、浴室で死体をバラバラに。お父さんは後始末を手伝ってくれた共犯よ。」と。
ウィソンは半ば信じられなかったが、ヨンハが何らかの嫌がらせを受けていると考えた。
そして、トマトジュースに睡眠薬が入れられていたことに気づき、眠くなる前にその場を逃走し、部屋を出た。
追いかけてきたソンアを待ち構え、スコップでソンアをぶん殴る。
そして地下倉庫にへ行き、ヨンチェを解放するが、すぐにソンアがスコップを持ってやって来た。
ウィソンも負けず劣らずソンアに応戦、2人は激しい格闘となる。
ソンアはウィソンの脇腹にペインティングナイフを刺し、倒れたウィソンの首を締めた。
そして、赤いスーツケースにウィソンを入れ、車で運び出す。
ウィソンの携帯が鳴り、出ると相手はヨンハ。
ソンアは「おじさん!!!」と叫んだ。

ヨンハは、ギホの小屋から銃を持って、貸別荘へと急ぐ。
貸別荘に到着し、ウィソンを呼びながら捜して回る。
すると、プールサイドにソンアが。
ヨンハは銃を向けるが、ソンアは「生きた状態でウィソンを見つけたいなら、言うことを聞け」と言う。
「ここにいると創作がはかどる。おかげで最高傑作が描けて個展も開けた。でも、このザマ。真の芸術は理解されない。30分あげる。まずは地下室へ行ってお友達を助けて。」と。
ヨンハは地下へ急ぎ、ヨンチェを救出し、病院へ連れて行った。
連絡を受け、病院へ駆けつけたギョンナムに家族が来るまで付き添ってくれと頼み、自身は貸別荘へと戻る。

30分が過ぎたため、ソンアは車でどこかへ走らせる。
すると正面から、戻ってきたヨンハが車で突進してくる。
鬼気迫るヨンハに怯え、貸別荘に閉じこもるソンア。
しかし、窓を割って侵入するヨンハ。
逃げ惑うソンアだったが、寝室に追い詰められた。
ヨンハ「この2日間で学んだ。見て見ぬフリをしても、沈黙を貫いても、惨事が積み重なっていくだけだと身を持って実感した。保身のために悪事を傍観し、大切な人たちを苦しめた。だから私の手で…」
ソンア「取引しない?私は(外国へ)去る。個展もできたし明日発つ。娘さんは見つかる。お友達も助かる。おじさんは何事もなかったかのように平穏に暮らせる。私は戻らない。これで終わりよ。でも、取引に応じないなら、私と運命を共にしてもらう。この家は生地獄になる。娘さんは成すすべもなく死んでいく。時間はない。」
その時、ヨンハの携帯が鳴った。
ボミンからだ。
鳴り続けるが、ヨンハは出ない。
ヨンハ「望みは何だ?」
ソンア「お友達と娘さんに口止めして。イカレた男が私を捜しに来たら“知らない”と言って。菜園に埋めるのを手伝って。」
ヨンハは承諾した。
すると、またしてもボミンから電話が。
鳴り続けるが、ヨンハは出ない。
ソンアはヨンハを車に乗せて、ウィソンのいる場所まで連れて行く。
湖畔にやって来た。
桟橋のギリギリの所に赤いスーツケースが。
ヨンハはソンアに開けさせる。
しかし、スーツケースは空っぽだった。
驚くソンア。
次の瞬間、車のライトがソンアに向けられた。
気づくと、ソンアはボミンたち警察に包囲されていた。

<少し前>ーー
洗濯屋のギョンナムは、店に血の付いたシャツが置かれていたことをボミンに通報。
防犯カメラの映像も提出。
ギョンナムは、ヨンチェが大怪我をして病院に運ばれたことについてもボミンに通報。
「ヨンチェさんは親友だし、ヨンハさんはあんなことしません。凶器はドライバー。」と。
ボミンは、病院から帰って来るヨンハを待ち構え、話をする。
ボミン「あなたと違って怒ると暴力に走る人物、ユ・ソンア。彼女は今、何をしてますか?」
ヨンハ「娘を連れ去った。」
ボミン「要求に応じ、救済を。」
ヨンハ「応じれば、あの女は逃げる。」
ボミン「娘さんの救助が最優先です。」
ヨンハ「ダメだ。今夜捕まえないなら、私がこの手で殺す。」
ボミン「なら、今夜、彼女を捕まえましょう。」
ボミン「娘さんを捜す間、貸別荘でできるだけ時間を稼いで。捜索失敗なら、あなたの携帯ワン切りし、見つかれば着信音を鳴らし続けます。2度目の電話後、ソンアを現場に誘い出してください。現行犯で逮捕するには自ら現場に来るように仕向けるしかない。」
2人は秘密裏に手を組んでいたのだ。
ーーーーーーー

ボミンたち警察は全力でウィソンを捜した。
そして、何とか生きた状態で見つかった。
ウィソンはそのまま急いで病院へ救急搬送される。
ボミンは、空のスーツケースをそのまま置いておいた。
そして、厳戒態勢のその場所に、誘われたソンアは、ボミンによって逮捕された。
叫び、暴れるソンア。

ヨンハは病院へ駆けつけた。
そこで初めて、ウィソンが妊娠していたことを知る。
自分のせいで、大切な友人、最愛の娘やその赤ちゃんまでも危険な目に遭わせてしまったことに、膝から崩れ落ちるヨンハ。
ボミンはそんなヨンハにカエルの話をした。
かつてサンジュンから聞いた話だ。
「石に当たったカエルは、“なぜ自分が?”とひたすら考え続ける。運が悪かっただけ、あなたは悪くない。“早く相談してれば”と自分を責める必要はない。あなたは最善を尽くした。人としての最善を。今は娘さんのそばに。ゆっくり休んで、その後、捜査にご協力を。」と励ました。
ヨンハは、ソンアが「何かを埋める」と言っていたことを思い出し、ボミンに伝えた。

ボロボロな惨状となった貸別荘に、ジェシクがやって来た。
ヨンハが持っていた銃が落ちているのを見つけ、それを拾った…

Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第6話:父さんがすぐに全て解決して迎えにいくよ

前話はこちら↓

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<2001年>ーー
レイクビュー・モーテルの1室で、宿泊客が忘れていったゲームを拾ったギホ。
嬉しそうに足早に部屋を出ると、階段で連続殺人犯ヒャンチョルと鉢合わせ。
ヒャンチョルは肩に女性の遺体を担いでいた。
ヒャンチョルは自分の帽子をギホに被せ、「今から君はゴーストだ。目を閉じ、耳を塞げ。」と言った。
恐怖のあまり、自宅に逃げ帰ることしかできなかったギホ。
ーーーーーーーーー

ジョンドゥのスーパーは、今はもう営業してない。
しかし、店の前にあるアイスクリーム用のアイスボックスに、宅配便がいくつも届き続ける。
そこへメガネをかけた青年が車でやって来て、その荷物を持っていく。
そして、すっかり廃墟となったレイクビュー・モーテル201号室に入る。
その部屋は、青年の作業部屋になっていた。
青年は、成長したギホだ。
ギホは持ってきた荷物を次々に開封
机の下に隠してある大きな銃を取り出し、部品を装填していく。
完成した銃を、試しに構えてみる。

サンジュンの友人のジョンドゥは入院する母のベッドの横で本を読む。
母の隣のベッドには、たくさんの管やホースに繋がれた高齢女性。
ジョンドゥは、窓際に椅子を移動させ、その高齢女性のベッドの横に座った。
ジョンドゥの耳につけたイヤホンからはギホの声がする。
ギホとジョンドゥは親子のような関係が続いていて、協力してヒャンチョルを殺す計画を企てていた。
この高齢女性はヒャンチョルの母親。
ヒャンチョルが母を見舞い、この窓際の椅子に座った瞬間を狙い、向かいのビルからギホが射撃する算段だ。
今は、そのリハーサルをしているところだった。
リハーサル後、一緒に冷麺を食べ、ギホは帰って行った。
ギホはモーテルの裏手にある、廃墟のような小屋に住んでいた。
実は、さっきから、なんだかずっと尾行されている気配がする。
ギホは外出するフリをして、キュッと方向を変え、小屋に戻った。
そこにいたのはヨンハ。
ギホはヨンハを打ちのめし、拘束した。

<少し前>ーー
ヨンハは、何気なく見たテレビで、連続殺人犯ヒャンチョルの自伝の代筆作家の遺体が発見されたというニュースを見た。
ヨンハはヒャンチョルという存在とこの事件を、そこで初めて知った。
その後、交番で、ボミンのデスクマットに挟まれていた“2001年7月最初の事件”と書かれたレイクビュー・モーテルの写真を偶然見かけ、自分の貸別荘も同じ運命に遭うのではないかと考えた。
ヨンハはレイクビュー・モーテルに向かった。
実際にレイクビュー・モーテルを見た後で、自主して罰を受けるか、隠したまま貸別荘を売るか決めようと決意する。
ヨンハはモーテルを見た後、不動産屋に行って話を聞いた。
オーナー(サンジュン)は売る気なのだが、息子(ギホ)はその気がないらしい。
サンジュンは今、施設にいることが分かった。
ヨンハはさっそく施設へ。
サンジュンは呆けてしまっていた。
いまだにモーテルのオーナーだと思っていて、病室をモーテルだと思って清掃していた。
訪ねてきたヨンハを宿泊客だと思っておもてなしする。
ギホはまだ13歳だと思っている。
サンジュンの時間は、あの事件の数日後で止まってしまったのだ。
ヨンハは、娘がいることや、モーテルの経営をしていると打ち明け、イカれた客が止まっていると相談した。
サンジュンは「誰も信じないで!ウンギョンやギホの心情を世間は理解してくれると思ってました。誰も信じないで!娘さんの命を守るにはそれしかない!」と言った。
さらに続ける。
「その客を殺したいですか?口止めされたけど、気の毒で放っておけない…。“先生”に頼めばいい。
“ヤツが刑務所にいようと、殺す方法はいくらでもある。だから心配しないで。父さん、僕がヒャンチョルを殺す…”」と。
ヨンハは驚いた。
そして来訪者帳を見て、ギホの名前と住所を確認。
住所はレイクビュー・モーテル201号室になっていた。
ヨンハはレイクビュー・モーテル201号室に行ってみるが鍵が閉まっていた。
そこへギホが戻ってきたので身を隠す。
その後、ずっとギホを尾行していた。
ヒャンチョル殺害のリハーサルの間もずっと。
本当に殺す気なのか…?
ヨンハは行く末を見届けようと決めた。
そしてギホに見つかり、拘束されてしまったのだ。
ーーーーーーー

ギホはヨンハの携帯の着歴を見て、ボミン所長からの履歴があったため、ヨンハが警官だと思い込んだ。
訳を話したいが、口を塞がれていて話すことができないヨンハ。
ギホは、ヨンハを拘束したまま、ヒャンチョル殺害を実行するため出かけて行った。

ギホはリハーサル通りに、銃を構えて定位置に着く。
色々とピンチがありながらも、ジョンドゥも準備万端。
カリスマと持て囃され、自身も模範囚となり、入院する母親への面会が許されたヒャンチョル。
物々しい警備体制の中、母との面会のため、病室にやってくる。
緊張が走る中、ジョンドゥの設置した椅子にヒャンチョルが座る。
母の手を握り、話しかけるヒャンチョル。
母はヒャンチョルの手を振りほどき、窓の外を指差す。
その先にはギホが銃を構えている。
様子がおかしいことに気づいたヒャンチョルは、母が指す方を見る。
次の瞬間、銃弾が撃ち込まれ、窓ガラスが割れる。
ヒャンチョルは瞬時に身をかがめたことで当たらず。
警察など警備員が集まり、騒然とする病室。
ギホの作戦は失敗だ。
しかし、ギホは失敗した場合の次なる作戦を準備していた。
猶予は3分。
ギホは向かいのビルから病室へと走る。
ヒャンチョルは、騒動に紛れて警察官を殴り殺し、自分の手錠を外した。
窓から脱走しようとするヒャンチョルを、隠れて見てたジョンドゥとジョンドゥの母が必死に止める。
ヒャンチョルがジョンドゥの母を殴ろうとした次に瞬間、ヒャンチョルは肩を撃たれた。
ギホが病室にやって来て撃ったのだ。
ヒャンチョル「おまえは誰だ?」
ギホ「ゴーストだ。目を閉じ、耳を塞げ。」
ヒャンチョルがギホを思い出した瞬間、ギホはヒャンチョルの頭を撃ち抜き、殺害に成功した。
ギホはジョンドゥと目配せをして、窓から逃げていった。
車で帰路につくギホは、涙を流す。

小屋まで帰ってきたギホ。
拘束していたはずのヨンハがいない。
ヨンハは、拘束を解くことに成功しており、ギホの部屋にあった銃を構えていた。
しかし、それはおもちゃの銃。
ヨンハはギホ不在の間、ギホの部屋にあった、ヒャンチョルが書いた手紙や自伝の原稿を読んでおり、ギホが置かれた状況や、企みを把握した。
ギホはヨンハを警察官だと思っているので、「自主する気なら、わざわざ戻ってこない」と言いながら銃を向けて、ヨンハを追い出した。
小屋に1人になったギホは、自殺しようとした。
ヨンハは嫌な予感がして小屋に戻り、ギホの自殺を食い止めた。
ヨンハは、施設にいるサンジュンに電話をかけ、ギホと話をさせた。
サンジュンは、11歳のギホに話し続ける。
「いい子にしてるか?数日間、叔母さんの所にいろ。お父さんとお母さんは家でやることがある。ごめんな。全部片付いたら、お父さんは…迎えに行く。それまでは、たとえ寂しくても気をしっかり持って強く生きろ。なんで元気がないんだ?ギホが欲しがってたテレビゲーム、買ってやるから。お母さんには内緒だぞ。」
話すサンジュンも、聞くギホも泣いていた。

落ち着いたギホとヨンハは話をする。
母ウンギョンはヒャンチョルが止まった部屋で自殺、父サンジュンは過去に囚われたまま。
ギホはヒャンチョルの自伝が出ると知り、吐き気がした。
ヒャンチョルに面会に行き、ライターの住所を聞き出し、ライターの家へ行ってみた。
すると、タイターは既に自殺していた。
ギホは通報せずに、手紙と原稿を持ち出してその場を去った。
そして、モーテルに何日も籠もって読み続けた。
すると、怒りとも違う、説明できない感情が湧き起こる。
ヒャンチョルは、自ら生み出した地獄をじっくりと振り返り、去る準備までしていた。
しかし、ギホは、地獄から一歩も抜けさせていなかったことに気づく。
ヨンハは、あまりにも重すぎる苦しみを1人で抱えてしまった若いギホに胸が痛む。
そして、ヒャンチョルの手紙や自伝の原稿、計画に使った物、着ていた服、すべてを燃やし、『レイクビュー・モーテルに興味を持ったヨンハは、不動産業者からギホの番号を聞いた。ヨンハとギホはモーテルで落ち合い、小屋で一晩中、共に飲み明かした。』というアリバイまで作った。

ヨンハはヨンチェやウィソンから着信が来ていたことにようやく気づく。
折り返すが、2人とも出ない。
何度かかけると、電話に出たのはソンアだった。
ソンアは血だらけで「おじさん!おいじさ!いつ戻る!?」と絶叫。
ヨンハは嫌な予感がして、ギホの銃を持って貸別荘へと急ぐ。
ヨンハは悟った。
重要なのは、真実を話すことでも隠すことでもない。大切な存在を守り抜くことだと…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第5話:私はただこの楽しい遊びのオニです

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<2001年>ーー
連続殺人犯ヒャンチョルの自伝の代筆作家の男が首をつって自殺したとニュースで報じられる。

記者のドンチャンは、ソウル中央警察署で働くボミンに会いに来た。
ボミンは数々の殺人事件の犯人や遺体を見つけ、お手柄を立てていた。
ーーーーーーーーー

ヨンハの車に激突したソンアの車。
ソンアは体を張って、ヨンハが交番に行くのを妨害したのだ。
フラフラと車から出てきたソンアは、意識朦朧とするヨンハの車から証拠データの入ったリュックを奪った。
ソンアは軽症、ヨンハは病院に運ばれたが大事に至らなかった。

画家であるソンアは、展覧会のため、別荘で創作活動に勤しむ。
証拠データも奪われたし、もうどうでもよくなったヨンハ。
「今までのことは黙っておくから出ていけ」と告げた。
しかしソンアはそれを拒否。
「なぜ(別荘を)売らないの?ここが永遠に自分の家だなんて思わないで。」と言った。

事実を証明するための証拠をめぐる闘いが、イカれた女との縄張り争いへと様相が一変した。

あれからヨンハは別荘に戻らず、姿を消した。
創作活動を続けながら貸別荘に居続けるソンアだったが、ヨンハ不在で連絡もつかず苛立つ。
おまけに、2人の子供がはしゃぐ家族の宿泊客が訪れ、静寂が破られてしまい、さらに苛立つ。
宿泊客が通報し、ホス交番から警察がやって来た。
家族の宿泊客には予約の記録がある。
一方ソンアにはない。
ソンアは退室を余儀なくされ、仕方なくヨンハの住居の棟に移動した。
ホス交番の若い警察官ソンテは、ソンアが気に入ったようだ。

家族の宿泊客が帰ることになり、ようやく戻れると思ったが、ヨンハから頼まれた洗濯屋のギョンナムが鍵を預かることになり、ソンアの望みは叶わず。
さらに、次の宿泊客がやって来てしまった。
これはヨンハの作戦だった。
今度の宿泊客は若者たちで、夜通し大騒ぎしていた。
創作活動の妨げになり、苛立ちが募るソンア。

ヒャンチョルの自伝を代筆作家の男の死亡推定時刻、防犯カメラに1人のメガネをかけた男が映っていた。
代筆作家との関係は不明。

貸別荘に戻らず、森でテント暮らしをしてるヨンハ。
宿泊客から「女が鍵を渡さないで困っている」と連絡を受け、駆けつける。
そこにいたのは若い警察官ソンテとその仲間たち。
今回の宿泊客はソンテ。
ソンアは警察官であるソンテを誘惑して利用し、鍵を取り返し、ヨンハをおびき寄せることに成功した。
ソンアはこの貸別荘を半分こしようと提案。
ヨンハは即却下。
「シヒョンをどうやって殺したか聞いてもここに住み続けられる?現実を見て。ここは私のもの。」と言うソンア。
「一角も譲る気はない」と言いながら、ヨンハはソンアの首を締めた。
寸での所で手を離して立ち去った。
ソンアは、ヨンハの部屋でソンテとキスをし、ヨンハのベッドでソンテとSEXするのを見せつけた。

ヨンハは車で別荘から離れた。
すると大きなイノシシと遭遇。
イノシシとソンアが重なって見えたヨンハは、イノシシを轢き殺すが、その後には何もなかった。
幻覚だったようだ。
ヨンハは思い立って、警察に通報した後、別荘に戻った。
ヨンハの部屋のベッドにはソンアとソンテが寝ている。
ヨンハは棒を振り回し、「たとえ宿泊客でも、ここは俺の部屋だ。不法侵入だ。出ていけ。」と迫り、ソンテを殴った。
揉み合いの末、警察官で強いソンテに捕まってしまうヨンハ。
しかし、その時、パトカーが到着した。
ヨンハはあえて警察沙汰を引き起こしたのだ。
交番に連れてこられたヨンハ。
「2人は私の住居に勝手に入ったから腹が立った。」とボミンに話す。
ボミンは「人を殴った経験のない人は怒ってもまず殴りません。ケンカや格闘技の試合、飲酒や薬物、身体的暴力を受けた経験など、怒りが暴力につながるには何らかの要因がある。」と話す。
ヨンハ「つまり、私のような人間は傍観するしかないと?」
ボミン「何かあったんですか?」
ヨンハ「過去の話です。証拠もない。」
ボミン「話は聞けます。」
携帯が鳴って席を外すボミン。
ヨンハはボミンが外している間、ボミンのデスクを見ていた。
ヨンハはソンテの件をなかったことにし、「返金するし、二度と貸別荘に来てほしくない」とボミンに告げた。

咎めなしとなったソンテだったが、ソンアが気にあり、再び貸別荘に行ってみた。
別荘には誰もいなかったが、玄関の引き出しからリュックを見つけた。
中にはレコーダーが。
ヨンハがソンアの話を録音した証拠データだ。
それを聞いて驚いたソンテは、リュックを持ち、雨の中、走って交番へ向かった。
ところが、林道の正面にソンアが車が。
ソンアはソンテに向かって車を突進させた。

別荘に戻る車の中から、ヨンハはソンアに電話で「貸別荘を売ってやる。数日待ってくれ。」と言った。
喜ぶソンア。
雨の降る中、車のボンネットに座るソンアは、泥だらけになっていた。

<2001年>ーー
ボミンは記者のドンチャンに、事件解決に至った経緯を話す。
「カギは見えるものじゃない。あるはずなのに見えない物。それを探す。その人にかけている感情や行動、供述から抜け落ちてる言葉や時間帯、何から目を背けてるか。私はすべての人を平等に疑う。家族や上司や同僚、あなたでさえも。私はただ、追いかけるのが好きなの。」
ーーーーーーーーー

ボミンはデスクマットから、レイクビュー・モーテルの写真が抜き取られていることに気づいた。
そして、ヨンハの貸別荘にやって来た。
そこには水色のオープンカーでタバコを吸うソンアがいた。
目が合う2人…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第4話:あの女が子供を殺したようです

前話はこちら↓

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<2001年>ーー
サンジュンは、ボミンの協力で連続殺人犯ヒャンチョルの面会に来た。

ヒャンチョルは「俺はやるべきことをやろうとした。そこに偶然あんたがいた。自分自身の胸に問いかけてみろ。人のせいにせず、家族が死んだのは運が悪かっただけ。俺は関係ない。半端な謝罪よりはマシだろ?」と笑った。
面会が終わり、サンジュンはボミンに「カエルになるなよ。運悪く石に当たったカエルだ。カエルは瀕死の状態。意識が朦朧として体が乾いていく。息も苦しくなる中でひたすら考え続ける。“誰が石を投げた?なぜ自分に当たった?”と。」と話した。
ーーーーーーーーー

ヨンハは、ソウルで薬剤師をする娘ウィソンの様子を、離れた所から見守る。
ソンアが近付いていないかどうか。。
ウィソンと小児科医の彼と挨拶を交わすが、途中、ソンアの姿を見つけ、あわてて追いかけるが見失う。
ウィソンたちはヨンハの様子がおかしいことが気になる。

ボミンの上司カン刑事は「殺人事件や犯罪現場、血のにおいや犯人に興奮する?君は、隠れたもの見つけ出す才能がある。天性の刑事だ。」と評価した。

ヨンハは足をケガして入院するヨンチェのお見舞いに。
預かっているソンアの忘れ物を返したいと言い、連絡先を聞いた。
昨年、予約サイトを通じて、ヨンチェの別荘を予約した際に登録されたソンアの電話番号を教えてもらったが、使われておらず。
予約者名はシヒョン(幼い男の子の名前)だった。

ヨンハが貸別荘に戻ると、ソンアによって、別荘の壁が派手にペイントされていた。
脱力するヨンハ。
ヨンハはソンアが何者なのか知るため、ソンアがプールにいる隙に荷物を漁ったり、彼女ノートパソコンを持ち出したり、車内を物色したり(車内にはウィソンの薬局で買ったと思われる栄養剤が)。
それを見ていたソンア。
大量の観葉植物を別荘内に置き、家具を搬出し、仕返しとばかりにインエテリアを勝手に変更してしまった。
ヨンハはプールにいたソンアの頭を水の中に押し付け、首を閉めて殺そうとした。
しかし、ソンアは平然としており、拍子抜けするヨンハ。

ヨンハはソンアの作った料理を前に、再び対峙。
またしてもトマト料理だった。
ヨンハは「1年前連れてきたシヒョンはどうした?君1人で出発する姿がドラレコに映っている。部屋に血痕が残ってた。タオルが2枚消えてた。浴室に漂白剤の臭いがした。」
ソンア「それで?その後どうした?今残ってるのはドラレコだけね。証拠としては不十分よ。おじさんは通報せず、私を捜しもしなかった。そして血痕を洗い流して、家中を隅々まで掃除し、タオルを買い足した。その上、私が来ても初対面のフリをした。すぐ気づいたくせに。私たちは似た者同士よ。警察に通報したらどうなると思う?私は殺人の罪、おじさんは証拠隠滅の罪に問われる。よく考えてみて。この1年間何かを嗅ぎつけてここを訪れた人が1人でもいた?この貸別荘を私に売る気はない?何か思い入れはあるようだけど、ここは私にとっても重要な場所になった。正直戻るまではすべて忘れてた。でもすべて思い出した。売りたくないならそれでいい。毎年夏に戻るわ。お互い詮索しなければうまくいく。」

ウィソンは妊娠していた。
ウィソンの彼は、ヨンハが1人ぐらしで心配なので、別荘の近くで医院を薬局を開業しようかと提案する。

ヨンハはソンアの話を録音していた。
翌朝、ドラレコ映像と共にリュックに入れ、交番へ向かった。
出かけるヨンハを見ていたソンアは、ヨンハの部屋からレコーダーの箱を見つけ、録音されていたことに気づき、急いで車でヨンハを追いかける。

交番の前まで来たヨンハ。
車の向きを変えていると、ソンアの車が猛スピードで突っ込んできて激突した…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第3話:まるで私のことをずっと考えてた人みたい

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<2001年>ーー
廃業したレイクビュー・モーテルは、不良中学生たちのたまり場になっていた。
サンジュンの息子ギホは、その不良たちからイジメられ、酒を持って来いと命令されていた。
両親に見つからないように家の冷蔵庫から酒を持ち出し、リュックに入れて、モーテルまで走って持ってきたギホ。
ーーーーーーーーー

余命宣告を受けた妻のため、ヨンハは別荘を買った。
別荘は、妻亡き今、ヨンハに残された2人をつなぐ唯一の物なのだ。

ソンアが再びヨンハの貸別荘を訪れた。
固まるヨンハ。
ソンアは予約はしていないが泊まりたいと言う。
時同じくして、娘ウィソンが彼と彼の両親を連れてやって来た。
ヨンハは予約が入っていると断ったが、ウィソンは気を遣って部屋をソンアに譲った。
夕飯まではウィソンたちが使い、その後はソンアに鍵が渡った。
ソンアは部屋を譲って貰ったお礼に、ウィソンにワインをプレゼントした。

ヨンハは仕方なくお客として淡々と対応した。
ソンアは昨年来た時は「水が苦手」と言っていたが、今年はプールを堪能する。

<2001年>ーー
サンジュンの妻ウンギョンは飲食店で働いて家計を支えていたが、ストレスから酒に依存するようになっていた。
なかなか買い手がつかなかったレイクビュー・モーテルが、いよいよ売れるかもしてないと不動産屋から連絡が来た。
喜ぶ2人。
今度こそ売れるといいなと、一縷の希望を抱いた。
ウンギョンはごちそうを作り、久々に家族3人で夕飯を食べた。
ウンギョンは「モーテルが売れても売れなくても私は変わる」と打ち明け、冷蔵庫の酒を捨て、常用していた睡眠薬も紙袋にまとめた。

ギホはその夜も酒を持って来いと命令され、家から酒を持ち出すが、母ウンギョンが酒を捨てたため数が少なかった。
不満を言う不良たち。
そこでギホは、ウンギョンが常用していたタバコや睡眠薬を不良たちに差し出した。
それを服用した不良たちは救急車で運ばれる事態に。
不良たちは皆「ギホが指示した」と証言し、ギホのせいにした。
ギホ自身も服用したようで、事情聴取の最中に倒れてしまった。
実は、ギホは、「酒を持ってこなかったらモーテルを燃やす」と不良たちに脅されており、長い間いじめられていた。
両親が大切にしてるモーテルを守るため、昨晩も一番多く酒や薬を飲み耐え忍んだのだ。
それを知ったサンジュンは、学校に向かい、不良の父親を殴ってしまった。
その父親は、モーテルの買い手の親友であったため、売却の話はおじゃんになってしまった。

ギホは図書館で殺人犯ヒャンチョルの記事を読み漁っていた。
その様子を見かけるボミン。

“事件1周年”の記事を書いたチュンミン日報記者のドンチャンは、インタビューするためにサンジュンを訪ねた。
犯人ヒャンチョルは、饒舌で、犯した殺人を武勇伝のように語り、今やカリスマ的な存在としてもてはやされている。
死刑判決が下ったが、韓国は現在、事実上、死刑制度が停止されている状態。
サンジュンの苦悩も知らずに、のうのうと生き続けることになる。
ドンチャンは、“事件1周年”という記事を書いたものの、何を書き忘れているのか気づいたと言う。
犯人や殺人の話ではなく、なにより、サンジュンの話を記事にすべきだと。
取材を受けるべきか悩むサンジュン。

そんな中、レイクビュー・モーテルの403号室で、サンジュンの妻ウンギョンが自殺した。ーーーーーーーーー

ヨンハは、別荘で、ソンアが作ったトマトソースパスタを食べながら対峙した。
ソンアは「知らないフリは大変だった?戻る気はなかったけど、ここが頭に浮かんだ。来てみたら、おじさんは初対面のフリをした。まるで私のことだけを考えて過ごしてきたみたいに。」と言った。
気づくと床で目を覚ましたヨンハ。
そこにソンアはいない。
トマトソースに薬が混入されていたようだ。
ヨンハはフラつきながらも車に乗り、交番へやって来た。
事情話そうとしたが、鼻血が出てきたのでハンカチを取るためポケットに手を入れた。
するとポケットに、ヨンハと妻とウィソンの家族写真が入っていた。
その中のウィソンが赤い丸で囲まれている。
もし警察に話せば、娘ウィソンがどうなるか。
ヨンハは警察に話すのをやめ、車に戻った…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第2話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第2話:運命のドアを叩くのは誰だろうか

前話はこちら↓

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ホス交番の所長ボミンは、娘をサッカーの練習に送り届けた後、地図を見ながら、事前にまとめておいた要所を車で見て回る。
途中、林道でヨンハの車とぶつかりそうに。
ヨンハは、レコードに血がついていたことから、ソンアを追いかけ訳を聞こうと急いでいた。
ヨンハは、ボミンが警官であることが分かり、この事を伝えようとするが、やめた。
ボミンは、手に血を付けていて様子がおかしいヨンハを怪訝に思いつつも、その場を去る。

ヨンハはソンアが泊まった部屋を注意深く調べる。
部屋はきれいに片付いていいるのだが、浴室が異常に漂白臭いことに気づく。

ボミンは、犯人や遺体を次々に見つけることから、“鬼”と呼ばれていた。
2001年7月に起こったレイクビュー・モーテルの事件。
これが、警察官になったボミンにとって、最初に担当した事件だった。

嫌な予感がしたヨンハは、ドライブレコーダーの映像を確認。
すると、ソンアが貸別荘を立ち去る際、幼い男の子シヒョンがおらず、1人だった。
その代わりに、大きなスーツケースを持っていた。

<2001年>ーー
遺体を最初に見つけたサンジュンの妻ウンギョンは、気が滅入ってしまっていた。
しばらくの間、息子ギホは、叔母の元に預けることにした。
順風満帆だったペンション運営が、事件によって陰りを見せる。
親切心から泊めてやった男が連続殺人犯だったとは。。後悔が尽きないサンジュン。
落ち込むサンジュンを励ます親友ジョンドゥとその母。
ーーーーーーーーー

レコードに付いた血、漂白臭い浴室、大きなスーツケース。。
ソンアがシヒョンを殺したのだと考え、膝から崩れ落ちるヨンハ。
警察に通報しようとするが、考え直し、証拠隠滅を図るかのように、ソンアの泊まった部屋を徹底的に清掃した。
この別荘は、最愛の亡き妻との思い出と夢が詰まっている。
ヨンハはここを絶対に失いたくないのだ。

別荘にボミンが訪ねてくる。
先日の車での接触事故の後遺症がないか確認に来たのだ。
少し様子がおかしいヨンハに、ボミンは「何か私に話が?」と聞くが、ヨンハは「いいえ」と答えた。
ヨンハは、ソンアが使ったであろう物はすべて焼却し、このことは誰にも話さず、1人で隠し通すことに決めた。
ただ、レコードだけはきれいにした後、取って置くことにした。
レコードは、妻の趣味で収集したものだからだ。

そして時は過ぎ、ヨンハは穏やかな日常を取り戻した。

<2001年>ーー
逃走をしていたヒャンチョルは警察によって捕まった。
この事件は大きな話題となり、ニュースでも報じられた。

レイクビュー・モーテルは“殺人モーテル”と呼ばれるようになり、客は来ず、買い手もおらず、サンジュンは八方塞がりとなる。
仕方なく建設業で肉体労働をして生活を支え、妻ウンギョンも飲食店でパートを始める。
夫婦仲は悪くなり、息子ギホも学校でイジメられるようになってしまった。
サンジュンはレイクビュー・モーテルをメチャクチャに壊し、403号室の血の染み付いたカーペットを見て号泣する。
レイクビュー・モーテルは閉鎖された。

新人警官ボミンは、レイクビュー・モーテルの事件と、ヒャンチョルが死刑判決を受けたことが報じられた新聞記事を切り抜き、ノートの貼付けて記録し、レイクビュー・モーテルの外観写真をデスクマットに挟み、記憶に刻んだ。

サンジュンの息子ギホは、クラスメイトからイジメられ、レイクビュー・モーテルに酒を持って来いと命令されていた。
塾を抜け出し、家の冷蔵庫から酒を持ち出し、リュックに入れてモーテルに走る。
ーーーーーーーーー

あれから何事もなく1年が過ぎた。
ヨンハの娘ウィソンが、結婚を前に、彼と彼の両親を別荘に連れてくることになった。
嬉しそうに準備をするヨンハ。
しかし、そんな時、ソンアが再び別荘にやって来た…

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Netflix韓国ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第1話:僕たちみたいな人をなんと言うと思いますか


『森の奥で木が倒れた。その音を聞いた者はいない。
誰もいない森で木が倒れたら、音はするのか?』

自然豊かな森の中で、大きな貸別荘を運営する中年男性のヨンハ。
洗濯屋のギョンナムと、隣で貸別荘を運営するヨンチェと、最近イノシシが出るから危険だと話す。
ヨンハはイノシシ騒動がおさまるまで、貸別荘のプールを閉めることにした。

ホス交番に新しい女性の所長ボミンが赴任してきた。
ボミンの荷物の中には、“2001年 最初の事件”と書かれた写真が入っていた。

<2001年>ーー
レイクビュー・モーテルを運営するサンジュンとその妻ウンギョン。
大自然に囲まれ、湖が一望できるモーテルの運営は順調で、無事に3年目を迎えた。
ーーーーーーーーー

ある日、ヨンチェの貸別荘のエアコンが壊れてしまった。
お客が宿泊する予定なのに。。
ヨンハは、代わりに、そのお客を自分の貸別荘で引き受けることにした。
お客とは、小さな男の子シヒョンと若い女性ソンア。
ヨンハは、シヒョンのために、プールを再開。
ヨンチェがシヒョンと一緒にプールで遊であげた。
シヒョンは犬のおもちゃを持っていたが、電池が入っていなかったので、ヨンハは電池を入れてあげた。
シヒョンは犬のおもちゃを、ソンアに見つからないよう、ベンチに下に隠す。

ソンアがレコードに興味を示したで、所有している大量のレコードから、ソンアが選んだBobby Blandを聴かせる。

雨が降ってきた。
プールで遊んでいたシヒョンとヨンチェが引き上げてくる。
ヨンハはバスタオルでシヒョンを拭いて、ソンアの元に帰した。

<2001年>ーー
レイクビュー・モーテルの近くで、大雨の中、1台の車がガソリンが無くなり立ち往生していた。
一服していたサンジュンは、その車を見つけ、親切心から男をモーテルに案内した。
サンジュンは、景色のいい403号室に通す。
ーーーーーーーーー

ヨンハは、来週、娘のウィソンが彼氏を連れて遊びに来ると、楽しみにしていた。

<2001年>ーー
新人警官ボミンが、ドンホ交番に着任した。

サンジュンは、親友のジョンドゥと呑気にラーメンを食べていると、けたたましいサイレンを鳴り響かせたパトカーがレイクビュー・モーテルに向かっていく。

レイクビュー・モーテルの前には大勢の記者たちが押し寄せる。
ボミンたち警察は記者を必死に制止する。
何事かと急いで戻ってきたサンジュン。
サンジュンが昨晩泊めた男は、なんと連続殺人犯チ・ヒャンチョルだった。
ヒャンチョルは、車のトランクから女性の遺体を部屋に運び、レイクビュー・モーテル403号室でバラバラに切り刻んだ。
サンジュンはフロントにいたが眠り込んでいて気づかなかったのだ。
403号室のベッドは切り刻まれた女性の遺体と血の海。
サンジュンは膝から崩れ落ちた。
ーーーーーーーーー

ヨンハが買い物から帰ると、ソンアたちは立ち去っており、部屋はすっかりきれいに片付いていて、宿泊代と鍵が置いてあった。
しかし、Bobby Blandのレコードがつけっぱなしになっていたので、ヨンハはレコードを片付ける。
レコードには血が付いていた。

『俺たちみたいな人間をなんて呼ぶか知ってるか?』
『カエルだ』

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Netflix韓国ドラマ「家いっぱいの愛」第6話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「家いっぱいの愛」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第6話:そばにいたいあなた

前話はこちら↓

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家族ビラの前に止まっている違法駐車のせいで、車通勤のミレは出勤時に車を出せず、いつも困っていた。
車の持ち主は隣の大家だという。
仮想通貨でお金持ちになった若造で、かなり生意気だと聞くムジン。

商品の陳列をしていたミレ。
突然現れたテピョンに、顔を赤らめるw
それにつられてテピョンも顔を赤らめるww

食事から戻ったムジンとヒョンジェ。
家族ビラの前で、ファンさん一家と違法駐車の男が揉めていた。
ファンさん一家は孫のウヌの学芸会に行くために車を出したいのだが、違法駐車があるため出られない。
車をどかしてくれと頼んでいるのに、男は何だかんだとイチャモンをつけてそれに応じない。
「大家を呼んでこい!」と騒ぐ男の前に立ちはだかるムジン。

その頃、エヨンの部屋にジョンインがやって来た。
ジョンインは「エヨンさん、あの写真を見た?私を妊娠させて逃げたクズ男はムジンじゃないの!」と告げた。
話の途中で外から悲鳴が聞こえ、慌てて外に行く2人。
外では、ムジンが違法駐車の男をすっかり打ちのめしていた。
ムジンのたくましい腕には鯉の入れ墨が。
「かっこいい!」と喜ぶ住人たち。
「運良く金持ちになったら真面目に生きろ。人様に迷惑をかけるな。心を入れ替えろよ。」と窘めるムジン。

ミレとジョンインは話の続き。
4年前、ジョンインは旅行でタイに来て、そこで出会った男性に惚れて住み始めた。
同じ町に住んでいたムジン。
(ムジンは“クンムイ”というタイの名前が。ジョンインは“ジョイ”。)
ムジンはタイに来て初めて出会った韓国人だったため、ジョンインはすっかり気を許し、たくさん身の上話をする仲だった。
例の写真については、「子供と一緒に撮った唯一の写真だから、ずっと大切に持っていたの」と打ち明けるジョンイン。
妊娠を知った途端、彼氏は逃げ、帰国するお金もなく、途方に暮れたジョンインは、ストリップの仕事を始めようとした。
ムジンはそんなジョンインを叱り、帰国するためのお金を渡した。
それはムジンの全財産だった。
「言うことを聞け!君のためじゃない。クズ男のせいで、1人で子供を育てている女がいるんだ。」と言うムジン。
エヨンのことだ。
ムジンはジョンインとエヨンが重なり、放っておけなかったのだ。
ムジンにとってもジョンインにとっても人生のドン底期の話、タイで何をしてきた知れば驚くだろうと言うジョンイン。
ジョンインの話を聞いて「タイで何をしてきたのか」妄想が膨らむエヨン。
ヤクザ、ギャング、麻薬売買…
「映画の見すぎよ」とツッコまれるエヨン。
ジョンインは1枚の写真を見せた。
それは、ムジンが、女性用の赤いハイヒールを履いている写真だ。
ムジンは、足首がきれいだと靴店にスカウトされ、モデルになっていた。
ムジンが履いて歩いて見せたハイヒールは、ニューハーフの人々に飛ぶように売れていった。
その後、ジョンインは帰国したため、ムジンがどうやってお金持ちになったのかは分からない。
とにかく、目標はエヨンの元に戻ること。
そんために、この家族ビラを買うために、いったいムジンは何をしてきたのか。。

一方ムジンは、ミレに言われた「父さんが望んでいなくても、親である以上、責任を取ってよ」という言葉が引っかかっていた。
ムジンは、親でいることを望んでいるのだが。。
ミレとはいつから仲がこじれたのか考えるムジン。

ジェゴルは、自分の企みがムジンにバレているのではないかと気が気じゃない。
エヨンから何か聞いてのではないかと探りを入れるのだが、ムジンの反応は薄い。

エヨンは、ジョンインの話を聞いてから、ムジンへ好感を持ち始める。
相変わらずのムジンの猛アタックに、少し揺らぎ始めている。。?

ミレはボーナスが出たので、週末からエヨンと一緒にタイ旅行を計画した。
ところが、海女トッポッキの販売が前倒しになり、週末の休暇が危ぶまれることに。
ミレは木曜日から販売をスタートさせようと提案し、週末前になんとか準備を整えるべく、睡眠時間を削って必死に働いた。
テピョンはそんなミレが心配で、帰宅の運転を代わり、家まで送り届けてあげた。

テピョンは黒いスーツを着て、祖父の法事に参列。
当然、ナム社長もいる。
参列する親戚たちはテピョンを見て噂話をする。
「あの子か?若い頃の会長に似てる。」
「チヨルよりもそっくりだ。」
「ナム会長の不品行まで似ないといいが。のちのち面倒だろ。」
「だがまともな方だ。早々と家を出て行ったし。」
「生まれたこと自体がナム家の恥だろ。」
それはテピョンの耳にも届いていた。
テピョンは「僕を呼んだのは死んだ父親?それとも、この人(ナム社長)?」と言って立ち去る。
ザワつく親戚たち。
ナム社長はテピョンを追いかけ、「うるさい親戚たちの前でまた問題を起こしたな!大人になれよ!過ぎたことにとらわれて、みずから権利を捨てた浅はかなガキが!」と怒鳴った。
実は、祖父と思われた遺影の男性はテピョンの父で、ナム社長は、テピョンの父ではなく、腹違いの兄だったのだ。
ナム社長は、テピョンを戸籍に入れて息子として育てたからこそ、今の座があるという。
テピョンはそんな一家を、吐き気がするほど嫌っていた。
「もう僕の面倒は見なくていい。1人で生きていくから。」と言った。

ヒョンジェは「父さんと暮らす」と言い出した。
困惑するエヨン。
さらに、大学を休学していて、退学するつもりだと打ち明ける。
驚愕するエヨン。
エヨンは、それをミレは知っていて、ヒョンジェをムジンの元に行かせたのもミレだと知る。

海女トッポッキは、ミレの頑張りによって、売り上げ目標を販売初日で達成してしまった。
社員たちはミレを称え、みんなで打ち上げで乾杯した。

エヨンは1人バッティングセンターでストレス発散。
そこへムジンがやって来た。
エヨンが悩んでいると察したムジンは、「一杯やる?」と誘った。
エヨンはビールをグイッと一杯飲んだ後、「全部話してもらう」と告げた。
いったい、どうやってお金を稼いでお金持ちなったのか。
タイでのことはジョンインから聞いたので、知りたいのはその後の経緯だ。
ムジンは、「傷を隠すために入れ墨を入れた。真面目に生きてきた。」と言うだけで質問には答えなかった。

打ち上げ中のミレはトイレのために外に出た。
すると、テピョンに遭遇。
「1人で飲んでいる」と言い、タバコを吸いながら行ってしまった。
いつもと様子が違うので、心配になるミレ。

打ち上げは終了となり、みんなは解散。
ミレが帰ろうと歩いていると、店舗の階段で倒れ込んでいるテピョンがいた。
酔っ払って寝てしまっているようだ。
ミレに気がついたテピョン。
2人はパンチマシーンへやって来た。
ヘベレケになりながらも、思いっきりパンチして高得点を出して喜ぶテピョン。
ミレは酔っ払いの付き合いをするハメになってしまった。
ミレ「テピョンさん!家の住所は?」
テピョン「ミレさんは…何歳ですか?」
ミレ「29歳ですけど」
テピョン「1つ下か…(ここからタメ口)ミレ、どうして早く大人びたの?僕はまだまだ子供だ…家族も何もかも全部捨ててしまいたい。」
テピョンはウツラウツラと、ミレの肩に寄りかかる。

エヨンはビールが止まらず、心配になるムジン。
「私は母親として失格。ミレは急いで大人になったし、ヒョンジェはは子供のまま。私のせいだわ…ヒョンジェの大学のことなんて頭にもなかった。ミレが何とか説得して大学に送って学費まで払ってくれたの。私の代わりにミレが全部やった…。あんたの正体なんて関係ない。育てたのは私なのに、ダメなのは私なのに…ミレに会わせる顔がない…うちの子は愚かな両親のせいで苦労させられてる」と泣き出したエヨン。
「君は最善を尽くしてきた。ダメなのは俺だ…」と言うムジン。
その時、店内で懐かしい曲が流れた。
かつて、ムジンを口説こうと、エヨンが歌った曲のようだ。

テピョンを担いでフラフラ歩いているミレ。
テピョンは「帰らないで、僕の家、景色が最高だよ」と言って微笑んだ。

エヨンは、酔っ払って「子供たちに会わせる顔がないから、帰らない!」と駄々をこね、「私はあそこで寝るわ!」と言ってトコトコと行ってしまったその先にはラブホテルがあった。
ムジンは仕方なく付いていき、フラフラのエヨンを支えながらホテルの部屋の前に。
ドアを開けようとすると、隣の部屋の前にカップルがやって来た。
見ると、ミレとテピョンだった!
「ミレ、ここで何してるの?」
「お母さんこそ何してるの!」
一気に目が覚めるテピョン。

問題1:娘が男とラブホにいた
問題2:母親が離婚した父とラブホにいた
より恥ずかしいのはどっち?

パニック状態になる4人。
エヨンは「このバカ娘!」と言ってミレに掴みかかる。

明日から予定してるミレとエヨンのタイ旅行、いったいどうなるのか…

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Netflix韓国ドラマ「家いっぱいの愛」第5話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「家いっぱいの愛」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第5話:ミドルエイジ・クライシス

前話はこちら↓

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ジョンインは友人とバーで飲んでいた。
「私に寄ってくる男は、一文無しか、バカ男か、クズ男」と愚痴る。
友人が言う。
「タイであなたの人生を台無しにしたフルコンボの男とは、もう会ってないの?」と。
口ごもるジョンイン。
帰り道、ムジンの姿を見かけたジョンインは「クンムイ!」と呼びかけた。
驚くムジン。
ジョンインはムジンに渡すものがあると言っての部屋に連れて行く。
ジョンインは「今のレートで4年分の利子も合わせたらこれくらいのはず」と言ってお金を渡すが、ムジンは受け取らない。
ジョンインは「何がどうなってるの!?タイに来た時も問題を起こした直後で、別れる時に…全財産をはたいてくれたんでしょ?子供は、韓国に来てすぐに天国に行った。」と話す。

翌朝、ミレの冷蔵庫は古い物のままだった。
エヨンは返品していた。
「そのお金を自分に使いなさい。」とミレに言う。
さらに、「私のことはいい。事あるごとに反応しないで。1人で解決できたのに誘拐されたと大騒ぎした。ムジンと幼稚に争うのはやめなさい!」と声を荒らげた。
「幼稚」と言われたことに怒ったミレは、出勤時にエヨンを車に乗せずに出かけた。

会社に着いて、エレベーターでテピョンと遭遇。
昨夜のことがあり、なんとなく気まずいミレ。
「風邪ひきませんでしたか?」とミレを心配するテピョン。
恥ずかしいような嬉しいような。。一瞬、表情が緩むミレだった。

エヨンは、しつこいムジンからの食事の誘いを受け入れた。
2人は、きれいな夜景の見える高級レストランでディナーを楽しんだ。
エヨン「金遣いが荒すぎる。金持ち自慢?カモにされてることに気づいてる?」
ムジン「分かってるよ。悪いか?」
あきれるエヨン。
エヨン「財布の紐を引き締めないと、また無一文になる。」
ムジン「君が引き締めてよ」
エヨン「なぜ私なの?」
ムジン「俺の人生で女はエヨンだけだからだ。」
エヨン「ムジン、新しい人を見つけて。先妻は忘れなさい。私たちは一度終わった仲なの。」
ムジン「終わったならまた始めればいい。」
エヨン「それはできない。捨てるようにあなたを追い出した。私を死ぬほど恨んだでしょ?でも私にとっては最善の選択だった。子供たちの未来に危機感を覚えたの。」
ムジン「恨んでない。捨てられて当然のことをしたが、俺はもう、“でくのぼう”じゃない。変わったんだ。」
エヨン「いいえ、お金持ちになっただけで、何も変わってない。あなたのせいでミレが苦しんでる。あの子が苦しむのは見たくないの。私たち、親らしくしよう。あなたとよりを戻す気は少しもない。我が家は、ミレ・ヒョンジェ・私の3人家族よ。あなたの居場所はないわ。」
ムジン「そんな話をするために来たのなら、きれいにしてくるな。ひどい…」
ムジンは立ち去った。

ジェゴルはムジンと連絡がつかなくて苛立っていた。
そして、ムジンの預金通帳と印鑑を手に、ほくそ笑む。

翌日は休日。
エヨンとミレは飼い犬のメダルと連れて、公園でピクニック。
そこでミレは、離婚をしたのは自分のせいかと尋ねた。
エヨンは、ミレのおかげで離婚を決意できたと答える。
「あの時別れなければ、彼は変われなかった。私たちもムジンも今の生活はないわ。全部あなたのおかげ。私にはあなたがいる。ムジンもいい人に出会って欲しい。寂しそうで気の毒だわ。」と。
エヨンには未練はないようだが、ミレは違った。
ムジンを見るといまだに腹が立つ。
それはどうしてなのか。。

急な仕事が入ってしまい、ミレは休日出勤。
エヨンは、ファンさんとセリの勧めでネイルケアしてもらうことに。
ファンさんとセリは、ムジンのためにエヨンをきれいにしようとしているようだ。
エヨンは、よりを戻す気はいっさいない!と宣言した。
ジョンインも興味深く聞いていた。

テコンドー教室の窓から帰宅するミレが見えたので、テピョンは慌てて降りていく。
仕事の電話を終えて、イライラしてるミレは、エアーで板割をしていた。
それを見て微笑ましくて笑うテピョン。
テピョンは、最近この辺りで主婦(エヨン)の誘拐事件が発生し、犯人は捕まっていないと聞き、夜も遅いし、ミレを送ろうとしていた。
しかし、ミレから、その犯人はおばさん3人にとっ捕まったと聞き、「それなら安心ですね。さよなら!」と、あっけなく自転車で行ってしまった。
ちょっと寂しくて残念なミレ。
すると、チリンチリンと聞こえ、再び笑顔で登場したテピョン。
「あのまま帰ったら冷たいでしょ?」とニッコリ。
恋に落ちそうで危険だと感じたミレは「もう親切にしないで!優しくされると気になる。。行って。」と言い残して立ち去った。

その夜、テピョンはベッドに横になって、改めてミレの言葉を思い出し、自分もミレが気になるのだと確信した。

ジョンインはベロベロに酔っ払って帰ってきた。
エヨンが介抱して、なんとか部屋までたどり着く。
ジョンインは酔いながら「私の将来の夢はエヨン。ミレがいてヒョンジェもいる。それと…」と言いながら、眠ってしまった。
一粒の涙を流しながら。
エヨンは散らかったジョンインの部屋を片付けてあげた。
すると1枚の写真を見つける。
ジョンインとムジンの2ショット写真だ。
驚くエヨン。

ムジンはエヨンにばっさりフラれて傷心なので、ハーレーに乗って海に来た。

写真を見てしまったエヨンは、様子がおかしくなってしまった。
突然ぼーっとしたり、「ホットのアイスラテ」と注文したり、卵料理ばかりの夕飯だったり、暗闇でひたすら扇風機に当たっていたり。。
ミレはジョンインに相談した。
ジョンインは“ミドルエイジ・クライシス”だと答えた。

Jプラスの上層部による会議。
オンライン販売の実績が2位であることに対し、強い言葉で役員たちを叱責するナム社長。
そこへ、急ぎの電話だと、秘書がナム社長に取り次ぐ。
相手の女性は怒っている。
「そんなに難しい頼み事をしたかしら!?もう結構。今後いっさいJプラスには納品しない!!」と。
さっきまで威厳たっぷりだったナム社長、あわてて「そんな…おばさん!おばさん!」とすがる。

仕事中のミレのもとに、あわてた部長が駆け寄る。
「束草の工場長が“海女トッポッキ”を納品しないとナム社長に電話した。新商品の発売が目前なのに困ったぞ!」と言う部長。
ミレは説得のため、束草へ急ぐ。
ミレが車に乗って支度をしていると、突然テピョンが乗ってきた。
事情を聞いていたテピョンは「束草の工場長をよく知っているんです。僕なら機嫌を直せるかと思って。」と言う。
とにかく急ぐので、2人は一緒に車で束草へ向かった。

エヨンは、ムジンとジョンインの2ショット写真を、ジョンインの部屋から持ち出していた。

<エヨンの記憶>ーー
エヨンとジョンインは、同じ日に家族ビラに引っ越してきた。
妊娠しているジョンインに、同じ母親だからと明るく話しかけるエヨン。
しかし、ジョンインはろくに返事もせず無愛想に接する。
その後、ジョンインは流産してしまい、お酒に溺れる日々。
エヨンはそんなジョンインを心配し、わかめスープを届け、励ます。
エヨンの優しさに張り詰めていた糸が切れ、泣きじゃくるジョンイン。
エヨンはジョンインを抱きしめた。
ーーーーーーーーーー

エヨンはジョンインから訳を聞こうと美容室に行くが、切り出せず。。
モヤモヤするため、1人バッティングセンターでストレス発散。
「俺の人生で女はエヨンだけだ」と言ってたのに、過去にジョンインと付き合っていて、おまけに妊娠までさせたのか?それなの他人のフリをしてるのか???
エヨンは苛立ちMAXで金属バットをぶん投げたw

海の近くのカニ専門店で酒ばかり飲む傷心のムジン。
店主が知り合いなのか、一緒に飲もうと誘う。
しかし、店主は娘から何かのおねだりの電話がかかってきて、デレデレになって席を外す。
その様子を見たムジンは、「娘というものは父親を頼ることが多いんだな…」と思い知る。

ミレは“海女トッポッキ”の工場長を説得するため、束草に到着。
工場長は「話すことは何もない!」と怒っている。
ミレが「どうか納品の件を考え直してください!」と跪いて土下座しても意思は変らないようだ。
そこへ、「おばあちゃーーーん!」と満面の笑みで走ってきたテピョン。
工場長はテピョンを幼い頃から知っているようで、大きく成長したテピョンに驚きつつも再会を喜んだ。
テピョンは甘えた感じで、「おばあちゃん、あーん」と工場長の好物の羊羹を食べさせようとする。
それに便乗してミレも「羊羹がいきまーす!ぴゅーん!」工場長に羊羹を食べさせようとする。
呆れる工場長、吹き出すテピョン。
気を取り直し、改めて2人はきちんと工場長の説得を始める。
工場長が、怒って、Jプラスへの納品を取りやめた理由は、Jプラスが約束を守らなかったからだ。
工場長は元々海女さんで、海女文化の後退を心苦しく思っていた。
そのため、江原道の海女を文化遺産に登録するための活動をしている。
工場長は、Jプラスへ納品する代わりに、Jプラスに海女文化の広報を頼んでいた。
それなのに、Jプラスは無視したというのだ。
ミレが言うには、海女トッポッキの売上げが思うように伸びず、数ヶ月で生産中止になったため、やむを得ず宣伝ができなくなってしまったということだ。
工場長は、「またそれだ!どうせ今回も数ヶ月したら売れなかったからと約束を破られる!これ以上バカにされたくないんだ!」と聞く耳持たず。
ミレは、「私は仕事ができます!今回こそは海女トッポッキは大ヒットさせる!必ず江原道の海女を宣伝します!もう一度だけチャンスを!約束を守れなかったら、会社を辞めて海女になります!」と宣言。
工場長は驚いたが、ミレを好意的に受け止めた。
そんなミレを微笑ましく見つめるテピョン。
工場長は、そんなテピョンを見て何かに気がついた。
工場長はミレの申し出を受け入れ、3人は乾杯した。

ミレとテピョンは帰る前に、海に立ち寄った。
ミレは、海が初めてだった。
テピョンは「海ではこれが必須ですよ」と言って叫んで見せた。
「ミレさんもやって!」と誘うテピョン。
「からかわないで」と笑うミレだったが、あっちにも同じように叫んでいる人がいた。
見ると、傷心で海に来ていたムジンだった。
あきれるミレ。
テピョンは気を利かせてその場を離れ、先に車に戻ることにした。
ミレは「傷心旅行に来た。整理がついたら戻る。」と言うムジンに、「戻ってきたのは間違いよ。死んだと信じてる方がよかった。」と言った。
ムジンは「俺はまだ間に合うかもしれないと思っただけだ。ミレのために。肩の荷を今からでも減らしてやれないだろうかと思ったんだ。」と言って、トボトボと立ち去った。
駐車場で待っていたテピョンの横を通り過ぎるムジン。
テピョンはムジンに挨拶し、「仕事を手伝いに来ただけです。ちょうど帰るところでした。」と言った。
ムジンは「たぶん実らないぞ。この家の女はスポーツマンが嫌いなんだ。すまない。」と言った。

ミレが帰宅すると、ミレが、この間、玄関前に取り付けたダミーの監視カメラが、本物の監視カメラに変わっていた。
ムジンがやってくれていたのだ。

ミレはランチ中、弟ヒョンジェが、親のお金で起業に成功した先輩に纏わりついているのを見かける。
大学に行っているはずなのに。。
ミレは電話をかけて「今どこ?」と聞いた。
「大学だ」とウソとつくヒョンジェ。
しかし、ヒョンジェの目の前にミレの姿。
焦るヒョンジェは「ごめん!成功して必ず返すから!」と言い残し、電話を切って走って逃げた。
ミレは追いかけ、ヒョンジェを捕獲し問い詰める。
ヒョンジェは、ミレに学費を払ってもらっている身にも関わらず、勝手に休学。
「起業サークルの成功した先輩の元でノウハウを学んだり相談したりしてた。」と言う。
さらに2学期分の授業料を使い込んでいたことが発覚。
「たかが800万だろ?僕が8000万にして返すから心配するな。父さんに投資してもらって起業するんだと。」とほざくヒョンジェ。
ブチギレすぎて言葉にならないミレ。。

ミレはムジンを呼び出して、カンナムビアバーで話をする。
ミレ「ヒョンジェに何を吹き込んだの?退学して起業するって。どうする気!?」
ムジンは封筒を差し出す。
中には、以前交わした念書と、家族ビラの所有権をエヨンに変更した、所有権移転登記の書類だった。
ムジンは約束通り、家族ビラをエヨンに譲り、家族ビラを出ていくと告げた。
しかしミレは矛盾する感情を抑えきれない。
ムジンが出ていくのはミレの希望なのに。
勝手に戻って来たのもムカつくのに、また出て行くのもムカつく。
怒りが爆発するミレ。。
ミレは書類をグシャグシャに握り潰し、「退去する前に何とかして!ヒョンジェを行かせるから、責任持って育てて!」と言った。
ミレから頼られたと感じ、お願い事をされたのが嬉しいムジン。
ミレは「父さんが望んでなくても、親である以上、責任と取ってよ。」と告げた。
すると、エヨンがカンナムビアバーにやって来るのが見え、ミレはムジンを連れて、慌てて身を隠した。
もし、念書のことがエヨンにバレたら、「勝手に賭けるな」と殺される。。
2人の考えが一致した。

エヨンはカンナムビアバーに来る途中、ジョンインの美容室の前で、携帯をポケットから出す時に例の写真を落としてしまった。
それを見つけたジョンインは焦る。

エヨンは、例の写真を見たことで、ムジンとジョンインが付き合っていると思い込んでいる。
今も、ムジンはジョンインとカンナムビアバーで逢瀬を楽しんでいるのだと勘違い。
店から出てきたムジンを問い詰めると「1人だった」と言いつつ鼻が鳴った。
(ムジンはウソをつくと鼻が鳴る)
エヨンは騒ぎ立てて、確認するため店に入ろうとするが、中にはまだミレがいる。
念書のことがバレたらいけないので、ムジンはエヨンを担いで、その場を離れた。
店から離れたところで、エヨンはムジンに、タイで何をしてたのか問い詰めた。
「ジョンインを妊娠させて逃げたクズとはムジンのことなの?ジョンインとどういう関係!?」と。
取り乱すエヨンを見て、嫉妬していると感じ、嬉しいムジン。
ニヤニヤして何も答えなかった。
エヨンは怒って、生卵をムジンの頭にぶつけた…

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Netflix韓国ドラマ「家いっぱいの愛」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「家いっぱいの愛」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第4話:ピョン親子の戦争

前話はこちら↓

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<ミレが幼い頃>ーー
キャッチボールをして仲良く遊ぶミレと父ムジン。
ミレの誕生日には自転車のプレゼント。
「早く乗り方を教えて!」と大喜びのミレ。
嬉しそうなムジン。
ーーーーーーーーーー

<家族ビラの住人>ーーー
301号室:アン・ジョンイン(美容室経営)
302号室:ムジン
201号室:チャン・シュンシク(祖父)、ファン・ジンヒ(祖母)、チャン・ウヌ(孫)
202号室:イ・ジョンヒョク(主夫)、ユ・セリ(妻・ネイルショップ店長)
101号室:カン・ナム(カンナムビアバー運営)
102号室:エヨン、ミレ、ヒョンジェ
半地下:チェ・ドンジン(老人)
ーーーーーーーーーーーー

美容室を営むジョンインは、ミレの弟ヒョンジェに、ムジンとミレがいつから仲が悪いのかと探りを入れる。
エヨンの食堂が潰れる前からだと聞き、「良い父親じゃなかったのね…」とつぶやいた。

スーパーでのことを猫なで声でエヨンに謝罪するファンさん。
エヨンは「この程度じゃ怒りませんよ〜この町で晒し者にされることも、私生活に口出しされるのも初めてじゃないし〜いちいち気にしてられませんよ〜無視してるだけです。」と嫌味炸裂w

エヨンは、声を変え、他人のフリをして、ムジンの姉に電話した。
姉はムジンが30億の家族ビラを買ったことを知らなかった。
しかも、離婚してから、ムジンは姉の家にいると思っていたが違うようだ。
いったいこれまで何をしてきたのか、ムジンを問い詰めるエヨン。

テピョンは、買い物から帰ると自宅で不審な物音がするので、ファイティングポーズを取って警戒してドアを開ける。
すると、中にいたのは、父でJプラス社長のナム・チヨルだった。
部屋に入れてもらったチヨルは、テピョンの部屋をキョロキョロと見る。
テピョンは、会話の中で、チヨルが不整脈や糖尿病であることを知る。
財閥の御曹司、家を出る必要もなかったのに、今は狭い屋根部屋で一人暮らしをするテピョン。
さらに警備の仕事をしてる。
「一緒に住んで仕事を学べばいいだろ」と言うチヨルだが、受け流すテピョン。

テピョンが道を歩いていると、ファンさんに捕まるミレがいた。
「裕福な父親がいるのに週末も仕事?そろそろ結婚して孫の顔を見せないと〜」と。
うんざり顔のミレ。
次に、チャンさん&ドンジンに捕まるミレ。
「放火犯だなんて!人がいいからお金に恵まれたんだ。」
「年を重ねてからの親孝行は大きな福をもたらす。分かったね?」
うんざり顔のミレ。
次にカン・ナムに捕まるミレ。
「分かるか?これは僕が構えた店だ。名前の入った看板を見て、両親は誇らしく思ってる。家族というのはな、同じ名字で生きていく以上…」と。
ミレはうんざりし、「だから名字をクムに変える!」と言って立ち去る。
住人たちは、ムジンが放火犯ではないと分かり、さらに盛大に奢ってもらったので、態度を一変、手のひらをくるっと返し、全面的にムジンの味方についた。
ミレにムジンと仲良くするように説得を始めたのだ。
一部始終を見ていたテピョンはフフッと笑う。

ムシャクシャするミレは、テピョンのテコンドー道場で、テピョンに教えてもらって板割をしてストレス発散。
なかなか才能があるようだw
2人は少し距離を縮める。。

ジョンヒョクは、実はまだムジンを怪しんでいた。
しばらくは“潜入捜査モード”で懐に入り込み正体を暴く作戦のようだ。

道場を出たミレとテピョンが道を歩いていると、酔って介抱されるムジンと遭遇。
酔って絡みだすムジンにうんざりするミレ。
テピョンも手伝って、フラフラのムジンをタクシーに乗せる。
ムジンはテピョンに「飛び蹴りのお詫びに、今度酒を奢れ」と言い残し去って行く。
テピョンが気づくとミレがいなかった。
テピョンが辺りを捜すと、ミレはパンチマシーンの前にいた。
思いっきりパンチするが、あまり良い記録が出ない。
ミレ「引退する前、絶対にまけたくない相手っていましたか?」と聞くミレ。
テピョン「もちろん。でも、最後の試合でKO勝ちしました。」
ミレ「どうやって、そいつに勝ったの?」
闘争心に燃えるミレ。

翌朝、ムジンは家族ビラの前で、住人たちに、「3ヶ月、管理費を無料にします。」と宣言。
大喜びの住人たち。
しかし、ミレは、それを無視して、きっちり管理費を渡した。
昨夜、パンチマシーンの前でテピョンから授かったアドバイス
「勝とうとしないこと。自分のペースを維持し、相手を意識しない。するといつの間にか、勝ってる。」
エヨンをめぐる戦い…
ミレは、ムジンに勝つため、今日からこれを実践するのだ。

「受けて立とうじゃないか」と熱り立つムジン。
だが、エヨンの気を引く作戦、ことごとくミレに先を越される。
「一度ぐらい一緒に食事してくれてもいいじゃないか…」と嘆くムジン。

ミレはヒョンジェを車で大学まで送る。
車内で、両親によりを戻して欲しヒョンジェは、「父さんを受け入れてやれよ。あれほど一途な人はいない。成功して母さんの元に戻ってきたんだ。感動的だろ!」と言う。
離婚時、まだ幼かったヒョンジェには内緒で、大人たちだけで事を進めてしまった。
ヒョンジェは離婚に反対だったのに。。
さらにミレは、起業を考えているヒョンジェに反対した。
「起業する才能は微塵もないからあきらめろ」と。
ムクレたヒョンジェは降りしなに「姉さんが貧乏神かもな」と吐き捨てて車を降りた。
ヒョンジェは、大学に行かず、別の所へ向かった。

ヒョンジェは起業に成功した先輩のカフェにやって来た。
先輩はお金持ちで、親のお金やコネで起業できたのだ。
ヒョンジェのロールモデルだ。
ヒョンジェはどうやら大学を退学するつもりのようだ。

エヨンはクリーニング店の帰りに、ムジンのビジネスパートナーであるジェゴルを見かけた。
電話をしながら歩くジェゴル。
エヨンが会話を聞くと、ムジンの話をしている。
「ピョン・ムジン?成金野郎はどいつも同じだ。あいつの後始末で頭が割れそうだよ。だが、やるしかない。大金を手にするためだ。楽に得た金は一瞬で消えるものだ。」と。
エヨンはジェゴルの後ろを歩いていて、ドアにぶつかってしまった。
その声に振り向いたジェゴルは、エヨンに気づき、まずい…と顔がこわばる。
ジェゴルは改めて自己紹介をし、ムジンとは高校の友達だと言った。
不審に思うエヨン。
「高校の友達なら、私が知らないはずがない。」と。
「仕事を通じて頻繁に会うようになりました。」とかわすジェゴルに、「じゃ、大金はどう得るの?“楽に稼いだ金”って?」と問い詰める。
たじろぐジェゴル。
「教えないよね。いいわ、本人に聞いてみる。」と言って立ち去るエヨン。

ムジンは前大家のお墓に来ており、手を合わせた。

Jプラスでは、今月の最高売上は、ミレ(&エヨン)担当のトッポッキだった。
ナム社長は担当がミレだと分かると、気まずさを(テピョンと親子だと知られたため)隠しながら、その働きを称えた。
ミレが同僚たちとエレベーターに乗っていると、同僚が社長の息子って誰?という話題を振ってきた。
同時にテピョンがエレベーターへ。
ミレは話を誤魔化してあげた。
ホッとするテピョン。
「迷惑をかけてすみません」とペコリ。
「ご心配なく、昇進は自分で勝ち取りますから!」と拳を握るミレ。

エヨンは買い物の帰り道、ムジンに電話をしながら歩いていた。
しかし、なかなか出ないので何度もかけてみる。
暗い路地裏に入ると、何者かがエヨンをつけており、襲われてしまった。
大きな悲鳴と共に、地面に落ちるエヨンの携帯。

その頃、ミレは、エヨンが欲しがっていた待望の大きな冷蔵庫を購入した。
ムジンは、エヨンにプレゼントするための高級ブランドバッグを購入していた。
マンションの下で鉢合わせしたミレとムジン&ヒョンジェ。
エヨンのリアクションはいかほどか。。
しかし、家にエヨンはおらず、電話をかけるも出たのはピョンさん。
ピョンさんは携帯を拾ったと言う。
エヨンは何者かに連れ去られたのではないかと。
「必ず見つける!」と血相を変えて走って行ったムジン。
現場に行くと、エヨンの買い物袋が落ちていた。
ミレも辺りを捜し回るが、見つからない。
すると警察署から電話が。
ミレと同時にムジン&ヒョンジェも警察署に到着。
エヨンは無事だった。
無事どころか「3人揃ってどうしたの?」とケロッとしている。
ファンさんとセリもいる。
実は、かつてエヨンに言い寄ってきた男(ムジンがヤキを入れた男)が酔っ払っていて、エヨンを見かけ肩を掴んだ。
悲鳴を上げるエヨン。
偶然近くを歩いていて、エヨンの悲鳴に駆けつけたファンさんとセリ。
男はエヨンに絡んだのだが、エヨンは買い物袋で殴りまくり、駆けつけたファンさんとセリも加勢し、ボコボコにやられた。
それで、暴行の加害者として事情聴取のため警察にいたのだ。
何はともあれ、無事でよかったと胸を撫で下ろす。
しかし、ミレは元気がなかった。
今回のような事が起こった時、頼りになるには男手だ。
こればかりはミレの努力ではどうにもならない。
過去にもあった。
飲食店で働くエヨンは、客から酷いセクハラを受けていた。
それを見た高校生のミレは、怒りで拳を握りながらも、結局何もできなかった。
「父親よりも、家族を守れてるんだと見せつけたかったのに…」
トボトボ夜道を歩くミレ。
少し離れた後ろを、見守るようにムジンが歩いていた。
ムジンはミレに「お前はよくやってくれた。苦労をかけたな。甘えたい時期に窮屈な思いをさせて、今も多くの負担をかけてる。全部俺のせいだ。本当にすまない。。」と詫た。
そして、「もう肩の荷を降ろせ」と言って、ミレの肩をポンポンした。
しかしミレは「誰のせいよ!反面教師にしてきた。終わりわない!」とムジンの謝罪を受け入れず。
ミレは目に涙をいっぱい貯めていた。

エヨンとヒョンジェが警察から帰宅すると、部屋にはミレが買った冷蔵庫とムジンが贈った高級ブランドバッグが。
エヨンは、まだ帰らないミレを心配し、電話をかけるが出ない。
エヨンは「このままじゃダメね」とつぶやき、ため息を一つ。

ミレは家に帰れず、道の端に座り込み、泣いていた。
そこに、偶然通りかかったテピョンが声をかけた。
テピョンはミレが泣いているので驚いた。
ミレはテピョンを追い払う。
テピョンは立ち去り、雨が降ってきた。
それでもミレは座り込んで泣き続ける。
すると、ミレの頭上にスッと傘が。
テピョンが傘を持って戻ってきた。
テピョンはミレが泣くのを傘で隠し、通り行くご近所さんたちから見えないように覆ってくれた。
「町中に知れ渡るより、僕だけの方がいいでしょ?」と。

部屋で1人ワインを飲んでいるジョンインは、昔の写真を見つめていた。
それは、外国で撮られた、若かりし頃のジョンインとムジンが。

<ジョンインの記憶>ーー
ムジン「おかしくなったか!?」
ジョンイン「おかしくもなるわよ!クズ男のせいで人生終わりよ!」
ムジン「……」
ーーーーーーーーーーーー

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Netflix韓国ドラマ「家いっぱいの愛」第3話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「家いっぱいの愛」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:JTBC

第3話:偉大なピョンツビーの秘密

前話はこちら↓

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<家族ビラの住人>
301号室:アン・ジョンイン(美容室経営)
302号室:ムジン
201号室:チャン・シュンシク(祖父)、ファン・ジンヒ(祖母)、チャン・ウヌ(孫)
202号室:イ・ジョンヒョク(主夫)、ユ・セリ(妻・ネイルショップ店長)
101号室:カン・ナム(カンナムビアバー運営)
102号室:エヨン、ミレ、ヒョンジェ
半地下:チェ・ドンジン(老人)

ミレの勤めるスーパー“Jプラス”では、イケメン警備員テピョンの話題で持ち切り。
その理由は、過労で倒れたミレを軽々とおんぶしたテピョンの姿に、その場にいた社員もお客も「スーパーマン」だとザワついたのだ。
そのテピョンがミレに声をかけた。
「お話があります」と。
ミレはテピョンの胸ぐらを掴んでバックヤードに引きずり込む。
そして、「お願いです!あの日のことは内緒にしてください!誰かが母の話を口にした瞬間、あなたが広めたと見なし、解雇します!」と凄んだが、テピョンは、「お父さんを蹴ったことを謝りたくて…」と頭を下げた。
ミレは「スカッとしたので謝らなくていい」と言って立ち去った。

母エヨンは、引っ越さずに“家族ビラ”に残ることを決意した。
ミレは「お金持ちになった父さんに揺れたんじゃないの!?」と猛反発。
その言葉にキレた母エヨン。
怖すぎて、ミレはそれ以上の反発が出来なかった。

父ムジンの部屋にミレがやって来た。
ミレはズカズカと部屋に入り込み「望みは何!?」と問い詰めた。
「エヨンの心を取り戻す!妻と一緒に暮らしたいだけだ。」と答えるムジン。
そこでムジンはミレに賭けを持ちかけた。
「エヨンとよりを戻すのに失敗した場合は、離婚の慰謝料として家族ビラを譲渡する。よりを戻せた場合はヒョンジェとミレも一緒に暮らすこと。」と。
ムジンはチラシの裏に念書を書き、ミレもサインした。
期間は4週間。
エヨンを巡る2人の戦いの火蓋が切って落とされた。

前大家が死ぬ前日、前大家がムジンと一緒にいたのを目撃しているドンジンは、ムジンに狙われるのではないかと恐れ、部屋の鍵を丈夫なものに変えようと、チャンさんの金物屋へやって来た。
ところが、時を同じくしてムジンも金物屋にやって来たため、ドンジンは恐れおののき、こっそりと店から逃げ出し、怯えていた。

翌朝、ミレは出勤前にコーヒーショップでテピョンを見かける。
病院代と口止め料のため、これからしばらくコーヒーを奢ることに。
そして、「圧倒的な絆を見せて心を折ってやる!」と濃い〜濃い〜コーヒーを飲んで、父ムジンに勝ってやると意気込んだ。

ジェコルは、ムジンが勝手に書いた念書に呆れた。
「どんなに強い愛でも金の前では無力だ。本気でやり直せると思うか?無効にする方法を考える。」と言うが、ムジンは断った。
ムジンは「ここまで来たら引き下がれるか…とことんやってやる」と意気込んだ。

ドンジンの部屋に、鍵を付け替えるためにチャンさんがやって来た。
ドンジンが開けると横にはムジンもいた。
恐れおののくドンジは、居ても立ってもいられなくなり、ムジンの前から逃げ出した。

カンナムビアバーで保護されたドンジン。
ブルブル震えるドンジンに、住人たちが訳を聞き出す。
ドンジンは「見たんだ…火事が起きた前日の夜に、前大家とムジンが一緒にいるところを…」と打ち明けた。
「昔からの知り合いだが、そんな人じゃない」とチャンさん。
「僕の予想が当たった!」とジョンヒョク。
「火災の前日に若い人の声がした。明け方にドアの音で目が覚めた。」とジョンイン。
「ムジンの腕にはヤクザ映画でしか見ない入れ墨があり、物凄い腕力だった。」とカンナム。
「ムジンが警察署から出て、そのままスンドゥブ店に入ったのを見た。」とファンさん。
さらに「今日、ムジンが屋上でマッチを使って何かを燃やしていた。証拠隠滅を図っていたに違いない。」とジョンヒョク。
ジョンヒョクは、火災直後に花壇に落ちていたマッチも拾って保管しており、「マッチを使う住人は他にいない!大家だけだ!」と主張。
生前、「死んでも家族ビラは売らない」と豪語してきた大家を、ムジンが火をつけて殺したのではないか、という結論に至り、住人たちは皆、恐れおののいた。
住人たちがそんな話をしていたら、エヨンが現れ、みんなびっくり。
急に話を変え、盛り上がってる小芝居。
エヨンはチキンが売り切れだと聞いて帰って行った。
住人たちはエヨンもグルかもしれないと考え、決定的な証拠が出るまで気を引き締める。

翌日、ムジンの指示で住人たちに引越しのお餅を配って回るヒョンジェ。
ムジンはもちろんエヨンにもお餅を渡し、「今もきれいだね。家族ビラに残ってくれてありがとう」と口説きにかかった。
「あなたのためじゃなくて、お金のためよ!」と強がるエヨン。

ミレは、会社でエレベーターを待っていた。
チン!と鳴り、開いた扉。
中にはナム社長とテピョンが乗っている。
そして、テピョンはナム社長に「父さん!」と言った。
一瞬のことに理解できないミレ。
ナム社長とテピョンは、ミレをエレベーターに引きずり込み、急いで扉をを閉めた。
見てはいけないものを…聞いてはいけないものを…
ミレは目の当たりにしてしまった。
ナム社長とテピョンは親子であるようだ。
そしてそれは会社では秘密。
きまずい時間が流れる…
ミレは次のフロアに着くなり、頭を下げて逃げるように降りて行った。
秘密が漏れてしまったことに顔をしかめるナム社長。
ナム社長はテピョンに「警備員なんかやめろ!私に従っていれば…」と叱りつけるが、テピョンは聞く耳持たず。

301のジョンインは、隣に引越してくるムジンを初対面。
ジョンインとムジンはお互いに顔を見て驚いた。
初対面ではなさそうで、なにやら関係があるようだ。

ムジンはヒョンジェに、ミレの仕事のことや彼氏のことなど、いろいろと聞き出す。
その中で、「引っ越すこともできたのに、なぜこの町にいたのか」と聞くと、「町の人を見返してやるって。また幸せになれると。母さんの姉さんは意地っ張りだから。」答えるヒョンジェ。
それを聞き、ムジンは胸が痛む。
ムジンはクレジットカードを渡し、「デパートで高級な果物を買って近所に配れ」と指示した。
「お前たちは今まで頑張ってきた。明日からは俺が見せてやる。」と言うムジン。
ムジンとヒョンジェが道を歩いていると、ある男がヒョンジェに声を掛けてきた。
「久しぶりじゃないか、また肉を食べに来いよ」と言って去って行った。
男は、以前エヨンたちが半地下に住んでいた時の大家で、エヨンにしつこく言い寄っていたらしい。
しつこく電話したり、酔って家に入ってきたり。
男の後ろ姿を睨みつけるムジン。

ムジンが帰宅すると、ドアの間でジョンインが待ち構えていた。
ジョンインは「黙ってるわ、エヨンさんには特に。私たちは他人だからね。」と言った。
ムジンは「体は大丈夫か?」と言った。

Jプラス社内では、ナム社長の息子が通ってるみたいだと噂になっていた。
息子を見たのはミレだけだと。
しつこく聞かれても、ミレは口を割らなかった。
ミレが退勤すると、駐車場でテピョンが待っていた。
2人は食事をすることに。
テピョンが「今日見たことは…」と話し出すが、「社長の家族のことまで知りたくありません。気を遣わずに仕事がしたい。だから説明しないで。」と言った。
ミレの“親切な無関心”にホッとしたテピョン。
「互いに借りができた」と笑うミレ。
ミレは、テピョンがバラすかもと疑っていたわけではなく、テピョンにも「安心してほしかった」と言う。
ミレは、「これからはお互いを気にしない他人でいましょう。よろしくねテピョンさん。」と言って握手を求めた。
テピョンもそれに応じた。

ミレが帰宅すると、家の中にはダンボールに入ったままの新しい家電だズラリ。
ムジンのカードでヒョンジェが買ってきたものだった。
ヒョンジェは、すぐに返品するように叱られる。
ミレはダイニングテーブルセットを買って帰った。
エヨンと一緒に組み立てに四苦八苦。
なんとか出来上がった。
3人家族なので椅子は3つで十分。
2人はハイタッチして乾杯した。
昇進したら、次は冷蔵庫を買うと誓うミレだった。

住人たちはムジンが犯罪者だと思い込み、大騒ぎだった。
エヨンとミレに同情する声を聞き、うんざりするミレ。

エヨンがスーパーでトッポッキの試食販売をしていると、ファンさんが現れた。
ファンさんはすごい剣幕で「家族ビラに火をつけたのはムジンなの!?彼は放火犯なの!?」と問い詰めてきた。
寝耳に水のエヨン。
ムジンもエヨンやミレの職場であるスーパーにやって来た。
エヨンを捜す中、警備員のテピョンのバッタリ。
テピョンは、この前間違って飛び蹴りしたことを、心よろお詫びした。
そうこうしてると、エヨンとファンさんの言い争う声が聞こえる。
ファンさんは、「エヨンもムジンとグルなのではないか。危険な犯罪者と一緒のマンションに住むなんて、いつ何をされるか分からないし生きた心地がしない!」とヒステリックに捲し立てた。
騒ぎに人が集まってくる。
ムジンが駆け寄り、ファンさんを連れて外に出ようとするが、抵抗するファンさん。
テピョンが近付こうとすると、ミレが現れる。
ミレはムジンの手をファンさんから離させ、エヨンの肩を抱いた。
そして、ファンさんに向かって「その人は他人です。知らないってば!営業妨害で捕まって恥をかきたくなければ出て行って!」と怒った。

<ミレの記憶>ーーー
ムジンのせいで、大繁盛していた軽食屋を手放さざるを得なくなったエヨン。
近所の人たちは、窮地に陥ったエヨンを助けるどころか、「借金を頼まれるかもしれないから関わらないように」と距離を取った。
恥ずかしく、肩身が狭く、涙を流すエヨンに、何もできず胸を痛める高校生のミレ。
ミレは父ムジンへの憎しみから拳を握りしめる。
ーーーーーーーーーー

その拳を開き、今はエヨンの肩を力強く抱いて守るミレ。
ザワつく野次馬から守るように、ミレはエヨンを連れて、その場を去った。
その後、ミレは、「家庭の事情を持ち込まないように」と上司から叱られ、頭を下げた。

帰宅したミレとエヨンを、今度はジョンヒョク&セリ夫婦が待ち構えており、「事実を話せ」と迫った。
エヨンが怒った。
「大家が怖いから、甘く見てる私に聞くのね!?あの人が家族ビラを買うために放火した?は!それくらい度胸があれば別れなかったわよ!」と吐き捨てて、今度はエヨンがミレの肩を抱いて部屋に入った。
その様子をムジンが見ていた。
ミレはムジンの元に来て、「これで満足!?念書なんかどうでもいい!消えて。」と告げた。

「その人は他人です。」
「父はいない。私の父さんは死んだの。」
「家族の前から、死ぬまで消えてよ。」
ミレのそんな言葉たちが深く突き刺さるムジン。

翌日、ムジンはエヨンに電話をかけ、「もう俺のせいで苦しむことはないはず」と言い残し電話を切った。
ムジンは警察署にいた。
「ヨンドン洞の火災について話があり、自ら来ました。」と告げた。
しかし、警察に門前払いされて出てきたムジン。
外には、ムジンを尾行していたジョンヒョクがいた。
ムジンはジョンヒョクに「住人を集めろ」と指示した。

住人たちはカンナムビアホールに集まった。
ヒョンジェも駆けつける。
ムジンは住民に向かって語り出す。
「警察に仲裁を頼んだが、忙しいと断られた。今日、この場でケリをつけよう。」と。
ムジンは、住人たちが疑惑を抱いているポイントを1つ1つ弁明していく。
・マッチはチュウ・ユンファ(香港の映画俳優)が好きで真似しただけ。
・火災前日、前大家に家族ビラを売ってくれと説得するために会っていた。
・ここまでして家族ビラを手に入れたい理由は言わなくてもわかるはず(ヒョンジェを見る)。
「放火犯なのか知りたければ当事者の俺に聞け。憶測で人を巻き込むな。」と付け加えた。
その後、ムジンは住人たち酒を奢り、飲み明かしてわだかまりを解いた。

会議中のミレの携帯にムジンからメールが。
そこには、何度吹いても“消えないロウソク”の動画が。
そして「悪いな、消えなくて」とメッセージ。
メラメラと闘争心を燃やすミレだった…

<エピローグ>ーーー
かつて住んでいた半地下の大家の男。
エヨンにしつこく言い寄っていた男。
焼肉店で働く女性にセクハラをしていた。
そこに現れたムジンは、男を懲らしめ、「俺は力が強くて金もある。いいか?今度俺の前に現れたら命はないぞ。」と告げた。
ーーーーーーーーーー

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Netflix韓国ドラマ「となりのMr.パーフェクト」第4話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「となりのMr.パーフェクト」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Netflix

第4話:過去完了

前話はこちら↓

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母校のプールでわちゃわちゃ大騒ぎした後、2人は改めてタイムカプセルの手紙を読んでみることに。
瓶の中には、ソンニュ・スンヒョ・モウムと3通の手紙があるはずなのに、モウムの手紙はなかった。
10年以上前の自分が書いた手紙を読んだソンニュは、おバカだの恥ずかしいだのダサいだの文句が止まらない。
一方のスンヒョは、読んで言葉を失う。
「見せて」と言うソンニュ。
絶対に見せらてはならぬと、死ぬ気で全力ダッシュ逃げ回るスンヒョ。
部屋に帰ってきたスンヒョは手紙を読み返す。
「もう、ソンニュに告白してるよな?」と書いてある。
頭を抱え、「告白なんかできるかよ〜〜〜」と悶える。
思春期だったし、好きな気持ちはあったが、時効を迎えた感情だと言い聞かせる。
「今は無だ。今は何とも思ってない。」と。

ソンニュは手紙を読んでも、今度の進むべき道のヒントにはならなかったようだ。

翌朝。
ソンニュの父グンシクは、親友の父親の香典に30万ウォンを求めるが、母ミスクは「そんなに払えない。うちにはお金がないんだ!」と突っぱねた。

夜勤明けで帰宅したスンヒョの父ギョンジョン。
母ヘスクは、ギョンジョンが今から出かけるのか、帰ってきたのか把握していないようだ。
ギョンジョン「(ヘスクがスーツを着ていたので)外出か?」
ヘスク「仕事よ」
ギョンジョン「じゃあ、休暇は終わったんだな?」
ヘスク「…今日は挨拶に行くの。次の赴任先が決まったらすぐに知らせてあげるから、毎回聞かないで。」
ギョンジョン「そんなつもりじゃない。」
2人の関係は冷めきっている様子。
「また海外赴任を…?」とつぶやくギョンジョン。

ソンニュは、どんな職業に就こうかあれこれと考えながら、出勤するスンヒョに付き纏い、事務所アトリエ・インまで付いてきた。
タダでコーヒーをいただくために。。
アトリエ・インには、とてもいい社員用のキッチンがあるのだが、誰も使ってないということだ。
キッチンを見て回るソンニュ。
すると、そこへミョンウがやって来た。
グレイプ社がソウル社屋を建設するため、アトリエ・インとファウン建設の2社の試案が欲しいと連絡が来たのだ。
大喜びのミョンウ。
気まずい表情のソンニュだが、グレイプ社から届いた英語のメールを翻訳してあげた。
さらに、ソンニュはグレイプ社内の事情を把握しているため軽くアドバイス
ミョンウは、そんなソンニュに、仕事を手伝って欲しいとお願いした。
始めは断っていたソンニュだが、ミョンウの押しに負けて仕事を手伝うことに。
ソンニュは、食事そっちのけで仕事を続けるスンヒョに「24時間働けるほど仕事がおもしろい?」と聞くと、「72時間でもいい」と笑顔で答えるスンヒョ。
驚くソンニュ。

スンヒョの母ヘスクは、長年、英国大使を務め、今は次官となったクァク・セファンに会いに来た。
2人は長い付き合いで親交も深い。
かつてヘスクも次官候補であったようだ。
ヘスクは、セファンに次の赴任先を聞くも、答えは返ってこなかった。
帰り道でソンニュの母ミスクに会い、家で一緒に夕飯を食べることに。

ソンニュの父グンシクは、忙しいはずの夕飯時にお客が来ず、暇してた。
すると、スンヒョの父ギョンジョンがやって来て夕飯を食べていくことに。
2人は焼酎を酌み交わし、お互いの話をする。
お金はあるが冷めきっている家庭、お金はないが仲良しの家庭。
お互いにないものねだり。。

モウムはコンビニで偶然ダノと遭遇。
最後の1本のドリンクを取り合う2人。
そこへ、ソンニュとスンヒョがやって来た。
4人はベンチに座って、話をすることに。
「スンヒョともモウムとも知り合いで、ご近所だったとは。世間は狭い。これも縁だから乾杯しましょ!」と言うソンニュ。
ダノはソンニュに見覚えがあったのだが、はて、いつどこで…?
スンヒョが、ダノに「以前はどちらに?」と聞くと、答えをはぐらかし、唐突に「急用ができたと」と立ち去った。
3人は駄弁りながら帰路を歩く。
タイムマシンに入れたはずのモウムの手紙がなかったのは、埋めたその夜にモウム自身が取り出したそうだ。
モウムはその時に2人の手紙も読んでしまったようだ。
顔が強ばるスヒョンだったが、モウムは内容は覚えてないと言う。
焦ったスンヒョは、電話がかかってきたフリをしてその場を去った。

昨晩、グンシクは、ギョンジョンと飲みすぎてヘベレケになり、ギョンジョンに介抱されてなんとか帰宅していた。
グンシク酔っ払って他所のお宅の庭からバラを摘み、ミスクの自転車のカゴに入れた。
何も覚えてないグンシクだが、ミスクはバラの贈り物にご機嫌に。

ソンニュ・スンヒョ・ミョンウの3人は、グレイプ社の担当者とテレビ電話で打ち合わせ。
ソンニュのおかげで、スンヒョたちとグレイプ社とのやりとりはスムーズに進む。
ソンニュとミョンウはインスタで繋がり、いつの間にか仲良くなり、話が盛り上がる。
ミョンウにはたくさんのフォロワーがおり、意外と人気者のようだw
SNSに疎く、なんのこっちゃなスンヒョだった。
ミョンウは会話の流れから「なぜグレイプ社を辞めたの?なぜ、あんないい会社を?」とソンニュに尋ねる。
戸惑うソンニュ。
しかし、タイミング良くミョンウに電話がかかってきて、会話は流れた。
ソンニュがふとパソコンを見ると、なんとテレビ電話の音声が切れておらず、相手の声が聞こえて来た。
「推薦があり候補に残したけど、新興の事務所だから信用に値しません。」と話していた。

ダノは、出掛けにお隣のモウムの母ジェスクに会い、ジェスクの不動産屋まで、荷物を運ぶのを手伝ってあげることに。

モウムはジョギング中に、ミステリーサークルを探していると言う少女と会う。
宇宙人を信じていると話す少女に共感したモウムは、一緒にミステリーサークルを探すことに。
しかし、少女は「パパが怪しい人と話しちゃダメって。」と言ってそっぽを向いた。

ダノがジェスクの不動産屋まで荷物を運ぶと、ソンニュの母ミスクがやって来て、ダノとご挨拶。
ミスクは、いい人そうだし、見た目もいいし、力持ちだし、記者だし、とダノを高評価。
ソンニュにお似合いだと考えた。

モウムは少女にチョコレートをあげるが、父親の言いつけを守り、警戒心の強い少女は拒む。
モウムは「奇しい人じゃない、救急隊員だ」と自己紹介した。

ソンニュは、グレイプ社の社屋の件、実はファウン建築に内定しており、スンヒョたちアトリエ・インは噛ませ犬で、これは出来レースに過ぎないことをスンヒョに伝え、こんな仕事はやるべきではないと、この案件に関わることを反対した。
しかし、スンヒョは、たとえ出来レースであっても、仕事の手を抜かず、最善を尽くすことを宣言した。
ソンニュは「グレイプなんてクズ。頑張ったところで時間のムダよ!食事を抜いてまでやるような仕事じゃない!」と猛反発し、この案件から抜けた。

ソンニュの弟ドンジンのバイト先のジムにアトリエ・インのスタッフのナユンが入会した。

モウムはソンニュと夜食を食べながら、今日会った少女の話しをする。
「5,6歳だけど、精神年齢はあんたより高そう。思慮深い子なの。芝生でミステリーサークルを探してた!」と嬉しそうに報告。
実は、モウムも幼い頃、ETを探すような子だったのだ。

スンヒョとミョンウは、グレイプ社新社屋の案件に知恵を絞っていた。
ミョンウは何も知らずに、「採用間違いない!」と期待に胸を膨らませる。
そんなミョンウに胸を痛めるスンヒョ。

翌朝。
モウムはコンビニでまたしてもダノと遭遇。
同じキャンディーを取り合う2人。
モウムは、ダノが“干潟マン”と同じ車だと気づき、「こんな心の狭い男と同じ車なんて…」と気に入らない様子。

帰宅したダノは、引越してきたばかりなので、荷物の整理を始める。
ダンボールの中から、古いデジカメを見つけ、パソコンに繋いでデータを見てみる。
そこには“全国水泳選手権大会”の写真が保管されていた。
見ると、それはスンヒョが優勝した大会。
ダノは、取材した建築家のスンヒョが水泳の選手だったと気づき、驚いた。
そして、スンヒョに写真を送った。
「昔撮った写真を送ります。どうりで見覚えがあると思った。」と。
スンヒョが見ると、それは、獲得した金メダルとソンニュの首に掛けているところだった。

グレイプ社との打ち合わせの日。
スンヒョは、ソンニュから貰ったザクロの木に栄養剤をあげて、日の当たる所へ動かした。
猛反発したソンニュだったが、ちゃんと来てくれた。
「英語ができないと困ると思って。悪態ぐらいはついてあげる。」とソンニュ。
待ち合わせ場所にやって来たグレイプ社。
その中に、ソンニュのことを知っているクリスという男性がいた。
クリスはもともと韓国の生まれ。
デザイナーの代表で、今回の案件の取りまとめ役だということだ。
顔がこわばっているソンニュ。

<ソンニュの記憶>ーーー
グレイプ社勤務時代。
同じプロジェクトチームだったソンニュとクリス。
ソンニュがリーダーではあったが、困った時はお互いに助け合い、支え合い、良きパートナーだった。
「君を信じている!」とソンニュを励ましてくれるクリス。
しかし、ソンニュは、クリスが他のスタッフと話しているのを聞いてしまう。
「ソンニュは褒めると何でもやる。“君を信じてる”が魔法の言葉だ。承認欲求が強い。褒め言葉に飢えた子供と同じ。」という陰口を。
さらにクリスは、ソンニュが30歳の時に求職した理由をヒソヒソと言いふらしていたのだ。
クリスは「うちのAI(ソンニュ)が働いてくれるから俺たちは遊びに行こう!」と言う。
陰湿なイジメだ。
ーーーーーーーーーーーー

ソンニュは動揺し、水をこぼしてしまい、会議の席を外した。
心配するスンヒョ。
会議は一時中断。

クリスは、この案件はファウン建設に決まっているのに、アトリエ・インとの会議はムダな時間だと考えていたが、もう一人の女性スタッフが「いい試案だから落とすには惜しい」と言う。

トイレから出てきたソンニュに、クリスが声をかける。
クリス「3年前のことは、ここの人たちは知ってるの?」
ソンニュ「その話はやめて!」
クリス「ごめん、君が心配だったんだ。」
ソンニュ「この案件がファウン建設に決まっていて、こちらが噛ませ犬だと分かっているが、秘密にするから心配無用。頑張ってる友人のために礼儀を尽くして。知っての通り、(陰口を)全部聞いたから。」
クリスは開き直る。
クリス「君が辞めて本当に残念だと思ってる。使い勝手のいいアプリ、便利で賢く、マヌケな。」
そう言って、クリスはソンニュの頭を撫でた。
次の瞬間、スンヒョがクリスに飛びかかり胸ぐらを掴んだ。
スンヒョ「お前、なんて言った!?お前らの魂胆は分かってる。卑怯な手を使いやがって!」
クリス「聞き取れたんだな。この身の程知らずが。町の商店がグローバル企業の社屋を建てる気か?社員を見たら企業のレベルが分かる。君らを候補にしたうちの代表の目を疑う。」
徹底的に侮辱し見下すクリスの態度に、ブチギレるスンヒョ。
しかし、間に入ってスンヒョを必死に制止するソンニュ。
ソンニュは「私は今ここまででアトリエ・インを辞めます。私は辞めたから、アトリエ・インに手出ししないで。」と言った。
それでも尚、侮辱し続けるクリス。
「ソンニュは相変わらず英語がヘタだな。人にものを頼む時は“お願いします”だろ?」と。
ソンニュはブチギレて、クリスをぶん殴った!
「無所属の私が個人的にお見舞いした拳!」
次に蹴り!
「これは元上司から性悪部下への贈り物だよ!」
「知ってるよね、私がどんなにしつこいか。あんたには惜しい会社よ。この会社に何かしたら下請けへのパワハラや、盗作、職務怠慢、ガスライティング、洗いざらいグレイプに言いつける分かった?」と吐き捨て立ち去った。

スンヒョは心配でソンニュを追いかけたが、「一人になりたい」と言って行ってしまった。
しかし、スンヒョは、夜道を歩くソンニュの後ろを、距離を置きつつ、ずっと見守りながら歩いていた。
パンプスであるき続けたソンニュは足が痛くなり、公園で座り込んだ。
スンヒョはすっとサンダルを差し出す。
やっと楽になったソンニュは、グレイプ社時代にうけたイジメを打ち明ける。
辞めた当初は、クリス達が原因だと思っていたが、スンヒョと働いてみて、自分に原因があると思い知ったソンニュ。
「あんたみたいに好きな仕事なら、とことん耐えられたと思う。」と。
しかしスンヒョは否定した。
「あいつらはお前をイジメたんだ。仕事が好きかどうかは別問題。要するにお前が仕事を辞めたのは情熱や意思が不足してたわけじゃない。被害者が自責する必要はない。あいつら、ぶっ殺してやらないと…」とスンヒョ。
スンヒョは「付いてこい」と行ってどこかへ向かった。
着いた場所は、恋人たちが永遠の愛を誓って南京錠をかける景色のきれいな愛のスポット。
スンヒョはハート型の南京錠に“クリス太れ、ハゲろ、入れ歯、水虫、痔、巻爪”と書いて鍵を掛け、呪いも掛けたw
幼稚な行動ではあるが、ソンニュは元気になった。
ソンニュは、グレイプ社屋の件、落とされると分かっていながら最後まで手を抜かなかったスンヒョを「かっこいい!」と褒めた。
ソンニュは決めた。
「最後まで泳ぎきれる場所を見つける。楽しみにしてて。」と。

その時、スンヒョのもとにミョンウから電話が。
ダメ元だったグレイプ社屋の案件、なんと採用されてしまった!
正確には社屋ではなく旗艦店ではあるが、グレイプ社の担当者が試案を気に入り、設計を任されることになったのだ。
なんという吉報!
さらに嬉しい知らせが。
クリスがグレイプ社をクビになったそうだ。
実は、ミョンウとグレイプ社の副社長がインスタで繋がっていて、録音していたクリスの発言を送ったのだ。
ミョンウ、お手柄!ww
それを聞いたソンニュは大喜びでスンヒョに抱きつく。
驚いて固まるスンヒョ、蘇る記憶。

<高校時代>ーーー
2007年全国水泳選手権大会で優勝したスンヒョは、模擬試験をサボって応援に来てくれたソンニュに金メダルを掛けた。
高校生だったダノもそこにいて、デジカメで、そのシーンをパシャリ。
その時、スンヒョは気がついた。
初めて会った時から、ソンニュが好きだったと。
ーーーーーーーーーー

スンヒョが書いたタイムカプセルの手紙には、
「関係が壊れそうで言い出せそうにない。だから、今じゃなくて、20歳を過ぎて、大人になってから、この気持ちを伝えられたらいいな。」と書いてあった。

<大学時代>ーーー
アメリカで暮らすソンニュの元に遊びに来たスンヒョ。
2人でしこたま飲んで駄弁っていた。
スンヒョはソンニュの大好きな漫画の最新刊を持ってきてくれた。
嬉しくて抱きつくソンニュ。
2人の顔が近付き、ドキドキするスンヒョ。
しかし、ソンニュは酔いが回り、そのままスンヒョの胸で眠ってしまった。
ドキドキが止まらないスンヒョだった。
ーーーーーーーーーーー

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