もくもくぅと韓ドラ

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Prime Video韓国ドラマ「コンフィデンスマンKR」第7話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「コンフィデンスマンKR」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:Prime Video

第7話:マスクガールの”素顔”

前話はこちら↓

mokumokuw.hatenablog.com

<2000年>
誘拐され監禁されていた幼きイランは、知恵を絞り脱出に成功。
仮面の男に追いかけられ、ススキの草むらまで逃げてきた。
イラン監禁場所を特定して駆け付けたジェームスは、その様子を目撃し、すぐに追いかける。
ジェームズは走り、仮面の男に追いつき、飛びかかった。
2人は激しい格闘となる。
仮面の男は銃を撃つ。
ジェームズは必死に弾を避けつつ仮面の男を倒しにかかる。
イランは銃声に驚いて気を失ってしまった。
取っ組み合いの中、仮面の男は自分で自分を撃ってしまい、死亡。
仮面の男の中身は、ジェームズの上司で警護責任者であるイ・ソンミンだった。
ジェームズはイランを抱き抱え草むらから脱出。
駆けつけた警察によって無事保護された。
ジェームズは、犯人の逃走経路を捜査中、設置されていた野鳥の観察用カメラ映像を見せてもらった時、そこにイ・ソンミンの姿を見つけていた。
すぐにイラン誘拐事件の捜査に当たっている警察の班長に報告。
イ・ソンミンの車にGPSを忍ばせ後を追い、イランの監禁場所の特定に至ったというわけだ。

イランは病院に運ばれ眠り続けた。
となった。
寄り添うジェームズは「イラン、すまない。助けが遅くなった。もう大丈夫だ…」と涙目で声をかけた。

こうして、イランは誘拐から5日目の2000年4月1日に無事保護された。
容疑者イ・ソンミンは死亡。
イランは、過渡なショック状態から光過敏と解離症状が見られ、心理療法を通じて慎重な経過観察が必要だが、大きな怪我もなく現在は療養中だとニュースで報道された。
警察は組織的な犯行と見て、共犯者の捜査を続ける。
しかし、イ・ソンミンは、イラン誘拐事件の主犯格(黒フード黒仮面)ではない。
主犯格は、いまだ野放しになっているのだ。

<2020年3月>
パク・ギュテク議員のSPをしているジェームズ。
ギュテクは”不動産投資で私腹を肥やす支配者”として国民から反感を買っていた。
そのため、不満を募らせた市民から、ギュテクに向けて投げつけられる生卵や小麦粉は、護衛するジェームズかぶる形に。
ギュテクはそんなSPジェームズに対して感謝するでもなく、むしろ「無能!臭い!不愉快!どこかへ行け!」と罵倒した。
うんざりして、プツンと切れたジェームズは、その場で辞職。
「ここでお別れだ、腐れ野郎め!」と言い残してその場を立ち去った。

辞めたはいいが、「自分は何をやってるんだ…俺の人生って…」と肩を落とすジェームズ。
そこへ一人の女性が現れる。
大人になり、美女となったイランだ。
ジェームズはあまりの成長ぶりにイランだとまったく気づかなかったが、「ジェームズ」と呼ばれてようやく気がついた。
20年ぶりの再会に喜ぶジェームズ。
イランはジェームズに「一緒に仕事をしない?」と誘った。
そして、幼い男の子と父親らしき男が写る写真を差し出し、「この人を捜して」と言った。
男は、イラン誘拐事件における情報提供者ミョン・ジンス。
報奨金30億ウォンを持って消えたという。
ジェームズもこの男を覚えていたが、なぜ今さら捜すのか?
イランは「私は負けず嫌い。消えた犯人が仕組んだ誘拐という名のゲーム、あの時の勝者は誰?」と言った。

<現在>
法律事務所”百戦不敗”へとやって来たイラン。
ここには、負けなしイケメンで有名なペ弁護士がいる。
イランは「結婚から2日後、88歳の夫が亡くなり、前妻の息子と遺産相続で揉める、頭の悪いど派手な未亡人」という役でペ弁護士に相続問題について依頼する。
前妻の息子は、遺産目当ての結婚で、父の死にイランが関与していると疑っているとのこと。
ペ弁護士は、「仮に奥様が殺していたとしても一向にかまわない。私に仕事は依頼人のあなたを助けて、たんまり遺産を受け取れるようにすること。」と依頼を引き受けた。
ただ、死んだ夫は認知症だったため、前妻の息子が「遺言書は無効だ」と訴える可能性がある。
そこでペ弁護士は、前妻の息子への生前贈与を相続財産に加算して遺留分を減らし、イラン1.5対息子1の割合にすると提案。
イランはその話に大喜びで乗り、ペ弁護士にべったりと抱きついた。
そこへ前妻の息子役ジェームズ登場。
モフモフの毛皮、真っ赤な髪、サングラスにアクセサリーにメイク、英語交じりのど派手なリアクションという役。
息子(ジェームズ)は、イランと弁護士が抱き合っているのを見つけ、
「未亡人になったばかりなのに、もう別の男と!?酷い!お前の計略か!?お前が彼女を操ってるのか!?この野郎!許さない!」と怒ってペ弁護士に掴みかかる。
対してイランもオーバーなアクションで対抗。
「ママの前で汚い言葉はやめて!放しなさい!こんな七三分けのおじさんなんてタイプじゃないわ!私はアイドルが好き!」と叫ぶ。
2人の茶番劇だ。
ぺ弁護士は、イランとの仲を必死に否定し、掴みかかる息子(ジェームズ)の腕を力いっぱい振り解く。
すると、その勢いで息子(ジェームズ)はバランスを崩して倒れてしまう。
頭を強打し、たくさんの血が流れ、息子(ジェームズ)は瀕死の状態に。
ぺ弁護士立ち会いのもと、警察と鑑識による物々しい現場検証が行われる。
警察と鑑識は、グホと、”口ひげ”や”レイバン”などの仲間たち。
警察役のグホは、ペ弁護士に示談にすることを勧めた。
納得いかなペ弁護士は、必死に抗う。
その様子を遠くから見ていたイランは「どう?濡れ衣を着せられる気分は?」と呟いた。
ジェームズは「儲けは全額、青果店の店主に渡す。」と言った。
このぺ弁護士は、罪をでっちあげて弁護料を取る詐欺師だった。
イランは現場検証で揉めてる間にペ弁護士の事務所に潜入。
ペ弁護士が抱える数々の訴訟の中から、今話題の裁判の資料を見つけた。
イランは次のターゲットを決めた。

イランたちは裁判の傍聴席にいた。
美容ブランド「ミスティーク」の化粧品を使った女性が顔中ひどい湿疹になってしまい、ミスティークを相手に訴訟を起こした。
さすがにあの騒動の後で、ペ弁護士は法廷には現れず。
ペ弁護士の代理の弁護士は、被告人は元々湿疹の既往歴があり、ミスティークの化粧品とは関係がないと主張。
さらに証人として登壇した被告人の友人は、被告人が自身の吹き出物を利用してミスティークを騙す詐欺行為をしていたと証言。
被告人は「そんなこと言ってない!」と激怒。
結果、被告人は補償金目当ての悪質な中傷行為とみなされ、懲役1年6ヶ月執行猶予3年と判決を言い渡された。
怒りがおさまらない被告人。
イランは納得したようにほくそ笑んで法廷を後にした。
「お金の力で偽の証拠を積み上げても私は騙されない」とつぶやくイランは、ミスティーク社長の車に何かを仕込んだ。

ミスティークの美人社長は、集まった記者たちを前に、勝訴を涙ながらに報告した。
「応援いただいた皆様、ありがとうございました…皆様のおかげで耐えられました。ミスティークは誠実で健全な企業として今後も精進します。常に正しい道を歩み、社会の貢献する所存です。」と。
その後、車に乗って帰る途中、突然タイヤがパンクした。
慌てる秘書。
その場所は、偶然にも自動車整備工場の目の前。
そこへ自動車整備工役のグホ登場。
「これはいどいな…誰かに恨まれてるのか?こんなのが刺さってたぞ。」と言いながら、細工した釘を見せた。
さらにグホは、イヤホンから聞こえるジェームズの司令で、放電器を使って社長と秘書の携帯を無能不全にした。
車は動かず、携帯も使えず、仕方なく、社長と秘書はグホの自動車整備工場に行って電話を借りて保険会社に連絡。
社長の携帯を充電するフリをしてハッキングしてデータを転送…の予定だったが、警戒心の強い社長は充電を断った。
秘書の携帯だけはハッキングに成功。

イラン、ジェームズ、グホはいつものアジトで情報を整理。
ミスティークの美人社長の名前はキル・ミイン。
女子大を卒業後、その美貌を武器に芸能界へ。
CMで人気を博すも突然の引退。
化粧品ブランド”ミスティーク”を立ち上げ、事業を急速に拡大していった。
今や化粧品業界の重鎮。
年商は役5000億ウォン。
世間が抱く知的で清廉潔白な”美の女神”というイメージと正反対に、社員たちにかける言葉は想像を絶する侮辱的な批判ばかり。
「美貌も実力のうち」と、社員たちを人前で体重計に乗せ、体脂肪や外見を査定するパワハラが横行する。
ミインにとって”美”は真実であり正義なのだ。
そのためパワハラと訴訟の女王でもあり、退職者23人、3件の訴訟を抱えている。
訴えてきた退職者は裁判で追い込み、不眠やストレスで精神を壊すか破産する。
金の力で弱い者いじめをしているのだ。
したがって、先程の裁判もミインの台本通り。
有罪判決が下った被告人も、真の被害者というわけだ。
5年前、ミインは新商品宣伝のため、数人のインフルエンサーとコラボした。
その中の一人、イ・ヘユンはミスティークの化粧品を使用した感想を「お肌ツヤツヤ!」と喜んで、自身のチャンネルで発信していた。
ところが、すぐに湿疹ができ始め、サングラスを外せない顔になってしまった。
視聴者から「ミスティーク新商品のせい。訴えるべき。」とのコメントがつく。
元々敏感だった肌はボロボロになり、配信できなくなるほどに荒れてしまった。
それでイ・ヘユンはミスティークを訴えることに。
しかし、ミインは、原因となった成分の記録は全て削除し、無害な美白成分にすり替え、商品を作り直した。
まだまだ保守的な韓国において、奇抜なインフルエンサーは印象が悪く、その立場は弱い。
上品な実業家ミインの後光(ハロー)が差す一方で、顔で稼いでるように見えるヘユンには角(ホーン)が生える。
”ハロー効果とホーン効果”だ。
この訴訟の5年の間に、ヘユンもイメチェンに努めたが、一度悪評が立つと挽回は難しかった。
ヘユンは世間から「金の亡者」と非難され、ミインは「悪と闘う美の女神」と賞賛された。
そして昨日、判決を左右する決定的な証拠が出た。
ミインはお金で動く証人を捜させ、AIを使って証拠を捏造したのだ。

<1ヶ月前>
ヘユンは友人と食事中、ミスティークに対して怒りをあらわにしていた。
すると、店内の客が、ヘユンに気が付きざわつき始める。
ヘユンはたまらずトイレに駆け込んだ。
その隙に、友人はヘユンの携帯を盗み取り、自分宛てに、偽のメッセージを送信。
次に自分の携帯から、そのメッセージに返信。
まるでヘユンが、ミスティーク相手に補償目的で詐欺行為を働いているかのように見える会話が出来上がった。
友人は送信後にやり取りを削除した。
そして友人はミインの秘書からお金を受け取った。
裁判ではこのメッセージのやり取りの画像が、決定的な証拠となってしまった。

さて、どうやってミインを懲らしめようか。
その前に、イランはまず、有名配信者を対象とした、ミスティーク1日体験の招待イベントに目をつけた。
ニヤニヤしてグホを見つめるイランとジェームズ。

ミスティーク1日体験に集まったたくさんのインフルエンサーたち。
あの有名な”マスクガール”が来るということで、現場は話題だった。
その”マスクガール”の正体は、なんと、きれいに女装したグホだった。
(本物のマスクガールにはイベント延期を通知済み)
胸元に光るネックレス型カメラを通して、イランとジェームズもイベントの様子を見学。
グホのイヤホンからは常にイランとジェームズの司令が届く。
その中で、マスクガール(グホ)は、健康美ヨガ教室、メイク教室、ヘルシー地中海食体験など、バレないようにこなしていく。
次の体験コーナーに移動する際、マスクガール(グホ)はトイレに。
すると、イラン&ジェームズは何らかの捜査官に扮して突入してきた。
「キム・サムシク!病院から逃げた男性患者を連れ戻しに来た!ご協力願います!」とジェームス。
その間に、マスクガール(グホ)は、社長室に潜入し、盗聴器を仕掛けた。
すぐに警備員に見つかってしまうが、そこへ何らかの捜査官イラン&ジェームズ登場。
大騒ぎするマスクガール(グホ)を捕まえて、クールのその場を立ち去る。
唖然とする警備員。
マスクガール(グホ)はカツラを取られ男丸出し。
奇声を上げて変態のフリをして、イラン&ジェームスに連行されて行った。
唖然とするイベント参加者たち。

いつものアジトに戻った3人は、仕掛けた盗聴器からミインの会話を盗み聞く。

「全員イマイチね…。企画のキモは一般人モデルなのよ。裁判後、初の配信だから力を入れろと言ったでしょ!」
「新しいサンプル?既存商品とほぼ同じね。ハーブを追加しただけで新商品だなんてもう通用しないあ。シャルパンティエとの提携がかかってるの!サンプル承認されなければすべて白紙よ!徹夜したからって何よ!その結果がこれ!?ゴミだわ。ちっ!出てって。」

ミインが裁判の決着を急いでいたのは、最高級ブランドのシャルパンティエとの提携が控えていたからだと分かった。
素晴らしい計画を思いつき、不敵な笑みをもらすイラン。

そして計画は実行される。
イランは、行方不明になった父を捜す、江原道出身の化粧っ気のない丸メガネの田舎娘チェ・ウンソルの役。
駅で必死に人捜しのビラ配りをしていた。
同じく駅では、ミスティークがブースを構え、サンプルの配布と称し、ミインの求める「磨けば光る、ダサいけど、肌がきれいで、スタイルのいい人物」を捜していた。
ウンソル(イラン)はこのブースに近づき、オドオドした田舎者の芝居をしつつ、ミスティーク社員にビラを渡した。
すると、ウンソル(イラン)は声をかけられる。
ウンソル(イラン)は、ミインの求める人物像、まさにそのものだった。
スカウトされたウンソル(イラン)は、ミスティークの生配信に出演。
ミインの手によって美しく大変身した。
あまりの美しさに、ミイン自身も息を呑んだ。
使用した化粧品も飛ぶように売れていった。

ミインはウンソル(イラン)を気に入った。
化粧もせず、エステも行かず、どうやったらこんなに綺麗な肌になるの…?
ウンソル(イラン)を凝視するミイン。
そこでウンソル(イラン)は、「乾燥しますね…」とつぶやいて、何気なくカバンから瓶を取り出して顔にかける。
ミインはその液体に興味津々。
ウンソル(イラン)はわざと鈍臭くオドオド振る舞い、その液体を控室に落として帰って行った。
ミインはすかざすその瓶を拾いあげる。
瓶には手書きで”アルム水”と書かれていた。

翌日
ミスティークの社員の一人が、昨日まであったひどいニキビがすっかり治り、肌が綺麗になっていた。
ミインはそれに気づき、その社員に話しかけた。
話によると、昨日の生配信の後、ウンソル(イラン)と出演料の手続きをした際、ニキビに気づいたウンソル(イラン)に、謎の軟膏と謎の液体をかけられ、一晩で良くなったということだ。
ミインは、昨日拾った”アルム水”を取り出し、匂いを嗅いだり、手に塗ってみたり、分析を始める。
何だかさっぱり分からないが、これが美肌の秘訣であることは間違いない。
ミインはすぐに秘書を呼び、アルム水の成分を調べさせた。
その結果、市販品でもなく、特許の登録もない、化学物質ゼロの手作りの液体だと分かった。
ベースはミネラルを含んだ天然炭酸水。
防腐剤は植物由来で肌への刺激も少ない。
ツボクサの効果でニキビも治る。
高級感のある香りは芍薬オイルによるもので持続性もある。
ミインはシャルパンティエとのコラボにこれを使おうと考え、すぐにウンソル(イラン)に連絡を取るように言った。
しかし、江原道マンベク山に住んでいるということしか分からない。
ミインはネットで「マンベク山」を検索。
すると、とてつもなくダサい雑誌が「マンベク山の仙女村」という特集をしているのを見つけた。

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