もくもくぅと韓ドラ

ドラマや映画のあらすじを詳細に、ネタバレありです。

Disney+ 韓国ドラマ「偶然かな。」第1話/全話 あらすじ【ネタバレあり】

「偶然かな。」
各話のあらすじ ネタバレあり

出典元:ディズニープラス

第1話:解凍後は再冷凍できません


10日間の出張のため、10年ぶりに韓国へ帰国したカン・フヨン。
滞在先の“アジト”に連れてきてくれた叔父のペク・ウクに、「先約がある」と言って、カフェにやって来た。
クライアントで友人のオ・ジョセフの紹介で女性に会うためだ。
フヨンが席について待っていると、そこへ「紹介された方ですか?」と言って女性が近づいてきた。
イ・ホンジュと名乗るその女性は、偶然にも、高校時代の同級生だった。
驚くフヨン。
しかし、ホンジュは席を間違えており、いそいそと別の席に行ってしまった。
同級生なのに初対面のように挨拶するホンジュ、フヨンのことを覚えていないような対応だった。
フヨンの前には別の女性(ジョセフのいとこのオ・ミソ)が来た。
ミソとはエール大学で一緒だったし、何度か会っているはずなのに、フヨンは興味がなく、覚えていなかった。
ミソとの会話は上の空で、視線の先には別の席に行ったホンジュが。
フヨンはミソとのお茶を終えると、1人でさっさと車に乗って行ってしまった。
一方、親友ヘジの紹介でギョンテクという男性に会っていたホンジュも、パスタランチをした後、1人でさっさと帰宅してしまった。

フヨンは、帰宅中の車内で、ジョセフから苦情の電話を受ける。
「外見も家柄も申し分ないミソを、なぜ、置いてけぼりにしたんだ!?」と。
「人生はつまらないものだ」と無表情のフヨンは、女性や恋愛に興味がないようだ。
信号で停まると、偶然にも、バス停でバスを待つホンジュを見かけた。
髪を結ぶホンジュを見つめ、フヨンは高校時代を思い出す。

<高校時代>ーーー
フヨンはホンジュに呼び出され、“HJより”と書かれたラブレターを貰った。
ーーーーーーーーー

フヨンは車内から「イ・ホンジュ!」と呼んでみた。
一瞬ホンジュがこちらを見たが、ちょうど信号が青に変わり、バスも来てしまい、タイミングを逸し、ホンジュはバスに乗って行ってしまった。
かと思われたが、ホンジュはバスに乗っておらず、屋台でトッポッキと天ぷらとおでんを食べていた。
フヨンも屋台に行き、ホンジュの隣に立ち、同じものを注文した。
しかし、あまりに多いのでトッポッキだけにw
フヨンは「俺にもおでんのスープを入れて」とホンジュに頼んだ。
迷惑そうにスープを入れて、顔も見ずに渡すホンジュ。
フヨンが「イ・ホンジュ」と呼ぶと、ホンジュは「なによ、カン・フヨン」と答えた。
ホンジュはフヨンを覚えていたのだ。
フヨン「アメリカに移住して10年ぶりの再会だというのに、素っ気ない。」
ホンジュ「そう?もう10年も経つのか。なぜ韓国に?」
フヨン「出張で。」
ホンジュ「ハハ、出張中に女性と会ったのね。昔のままだから気づいてた。」
フヨン「ハハ、そっちこそ昔のままだ。」
ホンジュ「今のは悪口?」
フヨン「さあね」
ホンジュ「みんなと連絡は?」
フヨン「いいや、取ってない。」
ホンジュ「同級生の近況が気にならない?」
フヨン「気になってきた」
ホンジュ携帯を渡す。
ホンジュ「じゃあ、電話番号を教えて。」
フヨン「海外ローミングのでも?」
ホンジュ「いいわよ。ヘジがみんなの連絡先を知ってる。きっと喜ぶわ。」
フヨン「君は?うれしい?」
スープを吹き出すホンジュ。
ホンジュ「ごめん!汚しちゃった!悪かったわ!あなたが変なことを言うからよ!」
ホンジュは気まずくなり、ササッと会計を済ませ、店主に「お釣りは彼に」と行ってバスに乗って行ってしまった。
ホンジュ「お釣りはクリーニング代に使って!バスが来たから行くね!」
お釣りは500ウォンだった。
クリーニング代にもならない。
さらに、駐車していた車がレッカー移動されてしまい、散々な目に遭うフヨン。
「服を汚してメールもなしか。。俺だって別にうれしくないし。。」とか言いながらも、ホンジュからの連絡を心待ちに、携帯をチラチラ気にするフヨン。

<高校時代>ーーー
オボク高校行き、登校のバスの中。
フヨンは、下車時に、運転手から「後ろで寝てる女の子も連れて降りてくれ」と頼まれる。
ホンジュだった。
当時、足をケガしてギプスをしていたフヨンは、ヒョコヒョコ歩きながらホンジュを起こして下車した。
時刻は8:29、もう遅刻だ。
遅刻常習犯のホンジュは、足をケガして早く歩けないフヨンを助けているという芝居を始めた。
校門前で先生に止められるも、「友達を助けているんです!」とウソの言い訳。
フヨンはホンジュの芝居に乗っからず、「友達じゃない。名前も知らないヤツを助ける義理もない」と、あっさり裏切ったw
さらにホンジュは先生に持ち物検査をされる。
かばんの中には教科書はなく、『恋愛雑学辞典』など恋愛に関する本しか入っていなかった。
「先生ひどい!これが私の教科書なんです!わかってないな〜」とホンジュ。
ホンジュは先生に小突かれ、フヨンを睨みつけた。

ホンジュは、先程、フヨンのかばんに、バン・ジュノ著『私のアバンギャルドな彼』という本を忍ばせていた。
6時間目にようやく気づいたフヨン。
見てみると、本にはたくさんの付箋がついている。
少し読んで「くだらない」とつぶやくフヨン。

先生に指名され、黒板の問題をスラスラと解くフヨン。
フヨンはイケメンで秀才で、先生からもべた褒め。
しかし、そんなことより、窓から見える校庭にいた、爽やかで溌剌としたホンジュに釘付けなフヨンだった。
ホンジュはフヨンに気づき、満面の笑顔で手を振った。
ーーーーーーーーー

お釣りの500ウォンを見て、そんなことを思い出す、フヨン。

ホンジュは、親友ヘジに、フヨンと会ったと電話で報告。
ヘジは大はしゃぎの大興奮。
それもそのはず、ヘジにとって、フヨンは初恋の相手だったのだ。

<高校時代>ーーー
先生の娘で勉強ばかりしていたヘジは、ある時、食欲もなく勉強が手につかないほど恋をした。
相手はフヨンだと言う。
ホンジュは、「今朝、私を見捨てたギプスのアイツだ!」と騒いだが、ヘジがあまりにも夢中なので「2人はきっと恋人になれるよ」と応援した。
校庭からふと見上げると教室の窓際にフヨンが見え、満面の笑みで手を振る。
ヘジに教えてあげるも、ヘジは恥ずかしがって身を隠した。
ヘジは勇気を出して告白することに。
しかし、間際になって怖気づき、ホンジュが代わりに渡しに行く。
ホンジュは、教室にいるフヨンを呼び出し、ラブレターを渡した。
そして「友達のヘジからよ」と添えた。
そこへ先生が来たので、ホンジュは「返事と一緒に私の本も返してねー!」と行って走り去った。
ーーーーーーーーー

ヘジに紹介された男性にも全く興味がないホンジュ。
高校時代、「愛こそ人間の生存本能だ」と、あんなに恋愛本ばかり読んでいたのに、今は「恋愛は現代人に強要された文化。時間やお金の無駄遣い。もっと大事なことが山ほどある。」と言い切った。

翌日。
フヨンはロックアセットという会社の会議室にいた。
フヨンはロックアセット社のアメリカ本社で働く、敏腕ファイナンシャルプランナー
叔父のペク・ウク社長は社員たちに「アイビーリーグの数学教授も顔負けの頭脳の持ち主。ビジネス感覚も抜群。ロックアセット社のアメリカに住む韓国人富裕層向けの資産運用会社として方向性を固めた立役者。難航しているロエムの件も彼と一緒に解決しよう!」と紹介する。
しかし、フヨンは挨拶することなく無愛想に“財務構造評価”のミスを指摘した。
そして「ロエムの件は本社が担当します。資料を全部ください。」と無愛想に言って会議室から立ち去った。
ウクは「本社が担当なんて聞いてない!俺は韓国支社の社長だぞ!ペク・ドソンめ!自分の会社だからって!大事なクライアントを本社に取られたとなると、社員の士気にも影響する!」とロエムの件を怒ったが、フヨンはソファに横になって「もう決まったことなんで」とボソリと言う。
ウクは帰国したばかりのフヨンに車を貸していた。
そう、レッカー移動されてしまったあの車だ。
ウクは、根掘り葉掘りその訳を聞き出すと、「同級生に会って車を路上駐車した」と正直に答えるフヨン。
ウクは、こんな無愛想で何にも興味がないフヨンが、車を止めてまで会いたかった同級生は、ただの同級生じゃない…初恋の人か!と、大興奮。
照れたような顔をして黙ってしまうフヨン。
タイミング良く、話の途中で電話がかかってきて、席を外すフヨン。
電話はヘジだった。
ヘジの隣にはホンジュがいて会話を聞いていた。
ヘジは、フヨンが独身かどうか確認し、歓迎会に誘った。
ホンジュとサンピルが来ると聞き、フヨンは行くことに決めた。
大成功のハイタッチをするホンジュとヘジ。

ウクは、人付き合いが希薄なフヨンが、今夜、同窓会(歓迎会)に行くことに興味津々。
「例の初恋の人が来るのでは??」と興奮気味で質問攻め。

歓迎会は男子同級生のサンピルの店で行われることに。
初恋の相手フヨンに会えるため、張り切ってオシャレしてきたヘジは1番乗り。
店を切り盛りしているサンピルに「フヨンとうまくいくように協力してね!」と言った。
ついにフヨンがやって来た。
サンピルは久しぶりのフヨンを抱きしめ「生きてたか!10年も連絡をよこさないで!」と再会を喜んだ。
ヘジは「会えて嬉しい…」と照れながら握手を求めるが、フヨンはヘジだと分からない。
どうやらヘジは整形をして顔が“少し”変わったらしい。

ホンジュは、サンピルの店に向かう途中、街に貼ってあったポスターを見て忌々しい顔をする。
ポスターには“バン・ジュノ サイン会『島から来たあなた』”とある。
携帯が鳴り、ぺ社長から「キム監督の打ち上げに行けなくなったから、代わりに参加して」とメールが来た。
ホンジュはそれを読んで、来た道を引き返した。

サンピルは兵役中に料理の腕が開花。
母から貰った結婚資金で2年前に開業した。
ヘジは教師となり、母校のオボク高校で英語の教師をしている。
サンピルは店が忙しいので、フヨンとヘジの2人きり。
酔いも手伝って、クネクネかわいこぶってアピールするヘジ。
しかし、お酒に弱く、酔ってバタンと寝てしまった。

仕事関係の打ち上げに顔を出し、すぐに歓迎会の方に行こうと考えていたホンジュだったが、つかまってしまった。
さらに、ホンジュにとって何やら良くない関係がありそうなバン・ジュノも来ている。
ホンジュは気まずそうに顔を背ける。
しかし、ジュノがホンジュに気づき、近付いてきた。
そして、微笑んで「元気だった?」と声をかけた。

歓迎会は、ホンジュは来ず、ヘジは眠り、結局フヨンとサンピルで飲んでいた。
そこへホンジュがやって来た。
なぜかベロベロに酔っている。
ホンジュは、テーブルに突っ伏して寝ているヘジに覆いかぶさり、「おまたせ〜」とベタベタチュッチュし始める。
泥酔した女子2人の妙なノリにドン引きするフヨン。
サンピルはそんな女子2人の扱いに慣れており、女子2人もサンピルに気を遣っていない様子から、ホンジュ、ヘジ、サンピルは、今でもとても仲が良いことがうかがえる。
「仲がいいんだな」とつぶやくフヨン。
フヨンの滞在先とホンジュの家が同じ町であることから、フヨンはホンジュを家まで送っていくことに。
サンピルは「今度は黙って消えるなよ」とフヨンに釘を刺した。

家までの帰り道。
母校の前を通り、ホンジュはフヨンと初めて会った、バスから遅刻までの出来事を話し出す。
「初めて会ったあの時、バスを降りるのを手伝って肩を貸したでしょ?そのうえ1人で罪まで被った。無表情で薄情者で人間味もない頭でっかちの子供のような男。それがフヨンよ。」
散々な言われように、笑ってしまうフヨン。
ホンジュは「おかえり」と言って手を差し出し、2人は握手した。
高校時代、フヨンのかばんに入れた本『私のアバンギャルドな彼』にあった一節「初恋が特別なのは人生で一度きりだからだ」を受けて、ホンジュは「初恋は冷凍食品と同じ。凍らせておかないと鮮度を保てないの。絶対に解凍しちゃダメ。初恋の賞味期限が切れてしまうから。溶けたら二度と元には戻らない。だからあなたは初恋の人に会わないで。」と言った。

ホンジュの家は、フヨンの滞在先の屋上にある屋根部屋だった。
フヨンは笑った。
「まずいな、俺のは溶け始めたみたいだ…」

mokumokuw.hatenablog.com