「ワンダーフールズ」
各話のあらすじ ネタバレあり

第3話:ならず者と災いは群れをなす
前話はこちら↓
密漁漁船に瞬間移動したチェニは、船員に銃を向けられ、絶体絶命の大ピンチを迎えていた。
すると次の瞬間、チェニは廃墟に戻ってきた。
ウンジョンが廃墟を壊す様子を見ていたギョンフンは、突如現れたチェニにビックリ仰天。
チェニは、状況がよく分からないが、そこにいたウンジョンの肩をたたく。
すると驚いたウンジョンは、念力の能力でチェニを勢いよく吹っ飛ばしてしまった。
一部始終を見ていたフードを被った男は、仲間の元にもどり、
「3972だ、間違いない」と報告した。
この男は重力を操る能力者で、名前はパルホという。
パルホの仲間には、
洗脳の能力者であるジュラン
幻覚の能力者であるホラン
3人は、ウンジョンと同じ施設で育ち、ワンダー・キンダープロジェクトによって超能力者となった。
そして、3人が「父さん」と呼ぶ、ワンダー・キンダープロジェクトの主導者ハ・ウォンド博士だ。
彼らは永遠の救済教会という教団の裏で、ワンダー・キンダープロジェクトを再始動していたのだ。
ウンジョンに吹っ飛ばされたチェニは、ギョンフンに助けられて、ロビンの家で爆睡。
目を覚まし、自分に瞬間移動の能力があることを打ち明けた。
同じように、ロビンには怪力の能力が、ギョンフンには粘着の能力が現れていた。
ウンジョンは何者かに電話をかけ
「変種が現れました。原因を調べます。連絡下さい。」とメッセージを残した。
チェニはギョンフンから廃墟での出来事を聞き、市役所のウンジョンも超能力者であることを把握した。
その能力を使って殺されそうになったと知り、チェニは怒って市役所へ行き、ウンジョンを問い詰める。
ウンジョンはすっとぼけ、不法投棄場所の異臭の原因調査という口実で市役所を抜け出し、チェニから逃亡。
しかし、チェニ&ギョンフン&ロビンによって追いつかれ、車に拉致されてしまった。
祖母ジョンボクは、亡くなってしまったチェ院長の遺体確認。
現場にはジョンボク宛の遺書があったという。
遺書には
「ハ・ウォンド博士は無実です。彼は高名な学者でした。罪を犯したのはそちらです。博士に謝罪してください。」と書いてある。
<数日前>ーーー
チェ院長の邸宅に、ウォンドたちがやって来た。
ジュランの洗脳の能力によって、チェ院長は遺書を書かされ、「永遠の子はクンソン食堂にいる。キング様が知っている。」と自白させられ、そして、首を刺して自殺させられた。
ーーーーーーーー
<昔>ーーー
ヘソン市の児童養護施設で爆発火災事故が起きた。
鎮火後、警察が建物内を調べたところ、地下に実験室を発見した。
そこでは子供たちへの人体実験が行われていたことが分かった。
この施設の責任者は、再生治療が専門にハ・ウォンド博士。
子供たちへの非人道的な人体実験により逮捕された。
火災から救出されたほとんどの子供たちは保護されて治療を受けたが、ウンジョン、パルホ、ジュラン、ホランともう一人が保護を掻い潜り、施設から抜け出していた。
ーーーーーーー
警察は、永遠の救済教会が人を監禁していると通報を受け、確認にやってきた。
カルト教団とはあまり関わりたくないため、気乗りしない2人の警察官。
永遠の救済教会側、対応するのはホランだ。
ホランは能力を使って、警察官に幻覚を見せた。
実際は、おどろおどろしい地下実験施設を歩いているのに、警察官には自然豊かな美しい庭園に見えている。
監禁されているおじいさんも、人間の姿ではなくなっているボンパルおじさんも、警察官の目にはきれいな熱帯魚や美しい石像に見えていた。
この2人の警察官、先日、ウンジョンからの通報を受けて、不法投棄場所にやって来た2人だ。
そのうちの1人は、ギョンフン&ロビンを捕まえようと、異臭立ち込めるクレーターの底の水たまりに入っている。
その警察官は、なぜか汗が止まらいと言ってハンカチで拭き拭き。
しかしそれは汗でなく、ヌルヌルしたジェル状の液体だった。
チェニたちは、逃げるウンジョンを捕まえ、車に拉致。
超能力についての質問しまくるが、ウンジョンは相変わらずすっとぼける。
チェニ「粘着に怪力に瞬間移動。この力が何なのか教えて!教えてくれたら。廃墟で吹き飛ばした件は水に流してやる!さらに師匠と呼んであげる!」
それでも適当に受け流されるので、チェニは怒って、どこかわからない道の真ん中で、ウンジョンを車から下ろそうとした。
ウンジョンは、こんなところで下ろされたらたまったもんじゃないと、必死に抵抗。
揉み合っていると、そこへ、激しく蛇行運転するパトカーが向かってきた。
先ほど、永遠の救済教会を捜査した警察官2人組だ。
運転しているのはヌルヌルの汗を拭き拭きしている警察官なのだが、意識を失い、運転不能状態である。
その顔はヌルヌルのダルダルに皮膚が溶けたようになっている。
助手席のもう一人の警察官が必死にハンドルを持つが、パトカーはそのままガードレールを突っ切って横転してしまった。
一部始終を見ていたチェニたちは、急いで救出に向かう。
しかし、横転したパトカーからは火の手が広がり、近づくことができない。
チェニはそれでも必死に助け出そうとする。
ロビンが一生懸命に車を持ち上げようとするがなかなか浮かない。
離れたところから静観していたウンジョンは、バレないようにこっそり能力を使って車を浮かせ、救出を助けた。
ロビンは自分の怪力の能力で車を浮かせたんだと勘違いして充実感でいっぱいだったが、チェニにはバレていた。
チェニは、警察官を車から引っ張り出そうとするも、ヌルヌルだし、ゴムみたいに伸びるし、大苦戦。
それでもなんとか引きずり出し、2人の警察官を車外に出すことができた。
ギョンフンは火を消すための水を池に汲みに来た。
すると、水面に巨大な鯉のような生き物が泳いでいるのが見えて驚き、腰を抜かす。
チェニたちのもとに戻り、巨大鯉の話をするが誰も信じてくれない。
それどころか、ギョンフンは、話しながら何気に触れたパトカーと、トンと叩いたロビンの肩から手が離れなくなってしまった。
燃えるパトカーとくっついてしまったギョンフン&ロビン。
パトカーはどんどん炎に包まれ、今にも爆発しそう。
このままでは爆発に巻き込まれてしまう。
パニックのギョンフン&ロビン。
ウンジョンは能力を使い、ギョンフンの手がくっついた部分のシャツ破り、ロビンを離すことに成功した。
しかし、パトカーとギョンフンを離すことができない。
チェニは居ても立ってもいられずにギョンフンに駆け寄るが、瞬間移動してどこか行ってしまった。
ギョンフンは
「なんで、こんな時に限って役立たずのロビンしかいないんだよ〜〜!!!」と泣き叫ぶ。
ロビンは、バカにされて腹が立ち、怒りのままにギョンフンの腕を引っ張った。
すると、ギョンフンは車の鉄板ごと引き剥がれた。
ロビンはそのままギョンフンを担いで遠くへ逃げる。
その瞬間、ウンジョンは、能力を使って燃える車を、みんなから離れた所へ吹っ飛ばした。
するとチェニが戻ってきた。
チェニは、すでに解決したこの状況を見て、みんなで力を合わせて救出できたことに大満足。
「私達ってすごくない!?」と満面の笑み。
祖母ジョンボクは、探偵ジュンモにチェ院長の件を調べさせていた。
防犯カメラはあるのだが、当時の映像は抜き取られているため、何も分からない。
しかも、指紋が一切なく、警察も頭を抱えているとのこと。
ジュンモは祖母ジョンボクに、
「しばらくどこかに隠れていたほうがいい。これでもう4人目ですし。」と助言する。
警察官を救出したことで報奨金が貰えるかもしれないと、チェニたちは大盛り上がり。
しかし、ウンジョンは冷めており、
「超能力のことは各自で対処を。僕にできることは何もありませんから。関わりたくないし。」と突き放した。
むくれるチェニ。
市役所に戻ったウンジョンは、思うことがあって資料室へ。
「ヘソン市排水計画図」のファイルを見る。
不法投棄場所のクレーターの底にたまっていた水たまり。
チェニも、ギョンフンも、ロビンも、ヌルヌルの警察官も、みんなその水たまりに落ちてから異変が現れた。
ウンジョンは、あの場所にたまっている水が、どこから流れてきたのか辿ってみた。
すると、永遠の救済教会から流れ出ていることが分かった。
チェニたちは、報奨金を貰わないといけないので、警察官2人に会いに搬送されたヘソン病院へやって来た。
しかし、病院で聞いても、警察官2人は搬送されていないと言う。
警察に電話をかけて確認すると、チェニが通報した記録や事故の報告もないというのだ。
では、チェニの通報を受けて事故現場に駆けつけた救助隊は一体誰なのか?
警察官2人はどこへ搬送されたのか?
ギョンフン「これを知られたくないヤツが連れ去ったんだ。」
チェニ「つまり私達もさらわれるってこと?」
ロビン「俺たちもどこかに連れて行かれて解剖されるとか!?」
なかったことにされているこの状況に、3人は怯えだす。
ウンジョンのもとにパルホがやって来た。
パルホ「イ・ウンジョンさん、なぜヘソン市へ?」
ウンジョン「公務員だから移動命令に従っただけ。」
パルホ「まさか、父さんが来いと?」
ウンジョン「父さん…?あんなことをされたのに?」
パルホ「父さんは俺を変えてくれた。弱くて役立たずで見捨てられていた4885をキム・パルホにね。俺を必要としてくれて強くしてくれた。」
ウンジョン「お前を怪物にして利用しただけ。あの時も、そして今も。何かを企んでいるようだがあえて聞かない。興味もないし関わりたくもないから。だが、次々と変種を作るのはやめた方がいい。」
パルホ「心配するな。不良品は密かに回収してる。この世を浄めるためだ。」
ウンジョン「お前も僕も彼らと同じ不良品だ。だろ?」
パルホ「いいや!俺らは違う!ワンダー・キンダーだろ!?失敗作じゃない!奇跡の子なんだ!」
ウンジョン「…帰れ。二度と会いに来るな。関わりたくない。」
ウンジョンは、諸々気になるが、関わっていい事はないので、「もう考えない、関わるまい」と自分に言い聞かせ、市役所の仕事にはげむ。
1人でパーティションの設営をしていると、チェニがやって来た。
ため息をつくウンジョン。
チェニは助けた警察官が消えてしまったことを報告。
チェニ「私達も拷問されたり解剖されたりするの!?」
ウンジョン「捕まりたくないなら黙っていては?目立ちすぎですよ!」
チェニ「この力は期間限定?この力が消えたら、私はまた病気に?」
ウンジョンは、こんなにハチャメチャなチェニなのに、病気を抱え、死に怯えていたことを知る。
ウンジョン「…ワンダー・キンダーを?」
チェニ「ワンダー・チキン?なにそれ?遺伝子組換えの鶏?」
そんな話をしていると、ウンジョンの同僚のナヨンがやって来た。
聞かれてはまずいので、ウンジョンは身を隠し、喋り続けるチェニの口を塞いだ。
チェニはウンジョンを思いっきりビンタ、ウンジョンのメガネが吹っ飛んだ。
メガネが落ちたことでナヨンに居場所がバレてしまったが、チェニは瞬間移動で消えて事なきを得た。
しかし、次の瞬間、ナヨンの背後にチェニが戻ってきてしまう。
ナヨンはウンジョンのことが好きなようで、ウンジョンしか眼中にない。
ウンジョンは「ここはいいから一緒に掃除をしましょう」誘い、ナヨンを別の場所へと誘導。
自身の能力も使ってピンチをしのいだ。
チェニは、ウンジョンの能力で宙に浮いたことに大感動。
「すごい力を持ってるんだね!師匠!」とウンジョンを気に入ってしまった。
ウンジョンは、能力は期間限定ではないので、病気で死ぬことはないと告げた。
チェニは、病気で死なないと分かり、嬉しくてごきげんにスキップで市役所を後にした。
ウンジョンはそんなチェニを見て微笑む。
しかし、パルホがチェニを尾行しているのが見え、顔色が変わる。
パルホは浮かれて帰路につくチェニを、能力を使って殺そうとする。
しかし、すぐにウンジョンが駆けつけてそれを阻止。
パルホ「まさか不良品の味方か?」
ウンジョン「そうだ」
ウンジョンはチェニに電話をかけて「清掃活動に参加を。仲間が必要で。」と言った。
チェニは、師匠から仲間として必要とされたことが嬉しい、しかも市役所の仕事だ。
「すぐ行く!」と言って、張り切って来た道を戻って行った。
ウンジョンは、チェニを市役所で働かせ、自分の近くに置くことで、パルホたちから守ることにした。
チェニは、市役所に就職できると大はしゃぎ。
祖母ジョンボクに電話をかけてその旨を伝え、証人として横にいたウンジョンに電話をかわる。
祖母ジョンボクは嬉しくて、その場で小躍り。
ルンルンで食堂に戻った祖母ジョンボクを待ち構えていたのは、ウォンドたちだ。
祖母ジョンボクは、笑顔から一気に怖い顔に。
ウォンド「お元気そうですね、キング様」